JP2753625B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2753625B2
JP2753625B2 JP1128522A JP12852289A JP2753625B2 JP 2753625 B2 JP2753625 B2 JP 2753625B2 JP 1128522 A JP1128522 A JP 1128522A JP 12852289 A JP12852289 A JP 12852289A JP 2753625 B2 JP2753625 B2 JP 2753625B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、打球供給皿に貯留される打玉を発射位置
直前に位置する打球供給装置によって発射位置に1個ず
つ供給し、その供給された打玉を所定数遊技盤上に発射
し、少なくともその所定数の打玉によって成立する遊技
の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する弾球遊技機
に関するものである。
【従来の技術】
従来、遊技盤上に所定数(例えば、16個)の打玉を発
射して遊技を行い、その打玉が遊技盤の遊技領域の最下
方に横一列に並列された通過口に入賞し、その入賞組合
せが予め定められた組合せとなることによって所定の景
品玉を払出す形式の弾球遊技機が市場に提供されてい
た。このような弾球遊技機においては、打玉を貯留し、
且つ供給する打球供給皿に発射すべき打玉が残存してい
る限り、遊技を開始することができるようになってい
た。つまり、遊技の開始に際し、打玉の発射動作が常に
能動化された状態であった。
【発明が解決しようとする課題】
このため、打球供給皿の打玉が1ゲーム(1単位)に
必要な所定数以下の玉数となった場合であっても、遊技
者が気付かずに打玉を発射してしまうと、所定数以下の
打玉を発射し終えた時点で遊技が中断してしまい、再度
途中で中断したゲームを成立させるためには、新たに打
玉を借り入れなければならないが、その借入に時間がか
かるために、その間に、例えば、タイマー作動による可
変入賞球装置の作動が終了して得点獲得のチャンスをな
くしてしまう等の不都合が生ずる場合があった。 この発明は、上記した不都合に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、使用される前の打玉が所定数
以下となったことを遊技者に報知することができる弾球
遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明において
は、 打球供給皿に貯留される打玉を発射位置直前に位置す
る打球供給装置によって発射位置に1個ずつ供給し、そ
の供給された打玉を所定数遊技盤上に発射し、少なくと
もその所定数の打玉によって成立する遊技の結果に基づ
いて所定の遊技価値を付与する弾球遊技機であって、 前記打球供給皿は、打玉を貯留する打球貯留部と、該
打球貯留部に連続して形成され且つ打玉を一列に整列し
て流下させる打球整列樋と、から構成され、 該打球整列樋の前記打球供給装置の直前位置から所定
個数目の打玉が停止する位置に打玉の有無を検出する検
出手段を設けると共に、該検出手段が打玉の存在を検出
しないときに、その旨を報知する報知手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【作用】
所定数の打玉による遊技の開始に当って、判定手段が
所定数の打玉に達していないと判定した場合には、報知
手段によってその旨が報知される。このため、この発明
に係る遊技機は、使用される以前の打玉の残存数が所定
数に達していないことが報知されるので、遊技者は、そ
の報知によって遊技が途中で中断しないように、例え
ば、新たな打玉を購入する等の処置を事前に採ることが
できる。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。 (1)弾球遊技機全体の構成 まず、第6図及び第7図を参照して、実施例に係る遊
技機としての弾球遊技機全体の構成について説明する。
第6図は、ガラス扉枠及び前面扉板を開放した状態の弾
球遊技機の正面図であり、第7図は、弾球遊技機の背面
概略図である。 図において、弾球遊技機1の外枠2には、額縁状の前
面枠3が開放自在に設けられ、その前面枠3には、扉保
持枠4が周設され、該扉保持枠4には、ガラス板5a,5b
を有するガラス扉枠5及び前面扉板6が一側を軸支され
て開閉自在に取り付けられている。ガラス扉枠5の後方
であって、前記前面枠3の裏面の遊技盤保持枠12には、
遊技盤21が遊技盤取付具13a〜13cによって着脱自在に設
けられている。なお、遊技盤保持枠12は、下方の支持板
部12aと遊技盤21を収納する枠部12bとが合成樹脂によっ
て一体的に形成されている。 また、前面扉板6の表面には、排出された景品玉を貯
留し、かつ打玉の発射位置15に一個宛供給する打球供給
皿90(第4図参照)が固定されている。打球供給皿90の
上流側には、後述する景品玉払出装置62から払い出され
た景品玉が排出される景品玉払出口7が開設され、該景
品玉払出口7の下方内部空間には、遊技に関連する効果
音を発生するスピーカ(図示しない)が内蔵されてい
る。このため、前面扉板6には、スピーカー収納部8が
形成されている。 また、前面扉板6には、弾球遊技機1において遊技を
開始するためのスタートスイッチ9も設けられている。
このスタートスイッチ9は、電源投入後、最初の遊技者
が押圧すれば、後は電源を切らない限り押圧する必要が
ない。そして、遊技中は、1ゲーム毎の得点を精算する
ための精算スイッチとして働く。なお、この弾球遊技機
1においては、ゲームが終了して、次のゲームが開始さ
れると同時に前のゲームの得点が自動的に精算されるよ
うになっている。したがって、スタートスイッチ9を精
算スイッチとして使用する場合は、次のゲームに進むこ
となく、前のゲームを精算したいときだけである。な
お、スタートスイッチ9を設けず、電源投入後、直ちに
