JPH0447742B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0447742B2 JPH0447742B2 JP58030917A JP3091783A JPH0447742B2 JP H0447742 B2 JPH0447742 B2 JP H0447742B2 JP 58030917 A JP58030917 A JP 58030917A JP 3091783 A JP3091783 A JP 3091783A JP H0447742 B2 JPH0447742 B2 JP H0447742B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- seat plate
- synthetic resin
- bolt
- washer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 15
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- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 12
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
高層、超高層建築物の間仕切壁には、作業の能
率化、乾式化、システム化等のために、軽量鉄骨
下地、ボード貼の間仕切壁が多く使用されてい
る。近年これら軽量間仕切壁からの軋み音、所謂
擦過音が発生することが問題となつてきている。
率化、乾式化、システム化等のために、軽量鉄骨
下地、ボード貼の間仕切壁が多く使用されてい
る。近年これら軽量間仕切壁からの軋み音、所謂
擦過音が発生することが問題となつてきている。
前記擦過音は特に超高層建築物において風圧等
により層間変位が生じ、軽量鉄骨下地に使用され
るランナ、スタツドとボードの変形、移動により
生起する。これは在来の間仕切壁においては、上
部ランナは梁または上部スラブに固定され、下部
ランナは下部スラブ等に固定されるため、層間変
位の生じた場合、下地軽量鉄骨材、ボードとの間
の変形、移動が避けられないために生じるもので
ある。
により層間変位が生じ、軽量鉄骨下地に使用され
るランナ、スタツドとボードの変形、移動により
生起する。これは在来の間仕切壁においては、上
部ランナは梁または上部スラブに固定され、下部
ランナは下部スラブ等に固定されるため、層間変
位の生じた場合、下地軽量鉄骨材、ボードとの間
の変形、移動が避けられないために生じるもので
ある。
本発明はこのような問題点を解決するために提
案されたものであつて、ボードを下部スラブに固
定された下部ランナ及び上部ランナ並にスタツド
に固定し、上部スラブまたは梁より所定間隔毎に
植設されたボルトを前記上部ランナに列設された
溝孔に遊挿し、下面に中央円筒状部が垂設された
摩擦係数の小さい合成樹脂製座板が重層接着され
た上部座金を前記ボルトに螺着するとともに、前
記中央円筒状部を上部ランナーの溝孔に遊嵌し、
摩擦係数の小さい合成樹脂製座板が上面に重層接
着された下部座金を前記ボルトに遊嵌してナツト
で緊締し、前記上部ランナを前記上下各座金で挟
着するとともに、前記下部合成樹脂製座板の中央
透孔に、前記上部合成樹脂製座板の中央円筒状部
を嵌合してなることを特徴とする間仕切壁に係る
ものである。
案されたものであつて、ボードを下部スラブに固
定された下部ランナ及び上部ランナ並にスタツド
に固定し、上部スラブまたは梁より所定間隔毎に
植設されたボルトを前記上部ランナに列設された
溝孔に遊挿し、下面に中央円筒状部が垂設された
摩擦係数の小さい合成樹脂製座板が重層接着され
た上部座金を前記ボルトに螺着するとともに、前
記中央円筒状部を上部ランナーの溝孔に遊嵌し、
摩擦係数の小さい合成樹脂製座板が上面に重層接
着された下部座金を前記ボルトに遊嵌してナツト
で緊締し、前記上部ランナを前記上下各座金で挟
着するとともに、前記下部合成樹脂製座板の中央
透孔に、前記上部合成樹脂製座板の中央円筒状部
を嵌合してなることを特徴とする間仕切壁に係る
ものである。
本発明においては前記したように、ボードを上
下部各ランナ及びスタツドに固定して壁体な剛な
ものとし、上部ランナに列設された長溝孔に上部
スラブ、若しくは梁より所定間隔毎に植立された
ボルトを遊挿し、同ボルトによつて上部ランナを
