JPH0125783Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0125783Y2 JPH0125783Y2 JP6307483U JP6307483U JPH0125783Y2 JP H0125783 Y2 JPH0125783 Y2 JP H0125783Y2 JP 6307483 U JP6307483 U JP 6307483U JP 6307483 U JP6307483 U JP 6307483U JP H0125783 Y2 JPH0125783 Y2 JP H0125783Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- sleeve
- main shaft
- sub
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はメイントランスミツシヨン並びにサブ
トランスミツシヨンからなる多段トランスミツシ
ヨンの同期装置に関するものである。
トランスミツシヨンからなる多段トランスミツシ
ヨンの同期装置に関するものである。
メイントランスミツシヨン並びにサブトランス
ミツシヨンからなる多段トランスミツシヨンにお
いては、メイントランスミツシヨンのメインシヤ
フトとサブトランスミツシヨンのメインシヤフト
とを直結及びサブトランスミツシヨン側のカウン
タシヤフトを介して連結するようになつている。
その同期装置は第１図に示すように、メイントラ
ンスミツシヨンのメインシヤフト１の軸端に設け
られているギヤ２に回転方向を係合するシンクロ
コーン６と、サブトランスミツシヨンのメインシ
ヤフト３の軸上に回転自在に軸承されている遊転
ギヤ４に回転方向を係合するシンクロコーンと、
この一対のシンクロコーン６，７の中間に位置さ
れ、サブトランスミツシヨンのメインシヤフト３
にスプライン結合したハブ５と、前記シンクロコ
ーン６，７にテーパ嵌合されているシンクロナイ
ザ８，９と、シフト装置によつて前記一対のシン
クロコーン６，７の何れか一方とハブ５とを係合
するスリーブ１０と、前記ハブ５の外周面より弾
機的に径方向に突出し前記スリーブ１０の内径面
に当接してスリーブ１０のシフト移動に節度を持
たせる押圧ピン１１とから構成されている。そし
て、押圧ピン１１が当接するスリーブ１０の内径
面には第２図に示すように、スリーブ１０の中心
線上に押圧ピン１１の頭部が没入する凹溝１２を
形成し、この凹溝１２を中央にして左右に突起１
３，１４を設け、スリーブ１０の左右シフト移動
に節度を持たせていた。ところが、第２図Ａのよ
うな押圧ピン１１との位置関係にあるスリーブ１
０を矢印方向にシフトさせる場合、スリーブ１０
の移動のスピードが速いため同期時に第２図Ｂに
示すように押圧ピン１１が凹溝１２に収まらずジ
ヤンピングし、スリーブ１０と係合しようとする
側のシンクロコーン６又は７との同期が行われな
いうちにスリーブ１０が進み、両者の接触による
ギヤ鳴きが発生することがあつた。
ミツシヨンからなる多段トランスミツシヨンにお
いては、メイントランスミツシヨンのメインシヤ
フトとサブトランスミツシヨンのメインシヤフト
とを直結及びサブトランスミツシヨン側のカウン
タシヤフトを介して連結するようになつている。
その同期装置は第１図に示すように、メイントラ
ンスミツシヨンのメインシヤフト１の軸端に設け
られているギヤ２に回転方向を係合するシンクロ
コーン６と、サブトランスミツシヨンのメインシ
ヤフト３の軸上に回転自在に軸承されている遊転
ギヤ４に回転方向を係合するシンクロコーンと、
この一対のシンクロコーン６，７の中間に位置さ
れ、サブトランスミツシヨンのメインシヤフト３
にスプライン結合したハブ５と、前記シンクロコ
ーン６，７にテーパ嵌合されているシンクロナイ
ザ８，９と、シフト装置によつて前記一対のシン
クロコーン６，７の何れか一方とハブ５とを係合
するスリーブ１０と、前記ハブ５の外周面より弾
機的に径方向に突出し前記スリーブ１０の内径面