遊技が行えるものでもよい。 更に、前面扉板6の裏面には、打球供給皿90から誘導
される打玉を後述する発射位置15に供給する打球供給装
置120が固定されている。なお、この実施例の要部を構
成する打球供給皿90及び打球供給装置120については、
後に詳述する。また、打球供給装置120は、遊技盤21の
前面側に設けてもよい。 前記前面枠3の下方部には、打球発射装置110の一部
を構成する操作ハンドル10や、前記打球供給皿90に貯留
しきれなかった景品玉を貯留するための余剰玉受皿11が
設けられている。また、操作ハンドル10の内部には、後
述する打球モータ115を回転駆動するためのハンドルス
イッチ(図示しない)が設けられている。 また、前記遊技盤保持枠12の下部の支持板部12aの前
面には、取付基板16を介して発射レール14が取り付けら
れ、この発射レール14の基部の発射位置15に打玉が供給
されて後述する打球発射装置110によって弾発される。
また、発射レール14の先端には、後述する遊技領域23に
到達することなく戻ってきた打玉(ファール玉)を誘導
するファール口17が形成され、そのファール口17に誘導
されたファール玉を1個づつ揺動して落下せしめる揺動
部材18がファール口17に臨むように設けられている。そ
して、揺動部材18が揺動する毎にファール玉検出器19が
ONして、ファール玉が発生したことを検出するようにな
っている。揺動部材18から放出されたファール玉は、後
述する戻し口106から前記余剰玉受皿11に返却されるよ
うになっている。なお、遊技盤保持枠12の支持板部12a
の一側上部には、前記景品玉出口7と連通する連通口20
が形成されている。 (1−1)遊技盤の構成 前記遊技盤保持枠12に遊技盤取付具13a〜13cによって
着脱自在に取り付けられる遊技盤21の表面には、前記発
射レール14から誘導された打玉を誘導するための誘導レ
ール22がほぼ円状に植立されている。そして、誘導レー
ル22によって囲まれた領域が遊技領域23を構成するもの
である。 遊技領域23のほぼ中央には、複数の回転ドラム25a〜2
5cを有する可変表示装置24が設けられ、該可変表示装置
24の下方に一対の可動部材31a,31bを有する可変入賞球
装置30が設けられている。この可変入賞球装置30の可動
部材31a,31bは、前記可変表示装置24の回転ドラム25a〜
25cの組合せが所定の表示状態(例えば、横方向に
「7」の数字が整列した場合)となったときに、特定遊
技状態となり、所定期間開放するように設定されてい
る。そして、可動部材31a,31b内に設けられた特定入賞
口(図示しない)に入賞すると、次のゲーム開始時に再
度上記した開放状態を繰り返し、特定入賞口に入賞玉が
発生する毎に最高10回繰り返すことができるようになっ
ている。 また、可変表示装置24には、後述する始動入賞口29a,
29bに入賞した入賞玉数を最高4個まで記憶して、その
記憶数を表示する入賞個数表示LED26が設けられるとと
もに、前記開放状態の繰り返し回数を表示する継続回数
表示器27が設けられている。更に、可変表示装置24の上
部中央には、ゲーム成立時に獲得した得点を倍増する2
倍入賞口28が設けられている。また、2倍入賞口28に打
玉が入賞すると、後述する通過口32aに対応する通過表
示ランプ33aが点灯するようになっている。 また、可変表示装置24の左右両側には、前記回転ドラ
ム25a〜25cの回転を許容する始動入賞口29a,29bが設け
られている。この始動入賞口29a,29bのうち図示左側の
始動入賞口29aに打玉が入賞すると、通過口32bに対応す
る通過表示ランプ33bが点灯し、図示右側の始動入賞口2
9bに打玉が入賞すると、通過口32oに対応する通過表示
ランプ33oが点灯するようになっている。 遊技領域23の最下方には、複数(実施例では、16個)
の通過口32a〜32pが横方向に一列に配置されている。ま
た、通過口32a〜32pの前面には、各通過口32a〜32pに対
応する通過表示ランプ33a〜33pが設けられている。な
お、図示の実施例では、通過口32a〜32pには、「1〜1
6」の数字が付されている。しかして、打玉が複数の通
過口32a〜32pのいずれかを通過したときには、対応する
通過表示ランプ33a〜33pが点灯し、その通過表示ランプ
33a〜33pが4個連なって点灯したとき得点が1点とな
る。ただし、中央の通過口32g〜32j(7〜10に対応)に
対応する通過表示ランプ33g〜33jが4個連なって点灯し
たときには、得点が3点となる。また、5個以上連なっ
て点灯したときには、1個点灯する毎に1点加算され
る。なお、通過表示ランプ33a〜33pは、電源投入時又は
リセット出力が導出されてから前記スタートスイッチ9
が押圧されるまでの間デモンストレーションとして点灯
移動、あるいは点滅表示するようにしてもよい。 また、遊技領域23には、前記した特定遊技状態になっ
たときに点灯又は点滅して遊技者にその旨を報知する遊
技効果ランプ34a,34bが設けられている。この遊技効果
ランプ34a,34bと同じ効果を奏するものとして前記前面
枠3の上部にも枠ランプ35a,35bが設けられている。更
に、遊技領域23の外側であって、遊技盤21の右側上部に
は、上記得点を表示するための得点表示器36が設けられ
ている。また、遊技盤21の左側上部には、後述する景品
玉払出ソレノイド73が作動することによって点灯する景
品玉払出ランプ38と、後述する作動検出器56aが作動す
ることにより点灯する玉切れランプ37が設けられてい
る。 前記得点表示器36は、1つのディジタル表示器で構成
されているため最高点の10点を表示するときには、
「A」を表示するようにしている。もちろん、この場合
2つのディジタル表示器で得点表示器36を構成しても良
い。また、得点表示器36には、ゲーム開始時に前のゲー
ムで成立した得点を点滅表示し、景品玉の払出が行われ
る毎にその得点表示を減算表示し、「0」になったとき
に、当該ゲームにおいて得点が発生していれば、その得
点を点灯表示して、それぞれのゲームで獲得した得点を
表示態様によって区別するようになっている。この場
