JP4014170B2 - 車両用エンジンマウント装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンと変速機とから成る駆動ユニットを搭載する車両用エンジンマウント装置に関する。
従来、駆動ユニットは車体に複数のマウント部材を介して支持されており、駆動ユニットを横置きする場合には、更に、駆動ユニットのローリングに対するストッパ作用を得るために、上下2箇所のストッパマウント部材を設けている。
ところで、最近は衝突時に車体の変形で衝突エネルギーを吸収するような構造が採用されているが、駆動ユニットは剛性が高いため、車体のクラッシャブルストロークが駆動ユニットにより規制され、衝突エネルギーの吸収量を確保する上で車体の設計の自由度が制約されている。
本発明は、以上の点に鑑み、駆動ユニットのロールングを効率良く抑えつつ、駆動ユニットによる車体のクラッシャブルストロークの規制を可及的に緩和できるようにしたエンジンマウント装置を提供することをその目的としている。
上記目的を達成すべく、本発明は、エンジンと変速機とから成る駆動ユニットを、その長手方向が車両の前後方向と直交するように横置きに搭載する車両用エンジンマウント装置において、前記駆動ユニットは、その静荷重の全てが車体に下方から取り付けられるサブフレーム上に3個のマウント部材を介して支持されるとともに、これらマウント部材のうちの1つは前記エンジンの変速機と反対側の端部下方に配置され、前記エンジンの変速機と反対側の端部上方車体に連結する前後方向に長手のロッド部材を設け、前記ロッド部材は前記エンジンと車体に枢支結合し、前記ロッド部材の前記エンジンに対する連結部と車体に対する連結部とのどちらか一方に駆動ユニットのローリング方向の変位を弾性的に規制する弾性部材を設けたことを特徴とする。
衝突時にはロッド部材の車体側と駆動ユニット側の連結部間の前後方向距離が車体の潰れに伴って短くなり、ロッド部材の配置を適宜傾斜させる等により、該連結部に連結される駆動ユニットが強制的に押し下げられ、駆動ユニットの搭載部でも車体が潰れるようになる。そのため、駆動ユニットによる車体のクラッシャブルストロークの規制が緩和される。
また、上記の如くロッド部材のエンジンに対する連結部と車体に対する連結部とのどちらか一方に弾性部材を取付けておけば、エンジンの変速機と反対側の端部下方のマウント部材およびロッド部材を介して駆動ユニットのローリングに対するストッパ作用を得られる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、駆動ユニットの静荷重の全てがサブフレーム上の3個のマウント部材を介して支持されていることと、エンジンが前後方向に長手のロッドを介して車体に連結されていることにより、駆動ユニットの押し下げで駆動ユニットによる車体のクラッシャブルストロークの規制が緩和されるため、衝突エネルギーの吸収量の確保が容易になり、車体の設計の自由度が増す。また、ロッド部材のエンジンに対する連結部と車体に対する連結部とのどちらか一方に弾性部材を設けることにより、エンジンの変速機と反対側の端部下方のマウント部材およびロッド部材を駆動ユニットのローリングに対するストッパ用マウント部材に兼用することもでき、構造の簡素化を図れる。
図1及び図2を参照して、1は自動車のエンジンルームの左右両側部に設けられるフロントサイドフレームであり、該両サイドフレーム1,1間に下方から取付けられるサブフレーム2に、エンジン3とその一端に連結した変速機4とから成る駆動ユニット5をその長手方向が車長方向、即ち、前後方向と直交するように横置きに搭載している。
変速機4は、ミッションケース4aと、エンジン3のシリンダブロック3aとミッションケース4aとの間に介設されるクラッチケースやトルクコンバータケースから成る中間ケース4bとを備えており、中間ケース4bの後側部にはデフギアを収納するデフケース部4cが一体に形成されている。
図中3bは吸気マニホルド、3cは排気マニホルドカバー、3dはタイミングベルトカバーである。
駆動ユニット5は、その長手方向に直交する幅方向両側、即ち、前側と後側とに分設した2個のマウント部材6,7と、エンジン3側の端部に設けたマウント部材との計3個のマウント部材でサブフレーム2上に支持されている。図1でGは駆動ユニット5の重心位置を示している。
ここで、前側のマウント部材6は、ミッションケース4aの中間ケース4b側の端部の前方位置においてサブフレーム2のフロントビーム2a上に取付けられており、該マウント部材6上にミッションケース4aの該端部に固定した前方にのびるマウントブラケット6aを連結した。また、後側のマウント部材7は、これと前側のマウント部材6の配置部とを結ぶ線Lが駆動ユニット5のトルクロール軸Tに略直交するように、エンジン3と中間ケース4bとの接合部の後方位置においてサブフレーム2のリヤビーム2bとその前側の補強ビーム2cとの間に跨がるように取付けられており、該マウント部材7上に中間ケース4bのデフケース部4cの端面に固定した後方にのびるマウントブラケット7aを連結した。前後のマウント部材6,7は上下方向の振動に対しての優れた減衰効果を発揮する流体封入マウントで構成されており、更に、前側のマウント部材6は減衰特性を切換可能な特性切換式に構成されている。
