JPH0449431B2 - - Google Patents

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JPH0449431B2
JPH0449431B2 JP59225185A JP22518584A JPH0449431B2 JP H0449431 B2 JPH0449431 B2 JP H0449431B2 JP 59225185 A JP59225185 A JP 59225185A JP 22518584 A JP22518584 A JP 22518584A JP H0449431 B2 JPH0449431 B2 JP H0449431B2
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ball
balls
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ball receiving
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Michiko Matsumoto
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Fuji Shoji Co Ltd
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Fuji Shoji Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は球通路に入つた球を貯留すると共に、
その貯留した球を球払出時に払出すようにした弾
球遊戯機の球払出機構に関する。
<従来技術> 従来の弾球遊戯機の球払出機構には、第10図
に示す如く球通路116の下端に連通する球貯留
部117を、左下り方向に傾斜させると共に、そ
の前後幅を球5が左右方向に一列に並ぶ大きさに
形成し、また球貯留部117の左下端部に球5を
1個ずつ払出しできる大きさの払出口118を設
け、この払出口118を塞ぐ球払出板119を横
軸120廻りに上下揺動自在に枢支したものがあ
る(例えば実公昭58−8287号公報)。この場合球
払出時にソレノイド121を作動させて球払出板
119を横軸120廻りに下方揺動させ、これに
より払出口118を開放して球貯留通路117の
球122を払出通路123に落下させるのであ
る。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、従来の球払出機構では、球貯留部11
7が傾斜しているため、球貯留部117に入つた
球122はその下部に集り、例えば球通路116
から複数の球122が同時に入つた場合等に球貯
留部117の下部や払出口118部分で球122
が詰まつて球122の払出が不能になる惧れがあ
つた。
本発明は上記問題点に鑑み、球が詰まる惧れが
なくスムーズに球を払出すことができる球払出機
構を提供することを目的とする。
<問題を解決するための手段> この技術的課題を解決する本発明の技術的手段
は、球通路55から送出された球5を貯留すると
共に、その貯留した球5を球払出時に球払出通路
71に送るようにした弾球遊戯機の球払出機構に
おいて、球通路55の下方に、該球通路55から
送出された球5を横一列状に受ける球受板57を
上下揺動自在に枢支し、該球受板57の遊端側を
下方回動を規制するように保持する保持部材59
を、球受板57を略水平状に保持する水平保持位
置P2と遊端側が下降した傾斜状態に保持する傾
斜保持位置P2とに移動自在に設け、保持部材5
9を球払出時に水平保持位置P1から傾斜保持位
置P2に移動せしめる駆動手段62を設け、前記
球払出通路71を、傾斜状態の球受板57の遊端
側から球5を受けると共に、水平状態の球受板5
7からの球5の受入れが不能になる位置に設けた
ことを特徴とする。
<作用> 球通路55から送出された球5を球受板57に
よつて略水平状態で受け、ここに球5が球受板5
7の一端側に集まつて詰まるようなこともなく横
一列状に貯留される。球払出時には球受板57が
傾斜して球5が球受板57から球払出通路71に
スムーズに送出される。
<実施例> 以下、本発明を図示の実施例に従つて説明する
と、第1図乃至第6図において、1は矩形の機枠
