JPH0212867Y2 - - Google Patents

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JPH0212867Y2
JPH0212867Y2 JP1984137432U JP13743284U JPH0212867Y2 JP H0212867 Y2 JPH0212867 Y2 JP H0212867Y2 JP 1984137432 U JP1984137432 U JP 1984137432U JP 13743284 U JP13743284 U JP 13743284U JP H0212867 Y2 JPH0212867 Y2 JP H0212867Y2
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JP
Japan
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rock wool
cover
block
covered
wool block
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JP1984137432U
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JPS6154340U (ja
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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ロツクウールを人工培地とした育
苗ブロツクに関するものである。
この種の育苗用ロツクウールブロツクとして
は、つぎのような製法によるものが市販されてい
る。すなわち、細長い柱状のロツクウールを黒色
ポリエチレンフイルム筒状体に挿入し、これを所
定の寸法に切断することによつて、四つの側面を
黒色ポリエチレンフイルムでもつて被覆し、上下
の二面については被覆されないままとしている。
使用法は、液肥を張つた容器内に、被覆されてい
ない下面側が該液肥中に浸漬するよう、所定の間
隔で配列し、被覆されていない上面側に野菜等の
種や苗を植え、これを生育させる。
ところが、例えば発泡ウレタン樹脂を人工培地
とした同じ構造の育苗ブロツクでは、その生育の
過程において、ブロツクの開放された上面に緑藻
が繁茂するといつた現象は生じにくいのに、何故
かロツクウールの場合に限つては開放された上面
に緑藻が繁殖し、触れてみるとベタベタの感じと
なつており、このため雰囲気を過湿状態としてい
た。このような過湿状態の雰囲気下に植物を置く
ことは、病害等を生じ易い環境とすることであつ
て、是非とも改善されるべきである。
この考案の目的とするところは、原因は定かで
はないけれども、ロツクウール特有の上記緑藻繁
茂に伴う悪い影響から縁を切ることができる育苗
用ロツクウールブロツクを提供することにある。
すなわち、六面体をなすロツクウールブロツク
に、該ロツクウールの下面を除いた残り五面を被
覆することができる光遮光性フイルムで作つたカ
バーを被嵌し、そのカバーの上面には必要な面積
だけ切り取るかまたはスリツトを入れて植穴を形
成可能としてあるものである。
図面に示す実施例で説明すると、つぎのとおり
である。第1図において、1はロツクウールブロ
ツクである。六面体をなす該ブロツクは、通常、
高さ5〜10cm、縦横も5〜10cmといつた大きさの
ものであつて、岩綿繊維の配列はほぼ上下方向を
向いていて、繊維相互間の毛管現象により下面か
ら上面に良く水を引つ張り上げることができるよ
うにするのがよい。
2はロツクウールブロツク1の五面を被覆する
カバーである。このカバー2は光遮光性フイルム
で作られること、従来と変りないが、この考案で
は従来開放の上面までも被覆する点で相違してい
る。植物の根の健康維持の観点からすると、ロツ
クウールブロツク1内には呼吸に必要な酸素が良
く供給され、呼吸の結果生成された炭酸ガスが良
く外部に拡散されることが肝要である。この点、
上面開放のものに較べ、上面被覆した分だけ条件
が悪くなると一応はいえる。しかし、既に市販の
フイルムには、ニードルパンチを施した通気性フ
イルムとか、化学的方法で得た微多孔フイルムと
いつたものがあるから、要すればこれらのフイル
ムを使うことによつて、たとえ五面がカバー2で
被覆され、開放下面も液肥中に浸漬しているロツ
クウールブロツク1であつても、必要な酸素量を
保持し、不要な炭酸ガスを排出して、植物の根の
健康を阻害しないようにすることは容易である。
上記したカバー2はメーカー側で被せてもよい
し、ユーザー側で被せるようにしてもよい。同様
にカバー2の上面に穿設される植穴3にしても、
予め形成されているものでもよいし、使用に当つ
てナイフ等で形成してもよい。第1図の植穴3は
×印のスリツトとした例を、また第2図の植穴3
は必要な面積だけ切り取つた例を示している。
第3図には、この考案になる育苗用ロツクウー
ルブロツクで育苗後、バツグ栽培法によつて更に
生育させる場合の斜視図である。バツグ栽培用の
エレメント4は、ロツクウール等人工培地となる
べき柱状体または粒状体を光遮光性フイルムで被
覆し、上面には前記育苗用ロツクウールブロツク
の下面とほぼ同形とした透孔5を形成し、また側
面には排水用のスリツト6を穿設したものであ
る。図中、矢印で示したように、育苗用ロツクウ
ールブロツク7はエレメント4の透孔5上に正し
く載置されることによつて定植が行なわれる。つ
まり、育苗用ロツクウールブロツク7の開放下面
とバツグ栽培用エレメント4の透孔5個所におけ
る開口面とは合致され、全体は全て光遮光性のフ
イルムでもつて被覆された状態となる。こうして
定植された苗は水、肥料の供給を受けて良好な生
育を呈する訳である。
この考案は、上記したとおり、光遮光性のフイ
ルムで作つたカバー2によりロツクウールブロツ
ク1の四側面のみならず、上面も覆つたから、緑
藻はも早繁殖できなくなり、これによつてその周
囲の雰囲気は適当な湿度に維持され、植物生育に
とつて望ましい環境作りが達成される。また、空
気中のほこりが病原菌といつたものも、このカバ
ー2によつて遮断することができるから、これら
による被害も受けないようにできるといつた効果
が達成でき、育苗用ロツクウールブロツクとし
て、その実用的効果の甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案になる育苗用ロツクウールブ
ロツクの分解斜視図、第2図はその断面図、第3
図はこの育苗用ロツクウールブロツクをバツグ栽
培に適用した場合の斜視図である。 1…ロツクウールブロツク、2…カバー、3…
植穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 六面体をなすロツクウールブロツク1に、該ロ
    ツクウールの下面を除いた残り五面を被覆するこ
    とができる光遮光性フイルムで作つたカバー2を
    被嵌し、そのカバー2の上面には必要な面積だけ
    切り取るかまたはスリツトを入れて植穴3を形成
    可能としてなる育苗用ロツクウールブロツク。
JP1984137432U 1984-09-11 1984-09-11 Expired JPH0212867Y2 (ja)

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JP1984137432U JPH0212867Y2 (ja) 1984-09-11 1984-09-11

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JP1984137432U JPH0212867Y2 (ja) 1984-09-11 1984-09-11

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JPS6154340U JPS6154340U (ja) 1986-04-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5707153B2 (ja) * 2011-01-31 2015-04-22 友二 山田 植栽用プランター

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2104763A (en) * 1981-07-02 1983-03-16 Fisons Plc Container for growing plants

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GB2104763A (en) * 1981-07-02 1983-03-16 Fisons Plc Container for growing plants

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JPS6154340U (ja) 1986-04-12

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