JPH0449619Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、Ｘ線撮影装置のＸ線速写装置に係
り、さらに詳しくは、１チヤンネル２サイズ以上
の多サイズのフイルムを搬送するフイルム搬送機
構を備えたカセツテレス形Ｘ線速写装置に関する
ものである。

Ｘ線速写装置においては、フイルム交換作業時
の時間を短縮できる等の利点を有することから、
多数枚のフイルムを収納したフイルム供給マガジ
ンをセツトし、それよりフイルムを１枚単位で引
き出し、ローラ機構を介してフイルムホルダーに
収容し、そのフイルムホルダーを撮影位置まで移
送し、Ｘ線撮影した後に、再びフイルムホルダー
を引戻し、そのフイルムホルダーから撮影済みの
フイルムを引出して用意したフイルム収納マガジ
ンに収納するという、いわゆるカセツテレス形の
Ｘ線速写装置がある。

しかしながら、従来のこの種のＸ線速写装置に
は次に述べるような欠点がある。すなわち、１チ
ヤンネル多サイズのフイルム搬送機構を備えたカ
セツテレス形Ｘ線速写装置の場合、未撮影のフイ
ルムを収納するフイルム供給マガジンは、フイル
ムサイズ毎に複数種類あり、また、撮影済みのフ
イルムを収納するフイルム収納マガジンはフイル
ムサイズ最大のものを収納可能な共用マガジンが
セツトされるのが一般的である。そして、小サシ
ズのフイルムを搬送するローラ群（小サイズフイ
ルム搬送ローラ群）と大サイズのフイルムを搬送
するローラ群（大サイズフイルム搬送ローラ群）
とがフイルム搬送経路途中に設けられている。

このようなフイルム搬送機構において、大サイ
ズのフイルムを搬送する場合、小サイズフイルム
搬送ローラ群が大サイズフイルム上に位置するた
め、その小サイズフイルム搬送ローラ群によつて
大サイズフイルム面に傷を付けたり、スタツチツ
クを発生させたりし、良好な大サイズフイルムの
搬送が行なえない。このため、大サイズフイルム
の搬送時には、小サイズフイルム搬送ローラ群を
大サイズフイルム搬送経路から退避させる構成と
している。

このような構成においては、フイルムホルダー
中にフイルムが入つている状態で、それとは異な
つたサイズのフイルムを収納したフイルム供給マ
ガジンに差し換えた場合、前述フイルム搬送機構
も切り換わる。このため、先にフイルムホルダー
内に入つているフイルムが排出されなくなつたり
（フイルムホルダーに小サイズフイルムが残つた
状態で大サイズフイルム供給マガジンに差し換え
られ、小サイズフイルム搬送ローラ群が退避して
しまつた場合）、フイルムに傷を付けたりするこ
とがある（フイルムホルダーに大サイズフイルム
が残つた状態で小サイズフイルム供給マガジンに
差し換えられ、小サイズフイルム搬送ローラ群が
フイルム搬送経路に位置付けされてしまつた場
合）。そこで、必ずフイルムホルダーからフイル
ムを取り出し、空の状態にした後でないとフイル
ム供給マガジンの差し換えができないようにして
いる。そのため、撮影時におけるフイルムの交換
作業に手間がかかつた。また、フイルムを自動送
り、自動収納している場合には一度自動送りを解
除してからでないと上述したようなフイルム供給
マガジンの差し換えができない等、非常に操作性
の悪いものであつた。

本考案は、前述した従来技術の問題点に鑑みな
されたものであつて、フイルムホルダー内にフイ
ルムが入つている状態にあつても、また、その
際、フイルム送りが自動送り状態にあつても、フ
イルムホルダーに入つているフイルムのサイズと
は異なつたサイズのフイルムを収納したフイルム
供給マガジンに任意に差し換えることができ、操
作性の良好なカセツテレス形Ｘ線速写装置を提供
することにある。

