JPH0448259Y2 - - Google Patents

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JPH0448259Y2
JPH0448259Y2 JP11633586U JP11633586U JPH0448259Y2 JP H0448259 Y2 JPH0448259 Y2 JP H0448259Y2 JP 11633586 U JP11633586 U JP 11633586U JP 11633586 U JP11633586 U JP 11633586U JP H0448259 Y2 JPH0448259 Y2 JP H0448259Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、マンシヨン等のコンクリート床上に
敷設する木質系の床下地構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、コンクリート床基盤の上に床下地層を敷
設する構造の一方式に第5図の様な浮き床構造が
知られている。
この構造は、床基板1の上にロツクウールの如
き緩衝材2と根太材3を敷き、その上部に下地合
板4を張設した様な構造が基本となつている。し
かして下地合板4の上面に仕上材5としての木質
床材或いはタイル材、カーペツト更には畳等を敷
設して床を構成するようにしている。ここで、根
太材3、下地合板4等は建築現場でその都度組み
立てたり、或いは工場において予め下地床構成材
として所定寸法に組み立てておき、現場ではその
必要分(枚数)を並べ敷くといつた手段が採用さ
れている。
(問題点) ところで、上記コンクリート床は、良く知られ
ている様に床面上の衝撃音を床下に伝え易く、従
つて特に住生活を営む為のマンシヨン等の住宅は
その防音性能の向上が望まれている。
一般に、防音性能を向上させる手段としては、
床の衝撃点からコンクリート基盤までの間におい
て減音域は減振を図ればよいことから、吸音、吸
振性のよい緩衝材を使用し、又下地床板を厚くし
て質量を上げるといつたことで防音効果を挙げた
りすることが行われている。特に居住性、快感性
等から床仕上げの構成として木質系床を採用する
ことが多くなつてきているが、木質系床は床材そ
のものが振動板の如き作用を呈しやすい為、その
防音構造は上記各部材において厚い寸法になるも
のであつて、例えば床下地層として60〜95mmの寸
法にもなりやすいのものであつた。
又、上記の様に床下地層が厚くなれば、それは
当然に室内天井高とか階高にも影響することにな
り、空間としての快感性、建物としての法規上の
制約等に不具合をもたらすことも考えられるもの
であつた。
更に又、床下地層が厚くなれば、例えば改修の
とき等において床構成材を変更しようとすると、
従前の床レベルとの調整が必要となるが、これが
防音性の照らして施工するとその段差の調整が煩
雑になるといつた施工上の不都合も生じ易いもの
であつた。
(問題点を解決する為の手段) 上記の如き従来の浮き床構造の問題点を解消す
る為に本考案を提供しようとするもので、適宜厚
及び長さ、幅寸法でなり中央部を開口した方形の
緩衝ベースの片面に、該ベースの幅、長さと略同
寸法とした下地合板を該ベースの少なくとも一辺
側より若干ズラして一体的に固定すると共に、該
ベースの前記中央部開口部の下地合板面に重質量
板を緩衝材を介し貼着して構成した床下地材パネ
ルでなり、これにより前記従来の欠点を一挙に解
消して、薄くて防音性がよく、施工性にも優れた
経済的な浮き床構造を提供することができた。
(作用) 緩衝ベースにより衝撃力を分散緩和し、更に重
質量板により質量が付加されることで衝撃力の緩
和が促進される。又床下地合板と鋼板の間の粘弾
性材料により、衝撃力による振動で生ずる床下地
合板から鋼板に伝達される変形エネルギーを粘弾
性材料の伸縮変形によつて吸収し、制振性能を発
揮することにより下地合板の振動を軽減し、もつ
てコンクリート床基盤への振動伝達を減少させ、
緩衝ベースによる衝撃力の緩和と相まつて大きな
振動軽減が得られるところから特に中高音域の減
音性能が向上することになる。
又、緩衝ベースと下地合板を若干ズラして一体
化している為に、その敷設時に隣接する緩衝ベー
スの上面露出部をジヨイント部として重ね敷設を
行えばよく、適宜枚数を施工現場にて簡単に敷設
することができる。
(実施例) 以下図面を参照して本案の実施例を説明する。
第1図において、10はウレタンフオームを適
宜厚さ及び幅、長さで方形に形成した床下地パネ
ルの基材となる緩衝ベースであり、その中央部を
適宜寸法にくり抜いて開口部10aを設けてい
る。このくり抜き寸法は、敷設時の強度、防音性
能等を考慮するならば、ベース面積比で1/2〜
1/3くらいが望ましい。この緩衝ベース10は
例えばポリウレタンフオームの破砕材にボロクズ
の様な増量材を混ぜ、ポリウレタン剤で結合させ
て製造する等適宜の剛性、緩衝作用のある材料で
よく、安価に得ることができる。11は緩衝ベー
ス10の片面に固定した下地合板であり、該ベー
ス10の幅及び長さと略同寸法としている。しか
してこの下地合板11の緩衝ベース10への固定
は、図例の場合、該ベースの隣り合う二辺の上面
部にジヨイントスペース12,12を残して、す
なわち下地合板11を若干ズラして緩衝ベース1
0に固定している。ジヨイントスペース12,1
2は後述する様に床下地パネルとして予め工場に
