JPH0448652Y2 - - Google Patents
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- JPH0448652Y2 JPH0448652Y2 JP1990016097U JP1609790U JPH0448652Y2 JP H0448652 Y2 JPH0448652 Y2 JP H0448652Y2 JP 1990016097 U JP1990016097 U JP 1990016097U JP 1609790 U JP1609790 U JP 1609790U JP H0448652 Y2 JPH0448652 Y2 JP H0448652Y2
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- control
- working
- fender
- cover body
- recess
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- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 3
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- 238000003971 tillage Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、農用トラクタ等の圃場作業機におけ
る作業部の姿勢制御操作装置に係るものである。
る作業部の姿勢制御操作装置に係るものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点]
一般に、この種圃場作業機においては、作業部
高さや作業深さ、あるいは走行機体に対する傾斜
状態等の作業姿勢を、対応する高さ検知センサ、
作業深さ検知センサ、あるいは傾斜検知センサ等
の検知手段からの検知値と設定器からの設定値に
基づいてマイクロコンピユータ等からなる制御部
で自動制御するようにしたものがある。しかるに
この場合、これら制御を行なうための制御値を設
定入力するためのレバーや設定器、あるいは自動
制御切換え用のスイツチ等の操作具類の配置がば
らばらであると、操作しずらい許りでなく、誤操
作の原因にもなるという欠点があり問題となる。
高さや作業深さ、あるいは走行機体に対する傾斜
状態等の作業姿勢を、対応する高さ検知センサ、
作業深さ検知センサ、あるいは傾斜検知センサ等
の検知手段からの検知値と設定器からの設定値に
基づいてマイクロコンピユータ等からなる制御部
で自動制御するようにしたものがある。しかるに
この場合、これら制御を行なうための制御値を設
定入力するためのレバーや設定器、あるいは自動
制御切換え用のスイツチ等の操作具類の配置がば
らばらであると、操作しずらい許りでなく、誤操
作の原因にもなるという欠点があり問題となる。
そこで、例えばフエンダーに制御ボツクスを設
け、該制御ボツクスに上記操作具類を集中配置し
たものがあるが、この場合、制御ボツクス内に浸
入した雨水や泥水は排出されること無くそのまま
ボツクス内に溜つてしまい、このため、この溜つ
た水によつてスイツチ不良等の不具合が早期のう
ちに発生する惧れがあり、これを回避するには、
防水型スイツチ等、万全の防水対策を講じる必要
が生じる。しかるにこの場合には、製造工程にお
いて手間がかかる許りでなく、コストも高くなつ
て簡単に採用することはできないという問題があ
つた。
け、該制御ボツクスに上記操作具類を集中配置し
たものがあるが、この場合、制御ボツクス内に浸
入した雨水や泥水は排出されること無くそのまま
ボツクス内に溜つてしまい、このため、この溜つ
た水によつてスイツチ不良等の不具合が早期のう
ちに発生する惧れがあり、これを回避するには、
防水型スイツチ等、万全の防水対策を講じる必要
が生じる。しかるにこの場合には、製造工程にお
いて手間がかかる許りでなく、コストも高くなつ
て簡単に採用することはできないという問題があ
つた。
[問題を解決するための手段]
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる圃場作業機における作業
部の姿勢制御操作装置を提供することを目的とし
て創案されたものであり、走行機体に連結される
作業部の高さや作業深さ等の作業姿勢を、対応す
る検知手段からの検知値と設定器からの設定値に
基づいて自動制御するようにした圃場作業機にお
いて、上記走行機体の運転席側方に配されるフエ
ンダーを、前方、上方、並びに運転席側方の三方
が開放された段溝状の凹部が形成されたものと
し、該凹部を覆うべくフエンダーに取付けられる