以上の如く、前後のマウント部材6,7を両者の配置部を結ぶ線Lが駆動ユニット5のトルクロール軸Tに略直交するように配置すれば、駆動ユニット5のトルクロール軸T回りのローリングに対しピッチングやヨーイングといった他の動きを非連成化して、ローリング振動を前後のマウント部材6,7で効率良く減衰できるようになる。更に、前後のマウント部材6,7が駆動ユニット5の長手方向に離間配置されることになるため、両マウント部材6,7により駆動ユニッット5のピッチング振動も減衰できるようになる。
端部のマウント部材8は、サブフレーム2のサイドビーム2d上に取付けられており、該マウント部材8上にエンジン3のシリンダブロック3aに固定した横方向外方にのびるマウントブラケット8aを連結した。尚、該マウント部材8は、図3及び図4に示す如く、アッパ8bとロア8cとの間に弾性体8dを介設したゴムマウントで構成されており、弾性体8dにアッパ8bを支持する左右1対の支柱部8eと前後方向に突出する前後1対の受部8fとを形成し、更に、受部8fに対して前後方向に対向する端部を有するストッパプレート8gをアッパ8bに植設したボルト8hによりマウントブラケット8aと共にアッパ8b上に共締めし、受部8fへのストッパプレート8gの当接で前後方向の変位を規制し得るようにした。
また、エンジン3の端部上方と、車体のダンパハウジング1aとに夫々ブラケット9a、9bを固定して、両ブラケット9a、9b間に前後方向に長手のロッド部材9を設け、該ロッド部材9の前端を枢軸兼用のボルト9cを介してエンジン3側のブラケット9aに連結すると共に、ロッド部材9の後端ゴムブッシュから成る弾性部材9dを固設して、該弾性部材9dをこれに嵌合する枢軸兼用のボルト9eをして車体側のブラケット9bに連結した。
ここで、駆動ユニット5がトルクロール軸T回りにローリングしたとき、トルクロール軸Tのエンジン端部側の端点TPより下方に位置するマウント部材8に対する連結部と該端点TPより上方に位置するロッド部材9に対する連結部は前後方向に変位し、かくて、前記ストッパプレート8gによるマウント部材8の前後方向の変位規則と、前記弾性部材9dによるロッド部材9の前後方向の変位規制とにより、駆動ユニット5のローリングに対するストッパ作用を得られる。尚、弾性部材9dはロッド部材9dのエンジン側ブラケット9aに対する連結部に設けても良い。
また、ロッド部材9はエンジン3側のブラケット9aに対する前端の連結部の方が車体側のブラケット9bに対する後端の連結部よりも下方に位置するように前下りに傾斜している。そのため、衝突時にフロントサイドフレーム1の潰れに伴って前記両ボルト9c,9e間の前後方向距離が短くなったとき、図5に示す如く、ロッド部材9がより大きな角度で前下りに揺動し、駆動ユニット5がロッド部材9を介して車体に対し押し下げられる。この際、マウント部材8の弾性体8dの支柱部8eが破断する。そして、駆動ユニット5が押し下げられるために、引続く車体の潰れに伴って駆動ユニット5が図示しないダッシュボードロアに沿ってフロアの下方に潜り込み得るようになり、ダッシュボードの前側に駆動ユニット5が挾み込まれて車体のクラッシャブルストロークが規制されるといった不具合を生じない。
尚、上記実施例ではロッド部材9をエンジン3側の端部に設けたが、変速機4側の端部にロッド部材を設けても良く、更には、エンジン側と変速機側の両端部にロッド部材を設けても良い。
本発明装置の一例の平面図 その側面図 端部のマウント部材の拡大側面図 図3の矢印IV方向から見たマウント部材の正面図 衝突時の状態を示す図2に対応する側面図
符号の説明
3 エンジン 4 変速機
5 駆動ユニット 9 ロッド部材
9d 弾性部材

Claims (1)

  1. エンジンと変速機とから成る駆動ユニットを、その長手方向が車両の前後方向と直交するように横置きに搭載する車両用エンジンマウント装置において、
    前記駆動ユニットは、その静荷重の全てが車体に下方から取り付けられるサブフレーム上に3個のマウント部材を介して支持されるとともに、これらマウント部材のうちの1つは前記エンジンの変速機と反対側の端部下方に配置され、
    前記エンジンの変速機と反対側の端部上方車体に連結する前後方向に長手のロッド部材を設け、前記ロッド部材は前記エンジンと車体に枢支結合し、
    前記ロッド部材の前記エンジンに対する連結部と車体に対する連結部とのどちらか一方に駆動ユニットのローリング方向の変位を弾性的に規制する弾性部材を設けた
    ことを特徴とする車両用エンジンマウント装置。
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