JPH0259Y2 - - Google Patents

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JPH0259Y2
JPH0259Y2 JP1984133752U JP13375284U JPH0259Y2 JP H0259 Y2 JPH0259 Y2 JP H0259Y2 JP 1984133752 U JP1984133752 U JP 1984133752U JP 13375284 U JP13375284 U JP 13375284U JP H0259 Y2 JPH0259 Y2 JP H0259Y2
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artificial
fertilizer
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roots
bag
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JP1984133752U
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JPS6147269U (ja
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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は所謂バツグ栽培に使用される人工培
地要素に関するものである。
土壌を使わず、人工培地によつて作物を栽培す
る一つの方法としてバツグ栽培法が公知である。
これは、単一構成品である発泡フエノール樹脂の
細長いブロツク体を人工培地となすべく、該ブロ
ツク体を例えば黒色ポリエチレンフイルムで被模
して人工培地要素を構成し、使用に当つては、こ
れ等人工培地要素をグリーンハウス内に適当間隔
に配列して、その上面長手方向に生育すべき作物
の苗等を植えつける植孔をナイフ等を使つて形成
すると共に、側面長手方向に断続的にスリツトを
形成することで、苗にかけた液肥の余剰分を排出
可能としている。かような発泡合成樹脂それ自体
には植物の生長にとつて何の栄養分もなく、従つ
て必要な栄養分は全て供給される液肥から得てい
る。
これとは別に、特公昭41−12642号公報には、
ロツクウールを人工培地の素材として使用し、こ
の岩綿繊維に適当濃度の肥料を含浸吸着せしめる
か、或いは固形肥料を混合しておくことで、給水
だけ施せばよいようにした構成について、開示が
なされている。
何れの方式であるにせよ、かような人工培地要
素をわずか一回の使用で廃棄処分してしまうのは
経済的ではなく、何作か再利用できることが望ま
しい。再利用に当つての問題点は、前作の残根処
理と消毒に絞ることができる。このうち、後者の
消毒については、多くの病原菌は50℃を越え、1
時間以上おくと死滅するといわれているから、例
えば蒸し缶に入れて蒸気消毒することで比較的容
易に解消できる。ところが前者の残根処理につい
ては、そう簡単にはいかない。すなわち、普通は
よく乾涸したところで株ごと引き抜くのである
が、これによつて取り除かれる前作の根は太くて
量的には少ない主根が主で、細くて沢山ある細根
は引きちぎられて、そのまま人工培地中に残つて
しまつた。かような状態のまま再利用しても、残
溜した細根により空気の通りが不良になつている
し、また、病害根を残留のままで消毒しても有効
な消毒効果は得難い等、種々のトラブルを伴うこ
とになつた。
そこでこの考案は、前作の細根のほとんどを確
実かつ容易に取り除くことができるようにして、
人工培地ブロツク体の再利用を可能ならしめるこ
とを、その目的としてなされたものである。
この考案も、遮光のためのフイルムで人工培地
ブロツク体を包み、上面に植孔を穿設し、側面に
排水用のスリツトを形成したものである点では従
来品と変りはない。しかし、人工培地ブロツク体
は、従来品が単一構成品であつたのに対して、こ
の考案では複数のブロツク体の重ね合わせ構成品
となし、各重ね合わせ目の中間個所には肥料を入
れた袋を適当間隔で配設する点に特徴がある。重
ね合わせは横方向に重ねる方が好ましいが、上下
方向に重ねようにしても差し支えない。
ブロツク体とブロツク体の重ね合わせ目の中間
個所は、常に湿気状態に維持されているところで
あり、そのような個所に肥料分があるから、ブロ
ツク体に入り込んだ根、特に細根は分離容易な上
記重ね合わせ目に集中して繁茂させることがで
き、残根処理は甚だ簡単となる。
この考案を図面に示す実施例によつて説明する
と、つぎのとおりである。
この考案になる人工培地要素は、外観上からす
ると(第4図参照)、人工培地ブロツク体を遮光
用のフイルム1で包んでいて、上面には植孔3
を、側面には排水用のスリツト4を形成し、植孔
3には生育すべき作物の苗7が植えつけられるか
ら、従来品との区別はつき難い。しかし、断面し
てみると、両者の違いは歴然である。すなわち、
第1図の実施例では、三つの人工培地ブロツク体
2a,2b,2cを横に重ね合わせることで、ま
た、第3図の他の実施例では、上下に重ね合わせ
ることで、縦または横の重ね合わせ目が形成さ
れ、それら重ね合わせ目の中間個所の長手方向に
適当間隔で肥料5を入れた袋6を配設している。
人工培地ブロツク体2を単一構成品とした従来品
では、かかる重ね合わせ目は得られなかつたもの
である。
重ね合わせ目の面をいくつ作るかは、図示の例
に限られることなく適宜決めることができる。す
なわち、第1図の例でいうと、2面あるのを3面
或いはそれ以上に、また第2図の例でいうと、1
面あるのを2面にふやしても差し支えない。第1
図の例で植孔3はブロツク体2aとブロツク体2
bの重ね合わせ目とほぼ一致する個所に設けた