下方開放状のカバー体に、前記設定器や自動制御
切換え用スイツチ等の操作具類を集中配設して制
御操作部アツシーを形成すると共に、上記カバー
体の下端縁をフエンダー面から離間させてカバー
体内に浸入した水の排出路を形成したことを特徴
とするものである。
を一掃することができる圃場作業機における作業
部の姿勢制御操作装置を提供することを目的とし
て創案されたものであり、走行機体に連結される
作業部の高さや作業深さ等の作業姿勢を、対応す
る検知手段からの検知値と設定器からの設定値に
基づいて自動制御するようにした圃場作業機にお
いて、上記走行機体の運転席側方に配されるフエ
ンダーを、前方、上方、並びに運転席側方の三方
が開放された段溝状の凹部が形成されたものと
し、該凹部を覆うべくフエンダーに取付けられる
下方開放状のカバー体に、前記設定器や自動制御
切換え用スイツチ等の操作具類を集中配設して制
御操作部アツシーを形成すると共に、上記カバー
体の下端縁をフエンダー面から離間させてカバー
体内に浸入した水の排出路を形成したことを特徴
とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、作業部姿
勢の制御操作部において、スイツチ取付け部等の
隙間から水が浸入したとしても、該浸入した水が
制御操作部の底部に溜つてしまうことのないよう
にしたものである。
勢の制御操作部において、スイツチ取付け部等の
隙間から水が浸入したとしても、該浸入した水が
制御操作部の底部に溜つてしまうことのないよう
にしたものである。
[実施例]
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図面において、1は農用トラクタの走行機体
であつて、該走行機体1には、作業部(ロータリ
耕耘部)が昇降リンク機構3を用いて連結されて
おり、リフトロツド4aを介して昇降リンク機構
3のロアリンク3aに連結されたリフトアーム4
が油圧作動で上下揺動することによつて作業部2
は上下昇降動するようになつていること等は何れ
も従来通りである。ここで5は運転席、6はトラ
ンスミツシヨンケース、7は油圧ケース、8は後
輪、9は後輪を覆うフエンダーである。
る。図面において、1は農用トラクタの走行機体
であつて、該走行機体1には、作業部(ロータリ
耕耘部)が昇降リンク機構3を用いて連結されて
おり、リフトロツド4aを介して昇降リンク機構
3のロアリンク3aに連結されたリフトアーム4
が油圧作動で上下揺動することによつて作業部2
は上下昇降動するようになつていること等は何れ
も従来通りである。ここで5は運転席、6はトラ
ンスミツシヨンケース、7は油圧ケース、8は後
輪、9は後輪を覆うフエンダーである。
一方、10は前記一方のフエンダー9(実施例
では一般的に作業者の利き腕側である右側のも
の)に設けられた凹部であつて、該凹部10は、
前方、上方、並びに運転席5側方の三方が開放さ
れた段溝状態に形成されており、マイクロコンピ
ユータ等を用いて構成される制御部11の収納空
域を形成するものであるが、この凹部10を覆う
べく下方開放状のカバー体33が、ビス13によ
つてフエンダー9に一体的に固着されている。そ
してこのカバー体33の上面はレバーやスイツチ
等の種々の操作具類が設けられていて、自動制御
するための制御パネル12になつているものであ
るが、カバー体33の下端縁はフエンダー9の運
転席5側内壁面面から離間せしめられており、そ
して制御パネル12のスイツチ取付部等の隙間か
ら浸入する雨水や泥水等は、凹部10の溝底にそ
のまま溜ることなく、カバー体33の下端縁とフ
エンダー9の運転席5側内壁面との隙間から流出
すようになつている。
では一般的に作業者の利き腕側である右側のも
の)に設けられた凹部であつて、該凹部10は、
前方、上方、並びに運転席5側方の三方が開放さ
れた段溝状態に形成されており、マイクロコンピ
ユータ等を用いて構成される制御部11の収納空
域を形成するものであるが、この凹部10を覆う
べく下方開放状のカバー体33が、ビス13によ
つてフエンダー9に一体的に固着されている。そ
してこのカバー体33の上面はレバーやスイツチ
等の種々の操作具類が設けられていて、自動制御
するための制御パネル12になつているものであ
るが、カバー体33の下端縁はフエンダー9の運
転席5側内壁面面から離間せしめられており、そ
して制御パネル12のスイツチ取付部等の隙間か
ら浸入する雨水や泥水等は、凹部10の溝底にそ
のまま溜ることなく、カバー体33の下端縁とフ
エンダー9の運転席5側内壁面との隙間から流出
すようになつている。
さらに前記制御パネル12は前後方向に長くな
つており、その前半の湾曲部12aには前後方向
に長いガイド孔14が穿設されている。このガイ