て所定単位パネルに形成した場合、施工現場で必
要数敷設するときの隣接パネルの接続部として利
用するものである。13はアスフアルト・ゴムの
合成材料又はゴム等の粘弾性材料で形成された緩
衝材であり、前記緩衝ベース10の開口部10a
から下地合板11面に貼着している。しかしてそ
の厚さは緩衝ベース10の例えば1/4程度の薄い
ものとしており、開口寸法と略同一寸法で貼り付
けている。14は鋼板、或いは鋼板の片面等にア
スフアルト・ゴムの合成材料又はゴム等の粘弾性
材料を積層し一体化した制振鋼板等でなる重質量
板であり、前記緩衝材13に一体に貼着している
ものである。この重質量板14は、下地合板11
の見かけ上の質量を増大させると共に、緩衝材1
3のバネ振動に要するエネルギー量を増加させる
おもりの役目を果すものである。更に制振鋼板を
用いた場合にはバネ振動を吸収するものでもあ
る。第3図に示す如く、浮き床上面に衝撃力Aが
加えられると、これにより下地合板11はB方向
に振動伝播する。そして緩衝ベース10もC,D
方向に振動伝播する。
さらに重質量板14自体もE方向に振動すると
ともに床1もF方向に振動伝播することになる。
斯かる状態を第4図の模式図にて説明すると、
衝撃力Aが加えられるとバネ作用を呈する緩衝材
13によるダンパ機能で重質量板14がX,Y矢
視方向に振動することになる。
この重質量板14も前記緩衝材13と同様に薄
いものであつて、すなわち全体としてコンクリー
ト床基盤1への敷設時には該基盤上面と重質量板
14とが接触しないように充分な空間を形成でき
る厚さに構成しているものである(第3図参照)。
以上の如き構成でなる床下地パネルをコンクリ
ート床基盤1に敷設する場合には、第2図に示す
様に、敷設する床の大きさに合致する枚数分の上
記床下地パネルを施工現場に搬入し、順次敷設し
ていく。この際、隣接する一方の床下地パネル
は、緩衝ベース10から一部突出している下地合
板11部分を他方の床下地パネルのジヨイントス
ペース12部分に重ねて敷設するもので、これに
よりジヨイント部材を別途用意することなく隙間
をなくして且つ簡単に敷設していくことができ
る。しかして敷設完了後の端部は調整材(図示せ
ず)等で処理すればよい。
この様な構成によれば、床下地層としての剛性
は、緩衝ベース10及び下地合板11で得られ、
該ベースが床基盤1へ面接触しているので偏荷
重、集中荷重を局部的に受けることもない。
又、衝撃音が発生した場合は、緩衝ベース10
で一部吸収し、床基盤への伝達を防ぐと共に、本
考案では特に、下地合板11に設けた緩衝材13
と重質量板14により下地合板11の見かけの質
量を増大せしめて防音効果を向上させたことのほ
か、ダンパ機能も付与しているので、該部で吸振
させることができ、もつてより一層防音作用を行
わせることができる。
(効果) 本考案によれば緩衝ベースの開口部に緩衝材及
び重質量材を設けるので緩衝ベース全体に緩衝
材、重質量材を積層するものに比べ床下地層寸法
を薄くでき、充分な防音性能が得られる。
更に本考案によれば、下地合板と緩衝ベースを
ズラして一体的に固定して重ね敷設するので下地
合板と緩衝ベースをズラさないものに比べて床に
多少の不陸があつても隣り合う下地合板同志に段
差が生じにくい。
又重ね敷きの際、隣り合う緩衝ベースの上面と
下地合板の下面を接着するようにすれば、床との
接着結合が不良であつても、隣り合う下地合板同
志に隙間が生じない等実用的に優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例に係る床下地パネル単
位体の斜視図、第2図は、床下地パネル単位体の
組み合わせ状態を示す斜視図、第3図は、床基盤
への敷設状態を示す要部断面図、第4図は、床衝
撃音の減衰作用を説明する床の模式図、第5図
は、従来の床構造を示す断面図である。 1……床基盤、10……緩衝ベース、10a…
…開口部、11……下地合板、12……ジヨイン
トスペース、13……緩衝材、14……重質量
板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コンクリート床基盤の上面に床下地層を構成
    し、該下地層の上面に床仕上材を敷設する床の
    構造であつて、適宜厚及び長さ、幅寸法でなり
    中央部を開口した方形の緩衝ベースの片面に、
    該ベースの幅、長さと略同寸法とした下地合板
    を該ベースの少なくとも一辺側より若干ズラし
    て一体的に固定すると共に、該ベースの前記中
    央部開口部の下地合板面に重質量板を緩衝材を
    介し貼着してサンドイツチ状に形成した床下地
    パネルで床下地層を構成したことを特徴とする
    浮き床構造。 (2) 緩衝ベースがウレタンフオーム、緩衝材がア
    スフアルト・ゴムの合成材料又はゴム等の粘弾
    性材料、重質量板が鋼板である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の浮き床構造。 (3) 重質量板が片面にアスフアルト・ゴムの合成
    材料又はゴム等の粘弾性材料を積層した制振鋼
    板である実用新案登録請求の範囲第1項又は2
    項記載の浮き床構造。
JP11633586U 1986-07-29 1986-07-29 Expired JPH0448259Y2 (ja)

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