本考案の特徴は、収納されるフイルムのサイズ
に応じた複数種類サイズのフイルム供給マガジン
が選択使用可能で、選択使用されたフイルム供給
マガジンに収納されたフイルムのサイズに応じた
フイルム搬送機構を経てそのフイルム供給マガジ
ンからのフイルムがフイルムホルダーに入れら
れ、Ｘ線撮影後にそのフイルムホルダーから撮影
済みフイルムを引き出し、そのフイルムを前記フ
イルム搬送機構を経てフイルム収納マガジンに収
納すべく構成されたカセツテレス形Ｘ線速写装置
において、 選択使用されたフイルム供給マガジンのサイズ
の検出により前記フイルムホルダーに入れられる
フイルムのサイズを検出、記憶する第１検出、記
憶回路と、選択使用されたフイルム供給マガジン
に収納されたフイルムがフイルムホルダーに入れ
られたか否か及びフイルムホルダーに入れられた
フイルムがそのフイルムホルダーから前記フイル
ム収納マガジンに収納されたか否かを検出、記憶
する第２検出、記憶回路とを備え、 フイルム供給マガジンが差し換えられた場合
に、その差し換えられたフイルム供給マガジンに
収納されたフイルムのサイズを前記第１検出、記
憶回路で検出し、 その際、前記フイルムホルダーに入れられたフ
イルムが前記フイルム収納マガジンに収納されて
いないことが前記第２検出、記憶回路で検出さ
れ、かつそのフイルムホルダーに残されたフイル
ムのサイズと、前記第１検出、記憶回路で検出さ
れた差し換え後のフイルム供給マガジンに収納さ
れたフイルムのサイズとが異なることが前記第１
検出、記憶回路で検出されたときには、 前記フイルムホルダーに残されたフイルムが前
記フイルム収納マガジンに収納されるまでは、そ
のフイルムのサイズに応じたフイルム搬送機構を
を経てフイルム収納マガジンにフイルム収納さ
せ、その後に、差し換え後のフイルム供給マガジ
ンに収納されたフイルムサイズに応じたフイルム
搬送機構を経て、フイルム供給マガジンからフイ
ルム収納マガジンに至るフイルム搬送を可能にフ
イルム搬送機構を切換制御するフイルム搬送機構
切換制御回路を、 設けたことにある。

以下、添付図面に従つて本考案の一実施例を詳
述する。第１図は本考案によるカセツテレス形Ｘ
線速写装置の要部、すなわち、フイルム供給マガ
ジンから引き出した未撮影フイルムをフイルムホ
ルダーに収納し、あるいはフイルムホルダーに収
納された撮影済みフイルムをフイルム収納マガジ
ンに排出、収納する機構（フイルム搬送機構）の
一例を示す斜視図である。この第１図において、
１は未撮影のフイルムを多数枚収納したフイルム
供給マガジン（以下、単に供給マガジンともい
う）、２はその供給マガジン１の下面部に装着さ
れる撮影済みのフイルムを収納する大、小フイル
ムサイズ共用のフイルム収納マガジン（以下、単
に収納マガジンともいう）、３は供給マガジン１
に突設した突起であつて、その供給マガジンのサ
イズ（収納フイルムサイズ）に対応した位置に突
設してある。４はその突起３と係合して所定サイ
ズのフイルム供給マガジン、ここでは小サイズフ
イルム供給マガジン１がセツトされていることを
検出するためのマイクロスイツチ、５は同様に別
サイズのフイルム供給マガジン、ここでは大サイ
ズフイルム供給マガジン（図示せず）がセツトさ
れた際に作動するマイクロスイツチである。６
ａ，６ｂは供給マガジン１内のフイルム７を１枚
ずつ吸着し、後述第１搬送ローラまで運ぶための
パツド、８はパツド６ａ，６ｂに吸着力を与える
真空ポンプモータである。９ａ，９ｂ，９ｃはパ
ツド６ａ，６ｂによる吸着で引き出されたフイル
ム７を搬送するための第１フイルム搬送ローラ、
１１はフイルムホルダー、１２ａ，１２ｂ，１２
ｃは第１フイルム搬送ローラ９ａ，９ｂ，９ｃに
よつて送られてきたフイルム７をフイルムホルダ
ー１１側に送るための第２フイルム搬送ローラで
ある。１３ａ，１３ｂ，１３ｃは第２フイルム搬
送ローラ１２ａ，１２ｂ，１２ｃによつて送られ
てきたフイルム７をフイルムホルダー１１に収
納、あるいはフイルムホルダー１１に入つている
撮影済みフイルムを排出させるための第３フイル
ム搬送ローラ、１４ａ，１４ｂ，１４ｃは第３フ
イルム搬送ローラ１３ａ，１３ｂ，１３ｃによつ
て送られてきた撮影済みフイルム７を収納マガジ
ン２側に送るための第４フイルム搬送ローラ、１
５ａ（図示省略），１５ｂ，１５ｃは第４フイルム
搬送ローラ１４ａ，１４ｂ，１４ｃによつて送ら
れてきたフイルム７を収納マガジン２に排出、収
納させるための第５フイルム搬送ローラである。

