JP3123847B2 - 低温庫 - Google Patents

低温庫

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JP3123847B2
JP3123847B2 JP04350641A JP35064192A JP3123847B2 JP 3123847 B2 JP3123847 B2 JP 3123847B2 JP 04350641 A JP04350641 A JP 04350641A JP 35064192 A JP35064192 A JP 35064192A JP 3123847 B2 JP3123847 B2 JP 3123847B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、蓄冷剤の融解潜熱
を利用して貯蔵室内を冷却することが可能な低温庫に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】予め冷却装置により蓄冷剤を凍結させて
置き、その後蓄冷剤の融解潜熱によって貯蔵室内を冷却
する輸送用の低温庫について、出願人は先に特願平2−
307926号として出願した。
【0003】係る出願によれば、低温庫を交流電源に接
続した状態で、蓄冷剤の温度を検出する蓄冷剤温度セン
サーの出力に基づき、圧縮機を運転して冷却器により蓄
冷剤を凍結させ、蓄冷剤の凍結後には係る圧縮機の運転
制御に加えて、貯蔵室の温度を検出する庫内温度センサ
ーの出力に基づき送風機を運転して冷却器(及び蓄冷
剤)により冷却された冷気を貯蔵室内に供給し、貯蔵室
内を冷却して所定の低温に保持することができる。
【0004】そして、低温物品を輸送する際には低温庫
を交流電源から切り離すと共に、バッテリーにより送風
機を運転し、蓄冷剤の融解潜熱により冷却された冷気を
貯蔵室内に供給して冷却することにより、物品を低温状
態で円滑に輸送することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ホテル
やレストラン等においては、ケータリングと称される仕
出しサービスを行うところが増えて来ており、係る仕出
しサービスを行う上で食品を低温状態に保持したまま配
送する際にも(この場合5時間程の配送時間が見込まれ
る)、上記の如き低温庫は極めて有効に利用可能であ
る。
【0006】しかしながら、係るホテル等においては毎
日配送の必要性が発生するものではないため、低温庫は
通常ホテルの厨房内、即ち、交流電源が存在する場所に
設置され、通常の冷蔵庫として用いられることになる。
一方で、従来の低温庫の場合には先ず電源の投入から蓄
冷剤を凍結させ、この凍結運転を行いつつ、或いは凍結
が完了してから貯蔵室内の冷却を行うよう構成されてい
たため、係る厨房において冷蔵庫として使用する場合に
は種々の問題があった。
【0007】即ち、冷蔵庫として使用する場合には蓄冷
剤を凍結させる必要はなく、従って、従来の低温庫では
蓄冷剤凍結のためのエネルギーが無駄となる。また、蓄
冷剤を凍結させるために冷却器の蒸発温度も相当低くな
っているため、係る低温の冷却器によって貯蔵室内を冷
却すると、貯蔵室内の湿度が著しく低くなり、収納して
いる食品等の物品の乾燥が激しくなる。更に、圧縮機は
蓄冷剤の温度によって制御されるので、貯蔵室内の精度
の高い温度制御も困難となる。
【0008】更にまた、蓄冷剤を凍結させた後、冷蔵庫
としての運転を継続していると、蓄冷剤及び冷却器に空
気中の水分が霜となって成長し、やがて通風路が霜によ
って閉塞されて、冷気の流通が阻害され、冷却不能とな
ってしまう。加えて、係る霜を融解させるためには、凍
結した蓄冷剤をも融解させる必要があるため、通常の電
気ヒータ等の除霜装置では能力が足りずに除霜に長い時
間がかかり、その間の貯蔵室内温度上昇が著しくなる。
そのため、従来ではこの霜を早く溶かすためにホースに
よって冷却器及び蓄冷剤に散水しており、冷蔵庫として
使用する場合に大変面倒なものとなっていた。
【0009】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、設置して用いる場合に
は、冷蔵庫として極めて有効且つ円滑に使用することが
でき、輸送時には蓄冷剤の融解潜熱を利用して物品を円
滑に低温配送することができる低温庫を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の低温庫
1は、物品を貯蔵する貯蔵室8と、仕切部材により貯蔵
室8と区画された通風路14と、この通風路14内に設
置された蓄冷剤34、蓄冷剤凍結用冷却器33、及び冷
蔵庫運転用冷却器36と、交流電源ACにより運転され
る圧縮機26と、通風路14内の冷気を貯蔵室8内に強
制循環する送風機37と、圧縮機26から吐出されて冷
蔵庫運転用冷却器36及び蓄冷剤凍結用冷却器33に流
入する冷媒の流れを制御する流路切換装置(電磁弁3
9、42)と、実質的に貯蔵室8内の温度を検出する庫
内温度センサー51と、蓄冷剤34の温度を検出する蓄
冷剤温度センサー52と、運転モードを切り換えるため
の切換スイッチ(スイッチ61、62、63)と、庫内
温度センサー51、蓄冷剤温度センサー52及び切換ス
イッチの出力に基づいて圧縮機26、送風機37及び流
路切換装置(電磁弁39、42)を制御する制御装置5
6(マイクロコンピュータ71)と、交流電源ACの切
断時に送風機37及び制御装置56(マイクロコンピュ
ータ71)に給電するための蓄電池29と、冷蔵庫運転
用冷却器36に設けられた除霜装置(ヒータ53)と
具備しており、制御装置56(マイクロコンピュータ7
1)は切換スイッチ(スイッチ62、63)による冷蔵
庫運転モードでは、流路切換装置(電磁弁39)により
冷媒を冷蔵庫運転用冷却器36に流し、庫内温度センサ
ー51に基づいて圧縮機26を制御すると共に、除霜装
置(ヒータ53)により冷蔵庫運転用冷却器36の除霜
を行い、切換スイッチ(蓄冷運転スイッチ61)による
蓄冷運転モードでは、流路切換装置(電磁弁42)によ
り冷媒を蓄冷剤凍結用冷却器33に流し、蓄冷剤温度セ
ンサー52に基づいて圧縮機26を制御し、且つ、庫内
温度センサー51に基づいて送風機37を制御すること
を特徴とする。
【0011】更に、請求項2の発明の低温庫1は前記発
明において、制御装置56(マイクロコンピュータ7
1)は、交流電源ACの投入に引き続いて冷蔵庫運転モ
ードとなり、切換スイッチ(蓄冷運転スイッチ61)の
操作により蓄冷運転モードに切り換わると共に、切換ス
イッチ(蓄冷運転スイッチ61)の操作から所定時間経
過した場合は、冷蔵庫運転モードに復帰することを特徴
とする。
【0012】更にまた、請求項3の発明の低温庫1は前
記各発明において、制御装置56(マイクロコンピュー
タ71)は蓄冷運転モードにおいては蓄冷剤34の温度
が所定の凍結温度に達するまで圧縮機26を連続運転す
ると共に、凍結完了後は圧縮機26の運転・停止を繰り
返して蓄冷剤34の凍結状態を保持することを特徴とす
る。
【0013】請求項1の発明の低温庫1の場合、低温庫
1を厨房等に設置して用いるときは、切換スイッチ(ス
イッチ61、62、63)によって冷蔵庫運転モードと
する。それによって、制御装置56(マイクロコンピュ
ータ71)は流路切換装置(電磁弁39)により圧縮機
26からの冷媒を冷蔵庫運転用冷却器36に流すので、
貯蔵室8内にはこの冷蔵庫運転用冷却器36によって冷
却された冷気が送風機37によって強制循環されるよう
になる。従って、通常極めて蒸発温度の低い蓄冷剤凍結
用冷却器33による冷却を受けないので貯蔵室8内の乾
燥が抑制されると共に、蓄冷剤34の凍結を行わないの
で、その分のエネルギー消費を節減することができる。
【0014】特に、制御装置56(マイクロコンピュー
タ71)は庫内温度センサー51に基づいて圧縮機26
を制御するので、貯蔵室8内の精度の高い温度制御が可
能となり、通常の冷蔵庫として十分使用することが可能
となる。
【0015】そして、仕出し等の食品配送ために低温庫
1を輸送する場合には、切換スイッチ(蓄冷運転スイッ
チ61)によって蓄冷運転モードとする。それによっ
て、制御装置56(マイクロコンピュータ71)は流路
切換装置(電磁弁42)により圧縮機26からの冷媒を
蓄冷剤凍結用冷却器33に流して蓄冷剤34を凍結させ
る。この場合、蓄冷剤34は冷蔵庫運転用冷却器36に
よる冷気によって予冷されているので、常温から凍結さ
せる場合よりも蓄冷剤34を迅速に凍結することができ
る。また、凍結後は蓄冷剤34の融解潜熱により冷却さ
れた冷気を蓄電池29から給電される送風機37により
貯蔵室8内に強制循環し、庫内温度センサー51に基づ
いてこの送風機37の制御を行うので、交流電源ACが
切断された配送中にも、物品を低温状態に良好に保持す
ることが可能となる。
【0016】そして、冷蔵庫運転モードにおいて冷蔵庫
運転用冷却器36に成長した霜は、除霜装置(ヒータ5
3)によって除霜することができる。一方、蓄冷運転モ
ードにおいて蓄冷剤凍結用冷却器33に成長した霜は、
次回の冷蔵庫運転モードにおいて冷蔵庫運転用冷却器3
6による冷気によって昇華除霜されるので、従来の如く
散水によって霜の除去を行う必要も無くなる。
【0017】更に、請求項2の発明の低温庫1によれ
ば、交流電源ACの投入に引き続いて制御装置56(マ
イクロコンピュータ71)は自動的に冷蔵庫運転モード
になるので、冷蔵庫として設置して用いる場合に極めて
便利なものとなる。そして、切換スイッチ(蓄冷運転ス
イッチ61)の操作により蓄冷運転モードとしたとき、
切換スイッチ(蓄冷運転スイッチ61)の操作から所定
時間経過した場合は、自動的に冷蔵庫運転モードに復帰
するので、配送が中止になった場合にも、冷蔵庫運転モ
ードに戻すことを忘れることによって生じる蓄冷剤凍結
用冷却器33への霜の成長や、貯蔵室8内の温度制御性
の低下を未然に防止することができる。
【0018】更にまた、請求項3の発明の低温庫1によ
れば、蓄冷運転モードにおいて制御装置56(マイクロ
コンピュータ71)は、蓄冷剤34の温度が所定の凍結
温度に達するまで圧縮機26を連続運転するので、蓄冷
剤凍結を促進することができると共に、凍結後は圧縮機
26の運転・停止を繰り返して蓄冷剤34の凍結状態を
維持するので、配送準備に手間取り、出発時間が多少遅
延しても、蓄冷剤34の凍結状態を良好に保持して置く
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】 次に図面に基づき本発明の実施例
を説明する。図1は本発明の低温庫1の斜視図、図2は
低温庫1の縦断正面図、図3は低温庫1の縦断側面図、
図4は低温庫1の冷媒回路図である。低温庫1は前方に
開口する断熱箱体2と、断熱箱体2の左右側壁の内側に
間隔を存して相対向して立設された仕切部材としての左
右ダクト板3、4と、断熱箱体2の底壁上方に間隔を存
して開閉自在に取り付けられた仕切部材としてのデック
パン6と、断熱箱体2の背壁前側に間隔を存して立設さ
れた背面板7と、これら左右ダクト板3、4、デックパ
ン6及び背面板7に囲繞された貯蔵室8と、この貯蔵室
8の前面開口を開閉自在に閉塞する観音開き式の扉9、
11と、断熱箱体2の底壁下方に構成された機械室12
とから構成されている。
【0020】低温庫1の底面には、トラック等の輸送手
段の荷台に積載し易いように複数の車輪13が取り付け
られており、隅角部にはバンパー25が取り付けられて
いる。また、デックパン6及び左右ダクト板3、4の各
前端部は直角に折曲されて断熱箱体2に当接されてお
り、これによってデックパン6及び左右ダクト板3、4
と断熱箱体2の間には、貯蔵室8と区画された一連の通
風路14が構成されている。この通風路14はデックパ
ン6下方の下部ダクト16と、右ダクト板4右方の冷気
吐出ダクト17と、左ダクト板3左方の冷気吸込ダクト
18とから構成されている。貯蔵室8内には左右ダクト
板3、4間に渡って複数段のワイヤー棚19が架設され
ており、このワイヤー棚19にはそれぞれ食品を載置し
たトレー21が載置される。そして、右ダクト板4には
冷気吐出ダクト17と貯蔵室8とを連通する冷気吐出口
22が各ワイヤー棚19及びデックパン6上方の空間に
対応してそれぞれ穿設され、左ダクト板3には冷気吸込
ダクト18と貯蔵室8とを連通する冷気吸込口23がこ
れも各ワイヤー棚19及びデックパン6上方の空間に対
応してそれぞれ穿設されており、各冷気吐出口22及び
冷気吸込口23は図3に示す如く上方のワイヤー棚19
に対応するもの程その数が多くなっている。
【0021】前記機械室12には圧縮機26と、凝縮器
27と、凝縮器用送風機28と、蓄電池29が設置され
ており、その前面は前面板31によって閉塞されてい
る。また、機械室12の側部前面には表示操作パネル3
2が設けられており、この表示操作パネル32は前面板
31の透孔より前方に露出している。
【0022】前記デックパン6下方の下部ダクト16内
にはアルミロールボンド型の蓄冷剤凍結用冷却器33が
設置され、この蓄冷剤凍結用冷却器33には例えば凍結
点−7℃の蓄冷剤34が交熱関係に取り付けられてい
る。また、下部ダクト16の右端から冷気吐出ダクト1
7下端部に渡る通風路14の右下隅角部にはフィンチュ
ーブ型の冷蔵庫運転用冷却器36が前後に渡って設置さ
れている。更に、下部ダクト16の左端から冷気吸込ダ
クト18下端部に渡る通風路14の左下隅角部には、直
流モーターから成る庫内冷却用送風機37(実施例では
2基)が設けられている。
【0023】図4において、圧縮機26の吐出側から出
た吐出配管38には凝縮器27が接続され、凝縮器27
の出口側は二方に分岐し、一方は流路切換装置を構成す
る電磁弁39及びキャピラリチューブ41を介して前記
冷蔵庫運転用冷却器36に接続され、他方はこれも流路
切換装置を構成する電磁弁42及びキャピラリチューブ
43を介して前記蓄冷剤凍結用冷却器33に接続されて
いる。このとき、キャピラリチューブ43の流路抵抗は
キャピラリチューブ41よりも大きくされており、それ
によって蓄冷剤凍結用冷却器33における冷媒の蒸発温
度は冷蔵庫運転用冷却器36における蒸発温度より低く
され、実施例では蓄冷剤凍結用冷却器33における蒸発
温度は−20℃、冷蔵庫運転用冷却器36における蒸発
温度は−10℃とされている。
【0024】蓄冷剤凍結用冷却器33と冷蔵庫運転用冷
却器36から出た配管は合流されて吸込配管44とさ
れ、アキュムレータ46を介して圧縮機26の吸込側に
接続されているが、吸込配管44の一部は背面板7の裏
面にアルミテープ等の押さえ部材によって蛇行状に取り
付けられ、補助冷却器47を構成している。この補助冷
却器47は貯蔵室8の上部に対応して設けられており、
背面板7裏面と断熱箱体2の間には断熱材48が充填さ
れている。
【0025】冷気吸込ダクト18内には吸込空気の温度
から貯蔵室8内の温度を実質的に検出する庫内温度セン
サー51が設けられ、蓄冷剤34にはその温度を検出す
る蓄冷剤温度センサー52が設けられている。また、冷
蔵庫運転用冷却器36には除霜装置を構成する電気ヒー
タから成るヒータ53が取り付けられると共に、低温庫
1からは交流電源ACに接続するためのプラグ54が引
き出されている。
【0026】次に、図5は表示操作パネル32の正面図
を示し、図6は低温庫1の制御装置56の電気回路図を
示している。図5の表示操作パネル32には切換スイッ
チとしての蓄冷運転スイッチ61と、冷蔵庫運転時の貯
蔵室8内の温度を+5℃(冷蔵)と0℃(氷温)とに設
定するための5℃冷蔵選択スイッチ62及び0℃氷温選
択スイッチ63とが設けられており、下部には貯蔵室8
内の温度を表示するための表示器64が配設されてい
る。更に、表示操作パネル32には蓄冷運転スイッチ6
1が押されて点灯し、もう一度押されて消灯する蓄冷中
LED66と、蓄冷剤34の凍結完了を表示するための
蓄冷完了LED67と、5℃冷蔵選択スイッチ62が押
されて貯蔵室8内の設定温度が+5℃となっていること
を表示するための5℃選択LED68と、0℃氷温選択
スイッチ63が押されて貯蔵室8内の設定温度が0℃と
なっていることを表示する0℃選択LED69が配設さ
れている。
【0027】次に、図6の制御装置56は汎用マイクロ
コンピュータ71により構成されている。このマイクロ
コンピュータ71はメモリー71Mを有しており、マイ
クロコンピュータ71の入力には前記庫内温度センサー
51、蓄冷剤温度センサー52、蓄冷運転スイッチ6
1、5℃冷蔵選択スイッチ62及び0℃氷温選択スイッ
チ63の各出力が接続されており、マイクロコンピュー
タ71の出力には前記蓄冷中LED66、蓄冷完了LE
D67、5℃選択LED68、0℃選択LED69及び
表示器64が接続され、更に、出力にはリレーコイル7
2、73、74及び75が接続されている。
【0028】プラグ54を介して接続される交流電源A
Cには整流回路76が接続され、整流回路76からは前
記マイクロコンピュータ71及び蓄電池29に給電され
る。また、整流回路76の出力にはリレーコイル72の
常開接点72Aと直列に前記庫内冷却用送風機37が接
続されている。蓄電池29に充電された電荷は交流電源
ACの切断時に放電され、マイクロコンピュータ71と
庫内冷却用送風機37に給電できるように構成されてい
る。交流電源ACにはリレーコイル73の常開接点73
Aと直列にヒータ53が接続され、また、リレーコイル
74の常開接点74Aには圧縮機26及び凝縮器用送風
機28の並列回路が直列に接続されている。更に、リレ
ーコイル75の接点75Aは二連接点により構成されて
おり、一方の常閉接点には電磁弁39が直列に接続さ
れ、他方の常開接点には電磁弁42が直列に接続されて
いる。
【0029】次に、図7に示すマイクロコンピュータ7
1のフローチャート、及び、図8の温度推移とタイミン
グチャートを参照しながら低温庫1の動作を説明する。
低温庫1がホテルの厨房等に設置され、プラグ54が交
流電源ACに接続されると、整流回路76はマイクロコ
ンピュータ71に給電し、蓄電池29にも充電を開始す
る。マイクロコンピュータ71は係る交流電源ACの印
加により、次にステップS1にて庫内温度センサー5
1、蓄冷剤温度センサー52、蓄冷運転スイッチ61、
5℃冷蔵選択スイッチ62及び0℃氷温選択スイッチ6
3の各出力により温度や設定等のデータを読み込み、メ
モリー71Mにセット(記憶)する。ここでは、0℃氷
温選択スイッチ63が押されて貯蔵室8の設定温度は0
℃となっており、マイクロコンピュータ71は0℃選択
LED69を点灯させているものとする。
【0030】次に、ステップS2でマイクロコンピュー
タ71は先ず冷蔵庫運転モードとなり、リレーコイル7
5を非通電として接点75Aを常閉接点に閉じ、電磁弁
39を開いて(図8のハッチング部分)電磁弁42を閉
じる。また、マイクロコンピュータ71は庫内温度セン
サー51の出力に基づき貯蔵室内温度が+O.5℃以上
に上昇したらリレーコイル74に通電し、常開接点74
Aを閉じて圧縮機26及び凝縮器用送風機28を運転
(ON)し、貯蔵室内温度が−O.5℃以下に降下した
らリレーコイル74を非通電として圧縮機26及び凝縮
器用送風機28を停止(OFF)する。更に、マイクロ
コンピュータ71はリレーコイル72に通電して常開接
点72Aを常時閉じ、それによって庫内冷却用送風機3
7を連続運転(ON)する。
【0031】係る冷蔵庫運転により、圧縮機26から吐
出された冷媒は凝縮器27で凝縮された後、電磁弁39
を経てキャピラリチューブ41にて減圧され、冷蔵庫運
転用冷却器36に流入して蒸発する。これによって冷蔵
庫運転用冷却器36は冷却作用を発揮するが、蓄冷剤凍
結用冷却器33には冷媒の流入が無いので冷却作用は発
揮しない。冷蔵庫運転用冷却器36を出た低温冷媒は吸
込配管44から補助冷却器47を経て圧縮機26に帰還
する。一方、庫内冷却用送風機37は運転されて冷気吸
込ダクト18内の空気を吸引し、下部ダクト16内の蓄
冷剤凍結用冷却器33方向に吹き出すので、係る冷蔵庫
運転用冷却器36の冷却作用により冷却された通風路1
4内の冷気は庫内冷却用送風機37の運転によって図2
中破線矢印の如く冷気吐出ダクト17方向に吹き上げら
れ、貯蔵室8右側の冷気吐出口22から各ワイヤー棚1
9及びデックパン6上方の空間に吹き出される。各ワイ
ヤー棚19及びデックパン6上方の空間を循環した冷気
はそのまま貯蔵室8左方に流れ、左側の冷気吸込口23
から冷気吸込ダクト18内に流入して庫内冷却用送風機
37に帰還する。係る冷却によって貯蔵室内温度は徐々
に低下して行き、やがて設定温度(0℃)に制御され
る。
【0032】このとき、冷気吐出ダクト17及び冷気吸
込ダクト18を貯蔵室8の両側に構成し、冷気は貯蔵室
8内を左右方向に循環されるようにしているので、低温
庫1全体の奥行き寸法を縮小することができる。また、
冷気吐出口22及び冷気吸込口23の数は上方程多くさ
れているので、温度が高くなり勝ちな貯蔵室8内上部の
冷気循環量を多くして貯蔵室8内を均一に冷却すること
ができる。更に、補助冷却器47に流入した低温冷媒に
より貯蔵室8内は背面板7からも冷却作用を受け、特
に、上部に補助冷却器47が存在することにより、温度
が高くなり勝ちな貯蔵室8内上部の冷却をより良好に達
成することができる。更にまた、冷蔵庫運転用冷却器3
6の蒸発温度は比較的高いので、係る冷蔵庫運転におけ
る収納食品の乾燥は抑制され、貯蔵室8内は高湿度(例
えば80%等)に維持される。そして、蓄冷剤34は係
る冷蔵庫運転用冷却器36の冷気の流通によって0℃程
に予冷される。
【0033】また、交流電源ACの投入からマイクロコ
ンピュータ71は自動的に冷蔵庫運転モードとなるの
で、低温庫1を設置して冷蔵庫として使用する場合の使
用性が向上する。また、庫内温度センサー51に基づい
て圧縮機26を制御するので、貯蔵室8内の温度制御を
精度良く達成することができるようになる。ところで、
係るステップS2の冷蔵庫運転中、マイクロコンピュー
タ71はその機能としてのタイマーにより運転時間を積
算しており、例えば12時間経過するとリレーコイル7
4を非通電として圧縮機26を停止すると共に、リレー
コイル73に通電して常開接点73Aを閉じ、ヒータ5
3に通電して冷蔵庫運転用冷却器36の除霜(デフ)を
開始する。この除霜は冷蔵庫運転用冷却器36の所定の
除霜終了温度(+8℃等)にて終了されるが、このよう
に冷蔵庫運転用冷却器36をヒータ53で除霜すること
ができることにより、従来の如き散水による除霜を行う
必要が無くなり、低温庫1を通常の冷蔵庫と全く同じよ
うに円滑に使用することができるようになる。
【0034】係る冷蔵庫運転はステップS3により蓄冷
運転スイッチ61が押されるまで実行される。そして、
ケータリングの予定が入り低温庫1を輸送する必要が生
じた場合には、蓄冷運転スイッチ61を押す。するとマ
イクロコンピュータ71はステップS3からステップS
4に進んで蓄冷運転モードとなり、蓄冷運転を開始す
る。この蓄冷運転では、マイクロコンピュータ71はリ
レーコイル75に通電して接点75Aを常開接点に閉
じ、電磁弁42を開いて電磁弁39を閉じる。また、マ
イクロコンピュータ71は後述する凍結完了条件が満足
されるまでリレーコイル74を連続通電して圧縮機26
を連続運転すると共に、庫内温度センサー51の出力に
基づいて貯蔵室内温度が+O.5℃以上に上昇したらリ
レーコイル72に通電し、常開接点72Aを閉じて庫内
冷却用送風機37を運転(ON)し、貯蔵室内温度が−
O.5℃以下に降下したらリレーコイル72を非通電と
して庫内冷却用送風機37を停止(OFF)するように
なる。
【0035】係る蓄冷運転により、圧縮機26から吐出
された冷媒は凝縮器27で凝縮された後、電磁弁42を
経てキャピラリチューブ43にて減圧され、蓄冷剤凍結
用冷却器33に流入して蒸発する。これによって蓄冷剤
凍結用冷却器33は冷却作用を発揮するが、冷蔵庫運転
用冷却器36には冷媒の流入が無いので冷却作用は発揮
しない。蓄冷剤凍結用冷却器33を出た低温冷媒は吸込
配管44から補助冷却器47を経て圧縮機26に帰還す
る。係る蓄冷剤凍結用冷却器33により蓄冷剤34は直
接冷却され、その温度は図8中破線で示す如く降下して
行く。特に、このとき圧縮機8は連続運転されるので、
凍結は迅速に進行する。そして、蓄冷剤の34の温度は
やがて凍結点の−7℃に達するが、このとき、蓄冷剤3
4は冷蔵庫運転において0℃付近に予冷されているの
で、蓄冷剤34の凍結までの時間を更に短縮することが
できる。一方、庫内冷却用送風機37は蓄冷剤凍結用冷
却器33の冷却作用により冷却された通風路14内の冷
気を前述同様に図2中破線矢印の如く冷気吐出ダクト1
7方向に吹き上げ、貯蔵室8右側の冷気吐出口22から
各ワイヤー棚19及びデックパン6上方の空間に吹き出
す。
【0036】係る冷却によって貯蔵室内温度は設定温度
(0℃)に制御されるが、このとき、前述の如く温度が
高くなり勝ちな貯蔵室8内上部の冷気流通量を多くして
いるので、温度の高くなり勝ちな貯蔵室8内上部を良好
に冷却できる。また、補助冷却器47に流入した低温冷
媒により貯蔵室8内は背面板7からも冷却作用を受ける
ので、蓄冷剤34の凍結のために貯蔵室8の冷却能力が
低下している蓄冷運転中にも貯蔵室8内を良好に冷却す
ることができる。特に、上部に補助冷却器47が存在す
ることにより、温度が高くなり勝ちな貯蔵室8内上部の
冷却をより良好に行い、蓄冷運転中における貯蔵室8内
の冷却を円滑に、且つ、均一に達成することができるよ
うになる。
【0037】係る蓄冷運転はステップS5で前記凍結完
了条件が満足されるまで実行され、蓄冷剤34の凍結が
完了し、その温度が更に低下して−12℃に達した後1
0分が経過し、且つ、このとき蓄電池29の充電が完了
していれば前述の凍結完了条件が満足される。マイクロ
コンピュータ71は蓄冷剤温度センサー52の出力に基
づいてこれを判断し、上記凍結完了条件が満足されると
ステップS5からステップS6に進んで凍結保持運転に
移行する。
【0038】この凍結保持運転では、マイクロコンピュ
ータ71は蓄冷剤温度センサー52の出力に基づいて蓄
冷剤温度が−12℃以上に上昇したらリレーコイル74
に通電し、常開接点74Aと閉じて圧縮機26を運転
(ON)し、蓄冷剤温度が−14℃以下に降下したらリ
レーコイル74を非通電として圧縮機26を停止(OF
F)することにより、蓄冷剤34を凍結した状態に保持
するようになる。従って、仕出し準備に手間取り、配送
が遅れた場合にも蓄冷剤34は凍結状態に保持される。
また、マイクロコンピュータ71は庫内温度センサー5
1の出力に基づいて蓄冷運転同様に庫内冷却用送風機3
7を制御して貯蔵室8内の温度を0℃に維持する。
【0039】係る凍結保持運転はステップS7でプラグ
54が抜かれ、交流電源ACが切断されるまで継続され
るが、マイクロコンピュータ71はその機能としてのタ
イマーによりステップS8で蓄冷運転スイッチ61が押
されてからの時間(蓄冷運転モードに入ってからの時
間)を監視しており、例えば24時間が経過するとステ
ップS2に戻って冷蔵庫運転モードに復帰する。従っ
て、ケータリングの予定が入り蓄冷運転を開始したが、
その後配送が中止となった場合、冷蔵庫運転モードに戻
すことを使用者が忘れたとしても、マイクロコンピュー
タ71が自動的に冷蔵庫運転モードに復帰するので、蓄
冷運転モードを継続することにより生じる蓄冷剤凍結用
冷却器33への霜の成長や、貯蔵室8内の温度制御性の
低下を未然に防止することができるようになる。一方、
蓄冷運転モードにおいて蓄冷剤凍結用冷却器33に成長
した霜は、次回の冷蔵庫運転モードにおいて冷蔵庫運転
用冷却器36による冷気によって昇華除霜されるので、
従来の如く散水によって蓄冷剤凍結用冷却器33の霜の
除去を行う必要も無くなる。
【0040】また、凍結保持運転においては蓄冷剤凍結
用冷却器33における冷媒の蒸発も少なくなるので、吸
込配管44には比較的多量の未蒸発液冷媒が流入するよ
うになる。しかしながら、係る液冷媒は補助冷却器47
に流入してそこで蒸発し、貯蔵室8の冷却に供されるの
で、圧縮機26への液戻りによる部品の損傷発生を未然
に防止することができるようになる。
【0041】前記24時間が経過する以前にプラグ54
が抜かれて配送が開始されると、交流電源ACの切断に
よりマイクロコンピュータ71はステップS7からステ
ップS9に進んで保冷運転に入る。この保冷運転におい
てはマイクロコンピュータ71及び庫内冷却用送風機3
7には蓄電池29から給電される。そして、マイクロコ
ンピュータ71は庫内温度センサー51の出力に基づい
て蓄冷運転同様に庫内冷却用送風機37を制御する。こ
の保冷運転では係る庫内冷却用送風機37の運転によ
り、蓄冷剤34の融解潜熱によって冷却された冷気が前
述同様に貯蔵室8内に循環されるので、交流電源ACの
無い配送中においても貯蔵室8内の温度を0℃に維持
し、それによって内部の食品の品質を良好に保持しなが
ら円滑に配送することができるようになる。
【0042】係る保冷運転は配送が終了し、再び交流電
源ACが印加されるまでステップS10により継続され
るが、マイクロコンピュータ71はその機能としてのタ
イマーによりステップS7で交流電源ACが断たれてか
らの時間(保冷運転に入ってからの時間)を監視してお
り、例えば6時間が経過するとステップS12に進んで
保冷運転を終了し、表示操作パネル32の各LED66
〜69及び表示器64を消灯(OFF)する。これによ
って蓄電池29の消耗を低減するが、メモリー71Mの
セット内容は記憶して置く(ON)。次に、ステップS
13に進んで交流電源ACが入れられたか否か判断し、
印加されたらステップS2に進んで冷蔵庫運転モードに
復帰するが、印加されなければステップS14に進んで
マイクロコンピュータ71の機能として有するタイマー
により交流電源ACの切断(ステップS7)から3日間
経過したか否か判断して、3日経過したら全ての電源を
切り終了する。
【0043】即ち、マイクロコンピュータ71は交流電
源ACが切断されてから3日間メモリー72M内の設定
内容を記憶して置くので、使用者が電源投入を忘れた場
合にも、3日間は元の設定内容を再確認することができ
るよう構成されている。
【0044】尚、実施例ではホテルの仕出し用として本
発明の低温庫1を説明したが、他のあらゆる低温物品輸
送に本発明は有効である。また、実施例における各温度
(冷蔵、氷温)や時間等の値は使用用途に応じて種々変
更可能(例えば、冷凍仕様等)であることは云うまでも
ない。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、低温庫を交流電源が存在する場所に設置して用いる
ときは、切換スイッチによって冷蔵庫運転モードとする
ことにより、制御装置は流路切換装置によって圧縮機か
らの冷媒を冷蔵庫運転用冷却器に流すので、貯蔵室内に
はこの冷蔵庫運転用冷却器によって冷却された冷気が送
風機によって強制循環されるようになる。従って、通常
極めて蒸発温度の低い蓄冷剤凍結用冷却器による冷却を
受けないので、貯蔵室内の乾燥が抑制されると共に、蓄
冷剤の凍結を行わないので、その分のエネルギー消費を
節減することができる。特に、制御装置は庫内温度セン
サーに基づいて圧縮機を制御するので、貯蔵室内の精度
の高い温度制御が可能となり、通常の冷蔵庫として円滑
に使用することが可能となるものである。
【0046】そして、食品等の配送ために低温庫を輸送
する場合には、切換スイッチによって蓄冷運転モードと
することによって、制御装置は流路切換装置により圧縮
機からの冷媒を蓄冷剤凍結用冷却器に流して蓄冷剤を凍
結させる。このとき、蓄冷剤は冷蔵庫運転用冷却器によ
る冷気によって予冷されているので、常温から凍結させ
る場合よりも蓄冷剤を迅速に凍結させ、配送を迅速に行
うことができるようになる。また、凍結後は蓄冷剤の融
解潜熱により冷却された冷気を蓄電池から給電される送
風機により貯蔵室内に強制循環し、庫内温度センサーに
基づいてこの送風機の制御を行うので、交流電源が切断
された配送中にも、物品を低温状態に良好に保持するこ
とできるようになるものである。
【0047】また、冷蔵庫運転モードにおいて冷蔵庫運
転用冷却器に成長した霜は、除霜装置によって除霜する
ことができるので、冷蔵庫としての使用性が一段と向上
する。一方、蓄冷運転モードにおいて蓄冷剤凍結用冷却
器に成長した霜は、次回の冷蔵庫運転モードにおいて冷
蔵庫運転用冷却器による冷気によって昇華除霜されるの
で、従来の如く散水によって蓄冷剤凍結用冷却器の霜の
除去を行う必要も無くなり、総じて低温庫の冷却能力を
常に良好な状態に、簡単に維持することが可能となるも
のである。
【0048】更に、請求項2の発明によれば、交流電源
の投入に引き続いて制御装置は自動的に冷蔵庫運転モー
ドになるので、冷蔵庫として設置して用いる場合に極め
てその使用性が円滑なものとなる。そして、切換スイッ
チの操作により蓄冷運転モードとしたとき、切換スイッ
チの操作から所定時間経過した場合は、自動的に冷蔵庫
運転モードに復帰するので、配送が中止になった場合に
も、冷蔵庫運転モードに戻すことを忘れることによって
生じる蓄冷剤凍結用冷却器への霜の成長や、貯蔵室内の
温度制御性の低下を未然に防止することができるもので
ある。
【0049】更にまた、請求項3の発明によれば、蓄冷
運転モードにおいて制御装置は、蓄冷剤の温度が所定の
凍結温度に達するまで圧縮機を連続運転するので、蓄冷
剤凍結を促進することができると共に、凍結後は圧縮機
の運転・停止を繰り返して蓄冷剤の凍結状態を維持する
ので、配送準備に手間取り、出発時間が多少遅延して
も、蓄冷剤の凍結状態を良好に保持して置くことができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温庫の斜視図である。
【図2】低温庫の縦断正面図である。
【図3】低温庫の縦断側面図である。
【図4】低温庫の冷媒回路図である。
【図5】表示操作パネルの正面図である。
【図6】低温庫の電気回路図である。
【図7】マイクロコンピュータのプログラムを示すフロ
ーチャートである。
【図8】貯蔵室内温度と蓄冷剤温度の時間推移及び各機
器の運転状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 低温庫 8 貯蔵室 14 通風路 26 圧縮機 29 蓄電池 33 蓄冷剤凍結用冷却器 34 蓄冷剤 36 冷蔵庫運転用冷却器 37 庫内冷却用送風機(送風機) 39 電磁弁 42 電磁弁 51 庫内温度センサー 52 蓄冷剤温度センサー 53 ヒータ 56 制御装置 61 蓄冷運転スイッチ(切換スイッチ) 71 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−195175(JP,A) 特開 平4−52478(JP,A) 特開 平4−48179(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/00 - 16/00 F25D 27/00 - 31/00 F25B 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を貯蔵する貯蔵室と、仕切部材によ
    り前記貯蔵室と区画された通風路と、該通風路内に設置
    された蓄冷剤、該蓄冷剤凍結用冷却器、及び冷蔵庫運転
    用冷却器と、交流電源により運転される圧縮機と、前記
    通風路内の冷気を前記貯蔵室内に強制循環する送風機
    と、前記圧縮機から吐出されて前記冷蔵庫運転用冷却器
    及び前記蓄冷剤凍結用冷却器に流入する冷媒の流れを制
    御する流路切換装置と、実質的に前記貯蔵室内の温度を
    検出する庫内温度センサーと、前記蓄冷剤の温度を検出
    する蓄冷剤温度センサーと、運転モードを切り換えるた
    めの切換スイッチと、前記庫内温度センサー、蓄冷剤温
    度センサー及び切換スイッチの出力に基づいて前記圧縮
    機、送風機及び流路切換装置を制御する制御装置と、前
    記交流電源の切断時に前記送風機及び制御装置に給電す
    るための蓄電池と、前記冷蔵庫運転用冷却器に設けられ
    た除霜装置とを具備し、前記制御装置は前記切換スイッ
    チによる冷蔵庫運転モードでは、前記流路切換装置によ
    り冷媒を前記冷蔵庫運転用冷却器に流し、前記庫内温度
    センサーに基づいて前記圧縮機を制御すると共に、前記
    除霜装置により前記冷蔵庫運転用冷却器の除霜を行い、
    前記切換スイッチによる蓄冷運転モードでは、前記流路
    切換装置により冷媒を前記蓄冷剤凍結用冷却器に流し、
    前記蓄冷剤温度センサーに基づいて前記圧縮機を制御
    し、且つ、前記庫内温度センサーに基づいて前記送風機
    を制御することを特徴とする低温庫。
  2. 【請求項2】 制御装置は、交流電源の投入に引き続い
    て冷蔵庫運転モードとなり、切換スイッチの操作により
    蓄冷運転モードに切り換わると共に、前記切換スイッチ
    の操作から所定時間経過した場合は、前記冷蔵庫運転モ
    ードに復帰することを特徴とする請求項1の低温庫。
  3. 【請求項3】 制御装置は、蓄冷運転モードにおいては
    蓄冷剤の温度が所定の凍結温度に達するまで圧縮機を連
    続運転すると共に、凍結完了後は前記圧縮機の運転・停
    止を繰り返して蓄冷剤の凍結状態を保持することを特徴
    とする請求項1又は請求項2の低温庫。
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