JP2747712B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2747712B2
JP2747712B2 JP1006278A JP627889A JP2747712B2 JP 2747712 B2 JP2747712 B2 JP 2747712B2 JP 1006278 A JP1006278 A JP 1006278A JP 627889 A JP627889 A JP 627889A JP 2747712 B2 JP2747712 B2 JP 2747712B2
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hitting
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詔八 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、打玉を一列に誘導する打球供給皿の打球
誘導径路から発射位置側に移送される打玉を検出しなが
ら供給する打球供給装置を備えた弾球遊技機に関するも
のである。
【従来の技術】
従来、例えば、遊技盤上に一定数(例えば、16個)の
打玉を発射して遊技を行い、遊技盤の遊技領域の最下方
に横一列に並列された通過口に入賞した組合せが予め定
められた組合せとなることによって所定の景品玉を払出
す形式の弾球遊技機があった。このような弾球遊技機に
おいては、発射位置に送り込まれる打玉を計数し、その
計数値が一定数となったとき打球供給装置による打玉の
供給動作を不能動化するようになっている。ところで、
この種の弾球遊技機においては、発射位置に送り込まれ
る打玉の計数の正確性が必要とされるが、従来の玉検出
器は、投受光方式の検出器や、あるいは打玉を供給する
ための玉送り部材の揺動動作を検出するための検出器が
使用されていた。
【発明が解決しようとする課題】
しかして、投受光方式の検出器においては、汚れ等の
付着により誤検出する可能性があって確実性がなく、ま
た、玉送り部材の動作を検出する検出器は、打玉を直接
検出していないので、玉送り部材によって打玉が供給さ
れなくても検出してしまうという欠点があった。この発
明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、発射位置に供給される打玉の検出を確実
に行うことができる弾球遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明において
は、 打玉を一列に誘導する打球供給皿の打球誘導径路から
発射位置側に移送される打玉を検出しながら供給する打
球供給装置を備えた弾球遊技機において、 前記打球誘導径路の終端部に打玉を停止する規制部を
設け、 前記打球供給装置は、前記規制部で停止している打玉
を前記発射位置側に向けて移送するために昇降する玉送
り部材と、該玉送り部材に載置して上昇された打玉によ
って揺動し且つ打玉が載置していないときに揺動しない
揺動部材と、該揺動部材の揺動時に作動する玉検出器
と、からなることを特徴とするものである。
【作用】
打球誘導径路を流下してきた打玉は、規制部によって
停止される。その停止した打玉は、玉送り部材の昇降動
作によって上昇せしめられて規制部を越えて発射位置側
に向けて移送される。打玉が玉送り部材の昇降動作によ
って上昇せしめられる際には、該打玉が揺動部材を揺動
せしめ、その揺動部材の揺動により玉検出器が作動して
打玉の供給動作を検出する。 このように、この発明においては、供給される打玉の
検出が打玉を介して揺動する揺動部材によって検出され
るように構成されているので、打玉が存在しないときに
は、玉送り部材が動作しても打玉の検出動作が行われ
ず、発射位置に供給される打玉の検出を確実に行うこと
ができる。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。 弾球遊技機全体の構成 まず、第9図ないし第13図を参照して、実施例に係る
弾球遊技機全体の構成について説明する。第9図は、弾
球遊技機の正面図である。図において、弾球遊技機1の
額縁状の前面枠2には、扉保持枠3が周設され、該扉保
持枠3には、ガラス板5a,5b(第11図参照)を有するガ
ラス扉4及び前面扉6が一側を軸支されて開閉自在に取
り付けられている。ガラス扉4の後方であって、前記前
面枠2の裏面の遊技盤保持枠56(第12図参照)には、遊
技盤14が遊技盤取付具57a〜57c(ただし、57cは図示せ
ず)によって着脱自在に設けられている。 また、前面扉6の表面には、排出された景品玉を貯留
し、かつ打玉の発射位置に一個宛供給する打球供給皿7
が固定されている。打球供給皿7の上流側には、後述す
る景品玉払出装置132から払い出された景品玉が排出さ
れる景品玉払出口8が開設され、該景品玉払出口8の下
方内部空間には、遊技に関連する効果音を発生するスピ
ーカ9が内蔵されている。また、前面扉6には、弾球遊
技機1において遊技を開始するためのスタートスイッチ
10も設けられている。このスタートスイッチ10は、電源
投入後、最初の遊技者が押圧すれば、後は電源を切らな
い限り押圧する必要がない。そして、遊技中は、1ゲー
ム毎の得点を精算するための精算スイッチとして働く。 なお、この弾球遊技機1においては、ゲームが終了し
て、次のゲームが開始されると同時に前のゲームの得点
が自動的に精算されるようになっている。したがって、
スタートスイッチ10を精算スイッチとして使用する場合
は、次のゲームに進むことなく、前のゲームを精算した
いときだけである。なお、スタートスイッチ10を設け
ず、電源投入後、直ちに遊技が行えるものでもよい。更
に、前面扉6の裏面には、打球供給皿7から誘導される
打玉を後述する発射位置122に供給する打球供給装置97
が固定されている。なお、打球供給装置97については、
後に詳述する。 前記前面枠2の下方部には、打球発射装置81の一部を
構成する操作ハンドル11や、前記打球供給皿7に貯留し
きれなかった景品玉を貯留するための余剰玉受皿12が設
けられている。この余剰玉受皿12の後面には、余剰玉排
出口13が開設され、後述する余剰玉通路75や、戻り玉径
路129から流出する玉を余剰玉受皿12に排出するように
なっている。また、操作ハンドル11の内部には、図示し
ないが後述する打球モータ91を回転駆動するためのハン
ドルスイッチ(タッチスイッチを含む)が設けられてい
る。 遊技盤の構成 前記遊技盤保持枠56に遊技盤取付具57a〜57cによって
着脱自在に取り付けられる遊技盤14の表面には、後述す
る発射レール121から誘導された打玉を誘導するための
誘導レール15がほぼ円状に植立されている。そして、誘
導レール15によって囲まれた領域が遊技領域16を構成す
るものである。遊技領域16のほぼ中央には、複数の回転
ドラム18a〜18cを有する可変表示装置17が設けられ、該
可変表示装置17の下方に一対の可動部材33a,33bを有す
る可変入賞球装置23が設けられている。この可変入賞球
装置23の可動部材33a,33bは、前記可変表示装置17の回
転ドラム18a〜18cの組み合せが所定の表示状態(例え
ば、横方向に「7」の数字が整列した場合)となったと
きに、特定遊技状態となり、所定期間開放するように設
定されている。そして、可動部材33a,33b内に設けられ
た特定入賞口38に入賞すると、次のゲーム開始時に再度
上記した開放状態を繰り返し、特定入賞口38に入賞玉が
発生する毎に最高10回繰り返すことができるようになっ
ている。なお、可変入賞球装置23の構造については、後
に詳述する。 また、可変表示装置17には、後述する始動入賞口22a,
22bに入賞した入賞玉数を最高4個まで記憶して、その
記憶数を表示する入賞個数表示LED19が設けられるとと
もに、前記開放状態の繰り返し回数を表示する継続回数
表示器20が設けられている。更に、可変表示装置17の上
部中央には、ゲーム成立時に獲得した得点を倍増する2
倍入賞口21が設けられている。また、2倍入賞口21に打
玉が入賞すると、後述する通過口24aに対応する表示ラ
ンプ25aが点灯するようになっている。 また、可変表示装置17の左右両側には、前記回転ドラ
ム18a〜18cの回転を許容する始動入賞口22a,22bが設け
られている。この始動入賞口22a,22bのうち図示左側の
始動入賞口22aに打玉が入賞すると、通過口24bに対応す
る表示ランプ25bが点灯し、図示右側の始動入賞口22bに
打玉が入賞すると、通過口24oに対応する表示ランプ25o
が点灯するようになっている。 遊技領域16の最下方には、複数(実施例では、16個)
の通過口24a〜24pが横方向に一列に設けられ、その入賞
口24a〜24pの前面を覆う装飾板26には、各入賞口24a〜2
4pに対応する表示ランプ25a〜25pが設けられている。な
お、図示の実施例では、入賞口24a〜24pには、「1〜1
6」の数字が付されている。しかして、打玉が複数の入
賞口24a〜24pのいずれかを通過したときには、対応する
表示ランプ25a〜25pが点灯し、その表示ランプ25a〜25p
が4個連なって点灯したとき得点が1点となる。ただ