ド孔14にはポジシヨンレバー15が挿通されて
いるが、ポジシヨンレバー15の揺動軸15a部
には、制御パネル12の背面にブラケツト16a
を介して一体的に固定されたレバー設定角度検出
センサ16が設けられており、ポジシヨンレバー
15のセツト角度を検知するようになつている。
ここでポジシヨンレバー15は、制御パネル12
からの突出量が、下端側では上端側に位置する場
合よりも小さくなるよう偏位した状態で組付けら
れていて、作業者の乗降に邪魔にならないように
配慮されている。しかもこのガイド孔14の左右
両側縁部14aは、孔両端部に寄るほど肉厚で、
中央部に寄るほど肉薄になるように構成されてい
る。そしてガイド孔14には、ポジシヨンレバー
15を前後に挾むようにしてストツパ17が配設
されており、該ストツパ17には、摘み17aと
これに螺合するナツト17b(ストツパ17に溶
着されている)が設けられている。そして摘み1
7aの緊緩操作によつてストツパ17を任意のガ
イド位置に位置固定して、ポジシヨンレバー15
の操作範囲を規制できるものであるが、側縁部1
4aが中央部に寄るほど肉薄になつていることか
ら、ストツパ17が振動等で弛んでずれたとして
も、そのずれ方向は中央側となり、端部方向にず
れるのを規制するようになつている。
つており、その前半の湾曲部12aには前後方向
に長いガイド孔14が穿設されている。このガイ
ド孔14にはポジシヨンレバー15が挿通されて
いるが、ポジシヨンレバー15の揺動軸15a部
には、制御パネル12の背面にブラケツト16a
を介して一体的に固定されたレバー設定角度検出
センサ16が設けられており、ポジシヨンレバー
15のセツト角度を検知するようになつている。
ここでポジシヨンレバー15は、制御パネル12
からの突出量が、下端側では上端側に位置する場
合よりも小さくなるよう偏位した状態で組付けら
れていて、作業者の乗降に邪魔にならないように
配慮されている。しかもこのガイド孔14の左右
両側縁部14aは、孔両端部に寄るほど肉厚で、
中央部に寄るほど肉薄になるように構成されてい
る。そしてガイド孔14には、ポジシヨンレバー
15を前後に挾むようにしてストツパ17が配設
されており、該ストツパ17には、摘み17aと
これに螺合するナツト17b(ストツパ17に溶
着されている)が設けられている。そして摘み1
7aの緊緩操作によつてストツパ17を任意のガ
イド位置に位置固定して、ポジシヨンレバー15
の操作範囲を規制できるものであるが、側縁部1
4aが中央部に寄るほど肉薄になつていることか
ら、ストツパ17が振動等で弛んでずれたとして
も、そのずれ方向は中央側となり、端部方向にず
れるのを規制するようになつている。
一方、制御パネル12の後半の水平部12bに
は、作業部2を手動切換えによつて右下状態とす
るあるいは右上状態となるように手動傾斜制御を
する手動傾斜切換えスイツチ18が前側に配され
ている。そしてその後側には、作業部2の傾斜角
度を水平状態を標準として、どの位傾斜させるか
をダイヤル設定する傾斜角度設定器19が右側
に、作業部2の作業深さ(耕耘深さ)をどの位に
するかをダイヤル設定する耕深設定器20が左側
に位置する並列状態で配されている。さらにその
後方には、何れも押し操作によつて開閉を繰り返
す押釦スイツチではあるが、右側に傾斜自動の切
換えスイツチ21、左側に耕深自動の切換えスイ
ツチ22がそれぞれ配設されており、この様にし
て制御パネル12の前半部にはポジシヨンレバー
15からなるポジシヨン制御操作部が他とは独立
した配列で形成され、さらに後半部には、耕深設
定器20と耕深自動切換えスイツチ22とからな
る耕深制御操作部が作業者の親指側である左側に
集中して配され、またその右側および前方に、手
動傾斜切換えスイツチ18、傾斜角度設定器1
9、並びに傾斜自動切換えスイツチ21からなる
傾斜制御操作部が作業者の残りの指に添うように
それぞれ集中して配されており、作業者の操作感
覚を統一できるように設定されている。しかも制
御パネル12における切換えスイツチ21,22
のすぐ背後側となる後縁部には、彌々背高となる
ように突出(実施例では切換えスイツチ21,2
2よりは背高であるが設定器19,20のダイヤ
ルよりは背低となる状態)した手置き部12cが
形成されている。そして作業者が右手のひら元部
を手置き部12cに乗せるようにして置いた自然
な状態で、手がてまえきわの切換えスイツチ2
1,22を回避してこれらに不用意に接触して切
換つてしまうのを防止するようになつている。
は、作業部2を手動切換えによつて右下状態とす
るあるいは右上状態となるように手動傾斜制御を
する手動傾斜切換えスイツチ18が前側に配され
ている。そしてその後側には、作業部2の傾斜角
度を水平状態を標準として、どの位傾斜させるか
