JPH0448179A - 冷却コンテナ - Google Patents

冷却コンテナ

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JPH0448179A
JPH0448179A JP15695690A JP15695690A JPH0448179A JP H0448179 A JPH0448179 A JP H0448179A JP 15695690 A JP15695690 A JP 15695690A JP 15695690 A JP15695690 A JP 15695690A JP H0448179 A JPH0448179 A JP H0448179A
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JP
Japan
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cold storage
evaporator
cooling
container
cooling circuit
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Application number
JP15695690A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Maniwa
間庭 邦弘
Nobuyuki Kato
信幸 加藤
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、収納商品の冷却が可能な車載用の冷却コンテ
ナに関するしのである。
(従来の技術) 従来、この種の冷却コンテナとして第12図に示すもの
が知られている。
この冷却コンテナは、前面開口部分に開閉扉101aを
、下面にキャスター101bを夫々有する断熱性のコン
テナ本体101と、コンテナ本体101内の下部に配置
された蓄冷剤内蔵の蓄冷体102と、蓄冷体102を冷
却するための冷却回路103とから構成されている。冷
却回路103は、第13図に示すようにコンプレッサ1
03a、凝縮器103b、凝縮器用送風機103c、膨
張手段103d及び蓄冷体冷却用の蒸発パイプ103e
とから成り、蒸発パイプ103eを除く機器はコンテナ
本体101の下面の機械室101Cに収容されている。
また、コンテナ本体101内の下部には、冷気循環用の
送風機104が配置されている。
この冷却コンテナでは、商品を配送センター等に輸送す
る前段階で商用電源を使用して冷却回路103を作動さ
せ、蒸発パイプ103eの冷却作用によって蓄冷体10
2を蓄冷しておき、輸送時には蓄冷の完了した冷却コン
テナを車両に搭載することで、該冷却コンテナ内に収納
された商品を蓄冷体102によって冷却することができ
る。
上述の冷却コンテナでは、それまでの冷却コンテナのよ
うに蓄冷体を輸送の都度出入れしなくてよいので蓄冷体
交換の手間が省けると共に、コンテナ単位で蓄冷を行な
えるため取扱いが簡単であるという利点がある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、従来の冷却コンテナでは蓄冷時において蓄冷
体102及び蒸発パイプ103eから漏れる冷気によっ
て多少なり庫内が冷却されることになるが、蓄冷を目的
とした冷却回路103の作動が蓄冷完了と同時に停止さ
れるため、該蓄冷完了時に庫内が商品を収納できる程度
に冷却されているとは限らない。換言すれば、蓄冷完了
後も蓄冷体102によって庫内が所望温度に冷えるまで
冷却コンテナ内に商品を収納できないという問題点があ
った。
また、蓄冷時には上記のように庫内側に冷気が逃げるた
め、蓄冷に要する時間が長くなるという問題点があった