に当接してスリーブ１０のシフト移動に節度を持
たせる押圧ピン１１とから構成されている。そし
て、押圧ピン１１が当接するスリーブ１０の内径
面には第２図に示すように、スリーブ１０の中心
線上に押圧ピン１１の頭部が没入する凹溝１２を
形成し、この凹溝１２を中央にして左右に突起１
３，１４を設け、スリーブ１０の左右シフト移動
に節度を持たせていた。ところが、第２図Ａのよ
うな押圧ピン１１との位置関係にあるスリーブ１
０を矢印方向にシフトさせる場合、スリーブ１０
の移動のスピードが速いため同期時に第２図Ｂに
示すように押圧ピン１１が凹溝１２に収まらずジ
ヤンピングし、スリーブ１０と係合しようとする
側のシンクロコーン６又は７との同期が行われな
いうちにスリーブ１０が進み、両者の接触による
ギヤ鳴きが発生することがあつた。
本考案は上記のようなギヤ鳴きを防止した同期
装置を提供するものであり、その要旨は、押圧ピ
ンが当接するスリーブの内径面に形成される突起
構成を改良し、スリーブのシフト時の押圧ピンの
ジヤンピングをなくしたことである。
装置を提供するものであり、その要旨は、押圧ピ
ンが当接するスリーブの内径面に形成される突起
構成を改良し、スリーブのシフト時の押圧ピンの
ジヤンピングをなくしたことである。
以下本考案の実施例を第３図乃至第７図によつ
て説明する。第３図において１はメイントランス
ミツシヨンのメインシヤフト、２はメインシヤフ
ト１端に設けられているギヤ、４はサブトランス
ミツシヨンのメインシヤフト３上に回転自在に軸
承されている遊転ギヤ、５はハブ、６，７はシン
クロコーン、８，９はシンクロナイザ、１０はス
リーブ、１１は押圧ピン、２０はサブトランスミ
ツシヨン側のカウンタシヤフト、２１はスリーブ
１０のシフト装置でありエアシリンダにて作動さ
れる。
て説明する。第３図において１はメイントランス
ミツシヨンのメインシヤフト、２はメインシヤフ
ト１端に設けられているギヤ、４はサブトランス
ミツシヨンのメインシヤフト３上に回転自在に軸
承されている遊転ギヤ、５はハブ、６，７はシン
クロコーン、８，９はシンクロナイザ、１０はス
リーブ、１１は押圧ピン、２０はサブトランスミ
ツシヨン側のカウンタシヤフト、２１はスリーブ
１０のシフト装置でありエアシリンダにて作動さ
れる。
上記構成は従来の同期装置と同じであるが、本
考案はハブ５に設けられる押圧ピン１１をハブ５
の円周上の複数個所に２本の押圧ピン１１ａ，１
１ｂを１組として設け、この２本の押圧ピン１１
ａ，１１ｂが当接するスリーブ１０の内径面を第
４図乃至第６図に示す構造としたものである。す
なわち、一方の押圧ピン１１ａが当接するスリー
ブ１０の内径面には第４図の−断面である第
５図に示すように突起２２ａをスリーブ１０の中
心線より左方に偏奇した位置に突設し、その突起
２２ａより右方の内径面はストレート面２３ａと
し、左方は傾斜面２４ａを形成したものである。
考案はハブ５に設けられる押圧ピン１１をハブ５
の円周上の複数個所に２本の押圧ピン１１ａ，１
１ｂを１組として設け、この２本の押圧ピン１１
ａ，１１ｂが当接するスリーブ１０の内径面を第
４図乃至第６図に示す構造としたものである。す
なわち、一方の押圧ピン１１ａが当接するスリー
ブ１０の内径面には第４図の−断面である第
５図に示すように突起２２ａをスリーブ１０の中
心線より左方に偏奇した位置に突設し、その突起
２２ａより右方の内径面はストレート面２３ａと
し、左方は傾斜面２４ａを形成したものである。
また、他方の押圧ピン１１ｂが当接するスリー
ブ１０の内径面には第４図の−断面である第
６図に示すように前記一方の押圧ピン１１ａが当
接する内径面形状とは全く相対的形状が形成され
る。すなわち、突起２２ｂをスリーブ１０の中心
線より右方に偏奇した位置に突設し、その突起２
２ｂより左方の内径面はストレート面２３ｂと
し、右方は傾斜面２４ｂを形成したものである。
ブ１０の内径面には第４図の−断面である第
６図に示すように前記一方の押圧ピン１１ａが当
接する内径面形状とは全く相対的形状が形成され