をダイヤル設定する傾斜角度設定器19が右側
に、作業部2の作業深さ(耕耘深さ)をどの位に
するかをダイヤル設定する耕深設定器20が左側
に位置する並列状態で配されている。さらにその
後方には、何れも押し操作によつて開閉を繰り返
す押釦スイツチではあるが、右側に傾斜自動の切
換えスイツチ21、左側に耕深自動の切換えスイ
ツチ22がそれぞれ配設されており、この様にし
て制御パネル12の前半部にはポジシヨンレバー
15からなるポジシヨン制御操作部が他とは独立
した配列で形成され、さらに後半部には、耕深設
定器20と耕深自動切換えスイツチ22とからな
る耕深制御操作部が作業者の親指側である左側に
集中して配され、またその右側および前方に、手
動傾斜切換えスイツチ18、傾斜角度設定器1
9、並びに傾斜自動切換えスイツチ21からなる
傾斜制御操作部が作業者の残りの指に添うように
それぞれ集中して配されており、作業者の操作感
覚を統一できるように設定されている。しかも制
御パネル12における切換えスイツチ21,22
のすぐ背後側となる後縁部には、彌々背高となる
ように突出(実施例では切換えスイツチ21,2
2よりは背高であるが設定器19,20のダイヤ
ルよりは背低となる状態)した手置き部12cが
形成されている。そして作業者が右手のひら元部
を手置き部12cに乗せるようにして置いた自然
な状態で、手がてまえきわの切換えスイツチ2
1,22を回避してこれらに不用意に接触して切
換つてしまうのを防止するようになつている。
一方、32は運転席5前方に配設される操縦パ
ネルであつて、該操縦パネル32には速度メータ
(タコメータも兼用)23、温度メータ24、燃
料メータ25、並びにチヤージやバツテリ状況、
あるいは作業状況を表示するに必要なモニターラ
ンプ26が設けられている他に、前照灯切換えス
イツチ27、キースイツチ28が設けられている
が、さらに操縦パネル32の下部位置に位置し
て、運転ハンドル29の下方に位置する関係でリ
フトアーム4の上下揺動を前記ポジシヨンコント
ロールに先行して手動で行なうことができるリフ
トアーム手動切換えスイツチ30(本考案の手動
昇降操作具に相当する)が設けられており、これ
によつて、リフトアーム手動切換えスイツチ30
は、前記制御パネル12に集中して形成された制
御操作部の操作域から遠く離間して通常の制御操
作部の操作では作業者の手が届くことのない離間
した別位置に位置するように配されている。
ネルであつて、該操縦パネル32には速度メータ
(タコメータも兼用)23、温度メータ24、燃
料メータ25、並びにチヤージやバツテリ状況、
あるいは作業状況を表示するに必要なモニターラ
ンプ26が設けられている他に、前照灯切換えス
イツチ27、キースイツチ28が設けられている
が、さらに操縦パネル32の下部位置に位置し
て、運転ハンドル29の下方に位置する関係でリ
フトアーム4の上下揺動を前記ポジシヨンコント
ロールに先行して手動で行なうことができるリフ
トアーム手動切換えスイツチ30(本考案の手動
昇降操作具に相当する)が設けられており、これ
によつて、リフトアーム手動切換えスイツチ30
は、前記制御パネル12に集中して形成された制
御操作部の操作域から遠く離間して通常の制御操
作部の操作では作業者の手が届くことのない離間
した別位置に位置するように配されている。
次に、これら各設定器、スイツチ類の制御手順
をフローチヤートを用いて説明する。エンジン始
動をした場合に、ポジシヨンレバー15が作業部
高さ対応位置にセツトされている場合にはセツト
ランプ(モニターランプ26の一つ)は消灯する
が、セツトされていない場合には点灯し、ポジシ
ヨンレバー15のレバー操作でポジシヨンセツト
されると消灯する。そしてこの状態でポジシヨン
コントロール中となり、ポジシヨンレバー15の
レバー操作によつてポジシヨン位置をセツトする
と、該セツト位置を検知したレバー設定角度検出
センサ16からの検知値と図示しないリフトアー
ム角度検知センサからの検知値とに基づいて制御
部11が比較判断をし、制御部11は、コントロ
ールバルブ(図示せず)に対して制御指令を出し
てリフトアーム4の上下揺動を成し、ポジシヨン
レバー15のセツト位置に対応するよう作業部高
さの制御を行うようになつている。さらに傾斜自
動制御を行いたい場合には傾斜自動切換えスイツ
チ21を押す(これによつて傾斜自動車モニター
ランプが点灯)と共に、傾斜角度設定器19によ
つて傾斜角度を設定すれば、制御部11は、この
設定器19からの設定値と図示しない水平検知セ
ンサからの検知値とを比較判断し、この結果に基
づいて制御部11では設定された所定の傾斜姿勢
になるよう自動制御することになる。また、耕深
自動制御を行いたい場合には、耕深自動切換えス
