JPH0449403Y2 - - Google Patents

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JPH0449403Y2
JPH0449403Y2 JP1984119926U JP11992684U JPH0449403Y2 JP H0449403 Y2 JPH0449403 Y2 JP H0449403Y2 JP 1984119926 U JP1984119926 U JP 1984119926U JP 11992684 U JP11992684 U JP 11992684U JP H0449403 Y2 JPH0449403 Y2 JP H0449403Y2
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JP
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gear
gear set
shift
switching valve
independent
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JP1984119926U
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両用自動変速機の変速制御装置
に関するものである。 〔従来の技術〕 雪道やぬかるみなど摩擦抵抗係数の小さい路面
を車両が走行する場合、特に発進する場合、車輪
に伝えられるトルクが大きいと、車輪が空転しや
すくなり、スムースに発進、走行できない。 そのため、従来より車両発進時でも2速が選択
されるようにされた自動変速機が開発されている
(特公48−212号)。この自動変速機を備えた車両
では、雪道やぬかるみで発進するときに、自動変
速機の変速段が1速よりもギア比の小さい2速と
されるため、車輪に伝えられるトルクが1速の場
合に比べて小さくされ、車輪が空転しにくくな
る。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、この自動変速機の場合、前進時のギヤ
比が小さくされるのみで、車両後進時のギヤ比は
小さくされないため、雪道やぬかるみでの後進時
には従来同様、車輪の空転が発生しやすい。 そこで、本考案は、前後進いずれでも、必要時
に自動変速機のギヤ比を小さくできるようにする
ことを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 このため、本考案は、自動変速機においてギヤ
比を決定するギヤトレーン中の一つのギヤセツト
を、車両走行状態にかかわらず任意にギヤ比を小
さくする側に作動することを特徴とする。 詳細には、第1図に示されるように、本考案の
車両用自動変速機の変速制御装置は、複数の前進
段と後進段とを達成する他のギヤセツト及び該他
のギヤセツトの入力軸又は出力軸に直列接続され
高低2段を達成する独立ギヤセツトを有するギヤ
トレーンと、シフトレバーのシフト位置や車両走
行状態に応じて作動する切換弁手段を各々含み、
該切換弁手段により油圧を選択的に供給・排出す
ることで前記他のギヤセツトを変速作動させる部
分及び前記独立ギヤセツトを変速作動させる部分
を有する油圧制御回路とを備える車両用自動変速
機の変速制御装置であつて、 ドライバーによつて任意に作動されるマニユア
ル変速手段を含み、前記シフトレバーによつて前
記他のギヤセツトが後進段に設定されている状態
においては、前記マニユアル変速手段の非作動状
態である通常状態では前記切換弁手段により前記
独立ギヤセツトを低速段状態に変速作動されてい
るが、前記マニユアル変速手段を作動させた時に
は、前記切換弁手段により前記独立ギヤセツトを
強制的に高速段状態に変速作動させ、ギヤトレー
ンのギヤ比を小さくする。 〔作用〕 この結果、通常は、シフトレバーのシフト位置
や車両走行状態に従つて、ギヤトレーンにおける
前後進の切換およびギヤ比の選択を行うことがで
きる。一方、シフトレバーによつて他のギヤセツ
トが後進段に設定されている状態で、マニユアル
変速手段を作動させた時には、独立ギヤセツトが
高速段状態に変速作動されて、その分だけギヤト
レーンにおけるギヤ比が小さくされる。 〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。 第2図は、一実施例のシステム構成図であり、
100は自動変速機、200は変速制御回路であ
る。 自動変速機100は、周知のようにシフトレバ
ー140、トルクコンバータ(図示せず)、ギヤ
トレーン110、油圧制御回路120および4つ
のソレノイドバルブ410〜440を有し、シフ
トレバー140のシフト位置に従つて、前後進の
切換が行われるとともに、ソレノイドバルブ41
0〜430の通電、非通電の組合せによつて第1
表のように、1速からOD(オーバドライブ)ま
での4段変速が行われ、ソレノイドバルブ440
の通電、非通電によつて、ロツクアツプ制御が行
われる。
【表】 ソレノイドバルブ410〜440の通電、非通
電は、変速制御回路200によつて行われ、変速
制御回路200は、車速センサ310、シフトポ
ジシヨンセンサ330、スロツトルセンサ320
およびマニユアル変速スイツチ340から信号を
入力して、シフトレバー140のシフト位置や車
両走行状態に合わせて適切な変速およびロツクア
ツプ制御が行われるように各ソレノイドバルブ4
10〜440の通電、非通電を制御する。 変速制御回路200における変速段の決定は、
第7図〜第9図の如き、公知の変速パターンによ
つて行われる。各変速パターンのうち、どの変速
パターンを選択するかは、シフトレバー140の
シフト位置を検出するシフトポジシヨンセンサ3
30からの信号によつて決められ、シフト位置が
ドライブDレンジにあれば、第7図の変速パター
ン、セカンドSレンジなら第8図、ローLレンジ
なら第9図の変速パターンがそれぞれ選択され
る。また、各変速パターンによる変速段の決定
は、スロツトル開度と車速とから行われ、スロツ
トル開度はスロツトルセンサ320からの信号に
よつて求められ、車速は車速センサ310からの
信号によつて求められる。 また、変速制御回路200におけるロツクアツ
プ制御も、変速パターンと同様のロツクアツプパ
ターンによつて行われる。 マニユアル変速スイツチ340は、運転者によ
つて任意に操作されるスイツチであり、マニユア
ル変速スイツチ340から操作信号が変速制御回
路200に送り込まれると、変速制御回路200
では上述の変速パターンにかかわらず、ソレノイ
ドバルブ430を非通電状態とし、後述のよう
に、ギヤトレーン110中のギヤセツトのうち、