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、蓄冷体の蓄冷と庫内の冷却を同時に
行な行うことができ、しかも蓄冷時間の短縮を可能にし
た冷却コンテナを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、請求項(1)では、開閉扉を
有する断熱性のコンテナ本体と、コンテナ本体の内部空
間に対向して配置された蓄冷剤内蔵の蓄冷体と、コンプ
レッサ、凝縮器、膨張手段及び蓄冷用蒸発器からなる冷
却回路とを具備した冷却コンテナにおいて、冷却回路の
蓄冷用蒸発器の流入側に、切換手段を介して冷蔵用蒸発
器を有するバイパス管路を接続し、該冷蔵用蒸発器をコ
ンテナの内部空間に対向して配置している。
また、請求項(2)では、開閉扉を有する断熱性のコン
テナ本体と、コンテナ本体の内部空間に対向して配置さ
れた蓄冷剤内蔵の蓄冷体と、コンプレッサ、凝縮器、膨
張手段及び蓄冷用蒸発器からなる冷却回路とを具備した
冷却コンテナにおいて、コンプレッサ、凝縮器、膨張手
段及び冷蔵用蒸発器からなる第2の冷却回路を設け、該
冷蔵用蒸発器をコンテナの内部空間に対向して配置して
いる。
更に、請求項(3)では、開閉扉を有する断熱性のコン
テナ本体と、コンテナ本体の内部空間に対向して配置さ
れた蓄冷剤内蔵の蓄冷体と、コンプレッサ、凝縮器、膨
張手段及び蓄冷用蒸発器からなる冷却回路とを具備した
冷却コンテナにおいて、コンプレッサ、凝縮器、膨張手
段及び蓄冷用補助蒸発器を具備し、且つ補助蒸発器の流
入側に切換手段を介して冷蔵用蒸発器を有するバイパス
管路を接続してなる第2の冷却回路を設け、該冷蔵用蒸
発器をコンテナの内部空間に対向して配置している。
(作 用) 請求項(1)記載の冷却コンテナでは、切換手段を蓄冷
用蒸発器側に切換えて冷却回路を作動させることで、該
蓄冷用蒸発器の冷却作用によって蓄冷体の蓄冷を行なう
ことができる。また、切換手段を冷蔵用蒸発器側に切換
えて冷却回路を作動させることで、該冷蔵用蒸発器の冷
却作用によってコンテナ内を冷却できると共に、蓄冷用
蒸発器の冷却作用によって蓄冷体の蓄冷を行なうことが
できる。つまり、この冷却コンテナでは、蓄冷体の蓄冷
とコンテナ内の冷却とを同時に行なうことが可能である
また、請求項(2)記載の冷却コンテナでは、蓄冷用蒸
発器を有する冷却回路を作動させることで、該蓄冷用蒸
発器の冷却作用によって蓄冷体の蓄冷を行なうことがで
きる。また、冷蔵用蒸発器を有する第2の冷却回路を作
動させることで、該冷蔵用蒸発器の冷却作用によってコ
ンテナ内を冷却することができる。つまり、この冷却コ
ンテナでは、蓄冷体の蓄冷とコンテナ内の冷却とを同時
に行なうことが可能である。
更に、請求項(3)記載の冷却コンテナでは、蓄冷用蒸
発器を有する冷却回路を作動させることで、該蓄冷用蒸
発器の冷却作用によって蓄冷体の蓄冷を行なうことがで
きる。また、切換手段を冷蔵用蒸発器側に切換えて第2
の冷却回路を作動させることで、該冷蔵用蒸発器の冷却
作用によってコンテナ内を冷却することができると共に
、切換手段を蓄冷用補助蒸発器側に切換えて第2の冷却
回路を作動させることで、該補助蒸発器の冷却作用によ
って蓄冷体の蓄冷を行なうことができる。つまり、この
冷却コンテナでは、蓄冷体の蓄冷とコンテナ内の冷却と
を同時に行なうことが可能であり、また2つの冷却回路
を用いて蓄冷体の蓄冷を行なうこともできる。
(実施例) 第1図乃至第11図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は冷却コンテナの側面断面図、第2図は冷却コン
テナの部分正面図、第3図は蓄冷体の斜視図、第4図は
第2の板状蒸発器の展開図、第5図は第1の冷却回路の