合、2色発光のディジタル表示器を1つ使用して区別し
ても良い。また、ゲームの進行中に発生する得点を表示
する表示器と、払出す得点を表示する表示器とを別々に
設けてもよい。 次に、遊技盤21の裏面の構造について第7図を参照し
て説明すると、前記可変入賞球装置30の可動部材31a,31
bは、ソレノイド44によって開閉自在に駆動される。可
動部材31a,31bが開放した状態で受け入れた打玉は、可
変入賞球装置30の内部に誘導されるが、可変入賞球装置
30の内部は、図示しないが3つに区画され、その中央に
特定入賞口が形成され、その左右に通常入賞口が形成さ
れている。特定入賞口の流下端には、特定入賞玉検出器
42が設けられ、通常入賞口の流下端には、通常入賞玉検
出検出器43a,43bが設けられている。 しかして、可動部材31a,31bによって受け止められた
打玉が特定入賞口に入賞して特定入賞玉検出器42をONさ
せると、前記したように次のゲームの開始時に所定期間
だけ再度可動部材31a,31bを開放するとともに、前記複
数の通過口32a〜32pのうち比較的通過し難い通過口、例
えば、32d,32g,32j,32n(4、7、10、13に対応)に対
応する通過表示ランプ33d,33g,33j,33nが点灯するよう
になっている。また、打玉が一方の通常入賞口に入賞し
て通常入賞玉検出器43aをONさせると、前記複数の通過
口32a〜32pのうち比較的通過し難い通過口、例えば、32
b,32d,32g,32j(2、4、7、10に対応)に対応する通
過表示ランプ33b,33d,33g,33jが点灯するようになって
いる。更に、打玉が他方の通常入賞口に入賞して通常入
賞玉検出器43bをONさせると、前記複数の通過口32a〜32
pのうち比較的通過し難い通過口、例えば、32g,32j,32
n,32o(7、10、13、15に対応)に対応する通過表示ラ
ンプ33g,33j,33n,33oが点灯するようになっている。 このように打玉が特定入賞玉検出器42及び通常入賞玉
検出器43a,43bをONさせると、1つ又は2つ間を置いて
比較的通過し難い通過口32a〜32pに対応する通過表示ラ
ンプ32a〜32pが点灯するので、その点灯していない間の
通過口32a〜32pに打玉が通過することにより容易に高い
得点が成立することとなり、特に、特定入賞玉検出器42
をONさせることにより、最高10ゲーム連続して高い得点
を得ることができるので、多量の景品玉を獲得すること
ができる。また、前記通過口32a〜32pの裏面には、通過
口32a〜32pに入賞した打玉を検出する通過玉検出器47a
〜47pが設けられている。そして、この通過玉検出器47a
〜47pがONすることにより前記通過表示ランプ33a〜33p
を点灯させるとともに、通過口の組合せを判定させるた
めの信号を後述する制御回路基板87の制御部に送るよう
になっている。なお、本実施例では、打玉が通過した通
過口の組み合せによって得点を付与するようにしたが、
特定の通過口に打玉が通過したことによって得点を付与
するようにしてもよいし、直ちに所定の景品玉を払出し
てもよい。 ところで、遊技盤21の裏面には、入賞玉集合カバー体
39が取り付けられている。この入賞玉集合カバー体39
は、前記2倍入賞口28及び始動入賞口29a,29bに入賞し
た打玉を後述する玉集合樋84に導く誘導径路が形成さ
れ、その誘導径路の途中に2倍検出器45及び始動入賞玉
検出器46a,46bがそれぞれ設けられている。また、入賞
玉集合カバー体39の中央には、前記可変表示装置24の回
転ドラム25a〜25cを回転駆動するドラム駆動機構40が突
出するように開口が設けられている。なお、ドラム駆動
機構40の側方には、回転ドラム25a〜25cを回転せしめる
ための駆動モータ41が取り付けられている。更に、入賞
玉集合カバー体39の裏面には、前記各種の検出器及び表
示ランプ等の配線を一旦接続する中継端子基板48が設け
られ、この中継端子基板48と後述する制御回路基板87内
に設けられる制御回路(図示しない)とが接続されるよ
うになっている。 (1−2)機構板の構成 次に、第7図を参照して弾球遊技機1の裏面に配置さ
れる機構板49の構成について説明する。まず、機構板49
の全体の概略について説明する。機構板49は、前記1ゲ
ームが終了した時点で成立している得点に対応する所定
個数(例えば、16個)の景品玉を排出するための各種の
機構が設けられるものである。しかして、機構板49は、
合成樹脂で成型されたほぼ方形状の機構板本体50に各種
の機構を組み付けたものからなり、その機構板本体50の
一側を前記遊技盤保持枠12に軸支して着脱開閉自在に設
けられている。また、機構板本体50の裏面には、機構板
取付具51a〜51cが設けられ、これにより遊技盤保持枠12
に固定されるようになっている。更に、機構板本体50の
中央には、前記入賞玉集合カバー体39に対応するように
窓開口86が開設されるとともに、その前面下方位置に
は、後述する玉集合樋84が形成されている。窓開口86
は、前記ドラム駆動機構40や駆動モータ41を後方に突出
させるようになっている。また、玉集合樋84の構成につ
いては、後に詳述する。 機構板本体50の後面側には、弾球遊技機設置台の図示
しない補給機構から補給される景品玉を遊技者に払い出
すための各種の機構が設けられている。これらの機構に
ついて、以下説明すると、機構板本体50の上部には、景
品玉タンク52が固定されている。この景品玉タンク52に
は、上記した補給機構から多量の景品玉が補給されるよ
うになっている。 景品玉タンク52の下方には、景品玉を整列させるため
の誘導樋53が設けられている。この誘導樋53は、景品玉
が2列に整列して自然流下するように傾斜して取り付け
られる。また、誘導樋53の上流側の底面には、玉感知板
54が揺動自在に軸支されている。しかして、玉感知板54
上に景品玉が載置されて充満しているときは、図示しな
い重錘の付勢力に抗して玉感知板54の上端が押し下げら
れた状態となっており、一方、玉感知板54上に景品玉が