緊締するようにしたので、層間変位の生起した場
合、前記ボルトと上部ランナの長溝孔との間に生
起するスライドによつて前記変位が吸収され、壁
面に変形等を生起せしめず、擦過音が防止され
る。
下部各ランナ及びスタツドに固定して壁体な剛な
ものとし、上部ランナに列設された長溝孔に上部
スラブ、若しくは梁より所定間隔毎に植立された
ボルトを遊挿し、同ボルトによつて上部ランナを
緊締するようにしたので、層間変位の生起した場
合、前記ボルトと上部ランナの長溝孔との間に生
起するスライドによつて前記変位が吸収され、壁
面に変形等を生起せしめず、擦過音が防止され
る。
しかも本発明によれば前記したように摩擦係数
の小さい合成樹脂製座板を夫々下面及び上面に重
層した上部座金及び下部座金によつて上部ランナ
ーを挟着しているので、同上部ランナーと上下座
金の合成樹脂製座板の接触面のスライドによつて
変形を有効に吸収しうるものであり、また前記合
成樹脂製座板の中央円筒状部が、前記合成樹脂製
下部座板の中央透孔に嵌合していることによつて
擦過音が遮蔽される。更にまた前記上部座金を前
記ボルトに対して進退動することによつてボード
取付時の締付力を調整しうるものであつて、この
結果、本発明によれば地震時の大きな水平変形に
も追従できる。
の小さい合成樹脂製座板を夫々下面及び上面に重
層した上部座金及び下部座金によつて上部ランナ
ーを挟着しているので、同上部ランナーと上下座
金の合成樹脂製座板の接触面のスライドによつて
変形を有効に吸収しうるものであり、また前記合
成樹脂製座板の中央円筒状部が、前記合成樹脂製
下部座板の中央透孔に嵌合していることによつて
擦過音が遮蔽される。更にまた前記上部座金を前
記ボルトに対して進退動することによつてボード
取付時の締付力を調整しうるものであつて、この
結果、本発明によれば地震時の大きな水平変形に
も追従できる。
また本発明によれば前記したように構造体の層
間屁にが間仕切壁面に変形を生起せしめないの
で、クロス仕上げ、ペンキ仕上げ等、仕上材の破
損が防止されるものであり、更に上部ランナの長
溝孔は間隔を一定にして工場加工は可能であり、
取付手間も従来の間仕切壁の場合に比して少なく
て済む等、本発明は多くの利点を有するものであ
る。
間屁にが間仕切壁面に変形を生起せしめないの
で、クロス仕上げ、ペンキ仕上げ等、仕上材の破
損が防止されるものであり、更に上部ランナの長
溝孔は間隔を一定にして工場加工は可能であり、
取付手間も従来の間仕切壁の場合に比して少なく
て済む等、本発明は多くの利点を有するものであ
る。
以下本発明を図示の実施例について説明する。
１は間仕切壁のボードで、上部ランナ２、下部
ランナ３及びスタツド４にビス５等を介して固着
され、剛性の大きい壁体が構成されている。
ランナ３及びスタツド４にビス５等を介して固着
され、剛性の大きい壁体が構成されている。
下部ランナ３はアンカ６を介して下部スラブ７
に固定されている。
に固定されている。
上部スラブまたは梁８には所定間隔毎にフツク
ボルト９が植設され、上部ランナ２に列設された
長溝孔２ａに遊挿され、更に耐摩擦性がよく、摩
擦係数の小さい合成樹脂製座板１０の重層接着さ
れた上部座金１１のねじ孔１１ａを前記ボルト９
に螺合するとともに、前記座板１０の中央円筒状
部１０ａを長溝孔２ａに貫挿し、前記ボルト９の
上部ランナ２における長溝孔２ａの貫通部には、
前記座板１０と同一材料より構成された合成樹脂
製座板１２の重層接着された下部座金１３を嵌装
するとともに、前記座板１２の透孔１２ａ内周面
に前記座板１０の円筒状部１０ａを嵌合せしめ、
ナツト１４をボルト９に螺着緊締して、上部ラン
ナ２を前記ボルト９を介して梁８に可摺動的に取
付けるものである。
ボルト９が植設され、上部ランナ２に列設された
長溝孔２ａに遊挿され、更に耐摩擦性がよく、摩
擦係数の小さい合成樹脂製座板１０の重層接着さ
れた上部座金１１のねじ孔１１ａを前記ボルト９
に螺合するとともに、前記座板１０の中央円筒状
部１０ａを長溝孔２ａに貫挿し、前記ボルト９の
上部ランナ２における長溝孔２ａの貫通部には、
前記座板１０と同一材料より構成された合成樹脂
製座板１２の重層接着された下部座金１３を嵌装
するとともに、前記座板１２の透孔１２ａ内周面
に前記座板１０の円筒状部１０ａを嵌合せしめ、
ナツト１４をボルト９に螺着緊締して、上部ラン
ナ２を前記ボルト９を介して梁８に可摺動的に取
付けるものである。