回路図、第6図は第2の冷却回路の回路図、第7図は制
御系の構成図、第8図は蓄冷・冷蔵モードのタイミング
チャート、第9図は蓄冷・冷蔵モードのフローチャート
、第10図は冷蔵モードのタイミングチャート、第11
図は冷蔵モードのフローチャートである。
まず、第1図乃至第4図を参照して冷却コンテナの全体
構成について説明する。
図において、1は断熱性を有するコンテナ本体であり、
該コンテナ本体1は、発泡ウレタン等の断熱材を充填さ
れ、且つ前面を開口した箱型ケース1aと、該開口に開
閉自在に設けられた開閉扉1bと、箱型ケース1aの下
面に設けられた複数のキャスター1Cと、箱型ケース1
aの上面に設けられた機械室1dとから構成されている
。コンテナ本体1の内壁上面は後方に向って下向きに傾
斜しており、また開閉扉1bの前面中央には、該開閉扉
用のロック装置1eが設けられている。また、機械室1
dからは後述する第1.第2の冷却回路9,10に電源
を導く電源コード1fが引出されている。
2はコンテナ本体1の前面上部に設けられた操作パネル
で、第2図に示すように電源投入によって点灯する電源
2aと、蓄冷・冷蔵モード用スイッチ2bと、蓄冷時に
点灯する蓄冷ランプ2cと、蓄冷完了時に点灯または点
滅する蓄冷完了ランプ2dと、冷蔵モード用スイッチ2
eと、冷蔵時に点灯する冷蔵ランプ2fを具備している
3はコンテナ本体1内の上部に配置された平板状の第1
の蓄冷体で、アルミ粉を混入した高熱伝導性の接着剤を
用いてその一面をコンテナ本体1の内壁上面の内側に貼
着されている。また、4はコンテナ本体1内の中間部に
配置された平板状の第2の蓄冷体で、横断面コ字形に屈
曲され、高熱伝導性の接着剤を用いてその一面をコンテ
ナ本体1の内壁背面及び側面の内側に貼着されている。
これら蓄冷体3.4は、第3図に示すように複数の密封
空間を連設した樹脂製の袋状パッケージ3a、4aと、
該パッケージ3a、4a内に充填された蓄冷剤3b、4
b、具体的は一2℃で凍結可能な潜熱蓄熱タイプのポリ
プロピレングリコールや塩化カルシウム等の蓄冷剤とか
ら構成されている。
5は冷媒流路5aを有する第1の板状蒸発器で、第1の
蓄冷体3の上面に高熱伝導性の接着剤を用いて貼着され
ている。また、6は2系統の冷媒流路6a、6bを有す
る第2の板状蒸発器で、横断面コ字形に屈曲され、第2
の蓄冷体4の外側面に高熱伝導性の接着剤を用いて貼着
されている。第2の板状蒸発器6は、第4図に示すよう
に熱交換面積の大きな上部冷媒流路6aと、熱交換面積
の小さな下部冷媒流路6bを同一面に独立して有してい
る。これら板状蒸発器5,6は夫々に対応した蓄冷体3
.4の冷却を行なう。
7は庫内冷却用(冷蔵用)のフィンチューブ式の蒸発器
で、除霜ヒータ7aを有し、コンテナ本体1の内壁上面
に配置されている。
8は冷気循環用の送風機で、コンテナ本体1の内壁上面
に蒸発器7と隣接して配置されている。
THI乃至TH5は温度検出用のサーミスタであり、T
RIは庫内の温度t1を、TH2は蒸発器7の温度t2
を夫々検出する。また、TH3乃至TH5は第2の蓄冷
体4の部分的な温度t3乃至t5を夫々検出するもので
、第1図及び第4図に示すようにコンテナ本体1の内壁
背面と第2の蓄冷体4との間に上下方向に間隔をおいて
配置されている。
次に、第5図及び第6図を参照して冷却コンテナに使用
される2つの冷却回路について説明する。
第5図に示した冷却回路9は、庫内の冷却と第2の蓄冷
体4の部分冷却を行なうもので、図中の9aはコンプレ
ッサ、9bは凝縮器、9Cは凝縮器用送風機、9dはド
ライヤ、9eは第1電磁弁、9fはキャピラリチューブ
等の第1膨張手段、6bは第2の板状蒸発器6の下部冷
媒流路、9gはアキュムレータ、9hは逆止弁である。
また、第1電磁弁9e及び第1膨張手段9fには、第2
電磁弁91.第2膨張手段9j、蒸発器7及び逆止弁9