イツチ22を押す(これによつてモニターランプ
が点灯)と共に、耕深設定器20によつて耕耘深
さを設定すれば、制御部11は、作業部2に設け
た耕深検知センサ(実施例ではリヤカバー2aの
揺動角を検知するもの)31からの検知値と耕深
設定器20からの設定値とを比較判断し、設定さ
れた所定の耕深状態になるよう自動制御されるこ
とになり、この様な自動制御によつて圃場作業が
行われるように設定されている。さらにこの制御
手順において、リフトアーム手動切換えスイツチ
30を操作すると、前記ポジシヨンコントロール
が解除され、直ちにコントロールバルブがスイツ
チ操作に応じて切換えられ、リフトアーム4が上
下揺動して作業部2の手動による高さ制御が行わ
れるようになつている。
をフローチヤートを用いて説明する。エンジン始
動をした場合に、ポジシヨンレバー15が作業部
高さ対応位置にセツトされている場合にはセツト
ランプ(モニターランプ26の一つ)は消灯する
が、セツトされていない場合には点灯し、ポジシ
ヨンレバー15のレバー操作でポジシヨンセツト
されると消灯する。そしてこの状態でポジシヨン
コントロール中となり、ポジシヨンレバー15の
レバー操作によつてポジシヨン位置をセツトする
と、該セツト位置を検知したレバー設定角度検出
センサ16からの検知値と図示しないリフトアー
ム角度検知センサからの検知値とに基づいて制御
部11が比較判断をし、制御部11は、コントロ
ールバルブ(図示せず)に対して制御指令を出し
てリフトアーム4の上下揺動を成し、ポジシヨン
レバー15のセツト位置に対応するよう作業部高
さの制御を行うようになつている。さらに傾斜自
動制御を行いたい場合には傾斜自動切換えスイツ
チ21を押す(これによつて傾斜自動車モニター
ランプが点灯)と共に、傾斜角度設定器19によ
つて傾斜角度を設定すれば、制御部11は、この
設定器19からの設定値と図示しない水平検知セ
ンサからの検知値とを比較判断し、この結果に基
づいて制御部11では設定された所定の傾斜姿勢
になるよう自動制御することになる。また、耕深
自動制御を行いたい場合には、耕深自動切換えス
イツチ22を押す(これによつてモニターランプ
が点灯)と共に、耕深設定器20によつて耕耘深
さを設定すれば、制御部11は、作業部2に設け
た耕深検知センサ(実施例ではリヤカバー2aの
揺動角を検知するもの)31からの検知値と耕深
設定器20からの設定値とを比較判断し、設定さ
れた所定の耕深状態になるよう自動制御されるこ
とになり、この様な自動制御によつて圃場作業が
行われるように設定されている。さらにこの制御
手順において、リフトアーム手動切換えスイツチ
30を操作すると、前記ポジシヨンコントロール
が解除され、直ちにコントロールバルブがスイツ
チ操作に応じて切換えられ、リフトアーム4が上
下揺動して作業部2の手動による高さ制御が行わ
れるようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、キースイツチ28をONしてエンジン始動を
し、ポジシヨンレバー15をポジシヨンセツトし
た後、該ポジシヨンレバー15のレバー操作、設
定器19,20や切換えスイツチ21,22のダ
イヤル操作、スイツチ操作等の操作具類の操作を
することで必要な作業条件での圃場作業を自動制
御状態で行うことができるものであるが、これら
レバー、設定器、スイツチ等の操作具類が制御パ
ネル12に集中して設けられていて制御操作部を
形成しているため、集中的な操作が可能になつ
て、誤操作が確実に減少され、かつ操作性の優れ
たものにできることになる。
て、キースイツチ28をONしてエンジン始動を
し、ポジシヨンレバー15をポジシヨンセツトし
た後、該ポジシヨンレバー15のレバー操作、設
定器19,20や切換えスイツチ21,22のダ
イヤル操作、スイツチ操作等の操作具類の操作を
することで必要な作業条件での圃場作業を自動制
御状態で行うことができるものであるが、これら
レバー、設定器、スイツチ等の操作具類が制御パ
ネル12に集中して設けられていて制御操作部を
形成しているため、集中的な操作が可能になつ
て、誤操作が確実に減少され、かつ操作性の優れ
たものにできることになる。
この様に本考案にあつては、自動制御用の制御
操作部を制御パネル12に集中して設けて、操作
が容易で、誤操作の発生を可及的に防止すること
ができるようにしたものであるが、この制御パネ
ル12は、フエンダー9に形成された凹部10を
覆うための下方が開放したカバー体33の上面に
配されており、そしてこのカバー体33の下端縁
は、フエンダー9の運転席5側内壁面から離間せ
しめられている。この結果、制御パネル12のス
イツチ取付け部等の隙間から浸入した雨水等は、
凹部に溜つてしまうことなく、カバー体33の下