し、中央の通過口25g〜25j(7〜10に対応)が4個連な
って点灯したときには、得点が3点になる。また、5個
以上連なって点灯したときには、1個点灯する毎に1点
加算される。なお、表示ランプ25a〜25pは、電源投入時
又は後述するリセット出力が導出されてから前記スター
トスイッチ10が押圧されるまでの間デモンストレーショ
ンとして点灯移動、あるいは点滅表示するようにしても
よい。また、通過口24a〜24pの詳細な構造は、後に詳述
する。 また、遊技領域16には、前記した特定遊技状態になっ
たときに点灯又は点滅して遊技者にその旨を報知する遊
技効果ランプ27a,27bが設けられている。この遊技効果
ランプ27a,27bと同じ効果を奏するものとして前記前面
枠2の上部にも枠ランプ28a,28bが設けられている。更
に、遊技領域16の外側であって、遊技盤14の右側上部に
は、上記得点を表示するための得点表示器29が設けら
れ、遊技盤14の左側上部には、後述する排出玉検出スイ
ッチ164が作動することによって点灯する景品玉払出ラ
ンプ31と、後述する作動スイッチ65aが作動することに
より点灯する玉切れランプ30が設けられている。なお、
得点表示器29に表示される得点の最高点は、10点に制限
されるが、得点表示器29が1つのディジタル表示器で構
成されているため、その10点を表示するときには、
「A」が表示されるようになっている。もちろん、この
場合2つのディジタル表示器で得点表示器29を構成して
も良い。また、得点表示器29には、ゲーム開始時に前の
ゲームで成立した得点を点滅表示し、景品玉の払出が行
われる毎にその得点表示を減算表示し、「0」になった
ときに、当該ゲームにおいて得点が発生していれば、そ
の得点を点灯表示して、それぞれのゲームで獲得した得
点を表示態様によって区別するようになっている。この
場合、2色発光のディタル表示器を1つ使用して区別し
ても良い。また、ゲームの進行中に発生する得点を表示
する表示器と、払出す得点を表示する表示器とを別々に
設けてもよい。 ここで、前記可変入賞球装置23は詳細な構造について
第10図を参照して説明すると、可変入賞球装置23は、前
記遊技盤14に取り付けられる取付基板32を有し、該取付
基板32の中央左右に一対の可動部材33a,33bが支軸34a,3
4bを中心に回動自在に軸支されている。可動部材33a,33
bは、ソレノイド42によって開閉自在に駆動される。可
動部材33a,33bの基部には、ストッパー35a,35bが形成さ
れ、このストッパー35a,35bが取付基板32の左右両端下
方に突設された規制壁36a,36b、及び取付基板32の中央
横方向に突設された玉誘導板37と係合して、可動部材33
a,33bの回動範囲を規制している。玉誘導板37は、可動
部材33a,33bが開放した状態で受け入れた打玉を後方に
向って誘導するもので、その中央に特定入賞口38が形成
され、その左右に通常入賞口39a,39bが形成されてい
る。特定入賞口38の流下端には、特定入賞玉検出スイッ
チ40が設けられ、通常入賞口39a,39bの流下端には、通
常入賞玉検出スイッチ41a,41bが設けられている。しか
して、可動部材33a,33bによって受け止められた打玉が
特定入賞口38に入賞して特定入賞玉検出スイッチ40をON
させると、前記したように次のゲームの開始時に所定期
間再度可動部材33a,33bを開放するとともに、前記複数
の通過口24a〜24pのうち比較的通過し難い通過口24d,24
g,24j,24n(4、7、10、13に対応)に対応する表示ラ
ンプ25d,25g,25j,25nが点灯するようになっている。ま
た、打玉が図示左側の通常入賞口39aに入賞して通常入
賞玉検出スイッチ41aをONさせると、前記複数の通過口2
4a〜24pのうち比較的通過し難い通過口24b,24d,24g,24j
(2、4、7、10に対応)に対応する表示ランプ25b,25
d,25g,25jが点灯するようになっている。更に、打玉が
図示右側の通常入賞口39bに入賞して通常入賞玉検出ス
イッチ41bをONさせると、前記複数の通過口24a〜24pの
うち比較的通過し難い通過口24g,24j,24n,24o(7、1
0、13、15に対応)に対応する表示ランプ25g,25j,25n,2
5oが点灯するようになっている。このように特定入賞口
38及び通常入賞口39a,39bに打玉が入賞すると、1つ又
は2つ間を置いて比較的通過し難い通過口24a〜24pに対
応する表示ランプ25a〜25pが点灯するので、その点灯し
ていない間の通過口24a〜24pに打玉が通過することによ
り容易に高い得点が成立することとなり、特に、特定入
賞口38に打玉が通過することにより、最高10ゲーム連続
して高い得点を得ることができるので、多量の景品玉を
獲得することができる。なお、本実施例では、打玉が通
過した通過口の組み合せによって得点を付与するように
したが、特定の通過口に打玉が通過したことによって得
点を付与するようにしてもよいし、直ちに景品玉を払出
してもよい。 次に、前記通過口24a〜24pの詳細な構造について第11
図を参照して説明する。第11図は、1つの通過口24aに
ついての断面図を示すが、他の通過口24b〜24pも同じ構
造であるので、その説明を省略する。しかして、通過口
24aの後端には、落下部43aが形成され、その落下部43a
の下方に支軸45によって揺動自在に軸支された作動部材
44aが臨んでいる。作動部材44aは、円盤状に形成されて
おり、その下部にウエイト46aが埋設され、その上部後
方に落下部43aから落下する打玉を受け止める載置部47a
が形成されている。更に、作動部材44aには、ウエイト4
6aと載置部47aとの間に遮光板48aが突設されている。ま
た、作動部材44aの下方には、通常時ONとなっている投
受光方式の通過玉検出スイッチ49aが配置されている。
したがって、打玉が通過口24aに入って落下部43aから下
方に落ち載置部47aに乗ると、作動部材44aがウエイト46
aの付勢力に抗して回動する。そして、作動部材44aが回
動したときに遮光板48aが通過玉検出スイッチ49aをONか
らOFFに変化させ、通過玉があったことを検出する。こ
れにより、対応する表示ランプ25a〜25pに点灯する。な
お、通過玉検出スイッチ49aが投受光方式であるため、
表示ランプ25aからの光を検出して誤動作を起こす可能
性があるため、表示ランプ25aは、筒状のカバーによっ
て覆われている。また、前記支軸45は、すべての作動部
材44a〜44pに共通して設けられている。 ところで、遊技盤14の裏面には、第12図に示すように
入賞玉集合カバー体50が取り付けられている。この入賞
玉集合カバー体50は、前記2倍入賞口21及び始動入賞口
22a,22bを後述する玉集合樋166に導く誘導径路が形成さ
れ、その誘導径路の途中に2倍検出スイッチ53及び始動
入賞玉検出スイッチ54a,54bがそれぞれ設けられてい
る。また、入賞玉集合カバー体50の中央には、前記可変
表示装置17の回転ドラム18a〜18cを回転駆動するドラム
駆動機構51が突出するように開口が設けられている。な
お、ドラム駆動機構51の側方には、回転ドラム18a〜18c
を回転せしめるための駆動モータ52が取り付けられてい
る。更に、入賞玉集合カバー体50の裏面には、前記各種
のスイッチ及び表示ランプ等の配線を一旦接続する中継
端子基板55が設けられ、この中継端子基板55から後述す
る制御回路基板80内に設けられる制御回路131と接続さ
れるようになっている。 機構板の構成 次に、第12図を参照して弾球遊技機1の裏面に配置さ
れる機構板58の構成について説明する。まず、機構板58
の全体の概略について説明する。 機構板58は、前記1ゲームが終了した時点で成立して
いる得点に対応する所定個数(例えば、16個)の景品玉
を排出するための各種の機構が設けられるものである。
しかして、機構板58は、合成樹脂で成型されたほぼ方形
状の機構板本体59に各種の機構を組み付けたものからな
り、その機構体本体59の一側を前記遊技盤保持枠56に軸
支して着脱開閉自在に設けられている。また、機構板本
体59の裏面には、機構板58を閉じた状態で係止する機構
板取付具60a〜60cが設けられている。更に、機構板本体
59の前面下方位置には、後述する玉集合樋166が形成さ
れている。この玉集合樋166の構成については、後に詳
述する。 機構板本体59の後面側には、弾球遊技機設置台の図示
しない補給機構から補給される景品玉を遊技者に払い出
すための各種の機構が設けられている。これらの機構に
ついて、以下説明すると、機構板本体59の上部には、景
品玉タンク61が固定されている。この景品玉タンク61に
は、上記した補給機構から多量の景品玉が補給されるよ
うになっている。 景品玉タンク61の下方には、景品玉を整列させるため
の誘導樋62が設けられている。この誘導樋62は、景品玉
が2列に整列して自然流下するように傾斜して取り付け
られる。また、誘導樋62の上流側の底面には、玉感知板
63が揺動自在に軸支されている。しかして、玉感知板63
上に景品玉が載置されて充満しているときは、図示しな
い重錘の付勢力に抗して玉感知板63の上端が押し下げら