kを介在したバイパス管路Bが並列に接続されている。
尚、図中8は冷気循環用の送風機であり、この第1の冷
却回路9の板状蒸発器6及び蒸発器7を除く他の機器は
機械室ld内に収容されている。
この第1の冷却回路9では、第1電磁弁9eを閉じ第2
電磁弁91を開けてコンプレッサ9a等を作動させるこ
とで、図中の実線矢印のように減圧後の一冷媒を蒸発器
7及び第2の板状蒸発器6の下部冷媒流路6bに順に流
通させて、庫内の冷却及び第2の蓄冷体4の部分冷却を
行なうことができる。また、第1電磁弁9eを開は第2
電磁弁91を閉じてコンプレッサ9aを作動させること
で、図中の破線矢印のように減圧後の冷媒を第2の板状
蒸発器6の下部冷媒流路6bのみに流通させて、第2の
蓄冷体4の部分冷却を行なうことができる。
第6図に示した冷却回路10は、第1の蓄冷体3の冷却
と第2の蓄冷体4の部分冷却を行なうもので、図中の1
0aはコンプレッサ、10bは凝縮器、10cは凝縮器
用送風機、10dはドライヤ、10eはキャピラリチュ
ーブ等の膨張手段、5aは第1の板状蒸発器5の冷媒流
路、6aは第2の板状蒸発器6の上部冷媒流路、10f
はアキュムレータ、10gは逆止弁である。この第2の
冷却回路10の板状蒸発器5.6を除く他の機器は機械
室1d内に収容されている。
この第2の冷却回路10では、コンプレッサ108等を
作動させることで、図中の実線矢印のように減圧後の冷
媒を第1の板状蒸発器5の冷媒流路5a及び第2の板状
蒸発器6の上部冷媒流路6aに順に流通させて、第1の
蓄冷体3の冷却及び第2の蓄冷体4の部分冷却を行なう
ことができる。
次に、第7図を参照して冷却コンテナの制御系の構成に
ついて説明する。
図において、11はマイクロコンピュータ構成の制御回
路で、蓄冷運転及び冷蔵運転の夫々に対応した制御プロ
グラムをメモリ内に格納している。
この制御回路11には、操作パネル2の蓄冷・冷蔵モー
ド用スイッチ2b及び冷蔵モード用スイッチ2eと4、
温度検出用のサーミスタTHI乃至TH5が接続されて
おり、操作信号及び温度検出信号が夫々入力される。ま
た、この制御回路11には、該制御回路11から送出さ
れた制御信号に基づいて第1の冷却回路9のコンプレッ
サ9a、蒸発器用送風機9c、冷気循環用送風機8及び
除霜ヒータ7aに駆動電力を、また第1.第2電磁弁9
e、9iに切換えのための駆動電力を夫々供給する駆動
回路11a乃至11eと、制御回路11から送出された
制御信号に基づいて第2の冷却回路10のコンプレッサ
10a及び蒸発器用送風機10cに夫々駆動電力を供給
する駆動回路11f及びl1gと、操作パネル2の各ラ
ンプ2a、2b及び2cが夫々接続されている。
上述の冷却コンテナは、蓄冷体の蓄冷と庫内の冷却を同
時に行なう蓄冷・冷蔵モードと、庫内の冷却を行なう冷
蔵モードの夫々で選択的に運転することが可能であり、
以下に各モードの運転について説明する。
まず、第8図及び第9図を参照して冷却コンテナにおけ
る蓄冷・冷蔵運転について説明する。
蓄冷体の冷却と同時に庫内を冷却する場合は、コンテナ
本体1の電源コード1fを商用電源に差し込んだ後、蓄
冷・冷蔵モード用スイッチ2bを入れる。これにより電
源ランプ2a及び蓄冷ランプ2cが点灯すると同時に、
第1の冷却回路9の第1電磁弁9eが閉じ第2電磁弁9
1が開けられ(Sl)、第1の冷却回路9と第2の冷却
回路10のコンプレッサ9a、10aが各送風機8,9
c、10cと共に作動する(S2)。
面冷却回路9,10の作動によって、第1の冷却回路9
では減圧のちの冷媒が蒸発器7及び第2の板状蒸発器6
の下部冷媒流路6bに順に流通し、一方、第2の冷却回
路10では減圧後の冷媒が第1の板状蒸発器5の冷媒流
路5a及び第2の板状蒸発器6の上部冷媒流路6aに順