ここで、添字ｂの付された符号のフイルム搬送
ローラ（フイルム搬送ローラ群）は小サイズフイ
ルムを搬送するフイルム搬送機構（小サイズフイ
ルム搬送機構）を構成し、添字ｃの付された符号
のフイルム搬送ローラ（フイルム搬送ローラ群）
は大サイズフイルムを搬送するフイルム搬送機構
（大サイズフイルム搬送機構）を構成し、各々添
字ａの付された符号の大、小サイズ共用のフイル
ム搬送ローラ（大、小サイズ共用フイルム搬送ロ
ーラ群：大、小サイズ共用フイルム搬送機構）と
で小サイズフイルム又は大サイズフイルムを搬送
（供給マガジン１からフイルムホルダー１１へ、
あるいはフイルムホルダー１１から収納マガジン
２へと搬送）する。この場合、上記小サイズフイ
ルム搬送機構（小サイズフイルム搬送ローラ群：
フイルム搬送ローラ９ｂ，１２ｂ，１３ｂ，１４
ｂ，１５ｂ）は、フイルムホルダー１１が空の状
態で供給マガジン１が小サイズフイルム用から大
サイズフイルム用に差し換えられると、フイルム
搬送方向に対して直角方向、例えば図中上方に移
動し、フイルム搬送経路から退避させられる。１
０はその退避をさせるモータ（小サイズフイルム
搬送機構（小サイズフイルム搬送ローラ群）退避
用モータ）である。１７は供給マガジン１から引
き出したフイルム（未撮影フイルム）が通過した
か否か、換言すればフイルムがフイルムホルダー
１１に収納されたか否かを検出するマイクロスイ
ツチ（フイルム供給検出用マイクロスイツチ）、
１８は撮影済みフイルムが通過したか否か、換言
すれば撮影済みフイルムがフイルムホルダー１１
から取り出されて収納マガジン２に排出、収納さ
れたか否かを検出するマイクロスイツチ（フイル
ム排出検出用マイクロスイツチ）である。

