JP3393709B2 - X線速写装置 - Google Patents

X線速写装置

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/548Remote control of the apparatus or devices

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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はX線速写装置、特に遠隔
操作式X線透視撮影システム(装置)の透視撮影台にお
けるX線速写装置に係わり、フィルムホルダへのフィル
ム(X線フィルム)の搬入出技術に適用して有効な技術
に関する。 【0002】 【従来の技術】X線を利用した医用検査システムの一つ
として、透視撮影台の速写装置内に多数枚のフィルムを
あらかじめセットしてX線透視撮影を行う遠隔操作式X
線透視撮影システムが使用されている。カセッテレス遠
隔操作式透視撮影システムについては、朝倉書店発行
「最近の医用画像診断装置」1988年6月25日発行、P56
に記載されている。 【0003】図6はカセッテレス式X線速写装置(X線
速写装置1)の概略図を示したものである。X線速写装
置1には、未撮影のフィルム2が供給マガジン3にセッ
トされる。このフィルム2は、吸着パッド4で一枚づつ
取り出され、搬送ローラ5a,5bによって撮影待機位
置Aに待機するフィルムホルダ6に搬入(ローディン
グ)される。また、図示しないX線照射釦を押すと、前
記フィルムホルダ6が左側に移動して撮影位置Bで停止
し、この位置でX線照射撮影が行われる。撮影後、フィ
ルムホルダ6は再び準備位置Aに戻される。準備位置に
戻ったフィルムホルダ6からは、フィルム2が搬出され
かつ搬送ローラ5b,5c,5dによって収納マガジン
7に収納される。なお、搬送ローラ5a,5b,5c,
5dによって搬送されるフィルム2は、一対の平行に延
在するガイド板によって形成される搬送路8内を通って
移動する。前記搬送路8は、撮影待機位置A側では1本
になっているが、途中で二股に別れて一方は供給用搬送
路8bを構成し、他方は収納用搬送路8cを構成してい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】カセッテレス式X線速
写装置において、フィルムの搬送トラブルは、フィルム
を供給マガジンから一枚ずつ取り出す際、あるいは撮影
待機位置のフィルムホルダに確実にフィルムを搬入,搬
出する際起き易い。 【0005】後者のフィルムホルダへのフィルムの搬入
出時の搬送トラブルは、以下の理由によるものと推察さ
れる。 【0006】前記フィルムを搬送する搬送ローラは、駆
動ローラと従動ローラとからなり、これらのローラ間に
フィルムを挟み、かつ駆動ローラの回転によってフィル
ムを搬送する。従来、前記従動ローラはバネで支持され
る構造となっていることから、フィルムが駆動ローラと
従動ローラとの間に割り込んで来た場合、従動ローラが
前記バネの復元力に抗して後退(退避)してフィルムを
受け入れる。撮影待機位置寄りの搬送ローラ、以下、特
にこの搬送ローラを搬入出用ローラとも称するが、この
搬入出用ローラはフィルムの片側にのみ対面する配置構
造となり、フィルムホルダからフィルムを搬出する際確
実に搬出できない現象が生じる。 【0007】フィルムホルダには、フィルムの両面にそ
れぞれ接触する増感紙が内蔵されていることと、フィル
ムの表面には感光剤が設けられていることから、フィル
ムが前記増感紙に張り着き易くなる。特に、X線撮影の
撮影時間は数秒から十数分にまで及ぶ。特に撮影時間が
長くなる場合は、フィルムと増感紙との密着性がより高
くなり、フィルムの片隅を搬入出用ローラで引っ張るだ
けの従来の構造では、確実にフィルムを搬出できなくな
る場合がある。 【0008】また、搬入出用ローラによってフィルムホ
ルダにフィルムを搬入する際、フィルムホルダが開いて
いない場合、フィルムが搬入できないトラブルが発生す
る。これは、フィルムホルダの開閉動作を行う駆動源
と、搬入出用ローラの駆動源が異なるため、調整が不十
分である場合、微妙なタイミングのずれによってフィル
ムの搬入出不良が生じる。フィルムの搬入時、フィルム
ホルダが閉じた状態の場合は、フィルム先端部分が折れ
たり、フィルム搬送にずれを生じ、フィルムホルダ内に
収納されたフィルムの位置にずれを生じる。 【0009】また、従来装置は、フィルムホルダを開閉
する駆動機構と、搬送ローラのフィルム挟持・退避動作
を行う駆動機構は別構造となっていることから、部品点
数が多くなる。また、このことは、装置製造コスト低減
の妨げとなっている。 【0010】本発明の目的は、フィルムホルダから確実
にフィルムを搬出できるX線速写装置を提供することに
ある。 【0011】本発明の他の目的は、フィルムホルダへの
フィルムの搬入出を正確に行えるX線速写装置を提供す
ることにある。 【0012】本発明の他の目的は、X線速写装置の製造
コストの低減が達成できるX線速写装置を提供すること
にある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明のX線速写装置
は、撮影待機位置と撮影位置間を往復移動するとともに
内部にフィルムを収納する開閉自在のフィルムホルダ
と、前記撮影待機位置においてフィルムホルダにフィル
ムを搬入するとともに搬出する駆動ローラと従動ローラ
とからなる搬入出用ローラと、を有するX線速写装置に
おいて、前記搬入出用ローラをフィルムの両側に配設す
るとともに、前記両側の従動ローラを同一の従動軸に固
定し、かつ前記従動軸のフィルム挟持・退避動作および
フィルムホルダの開閉動作は同一の回転軸に別々に固定
されたカムに係合する別々のレバーによって同期的に動
作するように構成されている。 【0014】 【作用】本発明のX線速写装置は、撮影待機位置寄りの
搬入出用ローラがフィルムの両側に配置されかつ搬入出
用ローラの駆動ローラは同一の軸に固定されて回転す
る。この結果、フィルムの搬送力が強くなり、たとえ
ば、フィルムホルダ内においてフィルムと増感紙との密
着性が高くなっても、その密着力に抗してフィルムを確
実に搬出することができる。 【0015】本発明のX線速写装置は、前記フィルムを
収納するフィルムホルダの開閉動作と、前記撮影待機位
置に寄りの搬入出用ローラの従動軸のフィルム挟持・退
避動作は、同一の回転軸に別々に固定されたカムに係合
する別々のレバーによって同期的に動作するように構成
されていることから、搬入出用ローラによるフィルムの
搬入時にはフィルムホルダが同期して開き、搬入出用ロ
ーラによるフィルムホルダからのフィルムの搬出時には
フィルムホルダは同期して開くため、フィルムホルダへ
のフィルムの搬入出を正確に行うことができる。 【0016】本発明のX線速写装置においては、フィル
ムホルダの開閉動作および搬入出用ローラにおける従動
軸のフィルム挟持・退避動作は、同一の回転軸に別々に
固定されたカムに係合される別々のレバーによって動作
するように構成されていることから、部品点数の低減が
図れ、X線速写装置の製造コストの低減が達成できる。 【0017】 【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例によるX線速写装
置におけるフィルム搬送機構を示す模式的断面図、図2
は本実施例のフィルム搬送機構の要部を示す模式的平面
図、図3は同じくフィルム搬送機構の要部を示す模式的
正面図、図4は同じくフィルムホルダ開閉機構の要部を
示す模式図、図5は本実施例のフィルム搬送機構が組み
込まれたX線透視撮影装置の概要を示す正面図である。 【0018】本発明のX線速写装置を説明する前に、本
発明のX線速写装置が組み込まれるオーバテーブル式X
線透視撮影装置について、図5を参照しながら簡単に説
明する。X線透視撮影装置は、基台10に回転自在の支
持枠11を有している。この支持枠11の上方には、被
検者12を載せるテーブル13とX線管14が設けられ
ている。前記テーブル13と支持枠11の間に、本発明
のX線速写装置1が組み込まれて構成されている。ま
た、前記支持枠11の下面側にはイメージインテンシフ
ァイヤ15が設けられている。このイメージインテンシ
ファイヤ15は、前記X線管14からのX線の放射中心
に対応して設けられている。また、前記支持枠11の内
部にはX線撮影用のフィルム2が設けられている。通常
の状態においては、イメージインテンシファイヤ15
と、いずれも図示しないテレビカメラとテレビモニタに
よって透視観察を行う。 【0019】図1は本実施例のX線速写装置1における
フィルム搬送機構の一部と、撮影待機位置におけるフィ
ルムホルダとの相関を示す図である。フィルム2は、図
示しない供給マガジンから吸着パッドによって引き出さ
れ、供給用搬送路8bを通って搬送路8の左端であるフ
ィルムホルダ6の撮影待機位置にまで運ばれ、フィルム
ホルダ6内に送り込まれ(搬入)る。フィルムホルダ6
は撮影待機位置から撮影位置に移り、撮影を終了した後
再び撮影待機位置に戻る。撮影待機位置では、フィルム
ホルダ6からフィルム2が引き出され(搬出)、搬送路
8内を通り、収納用搬送路8cに入り、図示しない収納
マガジンに収納される。 【0020】フィルムホルダ6は、図1および図2に示
すように、薄い矩形箱体となるとともに、水平状態を保
つ固定板20と、この固定板20に対して支軸21を中
心に揺動する可動板22とからなり、可動板22が開い
た状態となったときフィルム2の搬入・搬出が行われ
る。可動板22の開閉は、開閉レバー(レバー)23に
固定された開閉ピン24によって行われる。前記開閉ピ
ン24が可動板22の側部に設けられた突出した突出部
25を押し下げることによって可動板22は開き、開閉
ピン24の上昇による退避によって閉じる。なお、前記
固定板20および支軸21の内面には増感紙が設けら
れ、フィルム2はフィルムホルダ6内に収納されて閉状
態となった際、フィルム2が前記増感紙に密着しない
と、撮影した像が不鮮明(ぼける)となる。このために
は、フィルムホルダ6が正確に開閉する必要がある。 【0021】また、前記フィルムホルダ6のフィルム搬
送機構寄りの両隅が一部分矩形状に切り欠かれ、収納さ
れたフィルム2の隅部30が、前記切り欠かれた領域に
突出するようになっている。フィルムホルダ6が撮影待
機位置にある状態では、フィルム搬送機構の搬送ローラ
5bは、前記フィルム2の隅部30に対面するようにな
っている。前記搬送ローラ5bは、フィルムホルダ6に
直接フィルム2を搬入・搬出することから、説明の便宜
上搬入出用ローラ32と称する。搬入出用ローラ32
は、他の搬送ローラと同様に、駆動ローラ33と、この
駆動ローラ33に周面を近接させる従動ローラ34とか
らなり、駆動ローラ33と従動ローラ34との間の周面
部分にフィルム2を挟持するようになっている。 【0022】したがって、前記駆動ローラ33の正転に
よってフィルム2はフィルムホルダ6内に送り込まれる
(搬入)とともに、逆転によってフィルムホルダ6から
引き出される(搬出)ようになっている。 【0023】フィルム2の両隅の隅部30を挟持する駆
動ローラ33は、図2および図3に示されるように、同
一の駆動軸35に固定されている。また、前記従動ロー
ラ34も前記駆動軸35に平行に延在する従動軸36に
固定されている。前記駆動軸35および従動軸36は、
フィルム搬送機構の両側に対面して配設される側板37
に回転可能に取り付けられている。 【0024】前記駆動軸35の一端には歯車40が固定
されている。この歯車40は、図示しない搬送用モータ
の回転軸に固定された歯車とチエーンによって連結され
ている。また、駆動軸35の他端には駆動側歯車41が
固定されている。この駆動側歯車41には、前記従動軸
36に固定された従動歯車42が噛み合うようになって
いる。したがって、搬送用モータの駆動によって駆動軸
35が回転することによって搬入出用ローラ32の駆動
ローラ33が回転するとともに、駆動側歯車41に従動
歯車42が噛み合うことから、従動軸36を介して従動
ローラ34が回転する。フィルム2は駆動ローラ33と
従動ローラ34とによる両輪駆動によって搬送されるた
め、強力に搬送される。 【0025】一方、搬入出用ローラ32によるフィルム
2の隅部30の挟持は、フィルム2をフィルムホルダ6
内に送り込むときと、フィルムホルダ6からフィルム2
を引き出すときに必要な動作であり、フィルムホルダ6
が撮影待機位置から撮影位置に移動する際、または撮影
位置から撮影待機位置に戻る状態では、駆動ローラ33
と従動ローラ34との間には、フィルムホルダ6の端が
進入できる隙間が必要となる。そこで、本実施例では、
駆動ローラ33と従動ローラ34との間に隙間ができる
ように、前記従動軸36の両端側を移動制御可能な退避
レバー(レバー)43の一端部分で支持する構造となっ
ている。このため、前記側板37においては、前記従動
軸36が延在する部分は大きな穴部分となっている。ま
た、退避レバー43は、側板37の外側にそれぞれ配設
されている。 【0026】退避レバー43は、図1に示すように、水
平に延在する水平延在部43aと、この水平延在部43
aの左端から上方に延在する上方延在部43bと、前記
水平延在部43aの右端から下方に延在する下方延在部
43cとなっている。そして、前記上方延在部43bの
上端部分で前記従動軸36を支持するようになってい
る。前記水平延在部43aの右端側部分は、前記一対の
間に亘って配置された支点軸44に回動自在に支持され
ている。 【0027】前記退避レバー43の水平延在部43aと
下方延在部43cとが対面する領域部分には、回転軸4
5が設けられている。この回転軸45は、図3に示すよ
うに、前記側板37を貫通するとともに、側板37に回
転自在に取り付けられている。この側板37の外側の回
転軸45には、円板状の退避用カム(カム)46が固定
されている。前記退避レバー43の下方延在部43cの
途中部分には、図1に示すように、前記退避用カム46
に接触する突出した接触部47が設けられている。ま
た、前記下方延在部43cの下端には、前記側板37の
外側に固定されたピン48に一端が取り付けられたバネ
49の他端が取り付けられ、常時前記接触部47が退避
用カム46に接触するようになっている。 【0028】前記回転軸45の一端(図3の左側端)に
は、従動側スプロケット53が固定されている。また、
一方の側板37(図3の左側)にはモータ54が固定さ
れているとともに、このモータ54の回転軸55には駆
動側スプロケット56が固定されている。そして、前記
駆動側スプロケット56と従動側スプロケット53との
間には、チエーン57が掛けられている。この結果、モ
ータ54の回転によって回転軸45が回転し、この回転
軸45に固定された退避用カム46が回転する。これに
より、退避レバー43は前記支点軸44を中心に揺動
し、従動ローラ34は駆動ローラ33に対して接近・退
避(挟持・退避)動作する。なお、退避時、駆動側歯車
41の歯と歯とが外れないように歯形は形成されてい
る。 【0029】他方、前記開閉レバー23は、図3に示す
ように、側板37の内側に沿って延在するとともに、図
4に示すように、水平に延在する水平延在部23aと、
この水平延在部23aの左端から上方に延在する上方延
在部23bと、前記水平延在部23aの右端から下方に
延在する下方延在部23cとからなっている。前記上方
延在部23bの上端部分には、フィルムホルダ6を開閉
するための開閉ピン24が固定されている。 【0030】開閉レバー23においては、水平延在部2
3aの右端側部分が前記支点軸44に回動自在に支持さ
れている。この開閉レバー23も前記退避レバー43と
同様にカム運動するようになっている。すなわち、図3
および図4に示すように、前記回転軸45には開閉用カ
ム(カム)60が固定されているとともに、この開閉用
カム60の周面に接触する突出した接触部61が前記開
閉レバー23の下方延在部23cに設けられている。ま
た、前記下方延在部23cの下端には、前記側板37の
内側に固定されたピン62に一端が取り付けられたバネ
63の他端が取り付けられ、常時前記接触部61が開閉
用カム60に接触するようになっている。 【0031】この結果、前記回転軸45の回転によっ
て、開閉レバー23は揺動し、開閉レバー23の上方延
在部23bに設けられた開閉ピン24でフィルムホルダ
