JP3362001B2 - 作業機械における油圧ロックレバー装置 - Google Patents

作業機械における油圧ロックレバー装置

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JP3362001B2
JP3362001B2 JP22320398A JP22320398A JP3362001B2 JP 3362001 B2 JP3362001 B2 JP 3362001B2 JP 22320398 A JP22320398 A JP 22320398A JP 22320398 A JP22320398 A JP 22320398A JP 3362001 B2 JP3362001 B2 JP 3362001B2
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英司 赤羽根
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベル等の作業機械の技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の作業機械の運
転席部には、各種操作レバーや、操作ペダル、モニタパ
ネル等が設けられるが、これらのものに加えて、油圧ア
クチュエータへの圧油供給を断つロック姿勢と圧油供給
を許容するロック解除姿勢とに変姿揺動自在な油圧ロッ
クレバーや、運転席部への昇降を容易にすべくオペレー
タが把持するため昇降用アシストハンドルを設けたもの
がある。そして従来、前記油圧ロックレバーは、例えば
図6、7に示す如く、昇降口側のコンソールボックス4
と昇降用アシストハンドル5のあいだに配されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで油圧ロックレ
バーは、ロック姿勢とロック解除姿勢とに変姿させるも
のであり、このため、前記従来のものにおいて油圧ロッ
クレバー6は、コンソールボックス4および昇降用アシ
ストハンドル5に対し、変姿操作ができるように相当の
間隔を存して配されている。しかるに近年、作業機械の
コンパクト化が計られる一方、オペレータの操作性、居
住性を向上させるべく運転席部に各種電装品、装備品が
配設される傾向にあり、このため、前記油圧ロックレバ
ーの配設スペースについても検討する必要があり、ここ
に本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、油圧アクチュエータへの圧油供
給を断つロック姿勢と圧油供給を許容するロック解除姿
勢とに変姿自在な油圧ロックレバーを作業機械の運転席
部に設けるにあたり、該油圧ロックレバーを、運転席部
への乗降時にオペレータが把持するための昇降用アシス
トハンドルに変姿自在に取付けたものである。そして、
この様にすることにより、昇降用アシストハンドルとコ
ンソールボックスとのあいだに油圧ロックレバーを配設
するスペースを確保する必要がなくなって、省スペース
化に貢献できる。このものにおいて、昇降用アシストハ
ンドルは中空状の筒体からなり、その筒内部に、ロック
姿勢の油圧ロックレバーを収納する構成にすることによ
り、オペレータが運転席部に乗降する際に、ロック姿勢
の油圧ロックレバーが邪魔になってしまうことがなく、
都合がよい。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル
に設けられるキャブであって、該キャブ1には、オペレ
ータが座するシート2、操作レバー3を備えた左右のコ
ンソールボックス4(図1では左側のもののみ図示)、
図示しない操作ペダルやモニタパネル等が配設されてい
ること等は従来通りである。
【0006】さらに、前記キャブ1の昇降口1a(本実
施の形態では、該昇降口1aはキャブ1の左側面部に設
けられている)には、左側のコンソールボックス4の左
外側方に、キャブ1に乗降する際にオペレータが把持す
るための昇降用アシストハンドル5が設けられている。
該昇降用アシストハンドル5は、水平部5aと、該水平
部5aの前端部から垂下する垂直部5bと、これら水平
部5aと垂直部5bとのコーナー部に位置して両部5
a、5bを接続する接続部5cとにより略逆L字形状に
形成されているが、水平部5aおよび垂直部5bは、中
空状の筒体で形成されている。さらに前記水平部5aの
上面部には、後述する上側スリット5dが開設されてい
る。
【0007】また、6は油圧ロックレバーであって、該
油圧ロックレバー6の基端部は、前記昇降用アシストハ
ンドル5の接続部5cに支軸7を介して前後方向揺動自
在に支持されている。そしてこの油圧ロックレバー6
は、前記支軸7を軸として後方に揺動させたロック姿勢
と、前方に揺動させたロック解除姿勢とに揺動変姿でき
るようになっているが、ロック姿勢にしたときは、前記
昇降用アシストハンドル水平部5aの上側スリット5d
から水平部5aの筒内部に没入し、該筒内部に収納され
るようになっている。ここで、前記油圧ロックレバー6
の先端部にはオペレータが把持する把持部6aが屈曲形
成されていて、前記油圧ロックレバー6が水平部5aの
筒内部に収納されるロック姿勢となった状態でも、把持
部6aは上側スリット5dから上方に突出しており、該
把持部6aを把持して油圧ロックレバー6を前方に揺動
操作することができるようになっている。また、水平部
5aの筒内部底面には、ロック姿勢となった油圧ロック
レバー6が当接する緩衝材9が取り付けられている。さ
らに、水平部5aの底面部には下側スリット5eが開設
されていて、上側スリット5dから侵入したゴミや水等
が水平部5aの筒内部に溜まってしまうことを回避でき
るようになっている。
【0008】一方、前記油圧ロックレバー6をロック解
除姿勢にしたとき、該油圧ロックレバー6は、前記昇降