第２図は本考案によるカセツテレス形Ｘ線速写
装置の要部であるフイルム搬送機構の切換制御回
路の一例を示す図で、この第２図において第１図
と同一符号は同一又は相当部分を示す。その他、
第２図において、１９はマイクロスイツチ１７又
は１８の閉成時にパルスを発生するパルス発生回
路である。２０はマイクロスイツチ１７閉成時に
発生するパルス発生回路１９からのパルス受けて
コイル２０Ｓが、又はマイクロスイツチ１８閉成
時に発生するパルス発生回路１９からのパルス受
けてコイル２０Ｒが、各々励磁される記憶リレー
である。この記憶リレー２０の接点２０Raは、
コイル２０Ｓが励磁されると開状態となり、コイ
ル２０Ｒが励磁されるまで開状態を保持（フイル
ムホルダー１１にフイルムが入つていることを記
憶）し、コイル２０Ｒが励磁（撮影済みフイルム
がフイルムホルダー１１から収納マガジン２に排
出、収納）されると閉状態となり、その後、コイ
ル２０Ｓが励磁されるまで閉状態を保持（記憶）
する。２１はマイクロスイツチ４閉成時にコイル
２１Ｓが、又はマイクロスイツチ５閉成時にコイ
ル２１Ｒが、各々励磁される記憶リレーである。
この記憶リレー２１の接点２１Ra１，２１Ra２
は、各々コイル２１Ｓが励磁されると開状態とな
り、コイル２１Ｒが励磁されるまで開状態を保持
（記憶）し、コイル２１Ｒが励磁されると閉状態
となり、その後、コイル２１Ｓが励磁されるまで
閉状態を保持する（記憶）。接点２１Sa１，２１
Sa２は、上記接点２１Ra１，２１Ra２の場合と
は逆動作するものである。

第１図及び第２図において、Ｘ線撮影に際し、
小サイズフイルム用の供給マガジン１がセツトさ
れると、小サイズフイルム供給マガジンセツト検
出用のマイクロスイツチ４が閉じる。この時、前
記撮影時のフイルムがフイルムホルダー１１に残
つておらず、空の状態であるとすると、フイルム
排出検出用マイクロスイツチ１８が前回撮影時の
最終撮影時の撮影済みフイルムの収納マガジン２
への収納の際に閉成され、パルス発生回路１９よ
りのパルスで記憶リレー２０のコイル２０Ｒが励
磁されて接点２０Raが閉状態を保持しているこ
とになる。したがつてマイクロスイツチ４の上記
閉成により、即時に、記憶リレー２１のコイル２
１Ｓに直流電圧を印加して励磁し、接点２１Sa
１，２１Sa２を閉じ、供給マガジン１に収納さ
れている小サイズフイルムを搬送動作させる。す
なわち、真空ポンプモータ８及び小サイズフイル
ム搬送機構退避用モータ１０を作動させ、小サイ
ズフイルムをパツド６ａ，６ｂに吸着して小サイ
ズフイルム搬送機構（小サイズフイルム搬送ロー
ラ群）を経てフイルムホルダー１１へ収納させ
る。そして、撮影後にはフイルムホルダー１１の
撮影済みフイルムを小サイズフイルム搬送機構
（小サイズフイルム搬送ローラ群）を経て収納マ
ガジン２に排出、収納させる。なお、上記小サイ
ズフイルム搬送機構退避用モータ１０の作動と
は、前回撮影時のフイルムも小サイズフイルムで
あつたときは小サイズフイルム搬送機構は退避状
態にあるので非動作を意味し、大サイズフイルム
であつたときは退避動作を意味する。

さて、上記小サイズフイルムでの撮影終了時
に、フイルムホルダー１１に小サイズフイルムが
残つているとする。このことは、フイルム供給検
出用マイクロスイツチ１７が閉成された（記憶リ
レー２０のコイル２０Ｓが励磁されて接点２０
Raが開状態となつた）が、その後、フイルム排
出検出用マイクロスイツチ１８が閉成されず、記
憶リレー２０の接点２０Raが開状態を保持して
いることを意味する。また記憶リレー２１の接点
についても、接点２１Sa１，２１Sa２が閉状態
を保持していることになる。

