JPH0448690Y2 - - Google Patents

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JPH0448690Y2
JPH0448690Y2 JP1988093763U JP9376388U JPH0448690Y2 JP H0448690 Y2 JPH0448690 Y2 JP H0448690Y2 JP 1988093763 U JP1988093763 U JP 1988093763U JP 9376388 U JP9376388 U JP 9376388U JP H0448690 Y2 JPH0448690 Y2 JP H0448690Y2
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monkey
door
lattice
cage
rods
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JPH0214955U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はモンキーケージに関するものであ
る。
「従来の技術」 一般に医学の実験等に供される猿の飼育用ケー
ジ(モンキーケージ)は、直方体状の箱であり、
その前面には格子が形成された扉が設けられてい
る。通常、このモンキーケージには、狭体装置と
呼ばれりるものが装備されている。その主な目的
は猿を扉に強制的に押し付けて動かないように
し、注射、採血等の作業をやり易くすることであ
る。このような狭体装置には様々なものがある
が、例えば扉と対向する後壁を扉側へ平行移動さ
せる機構などが使用されている。
ところで、通常、モンキーケージの格子の間隔
は、猿の腕や脚の太さより狭いものであるから、
上記のモンキーケージで注射、採血等の作業を行
うには、猿の腕や脚を外側へ出せるように、上記
扉にそれらの太さより広い間隙を設けられること
が望ましい。特に、採血作業では、上記のように
間隙を設けて猿の腕等を引き出さなければ、採血
箇所を確認することが非常に困難である。このよ
うな目的で使用されるケージの一例を第4図に示
す。第4図において符号1はモンキーケージ(ケ
ージ)で、2は扉である。扉2には矩形の開口部
3が形成されており、開口部3には金属の格子棒
4,4……と5,5……が交互に並列に立てられ
て格子6が形成されている。格子棒4,4……は
その両端が扉2の上枠部7および下枠部8に固定
されている。また格子棒5,5……は上枠部7に
形成された挿通孔9,9……に上下に摺動可能に
挿通されており、下枠部8に形成された係止穴1
0,10……にその下端がはめ込まれている。格
子棒5,5……の上端は上枠部7より突出してお
り、これを引き上げ扉2より抜き取ることによ
り、格子棒4,4……の間に開口を設けることが
できる。ここで、格子棒4,4……と5,5……
が交互に立てられている理由は、全ての格子棒を
抜き取り可能にすると、後述する押さえ板11が
万一外れていた場合、猿が自ら格子棒を抜き取つ
てケージ1内部から脱出する虞があるためと、注
射等の作業中に猿が余計な格子棒まで自ら抜き取
ると危険であるためである。なお、符号11は格
子棒5の普段の抜け防止のため押さえ板である。
押さえ板11はちょうねじ12,12によつて扉
2の上端に結合されるもので、注射等の作業時に
は、取り外されるものである。
上記のモンキーケージを利用して、猿の注射等
を行うには、図示しない後壁を扉2の側へ平行移
動させてケージ内部の猿を扉2に押し付ける。そ
して、ちょうねじ12を外し押さえ板11を取り
外す。さらに、任意の位置の格子棒5を抜き取つ
て間隙を設け、この間隙より猿の腕や脚を引き出
す。このようにして作業者に危害がおよぶことな
く、注射等の作業が完了する。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記のモンキーケージにおいて
は、以下のような問題があつた。
すなわち、固定された格子棒4,4……および
抜き取り可能な格子棒5,5……が交互に並んで
いるため、猿の腕等を引き出す場合、猿の体勢が
悪くなることがある。また、格子棒を1本おきに
しか抜くことができないため、間隙を広く設ける
ことができず、猿の腕等の引き出しが容易でな
い。さらに、注射や採血などの仕事が終わつて、
格子棒を格納する場合、猿に邪魔されながら挿通
孔9に格子棒5を挿通し、係止穴10に格子棒5
の下端をはめ込むという煩わしさがあつた。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、猿に無理な体勢をさせることなく、作業者の
