JPH0448866Y2 - - Google Patents

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JPH0448866Y2
JPH0448866Y2 JP1988083743U JP8374388U JPH0448866Y2 JP H0448866 Y2 JPH0448866 Y2 JP H0448866Y2 JP 1988083743 U JP1988083743 U JP 1988083743U JP 8374388 U JP8374388 U JP 8374388U JP H0448866 Y2 JPH0448866 Y2 JP H0448866Y2
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grain
grains
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airflow
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、穀類用風力比重選別装置に関し、
詳しくは米、麦、豆など穀類に入り混じつている
茎や葉など比重の異なる夾雑物を風力を利用して
分離選別する風力比重選別装置に関する。
<従来の技術> 従来、この種の風力比重選別装置としては、特
公昭48−40131号公報に記載されているように、
選別室の底部を一方側から他方側に向けて漸次傾
斜させ且つ多数の通気孔を開設した傾斜底とし、
この傾斜底の傾斜方向上部側に穀類投入口を設け
ると共に同下部側に穀類排出口を設け、この穀類
排出口の略真上側上方には除外物排出口を設ける
と共に、該除外物排出口に選別気流用の気流発生
機構を接続することによつて、上記穀類投入口か
ら選別室内に投入された穀類を、傾斜底を振動せ
しめながら且つ上記気流発生機構による吸引気流
によつて穀類に入り混じつている茎や葉などの比
重の異なる夾雑物を舞い上げ、除外物排出口より
選別排出するようにしたものがある。
<考案が解決しようとする問題点> 上記従来技術によるときは、選別室内に投入さ
れた夾雑物の入り混じつた穀類を、傾斜底を流下
する過程で比重の軽い茎や葉などの夾雑物とそれ
よりも比重の重い穀類とに選別し、不要な夾雑物
のみを除外物排出口より吸引排出せしめることが
できるように構成されているものの、実際には、
投入される夾雑物の入り混じつた穀類の乾燥状態
は必ずしも一様ではなく、例えば穀類の乾燥状態
が悪いと全体的に比重が重くなり、しかも、選別
排出すべき夾雑物が穀類と絡み合つてしまい、そ
こから傾斜底を流下する夾雑物のみを気流発生機
構による吸引気流に乗せて上方に舞い上げて除外
物排出口より排出せしめることが困難になる不具
合があつた。
本考案は従来技術のこのような問題点に鑑みな
されたもので、穀類の乾燥状態の不整一性に応
じ、常に最適な選別を可能とした風力比重選別装
置を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するために本考案の講じた技
術的手段は、選別室の底部を一方側から他方側に
向けて漸次傾斜させ且つ多数の通気孔を開設した
傾斜底とし、この傾斜底の傾斜方向上部側に穀類
投入口を設けると共に同下部側に穀類排出口を設
け、この穀類排出口の略真上側上方には除外物排
出口を設けると共に、該除外物排出口に選別気流
用の気流発生機構を接続し、更に前記傾斜底に、
その傾斜方向に対して直交する幅方向全長に亘つ
て且つ前記穀類排出口に向つて角度変位自在とし
た舞上り促進板を回動可能に載架配備したことで
ある。
<作用> 上記技術的手段によれば、穀類投入口より選別
室内に投入されて茎や葉など夾雑物が入り混じつ
た穀類は、傾斜底を穀類排出口へ向つて流下し、
その途中で該傾斜底の幅方向全長に配備された舞
上り促進板によつて、共に傾斜底から上方に舞い
上げられて(ジヤンピングされて)、絡み合つて
いた両者がバラバラの状態となり、それらと除外
物排出口に向かう上昇気流との混合が効果的に行
なわれ、比重の軽い茎や葉などの夾雑物をそのま
ま上昇気流に乗せ易くして除外物排出口から排出
され易くすると共に、比重の重い穀類は舞上り促
進板の先端縁を乗り越えた時点で再び傾斜底上に
落下して該傾斜底の流下下部の穀類排出口へと流
下せしめられ排出される。
<実施例> 本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
選別装置本体Aは一方側から他方側に向けて漸次
傾斜させた傾斜底1の傾斜方向上部側に偏して穀
類投入口2を上向突設せしめて開口すると共に、
同傾斜底1の傾斜方向した部側に偏して穀類排出
