JPH0210922Y2 - - Google Patents

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JPH0210922Y2
JPH0210922Y2 JP1983201001U JP20100183U JPH0210922Y2 JP H0210922 Y2 JPH0210922 Y2 JP H0210922Y2 JP 1983201001 U JP1983201001 U JP 1983201001U JP 20100183 U JP20100183 U JP 20100183U JP H0210922 Y2 JPH0210922 Y2 JP H0210922Y2
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JP
Japan
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pot
raising seedlings
synthetic resin
fiber sheet
water
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JP1983201001U
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English (en)
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JPS60106442U (ja
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 従来の合成樹脂製育苗用ポツトは通水性、通気
性不良で根腐れを生じ易く酸素供給不良であつた
育苗期間がきわめて短い。又ビートモス製育苗用
ポツトは耐水性に乏しく畝14の土壌16に埋設
して育苗するとポツトは崩解するから育苗期間は
短い(2週間〜3ケ月)。そのため熱可塑性合成
樹脂の連続長繊維からなる不織布を用いたが柔軟
で腰が弱くかつ保水性に乏しいという問題があつ
た。又保水層に吸水性樹脂、パルプ、オガクズ、
ピートモス、パーライト、紙及び又は不織布との
複合材料を用いたが却つて通水及び通気性不良と
なり層厚大となつて育苗用ポツトとして適用し難
いという問題を生じた。
本案は通気性及び通水性に富みしかも保水性良
好な耐水性育苗用ポツトを得ることを目的とする
ものであつて、親水征合成樹脂長繊維シート1に
よつて上端開口方形函2を形成し、同函2の隣接
側板3,4の一方の縦縁に沿つて折曲縦線5を介
して設けた重合片6と他方の隣接側板3とを重合
し、同重合部に合成樹脂製加熱溶着片7を介在さ
せて上記函2を形成し上記シート1には無数の小
凹部10が長繊維11が互に溶着して形成されか
つ該凹部10,10の中間部は長繊維11による
膨隆部12を形成してなる育苗用ポツトに関する
ものである。
上記長繊維シート1は融点約260℃のポリエス
テル長繊維シートであり、上記加熱溶着片7には
融点約130℃のポリエチレンリボンが用いられる。
上端開口方形函2は逆截頭角錐形であつて第2図
に示すように方形底板8の4方に折曲線9を介し
て截頭角錐形側板3,4を突設し、反対方向に突
設した側板4,4のそれぞれ両縦縁に沿つて折曲
縦線5,5を過して重合片6,6を形成するもの
である。上記シート1には無数の小凹部10がエ
ンボスローラによつて加熱溶着形成され第5図に
示すように長繊維11が互に溶着して同凹部10
が形成され、小凹部10,10の中間部は膨隆部
12を形成し、同膨隆部12では長繊維11が交
錯し通気性及び通水性に富みかつ親水性であつて
水を弾かない。そして第2図に示す展開シートは
底板8および側板3,4が治具の外面に折曲線
5,9から折曲げられ、上記重合部を形成する前
に上記加熱溶着片7が同重合部に挟持され、その
後加熱装置によつて重合片6の外面から加熱され
て同片6が溶融し重合部を接着するものである。
従つて上記ポツト内に土13を充填し、かつ第
7図〜第9図に示すように畝14内にこれを埋設
した状態で植木や野菜等の苗15を育成するもの
である。そしてポツト内に潅水すると水はポツト
の上記底板8や側板3,4から畝14の土壌16
内に排出され、畝14の土壌16に潅水すると水
は底板8や側板3,4の外側から内部に進入し根
に給水される。又畝14の土壌16内の空気は底
板8や側板3,4の外側から内側に進入し根に補
給される。又上記ポツト内に土13を充填し、こ
れを床上に配列して育苗し潅水すると水は小凹部
10,10を通過しない。そのため通水性が抑制
され、土13の保水性が良好に保持される。さら
に、所定形状の上記膨隆部12が形成されてお
り、該膨隆部12から若苗の細根がポツト内に延
出することはない。
本案は上述のように構成したので上記長繊維シ
ート1による側板3,4は薄く腰は弱いが、方形
函2の角部の重合片6と合成樹脂製加熱溶着片7
及び無数の小凹部10とによつて補強され、かつ
同重合片7は合成樹脂製であるため含水分離する
おそれがなく土壌16内埋設に耐えられ、かつ同
シート1は通水性(疎水性)、通気性および耐水
性に富み畝14の土壌16内に埋設して長期間
(1年〜3年)の育苗に適し、かつ第8図に示す
ように育苗後の移植に適用し得る実益がある。又
ポツト内に土13を充填し、床上で育苗し潅水す
ると水は無数の小凹部10を通過することができ
ず、それによつて通水が抑制され保水性を良好に
保持することができる。さらに、若苗の根部が発
達してもその細根がポツト外に延出しないため、
植え替え時に根を痛めることがなく活着率が高い
し、ポツトの取り扱いも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の育苗用ポツトを示す斜視図、第
2図は同ポツトの展開図、第3図は第1図A−A
線による平面図、第4図は第2図B部の拡大図、
第5図は第4図C−C線による縦断面図、第6図
は合成樹脂製加熱溶着片の斜視図、第7図、第8
図、第9図はそれぞれ育苗状態図、第10図は本
案のポツトを植木に利用した状態図である。 1……親水性合成樹脂長繊維シート、2……上
端開口方形函、3,4……隣接側板、5……折曲
縦線、6……重合片、7……合成樹脂製加熱溶着
片、10……小凹部、11……長繊維、12……
膨隆部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 親水性合成樹脂長繊維シート1によつて上端
    開口方形函2を形成すると共に、同函2の隣接
    側板3,4の一方の縦縁に沿つて折曲縦線5を
    介して設けた重合片6と他方の隣接側板3とを
    重合し、同重合部に合成樹脂製加熱溶着片7を
    介在せしめ、上記シート1には、長繊維11を
    縦横一定間隔を隔てて散点状に互いに溶着せし
    めて、無数の小凹部10及び該小凹部10,1
    0の中間部に位置する膨隆部12を形成してな
    る育苗用ポツト。 (2) 上記長繊維シート1がポリエステル繊維シー
    トである実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    育苗用ポツト。 (3) 上記加熱溶着片7がポリエチレンリボンであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の育苗用
    ポツト。
JP20100183U 1983-12-26 1983-12-26 育苗用ポツト Granted JPS60106442U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20100183U JPS60106442U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 育苗用ポツト

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JP20100183U JPS60106442U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 育苗用ポツト

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Publication Number Publication Date
JPS60106442U JPS60106442U (ja) 1985-07-19
JPH0210922Y2 true JPH0210922Y2 (ja) 1990-03-19

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Family Applications (1)

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JP20100183U Granted JPS60106442U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 育苗用ポツト

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JP (1) JPS60106442U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53149545A (en) * 1977-06-01 1978-12-27 Sanyo Chemical Ind Ltd Package material for transplanting
JPS5512309B2 (ja) * 1972-02-25 1980-04-01

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157958U (ja) * 1974-10-24 1976-05-07
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JPS60106442U (ja) 1985-07-19

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