JP5707153B2 - 植栽用プランター - Google Patents

植栽用プランター Download PDF

Info

Publication number
JP5707153B2
JP5707153B2 JP2011017999A JP2011017999A JP5707153B2 JP 5707153 B2 JP5707153 B2 JP 5707153B2 JP 2011017999 A JP2011017999 A JP 2011017999A JP 2011017999 A JP2011017999 A JP 2011017999A JP 5707153 B2 JP5707153 B2 JP 5707153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planting
cover
planter
holes
fertilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011017999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012157260A (ja
Inventor
友二 山田
友二 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011017999A priority Critical patent/JP5707153B2/ja
Publication of JP2012157260A publication Critical patent/JP2012157260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5707153B2 publication Critical patent/JP5707153B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

この発明は植栽用プランターに関し、特にコスト高を招来することなく緑化を行うことができ、又使い終わった後は容易に廃棄できるようにしたプランターに関する。
最近、地球温暖化の原因となるCO2を削減し、あるいは生活空間に潤いを与えるなどの観点から、緑化が注目されている。通常、緑化を行う場合、地面に培土を敷きつめ、あるいはプランターに培土を入れ、種子を蒔いて発芽させ、あるいは植物を植え、水や肥料を与えて植物を生育するという方法が行われるが、ビルディングの屋上やマンションのベランダなどで緑化を行おうとすると、培土の運搬などが難しく、作業が煩雑になる。
ビルディングの屋上やマンションのベランダではプランターを並べ、プランターに培土を入れ、種子を蒔いて発芽させ、あるいは植物を植え、水や肥料を与えて植物を生育することも行われているが、使い終わった培土を廃棄するのに適当な場所がなく、培土が邪魔になる。
これに対し、炭化物を担持させたセルローススポンジで培土ブロックを形成し、この培土ブロックに穴をあけて種苗を投入して育成し、あるいは上述の培土ブロックを用いて植栽用ポットを製造し、ポットの穴に植物を植える方法が提案されている(特許文献1)。また、炭化物を担持させたセルローススポンジで培土ブロックを構成し、この培土ブロックに切込みを入れ、切込みに種子を有する柱状の生分解プラスチックをセットし、種子を発芽させる方法が提案されている(特許文献2)。
特許文献1、2記載の方法では培土ブロックを適切な大きさに製造できるので、容易に運搬することができ、作業が煩雑になることもなく、培土ブロックが生分解性を有するので、廃棄に苦労することがない。
特開2001−211741号公報 特開2002−262660号公報
しかし、特許文献1、2記載の方法では天然パルプを主原料とした特殊なスポンジを使用する必要があって、コスト高になり、大量には採用し難いという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑み、コスト高を招来することなく緑化を行うことができ、又使い終わった後は容易に廃棄できるようにした植栽用プランターを提供することを課題とする。
そこで、本発明に係る植栽用プランターは、植物を育成するのに適した植栽プランターであって、不透水性のフィルムを用いて形成され、底面が開口されかつ上面が封鎖されたボックス形状をなし、上面に種子を蒔き又は植物を植えるための穴又はスリットが形成されたカバーと、該カバーの底面開口周縁に固着され、透水性を有する不織布又は織布を用いて形成された底板と、上記カバーと底板とで構成される空間に収容され、複数の多孔質の合成スポンジ片で構成され、該合成スポンジの孔には炭粉が担持され、該炭粉の孔には肥料を含浸されている人工培土と、該人工培土のスポンジ片の間に、植物の根が成長するスペースを与える複数の樹皮粉と、複数の多孔質の合成スポンジの小片で構成され、上記樹皮粉に混合されて上記樹皮粉を保持するホルダー小片とを備えたことを特徴とする。
本発明の1つの特徴は炭粉を担持する複数の合成スポンジ片で人工培土を構成するようにした点にある。これにより、高価なセルローススポンジを用いる必要がなく、安価な合成スポンジで培土を製造できる。