6の開閉を行うようになっている。 【0032】前記開閉レバー(レバー)23および退避
レバー(レバー)43は、同一軸となる回転軸45に固
定された開閉用カム(カム)60および退避用カム(カ
ム)46によって開閉動作および挟持・退避動作を行
う。したがって、両カムの形状選択によって前記開閉動
作と挟持・退避動作を機械的に同期させることができ
る。 【0033】一方、前記回転軸45の右端には、検出カ
ム70が固定されている。この検出カム70の動きは検
出器71によって検出され、この検出情報によって、前
記駆動軸35を駆動する搬送用モータが制御されるよう
になっている。 【0034】この結果、前記駆動軸35の駆動のタイミ
ングも一致することから、フィルムホルダ6の開状態時
にフィルム2の搬入・搬出を行うことができるととも
に、フィルム2を搬送する搬入出用ローラ32の駆動ロ
ーラ33に対して従動ローラ34を退避させて両ローラ
間に隙間を形成した時点で、フィルムホルダ6を撮影位
置から撮影待機位置に移動できるとともに、撮影待機位
置から撮影位置に移動させることもできるようになる。 【0035】 【発明の効果】本発明のX線速写装置は、撮影待機位置
寄りの搬入出用ローラがフィルムの両側に配置されるた
め、フィルムの搬送力が強くなり、たとえフィルムホル
ダ内においてフィルムと増感紙との密着性が高くなって
も、その密着力に抗してフィルムを確実に搬出すること
ができる。 【0036】また、本発明のX線速写装置は、前記フィ
ルムを収納するフィルムホルダの開閉動作と、前記撮影
待機位置に寄りの搬入出用ローラの従動軸のフィルム挟
持・退避動作は、同一駆動源によって同期して行われる
機構となっていることから、フィルムホルダへのフィル
ムの搬入出を正確に行うことができる。 【0037】また、本発明のX線速写装置においては、
フィルムホルダの開閉動作および搬入出用ローラにおけ
る従動軸のフィルム挟持・退避動作は、同一の回転軸に
別々に固定されたカムに係合される別々のレバーによっ
て動作するように構成されていることから、部品点数の
低減が図れ、X線速写装置の製造コストの低減が達成で
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例によるX線速写装置における
フィルム搬送機構を示す模式的断面図である。 【図2】本実施例のフィルム搬送機構の要部を示す模式
的平面図である。 【図3】本実施例のフィルム搬送機構の要部を示す模式
的正面図である。 【図4】本実施例のフィルム搬送機構におけるフィルム
ホルダ開閉機構の要部を示す模式図である。 【図5】本実施例のフィルム搬送機構が組み込まれたX
線透視撮影装置の概要を示す正面図である。 【図6】従来のX線速写装置の概要を示す断面図であ
る。 【符号の説明】 1 X線速写装置 2 フィルム 3 供給マガジン 4 吸着パッド 5a,5b,5c,5d 搬送ローラ 6 フィルムホルダ 7 収納マガジン 8 搬送路 23 下方延在部 32 搬入出用ローラ 33 駆動ローラ 34 従動ローラ 43 退避レバー 45 回転軸 46 退避用カム 60 開閉用カム

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】撮影待機位置と撮影位置間を往復移動する
    とともに内部にフィルムを収納する開閉自在のフィルム
    ホルダと、前記撮影待機位置においてフィルムホルダに
    フィルムを搬入するとともに搬出する駆動ローラと従動
    ローラとからなる搬入出用ローラと、を有するX線速写
    装置において、前記搬入出用ローラをフィルムの両側に
    配設するとともに、前記両側の従動ローラを同一の従動
    軸に固定し、かつ前記従動軸のフィルム挟持・退避動作
    およびフィルムホルダの開閉動作は同一の回転軸に別々
    に固定されたカムに係合する別々のレバーによって同期
    的に動作するように構成されていることを特徴とするX
    線速写装置。
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