安全を保ちつつ、容易に腕等を引き出すことがで
き、しかも注射や採血などの作業が終わつたな
ら、容易に格子棒を格納することが可能なモンキ
ーケージを実現することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この考案は上記問題点を解決するために、扉の
格子を形成している棒体の全てをそれぞれ個別に
前後に回転可能な状態でそれらの一端部をそれぞ
れ扉に対して軸支するとともに、それら棒体の他
端部をピンによりそれぞれ個別に扉に対して着脱
自在に係止し、かつ、それらピンの脱落を防止す
るための押さえ板を備えたことを特徴とするもの
である。
「作用」 この考案のモンキーケージでは、格子を形成し
ている複数の棒体のうち任意のものを単独で、あ
るいは必要に応じて複数の棒体を前方側に傾倒さ
せることにより所望の位置において格子間の間隔
を広げ、そこから猿の腕等を引き出して注射や採
血等の作業を行なう。棒体を傾倒させるには、扉
に対して軸支されけている棒体の一端部を中心と
して棒体を前方側に回転させるが、それに先立つ
て、その棒体の他端部を扉に対して系としている
ピンを抜き取つて係止を解除する。そして、通常
時にはそれらピンにより棒体の他端部に扉に対し
て係止しておき、さらに押さえ板によりピンの脱
落を防止することで、ピンが不用意に抜けて棒体
が傾倒してしまつたり、猿がピンを抜いてしまう
ようなことを防止する。
「実施例」 以下、この考案の実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。
この実施例において、扉2の開口部3の下側に
は、心棒13が配置され、心棒13は扉2の右枠
部14および左枠部15にその両端を結合されて
いる。また符号16,16……は格子棒(棒体)
てある。格子棒16,16……はパイプ状のもの
で、その下端部17,17……は平たく押しつぶ
されて、軸方向と垂直に孔が形成されている。こ
の孔には心棒13が挿通されており、格子棒1
6,16……は下端部17,17……を中心にし
て前後に回転可能な状態で扉2に対して軸支され
ている。また、扉2の上枠部18には上下に貫通
する孔が形成されており、ピン19,19……が
この孔および格子棒16,16……の上端部2
0,20……に順次はめ込まれている。このよう
にして、格子棒16,16……はそれらの上端部
20,20……がピン19,19……を係止具と
してそれぞれ扉2の上枠部18に対して着脱可能
に係止されて開口部3に直立して格子21を構成
している。
また、扉2の上端には押さえ板22が、ちょう
ねじ23,23によつて結合されている。押さえ
板22はピン19の上方への抜けを防止するもの
である。
また、扉2中央には、格子棒16,16……と
直交し、開口部3をわたる止め板24が開閉自在
に取り付けられている。止め板24は格子21の
補強、および格子棒16,16……の前方への傾
倒の防止をするものである。止め板24には格子
棒16,16……の断面形状を考慮して、半円形
の係止部25,25……が形成されている。な
お、符号26は扉2と対向状態にある後壁であ
る。後壁26は扉2の側へ平行移動させることが
可能となつている。
次いで、上記のモンキーケージを利用して猿の
注射、採血等の作業を行う過程について説明す
る。まず、後壁26を扉2の側へ平行移動させ、
猿を扉2に強制的に押し付ける。次に、止め板2
4を開き、さらにちょうねじ23を外して押さえ
板22を扉2から取り外す。この状態で、任意の
格子棒16の上端部20にはめ込まれたピン19
を抜き取つて、格子棒16を前方へ引き倒す。こ
のようにして、猿の腕等を引出しやすい間隙を設
け、腕等をそこから引き出して注射等の作業を行
う。この後、引き倒した格子棒16を再び直立さ
せ、ピン19を上端部20にはめ込んで、格子棒
16を格納する。さらに、ちょうねじ23にて押
さえ板22を扉2に結合し、また止め板24を閉
める。この後、後壁26を扉2から離して、所定
位置へ戻す。
上記のように、モンキーケージ1では、どの格
子棒16でも、ケージ前方へ傾倒させることがで
き、猿に無理な体勢を強いることなく、その腕等
を引き出すことが可能である。また、どの格子棒
16でも傾倒させることができるため、間隙を必
要なだけ広く設けることができ、猿の腕等を容易
にひきだすことが可能である。また、格子棒16
の格納は、ケージ前方から下端部17を中心にし
て回転させて直立させて行うため、ケージ内の猿
が邪魔になることはない。また、傾倒させる必要
のない格子棒16は上端部20がピン19により
扉2の上枠部16に係止されているから、不用意
に傾倒してしまうようなことがなく、このため作
業者に危険がおよぶことなく注射等の作業を完了
させることができる。
さらに、モンキーケージ1では、押さえ板22
により、ピン19の抜けが防止され、さらにピン
19が抜けた場合でも、止め板24により格子棒
16,16……の傾倒が防止されている。このよ
うに、格子棒16,16……の傾倒は2重に防止
されており、ケージ内の猿が逃げ出すことは困難
である。
「考案の効果」 この考案のモンキーケージでは以下のような優
れた効果を発揮する。
すなわち、格子を構成する棒体のうちどれで
も、ケージ前方へ傾倒させることができ、猿に無
理な体勢を強いることなく、その腕等を引き出す
ことが可能である。また、上記棒体のうちどれで
も傾倒させることができるため、間隙を所望の位
置に必要なだけ広く設けることができ、猿の腕等
を容易にひきだすことが可能である。また、上記
棒体の格納は、ケージ前方から棒体の一端部を中
心にして回転させて直立させて行うため、ケージ
内の猿が邪魔になることはない。さらに、傾倒さ
せる必要のない棒体は、ピンによ他端部を扉に対
して係止しておくことにより不用意に傾倒してし
まうことがないので、作業者に危険がおよぶこと
なく注射等の作業を完了させることができる。し
かも、通常時においては全ての棒体をピンにより
係止しておくとともに、それらピンの脱落を押さ
え板により防止するようにしているので、猿がピ
ンや押さえ板を操作して脱出してしまうようなこ
とは不可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の実施例を示す
図であつて、第1図はモンキーケージの正面図、
第2図は−線に沿う側断面図、第3図は−
線に沿う上断面図であり、第1図は格子を構成
する棒体が全て格納されている状態を示し、第2
図、第3図はこの棒体のうち一本を引き倒した状
態を示している。第4図は従来例のモンキーケー
ジの正面図である。 1……モンキーケージ、2……扉、16……棒
体(格子棒)、21……格子、17……一端部
(下端部)、19……ピン、20……他端部(上端
部)、22……押さえ板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱の一面に扉が設けられ、この扉に複数の棒体
    が並列に結合されて格子が形成されているモンキ
    ーケージにおいて、上記棒体の全てがそれぞれ個
    別に前後に回転可能な状態でそれらの一端部がそ
    れぞれ上記扉に対して軸支されているとともに、
    それら棒体の他端部がそれぞれ個別にピンにより
    上記扉に対して着脱自在に係止され、かつ、それ
    らピンの脱落を防止するための押さえ板が備えら
    れていることを特徴とするモンキーケージ。
JP1988093763U 1988-07-15 1988-07-15 Expired JPH0448690Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988093763U JPH0448690Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988093763U JPH0448690Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15

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Publication Number Publication Date
JPH0214955U JPH0214955U (ja) 1990-01-30
JPH0448690Y2 true JPH0448690Y2 (ja) 1992-11-17

Family

ID=31318237

Family Applications (1)

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JP1988093763U Expired JPH0448690Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117181Y2 (ja) * 1971-08-28 1976-05-10

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JPH0214955U (ja) 1990-01-30

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