に流通する。即ち、蒸発器7の冷却作用によって庫内が
冷却されると共に、両板状蒸発器5,6の冷却作用によ
って第1.第2の蓄冷体3,4の蓄冷が行なわれる。
サーミスタTHIによって検出される庫内温度t1が0
℃より低くなったところで(S3)、前記とは逆に第1
の冷却回路9の第1電磁弁9eが開き第2電磁弁91が
閉じられる(S4)。これにより、第1の冷却回路9で
は減圧後の冷媒が第2の板状蒸発器6の下部冷媒流路6
bのみに流通し、蒸発器7による庫内の冷却が抑制され
る。また、庫内温度t1が5℃よりも高くなったところ
で(S5)、再び第1電磁弁9eが閉じ第2電磁弁91
が開けられ(Sl)、つまり庫内温度t1は0℃≦t1
≦5℃の範囲内で維持される。
上述の庫内冷却の過程において第2の蓄冷体4の温度、
ここではサーミスタTH3乃至TH5で検出される蓄冷
体温度t3乃至t5の全てが一5℃以下になると(S6
)、面冷却回路9,10の作動が停止され(S7)、両
板状蒸発器5,6による蓄冷が抑制される。ここで各蓄
冷体3.4の蓄冷が完了する。
蓄冷が完了ところで、庫内温度t1が一り℃≦t1≦7
℃の範囲にあるか否かが判別され、範囲内にある場合に
は蓄冷ランプ2Cを消灯して蓄冷完了ランプ2dを点灯
させて(S9)、庫内温度t1が適温であることを使用
者に促し、また範囲外にある場合には蓄冷ランプ2cを
消灯して蓄冷完了ランプ2dを点滅させて(S10)、
庫内温度t1が不適温であることを使用者に促す。
蓄冷が完了した状態で電源を遮断すると蓄冷・冷蔵運転
が停止されるので、ここで所望温度に冷却されたコンテ
ナ本体1内に商品を収納し、冷却コンテナを車両に搭載
して商品の輸送を行なう。
この後も継続して蓄冷・冷蔵運転が行なわれる場合には
、庫内温度t1が5℃より高く、且つ蓄冷体温度t3乃
至t5の全てが一2℃以上で上記S1に戻り、また庫内
温度t1が5℃以上で、且つ蓄冷体3,4の温度t3乃
至t5が一2℃より低い場合には第1電磁弁9eが閉じ
第2電磁弁91が開けられた後に第1の冷却回路9のみ
が作動して上記S3に戻り、同様の蓄冷と冷蔵が引き続
いて行なわれる(S11乃至14)。
次に、第10図及び第11図を参照して冷却コンテナに
おける冷蔵運転について説明する。
冷却コンテナを配送センター等に輸送した後に該コンテ
ナを用いて商品の保管を行なう場合には、コンテナ本体
1の電源コード1fを商用電源に差込んだ後、冷蔵モー
ド用スイッチ2eを入れる。
これにより冷蔵ランプ2fが点灯すると同時に、サーミ
スタTH2によって検出される蒸発器温度t2が一2℃
より低いか否かが判別される(SPl)。t 2<−2
℃の場合には除霜ヒータ7aが30分間通電され、蒸発
器7に付着した霜が除去される(S P 2)。
蒸発器温度t2が一2℃以上である場合には、続いてタ
イマーがスタートし、第1の冷却回路9の第2電磁弁9
1のみが開き(SF3,5P4)、第1の冷却回路9の
コンプレッサ9aが各送風機8.9cと共に作動する(
S P 5)。
この第1の冷却回路9の作動によって、減圧後の冷媒が
蒸発器7及び第2の板状蒸発器6の下部冷媒流路6bに
順に流通し、蒸発器7の冷却作用によって庫内が冷却さ
れると共に、第2の板状蒸発器6の下部冷媒流路6bの
冷却作用によって第2の蓄冷体4の部分的な蓄冷が行な
われる。
サーミスタTHIによって検出される庫内温度t1が0
℃より低くなったところで(S P 6)、第1の冷却
回路9が停止し、蒸発器7による庫内の冷却が抑制され
る(S P 7)。また、庫内温度t1が5℃より高く
なったところで(SF3)、再び第1の冷却回路9が作
動し、つまり庫内温度t1は0℃≦t1≦5℃の範囲内
で維持される。
上述の庫内冷却の過程において、タイマースタートから
の時間Tが監視され(SF3)、スタートから4時間を
