JPH0448970Y2 - - Google Patents

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JPH0448970Y2
JPH0448970Y2 JP1986157289U JP15728986U JPH0448970Y2 JP H0448970 Y2 JPH0448970 Y2 JP H0448970Y2 JP 1986157289 U JP1986157289 U JP 1986157289U JP 15728986 U JP15728986 U JP 15728986U JP H0448970 Y2 JPH0448970 Y2 JP H0448970Y2
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JP
Japan
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leaf spring
transmission
vehicle frame
vehicle
cast iron
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JP1986157289U
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JPS6363221U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は板ばねを用いた車両用変速機の支持装
置に関するものである。
[従来の技術] 副変速機を備えた多段変速機では、通常の5段
または6段変速機などに比べて長大となり、重心
の位置も後方へ変位するので、変速機とフライホ
イールハウジングとの結合部の強度が十分でなく
なるために、例えば特開昭59−57030号公報に開
示されるような支持装置が備えられる。
すなわち、第2図に示すように、フライホイー
ルハウジング3に作用する荷重と曲げモーメント
を軽減するために、機関2の前方部分の両側をマ
ウント5により車枠に支持し、同様にフライホイ
ールハウジング3をマウント6により車枠に支持
し、変速機4のケースの後方部分をマウント7に
より車枠に支持している。
機関2のクランク軸は変速機4の出力軸8と同
軸に配置される関係上、変速機4は機関2よりも
かなり後方へ配置され、マウント7は第3図に示
すように構成される。変速機4のケースの上側に
ボルト17により結合した車幅方向に延びる板ば
ね16の両端部が、ブラケツト14に支持したな
だらかな円弧状の表面を有する鋳鉄製パツド15
の上に載置される。ブラケツト14は車枠12の
内側に結合した断面コ字形の補強枠13に支持さ
れる。
ところが、変速機4の上側に結合した板ばね1
6の端部を、耐摩耗性を有する鋳鉄製パツド15
の上に載せただけでは、車両の悪路走行中のリバ
ウンドに伴い、変速機4の後部が上下・左右に揺
れる。また、登坂での発進など高駆動トルクを要
する場合に、出力軸8のトルク反力を支持する変
速機4のケースが回転振動を受け、板ばねが横振
れ(ラテラルシエイク)や縦揺れ(ピツチング)
などの異常振動を発生する。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、車輪が路面
の凹凸部を通過する時の板ばねの跳上りや、急発
進時のトルク反力による板ばねの横滑りを抑え、
変速機ケースの異常な振動を防止する、変速機の
支持装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は車
枠の相対向する側壁に断面U字形のブラケツトを
結合し、ブラケツトの底面に鋳鉄製パツドを、前
後端壁に弾性カラーを嵌挿する前後方向のピンを
それぞれ支持し、変速機ケースの上壁に結合した
車幅方向に延びる板ばねの各端部に、上方へ突出
しかつ車枠の側壁に対向する弾性ストツパを結合
する折曲片を備え、板ばねの端部を前記鋳鉄製パ
ツドの上に載せ、折曲片を弾性カラーと車枠の側
壁との間へ突出させたものである。
[作用] 板ばねの端部は鋳鉄製パツドとの弾性カラーと
の間にあつて、通常は鋳鉄製パツドの上に摺接可
能に支持されるが、片側の車輪が溝に落ち込むな
どすると、弾性カラーは板ばねの上方移動を抑
え、板ばねへ伝達される衝撃を抑える。
車両の急発進時、変速機のケースが出力軸周り
のトルク反力を受けると、折曲片の両側に対向す
る車枠の側壁と弾性カラーは、板ばねの左右移動
を抑え、板ばねへ伝達される衝撃を吸収する。
[考案の実施例] 第1図に示すように、変速機のケース(図示せ
ず)の上側に板ばね16がボルトにより結合さ
れ、板ばね16の両端側が変速機のケースから側
方へ突出されるのは従来例と同様である。車枠1
2の補強枠13に箱型のブラケツト21が結合さ
れ、ブラケツト21の底壁に当板15aを介して
断面かまぼこ型の鋳鉄製パツド15が結合され、
パツド15の上に板ばね16の端部が摺動可能に
載置される。ブラケツト21は底壁と前後端壁2
1aを有する断面U字形のものでもよい。
本考案によれば、鋳鉄製パツド15の上側にピ
ン24が配設される。つまり、ピン24はブラケ