で、箱形の基台2に対して開閉自在に取付けられ
ている。3は前面板で、スペーサ4を介して機枠
1に取付けられ、前面板3の上部前面には球5の
落下を不規制にするための障害釘6が多数植設さ
れ、釘付け盤面7が形成されている。
9は前面板3の盤面7下方に開口した取付窓
で、この取付窓9には取付枠体10が内外貫通状
に取付けられている。11は取付枠体10の上端
部に設けた球導入口で、盤面7下方に横一列状に
16個形成されており、球打ハンドル12により待
機路13にある所定数(12個)の球5を打ち上げ
ると、その球5が盤面7上部から球導入口11を
通貨するようになつている。また取付枠体10に
は上下一対の仕切板が球導入口11に対応して横
方向に列設されている。
14は各球導入口11に対応して横方向に多数
配置した表示ユニツトで、取付枠体10の前記上
下の仕切板間に着脱自在に嵌込まれている。各表
示ユニツト14はケース本体15と該ケース本体
15を塞ぐ蓋兼用スイツチ基板16とを備え、ケ
ース本体15には表示部17が縦方向に5段階に
列設されている。従つて、表示部17は第7図に
示す如く横方向に16個、縦方向に5個ずつ縦横に
設けられており、左端とその右隣りの表示ユニツ
ト14及び右端とその左隣りの表示ユニツト14
の各表示部17には、その3段目までには縦方向
が同一種となる模様18が施されると共に、4段
目及び5段目にはアウトの文字19が施されてい
る。また左端から数えて3列目から14列目の表示
ユニツト14に対応する各表示部17には、その
下段から4段目までに1〜12までの数字20が左
端から順次数が多くなりかつ縦方向が同一数字に
なるように施され、5段目にアウトの文字19が
施されている。そして表示部17の後方には各球
導入口11に対応する球受部21が縦方向に形成
されており、ここで盤面7上部に打上げた球5を
受けて順次縦方向に収納する。表示部17と球受
部21との間には5つの横軸22が縦方向に等間
隔で突設されている。
25は各表示ユニツト14に5段に亘つて設け
た揺動部材で、各揺動部材25はその後部が各対
応する段の横軸22に枢支されており、通常時は
自重により前部25aが各対応する段の表示部1
7前面を蔽う位置に揺動し、球受部21への球5
の落下があると、球5によりその後端部が押下げ
られ、その落下個数に応じて最下段の揺動部材2
5から順次その前部25aが表示部21前面を開
放すべく揺動するようになつている。27は下か
ら3段目又は4段目までの各揺動部材25(模様
18又は数字20を施した表示部17を蔽う揺動
部材25)に夫々固着した磁石である。26はリ
ードスイツチで、スイツチ基板16の外側面に各
揺動部材25の磁石20に対応して3段又は4段
に亘つて取付けられ、揺動部材25が表示部17
を蔽つているとき磁石27と離間した位置にあつ
てオフ状態であり、揺動部材25が揺動して表示
部17を開放したときは磁石27が接近してオン
となるように構成されている。
30は表示ユニツト14の下方に設けた球排除
手段であり、全表示ユニツト14に亘る球排除板
31と、該球排除板31上に各球受部21に対応
してその下端開口を塞ぐべく配置された多数球止
体32と、該各球止体32の前端部に横軸33廻
り回動自在に枢支されかつバネ34により前方に
付勢された操作体35とを備え、操作体35をバ
ネ34に抗して押せば、球止体32が球排除板3
1上を後方移動して球孔36を通じて対応する球
受部21内の球5を矢印a方向へ1個ずつ排除で
き、また球排除板31は水平状態でロツク可能で
あると共に支持軸37廻りに回動自在であり、ソ
レノイド38の作動時に揺動杆39を介して押圧
杆40が下方移動することにより、球排除板31
を水平状態から第3図に鎖線で示す如く支持軸3
7廻りに引下げられ、総ての球止体32がこれに
追随して横軸33廻りに回動し、各球受部21の
下端開口を開放して各球受部21内の総ての球5
を矢印b方向に排除できるようになつている。
43は前扉で、矩形の取付枠44と、該取付枠
44の下部に取付けられた閉塞板45と、閉塞板
45上に載置されかつ取付枠44に支持枠46等
を介して保持された透明ガラス47,48とを備
え、前扉43は機枠1の左端側に縦軸49廻りに
開閉自在に枢支され、透明ガラス47,48によ
り盤面7及び表示部17の前面を一体に覆つてい
る。50は球5を打ち直しするための押釦で、閉