口3を下向突設せしめて開口し、その穀類排出口
3の略真上側上方に除外物排出口4を上向突設せ
しめて開口した選別室aを構成してなり、前記穀
類投入口2から投入された茎や葉などの夾雑物が
入り混じつた穀類が傾斜底1上を穀類排出口3へ
と向かつて流下し得るようにしてある。
上記傾斜底1は、その全面域に米、麦などの穀
類が落下しない程度の孔径を有する通気孔1aを
散在させて多数開設し、穀類投入口2側から穀類
排出口3へと向かつて所望の角度に漸次下るよう
に選別室aの底部に構成してなる。
図中5は上記除外物排出口4に接続した配設し
た気流発生機構であり、この気流発生機構5は選
別室a内の空気を吸引排除せしめて該選別室a内
を順次負圧せしめる排気フアンや吸引モーターか
ら構成され、選別室a内に選別気流、即ち選別室
a内の空気を吸引排気せしめて該室a内を負圧に
することによつて、傾斜底1の各通気孔1a及び
穀類排出口3から選別室a内に除外物排出口4に
向かつて上昇する気流を吸引排出せしめて選別室
a内に選別気流用の上昇気流を発生させ、傾斜底
1を流下する比重の軽い茎や葉などの夾雑物を該
上昇気流に乗せ、選別物として除外物排出口4か
ら選別室a外に排出するものである。
尚、図中6は選別室aの除外物排出口4と気流
発生機構5との接続配管途中に接続配備した夾雑
物補集用のサイクロンであり、7は穀類投入口2
上に連結載置した開閉バルブ8付き投入ホツパー
であり、茎や葉などの夾雑物が入り混じつている
穀類を一旦このホツパー7内に投入せしめて、開
閉バルブ8の操作によつて一定の投入量をもつて
選別室a内に穀類を連続投入するものである。ま
た、この開閉バルブ8は、除外物排出口4や各通
気孔1aからの流入風量を効果的に投入物の選別
に利用するため、穀類投入口2からの流入空気を
遮断するためにも設けている。
そして、斯る装置本体Aは、穀類投入口2側か
ら穀類排出口3側へと向かつて漸次下る選別室a
の傾斜底1に、その傾斜方向に対して直交する幅
方向全長に亘り且つ穀類排出口3に向かつて角度
変位自在とする舞上り促進板9を回動可能に横架
配備して構成している。
上記舞上り促進板9は、穀類投入口2から選別
室a内に投入されて傾斜底1上を流下する茎や葉
などの夾雑物が入り混じつた穀類を、該夾雑物と
共にその流下途中において上方に舞い上げて(ジ
ヤンピングさせて)、傾斜底1の通気孔1aから
選別室a内に吸引流入されて除外物排出口4に向
かつて上昇する上昇気流と比重の軽い夾雑物との
混合が効果的に行なわれるようにし、該夾雑物が
確実に上昇気流に乗つて舞い上がるように穀類と
の分離を促進させる働きをなすもので、所望の板
幅で傾斜底1の幅方向全長に亘る帯板状に形成
し、傾斜底1の傾斜方向中途部、図面にあつては
穀類投入口2の真下位置よりも穀類排出口3側に
位置する傾斜底1の中途部にその幅方向に亘る回
動軸10を横架枢着せしめ、この回動軸10に後
端辺部を溶着等の所望な連結手段にて固定連結せ
しめて穀類排出口3に向かつて角度変位自在に配
備する。
上記回動軸10はその一端部を選別室aの外部
に突出させ、該端部に舞上り促進板9の角度を任
意に調整保持するための調整ツマミ11を軸着
し、更にこの調整ツマミ11の回動範囲に目盛り
板12を配し、この目盛り板12の目盛りに合わ
せて調整ツマミ11を回動させることによつて、
舞上り促進板9の角度を穀類の乾燥状態に応じた
任意の角度に外部から調整できるようにしてい
る。
尚、図示するように、舞上り促進板9が配備さ
れた位置より傾斜上部に至る範囲の該傾斜底1に
は通気孔1aを開設せず、舞上り促進板9の回動
軸10後部位置から穀類投入口2側に向かつて急
斜底を構成する穀類の溜り防止板13を傾斜底1
の幅方向全長に亘る前記範囲に配している(第2
図参照)。
上記の構成よりなる選別装置Aは、全面が閉塞
されたベースフレーム14上に、選別室aの前
側、即ち傾斜底1における傾斜下流端位置を支持
枠15で支持すると共に、後側、即ち傾斜底1に
おける傾斜上流端位置を支持枠16で支持して載
置定着せしめている。
而して、斯る選別装置Aによれば、穀類の乾燥
状態に応じて舞上り促進板9の角度を調整ツマミ
11にて調整設定した後に、穀類投入口2から茎
や葉などの夾雑物は入り混じつた穀類を選別室a
内に投入すると、穀類は溜り防止板13上を急加
速にて流下せしめられて茎や葉などの夾雑物と共
に舞上り促進板9によつて上方に舞い上げられ
(ジヤンピングされ)、夾雑物と穀類とがバラバラ
の状態になり、そこで比重の軽い茎や葉などの夾
雑物は、傾斜底1の通気孔1aから選別室a内の
気流発生機構5による吸引排気(吸引負圧)に伴
い吸引流入せしめられて除外物排出口4に向かつ
て上昇する上昇気流に乗り易くなつて効果的に気