端縁とフエンダー9面の間隙から流れ出ることに
なる。もつて、溜つた水によつてスイツチ不良を
起こすような不具合を回避できて、殊更厳重に防
水処理する必要も無く、操作具類の水からの保護
を有効に行うことができることになる。
操作部を制御パネル12に集中して設けて、操作
が容易で、誤操作の発生を可及的に防止すること
ができるようにしたものであるが、この制御パネ
ル12は、フエンダー9に形成された凹部10を
覆うための下方が開放したカバー体33の上面に
配されており、そしてこのカバー体33の下端縁
は、フエンダー9の運転席5側内壁面から離間せ
しめられている。この結果、制御パネル12のス
イツチ取付け部等の隙間から浸入した雨水等は、
凹部に溜つてしまうことなく、カバー体33の下
端縁とフエンダー9面の間隙から流れ出ることに
なる。もつて、溜つた水によつてスイツチ不良を
起こすような不具合を回避できて、殊更厳重に防
水処理する必要も無く、操作具類の水からの保護
を有効に行うことができることになる。
更に、凹部10に収納される制御部11につい
ても、カバー体33によつて雨水等の制限のない
浸入を阻止できると共に、凹部10内に溜つた水
によつて電気器材に故障をきたすような心配も無
く都合が良い。
ても、カバー体33によつて雨水等の制限のない
浸入を阻止できると共に、凹部10内に溜つた水
によつて電気器材に故障をきたすような心配も無
く都合が良い。
そのうえ実施例の如く、制御パネル12には、
作業部高さ制御操作部、傾斜制御操作部、耕深制
御操作部がそれぞれ区画されるようにして整然と
配されているので、操作性の改善を一段と向上で
きることになる。しかも圃場作業においてポジシ
ヨンレバー15は他の制御操作部から独立して前
方にあり、かつその後方には、どちらかというと
頻繁に調節されることのある耕深制御操作部を作
業者の親指側に位置せしめ、あまり頻繁に調節す
ることのない傾斜制御操作部を親指から遠い側に
位置するよう配慮しているので、操作勝手の極め
て良いものにできる。そしてこの場合、右手を制
御パネル12の手置き部12cに乗せた状態で
は、手置き部12cが高く突出していて、手のひ
らが切換えスイツチ21,22に接触してしまう
のを防止しているので、誤つてこれらスイツチ2
1、22を押してしまうような不具合を可及的に
防止できることになる。
作業部高さ制御操作部、傾斜制御操作部、耕深制
御操作部がそれぞれ区画されるようにして整然と
配されているので、操作性の改善を一段と向上で
きることになる。しかも圃場作業においてポジシ
ヨンレバー15は他の制御操作部から独立して前
方にあり、かつその後方には、どちらかというと
頻繁に調節されることのある耕深制御操作部を作
業者の親指側に位置せしめ、あまり頻繁に調節す
ることのない傾斜制御操作部を親指から遠い側に
位置するよう配慮しているので、操作勝手の極め
て良いものにできる。そしてこの場合、右手を制
御パネル12の手置き部12cに乗せた状態で
は、手置き部12cが高く突出していて、手のひ
らが切換えスイツチ21,22に接触してしまう
のを防止しているので、誤つてこれらスイツチ2
1、22を押してしまうような不具合を可及的に
防止できることになる。
さらに実施例において、制御パネル12は、ポ
ジシヨンレバー15のガイド孔14側縁部が中央
部ほど肉薄になつているので、ストツパ17が振
動等によつてずれた場合に、再セツトしなくても
ストツパ17が端部側、即ち、より上昇側、ある
いは下降側に大きくずれてしまうことがなく、こ
のためストツパ17がずれたのを知らずにレバー
操作したとしても、作業部2が必要以上に上昇し
たり下降したりすることを防止でき、最大限、ス
トツパ17がずれた元位置近傍までで位置規制さ
れ、もつて極めて安全性の高いものにできること
になる。またこの場合に、ポジシヨンレバー15
の制御パネル12からの突出長さが、ポジシヨン
レバー15を下動せしめた場合に短くなるよう設
定されているので、乗降時にポジシヨンレバー1
5の握り部が邪魔になるのを効果的に防止し得る
ことになる。
ジシヨンレバー15のガイド孔14側縁部が中央
部ほど肉薄になつているので、ストツパ17が振
動等によつてずれた場合に、再セツトしなくても
ストツパ17が端部側、即ち、より上昇側、ある
いは下降側に大きくずれてしまうことがなく、こ
のためストツパ17がずれたのを知らずにレバー
操作したとしても、作業部2が必要以上に上昇し
たり下降したりすることを防止でき、最大限、ス
トツパ17がずれた元位置近傍までで位置規制さ
れ、もつて極めて安全性の高いものにできること
になる。またこの場合に、ポジシヨンレバー15
の制御パネル12からの突出長さが、ポジシヨン
レバー15を下動せしめた場合に短くなるよう設
