JPH0449382Y2 - - Google Patents

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JPH0449382Y2
JPH0449382Y2 JP1985202321U JP20232185U JPH0449382Y2 JP H0449382 Y2 JPH0449382 Y2 JP H0449382Y2 JP 1985202321 U JP1985202321 U JP 1985202321U JP 20232185 U JP20232185 U JP 20232185U JP H0449382 Y2 JPH0449382 Y2 JP H0449382Y2
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pin
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pressing pin
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は歯車変速機におけるピンタイプの同期
装置に関するものである。
[従来の技術] 変速機におけるピンタイプの同期装置は、例え
ば実開昭60−56828号に開示されている。すなわ
ち、第4図に示すように、同期装置は変速機の出
力軸1に1組の変速歯車12が遊回転可能に支持
され、1組の変速歯車12の間にスプライン16
により結合スリーブ2が支持される。結合スリー
ブ2は外周面に設けた環状溝に、公知のシフトフ
オークを係合され、変速操作に伴つて左方へ押さ
れると、左側の変速歯車12と出力軸1とを回転
結合し、逆に右方へ押されると、右側の変速歯車
12と出力軸1とを回転結合する。各変速歯車1
2の側面に、円錐面10aを備える外側同期リン
グ10が固定され、変速歯車12のボス部にスプ
ライン16と同様のスプライン15が形成され
る。
結合スリーブ2に周方向等間隔に3個の案内ピ
ン孔2a(第5図)が設けられ、案内ピン孔2a
の両端部に円錐面2bが形成される。案内ピン孔
2aに案内ピン3が緩く挿通され、案内ピン3の
両端部に、外周に円錐面を有する内側同期リング
6が固定支持される。案内ピン3の外径は全体と
して中央部が細く、テーパ部22を経て両端側が
太く案内ピン孔2aの内径とほぼ等寸になつてい
る。
結合スリーブ2に周方向等間隔に3個の押圧ピ
ン孔14が設けられ、各押圧ピン孔14に押圧ピ
ン4が隙間なく摺動可能に嵌挿される。押圧ピン
4は中央部に環状溝8を設けられ、押圧ピン孔1
4の内周壁へ開口する径方向孔から環状溝8(第
6図)へ、ばね7によりボール9を係合され、中
立位置を保持される。
ところで、大型車両などではシフト操作の疲労
を軽減するために、パワーアシス装置が備えられ
ていると、結合スリーブ2の移動速度が速くなる
ので、同期動作の初期段階であるインデツクス動
作速度も速くなる。インデツクス動作速度を抑え
るために、同期荷重を大きくしてはいるが、シフ
ト動作速度が速くかつ同期荷重が大きくなるにつ
れて、インデツクス動作の段階で押圧ピン4が内
側同期リング6に当る力と速度が大きくなり、押
圧ピン4が内側同期リング6に対しやや傾きなが
ら当る傾向にある。
また、同期荷重が大きいので、内側同期リング
6と押圧ピン4の間にかじりが生じやすく、内側
同期リング6の円滑なインデツクス動作が妨げら
れ、インデツクス動作が不完全になると、特有の
歯車鳴りが発生する。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、押圧ピンの
内側同期リングに対する円滑な接触により良好な
インデツクス動作が達せられ、歯車鳴りが防止さ
れる、変速機の同期装置を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は結
合スリーブに周方向等間隔に複数の案内ピン孔と
押圧ピン孔とを交互に設け、各案内ピン孔の両端
縁に円錐面を形成し、各案内ピン孔へ案内ピンを
緩く挿通し、各案内ピン孔から突出する案内ピン
の両端部の外径を案内ピン孔の内径とほぼ等寸と
し、案内ピンの両端部と中央部の間にテーパ部を
備え、案内ピンの両端に1対の内側同期リングを
結合し、各押圧ピン孔へ押圧ピンを隙間なく嵌挿
し、押圧ピン孔の内周壁へ開口する径方向孔に支
持したボールをばねにより、押圧ピンの中央部に
設けた環状溝へ係合し、押圧ピンの両端に内側同
期リングの端面に隣接する半球部を備えたもので
ある。
[作用] 変速操作時、結合スリーブが軸方向へ移動され
ると、押圧ピンの端部の半球部が内側同期リング
の端面に当接し、内側同期リングが外側同期リン
グへ押し付けられる。半球部は内側同期リングに
点接触するものであるから、内側同期リングが異
常に傾くことはなく、内側同期リングの同心作用
を伴いながら、内側同期リングと外側同期リング
との円滑な摩擦係合によるインデツクス動作が達
せられる。
[考案の実施例] 第1図に示すように、結合スリーブ2に周方向
等間隔に複数の案内ピン孔2aと押圧ピン孔14
が設けられ、案内ピン孔2aに左右1対の内側同
期リング6を結合する案内ピン3が緩く挿通され
る。また、結合スリーブ2の押圧ピン孔14に内
側同期リング6の外側円錐面を外側同期リング1
0の内側円錐面へ押し付けるための押圧ピン4が
嵌合支持される。案内ピン孔2aの両端部は円錐
面2bを設けられ、案内ピン3の大径端部23の
外径は案内ピン孔2aの内径とほぼ同寸とされ
る。
押圧ピン4の中央部に設けた環状溝8は、押圧
ピン孔14の内周壁へ開口する径方向孔に支持し
たばね7の力によりボール9を係合され、押圧ピ
ン4は中立位置を保持する。このような構成につ
いては、従来例とほぼ同様である。
第1,2図に示すように、本考案によれば、押
圧ピン4の両端部に、ボール32が好ましくは転
動可能に支持される。具体的には押圧ピン4の端
部に半球よりも体積の大なる球状凹部を形成し、
球状凹部の内部へボール32を転動可能に嵌合支