る。すなわち、突起２２ｂをスリーブ１０の中心
線より右方に偏奇した位置に突設し、その突起２
２ｂより左方の内径面はストレート面２３ｂと
し、右方は傾斜面２４ｂを形成したものである。
メイントランスミツシヨンのメインシヤフト１
とサブトランスミツシヨンのメインシヤフト３と
の直結の場合は、第３図においてスリーブ１０を
左方にシフトし、スリーブ１０を介してシンクロ
コーン６、シンクロナイザ８及びハブ５を結合す
る。これによりギヤ２の回転はシンクロコーン
６、スリーブ１０、ハブ５と伝わつてサブトラン
スミツシヨンのメインシヤフト３に伝達される。
とサブトランスミツシヨンのメインシヤフト３と
の直結の場合は、第３図においてスリーブ１０を
左方にシフトし、スリーブ１０を介してシンクロ
コーン６、シンクロナイザ８及びハブ５を結合す
る。これによりギヤ２の回転はシンクロコーン
６、スリーブ１０、ハブ５と伝わつてサブトラン
スミツシヨンのメインシヤフト３に伝達される。
また、スリーブ１０を右方にシフトしてシンク
ロコーン７と結合すると、ギヤ２の回転はカウン
タシヤフト２０、遊転ギヤ４、シンクロコーン
７、スリーブ１０及びハブ５と伝わつてサブトラ
ンスミツシヨンのメインシヤフト３に伝達され
る。従つて、スリーブ１０は一対のシンクロコー
ン６，７の何れか一方に常に結合すべくシフトさ
れている。
ロコーン７と結合すると、ギヤ２の回転はカウン
タシヤフト２０、遊転ギヤ４、シンクロコーン
７、スリーブ１０及びハブ５と伝わつてサブトラ
ンスミツシヨンのメインシヤフト３に伝達され
る。従つて、スリーブ１０は一対のシンクロコー
ン６，７の何れか一方に常に結合すべくシフトさ
れている。
そこで、上記本考案によると、第７図で示すよ
うに例えばスリーブ１０を右方にシフトする場
合、シフトが始まるときには第７図Ａのように一
方の押圧ピン１１ａはスリーブ１０の内径面のス
トレート面２３ａに当接され、他方の押圧ピン１
１ｂは右側の傾斜面２４ｂに当接している。従つ
て他方の押圧ピン１１ｂが傾斜面２４ｂによつて
スリーブ１０の急速な右方移動にブレーキ作用を
与え、同期時には一方の押圧ピン１１ａはストレ
ート面２３ａを滑つて左側突起２２ａに当接し、
他方の押圧ピン１１ｂは右方の突起２２ｂを乗り
越えてストレート面２３ｂに当接するのである。
よつて、従来のようにスリーブ１０の急速なシフ
ト移動によつて押圧ピンがジヤンピングし、同期
が行われないうちにスリーブ１０が進んでギヤ鳴
きを発生することが防止され、スリーブ１０の適
確なシフト移動の節度により円滑な同期作用が得
られる効果を有している。
うに例えばスリーブ１０を右方にシフトする場
合、シフトが始まるときには第７図Ａのように一
方の押圧ピン１１ａはスリーブ１０の内径面のス
トレート面２３ａに当接され、他方の押圧ピン１
１ｂは右側の傾斜面２４ｂに当接している。従つ
て他方の押圧ピン１１ｂが傾斜面２４ｂによつて
スリーブ１０の急速な右方移動にブレーキ作用を
与え、同期時には一方の押圧ピン１１ａはストレ
ート面２３ａを滑つて左側突起２２ａに当接し、
他方の押圧ピン１１ｂは右方の突起２２ｂを乗り
越えてストレート面２３ｂに当接するのである。
よつて、従来のようにスリーブ１０の急速なシフ
ト移動によつて押圧ピンがジヤンピングし、同期
が行われないうちにスリーブ１０が進んでギヤ鳴
きを発生することが防止され、スリーブ１０の適
確なシフト移動の節度により円滑な同期作用が得
られる効果を有している。
第１図は従来の同期装置の要部断面図、第２図
は従来の作動説明図、第３図は本考案による同期
装置の断面図、第４図はスリーブの正面図、第５
図は第４図−線断面図、第６図は第４図−
線断面図、第７図は本考案の作動説明図であ
る。 １……メインシヤフト、２……ギヤ、３……メ
インシヤフト、４……遊転ギヤ、５……ハブ、
６，７……シンクロコーン、１０……スリーブ、
１１ａ，１１ｂ……押圧ピン、２０……カウンタ
シヤフト、２１……シフト装置、２２ａ，２２ｂ
……突起、２３ａ，２３ｂ……ストレート面、２