ツト21の前後端壁21aの間に支持され、かつ
弾性カラー25を外挿される。板ばね16は両端
部に上方へ延びる折曲片16aを形成され、車枠
12の側壁(図示の例ではブラケツト21の側壁
21b)と弾性カラー25との間へ突出され、折
曲片16aの側壁21bと対向する面は、断面半
円形の弾性ストツパ26を焼付けなどの手段によ
り結合される。
次に、本考案による変速機の支持装置の作動に
ついて説明する。板ばね16の端部は鋳鉄製パツ
ド15と弾性カラー25との間に挟まれ、通常は
鋳鉄製パツド15の上に摺接可能に支持される
が、片側の車輪が溝に落込むなどしてリバウンド
すると、板ばね16の上方移動は弾性カラー25
により抑えられる。弾性カラー25は板ばね16
の衝撃を抑え、騒音の発生を抑える。
車両の急発進時、出力軸8のトルク反力によ
り、変速機4は出力軸8の周りに回転力を受け、
板ばね16は左右に移動する。この時、弾性スト
ツパ26が側壁21bに当るか、折曲片16aが
弾性カラー25に当る。側壁21bと弾性カラー
25は板ばね16の左右移動を規制し、衝撃を吸
収し、騒音の発生を抑える。
[考案の効果] 本考案は上述のように、車枠の相対向する側壁
に断面U字形のブラケツトを結合し、ブラケツト
の底面に鋳鉄製パツドを、前後端壁に弾性カラー
を嵌挿する前後方向のピンをそれぞれ支持し、変
速機ケースの上壁に結合した車幅方向に延びる板
ばねの各端部に、上方へ突出しかつ車枠の側壁に
対向する弾性ストツパを結合する折曲片を備え、
板ばねの端部を前記鋳鉄製パツドの上に載せ、折
曲片を弾性カラーと車枠の側壁との間へ突出させ
たから、変速機が板ばねにより車枠に弾性的に支
持するので、車体の振動に伴い変速機に作用する
衝撃が板ばねにより緩和され、特に、悪路走行中
の車体のリバウンドに起因する板ばねの上下移動
が弾性カラーにより抑えられ、また急発進時の変
速機の出力軸のトルク反力に起因する板ばねの左
右移動が、弾性ストツパにより抑えられ、板ばね
の端部の移動による騒音が抑えられる。
上述のように、変速機の後方部分の異常振動が
抑えられるので、変速機と一体に結合される機関
が安定に車体に支持され、特に機関と変速機との
間に結合されるフライホイールハウジングの受け
る荷重と曲げモーメントの負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る変速機の支持装置の要部
を示す背面断面図、第2図は機関の変速機の車体
に対する支持装置を概括的に示す側面図、第3図
は従来の変速機の車枠に対する支持装置を示す背
面断面図である。 4……変速機、15……鋳鉄製パツド、16…
…板ばね、16a……折曲片、21……ブラケツ
ト、21a……端壁、24……ピン、25……弾
性カラー、26……弾性ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車枠の相対向する側壁に断面U字形のブラケツ
    トを結合し、ブラケツトの底面に鋳鉄製パツド
    を、前後端壁に弾性カラーを嵌挿する前後方向の
    ピンをそれぞれ支持し、変速機ケースの上壁に結
    合した車幅方向に延びる板ばねの各端部に、上方
    へ突出しかつ車枠の側壁に対向する弾性ストツパ
    を結合する折曲片を備え、板ばねの端部を前記鋳
    鉄製パツドの上に載せ、折曲片を弾性カラーと車
    枠の側壁との間へ突出させたことを特徴とする、
    変速機の支持装置。
JP1986157289U 1986-10-14 1986-10-14 Expired JPH0448970Y2 (ja)

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JP1986157289U JPH0448970Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JP1986157289U JPH0448970Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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Publication Number Publication Date
JPS6363221U JPS6363221U (ja) 1988-04-26
JPH0448970Y2 true JPH0448970Y2 (ja) 1992-11-18

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ID=31079696

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS603405Y2 (ja) * 1982-03-30 1985-01-30 マツダ株式会社 自動車のパワ−プラント支持装置

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JPS6363221U (ja) 1988-04-26

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