持するか、緩く嵌合した上、球状凹部の外端面を
軽くかしめてボール32が抜け出ないように支持
する。
第3図に示す実施例では、ボール32の代わり
に含油合金などから形成された、先端が半球状を
なすピン33を、押圧ピン4の両端部に設けた円
筒部へ圧入嵌合したものである。この実施例で
は、ピン33は回転しないが、半球状の端部が内
側同期リング6の端面に点接触し、内側同期リン
グ6の円錐面を外側同期リング10の円錐面へ円
滑に押し付けるように作用する。よつて、内側同
期リング6にかじるが生じたり、内側同期リング
6が傾いた状態で外側同期リング10へ片当たり
するなどの不具合が解消される。
結合スリーブ2を左方へ押すと、押圧ピン4に
より内側同期リング6が左方へ押され、外側同期
リング10の円錐面10aへ摩擦係合される。案
内ピン3のテーパ部22が結合スリーブ2の円錐
面2bを案内として、案内ピン3の端部23が結
合スリーブ2の案内ピン孔2aへ嵌挿される。こ
れにより変速歯車12と結合スリーブ2との同期
がなされ、結合スリーブ2の左半部がスプライン
16からスプライン15へ嵌合し、変速歯車12
と出力軸1(第4図参照)との回転結合が達せら
れる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、結合スリーブに周方向
等間隔に複数の案内ピン孔と押圧ピン孔とを交互
に設け、各案内ピン孔の両端縁に円錐面を形成
し、各案内ピン孔へ案内ピンを緩く挿通し、各案
内ピン孔から突出する案内ピンの両端部の外径を
案内ピン孔の内径とほぼ等寸とし、案内ピンの両
端部と中央部の間にテーパ部を備え、案内ピンの
両端に1対の内側同期リングを結合し、各押圧ピ
ン孔へ押圧ピンを隙間なく嵌挿し、押圧ピン孔の
内周壁へ開口する径方向孔に支持したボールをば
ねにより、押圧ピンの中央部に設けた環状溝へ係
合し、押圧ピンの両端に内側同期リングの端而に
隣接する半球部を備えたものであるから、クラツ
チ接続時、押圧ピンは半球部で内側同期リングに
点接触し、内側同期リングの径方向運動すなわち
同心運動を妨げないので、こじりの発生がなく、
円滑なインデツクス動作が達せられ、歯車鳴りを
防止できる。
本考案は押圧ピンと内側同期リングとの円滑な
接触を得るために、押圧ピンの端部に半球部を備
えるだけであるから、部品点数や加工工数が僅か
に増加するたけで、コスト増加を最小限に抑止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る変速機の同期装置の結合
スリーブにおける案内ピンと押圧ピンとの関係を
模式的に示す側面断面図、第2図は押圧ピンの取
付状態を示す側面断面図、第3図は押圧ピンの変
更実施例を示す側面断面図、第4図は従来の変速
機の同期装置の側面断面図、第5図は同装置にお
ける結合スリーブの正面図、第6図は同装置にお
ける押圧ピンの取付状態を示す側面断面図であ
る。 1……出力軸、2……結合スリーブ、2a……
案内ピン孔、2b……円錐面、3……案内ピン、
4……押圧ピン、6……内側同期リング、10…
…外側同期リング、12……変速歯車、15,1
6……スプライン、22……テーパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 結合スリーブに周方向等間隔に複数の案内ピン
    孔と押圧ピン孔とを交互に設け、各案内ピン孔の
    両端縁に円錐面を形成し、各案内ピン孔へ案内ピ
    ンを緩く挿通し、各案内ピン孔から突出する案内
    ピンの両端部の外径を案内ピン孔の内径とほぼ等
    寸とし、案内ピンの両端部と中央部の間にテーパ
    部を備え、案内ピンの両端に1対の内側同期リン
    グを結合し、各押圧ピン孔へ押圧ピンを隙間なく
    嵌挿し、押圧ピン孔の内周壁へ開口する径方向孔
    に支持したボールをばねにより、押圧ピンの中央
    部に設けた環状溝へ係合し、押圧ピンの両端に内
    側同期リングの端面に離接する半球部を備えたこ
    とを特徴とする、変速機の同期装置。
JP1985202321U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH0449382Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985202321U JPH0449382Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985202321U JPH0449382Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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Publication Number Publication Date
JPS62108632U JPS62108632U (ja) 1987-07-11
JPH0449382Y2 true JPH0449382Y2 (ja) 1992-11-20

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ID=31166589

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JP1985202321U Expired JPH0449382Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60138029U (ja) * 1984-02-24 1985-09-12 いすゞ自動車株式会社 変速機の同期装置

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JPS62108632U (ja) 1987-07-11

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