欠乏して載置されなくなったときは、重錘の付勢力によ
り玉感知板54の上端が跳ね上がった状態となる。 そして、玉感知板54が跳ね上がったときには、作動レ
バー55を介してその下部に配置された作動検出器56a,56
bが動作され、前記玉切れランプ37を点灯してその旨を
報知するとともに、遊技場に設置してある管理コンピュ
ータに信号を送り、上記図示しない補給機構を動作させ
て景品玉タンク52に所定個数(例えば、400個)の景品
玉を補給する。また、作動検出器56a,56bが動作したと
きには、後述する打球発射装置110又は打球供給装置120
を停止するように構成しても良い。この場合には、直ち
に停止させてもよいし、あるいは所定個数(16個)の打
玉を発射した後に停止させるようにしてもよい。 誘導樋53の下流側には、2列に形成された屈曲樋57が
接続されるように取り付けられている。この屈曲樋57
は、誘導樋53を流下してきた景品玉の流下方向を180度
転換させるとともに、連続して流下している景品玉の玉
圧を弱めるためにある。屈曲樋57の屈曲部には、玉抜き
装置58が設けられ、閉店後に操作することにより、景品
玉タンク52及び誘導樋53に貯留されていた景品玉を玉抜
き通路59に排出して弾球遊技機1外へ誘導するようにな
っている。 また、屈曲樋57の屈曲部より下流側のほぼ下り傾斜通
路部分には、欠乏検知板60が揺動自在に設けられてい
る。この欠乏検知板60は、屈曲樋57内に景品玉があると
きは、上端が景品玉に押圧されて下端を外側に跳ねあげ
た状態を維持し、逆に屈曲樋57内に景品玉がなくなる
と、自重により上端が上方向に回動して下端がほぼ垂直
方向に垂れ下がるような状態となる。そして、このよう
な垂れ下がった状態のときに、後述する制御部材66が上
昇すると、制御部材66の上端が下端と係合して制御部材
66を上昇した位置で保持するように作用し、最終的に景
品玉の払い出しが行われなくなるようにしている。 また、屈曲樋57の下流部には、ほぼ垂直状の垂直部61
が形成され、その末端には、段差部が形成されている。
この段差部は、後述する景品玉払出装置62の上部玉スト
ッパー64がスムーズに動作するように玉圧を弱めるよう
に作用しているものである。 屈曲樋57の下流側には、景品玉払出装置62が接続され
ている。景品玉払出装置62は、所定個数の景品玉を受け
入れて、その所定個数の景品玉を得点処理装置71の動作
に連動して払い出すものである。景品玉払出装置62は、
所定個数の景品玉を縦二列に収納する景品玉収納筒63
と、該景品玉収納筒63の上下の出入口を開閉する上部玉
ストッパー64及び下部玉ストッパー65と、該上部玉スト
ッパー64及び下部玉ストッパー65を交互に開閉動作させ
る制御部材66と、該制御部材66を上下動させる作動部材
67と、から構成される。作動部材67は、その後端が軸支
されて回動自在となっており、その中間部に得点処理装
置71と連結されて上下動する連動杆68が固定されてい
る。また、上記した景品玉払出装置62は、取付基板69に
集約して設けられるとともに、固定部材70によって着脱
自在となっているため、故障等した場合には、取付基板
69を機構板本体50から取り外して交換し、固定部材70で
固定すればよい。 得点処理装置71は、前記した連動杆68を動作させる回
動部材72と、該回動部材72を回動させる景品玉払出ソレ
ノイド73と、回動部材72の盲動を防止するロック部材74
と、回動部材72の回動によって作動する景品玉払出確認
検出器75とから構成されている。なお、景品玉払出確認
検出器75は、所定の景品玉が払出されたことに基づいて
得点カウンタに対して減算信号を導出するものである
が、これが連続的にON状態となった場合、例えば、前記
欠乏感知板60と制御部材66との係合による場合であっ
て、誘導樋53上で玉詰まりを生じたときには、前記作動
検出器56a,56bがOFF状態のままであるため、打球発射装
置110及び打球供給装置120は、打球発射可能な状態であ
り、この状態を継続するとゲームは進行することができ
るが、得点に対応する景品玉の払出が行われないという
問題が発生するので、景品玉払出確認検出器75が一定時
間連続してON状態となったときには、景品玉払出ソレノ
イド73を不能動化するとともに、打球の発射が行われな
いような処理をする必要がある。この場合、打球発射の
不能動化は、直ちに不能動化するものでもよいし、16個
の打玉を発射終了したときに不能動化するものでもよ
い。 ところで、上記得点処理装置71は、ゲーム成立時の得
点カウンタに記憶された得点情報によって駆動される
が、景品玉払出確認検出器75の信号が導出される毎にゲ
ーム得点カウンタの値から「1」づつ減算され、ゲーム
得点カウンタの値が「0」になると、景品玉払出ソレノ
イド73に停止指令が出され、景品玉の払出しが停止され
る。 景品玉払出装置62から払出された景品玉は、景品玉払
出通路76に排出される。景品玉払出通路76の下端に誘導
開口77が開設され、この誘導開口77が遊技盤保持枠12に
形成された前記連通口20及び景品玉出口7を介して前記
打球供給皿90に連通している。また、誘導開口77の一側
には、余剰玉通路79と連絡するための連絡樋78が設けら
れ、余剰の景品玉を余剰玉通路79に誘導するようになっ
ている。余剰玉通路79は、その下端が前面枠3の裏面に
取付られる接続樋83に接続され、余剰の景品玉を前記余
剰玉受皿11に誘導するようになっている。また、余剰玉
通路79の一側側壁には、充満感知部材81が上端を中心に
して揺動自在に設けられている。しかして、充満感知部
材81は、景品玉によって余剰玉通路79内が満杯になった
ときに該景品玉に押圧されて揺動するようになってい
る。また、充満感知部材81の対向する位置に充満検出器
82が設けられている。そして、充満感知部材81が揺動さ
れたときに充満検出器82がOFFとなり、得点処理装置71
の景品玉払出ソレノイド73の作動を停止させるようにな
っている。したがって、充満感知部材81が動作したとき
には、景品玉の払出が行われなくなる。なお、この場合
も打玉発射を直ちに不能動化したり、16個の打玉を発射