４ａ，２４ｂ……傾斜面。
は従来の作動説明図、第３図は本考案による同期
装置の断面図、第４図はスリーブの正面図、第５
図は第４図−線断面図、第６図は第４図−
線断面図、第７図は本考案の作動説明図であ
る。 １……メインシヤフト、２……ギヤ、３……メ
インシヤフト、４……遊転ギヤ、５……ハブ、
６，７……シンクロコーン、１０……スリーブ、
１１ａ，１１ｂ……押圧ピン、２０……カウンタ
シヤフト、２１……シフト装置、２２ａ，２２ｂ
……突起、２３ａ，２３ｂ……ストレート面、２
４ａ，２４ｂ……傾斜面。
Claims (1)
- メイントランスミツシヨンのメインシヤフト端
のギヤと、サブトランスミツシヨンのメインシヤ
フト上に回転自在に軸承した遊転ギヤとをサブミ
ツシヨン側のカウンタシヤフトを介して連結し、
かつサブトランスミツシヨンのメインシヤフトに
スプライン結合したハブを有し、前記メイントラ
ンスミツシヨンのメインシヤフト上のギヤ並びに
サブトランスミツシヨンのメインシヤフト上の遊
転ギヤのそれぞれに回転方向を係合し、かつ前記
ハブを中間にして配設した一対のシンクロコーン
と、この一対のシンクロコーンにテーパ嵌合され
ているシンクロナイザと、シフト装置により前記
一対のシンクロコーンの何れか一方と前記ハブと
を係合し、メイントランスミツシヨンのメインシ
ヤフトとサブトランスミツシヨンのメインシヤフ
トとを直結並びにサブトランスミツシヨン側のカ
ウンタシヤフトを介して結合する切替用のスリー
ブと、前記ハブの外周面より弾機的に径方向に突
出し前記スリーブの内径面に当接してスリーブの
シヤフト移動に節度を持たせる押圧ピンとからな
るトランスミツシヨンの同期装置において、前記
ハブに設けられる押圧ピンをハブの円周上の複数
個所に２本を１組として設け、この２本の押圧ピ
ンがそれぞれ当接して乗り越える突起をスリーブ
の内径面にスリーブの中心線より偏奇し、かつ互
いに相対する位置に突設させたことを特徴とする
トランスミツシヨンの同期装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6307483U JPS59169435U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | トランスミツシヨンの同期装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6307483U JPS59169435U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | トランスミツシヨンの同期装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59169435U JPS59169435U (ja) | 1984-11-13 |
| JPH0125783Y2 true JPH0125783Y2 (ja) | 1989-08-02 |
Family
ID=30193264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6307483U Granted JPS59169435U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | トランスミツシヨンの同期装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59169435U (ja) |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP6307483U patent/JPS59169435U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59169435U (ja) | 1984-11-13 |
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