また、不透水性のフィルム製のカバーと不織布製又は織布製の底板で人工培土を収容するようにしたので、プランターが重くなることはなく、容易に運搬できる。
さらに、植栽用プランターを合成スポンジ、樹皮粉、不織布又は織布、フィルムを使用して製造し、培土を使用していないので、家庭ごみとして廃棄することができる。
また、合成スポンジの孔に、肥料を含浸させた炭粉を担持させるようにしたので、人工培土内に多量の水が流れ込んでも肥料が徐々に流れ出し、急激に流れてしまうことはなく、適量の肥料を植物に長期間にわたって安定して与えることができる。
ここで、カバーを不透水性としたのは、多量の雨水がカバー内にしみ込むと人工培土の炭粉や肥料が流れてしまうからである。また、樹皮粉を使用するようにしたのは、複数の合成スポンジ片で人工培土を構成すると、植物の根は合成スポンジ片の内部に向かって成長することができず、隣接する合成スポンジ片の間の隙間は植物の根には大きすぎて植物の根が成長することができないからである。
カバーは不透水性のフィルムで形成されていればよいが、カバー内部に雑草の種子がまぎれ込んだときに雑草が成長しにくいように不透水性・遮光性のフィルムを用いて形成されるのがよい。カバーのフィルムにはポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルムなどを使用することができる。遮光性を付与する場合には遮光材料をコーティングすればよい。例えば、市販の包装用フィルムを使用することができる。
また、ホルダー小片の孔には肥料を含浸させた炭粉を担持させるのがよい。
人工培土のスポンジ片の平均外径は10mm以上25mm未満の範囲内の寸法がよく、ホルダー小片の平均外径は2mm以上10mm未満の範囲内の寸法とするのがよい。
また、不織布製又は織布製の底板にはこれを補強するためにプラスチック製のフレームを設けるようにしてもよい。
本発明に係る植栽用プランターの好ましい実施形態を示す概略斜視図である。 上記実施形態における人工培土、樹皮粉及びホルダー小片を示す概略斜視図である。 上記実施形態における植物の根の成長例を示す図である。 第2の実施形態を示す図である。 第3の実施形態を示す図である。
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本発明に係る植栽用プランターの好ましい実施形態を示す図である。図において、植栽用プランターはカバー10を備え、カバー10は不透水性・遮光性のポリプロピレンフィルムを用いて製造されている。このカバー10は底面が開口されかつ上面が封鎖されたボックス形状をなし、上面には種子を蒔き又は植物を植えるための複数本のスリット10Bが形成されている。なお、カバー10のスリット10Bはテープ10Cなどによって封鎖しておくのがよい。
カバー10の底面開口周縁には底板11が固着され、底板11は透水性を有する不織布を用いて製造されている。
このカバー10と底板11とで構成される空間には人工培土12が収容されている。この人工培土12は平均外径が10mm以上25mm未満の範囲内の寸法の複数の多孔質の合成スポンジ片12Aによって構成され、合成スポンジ片12Aの孔には肥料を含浸した炭粉が担持されている。
また、人工培土12のスポンジ片12Aの間には複数の杉の樹皮粉13とホルダー小片14が混合して収容され、樹皮粉13は植物20の根が成長するスペースを与えるようになっている。
また、ホルダー小片14は平均外径が2mm以上10mm未満の範囲内の寸法の複数の多孔質の合成スポンジの小片で構成され、ホルダー小片14の孔には肥料を含浸した炭粉が担持され、又ホルダー小片14は樹皮粉13が沈降するのを阻止して樹皮粉13を保持するようになっている。
植栽用プランターを使用する場合、プランターをベランダなどの適切な箇所に置き、スリット10Bのテープ10Cを剥がし、スリット10Bに植物20の種子を蒔き、適当な水分を与える。
人工培土12には肥料が含浸され、樹皮粉13によって植物20の根20Aが成長するスペースを与えられているので、植物20は人工培土12のスポンジ片12Aの間の根20を成長させ、植物20も大きく成長することができる。
また、人工培土12は合成スポンジ片12Aによって構成されているので、最初に適量の水分を与えると、人工培土12が保水し、何度も水を与える必要がない。
さらに、肥料を炭孔の孔に含浸させているので、肥料が急激に流れだすことはなく、適量の肥料を長期にわたって安定して植物20に与えることができる。
図4は第2の実施形態を示す。本例ではカバー10にスリット10Bに代え、穴10Aを形成している。なお、この穴10Aも使用前にはテープ10Cなどによって封鎖しておくのがよい。
図5は第3の実施形態を示す。本例では不織布製の底板11をプラスチック製の格子状フレーム15に抱きつかせ、底板11を補強するようにしている。
10 カバー
10A 穴
10B スリット
11 底板
12 人工培土
12A 合成スポンジ片
13 樹皮粉
14 ホルダー小片
20 植物
20A 根

Claims (2)