用アシストハンドル5の水平部5aと略一直線状となっ
て接続部5cから前方に突出するようになっており、こ
の前方に突出する油圧ロックレバー6によって、オペレ
ータがキャブ1から降りようとしたときに油圧ロックレ
バー6がロック解除姿勢であることをオペレータに注意
勧告できるようになっている。また、上記ロック解除姿
勢の油圧ロックレバー6は、該油圧ロックレバー6の基
端側部に固着した作動片10が昇降用アシストハンドル
5の垂直部5bの上部前面部に接当することでロック解
除姿勢側へのこれ以上の揺動が規制されるようになって
いる。
【0009】さらに、11は前記昇降用アシストハンド
ル5の垂直部5bの筒内上部に収納されるリミットスイ
ッチであって、該リミットスイッチ11のボタン11a
は、垂直部5bの上端部に開設された開孔5fから前方
に突出している。そして前記作動片10は、油圧ロック
レバー6がロック姿勢のときにはリミットスイッチ11
のボタン11aに干渉しないが、ロック解除姿勢となっ
たときにボタン11aを押圧することでリミットスイッ
チ11の接点を切換えるように設定されている。
【0010】一方、前記リミットスイッチ11は、油圧
ショベルに設けられる走行用モータ、旋回用モータ、ブ
ーム用シリンダ、スティック用シリンダ、バケット用シ
リンダ等の各種油圧アクチュエータへの圧油供給制御回
路に配される電磁弁(図示せず)に電気的に接続されて
いる。そして該電磁弁は、リミットスイッチボタン11
aが押圧されていない状態では、前記油圧アクチュエー
タへの圧油供給を断つロック状態となっているが、ボタ
ン11aが押圧されてリミットスイッチ11の接点が切
換わることにより、油圧アクチュエータへの圧油供給を
許容すると共に、エンジンを始動することができないロ
ック解除状態となるように設定されている。尚、このよ
うな圧油供給制御回路のロック−ロック解除の切換えに
ついては、周知のものであるため、詳細な説明は省略す
る。
【0011】また、図中、12は前記昇降用アシストハ
ンドル垂直部5bの上部に取付けられるカバーであっ
て、該カバー12により、オペレータ等がリミットスイ
ッチボタン11aや作動片10に不用意にふれてしまう
ことを防止できるようになっている。
【0012】叙述の如く構成されたものにおいて、油圧
ロックレバー6の基端部は、オペレータがキャブ1に昇
降するときに把持するための昇降用アシストハンドル5
の接続部5cに、ロック姿勢とロック解除姿勢とに変姿
揺動自在に支持されることになる。この結果、従来のも
ののように昇降用アシストハンドル5とコンソールボッ
クス4とのあいだに油圧ロックレバー6を配設するスペ
ースを確保する必要がなく、省スペース化に貢献でき
る。
【0013】しかも前記油圧ロックレバー6は、油圧ア
クチュエータへの圧油供給を許容するロック解除姿勢の
ときには、昇降用アシストハンドル5の前方に突出して
いてオペレータがロック解除姿勢であることを認識でき
るようになっており、これによって油圧ロックレバー6
をロック解除姿勢にしたままでオペレータがキャブ1か
ら離れてしまったりするような不具合を防止できる一
方、油圧アクチュエータへの圧油供給を断つロック姿勢
では、昇降用アシストハンドル5の水平部5aの筒内部
に収納されることになって、オペレータがキャブ1に乗
降する際に、ロック姿勢の油圧ロックレバー6が邪魔に
なってしまうようなことがなく、都合がよい。
【0014】尚、本発明を実施するにあたり、ロック姿
勢およびロック解除姿勢の油圧ロックレバーが不用意に
変姿しないように、油圧ロックレバーを各姿勢に保持す
るための保持手段や、各姿勢側に付勢する付勢手段等を
設けることは、必要において適宜できる。また、上記実
施の形態においては、油圧ロックレバー16は支軸7を
軸として前後方向に揺動することでロック姿勢とロック
解除姿勢とに変姿する構成となっているが、油圧ロック
レバーを昇降用アシストハンドルの水平部に沿って前後
方向にスライド移動自在に設け、そして後方にスライド
移動させたときには水平部に収納されるロック姿勢とな
り、前方にスライド移動させたときには水平部から前方
に突出するロック解除姿勢となるように構成することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャブの斜視図である。
【図2】昇降用アシストハンドルおよび油圧ロックレバ
ーの斜視図である。
【図3】油圧ロックレバーがロック姿勢のときの要部断
面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】油圧ロックレバーがロック解除姿勢のときの要
部断面図である。
【図6】従来例を示すキャブの斜視図である。
【図7】従来例を示すキャブの一部正面図である。
【符号の説明】
1 キャブ 5 昇降用アシストハンドル 6 油圧ロックレバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧アクチュエータへの圧油供給を断つ
    ロック姿勢と圧油供給を許容するロック解除姿勢とに変
    姿自在な油圧ロックレバーを作業機械の運転席部に設け
    るにあたり、該油圧ロックレバーを、運転席部への乗降
    時にオペレータが把持するための昇降用アシストハンド
    ルに変姿自在に取付けた作業機械における油圧ロックレ
    バー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、昇降用アシストハン
    ドルは中空状の筒体からなり、その筒内部に、ロック姿
    勢の油圧ロックレバーを収納する構成にした作業機械に
    おける油圧ロックレバー装置。
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