経過したところで上記SPIに戻り、再び除霜の有無が
判別される。
このように前述の冷却コンテナによれば、蓄冷・冷蔵運
転時には、各蓄冷体3,4の蓄冷と同時に庫内を所望温
度に冷却することができるので、蓄冷完了と同時に所望
温度に冷却されたコンテナ本体1内に商品を収納できる
ことは勿論、商品をコンテナ本体1内に収納したままで
各蓄冷体3゜4の蓄冷を行なうこともできる。
しかも、蓄冷と同時に庫内が冷却されるので、各蓄冷体
3,4及び各板状蒸発器5,6から庫内側に冷気が漏れ
ることを抑制することができ、これにより蓄冷時間の短
縮化を図ることができる。
また、2つの冷却回路9,10の各板状蒸発器5.6の
冷却作用によって各蓄冷体3,4の蓄冷を行なうことが
できるので、上記に作用との協働で蓄冷時間をより一層
短縮することができる。
更に、冷蔵運転時には庫内を所望温度に冷却維持できる
ので、冷却コンテナを配送センター等に輸送した後でも
収納商品を別の冷蔵庫等に移し代える必要がなく、同じ
冷却コンテナを用いて商品の保管を行なうことができる
更にまた、上記冷蔵運転時には第2の・板状蒸発器5を
部分的に利用して、第2の蓄冷体4の予備的な蓄冷を行
なうことができるので、冷蔵後に弓続いて蓄冷を行なう
場合の蓄冷時間を短縮化できる。
尚、蓄冷・冷蔵運転時及び冷蔵運転時における庫内温度
は、操作パネル2に温度選択スイッチ等を設けることで
任意に選択できるようにしてもよい。また、冷蔵及び蓄
冷を兼用した第1の冷却回路で蓄冷体の蓄冷を行なうよ
うにすれば、蓄冷専用の第2の冷却回路は必ずしも必要
なものではない。更に、第1の冷却回路から蓄冷用蒸発
器を排除し、該第1の冷却回路を冷蔵専用で用い、第2
の冷却回路を蓄冷専用で用いるようにしても同様の効果
を得ることができる。
(発明の効果) 以上詳述したように、請求項<1)記載の冷却コンテナ
によれば、切換手段を冷蔵用蒸発器側に切換えて冷却回
路を作動させることで、蓄冷体の蓄冷と同時に庫内を冷
却できるので、蓄冷完了と同時に所望温度に冷却された
コンテナ本体内に商品を収納できることは勿論、商品を
コンテナ本体内に収納したままで蓄冷体の蓄冷を行える
利点がある。しかも、蓄冷と同時に庫内が冷却されるの
で、蓄冷体及び蓄冷用蒸発器から庫内側に冷気が漏れる
ことを抑制することができ、これにより蓄冷時間の短縮
化を図ることができる。
また、請求項(2)記載の冷却コンテナによれば、蓄冷
用蒸発器を有する冷却回路と、冷蔵用蒸発器を有する第
2の冷却回路を作動させることで、蓄冷体の蓄冷と同時
に庫内を冷却できるので、蓄冷完了と同時に所望温度に
冷却されたコンテナ本体内に商品を収納できることは勿
論、商品をコンテナ本体内に収納したままで蓄冷体の蓄
冷を行える利点がある。しかも、蓄冷と同時に庫内が冷
却されるので、蓄冷体及び蓄冷用蒸発器から庫内側に冷
気が漏れることを抑制することができ、これにより蓄冷
時間の短縮化を図ることができる。また、冷蔵用蒸発器
を有する第2の冷却回路のみを作動させることで庫内冷
却を単独で行なうことができるので、冷却コンテナを配
送センター等に輸送した後でも収納商品を別の冷蔵庫等
に移し代える必要がなく、同じ冷却コンテナを用いて商
品の保管を行なうことができ、しかもこの冷蔵から蓄冷
への切換えも容易に行なえる利点がある。
更に、請求項(3)記載の冷却コンテナによれば、蓄冷
用蒸発器を有する冷却回路を作動させ、且つ切換手段を
冷蔵用蒸発器側に切換えて第2の冷却回路を作動させる
ことで、蓄冷体の蓄冷と同時に庫内を冷却できるので、
蓄冷完了と同時に所望温度に冷却されたコンテナ本体内
に商品を収納できることは勿論、商品をコンテナ本体内
に収納したままで蓄冷体の蓄冷を行える利点がある。し
かも、蓄冷と同時に庫内が冷却されるので、蓄冷体及び
蓄冷用蒸発器から庫内側に冷気が漏れることを抑制する