塞板45に各操作体35に対応して横方向に列設
され、各押釦50は閉塞板45に前後移動自在に
貫通保持されると共に、バネ51により前方に付
勢されており、押釦50を前方に押圧することに
より、操作体35を介して球止体32を前方移動
させると共に、押釦50の押圧解除によりバネ3
4,51の付勢にて押釦50及び球止体32を後
方移動させて球止体32を元の位置に戻すように
なつている。
53は透明ガラス47,48間に設けた表示板
で、該表示板53には球受部21に対応する模様
18又は数字20が横方向一列状に施されてい
る。
55は球受部21の下方に設けた球通路で、該
球通路55はすべての球受部21に亘る長さに形
成され、球排除板31の引下げにより球受部21
から矢印b方向に排除された球5を受けて、左右
方向中央部の送出口56から転動落下せしめるよ
うに構成されている。57は球通路55から転動
落下した球5を横一列状に受ける球受板で、球通
路55の下方に前後軸58廻りに揺動自在に枢支
されている。59は球受板57の遊端側を下方回
動を規制するように保持する保持部材で、球受板
57の下方に前後軸60廻りに回動自在に枢支さ
れ、球受板57を水平状に保持する水平保持位置
P1と左下りの傾斜状態に保持する傾斜保持位置
P2とに移動自在である。62は保持部材59を
水平保持位置P1から傾斜保持位置P2に移動せし
める駆動手段で、作動杆63を有するソレノイド
64と、作動杆63に連結された連結杆65と、
連結杆65を左側に付勢する引張コイルバネ66
とを備え、連結杆65の中途部に保持部材59の
下端が連結されており、ソレノイド64の作動時
に、作動杆63の矢印c方向へのの後退移動によ
り連結杆65が同方向に移動して、保持部材59
を水平保持位置P1から傾斜保持位置P2に移動せ
しめるように構成されている。68は球受板57
の遊端部に設けた案内板で、球受板57の前端か
ら上方に突出した起立部69と、起立部69から
後方に折曲した案内部70とを一体に備える。7
1は前面板3に設けた球払出通路で、傾斜状態に
ある球受板57の下端に対応して前面板3に前後
貫通状に開口形成され、球受板57の傾斜により
球受板57から球5を受け、その球5を前面板3
の前面にある前記待機路13に送出するようにな
つている。
74はラツキ表示装置で、盤面7の上部左端に
形成した表示窓75と、前記表示部17の模様1
8又は数字19と同様の表示を施した表示体76
と、この表示体76の表示内容を光学的に読取る
読取手段77(第8図に示す)とを備えて成る。
なお、表示体76は他の模様18又は数字19を
施した他の表示体76と取換えることができる。
78は盤面7の中央に設けた中央チヤツカ、7
9は盤面7の両側部に設けた側部チヤツカで、こ
れらチヤツカ78,79は上端が開口した箱形に
形成されており、盤面7前面を落下する球5を受
けてその球5を盤面7の裏面側に導入する。80
は盤面7のチヤツカ78,79下方に設けた球返
却口で、チヤツカ78,79から盤面7裏面に導
入した球5をここから盤面7前面に落下させる。
盤面7の裏面には中央チヤツカ78に入つた球5
を検出する球検出スイツチ81(第8図に示す)
が設けられている。
84は各球受部21に対応して横一列状に設け
た表示ランプで、球導入口11のやや下方に左右
方向に配置したプリント基板85に等間隔おきに
左右方向に取付けられ、各表示ランプ84は第7
図にも示す如く取付枠体10の前壁10aに開口
した貫通孔86及び表示板53に形成した開口窓
87を通して前方から見えるようになつている。
88は回転計で、球5の打ち直し回数を表示す
ると共に、球止体32の前後動により球受部21
から矢印a方向に排出された球5を待機路13に
戻すのを一定回数(6回)までに制限し、その後
に球受部21から矢印a方向に排出された球5を
排出通路89から球受板57上に送出するように
構成されている。90はコイン投入口、91はコ
イン返却押釦、92はコイン返却口、93はコイ
ン受皿、94は精算スイツチ、95はスタートス
イツチである。なお、コイン投入口90へは7枚
を限度としてコインを投入でき、この投入された
コインは貯留コインとして後述するRAM98に
記憶されるようになつている。96はコインをコ
イン受皿93に払出すためのコイン払出装置であ
る。
第8図は制御系のブロツク図を示している。同