れた状態となっており、一方、玉感知板63上に景品玉が
欠乏して載置されなくなったときは、重錘の付勢力によ
り玉感知板63の上端が跳ね上がった状態となる。 そして、玉感知板63が跳ね上がったときには、作動部
材64を介してその下部に配置された作動スイッチ65a,65
bが動作され、前記玉切れランプ30を点灯してその旨を
報知するとともに、後述する払出しモータ160を停止さ
せ遊技場に設置してある管理コンピュータに信号を送
り、上記図示しない補給機構を作動させて景品玉タンク
61に所定個数(例えば、400個)の景品玉を補給する。 誘導樋62の下流側には、2列に形成された屈曲樋66が
接続されるように取り付けられている。この屈曲樋66
は、誘導樋62を流下してきた景品玉の流下方向を180度
転換させるとともに、連続して流下している景品玉の玉
圧を弱めるためにある。屈曲樋66の屈曲部には、玉抜き
装置67が設けられ、閉店後に操作することにより、景品
玉タンク61及び誘導樋62に貯留されていた景品玉を玉抜
き通路68に排出して弾球遊技機1外へ誘導するようにな
っている。 また、屈曲樋66の屈曲部より下流側のほぼ下り傾斜通
路部分には、欠乏検知板69が揺動自在に設けられてい
る。この欠乏検知板69は、屈曲樋66内に景品玉があると
きは、上端に景品玉に押圧されて下端を外側に跳ねあげ
た状態を維持し、逆に屈曲樋66内に景品玉がなくなる
と、自重により上端が上方向に回動して下端がほぼ垂直
方向に垂れ下がるような状態となる。そして、このよう
な垂れ下がった状態のときに、後述する制御部材137が
上昇すると、制御部材137の係合部138aが下端の係合部6
9aと係合して制御部材137を上昇した位置で保持するよ
うに作用し、最終的に景品玉の払い出しが行われなくな
るようにしている。 また、屈曲樋66の下流部には、ほぼ垂直状の垂直部70
が形成され、その末端には、段差部が形成されている。
この段差部は、後述する景品玉払出装置132の上部玉ス
トッパー134がスムーズに動作するように玉圧を弱める
ように作用しているものである。 屈曲樋66の下流側には、景品玉払出装置132が接続さ
れている。景品玉払出装置132は、所定個数の景品玉を
受け入れて、その所定個数の景品玉を得点玉処理装置14
5の動作に連動して払い出すものである。景品玉払出装
置132及び得点玉処理装置145については、後に詳述す
る。 景品玉払出装置132から払出された景品玉は、景品玉
払出通路71に排出される。景品玉払出通路71には、その
途中に払出された景品玉が衝突して音を出すベル73が設
けられ、更に、その下方の景品玉払出通路71の下端に誘
導開口72が開設され、この誘導開口72が前記打球供給皿
7に連通している。また、誘導開口72の一側には、余剰
玉通路75と連絡するための連絡樋74が設けられ、余剰の
景品玉を余剰玉通路75に誘導するようになっている。余
剰玉通路75は、その下端が前面枠2の裏面に取付られる
接続樋79に接続され、余剰の景品玉を前記余剰玉受皿12
に誘導するようになっている。また、余剰玉通路75の一
側側壁には、充満感知部材77が上端を中心にして揺動自
在に設けられている。しかして、充満感知部材77は、景
品玉によって余剰玉通路75内に満杯になったときに該景
品玉に押圧されて揺動するようになっている。また、充
満感知部材77の対向する位置に充満検出スイッチ78が設
けられている。そして、充満感知部材77が揺動されたと
きに充満検出スイッチ78がOFFとなり、得点玉処理装置1
45の後述する払出しモータ160の回転を停止させるよう
になっている。したがって、充満感知部材77が動作した
ときには、景品玉の払出が行われなくなる。更に、余剰
玉通路75内には、景品玉と衝突して音を出すベル76が設
けられている。 更に、機構板本体59の裏面には、遊技内容や後述する
発射玉の動作を制御する制御基板80が取り付けられてい
る。この制御基板80には、後述するマイクロコンピュー
タ180(第7図参照)を含む制御回路131(第1図参照)
が形成されている。 打玉制御機構 次に、この弾球遊技機1の特徴である打玉制御機構に
ついて第1図ないし第6図を参照して説明する。打玉制
御機構は、打球発射装置81と打球供給装置97と発射レー
ル機構119とから構成される。 打球発射装置 そこで、まず、打球発射装置81の構成について第1図
及び第12図を参照して説明する。打球発射装置81は、発
射レール121の発射位置122にある打玉を弾発するための
駆動装置で、前記操作ハンドル11の操作によって動作す
るものである。第1図において、打球発射装置81は、方
形状の取付基板82に集約して設けられ、その先端に槌先
部84を有する打球杆83が支軸85の一端(取付基板82の後
面側)に回動自在に軸支されている。槌先部84が発射位
置122に臨むようになっており、発射位置122に待機する
打玉を打ち出す。また、支軸85には、図示しないが打球
杆83に弾発力を付与する巻バネが周設され、その巻バネ
の一端が支軸85と一体回動する腕部87に係止され、巻バ
ネの他端が後述する打球力調節機構94によって回動する
回動部材87aに係止されている。また、打球杆83の下端
には、遮光板86が形成され、打球杆83が傾動した位置で
遮光板86が後述する打球杆作動状態検出スイッチ96をON
からOFFにし、打球杆83が戻るときにOFFからONにする。 前記支軸85の他端(取付基板82の前面側)には、腕部
87が固着され、その腕部87の先端に当接ローラ88が回転
自在に取り付けられている。この当接ローラ88は、取付
基板82の後面側に固定される打球モータ91のモータ軸90
に固着された回転カム89と係合するようになっており、
打球モータ91が回転することにより回転カム89と当接ロ
ーラ88とが係脱を繰り返して、前記支軸85及び打球杆83
を巻バネの付勢力に抗して所定角度範囲内で回動させ
る。なお、回転カム89は、取付基板82に開設された開口
部92から突出したモータ軸90に取り付けられるので、取
付基板82の前面側に位置する。また、打球モータ91の後
面には、第12図に示すように触手検出回路93が配置さ
れ、前記操作ハンドル11に設けられるタッチスイッチ
(図示しない)に遊技者が触れることにより打球モータ
91の回路が閉路されるようになっている。 また、取付基板82の前面側には、前記操作ハンドル11
の回動動作により回動して、前記回動部材87aを回動せ
しめて打球杆83の弾発力を調整するための打球力調整部
94が設けられている。この打球力調整部94は、初期状態
(操作ハンドル11を回動しない状態)で打球力(弾発
力)の微調整をすることができるようになっている。一
方、取付基板82の後面側には、前記打球杆83の回動範囲
を規制する当接ゴム95a,95bが上下交差状に固着されて
いる。 更に、取付基板82の後面側には、前記遮光板86によっ
てON・OFFする投受光方式の打球杆作動状態検出スイッ
チ96が固着されている。この打球杆作動状態検出スイッ
チ96は、通常時ON状態となっており、打球杆83が傾動し
て遮光板86が介入することによりOFF状態となる。しか
して、打球杆83が戻るときにOFFからONに変化し、その
変化したときに後述する打球供給装置97の玉送りソレノ
イド110に励磁信号を送るようになっている。 打球供給装置 次に、第1図及び第2B図を参照して、打球供給装置97
の構造について説明する。第1図において、打球供給装
置97は、前記前面扉6の裏面に固定される箱枠状の取付
板98に集約して設けられる。すなわち、前記打球供給皿
7に連続して打球を一列に誘導する打球誘導径路99の終
端には、側板部100が対向して設けられ、その直前に送
り玉載置部101が形成されている。この送り玉載置部101
は、打玉が停止するように開口が穿設され、この開口に
玉送り部材104の玉送り突片107が出没するようになって
いる。 送り玉載置部101の上部の取付板98には、長方形状の
玉送り開口部102が開設され、その玉送り開口部102の下
辺が規制部103を構成している。規制部103は、送り玉載
置部101に停止している打玉が発射レール121側に転落し
ないようにするものである。したがって、送り玉載置部
101に停止している打玉を発射レール121側に誘導するた
めには、打玉を持ち上げて規制部103を飛び越えさせる
ようにしなければならない。この打玉を持ち上げるもの
が玉送り部材104である。玉送り部材104は、支軸105を
中心にして揺動自在に軸支され、その先端側のアーム部
106には、上方向に曲折された玉送り突片107が形成さ
れ、この玉送り突片107が前記送り玉載置部101に出没す
るようになっている。また、玉送り突片107の上面は、
第2B図に示すように発射レール側121に傾斜する傾斜面1
08を構成し、打玉が持ち上げられたとき玉送り開口部10
2から発射レール121側に転がり落ち易くなっている。一
方、玉送り部材104の他端には、上下方向に一対の係合
突片109が形成され、この係合突片109に玉送りソレノイ
ド110のプランジャ111の下端に固定された係合板113が
係合するようになっている。玉送りソレノイド110のプ
ランジャ111には、復帰スプリング112が設けられ、常に
プランジャ111が上方向に付勢されるようになってい