終了したときに不能動化したりするように構成すること
が望ましい。更に、余剰玉通路79内には、景品玉と衝突
して音を出すベル80が設けられている。 一方、機構板本体50の前面には、前記したように玉集
合樋84が形成され、この玉集合樋84によって集められた
打球は、排出玉通路85を通って弾球遊技機1の外に排出
される。 更に、機構板本体50の裏面には、遊技内容や後述する
発射玉の動作を制御する制御回路基板87が取り付けられ
ている。なお、遊技制御を行う基板と発射動作を制御す
る基板を別々に形成し、それぞれを別々の収容ケースに
収容して設置しても良い。 (2)打玉制御機構 次に、この弾球遊技機1の遊技を制御する上で重要な
打玉制御機構について第1A図ないし第5図を参照して説
明する。打玉制御機構は、前記前面扉板6に集約して設
けられ、打球供給皿90と、打球発射装置110と、打球供
給装置120とから構成される。 (2−1)打球供給皿 そこで、まず打球供給皿90の構成について第4図を参
照して説明する。打球供給皿90は、前記前面扉板6の前
面に固着され、前記景品玉出口7に臨む打球貯留部91と
該打球貯留部91に連続して形成され、且つ打玉を一列に
整列して流下させる打球整列樋92とから構成される。打
球整列樋92の上面には、カバー部材93が被覆されてい
る。このカバー部材93の上流側端部には、打球貯留部91
と打球整列樋92との連接部分で上方向に曲折される玉な
らし部94が形成されている。この玉ならし部94は、打球
貯留部91で上下に重なって貯留されている打玉を整列さ
せるために設けられるものである。また、カバー部材93
のほぼ全長に亘って透視することができる窓部95が形成
されている。この窓部95は、玉不足による打球発射の停
止を打玉がなくなったことと遊技者が勘違いしないよう
に、打球の有無を容易に確認することができるように構
成され、図示の実施例の場合には、透明の材料で形成さ
れているが、細長い長孔であってもよい。 また、打球供給皿90の打球整列樋92の外側には、打球
の発射動作が停止されていることを報知する打球発射停
止表示器96が設けられている。この打球発射停止表示器
96は、打球整列樋92上に所定個数(16個)の打玉が存在
しなくなったときに作動(点灯)するものであるが、ゲ
ームとゲームとの間の発射動作が停止されている間にも
作動させるようにしてもよい。 更に、前記打球整列樋92の底面には、打玉検出器97が
臨むようになっている。この打玉検出器97は、第1A図に
示すように、打球整列樋92の先頭の打玉(後述する打球
供給装置120の直前に位置する打玉)から所定個数目(1
6個目)の打玉が停止する位置に設けられ、容易に不正
できないように取付けられている。しかして、ゲームを
開始する直前に打玉検出器97が打玉の存在を検出したと
きには、所定数による遊技が可能であるため、後述する
打球発射装置110及び打球供給装置120を能動化して発射
動作を行うことができるようになっている。逆に、ゲー
ムを開始する直前に打玉検出器97が打玉の存在を検出し
ないときには、所定数による遊技が不可能であるため、
打球供給装置120を不能動化して発射動作を行えないよ
うにしている。なお、打玉の存在に有無は、具体的に
は、ゲーム開始信号があった後、所定時間T1だけ連続し
て打玉検出器97がONしている場合に打玉があると判定
し、所定時間T1の間連続してONしていないときに、打玉
がないと判定する。 ところで、打球整列樋92の流下端は、前記したように
打球供給装置120の直前の位置までであるが、その打球
整列樋92の流下端の底面には、第1A図及び第1B図に示す
ように玉抜き弁98が摺動可能に設けられている。この玉
抜き弁98は、その後端の係合部99に連結部材101の下端
が長穴100を介して連結されており、連結部材101の上端
が操作部材102に固定されている。操作部材102は、遊技
者が前面扉板6の前面から手動的に操作することにより
付勢スプリング103に抗してスライドさせることができ
るようになっている。このため、遊技者が操作部材102
をスライド(第1A図において右方向)させると、玉抜き
弁98も右方向に移動するようになっている。そして、玉
抜き弁98の下方には、排出径路104が形成され、その排
出径路104の末端に対応する前面扉板6に開設された排
出口105が前記戻し口106(第6図参照)に対設するよう
になっている。したがって、遊技者が操作部材102をス
ライドさせて玉抜き弁98を移動させると、打球供給皿90
に貯留されていた打玉が排出径路104、排出口105、戻し
口106を介して前記余剰玉受皿11に排出されるようにな
っている。なお、打球整列樋92の流下端に対応する前面
扉板6には、供給口107が開設され、この供給口107から
打玉が打球供給装置120に流出するようになっている。
なお、打球整列樋92は、打玉を複数列に整列させるもの
でも良く、また、前面扉板6の裏面側に設けられたもの
でもよい。 (2−2)打球発射装置 次に、打球発射装置110の構成について第1図を参照
して説明する。打球発射装置110は、発射レール14の発
射位置15にある打玉を弾発するための駆動装置で、前記
操作ハンドル10の操作によって動作するものである。第
1図において、打球発射装置110は、方形状の取付基板1
11に集約して設けられ、その先端に槌先部112aを有する
打球杆112が支軸113の一端(取付基板111の後面側)に
回動自在に軸支されている。槌先部112aが発射位置15に
臨むようになっており、発射位置15に待機する打玉を打
ち出す。また、支軸113には、図示しないが打球杆112に
弾発力を付与する巻バネが周設されている。また、打球
杆112の下端には、遮光板114が形成され、打球杆112が
傾動した位置で遮光板114が後述する打球杆作動状態検
出器118をONからOFFにし、打球杆112が戻るときにOFFか
らONにする。 前記打球杆112に往復回動動作を付与する打球モータ1
15が取付基板111に設けられている。また、打球モータ1
15の後面には、触手検出回路116が配置され、前記操作