ことができ、その上、2つの冷却回路の蓄冷用蒸発器及
び補助蒸発器の冷却作用によって蓄冷を行なえることか
ら、蓄冷時間の大幅な短縮化を図ることができる。また
、第2の冷却回路のみを切換手段を冷蔵用蒸発器側に切
換えて作動させることで庫内冷却を主に行なうことがで
きるので、冷却コンテナを配送センター等に輸送した後
でも収納商品を別の冷蔵庫等に移し代える必要がなく、
同じ冷却コンテナを用いて商品の保管を行なうことがで
き、しかもこの冷蔵から蓄冷への切換えも容易に行なえ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は冷却コンテナの側面断面図、第2図は冷却コン
テナの部分正面図、第3図は蓄冷体の斜視図、第4図は
第2の板状蒸発器の展開図、第5図は第1の冷却回路の
回路図、第6図は第2の冷却回路の回路図、第7図は制
御系の構成図、第8図は蓄冷・冷蔵モードのタイミング
チャート、第9図は蓄冷・冷蔵モードのフローチャート
、第10図は冷蔵モードのタイミングチャート、第11
図は冷蔵モードのフローチャートである。 第12図及び第13図は従来の冷却コンテナを示すもの
で、第12図は冷却コンテナの側面断面図、第13図は
冷却回路の回路図である。 図中、1・・・コンテナ本体、1b・・・開閉扉、3゜
4・・・蓄冷体、5.6・・・板状蒸発器、7・・・蒸
発器、9.10・・・冷却回路、9a、10a・・・コ
ンプレッサ、9b、10b・・・凝縮器、9e・・・第
1電磁弁、91−−−第2電磁弁、9f、9j、  1
0e−・・膨張手段、B・・・バイパス管路。 特 許 出 願 人  サンデン株式会社代理人   
弁理士  吉1)精孝 昂だhノテナの側面断面図 第1図 粘五hンテナの部分正面図 第 図 第 図 第 図 第2の板状黒光器 第2の板状蒸絽の展開図 制御系のfM戚図 第7図 第 図 従来の冷万hンテナの9画断面図 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)開閉扉を有する断熱性のコンテナ本体と、コンテ
    ナ本体の内部空間に対向して配置された蓄冷剤内蔵の蓄
    冷体と、コンプレッサ、凝縮器、膨張手段及び蓄冷用蒸
    発器からなる冷却回路とを具備した冷却コンテナにおい
    て、 冷却回路の蓄冷用蒸発器の流入側に、切換手段を介して
    冷蔵用蒸発器を有するバイパス管路を接続し、 該冷蔵用蒸発器をコンテナの内部空間に対向して配置し
    た、 ことを特徴とする冷却コンテナ。
  2. (2)開閉扉を有する断熱性のコンテナ本体と、コンテ
    ナ本体の内部空間に対向して配置された蓄冷剤内蔵の蓄
    冷体と、コンプレッサ、凝縮器、膨張手段及び蓄冷用蒸
    発器からなる冷却回路とを具備した冷却コンテナにおい
    て、 コンプレッサ、凝縮器、膨張手段及び冷蔵用蒸発器から
    なる第2の冷却回路を設け、 該冷蔵用蒸発器をコンテナの内部空間に対向して配置し
    た、 ことを特徴とする冷却コンテナ。
  3. (3)開閉扉を有する断熱性のコンテナ本体と、コンテ
    ナ本体の内部空間に対向して配置された蓄冷剤内蔵の蓄
    冷体と、コンプレッサ、凝縮器、膨張手段及び蓄冷用蒸
    発器からなる冷却回路とを具備した冷却コンテナにおい
    て、 コンプレッサ、凝縮器、膨張手段及び蓄冷用補助蒸発器
    を具備し、且つ補助蒸発器の流入側に切換手段を介して
    冷蔵用蒸発器を有するバイパス管路を接続してなる第2
    の冷却回路を設け、 該冷蔵用蒸発器をコンテナの内部空間に対向して配置し
    た、 ことを特徴とする冷却コンテナ。
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