変速段をOD位置とするギヤセツトを変速作動さ
せる。 第3図は、ギヤトレーン110の構成を示すス
ケルトン図であり、このギヤトレーン110は、
大きく独立ギヤセツト111と他のギヤセツト1
12とから構成されている。独立ギヤセツト11
1は、ギヤトレーン110の入出力軸間で、他の
ギヤセツト112に対して直列接続され、他のギ
ヤセツト112から独立して変速作動するように
なつており、第2表のように、適宜の作動要素に
油圧を供給することによつて前進4段、後進1段
の変速が行われる。第2表において、○印は、そ
の位置に対応する作動要素に油圧が供給されてい
ることを示し、×印は同様に油圧が供給されてい
ないことを示す。
〔考案の効果〕
本考案では、他のギヤセツト及び他のギヤセツ
トの入力軸又は出力軸に直列接続され高低2段の
前進段を達成する独立ギヤセツトを有するギヤト
レーンとなるように自動変速機を構成して、逆転
機構を備えない独立ギヤセツトを他のギヤセツト
が後進段の時にも高速段状態に切り換える事がで
きるようにして、後発進時にギヤ比を小さくでき
て、後発進時でも空転が発生しずらいようにする
ことができる。 また、この独立ギヤセツトの変速段を切り換え
るために、ドライバーによつて作動されるマニユ
アル変速手段を設け、このマニユアル変速手段の
信号が発生すると、他のシフトレバーのシフト位
置や車両走行状態の条件にも関わらず、切換弁手
段を高速段状態に切り換え、油圧の供給を切り換
えることで、独立ギヤセツトを高速段に極めて容
易に、且つスムーズに達成できるようにしてい
る。 また、本考案では、独立ギヤセツトの切換弁手
段で油圧を切り換えることで、変速段の切り換え
を簡単にできるようにしている結果、車両の発進
途中で、即ち、車輪に動力が伝達されている状態
で、ドライバーが発進加速性を重視の運転にする
か、または空転を確実に防止するかを判断した時
点で、切換弁手段を操作することができ、極めて
操作性と安全性に優れた装置となつている。 さらに、本考案では、切換弁手段を解除するの
みで(切換弁手段が信号を発生しない)、通常の
車両性能状態に自動変速機の変速比が達成される
ようになつており、車両操縦性が極めて容易にな
つている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、クレーム対応図、第2図は、本考案
の一実施例のシステム構成図、第3図は、第2図
における自動変速機のギヤトレーンの構成を示す
スケルトン図、第4図は、第2図における自動変
速機の油圧制御回路を示す概略構成図、第5図
は、第2図における変速制御回路を示すブロツク
図、第6図は、第5図におけるマイクロコンピユ
ータのプログラム内容を示すフローチヤート、第
7図〜第9図は、変速パターンを示す線図であ
る。 100……自動変速機、110……ギヤトレー
ン、111……独立ギヤセツト、112……他の
ギヤセツト、120……油圧制御回路、140…
…シフトレバー、200……変速制御回路、31
0……車速センサ、320……スロツトルセン
サ、330……シフトポジシヨンセンサ、340
……マニユアル変速スイツチ、410〜440…
…ソレノイドバルブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の前進段と後進段とを達成する他のギヤセ
    ツト及び該他のギヤセツトの入力軸又は出力軸に
    直列接続され高低2段を達成する独立ギヤセツト
    を有するギヤトレーンと、シフトレバーのシフト
    位置や車両走行状態に応じて作動する切換弁手段
    を各々含み、該切換弁手段により油圧を選択的に
    供給・排出することで前記他のギヤセツトを変速
    作動させる部分及び前記独立ギヤセツトを変速作
    動させる部分を有する油圧制御回路とを備える車
    両用自動変速機の変速制御装置であつて、 ドライバーによつて任意に作動されるマニユア
    ル変速手段を含み、前記シフトレバーによつて前
    記他のギヤセツトが後進段に設定されている状態
    においては、前記マニユアル変速手段の非作動状
    態である通常状態では前記切換弁手段により前記
    独立ギヤセツトを低速段状態に変速作動されてい
    るが、前記マニユアル変速手段を作動させた時に
    は、前記切換弁手段により前記独立ギヤセツトを
    強制的に高速段状態に変速作動させ、ギヤトレー
    ンのギヤ比を小さくすることを特徴とする車両用
    自動変速機の変速制御装置。
JP11992684U 1984-08-02 1984-08-02 車両用自動変速機の変速制御装置 Granted JPS6135253U (ja)

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JP11992684U JPS6135253U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 車両用自動変速機の変速制御装置

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JPS6135253U JPS6135253U (ja) 1986-03-04
JPH0449403Y2 true JPH0449403Y2 (ja) 1992-11-20

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JP11992684U Granted JPS6135253U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 車両用自動変速機の変速制御装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505327B2 (ja) * 1972-05-22 1975-03-03
JPS55115648A (en) * 1979-02-26 1980-09-05 Toyota Motor Corp Shift controller for auxiliary speed change gear for vehicle

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505327U (ja) * 1973-05-15 1975-01-21

Patent Citations (2)

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JPS6135253U (ja) 1986-03-04

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