る。このため、玉送りソレノイド110が励磁されていな
い状態では、プランジャ111が復帰スプリング112の付勢
力により上昇した位置を保持し、このため、玉送り部材
104の玉送り突片107た送り玉載置部101から退避した状
態となっている。これに対し、玉送りソレノイド110が
励磁された状態になると、プランジャ111が復帰スプリ
ング112の付勢力に抗して下降し、このため、玉送り部
材104の玉送り突片107が送り玉載置部101に侵入して停
止していた打玉を持ち上げ玉送り開口部102から発射レ
ール121側に落下せしめる。 ところで、送り玉載置部101の上部には、一端を支軸1
15で軸支されて揺動自在に設けられる揺動部材114が配
置されている。揺動部材114の他端には、第2B図に示す
ように傾斜面部116が形成されている。しかして、揺動
部材114は、送り玉載置部101に停止していた打玉が玉送
り部材104によって上昇すると上方向に揺動し、その傾
斜面部116が前記傾斜面108と協動して打玉を発射レール
121側に落下せしめる。また、揺動部材114の上部には、
送り玉検出スイッチ117が配置され、これがアクチュエ
ータ118を介して揺動部材114の揺動動作を検出してい
る。すなわち、発射レール121に送られる打玉の数を検
出することになる。本実施例においては、供給される打
玉の検出が打玉を介して揺動する揺動部材114によって
検出されるように構成されているので、打玉が存在しな
いときには、玉送り部材104が動作しても打玉の検出動
作が行われず、発射レール121の発射位置122に供給され
る打玉の検出を確実に行うことができる。 発射レール機構 次に、第1図及び第2B図を参照して発射レール機構11
9の構造について説明する。図において、発射レール機
構119は、取付基板120に集約化して設けられる。すなわ
ち、取付基板120には、金属製の発射レール121が傾斜し
て取り付けられる。発射レール121の基部は、第2B図に
示すように断面「V」状に形成されるとともに、その流
下端の発射位置122には、停止用開口123た形成され、打
玉が臨むようになっている。また、停止用開口123に前
記打球杆83の槌先部84が出没するようになっている。と
ころで、発射位置122に待機する打玉は、その下部2点
を前記断面「V」状の発射レール121によって支持さ
れ、その上部1点を後方に傾斜する上部玉停止部材124
で支持されている。これにより打玉が最も安定する3点
支持がなされている。また、発射位置122の側面には、
第2B図に示すように載置玉検出スイッチ125が配置さ
れ、発射位置122に打玉があるか否かを検出している。
この載置玉検出スイッチ125は、発射位置122に打玉があ
るときにONとなり、発射位置に打玉がないときにOFFと
なる。 一方、発射レール121の上流端には、湾曲部126が形成
され、前記誘導レール15の末端との間で形成されるファ
ール玉誘導径路127の側壁を構成している。このファー
ル玉誘導径路127の流下端には、ファール玉検出スイッ
チ128が配置され、発射された打玉であって遊技盤14の
遊技領域16に到達することなく誘導レール15を戻ってき
たファール玉を検出するようになっている。なお、ファ
ール玉検出スイッチ128を通過したファール玉は、戻り
玉径路129から前記余剰玉受皿12に排出される。また、
戻り玉径路129には、こぼれ玉誘導部材130も接続され、
前記前面扉6を開放したときに前記誘導開口72、あるい
は景品玉払出口8の後端からこぼれ落ちた景品玉を玉誘
導部材130及び戻り玉径路129を介して余剰玉排出口13か
ら余剰玉受皿12に導くようになっている。なお、ファー
ル玉検出スイッチ128は、前記した通過玉検出スイッチ4
9a〜49pと同様に玉によって作動する作動部材を設け、
該作動部材の作動を検出するスイッチでファール玉を検
出しても良い。 打玉制御機構の動作 以上、説明した打球発射装置81、打球供給装置97、及
び発射レール機構119からなる打玉制御機構の動作につ
いて第1図ないし第6図を参照して説明する。 まず、遊技者が購入した打玉を打球供給皿7に投入す
ると、打玉は、打球供給皿7から打球誘導径路99に達
し、先頭の打玉が送り玉載置部101に載置された状態
(第1図参照)で停止する。そのような状態で遊技者が
操作ハンドル11を回動操作すると、図示しないタッチス
イッチを含むハンドルスイッチがONし、打球発射装置81
の打球モータ91が回転する。打球モータ91が回転される
と、回転カム89と当接ローラ88との係合により打球杆83
が第2A図に示すように傾動して遮光板86が打球杆作動状
態検出スイッチ96をONからOFF状態にする。このとき、
打球供給装置97の玉送りソレノイド110は、第2B図に示
すように未だ励磁されない。打球モータ91がさらに回転
すると、回転カム89と当接ローラ88との係合が解除され
て打球杆83た第3A図に示すように急激に元の位置に復帰
する。しかして、このとき打球杆作動状態検出スイッチ
96がOFFからONに変化し、この変化が検出されることに
より打球供給装置97の玉送りソレノイド110が励磁され
る。玉送りソレノイド110が励磁されると、玉送り部材1
04が揺動して送り玉載置部101で待機していた打玉を持
ち上げ、玉送り開口部102から発射レール121の発射位置
122に送り出す。このとき揺動部材114も揺動して送り玉
検出スイッチ117がONする(第3B図参照)。この送り玉
検出スイッチ117がONすると、カウントアップ信号が導
出され後述する発射玉カウンタ184の値に「1」づつ加
算する。なお、打球杆83の最初の動作によって打玉は、
発射されない。すなわち、打球の発射動作と打球の供給
動作とは、打球杆83の槌先部84が発射位置122にある打
玉を弾発した後に、打球供給装置97によって次の打玉が
発射レール121に落下するように構成されている。した
がって、ゲームの最初の発射動作は、空打ちとなる。こ
のように供給された打玉を即座に弾発するように構成し
なかったのは、供給されたばかりの打玉を弾発するよう
に構成すると、打玉が発射位置122に載置されている時
間が短くなるため、安定しない場合があり、その場合、
斑飛び等の発射不良となるからである。なお、打球の発
射動作後に打球の供給動作が行われて打玉が供給される
形式のものであれば、実施例のように打球発射装置81と
打球供給装置97とに別々の駆動源にすることなく、1つ
の駆動源で打球発射装置81と打球供給装置97との両方を
駆動させるものでも良い。 上記のようにして遊技者が操作ハンドル11を連続的に
操作することにより打球モータ91た連続的に回転し、打
玉を弾発し、且つ打玉を供給する。ところで、発射され
た打玉が遊技盤14の遊技領域16に到達することなく、誘
導レール15を戻ってきた場合には、その多くはファール
玉誘導径路127に導かれてファール玉検出スイッチ128を
ONさせる。このファール玉検出スイッチ128がONする
と、カウントダウン信号が導出され後述する発射玉カウ
ンタ184の値を「1」づつ減算する。 上記した発射玉カウンタ184の値が「16」になると、
1ゲームが終了する。そして、発射玉カウンタ184の値
が「16」になった後の打球杆作動状態検出スイッチ96が
OFFからONへ変化したときより所定時間T1(例えば、3
秒)だけ打球供給装置97の玉送りソレノイド110の動作
が停止される。このとき、打球発射装置81の打球モータ
91は、遊技者が操作ハンドル11を操作している限り回転
しており、打球杆83を往復回動させている。また、この
所定時間T1内にファール玉検出スイッチ128からの信号
があった場合には、再度、発射玉カウンタ184の値が「1
6」になるまで玉送りソレノイド110を動作させ、再度発
射玉カウンタ184の値が「16」になった後の打球杆作動
状態検出スイッチ96がOFFからONへ変化したときより所
定時間T1(例えば、3秒)だけ打球供給装置97の玉送り
ソレノイド110の動作を停止する。なお、上記の場合、
所定時間T1内は、玉送りソレノイド110と同時に打球発
射装置81の打球モータ91を停止させるようにしてもよい
し、また、玉送りソレノイド110や打球モータ91を駆動
させたままであっても、送り玉載置部101や発射位置122
に打玉を供給しないように通路を閉塞するように構成し
ても良い。 また、この実施例の特徴的なことは、載置玉検出スイ
ッチ125の作用である。すなわち、電源投入後、遊技者
がスタートスイッチ10を押圧した時点で発射位置122に
打玉が載置されていることを検出した場合には、カウン
トアップ信号を導出して発射玉カウンタ184に「1」を
加算し、また、16発目を発射した後の所定時間T1に発射
位置122に打玉が載置されていることを検出した場合
(この場合は、戻り玉がファール玉誘導径路127を飛び
越えて発射位置122に戻る場合が多い)には、カウント
ダウン信号を導出して発射玉カウンタ184から「1」を
減算する。そして、連続的に動作している打球発射装置
81によって再度弾発されたとき、すなわち打球杆作動状
態検出スイッチ96がOFFからONに変化したときにカウン
トアップ信号を導出する。このとき、打球供給装置97の