  1. 植物を育成するのに適した植栽プランターであって、
    不透水性・遮光性のフィルムを用いて形成され、底面が開口されかつ上面が封鎖されたボックス形状をなし、上面に種子を蒔き又は植物を植えるための穴(10A)又はスリット(10B)が形成されたカバー(10)と、
    該カバー(10)の底面開口周縁に固着され、透水性を有する不織布又は織布を用いて形成された底板(11)と、
    上記カバー(10)と底板(11)とで構成される空間に収容され、保水性を有する平均外径10mm以上25mm未満の範囲内の寸法の複数の多孔質の合成スポンジ片で構成され、該合成スポンジ片の孔には炭粉が担持され、該炭粉の孔には肥料が含浸されている人工培土(12)と、
    該人工培土(12)のスポンジ片の間に、植物の根が成長するスペースを与える複数の樹皮粉(13)と、
    平均外径2mm以上10mm未満の範囲内の寸法の複数の多孔質の合成スポンジの小片で構成され、上記樹皮粉(13)に混合されて上記樹皮粉(13)を保持するホルダー小片(14)と、
    を備えたことを特徴とする植栽用プランター。
  2. 上記ホルダー小片(14)の孔には炭粉が担持され、該炭粉の孔には肥料が含浸されている請求項1記載の植栽用プランター。
JP2011017999A 2011-01-31 2011-01-31 植栽用プランター Expired - Fee Related JP5707153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011017999A JP5707153B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 植栽用プランター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011017999A JP5707153B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 植栽用プランター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012157260A JP2012157260A (ja) 2012-08-23
JP5707153B2 true JP5707153B2 (ja) 2015-04-22

Family

ID=46838350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011017999A Expired - Fee Related JP5707153B2 (ja) 2011-01-31 2011-01-31 植栽用プランター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5707153B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106613475A (zh) * 2016-11-03 2017-05-10 明光市大全甜叶菊专业合作社 一种甜叶菊育苗盆

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120154U (ja) * 1984-07-11 1986-02-05 誠和化学株式会社 水耕栽培用器材
JPS6147269U (ja) * 1984-09-03 1986-03-29 太洋興業株式会社 バツグ栽培用人工培地要素
JPH0212867Y2 (ja) * 1984-09-11 1990-04-10
JPH0313158Y2 (ja) * 1986-02-21 1991-03-27
FR2680948B1 (fr) * 1991-09-09 1993-12-17 Michel Chamoulaud Procede et installation de production industrielle de plantes en culture hors sol.
JPH0537043U (ja) * 1991-10-21 1993-05-21 大日本印刷株式会社 植木鉢
JPH0923769A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Mikado Ikushiyu Nojo:Kk 植物栽培用具
JP3051345B2 (ja) * 1995-09-19 2000-06-12 みかど化工株式会社 植物育成方法
JPH1023834A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Otsuka Sangyo:Kk プランター形成材料及びプランター
JP2002084873A (ja) * 2000-09-08 2002-03-26 Sekisui Plastics Co Ltd 土壌代替物
JP2004229637A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 San East Research:Kk 植物の栽培方法並びに植物栽培基体
JP2004248578A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Masakazu Kuroda 植物培養マット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012157260A (ja) 2012-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100820081B1 (ko) 식물재배용 종자매트블록 및 그 제조방법
CN103650971A (zh) 一种保水保肥且独立于环境的植物栽培模块
CN107517799B (zh) 一种光萼溲疏温室容器育苗方法
JP2021023250A (ja) 苔の培養方法
CN103766118B (zh) 一种红椆种子贮藏及育苗方法
KR20120032335A (ko) 삽목용 화분
JP2004173564A (ja) 壁面緑化用植生コンテナ
JP5707153B2 (ja) 植栽用プランター
CN108307919A (zh) 一种利用漂盘进行桑树种子播种育苗的方法
WO2017104703A1 (ja) 露地水耕栽培キット、露地水耕栽培システム、及び植物体の製造方法
JP2008173118A (ja) 植物栽培用袋
CN100553442C (zh) 一种植物水肥包
KR20140022093A (ko) 주머니형 식물 재배기
JP2016168034A (ja) ネットを使用したコケ植物の栽培方法。
US20140059929A1 (en) Self contained planter for growing seeds
JP2016073264A (ja) 底灌水多品種栽培システム
CN204929806U (zh) 植物培养苗床
JP2008104409A (ja) 植物栽培セット
JPH05292841A (ja) 植物栽培器
JP6535663B2 (ja) 植物栽培装置および植物栽培方法
KR101360092B1 (ko) 코코피트 혼합물이 충진된 부직포 포트 및 그로우 백
JP2005211056A (ja) 植物育成用吸水材または植物育成用支柱
CN107347302B (zh) 一种光萼溲疏温室催芽装置及催芽方法
CN214413614U (zh) 一种种植用种子毯
JP2013252121A (ja) 底潅水屋内栽培システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5707153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees