JPH0448688Y2 - - Google Patents

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JPH0448688Y2
JPH0448688Y2 JP1986195584U JP19558486U JPH0448688Y2 JP H0448688 Y2 JPH0448688 Y2 JP H0448688Y2 JP 1986195584 U JP1986195584 U JP 1986195584U JP 19558486 U JP19558486 U JP 19558486U JP H0448688 Y2 JPH0448688 Y2 JP H0448688Y2
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JP
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bed body
upper bed
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bed
plant
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JP1986195584U
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JPS63101062U (ja
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、水耕栽培時における植物の根腐れを
防止できるように改良した水耕栽培用ベツドに関
する。
【従来の技術】
植物栽培用ベツドとしては、連続気泡のウレタ
ンフオーム製のものが一般に知られているが、こ
のウレタンフオーム製ベツドは保温性が過度に優
れているため、生長時の植物は根腐れが起こり易
く、また、植物が大きくなると該植物の保持力に
劣るといつた欠点があり、この欠点を改良した植
物栽培用ベツドとして、軟質ウレタンフオーム製
マツトの上下に発泡スチロール製粒子を相互に接
着して通水性空隙を有するマツトを積層して構成
した複合構造のものが開発されている(1例とし
て実公昭55−35962号公報を参照)。
【考案が解決しようとする問題点】
複合構造の上記植物栽培用ベツドは、表面層の
通水性空隙を有する発泡スチロール製マツトによ
つて根の保持力に優れているが、内層の軟質ウレ
タンフオーム製マツトに保水性があるため、一旦
液肥を吸収すると通水性が悪くなり、結局、生長
時の植物に根腐れが起こるという問題は避けられ
ず、その解決策が望まれていた。
【問題点を解決するための手段】
本考案は上記の問題を解決したものであつて、
その目的は植物の保持力に優れ、通気性と保水性
が具合良くバランスして植物の根腐れを防止し、
生長を促進できるように改良した植物栽培用ベツ
ドを提供することにある。 しかして、本考案の上記目的は嵩密度が0.005
〜0.1g/cm3である独立気泡の多数の熱可塑性合成
樹脂発泡体粒子もしくは小片を接着することによ
つて形成した空隙率が5〜50%の通水性を有する
成形体によつて上部ベツド体を形成し、この上部
ベツド体にロツクウールからなる下部ベツド体を
接合して構成した植物栽培用ベツドにより達成さ
れる。
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照しなが
ら説明する。 第1図において、1は嵩密度が0.005〜0.1g/
cm3である独立気泡の熱可塑性合成樹脂発泡体粒
子、もしくは小片を接着剤により接着(または融
着)して形成した空隙率が5〜50%である通水性
を有する成形体によつて形成された上部ベツド体
で、この上部ベツド体1にロツクウール製の下部
ベツド体2を接着剤3により接着するか、或いは
上記下部ベツド体2上に上部ベツド体1を積み重
ねることにより植物栽培用ベツドを構成する。し
かして、上部ベツド体1は肉厚が20〜50mm、また
下部ベツド体2は肉厚が50〜100となるようにそ
れぞれ形成されており、本植物栽培用ベツドを使
用する場合には、下部ベツド体2の下にポリエチ
レンやポリ塩化ビニル製のフイルム又はシート等
の防水膜4を広く敷設(予め下部ベツド体2の下
に接着してもよい)し、液肥が地面に流出するの
を防止できるようにする。 上記構成において、上部ベツド体1は第2図に
示すように発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレ
ン、発泡ポリプロピレン等の嵩密度が0.005〜
0.1g/cm3、粒径が2〜20mmで独立気泡を有する熱
可塑性合成樹脂発泡体ビーズ1a群を通水性及び
通気性の空隙1bが存在する状態で接着して成形
するか、或いは独立気泡の発泡体チツプ、特に少
なくとも最長部分の長さが20mm以上である異径ポ
リスチレン発泡体チツプ(図示せず)を用い、こ
の発泡体チツプを金型のキヤビテイ内に充填し、
次いで、型締めした後に加圧蒸気をキヤビテイ内
に導入し、チツプ個々の表面を溶融させて該チツ
プ同士を互いに融着して通水性の空隙1bを有す
る発泡体製ベツドを成形するものである。 また、下部ベツド体2はロツクウールを樹脂バ
インダーにより相互に固着して空隙が80〜99%有
するように成形され、その成形品はウレタンフオ
ームと比較して具合よくバランスした通気性と保
水性及び植物支持性を有している。なお、接着剤
3としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
SBR、アスフアルト等の通常のエマルジヨンが
用いられる。 以上の構成によれば、第3図に示すように育苗
箱等で育成されたポツト入り苗5の多数を上部ベ
ツド体1上に並べて載置し、散水管6によつて液
肥を随時供給すると、根は生長にしたがつて上部
ベツド体1から下部ベツド体2に延びて行き、植
物を効率良く栽培することができる。
【考案の効果】
本考案は上記の如くであつて、上部ベツドは通
水性、通気性があり、疎水性の樹脂でできている
ため、液肥等の水分を過剰に含浸するといつた不
具合がなくなり、過湿による根腐れの起こる心配
を全面的に解消できる。また、ロツクウール製の
下部ベツド体は通気性と保水性をバランスよく保
持できると同時に上部ベツドよりも親水性である
ため、空気を自然に導入できて植物の生長に好都
合であり、かつ、下部ベツド体の剛性によつて生
長する植物を安定させて保持でき、歩留りよく植
物を栽培できる利点がある。加えて、ベツド全体
は軽量で取扱い易く、安価に製造できる等、その
実用的価値は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は上部ベツド体の部分断面図、第3図は使用状態
を示す断面図である。 図中、1は上部ベツド体、1bは空隙、2は下
部ベツド体、3は接着剤である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 嵩密度が0.005〜0.1g/cm3である独立気泡の多
    数の熱可塑性合成樹脂発泡体粒子もしくは小片を
    接着することによつて形成した空隙率が5〜50%
    の通水性を有する成形体によつて上部ベツド体を
    形成し、この上部ベツド体にロツクウールからな
    る下部ベツド体を接合して成ることを特徴とする
    植物栽培用ベツド。
JP1986195584U 1986-12-19 1986-12-19 Expired JPH0448688Y2 (ja)

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JPS63101062U JPS63101062U (ja) 1988-06-30
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