ハンドル10に設けられるタッチスイッチ(図示しない)
に遊技者が触れることにより打球モータ115の回路が閉
路されるようになっている。 また、取付基板111の後面側には、前記打球杆112の回
動範囲を規制する当接ゴム117a,117bが上下交差状に固
着されている。 更に、取付基板111の後面側には、前記遮光板114によ
ってON・OFFする投受光方式の打球杆作動状態検出器118
が固着されている。この打球杆作動状態検出器118は、
通常時ON状態となっており、打球杆112が傾動して遮光
板114が介入することによりOFF状態となる。しかして、
打球杆112が戻るときにOFFからONに変化し、その変化し
たときに後述する打球供給装置120の玉送りソレノイド1
26に励磁信号を送るようになっている。なお、打球杆作
動状態検出器118は、外部からの光によって作動しない
ようにカバー119によって覆われている。 (2−3)打球供給装置 次に、第1図を参照して、打球供給装置120の構造に
ついて説明する。第1図において、打球供給装置120
は、前記前面扉板6の裏面に固定される枠状の取付基板
125と前面扉板6の裏面に直接取り付けられる打球供給
装置本体121とから構成される。 打球供給装置本体121は、取付基板125の中央に開設さ
れた開口を貫通して前面扉板6の裏面であって、前記供
給口107に対応するように直接固着されており、前面扉
板6に当接する側が開放された箱枠状に形成されてい
る。しかして、供給口107に対応するように送り玉載置
部122が形成されている。この送り玉載置部122は、玉1
個が収納されるような穴状に形成され、この穴に後述す
る玉送り部材130の玉送り突片132に出没するようになっ
ている。また、送り玉載置部122の上部にも開口が形成
され、この開口に後述する送り玉感知部材137の凸部139
が出没するようになっている。更に、送り玉載置部122
の一側(下流側)には、誘導路123が傾斜して設けら
れ、該誘導路123の流下端であって、打球供給装置本体1
21の後面側に落下口124が開設されている。この落下口1
24は、前記発射レール14の発射位置15のやや上流側に臨
むようになっている。 一方、上記打球供給装置本体121を囲むように取付基
板125が取付けられているが、この取付基板125の下方に
は、玉送りソレノイド126が取り付けられる。玉送りソ
レノイド126は、そのプランジャ127がほぼ横方向に移動
可能となるように設置されており、プランジャ127に周
設されたスプリング128によって常に一側(第1A図にお
いて左側)に付勢された位置となっている。また、プラ
ンジャ127の他端には、押圧部129が形成されている。 一方、玉送りソレノイド126の上部に玉送り部材130が
支軸131で軸支されている。玉送り部材130は、ほぼ
「L」字状に形成され、その曲折部を前記支軸131で支
持されて揺動自在となっている。しかして、玉送り部材
130の長辺の先端には、上向きに玉送り突片132が突設さ
れ、その玉送り突片132が前記打球供給装置本体121の送
り玉載置部122に出没するようになっている。なお、玉
送り突片132の上面は、前記誘導路123に向うように傾斜
して形成される傾斜面133となっている。また、玉送り
部材130の短辺の先端には、前記玉送りソレノイド126の
押圧部129と対向するように当接部134が形成され、玉送
りソレノイド126が励磁されたときに、押圧部129によっ
て当接部134が押圧され、玉送り部材130を揺動させるよ
うになっている。更に、玉送り部材130の長辺のほぼ中
央に係止部135が形成され、この係止部135に付勢スプリ
ング136が係止されることにより玉送り部材130の玉送り
突片132が打球供給装置本体121の送り玉載置部122内に
侵入した位置となるように付勢している。玉送り部材13
0は、上記のように構成されるため、通常の状態で付勢
スプリング136により玉送り突片132が送り玉載置部122
内に侵入させている。このため、打球整列樋92の先頭の
打玉は、第1B図に示すように、玉送り突片132の側面に
当接して前記玉抜き弁98上に待機した状態で停止してい
る。これに対し、玉送りソレノイド126が励磁して押圧
部129が当接部134を押圧すると、玉送り部材130が支軸1
31を中心にして付勢スプリング136の付勢力に抗して反
時計方向に回動する。このため、玉送り突片132が送り
玉載置部122から退避した状態となるため、打球整列樋9
2の先頭の打玉が送り玉載置部122に移動して玉送り突片
132の上面に載置した状態となる。そして、玉送りソレ
ノイド126が非励磁状態となることにより、玉送り部材1
30が付勢スプリング136の付勢力により再度時計方向に
回動して送り玉載置部122に載置されていた打玉を持ち
上げ、誘導路123に流下させ、落下口124から発射レール
14に送り出す。 また、取付基板125には、前記打球供給装置本体121の
上部一側に投受光方式の送り玉検出器144が取り付けら
れている。この送り玉検出器144は、支軸138に支持され
て揺動する送り玉感知部材137の動作を検出するもので
ある。送り玉感知部材137は、その後端を前記支軸138で
揺動自在に軸支されるもので、その中程に当接傾斜面14
0が形成される凸部139が形成され、その凸部139の上面
には、付勢スプリング141の一端が当接され、常に送り
玉感知部材137を下方に向くように付勢している。ま
た、送り玉感知部材137の先端側には、アーム片142が形
成され、そのアーム片142の先端に前記送り玉検出器144
を作動させる遮光板143が形成されている。しかして、
送り玉感知部材137は、常には付勢スプリング141によっ
て遮光板143が送り玉検出器144をOFFとするように下降
した位置となっており、送り玉載置部122に移動載置さ
れた打玉が玉送り部材130で上昇されるときに、該打玉
によって押圧されて上方へ揺動し、遮光板143が送り玉
検出器144から退避してONとさせるようになっている。
これにより、発射されるべき打玉の数を計数することが
できる。 また、取付基板125の上部一側には、前記玉送りソレ
ノイド126及び送り玉検出器144からの配線を中継する中
継端子基板145が固定され、該中継端子基板145にそれぞ
れの配線から延びる端子を接続するためのコネクタ146
が形成されている。 (2−4)打玉制御機構の動作 以上、説明した打球供給皿90、打球発射装置110、及
び打球供給装置120からなる打玉制御機構の動作につい
て第1A図ないし第5図を参照して説明する。 まず、遊技者が購入した打玉を打球供給皿90に投入す
ると、打玉は、打球供給皿90の打球整列樋92を流下して
供給口107の直前で先頭の打玉が玉送り突片132の側面に
当接して停止する。そのような状態で遊技者が操作ハン
ドル10を回動操作すると、図示しないタッチスイッチを
含むハンドルスイッチがONし、打球発射装置110の打球
モータ115が回転する。打球モータ115が回転されると、
打球杆112が第2図に示すように傾動して遮光板114が打
球杆作動状態検出器118をONからOFF状態にする。このと
き、打球供給装置120の玉送りソレノイド126は、未だ励
磁されない。打球モータ115がさらに回転すると、打球
杆112が急激に元の位置に復帰する。しかして、このと
き打球杆作動状態検出器118がOFFからONに変化し、この
変化が検出されることにより打球供給装置120の玉送り
ソレノイド126が励磁される。玉送りソレノイド126が励
磁されると、玉送り部材130が送り玉載置部122から退避
し、玉送り突片132の側面で停止されていた先頭の打玉
が送り玉載置部122に移動する。そして、玉送りソレノ
イド126が非励磁状態になると、第3図に示されるよう
に玉送り部材130が付勢スプリング136が付勢力により再
度送り玉載置部122に侵入するので、送り玉載置部122で
待機していた打玉が持ち上げられて誘導路123に送り出
され、落下口124から発射レール14に誘導される。ま
た、このとき送り玉感知部材137も揺動して送り玉検出
器144をONからOFFに変化させる(第3図参照)。この送
り玉検出器144がONからOFFに変化すると、カウントアッ
プ信号が導出され発射玉カウンタの値に「1」づつ加算
する。なお、打球杆112の最初の動作によって打玉は、
発射されない。すなわち、打球の発射動作と打球の供給
動作とは、打球杆112の槌先部112aが打球発射装置15に
ある打玉を弾発した後に、打球供給装置120によって次
の打玉が発射レール14に落下するように構成されてい
る。したがって、ゲームの最初の発射動作は、空打ちと
なる。このように供給された打玉を即座に弾発するよう
に構成しなかったのは、供給されたばかりの打玉を弾発
するように構成すると、打玉が打球発射位置15に載置さ
れている時間が短くなるため、安定しない場合があり、
その場合、斑飛び等の発射不良となるからである。 上記のようにして遊技者が操作ハンドル10を連続的に
操作することにより打球モータ115が連続的に回転し、
打玉を弾発し、且つ打玉を供給する。ところで、発射さ
れた打玉が遊技盤21の遊技領域23に到達することなく、
誘導レール22を戻ってきた場合には、その多くはファー
ル口17に導かれて揺動部材18を揺動させ、ファール玉検
出器19を作動させる。このファール玉検出器19を作動さ
せると、カウントダウン信号が導出され発射玉カウンタ
の値を「1」づつ減算する。そして、第5図に示すよう
に、上記した発射玉カウンタの値が「16」になった後の
打球杆作動状態検出器118の最初のOFFからONへの変化か
ら所定時間T2が経過したとき1ゲームが終了する。そし
て、所定時間T2の間は、打球供給装置120の玉送りソレ
ノイド126の動作が停止される。このとき、打球発射装
置110の打球モータ115は、遊技者が操作ハンドル10を操
作している限り回転しており、打球杆112を往復回動さ
せている。また、所定時間T2の経過後、所定時間T1の間
打玉検出器97が作動していた場合、この実施例において
は、打玉検出器97が近接型の検出器であるため、OFFと
なっている場合には、打玉が打玉検出器97の設置されて
いる位置にあるということであり、所定個数(16個)の
打玉が打球整列樋92上に残留していると判定される。こ
のため、遊技を行うことができる。 ところで、第5図において、2回目のゲームを行って
いる途中で打玉検出器97がON・OFF動作をしなくなった
場合には、打球整列樋92の打玉検出器97上を打玉が通過
しなくなって、打球整列樋97上に打玉が残り少なくなっ
たことを示す。このような状態で2ゲーム目を終了して
所定時間T2が経過したときに、その経過後の所定時間T1
の間打玉検出器97がON状態を維持しているときには、打
玉検出器97上に打玉が存在していないため、所定個数の
打玉が打球整列樋92上に残留していないと判定される。
このため、打球供給装置120の玉送りソレノイド126が不
能動化されて発射動作が行えないようになって、次の3
ゲーム目に移行できないようになっている。ただし、第
5図に示す動作説明では、2ゲーム目で得点が発生して
いるため、所定時間T2経過後から景品玉払出ソレノイド
73が作動して景品玉払出装置62から景品玉が払出されて
打球整列樋92上に整列し、連続して所定時間T1打玉検出
器97がOFF状態となったときに、再度所定個数の打玉が
打球供給皿90に残留されていると判断されて、打球供給
装置120の玉送りソレノイド126を能動化して発射動作を
行い得るようにし、3ゲーム目を継続することができ
る。なお、2ゲーム目で得点が発生していないときに
は、遊技者は、新たに遊技玉を借り受けて打球供給皿90
に投入するか、あるいは、ゲームの継続を諦めて操作部
材102を操作して玉抜き弁98を移動させて打球整列樋92
に残留している打玉を抜き取るようにすればよい。 以上、実施例について説明してきたが、この実施例に
よれば、所定数の打玉による遊技の開始に当って、打玉
検出器97の検出出力がある場合には、打球供給皿90に所
定数以上の打玉が残存していることを意味するので、打