この状態で、大サイズフイルムによる撮影をす
るために大サイズフイルム用の供給マガジン１が
差し換えセツトされると、大サイズフイルム供給
マガジンセツト検出用のマイクロスイツチ５が閉
じる。しかし、上記のように記憶リレー２０の接
点２０Raが開状態を保持しているので記憶リレ
ー２１のコイル２１Ｒは励磁されず、接点２１
Sa１，２１Sa２の閉状態が更に保持される。し
たがつて、小サイズフイルム搬送機構は退避され
ず、フイルムホルダー１１に残つている小サイズ
フイルムは、手動排出操作により、又は撮影指令
によりフイルムホルダー１１に収納されたまま撮
影位置に移動し撮影された後、小サイズフイルム
搬送機構を経て収納マガジン２に正常に排出、収
納される。

小サイズフイルムが小サイズフイルム搬送機構
を経て収納マガジン２に排出、収納されると、そ
の際、フイルム排出検出用マイクロスイツチ１８
が閉成され、パルス発生回路１９よりのパルスで
記憶リレー２０のコイル２０Ｒが励磁されて接点
２０Raが閉状態になる。したがつて、この時点
から記憶リレー２１のコイル２１Ｒに直流電圧が
印加されて励磁され、接点２１Ra１，２１Ra２
を閉じ、供給マガジン１に収納されている大サイ
ズフイルムを搬送動作させる。すなわち、真空ポ
ンプモータ８を作動させると共に、小サイズフイ
ルム搬送機構退避用モータ１０を作動させて小サ
イズフイルム搬送機構を退避させ、大サイズフイ
ルムをパツド６ａ，６ｂに吸着して大サイズフイ
ルム搬送機構（大サイズフイルム搬送ローラ群）
を経てフイルムホルダー１１へフイルム面を傷付
けることなく収納させる。そして、撮影後にはフ
イルムホルダー１１の撮影済みフイルムを大サイ
ズフイルム搬送機構（大サイズフイルム搬送ロー
ラ群）を経て収納マガジン２にフイルム面を傷付
けることなく排出、収納させる。

大サイズフイルムでの撮影終了時に、フイルム
ホルダー１１に大サイズフイルムが残つている状
態で、小サイズフイルムによる撮影をするために
小サイズフイルム用の供給マガジン１が差し換え
セツトされた場合には、上述とは逆の動作を経
て、フイルムホルダー１１に残つている大サイズ
フイルムを小サイズフイルム搬送機構を退避させ
た状態のまま、大サイズフイルム搬送機構を経て
収納マガジン２に排出、収納させる。したがつ
て、大サイズフイルムを小サイズフイルム搬送機
構によつて傷付けることはない。そして、大サイ
ズフイルムを収納マガジン２に収納させた後に小
サイズフイルム搬送機構をフイルム搬送経路に位
置付け、小サイズフイルム用の供給マガジン１か
らの小サイズフイルムの搬送を行なう。

