JPH044918Y2 - - Google Patents

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JPH044918Y2
JPH044918Y2 JP5760282U JP5760282U JPH044918Y2 JP H044918 Y2 JPH044918 Y2 JP H044918Y2 JP 5760282 U JP5760282 U JP 5760282U JP 5760282 U JP5760282 U JP 5760282U JP H044918 Y2 JPH044918 Y2 JP H044918Y2
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spring
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pawl lever
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JP5760282U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シートベルトを自動的に巻取るため
のベルト巻取り装置に関する。
ばねシートベルトを巻取るシートベルト巻取り
装置の場合には、シートベルトに常時巻取り力が
作用しており、着用者の身体を常時圧迫してい
る。従つて、長時間にわたつて着用すると、身体
に不快感を感じることが多く、シートベルトの着
用率が低いことの一因になつている。
そこで、本考案は、シートベルト装着時のベル
ト巻取り力を減少せしめて乗員に加わる圧迫感を
軽減しようとするものである。
以下、図を参照して本考案の実施例を説明す
る。第1図において、1はベルト巻取り装置のコ
字状フレームで、その側板1a,1bにはシヤフ
ト2が回転可能に支承されている。両側板1a,
1bの間のシヤフト部分には、シートベルトの巻
取りリール3が固定されている。更に、側板1a
には、周知の緊急時ベルトロツク機構を内蔵する
ケース4が取付けられている。
5は側板1bに取付けられた保持板で、後述の
爪レバー6を回転可能に支承するためのピン7を
備えている。8は前記シヤフト2に遊嵌された内
歯歯車で、その外周にはラチエツト9が形成さ
れ、側壁8′には非常に弱い補助ばね10の支承
ピン11が取付けられている。この補助ばね10
の他端は支承ピン13(第2,4図参照)に支持
されている。この支承ピン13はシヤフト2に遊
嵌された補助キヤリア12に取付けられている。
14は、キヤリア15の支承軸16に回転自在
に軸支された遊星歯車である。支承軸16が前記
の補助キヤリア12の孔17に挿入固着されてい
るので、キヤリア15と補助キヤリア12は一体
的に回転する。18は、シヤフト2の切取り部
2′に固着され、シヤフト2とともに回転する太
陽歯車である。19はキヤリア15をベルト巻取
り方向に付勢するばねで、その内端はキヤリア1
5の中央部15′に、そして外端はケース20に
保持されている。このケース20は前記部材5〜
19とソレノイド装置21を覆つている。ソレノ
イド装置21はプランジヤー22を備え、このプ
ランジヤーは、ソレノイド装置21の消磁時にば
ね23の作用により吐出し、励磁時にばね23に
抗して引込む。プランジヤー22が引込むと、爪
レバー6がピン7を中心に回転してラチエツト9
に係合する。ソレノイド装置21の励磁は、例え
ばバツクル、ドア、シート等に取付けられたスイ
ツチによつて制御される。このスイツチはバツク
ル、ドア、シート等の操作、運動、負荷等に応じ
て切換えられる。
次に、上記構造のベルト巻取り装置の作動につ
いて説明する。シートベルトが全量巻取られた状
態では、爪レバー6がラチエツト9から離脱し、
補助ばね10が完全に巻取られている。この場
合、ばね19と補助ばね10のばね力がキヤリア
15または12、遊星歯車14および太陽歯車1
8を介してシヤフト2に作用している。
シートベルト装着のために、前記状態からシー
トベルト24を矢印25の方向へ引き出すと、シ
ヤフト2と太陽歯車18が第3図において時計回
りに回転する。その際、補助ばね10が完全に巻
取られているために、遊星歯車14と内歯歯車8
は相対的に回転することができない。従つて、遊
星歯車14と内歯歯車8は第3図のかみあい状態
を維持したまま太陽歯車18と一体的に回転す
る。
シートベルト24を必要量引き出してシートベ
ルトの自由端のトングをバツクルに挿着すると、
バツクルに取付けられたスイツチが閉じ、前記ソ
レノイド装置21が励磁される。これにより、プ
ランジヤー22が引込んで爪レバー6をラチエツ
ト9に係合させるので、内歯歯車8の反時計回り
の回転が阻止される。この状態から、シートベル
ト24は乗員に接触するまで巻取られる。すなわ
ち、ばね19と補助ばね10の作用により、キヤ
リア15が反時計回りに回転し、遊星歯車14が
反時計回りに公転しながら時計回りに自転し、そ
して太陽歯車18が速い速度で反時計回りに回転
して、シートベルト24をリール3に巻取る。こ
の太陽歯車の増速により、ばね19および補助ば
ね10に依るシヤフト2のトルクが減少し、シー
トベルト24の巻取り力が弱まるので、シートベ
ルトに依る圧迫感が軽減される。なお、この場
合、補助ばね10もばね19と同様に減張する。
この状態で乗員が前方へ動いてシートベルト2
4を矢印25の方向へ引出すと、太陽歯車18が
時計回りに回転し、遊星歯車14が反時計回りに
自転しながら時計回りに公転し、そしてキヤリア
15を介してばね19と補助ばね10を巻取る。
この場合も太陽歯車18がキヤリア15よりも速