玉送りソレノイド110は、動作されない。 打玉制御機構の動作は、概上記したようなものである
が、具体的な動作の一例を第4図及び第5図に示すタイ
ムチャートにしたがって説明する。まず、第4図におい
て、電源投入後、遊技者がスタートスイッチ10を押圧し
て信号P1が導出されると、打球供給装置97の玉送りソレ
ノイド110が能動化され、ゲームを開始することができ
る。しかして、このとき載置玉検出スイッチ125がONし
ているので、カウントアップ信号が導出され発射玉カウ
ンタ184の値が「1」となる。このような状態で、遊技
者が操作ハンドル11を操作してハンドルスイッチを操作
すると、打球モータ91が回転し、これにより打球杆作動
状態検出スイッチ96がOFF・ONを繰り返すと同時に打球
杆83が往復回動される。しかして、この場合、最初の往
復回動によって既に発射位置122にある打玉が発射され
ることになるが、これは、前記したように発射玉カウン
タ184によって計数されている。打球杆作動状態検出ス
イッチ96がOFF・ONを繰り返すことにより玉送りソレノ
イド110も励磁・非励磁を繰り返し、また、送り玉検出
スイッチ117及び載置玉検出スイッチ125もON・OFFを繰
り返す。そして、送り玉検出スイッチ117の繰り返しに
よりカウントアップ信号が導出されるが、最初のONによ
り導出されるカウントアップ信号は、発射玉カウンタ18
4において「2」の値となる。 16個の打玉を発射している途中でファール玉が発生
し、ファール玉検出スイッチ128がONして信号P2を発す
ると、カウントダウン信号が導出されて発射玉カウンタ
184の値から「1」を減算する。したがって、発射玉カ
ウンタ184の値が「16」になるためには、カウントアッ
プ信号が「17」個必要である。しかして発射玉カウンタ
184の値が「16」になると、玉送りソレノイド110の動作
が不能動化され、また、その直後の打球杆作動状態検出
スイッチ96のOFFからONへの変化により所定時間T1が計
測される。しかして、その所定時間T1内にファール玉が
発生し、ファール玉検出スイッチ128をONして信号P3
発すると、カウントダウン信号が導出されて発射玉カウ
ンタ184の値を「15」とし、再度玉送りソレノイド110を
能動化させて打玉を発射位置122に送り弾発する。そし
て、再度その直後の打球杆作動状態検出スイッチ96のOF
FからONへの変化により所定時間T1が計測される。 所定時間T1がタイムアップすると次のゲームに移行す
るが、同時に微小時間T2のタイマが作動される。微小時
間T2は、発射位置122から発射された打玉が最も早くフ
ァール玉検出スイッチ128に到達する時間よりも短い時
間に選ばれる。そして、この微小時間T2内にファール玉
検出スイッチ128によって発せられた信号P4は、無効と
され、カウントダウン信号を導出しない。これは、所定
時間T1経過後の微小時間T2内に検出されたファール玉、
すなわち、何等かの原因で所定時間T1以内にファール玉
検出スイッチ128を通過できなかったファール玉は、前
回のゲームでの打玉であるため、これを検出してカウン
トダウンすると、次のゲームで16発の打玉を発射したと
しても発射玉カウンタ184の値が「15」を示し、結果と
して、次のゲームでは、「17」個の打玉でゲームが行え
てしまうためであり、これを防止するために無効とされ
るものである。なお、無効とされても、その打玉は、戻
り玉径路129を介して余剰玉受皿12に戻されるので、遊
技者に大きな損害を与えることがない。 更に、第5図に示すように、所定時間T1内に先に発射
した打玉がファール玉誘導径路127を飛び越えて発射位
置122に戻ってきた場合には、載置玉検出スイッチ125の
検出信号に基づいてカウントダウン信号が導出されて発
射玉カウンタ184の値から「1」が減算される。そし
て、その後打球杆作動状態検出スイッチ96がOFFからON
に変化したときにカウントアップ信号を導出して発射玉
カウンタ184の値に「1」加算される。また、変化した
時点から再度所定時間T1が計測開始される。なお、前記
カウントダウン信号が導出されても玉送りソレノイド11
0は、作動せず、これがため送り玉検出スイッチ117もON
しない。また、上記のように、カウントアップ信号を打
球杆作動状態検出スイッチ96により導出するようにした
のは、仮にカウントアップ信号を載置玉検出スイッチ12
5の立ち下がりを検出して導出するようにすると、打球
発射位置122に戻ってきた打玉が発射位置122で上下方向
の運動をする可能性が高く、これによりチャタリングを
起こして正確な打玉数を計数することができなくなるか
らである。 また、所定時間T1が終了した時点でハンドルスイッチ
が操作されて打球モータ91、打球杆作動状態検出スイッ
チ96、及び玉送りソレノイド110が動作して送り玉検出
スイッチ117がONした場合には、次のゲームのための情
報を記憶しなければならないが、前回のゲームの情報、
特に得点情報については、記憶保持して、得点に応じた
景品玉を払出さなければならない。このため、この実施
例では、次のゲームにおける最初の送り玉検出スイッチ
117の信号を検出すると、前回のゲームの得点情報を除
くすべての情報、例えば、発射玉カウンタ184の値や表
示ランプ25a〜25pの点灯状態を初期化し、次のゲームの
ために備える。また、得点情報だけは、他の記憶部に移
動させた後、景品玉の払出し終了時に初期化されるよう
になっている。ところで、得点情報に基づく景品玉の払
出動作は、第6図に示すように制御される。すなわち、
最初のAゲームで得られた得点(例えば、10点)は、次
のBゲームの開始すると同時に後述する払出しモータ16
0が駆動して得点に対応する景品玉が払出される。この
場合、通常の状態においては、次にBゲームの時間中に
前のAゲームの得点に対応する景品玉をすべて払出すよ
うに設定されているが、仮に、何等かの原因(例えば、
玉詰まり)で払出し動作が中断した場合、Bゲーム終了
後、Aゲームの景品玉の払出し動作が終了するまで、次
回のCゲームに移行しないように待機時間が採られる。
この待機時間の間は、例えば、打球発射装置81、あるい
は打球供給装置97が不能動化される。なお、中断時間T4
が所定時間、例えば前記T1を越えた場合には、前記得点
表示器29に特別の表示、例えば「E」を表示したり、あ
るいは表示ランプやスピーカ9によってその旨を報知す
ればよい。 第4図に戻って、所定時間T1が終了した後、連続的に
次のゲームが行われるが、その次のゲームの途中(8個
目の打玉を発射した時点)で、遊技者が操作ハンドル11
の操作を停止した場合は、最後の送り玉検出スイッチ11
7のONから相対的に長い一定時間T3内に、再度操作ハン
ドル11が操作されて送り玉検出スイッチ117がONしない
ときにリセット出力P5が導出される。リセット出力P5
導出されると、発射玉カウンタ184、表示ランプ25a〜25
p、及び得点情報等のすべてが初期化(リセット)され
るとともに、電源投入時と同じ状態にリセットされる。
このため、再度、遊技を開始するためには、スタートス
イッチ10を押圧して信号P6を発しなければならない。な
お、信号P6が発せられると、9個目の打玉が発射位置12
2に載置されているため、載置玉検出スイッチ125のONに
よりカウントアップ信号が導出され、次のゲームの1個
目の玉として扱われる。 また、上記したリセット出力が導出されると、スター
トスイッチ10が押圧されるまでの間、デモンストレーシ
ョンとして表示ランプ25a〜25pや遊技効果ランプ27a,27
b等を点灯、あるいは点滅表示させてもよい。更に、遊
技者が自らの意志でゲームを中断したときには、リセッ
ト出力を導出することなく、そのゲームの中断したまま
の状態を保持し、次のゲームをその状態から継続できる
ようにしたものでも良い。 景品玉払出機構 以上、説明した打玉制御機構によって制御されながら
行われるゲームにおいて、得点が成立したときに払出す
景品玉払出機構について説明する。 景品玉払出機構の構造 まず、第13図を参照して景品玉払出機構を構成する景
品玉払出装置132及び得点玉処理装置145の構造について
説明する。 景品玉払出装置132は、所定個数の景品玉を縦一列に
収納する景品玉収納筒133と、該景品玉収納筒133の上下
の出入口を開閉する上部玉ストッパー134及び下部玉ス
トッパー135と、該上部玉ストッパー134及び下部玉スト
ッパー135を交互に開閉動作させる制御部材137と、該制
御部材137を上下動させる作動部材141と、から構成され
る。 景品玉収納筒133は、筒が前後方向に重複して2列設
けられ、それぞれの筒内に所定個数(例えば、8個づ
つ)の景品玉が収納されるようになっている。また、前
記下部玉ストッパー135の下端前方には、前記景品玉収
納筒133内に侵入するストッパー部136が突設されてい
る。 また、前記制御部材137には、前記上部玉ストッパー1
34の後端と係合して上部玉ストッパー134を開閉する係
合凹部138と、前記下部玉ストッパー135の上端と当接し
て下部玉ストッパー135を開閉する当接凸部139と、前記
作動部材141の先端が嵌合する嵌合凹部140が形成されて
いる。また、前記作動部材141は、その後端が軸支され