以上述べたように本考案によれば、供給マガジ
ンが差し換えられたときに、前回撮影時のフイル
ムがフイルムホルダーに残つており、そのフイル
ムのサイズが、差し換えられた供給マガジンのフ
イルムのサイズとは異なる時には、フイルムホル
ダーに残されたフイルムが収納マガジンに収納さ
れるまでは、そのフイルムのサイズに応じたフイ
ルム搬送機構を経て収納マガジンにフイルム収納
させ、その後に、差し換え後の供給マガジンに収
納されたフイルムサイズに応じたフイルム搬送機
構を経て、供給マガジンから収納マガジンに至る
フイルム搬送を可能にフイルム搬送機構を切換制
御するようにしたので、フイルムホルダーにフイ
ルムが残つている状態でも、また、その際、フイ
ルム送りが自動送り状態にあつても、前回撮影時
に使用した供給マガジンのサイズに注意を払うこ
となく任意のサイズの供給マガジンに差し換える
ことができ、操作性を大幅に向上することができ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の要部の一例を示す斜視
図、第２図は本考案装置の要部の一例を示す回路
図である。 １……供給マガジン、２……収納マガジン、３
……突起、４……小サイズフイルム供給マガジン
セツト検出用のマイクロスイツチ、５……大サイ
ズフイルム供給マガジンセツト検出用のマイクロ
スイツチ、６ａ，６ｂ……パツド、７……フイル
ム、８……真空ポンプモータ、９ａ，９ｂ，９ｃ
……第１フイルム搬送ローラ、１０……小サイズ
フイルム搬送機構退避用モータ、１１……フイル
ムホルダー、１２ａ，１２ｂ，１２ｃ……第２フ
イルム搬送ローラ、１３ａ，１３ｂ，１３ｃ……
第３フイルム搬送ローラ、１４ａ，１４ｂ，１４
ｃ……第４フイルム搬送ローラ、１５ｂ，１５ｃ
……第５フイルム搬送ローラ、９ａ，１２ａ，１
３ａ，１４ａ……大、小サイズ共用のフイルム搬
送機構（大、小サイズ共用フイルム搬送ローラ
群）、９ｂ，１２ｂ，１３ｂ，１４ｂ，１５ｂ…
…小サイズフイルム搬送機構（小サイズフイルム
搬送ローラ群）、９ｃ，１２ｃ，１３ｃ，１４ｃ，
１５ｃ……大サイズフイルム搬送機構（大サイズ
フイルム搬送ローラ群）、１７……フイルム供給
検出用マイクロスイツチ、１８……フイルム排出
検出用マイクロスイツチ、１９……パルス発生回
路、２０，２１……記憶リレー、４，５，２１，
２０Ra……第１検出、記憶回路、１７〜２０…
…第２検出、記憶回路。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 収納されるフイルムのサイズに応じた複数種類
   サイズのフイルム供給マガジンが選択使用可能
   で、選択使用されたフイルム供給マガジンに収納
   されたフイルムのサイズに応じたフイルム搬送機
   構を経てそのフイルム供給マガジンからのフイル
   ムがフイルムホルダーに入れられ、Ｘ線撮影後に
   そのフイルムホルダーから撮影済みフイルムを引
   き出し、そのフイルムを前記フイルム搬送機構を
   経てフイルム収納マガジンに収納すべく構成され
   たカセツテレス形Ｘ線速写装置において、 選択使用されたフイルム供給マガジンのサイズ
   の検出により前記フイルムホルダーに入れられる
   フイルムのサイズを検出、記憶する第１検出、記
   憶回路と、選択使用されたフイルム供給マガジン
   に収納されたフイルムがフイルムホルダーに入れ
   られたか否か及びフイルムホルダーに入れられた
   フイルムがそのフイルムホルダーから前記フイル
   ム収納マガジンに収納されたか否かを検出、記憶
   する第２検出、記憶回路とを備え、 フイルム供給マガジンが差し換えられた場合
   に、その差し換えられたフイルム供給マガジンに
   収納されたフイルムのサイズを前記第１検出、記
   憶回路で検出し、 その際、前記フイルムホルダーに入れられたフ
   イルムが前記フイルム収納マガジンに収納されて
   いないことが前記第２検出、記憶回路で検出さ
   れ、かつそのフイルムホルダーに残されたフイル
   ムのサイズと、前記第１検出、記憶回路で検出さ
   れた差し換え後のフイルム供給マガジンに収納さ
   れたフイルムのサイズとが異なることが前記第１
   検出、記憶回路で検出されたときには、 前記フイルムホルダーに残されたフイルムが前
   記フイルム収納マガジンに収納されるまでは、そ
   のフイルムのサイズに応じたフイルム搬送機構を
   を経てフイルム収納マガジンにフイルム収納さ
   せ、その後に、差し換え後のフイルム供給マガジ
   ンに収納されたフイルムサイズに応じたフイルム
   搬送機構を経て、フイルム供給マガジンからフイ
   ルム収納マガジンに至るフイルム搬送を可能にフ
   イルム搬送機構を切換制御するフイルム搬送機構
   切換制御回路を、 具備することを特徴とするカセツテレス形Ｘ線速
   写装置。