定されているので、乗降時にポジシヨンレバー1
5の握り部が邪魔になるのを効果的に防止し得る
ことになる。
しかも、リフトアーム手動切換えスイツチ30
については、制御パネル12から離間せしめて作
業者が他の制御操作部とは同時には操作できない
別位置、即ち実施例の如く運転ハンドル29の下
方に配したので、自動制御中に誤つてリフトアー
ム手動切換えスイツチ30を操作してポジシヨン
コントロールをリセツトしてしまうことを確実に
防止できる。そして、このリフトアーム手動切換
えスイツチ30は、制御部11が故障してポジシ
ヨンレバー15の操作では作業部2の昇降動を行
うことができなくなつた非常時や、ストツパ17
をそのままにして一時的に作業部2をストツパ1
7による規制位置よりも大きく昇降せしめたいよ
うな特別な場合の如く、作業者が真に望む場合に
のみ、自動によつて自由に作業部2の昇降動制御
を行うことができるようにしたものであるので、
操作の確実性と安全性の向上を大いに計ることが
できる。しかもリフトアーム手動切換えスイツチ
30は、運転ハンドル29の下方位置に配されて
いるので、前記非常時等の場合であつても、作業
者は席を立たずに操作ができる許りでなく、運転
ハンドル29によつて保護された構造になるの
で、誤つて作業者がリフトアーム手動切換えスイ
ツチ30に触れてしまうことを確実に防止でき
て、一段と優れた安全性の向上を計ることができ
ることになる。
については、制御パネル12から離間せしめて作
業者が他の制御操作部とは同時には操作できない
別位置、即ち実施例の如く運転ハンドル29の下
方に配したので、自動制御中に誤つてリフトアー
ム手動切換えスイツチ30を操作してポジシヨン
コントロールをリセツトしてしまうことを確実に
防止できる。そして、このリフトアーム手動切換
えスイツチ30は、制御部11が故障してポジシ
ヨンレバー15の操作では作業部2の昇降動を行
うことができなくなつた非常時や、ストツパ17
をそのままにして一時的に作業部2をストツパ1
7による規制位置よりも大きく昇降せしめたいよ
うな特別な場合の如く、作業者が真に望む場合に
のみ、自動によつて自由に作業部2の昇降動制御
を行うことができるようにしたものであるので、
操作の確実性と安全性の向上を大いに計ることが
できる。しかもリフトアーム手動切換えスイツチ
30は、運転ハンドル29の下方位置に配されて
いるので、前記非常時等の場合であつても、作業
者は席を立たずに操作ができる許りでなく、運転
ハンドル29によつて保護された構造になるの
で、誤つて作業者がリフトアーム手動切換えスイ
ツチ30に触れてしまうことを確実に防止でき
て、一段と優れた安全性の向上を計ることができ
ることになる。
[作用効果]
以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、作業部姿勢を自動制御せしめるた
めの設定器やスイツチ等の操作具類が運転席側方
のフエンダー部に集中配設されたものであるが、
この制御操作部は、従来のように箱型ボツクスで
はなく、フエンダーに形成された凹部を覆うべく
下方が開放したカバー体を用いて構成されること
になるが、このカバー体の開放した下端縁は、フ
エンダー面から離間している結果、カバー体内に
浸入した雨水等は、カバー体に堰き止められて凹
部に溜ることなく、フエンダー面に沿つて下方に
流れ落ちることになつて確実に排出される。従つ
てスイツチ類等の電気器材の水による不具合発生
を有効に回避できることになつて、殊更厳重に防
水処理する必要もなく、安価でしかも故障発生を
抑えたものにできることになる。
のであるから、作業部姿勢を自動制御せしめるた
めの設定器やスイツチ等の操作具類が運転席側方
のフエンダー部に集中配設されたものであるが、
この制御操作部は、従来のように箱型ボツクスで
はなく、フエンダーに形成された凹部を覆うべく
下方が開放したカバー体を用いて構成されること
になるが、このカバー体の開放した下端縁は、フ
エンダー面から離間している結果、カバー体内に
浸入した雨水等は、カバー体に堰き止められて凹
部に溜ることなく、フエンダー面に沿つて下方に
流れ落ちることになつて確実に排出される。従つ
てスイツチ類等の電気器材の水による不具合発生
を有効に回避できることになつて、殊更厳重に防
水処理する必要もなく、安価でしかも故障発生を
抑えたものにできることになる。
図面は、本考案に係る圃場作業機における作業
部の姿勢制御操作装置の一実施例を示すものであ
つて、第1図は農用トラクタの全体側面図、第2
図は同上全体平面図、第3図は制御操作部の平面
図、第4図は同上縦断面図、第5図は制御操作部
の内側面図、第6図A,Bはガイド孔部の側面
図、平面図、第7図は制御操作部の分解斜視図、
第8図は操縦パネルの正面図、第9図はフエンダ