て回動自在となっており、その中間部に得点玉処理装置
145と連結されて上下動する連動杆142が固定されてい
る。 上記のように構成される景品玉払出装置132は、後述
する得点玉処理装置145の動作により連動杆142が上昇
し、作動部材141を上方向に回動させると、制御部材137
も上昇し、上部玉ストッパー134が玉入口を閉塞し、下
部玉ストッパー135がフリーな状態となる。このため、
景品玉収納筒133内に収納されていた景品玉がストッパ
ー部136を押圧して下部玉ストッパー135を回動させるの
で、その収納されていた景品玉が景品玉払出通路71に払
出される。一方、連動杆142が下降し、作動部材141を下
方向に回動させると、制御部材137も下降し、下部玉ス
トッパー135が当接凸部139と当接して固定され、上部玉
ストッパー134が係合凹部138により玉入口を開放するの
で、屈曲樋66の垂直部70から景品玉が流入して景品玉収
納筒133に貯蔵されて次の払い出しに備える。 なお、制御部材137の上端には、前記欠乏感知板69の
係合部69aと係合する係合部138aが形成され、制御部材1
37が上昇した時点で、欠乏感知板69が作用していた場合
には、相互の係合部69a,138aが係合して、制御部材137
が上昇した状態で保持する。このため、景品玉が補給さ
れない限り、景品玉の払い出し動作が停止されることに
なる。 また、上記した景品玉払出装置132は、取付基板143に
集約して設けられるとともに、固定部材144によって着
脱自在となっているため、故障等した場合には、取付基
板143を機構板本体59から取り外して交換し、固定部材1
44で固定すればよい。 得点玉処理装置145は、後述する玉集合樋166に対応す
るように設けられる。まず、玉集合樋166に接続される
得点玉誘導通路146の末端には、得点玉載置部147が形成
されている。この得点玉載置部147の左右には、開口が
形成され、一方の開口には、ストッパー部材148及び回
動部材151が臨み、他方の開口には、押圧部材155が臨ん
でいる。ストッパー部材148は、支軸を中心にして回動
自在となっている。また、その一端に回動部材151と係
合する係合部150が形成され、その他端に前記得点玉誘
導通路146の末端に臨む当接部149が形成されている。回
動部材151は、ほぼ「T」字状をしており、支軸を中心
にして回動自在となっている。また、支軸の上部に前記
係合部150と係合する係合凸部152が形成され、支軸の下
部に得点玉と当接する当接部153が形成され、更に、支
軸の後部に前記連動杆142と連結される連結部154が形成
されている。 また、押出部材155は、逆さ「L」字状をなしてお
り、その下端を支軸で軸支されることによって所定角度
範囲内で回動自在に設けられている。また、押出部材15
5の上部前端には、得点玉を押出すための押圧面部156が
形成され、上部後端には、当接ローラ157が設けられて
いる。この当接ローラ157には、払出しモータ160に固着
された回転カム159が係合するようになっており、この
ため、払出しモータ160の回転により押出部材155が左右
方向に回動するようになっている。なお、押出部材155
の支軸のやや上部には、復帰スプリング158が係止され
て、常に押圧部材155が得点玉載置部147と反対方向に付
勢されるようになっている。 前記得点玉載置部147の一側には、前記押出部材155で
押出された得点玉が排出される得点玉排出通路161が形
成される。この得点玉排出通路161の一方の側壁を構成
する揺動部材162が上端を中心にして揺動自在に設けら
れている。そして揺動部材162の一側には、排出玉検出
スイッチ164が配置され、該排出玉検出スイッチ164のア
クチュエータ163が揺動部材162の動作を検出して前記遊
技盤14の前面に形成された景品玉払出ランプ31を点灯さ
せるようになっている。また、排出玉検出スイッチ164
は、成立した得点からの減算信号としても使用される。
なお、得点玉が落下するときに揺動部材162が振動して
チャタリングを起こすことも考えられるので、微小時間
内の信号は、1つと計数するようになっている。 また、得点玉排出通路161の末端には、データ用スイ
ッチ165が取り付けられている。このデータ用スイッチ1
65は、遊技場に設置された集中管理コンピュータに信号
を送るものであり、当該弾球遊技機1の営業用データを
作成するために設けられるものである。データ用スイッ
チ165を通過した得点玉は、前記玉抜き通路68に導か
れ、弾球遊技機1の外に排出される。 以上のように構成された得点玉処理装置145の動作に
ついて説明する。まず、景品玉払出装置132の状態は、
上部玉ストッパー134が開放されて景品玉が景品玉収納
筒133に所定個数(16個)収納され、下部玉ストッパー1
35のストッパー部136が景品玉収納筒133内に侵入した状
態が保持されている。このような状態において、得点玉
誘導通路146に誘導された得点玉は、ストッパー部材148
を図示の反時計方向に回動させながら得点玉載置部147
に載置される。すると、得点情報に応じて回転している
回転カム159が押出部材155の当接ローラ157と当接して
押出部材155を前方に押出すように回動させる。押出部
材155が回動するにつれて得点玉載置部147上の得点玉
は、その押出方向に移動するが、この際、得点玉は、押
出部材155の押圧面部156と回動部材151の当接部153とに
挟持されて移動する。また、このとき、ストッパー部材
148の係合部150と回動部材151の係合凸部152との係合が
外されているので、回動部材151は、図示の反時計方向
に回動する。回動部材151が回動することによって、係
合凸部152の前端部がストッパー部材148を時計方向に回
動させて当接部149が得点玉誘導通路146の末端を塞ぐよ
うに侵入して次の得点玉を得点玉載置部147に載置しな
いようにしている。また、それと同時に、連動杆142が
上昇して作動部材141を上方向に回動させる。すると、
制御部材137が上昇するので、上部玉ストッパー134の後
端が制御部材137の係合凹部138の下部に当接して上部玉
ストッパー134の前端が景品玉収納筒133の入口に侵入し
て景品玉が景品玉収納筒133内に流れ込まないように係
止する。また、制御部材137の当接凸部139と下部玉スト
ッパー135の上端との係合が外れるので、下部玉ストッ
パー135がフリー状態となり、そのため景品玉収納筒133
内の景品玉の玉圧によりストッパー部136が押圧回動さ
れて景品玉収納筒133内に収納されていた所定個数の景
品玉が景品玉払出通路71に排出される。 以上のようにして所定個数の景品玉が払出されると、
回動部材151と押出部材155とで挟持されていた得点玉
は、押出部材155が更に回動することにより得点玉載置
部147から外れて得点玉排出通路161に落下する。する
と、回動部材151は、時計方向に回動して元の状態に戻
るので、それに従動して連動杆142、制御部材137が下降
して、再度下部玉ストッパー135を固定し、上部玉スト
ッパー134を開放して景品玉を景品玉収納筒133内に導き
入れる。また、このとき、ストッパー部材148も回動部
材151の回動により元の状態に復帰するので、得点玉誘
導通路146の末端で待機していた次の得点玉の流下が許
されて得点玉載置部147に移動して上述の動作を繰り返
す。 また、得点玉排出通路161に排出された得点玉は、排
出玉検出スイッチ164及びデータ用スイッチ165を作動さ
せて、玉抜き通路68に合流して弾球遊技機1外に排出さ
れる。 ところで、上記得点玉の払出処理は、ゲーム成立時の
得点カウンタに記憶された得点情報によって行われる
が、排出玉検出スイッチ164の信号が導出される毎に得
点カウンタの値から「1」づつ減算され、得点カウンタ
の値が「0」になると、払出しモータ160に停止指令が
出され、景品玉の払出しが停止される。 また、この実施例では、上記得点玉処理装置145に供
給する得点玉を前記通過口24a〜24p及び2倍入賞口21、
始動入賞口22a,22bに打ち込まれたものを使用するよう
にしている。これは、従来の弾球遊技機において、景品
玉払出装置を電気的駆動源(ソレノイド)で得点情報に
応じて駆動する形式のものと大いに異なるところであ
る。このように構成することにより、従来の通常のパチ
ンコ遊技機に使用される機構板を僅かに改造するだけ
で、そのまま使用することができる。しかして、得点玉
の供給構造について説明すると、前記得点玉誘導通路14
6に接続するように、機構板本体59の前面側には、玉集
合樋166が傾斜して形成される。玉集合樋166の上流側に
は、溢れ口168が形成され、その溢れ口168から溢れ口通
路169が接続されている。溢れ口通路169の流下端である
溢れ玉排出口170は、前記玉抜通路68に臨んでおり、こ
のため、溢れ口168から溢れた溢れ玉は、弾球遊技機1
の外に誘導されるようになっている。 ところで、前記玉集合樋166上には、所定個数の得点
玉を貯溜すべく玉貯溜部167が形成されるが、この玉貯
溜部167に貯溜されるべき得点玉数は、 {2×(1ゲームで成立する最高得点)+α} と設定される。これは、例えば、第6図に示すように、