球供給装置120及び打球発射装置110が能動化され、打玉
の発射動作が可能となり、所定数の打玉による遊技を行
うことができる。また、遊技の開始に当って、打玉検出
器97の検出出力がない場合には、打球供給皿90に所定数
以下の打玉しか残存していないことを意味するので、打
球発射停止表示器96でその旨が報知されると共に、打球
供給装置120及び打球発射装置110による発射動作が不能
動化され、所定数の打玉による遊技を行うことができな
い。つまり、この実施例においては、打球供給皿90に残
存する打玉数が所定数以下となったときは、遊技を開始
するに際し、打玉数が規定数に不足している旨が報知さ
れると共に発射動作が行えないように制御されるため、
遊技が途中で中断することがない。 なお、上記した実施例においては、ゲーム開始前に打
玉検出器97が所定時間T1以上作動しているときに、打球
発射動作を能動化するものを示したが、ゲーム開始前に
打玉検出器97が所定個数(16個)の打玉を計数したこと
に基づいて打球発射動作を能動化してもよいし、あるい
は、所定個数の打玉が打球整列樋92上にあるときにのみ
作動する検出器(例えば、天秤の動作により所定個数の
打玉があるときだけにONするマイクロスイッチ等)を設
け、その検出器がゲーム開始前に作動したことに基づい
て打球発射を能動化するものでもよい。また、打玉検出
器97の検出する位置は、所定個数である「16」個目でな
くそれ以上、例えば、20個目を検出する位置であっても
よい。更に、スタートスイッチ9を各ゲームの始めにON
するように構成し、打玉検出器97の出力とスタートスイ
ッチ9の出力があることに基づいて打玉の発射を能動化
するものでもよい。 また、上記実施例において、遊技を不能動化させる例
としての打球発射の能動化又は不能動化は、打球供給装
置120を制御することにより行っていたが、打球発射装
置と打球供給装置が連動している形式のものにあって
は、打球発射装置110を能動化又は不能動化させてもよ
い。また、打球発射装置110又は打球供給装置120そのも
のを能動化・不能動化させるのではなく、それらは、常
に作動可能としておき、打球供給装置へ送られる打玉を
停止させるシャッタを能動化させたり、あるいは不能動
化させてもよい。要は、どのような構造であっても、打
球の発射可能な状態と打球の発射が不可能な状態とを出
現できる構成であればよい。また、打玉の発射を不能動
化させることに代えて、通過玉検出器47a〜47p等の検出
器を不能動化し、発射された打玉を遊技者に返却したり
してもよい。また、本実施例の玉抜き装置としての玉抜
き弁98のように打球供給皿90に残留している打玉は、す
べて遊技者に返却可能に構成されることが望ましい。 また、上記実施例では、打球発射装置として打球モー
タ115で駆動されるものを示したが、パルス信号で駆動
されるロータリソレノイドまたは直線ソレノイドで駆動
されるものでも良い。この場合、ソレノイドの作動に基
づいて打球供給装置120の玉送りソレノイド126が作動す
るようにしてもよいし、操作ハンドル10の操作により駆
動される打球供給装置120の玉送りソレノイド126の作動
に基づいてソレノイドが駆動するようにしたものでもよ
い。また、打球供給装置としても打球発射装置と機械的
な連結機構により連動する形式のものでもよい。更に、
打玉検出器97の構造も近接型に限定されるものではな
く、投受光方式、感知板を備えたマイクロスイッチ等で
構成したものでも良い。 また、弾球遊技機は、カード式の弾球遊技機であって
もよく、この場合は、遊技者の持ち玉データが遊技の開
始前に所定数の打玉に対応する値以下であるとき遊技を
不能動化すればよい。
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明において
は、所定数の打玉による遊技の開始に当って、使用され
る以前の打玉の残存数が所定数に達していないことが報
知されるので、遊技者は、その報知によって遊技が途中
で中断しないように、例えば、新たな打玉を購入する等
の処置を事前に採ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第3図は、実施例に係る打球供給皿、打球
発射装置及び打球供給装置からなる打球制御機構の構成
及び作用を示す正面概略図、第4図は、打球供給皿の平
面図、第5図は、打球制御機構の動作の一例を示すタイ
ムチャート、第6図は、実施例に係る弾球遊技機の正面
図、第7図は、弾球遊技機の背面概略図である。 1…弾球遊技機(遊技機) 21…遊技盤 87…制御回路基板(判定手段を含む) 96…打球発射停止表示器(報知手段) 97…打玉検出器(判定手段の一部を構成) 110…打球発射装置 120…打球供給装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打球供給皿に貯留される打玉を発射位置直
    前に位置する打球供給装置によって発射位置に1個ずつ
    供給し、その供給された打玉を所定数遊技盤上に発射
    し、少なくともその所定数の打玉によって成立する遊技
    の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する弾球遊技機
    であって、 前記打球供給皿は、打玉を貯留する打球貯留部と、該打
    球貯留部に連続して形成され且つ打玉を一列に整列して
    流下させる打球整列樋と、から構成され、 該打球整列樋の前記打球供給装置の直前位置から所定個
    数目の打玉が停止する位置に打玉の有無を検出する検出
    手段を設けると共に、該検出手段が打玉の存在を検出し
    ないときに、その旨を報知する報知手段を設けたことを
    特徴とする弾球遊技機。
JP1128522A 1989-05-22 1989-05-22 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP2753625B2 (ja)

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