図において、97は主としてマイクロコンピユー
タにより構成した制御装置で、ラツキ表示装置7
4の読取手段77、コイン投入口90から投入さ
れたコインを検出するコイン検出スイツチ99、
球検出スイツチ81、精算スイツチ94、スター
トスイツチ95、リードスイツチ26等から号を
入力し、第9図に示すRAM98に遊戯状態を順
次記憶する。
そして制御装置97は次のような処理機能を有
する精算スイツチ94のオンによりソレノイド3
8を作動させると共に、コイン払出装置96を作
動させて、貯留コインをコイン受皿93に払出
す。コイン投入口90から投入されてまだ遊戯に
供されていない貯留コインがある場合、スタート
スイツチ95のオンにより、ソレノイド38を作
動させると共に、ソレノイド38の作動よりやや
遅れてソレノイド64を作動させて12個の球5を
待機路13に払出す。遊戯中において、球5が中
央チヤツカ78に入つた場合、各表示ランプ84
を左端から1個ずつ順次循環点灯させてゆき、一
循した後にランダムに選択した特定の表示ランプ
84で循環点灯を停止してその表示ランプ84を
点灯保持する。またこのときランダムに選択した
表示ランプ84が既に点灯している場合には、循
環点灯させた後にその表示ランプ84と共に次の
表示ランプ84を点灯保持させる。また、精算ス
イツチ94又は、スタートスイツチ95がオンし
たとき、12個の球5の打ち上げ又球5の打ち直し
により球5が入つた球受部21の組合せによつて
上り役を形成している場合、即ち打ち上げた球5
が球受部21に入ることによつて表示部17に表
示された12個の模様18又は数字20の総てが3
個ずつの同一模様又は同一数字或いは3個ずつの
連続数字に揃えば、上り役を形成していると判断
し、コイン払出装置96を作動して1枚のコイン
をコイン受皿93に払出す。またこのとき、3個
の同一模様18の組があればその組の数を加算し
た数を払出しコイン数とし、ラツキ表示装置74
に表示されている模様又は数字と同一の模様18
又は数字20が表示部17に表示されていれば、
その数を加算した数を払出しコイン数とし、また
点灯した表示ランプ84に対応する模様18又は
数字20が表示部17に表示されていれば、その
数を加算した数を払出しコイン数とし、コイン払
出装置96を作動してその枚数のコインをコイン
受皿93に払出す。さらに表示部17に3個の同
一数字20又は同一模様18が3組ある場合、或
いは3個の連続数字20が3組ある場合、2を加
算した数を払出しコイン数とし、同一数字20又
は同一模様18の組が4組ある場合或いは3個の
連続数字20が4組ある場合、3を加算した数を
払出しコイン数として、払出装置96を作動して
その枚数のコインをコイン受皿93に払出す。つ
まり、球5が入つた球受部21の組合せが同じで
あつても、球5が入つた球受部21に対応する表
示ランプ84が点灯している等の特別の条件を満
たせば上り役を増大させ、その上り役に応じたコ
インを払出すのである。
第9図は制御装置97が有するRAM98部分
の回路図を示し、同図において、RAM98は呼
出端子OEと書込端子WRと電源端子VDDと作動端
子CSとを有し、RAM98は、電源端子VDDから
高電圧が印加するとき書込端子WRから信号を入
力して遊戯状態を順次記憶すると共に、電源端子
VDDへの低電圧の印加により記憶を消却するよう
に構成されている。またRAM98は、作動端子
CSに低電圧(約0V)が印加しているとき、
RAM98は入出力が可能な作動状態になり、書
込み、読出しが可能で順次遊戯状態を記憶するこ
とができる。また作動端子CSに高電圧(約5V)
が印加しているとき、RAM98は入出力しなく
なり、その記憶状態を保持し、このとき電力消費
も少なくなるように構成されている。101は電
源入力端子で、ここに商用電源から高電圧(約
5V)が供給される。102はコンデンサで、電
源により充電されかつ電源のオフ時に電源端子
VDDに高電圧を印加する。103はコンデンサ1
02を急速に放電せしめるように作動する放電回
路で、トランジスタ104及び抵抗105,10
6等を備えて成る。107は電源のオフが一定期
間(約1時間)続いたとき放電回路103を作動
せしめるタイマ回路で、抵抗108、コンデンサ
109、抵抗110、ダイオード111等を備え
て成る。112はトランジスタである。