Aゲームで獲得した得点が最高点(10点)であったとし
て、Aゲームが終了して所定時間T1後にBゲームが開始
し、同時にAゲームの得点に対応する景品玉の払出が行
われる。このとき、最初の得点に対応する景品玉が払出
されただけで玉集合樋166上の得点玉が玉詰まりを起こ
し、2点目以降の得点に対応する景品玉が払出されない
場合において、次のBゲームにおいても最高得点が成立
し遊技を終了した場合には、Aゲームで払出されていな
い得点(最高得点−1)とBゲームで成立した得点(最
高得点)とを、玉詰まりが解消したときに連続的に払出
さなければならず、これに余裕をもって対応すべく上記
のように設定されている。また、逆に、玉貯溜部167に
上記のように設定された玉数だけしか貯溜しないので、
前記第6図に示すように、中継時間T4がある場合には、
Aゲームの景品玉が払出されるまで待機時間を採るよう
にして次のゲームCに移行しないようにしている。 なお、上述した景品玉払出機構においては、補給され
るべき景品玉が補給されない場合においては、以下のよ
うに作動する。 すなわち、景品玉タンク61に景品玉が不足してきたと
きは、玉感知板63が動作して作動スイッチ65a,65bをON
させる。すると、玉切れランプ30を点灯するとともに前
記払出しモータ160を直ちに停止させ管理コンピュータ
に補給指令信号が導出される。これにより補給機構から
景品玉が補給されれば良いが、時として補給されないと
きがある。この場合、前述した中断時間T4が所定時間T1
を越えたとき、得点表示器29に「E」を表示して報知す
るようになっている。ただし、このとき、その時点で行
われているゲームにおいては、16個打玉が打球供給装置
97で送られ発射されてから、打球供給装置97の玉送りソ
レノイド110が停止される。また、玉感知板63上で玉詰
まりが発生した場合には、屈曲樋66にある欠乏感知板69
が作動して景品玉払出装置132の動作を停止させる。こ
の場合、前記したように欠乏感知板69の係合部69aと制
御部材137の係合部138aとが係合して制御部材137及び連
動杆142を上昇した位置で固定するので、ストッパー部
材148の当接部149が得点玉誘導通路146の出口を閉塞し
た状態となり、払出しモータ160が駆動していても景品
玉の払出し動作が停止する。そして、その払出し動作の
停止時間が前記所定時間T1を越えると、得点表示器29が
「E」を表示し景品玉の払出しが終了するまで次回のゲ
ームに進まないようになっている。 また、余剰玉受皿12に景品玉が満杯となって充満検出
スイッチ78が作動したときには、前記払出しモータ160
の駆動を停止させることにより景品玉の払出し動作を停
止させる。そして、この場合もその払出し動作の停止時
間が前記所定時間T1を越えると、得点表示器29に「E」
が表示される。そして、余剰玉受皿12の満杯状態が解消
され、充満検出スイッチ78がOFFになってから景品玉の
払出しが終了するまで次回のゲームに進まないようにな
っている。ただし、この場合においても、その時点で行
われているゲームにおいては、16個打玉が打球供給装置
97で送られ発射されてから、打球供給装置97の玉送りソ
レノイド110が停止される。 更に、管理コンピュータが当該弾球遊技機の打ち止め
を判定(例えば、3000個の景品玉を払出したとき)した
場合には、前記作動スイッチ65bがONしても補給指令が
出されないようになっており、直ちに得点玉処理装置14
5の払出しモータ160を停止させてもよいし、あるいは払
出しモータ160を停止することなく、その時点で成立し
ている得点に対応する景品玉を払出させるようにしても
よい。いずれにしても、打ち止めとなったときに打球供
給装置97は、16個の打玉を供給して発射された時点で停
止するようにした方が好ましい。 弾球遊技機の動作 以上、実施例に係る弾球遊技機1の構成、打玉制御機
構、景品玉払出機構について説明してきたが、第7図及
び第8図を参照して実施例に係る弾球遊技機1の全体の
動作について説明する。 第7図は、弾球遊技機1の動作を制御する制御回路13
1を示すブロック図である。この制御回路131は、前記制
御回路基板80内に構成されるもので、制御中枢としての
マイクロコンピュータ180を含む。マイクロコンピュー
タ180は、制御動作を所定の手順で実行することができ
るMPU181と、MPU181の動作プログラムデータを格納する
ROM182と、必要なデータの書き込み及び読出しができる
RAM183とを含む。RAM183内には、前記送り玉検出スイッ
チ117、あるいは打球杆作動状態検出スイッチ96からの
信号によりカウントアップし、前記ファール玉検出スイ
ッチ128、あるいは載置玉検出スイッチ125からの信号に
よりカウントダウンする発射玉カウンタ184を含んでい
る。更に、マイクロコンピュータ180は、入力信号を受
けてMPU181に入力データを与え、MPU181からの出力デー
タを受けて外部に出力する入出力インターフェース185
を含んでいる。 入出力インターフェース185には、前記打玉制御機構
に含まれる打球杆作動状態検出スイッチ96、玉送りソレ
ノイド110、送り玉検出スイッチ117、ファール玉検出ス
イッチ128、載置玉検出スイッチ125、及びスタートスイ
ッチ10と、前記遊技盤14に含まれる通過玉検出スイッチ
49a〜49p、21、22a,22b、可変表示装置17、可変入賞球
装置23のソレノイド42、及び得点表示器29と、前記景品
玉払出機構に含まれる払出しモータ160、及び排出玉検
出スイッチ164と、がそれぞれ接続されている。 なお、上述した制御回路131は、1つの制御回路131内
に遊技を制御する回路と打玉の発射機構を制御する回路
が含まれるようにしたが、これを別々の制御回路基板で
構成しても良い。この場合、これらの制御回路基板を1
つの基板ボックス内に納めてもよいし、あるいは別々の
基板ボックスに納めてもよい。 次に、弾球遊技機1の具体的な動作について第8図の
フロー図を参照して説明する。 まず、電源が投入されて弾球遊技機1のすべての状態
がリセットされる(ステップS1)。次いで、玉送りソレ
ノイド110が作動しないように停止処理がなされる(ス
テップS2)。これは、次のステップS3において、スター
トスイッチ10が押圧されないと遊技が開始できないため
の処理であり、弾球遊技機1においては、1日の営業の
開始に当って最初の遊技者は、スタートスイッチ10を押
圧する必要がある。スタートスイッチ10が押圧される
と、発射位置122に打玉があるか否かが載置玉検出スイ
ッチ125によって判別される(ステップS4)。載置玉検
出スイッチ125がONすれば、発射位置122に打玉があると
いうことであるため、発射玉カウンタ184の値に「1」
が加算される(ステップS5)。載置玉検出スイッチ125
がOFFのときには、ステップS5を飛び越えて次のステッ
プS6に進み、前記玉送りソレノイド110の停止処理が解
除される。また、前記精算スイッチを兼用しているスタ
ートスイッチ10を不能動化して、押圧しても作動しない
ようにしている(ステップS7)。これにより遊技者が操
作ハンドル11を操作すると遊技することが可能な状態と
なっている。 次いで、打球杆作動状態検出スイッチ96がOFFからON
に変化したか否かが判別される(ステップS8)。これ
は、遊技者が操作ハンドル10を操作して図示しないハン
ドルスイッチをONさせ打球モータ91を回転させているか
否か、つまり遊技をしているか否かを判別するもので、
遊技をしていると判別した場合には、玉送りソレノイド
110をONさせ(ステップS9)、次いで送り玉検出スイッ
チ117がONか否かを判別し(ステップS10)、ONしていれ
ば、発射玉カウンタ184の値に「1」を加算する(ステ
ップS11)。ステップS8及びステップS10において、ONし
ていないと判別された場合には、次のステップS12に進
む。 次に、発射された打玉がファール玉となったか否かを
ファール玉検出スイッチ128がONしているか否かによっ
て判別している(ステップS12)。ファール玉検出スイ
ッチ128がONしていれば、タイマT2が作動中であるか否
かを判別し(ステップS13)、タイマT2が作動中でない
と判別されたとき、すなわち、1ゲームが終了してない
か、あるいは終了後であっても所定時間T1が経過してい
ないときに発生したファール玉と判別して発射玉カウン
タ184の値から「1」を減算して(ステップS14)、次の
ステップS15に進む。また、ステップS12でファール玉が
発生していないと判別された場合、あるいはステップS1
3でタイマT2が作動中であると判別されたとき、すなわ
ち所定時間T1経過後に発生したファール玉と判別された
場合は、ステップS14の処理がなされることなく、発射
玉カウンタ184の値が「16」であるか否かが判別される
(ステップS15)。ここで、発射玉カウンタ184の値が
「16」でないと判別された場合には、1ゲームが終了し
ていないと判別されて前記ステップS8に戻り、ステップ
S8〜ステップS15を繰り返す。一方、発射玉カウンタ184
の値が「16」であると判別された場合には、1ゲームが
終了したと判別して、タイマT1を作動させ(ステップS1
6)、玉送りソレノイド110を停止処理して打球供給装置
97を不能動化する(ステップS17)。 次いで、ステップS18〜ステップS28において、所定時
間T1内にファール玉が発生した場合の処理をする。すな
わち、タイマT1がタイムアップしたか否かが判別され
(ステップS18)、タイムアップした場合には、そのゲ
ームが終了して次のステップS29へ進む。一方、タイマT
1がタイムアップしていない場合には、載置玉検出スイ
ッチ125がONしているか否かが判別され(ステップS1
9)、ONしている場合には、タイマT1が停止され(ステ
ップS20)、発射玉カウンタ184の値が「1」減算され
(ステップS21)、その後、打球杆作動状態検出スイッ
チ96がOFFからONに変化したか否かが判別され(ステッ
プS22)、変化したことが確認されると、発射玉カウン
タ184の値に「1」加算され(ステップS23)、再度タイ
マT1を作動して(ステップS24)、前記ステップS18に戻
る。このステップS20〜S24の処理は、ファール玉がファ
ール玉誘導径路127を飛び越えて発射位置122に戻った場
合の処理であり、この場合には、打球供給装置97を動作
させないようになっている。 一方、前記ステップS19で載置玉検出スイッチ125がON
していないと判別された場合には、ファール玉検出スイ
ッチ128がONしたか否かが判別され(ステップS25)、ON
していないと判別されたときには、前記ステップS18に
戻りステップS18〜S25を繰り返す。また、ファーム玉検
出スイッチ128がONした場合には、発射玉カウンタ184の
値から「1」を減算し(ステップS26)、タイマT1の作
動を停止させ(ステップS27)、更に玉送りソレノイド1
10の停止処理を解除して打球供給装置97を能動化し(ス
テップS28)、その後、前記ステップS8に戻ってステッ
プS8〜S28の処理を繰り返す。このステップS25〜S28の
処理は、所定時間T1内にファール玉が余剰玉受皿12に戻
った場合の処理であり、この場合は、新たに打玉を発射
位置122に供給しなければならないので、打球供給装置9
7を作動させるようになっている。 前記ステップS18において、タイマT1がタイムアップ
したと判別された場合には、1ゲームが終了したと判別
したこととなり、これにより、まずタイマT2が作動され
(ステップS29)、玉送りソレノイド110の停止処理が解
除され(ステップS30)、精算スイッチ10が能動化され
る(ステップS31)。これにより次のゲームが開始可能
になるとともに、以下のステップS32〜S45で景品玉の払
出し処理が行われる。 すなわち、まず、載置玉検出スイッチ125がONしてい
るか否かが判別され(ステップS32)、ONしていれば、
次のゲームの最初の打玉と見なされるため、次のゲーム
に移行していると判別されて、まず発射玉カウンタ184
がクリアされ(ステップS33)、その後、発射玉カウン
タ184に「1」が加算されて(ステップS34)、後述する
ステップS42に進み得点の判定が行われる。一方、載置
玉検出スイッチ125がONしていないと判別された場合に
は、打球杆作動状態検出スイッチ96がOFFからONに変化
したか否かが判別され(ステップS35)、ONしたと判別
された場合には、玉送りソレノイド110をONし(ステッ
プS36)、その後、送り玉検出スイッチ117がONしている
か否かが判別される(ステップS37)。ONしていないと
判別された場合には、前記ステップS32に戻り、ステッ
プS32〜S37を繰り返す。一方、送り玉検出スイッチ117
がONした場合には、次のゲームに移行したと判別され
て、まず発射玉カウンタ184がクリアされ(ステップS3
8)、その後、発射玉カウンタ184に「1」が加算されて
(ステップS39)、前のゲームの得点の判定指令処理が
なされる(ステップS42)。 一方、前記ステップS35で打球杆作動状態検出スイッ
チ96が変化していないと判別されたとき、すなわち、遊
技者が遊技を中断した場合には、精算スイッチ10がONし
ているか否かが判別され(ステップS40)、ONしていな
い場合は、前記ステップS32に戻りステップS32〜S40を
繰り返す。一方、精算スイッチ10がONしたと判別された
場合には、発射玉カウンタ184がクリアされた(ステッ
プS41)後、前のゲームの得点の判定指令処理がなされ
る(ステップS42)。 しかして、得点判定指令により得点があるか否かが判
別され(ステップS43)、得点がある場合には、景品玉
払出機構に得点に応じた払出し指令がなされ景品玉の払
出処理が行われる(ステップS44)。景品玉の払出指令
がなされた後、あるいは得点がない場合には、通過位置
の表示ランプ25a〜25pがリセットされた(ステップS4
5)後、前記ステップS8に戻り、以後の処理を繰り返
す。 以上の動作説明から明らかなように、実施例に係る弾
球遊技機1は、載置玉検出スイッチ125からの検出信号
がある場合に、1回のゲームにおける一定個数に影響し
ないように、その載置玉検出スイッチ125で検出された
発射位置122にある打玉を再度発射すべく発射玉カウン
タ184の値から減算したり(前記ステップS21)、あるい
は次のゲームの最初の打玉とすべく発射玉カウンタ184
に加算したりする(前記ステップS5及びS34)。このた
め、常に一定個数の打玉で1回のゲームを行うことがで
きる。 なお、上述した実施例においては、打球発射位置に載
置されている打玉を一定数の遊技に対して影響しないよ
うに制御する制御手段として、発射玉カウンタ184に減
算制御する処理や加算制御する処理を示したが、例え
ば、加算制御に代えて自動的に載置されている打玉を発
射してしまったり、あるいは自動的に回収してしまった
りして、一定個数の遊技に影響を与えないように制御し
てもよい。また、報知手段を作動させるとともに、遊技
不能動化手段を作動させ、載置されている打玉を取り除
かない限り遊技できないように制御しても良い。 また、上記実施例では、打球発射装置として打球モー
タ91で駆動されるものを示したが、パルス信号で駆動さ
れるロータリソレノイドで駆動されるものでも良い。こ
の場合、ローラリソレノイドの作動に基づいて打球供給
装置が作動するようにしてもよいし、操作ハンドルの操
作により駆動される打球供給装置の作動に基づいてロー
タリソレノイドが駆動するようにしたものでもよい。 更に、弾球遊技機の構造として、コイン式、あるいは
カード式の弾球遊技機に応用しても良く、また、遊技内
容も実施例に限定されることない。
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、供給され
る打玉の検出が打玉を介して揺動する揺動部材によって
検出されるように構成されているので、打玉が存在しな
いときには、玉送り部材が動作しても打玉の検出動作が
行われず、発射位置に供給される打玉の検出を確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、打球発射装置及び打球供給装置の構造を示す
正面図、第2A図ないし第3B図は、打球発射装置と打球供
給装置との作動の状態を示す正面図及び断面図、第4図
及び第5図は、打球発射装置及び打球供給装置の動作を
示すタイムチャート、第6図は、景品玉払出機構の払出
動作を示すタイムチャート、第7図は、実施例に係る弾
球遊技機の動作を制御する制御回路のブロック図、第8
図は、第7図に示す制御回路の動作を示すフロー図、第
9図は、実施例に係る弾球遊技機の正面図、第10図は、
可変入賞球装置の正面図、第11図は、通過口の構造を示
す断面図、第12図は、弾球遊技機の背面概略図、第13図
は、景品玉払出機構を示す背面図である。 1……弾球遊技機 7……打球供給皿 14……遊技盤 81……打球発射装置 97……打球供給装置 99……打球誘導径路 103……規制部 104……玉送り部材 107……玉送り突片 108……傾斜面 114……揺動部材 116……傾斜面部 117……送り玉検出スイッチ(玉検出器) 121……発射レール 122……発射位置 125……載置玉検出スイッチ 132……景品玉払出装置 145……得点玉処理装置 180……マイクロコンピュータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打玉を一列に誘導する打球供給皿の打球誘
    導径路から発射位置側に移送される打玉を検出しながら
    供給する打球供給装置を備えた弾球遊技機において、 前記打球誘導径路の終端部に打玉を停止する規制部を設
    け、 前記打球供給装置は、前記規制部で停止している打玉を
    前記発射位置側に向けて移送するために昇降する玉送り
    部材と、該玉送り部材に載置して上昇された打玉によっ
    て揺動し且つ打玉が載置していないときに揺動しない揺
    動部材と、該揺動部材の揺動時に作動する玉検出器と、
    からなることを特徴とする弾球遊技機。
JP1006278A 1989-01-13 1989-01-13 弾球遊技機 Expired - Lifetime JP2747712B2 (ja)

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