く回転するので、ばね19に依るシヤフト2のト
ルクが軽減される。従つて、シートベルト装着時
においても乗員は容易に動くことができる。
次にシートベルト24の装着を解除するため
に、トングをバツクルからはずすと、バツクルに
取付けたスイツチを開放し、ソレノイド装置21
が消磁される。これにより、プランジヤー22が
ばね23の作用で吐出し、爪レバー6がピン7の
周りを回転して、ラチエツト9との係合を解除す
る。それによつて、キヤリア15と遊星歯車14
と補助キヤリア12と内歯歯車8がばね19によ
つて太陽歯車18の周りを反時計回りに高速回転
する。その際、内歯歯車8が補助キヤリア15よ
りも速く回転するので、補助ばね10がその減張
分だけ巻かれる。補助ばね10が最後まで巻かれ
ると、遊星歯車14と内歯歯車8が相対的に回転
することができないので、キヤリア15と遊星歯
車14と補助キヤリア12と内歯歯車8は停止す
る。この停止時に、補助ばね10が減衰部材とし
て作用するので、衝撃、騒音が発生することはな
い。
それ以後はキヤリア15と遊星歯車14と補助
キヤリア12と内歯歯車8と太陽歯車18が反時
計回りに一体的に回転してシートベルト24を巻
取り、前記のシートベルト装着前の状態に戻る。
以上のように本考案では、遊星歯車装置の変速
機能を利用してシートベルトの巻取り力を変える
ようにしたので、シートベルト装着時の圧迫感を
軽減することができるだけでなく、巻取り装置の
構造が簡単でコンパクトであるという効果があ
る。更に、補助ばねの長さを変更するだけで、シ
ートベルト巻取り力軽減範囲を任意に設定するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の分解図、第2図は
本考案の実施例の縦断面図、第3図は第2図の
−線に沿つた断面図、第4図は第2図の−
線に沿つた断面図である。 図中符号、1……フレーム、2……シヤフト、
6……爪レバー、8……内歯歯車、9……ラチエ
ツト、10……ばね、12,15……キヤリア、
14……遊星歯車、18……太陽歯車、19……
ばね、21……爪レバー操作手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベルト巻取り用のシヤフト2に固着された太陽
    歯車18と、 シヤフトに対して回転自在に設けられ外周面に
    ラチエツト9を有する内歯歯車8と、 この内歯歯車および太陽歯車にかみあう遊星歯
    車14と、 この遊星歯車を回転自在に支持するキヤリア1
    5,12と、 一端がこのキヤリアに他端がベルト巻取り装置
    の固定部分に取付けられた、シートベルト巻取り
    方向へキヤリアを回転付勢するシートベルト巻取
    り用のばね19と、 一端がこのキヤリアに他端が前記内歯歯車に取
    付けられた、シートベルト巻取り力軽減範囲を設
    定するための補助ばね10と、 前記ラチエツトに係合可能な爪レバー6と、 この爪レバーをラチエツトに係合させるため
    の、爪レバーに付設されたソレノイド装置21と
    を具備し、 ソレノイド装置によつて爪レバーをラチエツト
    に係合させることにより、内歯歯車の一方向への
    回転が阻止され、それによつてばね19で回転付
    勢されたキヤリアの回転運動が遊星歯車と太陽歯
    車を介して増速されてシヤフト2に伝達され、ば
    ね19の力によるシヤフトのベルト巻取り力が弱
    まるようにしたことを特徴とするベルト巻取り装
    置。
JP5760282U 1982-04-22 1982-04-22 ベルト巻取り装置 Granted JPS58160059U (ja)

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JP5760282U JPS58160059U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 ベルト巻取り装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5760282U JPS58160059U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 ベルト巻取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58160059U JPS58160059U (ja) 1983-10-25
JPH044918Y2 true JPH044918Y2 (ja) 1992-02-13

Family

ID=30068043

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5760282U Granted JPS58160059U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 ベルト巻取り装置

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JP7393894B2 (ja) * 2019-08-08 2023-12-07 Tbグローバルテクノロジーズ株式会社 テザー巻き取りユニット及びこれを備えた運搬車

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Publication number Publication date
JPS58160059U (ja) 1983-10-25

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