次に動作を説明する。ハンドル12により球5
を打ち上げると、球導入口11よりある表示ユニ
ツト14の球受部21内に落ち、その最下段の揺
動部材25が横軸22廻りに矢印d方向に揺動し
て対応する最下段の表示部17が露出し、同時に
この揺動部材25に対応するリードスイツチ26
がオンする。また同じ球受部21に第2,第3…
の球5が落下すると、作業機に落ちた球5の上に
重なつて下から第2段,第3段…の揺動部材25
も矢印d方向に揺動し、対応する表示部17が露
出して球受部21に球5が入つていることを表示
し、同時に対応するリードスイツチ26がオンす
る。
遊戯途中に打上げた球5が中央チヤツカ78に
入ると、その球5は盤面7裏面を通つて球返却口
80から盤面7前面に落され、ある球受部21に
入る。このとき球検出スイツチ81のオンによ
り、制御装置97が表示ランプ84を左端から順
次循環点灯させた後特定の表示ランプ84を点灯
させる。
球5が落下している球受部21に対応する押釦
50を押圧すると、第4図に鎖線で示す如く操作
体35を介して球止体32が押圧されて、操作体
35及び球止体32が前後移動し、その結果球受
部21内の球5が1個球孔36から矢印a方向に
排出される。この排出された球5は、球5の打ち
直し回数がまだ6回に達していなければ、待機路
13に戻され、球5の打ち直しが可能になる。ま
た球5の打ち直し回数が6回であれば、回転計8
8の働きにより球5は排出通路89から球受板5
7に送出される。
上り役を形成していない場合、精算スイツチ9
4をオンすると、ソレノイド38の作動により球
排除板31が第3図に鎖線で示す如く引下げら
れ、各球受部21内の総ての球5を矢印b方向に
排除し、この排除された球5は球通路55から水
平状態の球受板57上に送出され、このとき貯留
コインがあれば、その貯留枚数のコインがコイン
受皿93に払出される。またスタートスイツチ9
5をオンすると、貯留コインがあれば、ソレノイ
ド38の作動により球受部21内の総ての球5が
水平状態の球受板57上に送出され、その後ソレ
ノイド64の作動により第6図に鎖線で示す如く
保持部材59が水平保持位置P1から傾斜保持位
置P2に移動し、その結果球受板57が鎖線の如
く揺動して左下りに傾斜し、球受板57上の球5
が球払出通路71を通つて待機路13に送出され
る。これにより次の弾球遊戯機が可能になる。
そして、所定数(12個)の球5を打ち上げ、或
いはその後の球5の打ち直しにより上り役を形成
した場合、精算スイツチ94をオンすると、ソレ
ノイド38の作動により各球受部21の総ての球
5を球受板57上に送出すると共に、コイン払出
装置96が作動して上り役に対応するコイン枚数
と貯留コインの枚数とを加算した数のコインをコ
イン受皿93に払出す。またスタートスイツチ9
5をオンすると、ソレノイド38の作動により各
球受部21の総ての球5を球受板57上に送出し
た後に、ソレノイド64の作動により球受板57
上の球5を待機路13に送出し、また上り役に対
応する枚数のコインをコイン受皿93に払出す。
遊戯中において、商用電源が電源入力端子10
1に通電状態のとき、電源によりRAM98の電
源端子VDDに高電圧が印加すると共に、コンデン
サ102,109が充電される。またこのときト
ランジスタ112がオン状態になるため、作動端
子CSが低電圧となり、RAM98は書込端子WR
から信号を入力して、遊戯状態を順次記憶する。
商用電源が停電等によりオフすると、コンデンサ
102の放電により、該コンデンサ102から電
源端子VDDに高電圧が供給され、RAM98の記
憶は消却されることない。このときトランジスタ
112がオフするため、作動端子CSが高電圧に
なり、RAM98は、作動を停止し、RAM98
の記憶はそのまま保持されると共に、RAM98
の電力消費が少なくなる。そして電源のオフから
一定時間(約1時間)経過すると、コンデンサ1
09の放電により点Aの電圧が高くなり、トラン
ジスタ104がオンし、その結果放電回路103
の作動によりコンデンサ102が急速に放電し、
この時点でコンデンサ102から電源端子VDD
高電圧が供給されなくなり、RAM98の記憶が
消却される。
なお、前記実施例では上り役に応じたコインを
コイン受皿93に払出すようにしているが、投入
された貯留コインが7枚より少ない場合には、こ