流と混合し、該上昇気流に乗つて舞上り、選別物
として除外物排出口4から選別室a外に排出され
る。一方、比重の重い穀類は舞上り促進板9の先
端縁を乗り越えた時点で再び傾斜底1上に落下し
て穀類排出口3へと流下せしめられて排出される
ものである。
尚、本実施例にあつては図示したように、傾斜
底1の通気孔1aから選別室a内に空気を強制的
に吹き込み、傾斜底1上を流下する比重の軽い茎
や葉などの夾雑物を上記気流発生機構5との相剰
作用によつて舞い上げて穀類との分離をより一層
効率良く行ない得るように、送気機構11をベー
スフレーム14に該フレーム14内部と連通させ
て配備すると共に、該ベースフレーム14の上面
を開口させ、その上面開口部から選別室aの傾斜
底1に亘つて周囲を塞ぐ非通気性シート或いは鉄
板等からなる閉塞周壁18を包囲周設せしめてベ
ースフレーム14内と選別室a内とを通気孔1a
を介して連通させた構成にすることができる(各
図の二点鎖線を参照)。
<考案の効果> 本考案の穀類用風力比重選別装置は叙上の如
く、選別室の穀類投入口側から穀類排出口側へと
漸次下る傾斜底に、その傾斜方向に対して直交す
る幅方向全長に亘つて且つ前記穀類排出口に向つ
て角度変位自在とした舞上り促進板を回動可能に
載架配備してなるから、例えば穀類の乾燥状態が
悪くて比重が全体的に重く穀類と夾雑物とが絡み
合つている場合などには、舞上り促進板の傾斜角
度を大きく設定すれば、傾斜底上を流下する茎や
葉などの夾雑物が入り混じつた穀類は一旦上方に
舞い上げられて(ジヤンピングさせられて)、絡
み合つていた夾雑物と穀類とがバラバラの状態と
なり、通気孔から吸引流入させて上昇する上昇気
流とそれら夾雑物の入り混じつた穀類との効果的
な混合が行なわれ、そのうち比重の軽い茎や葉な
どの夾雑物のみをその上昇気流に乗つて容易に舞
い上がらせ、除外物排出口より排出することがで
きる。
従つて、舞上り促進板の角度を適宜調整するこ
とによつて、穀類の乾燥状態の不整一性に応じた
最良の選別が可能となり、穀類の乾燥状態の如何
を問わずに常に最適な選別を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る穀類用風力比重選別装置
の正面図で一部を断面して示す、第2図は同縦断
正面図、第3図は同側面図で一部を断面して示
す。 尚、図中、A……装置本体、a……選別室、1
……傾斜底、1a……通気孔、2……穀類投入
口、3……穀類排出口、4……除外物排出口、5
……気流発生機構、9……舞上り促進板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 選別室の底部を一方側から他方側に向けて漸次
    傾斜させ且つ多数の通気孔を開設した傾斜底と
    し、この傾斜底の傾斜方向上部側に穀類投入口を
    設けると共に同下部側に穀類排出口を設け、この
    穀類排出口の略真上側上方には除外物排出口を設
    けると共に、該除外物排出口に選別気流用の気流
    発生機構を接続し、更に前期傾斜底に、その傾斜
    方向に対して直交する幅方向全長に亘つて且つ前
    記穀類排出口に向つて角度変位自在とした舞上り
    促進板を回動可能に載架配備したことを特徴とす
    る穀類用風力比重選別装置。
JP1988083743U 1988-06-23 1988-06-23 Expired JPH0448866Y2 (ja)

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JP1988083743U JPH0448866Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23

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Publication Number Publication Date
JPH024684U JPH024684U (ja) 1990-01-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840131A (ja) * 1971-09-29 1973-06-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840131A (ja) * 1971-09-29 1973-06-13

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JPH024684U (ja) 1990-01-12

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