が、例えばブロツク体2bの真上に設けるように
してもよい。人工培地ブロツク体2a,2b,2
cは従来使用されている発泡合成樹脂でも、密度
60〜80Kg/m3のロツクウール、その他のものでも
よい。
肥料5は粒状、粉状、イオン交換樹脂に肥料を
含有させたもの、或いはこれらの組み合わせでも
よい。イオン交換樹脂に肥料を含有させたものと
しては、例えば西独バイエル社製のレバチツト
HD5(商標名)が市販されている。袋6は要は
内部の肥料5が溶出できるものであれば、ネツト
地、布地、不織布、あるいは細孔を有するプラス
チツクフイルム等、何でもよい。図示するを省略
したが、肥料5入りの袋6を人工培地ブロツク体
2a,2bの端面に止めつけるには、粘着テープ
等でもつて簡単に止めつけることができ、また、
それで充分である。袋6の長短はこれを問わない
こと、第2図に示すとおりである。
苗7の生育には水かけだけでよい。第1図の例
では点滴給水装置8で行なつている。排水用のス
リツト4は底面よりやや高い位置に設けている
が、これにより給水を人工培地要素内に或る量貯
留させるようにでき、一日程度給水が停止しても
平気である。その貯留水の水位は、第1図A−A
線で示している。このA−A線よりも上方であつ
て、しかも上面に近い乾燥個所を除いた中間個所
は、いう迄もなく常に湿気状態に保たれる。湿気
中に置かれた根は、活動を活発にし、根の耐寒、
耐熱性を大きくし、生育に良好な結果をもたら
す。しかも肥料5を入れた袋6は、常に湿気状態
に保たれる中間個所のブロツク体2aとブロツク
体2bとの重ね合わせ目にある訳だから、沢山の
細根が重ね合わせ目にある肥料5入り袋6のまわ
りに集中することになる。第2図にはフイルム1
を破つてブロツク体2a,2b,2cを分離した
とき、その重ね合わせ目に密生した細根の状態を
示すものである。
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、従来、除去するに困難であつた沢山の細根
をブロツク体同士の重ね合わせ目の肥料5入り袋
6の近辺に集中させることができ、これによつて
前作の残根処理は至つて簡単且つ確実に行なえる
ばかりでなく、再利用に当つては、新しい肥料5
入りの袋6と取替え、新しい遮光のためのフイル
ム1で包めばよいという点でも、甚だ経済的であ
り、合理的であるということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第3図は、この考案になるバツグ栽培
用人工培地要素のそれぞれ異なる実施例の断面
図、第2図は第1図のものを分離した際、重ね合
わせ目に細根が密生していることを示す説明図、
第4図は使用状態を示す斜視図である。 1……遮光のためのフイルム、2,2a,2
b,2c……人工培地ブロツク体、3……植孔、
4……排水用のスリツト、5……肥料、6……
袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遮光のためのフイルム1で人工培地ブロツク体
    2を包み、その上面に植孔3を穿設し、また側面
    に排水用のスリツト4を形成したものにおいて、
    該人工培地ブロツク体2は複数のブロツク体2
    a,2b……の重ね合わせ構造品となし、ブロツ
    ク体2aとブロツク体2bの各重ね合わせ目の中
    間個所には長手方向に適当間隔で把料5を入れた
    袋6を配設してなるバツグ栽培用人工培地要素。
JP1984133752U 1984-09-03 1984-09-03 バツグ栽培用人工培地要素 Granted JPS6147269U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984133752U JPS6147269U (ja) 1984-09-03 1984-09-03 バツグ栽培用人工培地要素

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JP1984133752U JPS6147269U (ja) 1984-09-03 1984-09-03 バツグ栽培用人工培地要素

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JPS6147269U JPS6147269U (ja) 1986-03-29
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ID=30692285

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JP1984133752U Granted JPS6147269U (ja) 1984-09-03 1984-09-03 バツグ栽培用人工培地要素

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0697921B2 (ja) * 1986-03-28 1994-12-07 旭化成工業株式会社 作物の栽培法
JP3051345B2 (ja) * 1995-09-19 2000-06-12 みかど化工株式会社 植物育成方法
JP5707153B2 (ja) * 2011-01-31 2015-04-22 友二 山田 植栽用プランター
KR101396104B1 (ko) * 2014-01-08 2014-05-15 영 성 왕 근권부 환경개선을 위한 높이조절용 2중 식물재배관리기

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JPS6147269U (ja) 1986-03-29

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