の払出すべきコインを貯留コインが7枚になるま
で貯留コインに加算し、その残りのコインのみを
コイン受皿93に払出すようにしてもよい。
<発明の効果> 本発明によれば、球通路55の下方に、該球通
路55から送出された球5を横一列状に受ける球
受板57を上下揺動自在に枢支し、該球受板57
の遊端側を下方回動を規制するように保持する保
持部材59を、球受板57を略水平状に保持する
水平保持位置P1と遊端側が下降した傾斜状態に
保持する傾斜保持位置P2とに移動自在に設け、
保持部材59を球払出時に水平保持位置P1から
傾斜保持位置P2に移動せしめる駆動手段を設け
ているので、球通路55から送出された球5を球
受板57により略水平状態で受けることができ、
従つて球5が球受板57の一端側に集まつて詰ま
るようなことはなくなり、また球通路55から送
出された球5が球受板57上の球5に載つても球
受板57上の球5は横方向両側に比較的自由に転
動し得るため、例えば球通路55から多数の球5
が同時に送出された場合も、球5が上下に重なり
合うこともない。そして、前記球払出通路71を
傾斜状態の球受板57の遊端側から球5を受ける
位置に設けているので、球払出時には球受板57
を傾斜状態にして、貯留した球5を球受板57か
ら球払出通路71に詰まる惧れなく極めてスムー
ズに送出できる。また、球受板57が水平状態の
ときに、球5が球受板57から球払出通路71に
不測に流れ落ちることもなくなるし、球受板57
と球払出通路71との間に球5が詰まることもな
くなり、弾性遊戯をスムーズに進行させることが
でき、その実用的効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す弾球遊戯機の
正面図、第2図は同機枠側を開いた状態の背面
図、第3図は同表示ユニツトを外した状態の側断
面図、第4図は同表示ユニツトを嵌込んだ状態の
側断面図、第5図は同第1図のA−A線断面図、
第6図は同球払出機構部分背断面図、第7図は同
表示部部分の拡大正面図、第8図は同制御系のブ
ロツク図、第9図は同制御系の回路図、第10図
は従来例を示す背断面図である。 5…球、55…球通路、57…球受板、59…
保持部材、62…駆動手段、71…球払出通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 球通路55から送出された球5を貯留すると
    共に、その貯留した球5を球払出時に球払出通路
    71に送るようにした弾球遊戯機の球払出機構に
    おいて、球通路55の下方に、該球通路55から
    送出された球5を横一列状に受ける球受板57を
    上下揺動自在に枢支し、該球受板57を上下揺動
    自在に枢支し、該球受板57の遊端側を下方回動
    を規制するように保持する保持部材59を、球受
    板57を略水平状に保持する水平保持位置P1
    遊端側が下降した傾斜状態に保持する傾斜保持位
    置P2とに移動自在に設け、保持部材59を球払
    出時に水平保持位置P1から傾斜保持位置P2に移
    動せしめる駆動手段62を設け、前記球払出通路
    71を、傾斜状態の球受板57の遊端側から球5
    を受けると共に、水平状態の球受板57からの球
    5の受入れが不能になる位置に設けたことを特徴
    とする弾球遊戯機の球払出機構。
JP22518584A 1984-10-25 1984-10-25 弾球遊戯機の球払出機構 Granted JPS61103462A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337774A (en) * 1976-09-20 1978-04-07 Toray Industries Method of producing roughened polypropylene film

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5337774A (en) * 1976-09-20 1978-04-07 Toray Industries Method of producing roughened polypropylene film

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