ー部の概略縦断面図、第10図は農用トラクタの
要部背面図、第11図はフローチヤート図であ
る。 図中、1は走行機体、2は作業部、9はフエン
ダー、10は凹部、11は制御部、12は制御パ
ネル、33はカバー体である。
部の姿勢制御操作装置の一実施例を示すものであ
つて、第1図は農用トラクタの全体側面図、第2
図は同上全体平面図、第3図は制御操作部の平面
図、第4図は同上縦断面図、第5図は制御操作部
の内側面図、第6図A,Bはガイド孔部の側面
図、平面図、第7図は制御操作部の分解斜視図、
第8図は操縦パネルの正面図、第9図はフエンダ
ー部の概略縦断面図、第10図は農用トラクタの
要部背面図、第11図はフローチヤート図であ
る。 図中、1は走行機体、2は作業部、9はフエン
ダー、10は凹部、11は制御部、12は制御パ
ネル、33はカバー体である。
Claims (1)
- 走行機体に連結される作業部の高さや作業深さ
等の作業姿勢を、対応する検知手段からの検知値
と設定器からの設定値に基づいて自動制御するよ
うにした圃場作業機において、上記走行機体の運
転席側方に配されるフエンダーを、前方、上方、
並びに運転席側方の三方が開放された段溝状の凹
部が形成されたものとし、該凹部を覆うべくフエ
ンダーに取付けられる下方開放状のカバー体に、
前記設定器や自動制御切換え用スイツチ等の操作
具類を集中配設して制御操作部アツシーを形成す
ると共に、上記カバー体の下端縁をフエンダー面
から離間させてカバー体内に浸入した水の排出路
を形成したことを特徴とする圃場作業機における
作業部の姿勢制御操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990016097U JPH0448652Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990016097U JPH0448652Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331804U JPH0331804U (ja) | 1991-03-28 |
JPH0448652Y2 true JPH0448652Y2 (ja) | 1992-11-17 |
Family
ID=31519383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990016097U Expired JPH0448652Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448652Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613735B2 (ja) * | 1980-11-17 | 1986-02-04 | Canon Kk |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5995811U (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-29 | 株式会社クボタ | ロ−リング制御機構付農用トラクタ |
JPS5998705U (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-04 | 株式会社クボタ | トラクタ |
JPS59154006U (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-16 | 株式会社クボタ | ロ−リング制御機構付農用トラクタ |
JPS6097630U (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-03 | 井関農機株式会社 | 農用トラクタ−の制御ケ−ス取付け装置 |
JPS613735U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-10 | 三菱農機株式会社 | 乗用移動農機の操作装置 |
-
1990
- 1990-02-20 JP JP1990016097U patent/JPH0448652Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613735B2 (ja) * | 1980-11-17 | 1986-02-04 | Canon Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0331804U (ja) | 1991-03-28 |
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