従つて構造体に層間変位を生じたとき、上部ラ
ンナ２とフツクボルト９との間に生起するスライ
ドによつて前記変位が吸収され、壁面に変形等を
生起することなく、擦過音が防止される。
ンナ２とフツクボルト９との間に生起するスライ
ドによつて前記変位が吸収され、壁面に変形等を
生起することなく、擦過音が防止される。
次に第５図に示す如き本発明に係るボード貼間
仕切壁を組立て、（図中ａ，ｂは石膏ボード、ｃ
はスタツド）、第４図に示す如き層間変位を発生
させる装置によつて間仕切壁の軋り音の実験を行
つた。（図中寸法は単位mm，m1，m2，m3は測定
点） 第６図は従来の間仕切壁の軋り音の実験結果を
示し、層間変位によつて鉄骨梁とランナとが一体
となつて動き、ランナとボードとの間に相対変位
を生じた場合で、測定位置は間仕切ボード中央で
ある。図中Ａはボードがランナに１本ビス止めさ
れる場合、Ｂはボードがランナにビス止めされて
ない場合を示す。
仕切壁を組立て、（図中ａ，ｂは石膏ボード、ｃ
はスタツド）、第４図に示す如き層間変位を発生
させる装置によつて間仕切壁の軋り音の実験を行
つた。（図中寸法は単位mm，m1，m2，m3は測定
点） 第６図は従来の間仕切壁の軋り音の実験結果を
示し、層間変位によつて鉄骨梁とランナとが一体
となつて動き、ランナとボードとの間に相対変位
を生じた場合で、測定位置は間仕切ボード中央で
ある。図中Ａはボードがランナに１本ビス止めさ
れる場合、Ｂはボードがランナにビス止めされて
ない場合を示す。
第７図は本発明の間仕切壁の軋り音の実験結果
を示し、層間変位によりランナとボードとがほぼ
一体となつて動かず、鉄骨梁とランナとの間に相
対変位を生じ、且つランナとボードとが摩擦を生
じないようにした場合を示し、測定位置は間仕切
ボード中央である。
を示し、層間変位によりランナとボードとがほぼ
一体となつて動かず、鉄骨梁とランナとの間に相
対変位を生じ、且つランナとボードとが摩擦を生
じないようにした場合を示し、測定位置は間仕切
ボード中央である。
この結果、従来の間仕切壁においては層間変位
を受けると1000Hz附近でボード中央部において振
動加速度のピークがみられる。また本発明に係る
間仕切壁においては層間変位を受けても従来のよ
うな振動加速度のピークは認められなかつた。
を受けると1000Hz附近でボード中央部において振
動加速度のピークがみられる。また本発明に係る
間仕切壁においては層間変位を受けても従来のよ
うな振動加速度のピークは認められなかつた。
以上本発明を実施例について説明したが、本発
明は勿論このような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で種
種の設計の改変を施しうるものである。
明は勿論このような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で種
種の設計の改変を施しうるものである。
第１図は本発明に係る間仕切壁の一実施例を示
す一部欠截正面図、第２図はその要部縦断側面
図、第３図は上部ランナの平面図、第４図は本発
明の実験装置の正面図、第５図は供試体の平面
図、第６図及び第７図は実験結果を示す図表であ
る。 １……ボード、２……上部ランナ、２ａ……長
溝孔、３……下部ランナ、４……スタツト、７…
…アンカ、８……梁、９……フツクボルト、１０
……合成樹脂製座板、１１……上部座金、１２…
…合成樹脂製座板、１３……下部座金。
す一部欠截正面図、第２図はその要部縦断側面
図、第３図は上部ランナの平面図、第４図は本発
明の実験装置の正面図、第５図は供試体の平面
図、第６図及び第７図は実験結果を示す図表であ
る。 １……ボード、２……上部ランナ、２ａ……長
溝孔、３……下部ランナ、４……スタツト、７…
…アンカ、８……梁、９……フツクボルト、１０
……合成樹脂製座板、１１……上部座金、１２…
…合成樹脂製座板、１３……下部座金。
Claims (1)
- １ ボードを下部スラブに固定された下部ランナ
及び上部ランナ並にスタツドに固定し、上部スラ
ブまたは梁より所定間隔毎に植設されたボルトを
前記上部ランナに列設された溝孔に遊挿し、下面
に中央円筒状部が垂設された摩擦係数の小さい合
成樹脂製座板が重層接着された上部座金を前記ボ
ルトに螺着するとともに、前記中央円筒状部を上
部ランナーの溝孔に遊嵌し、摩擦係数の小さい合
成樹脂製座板が上面に重層接着された下部座金を
前記ボルトに遊嵌してナツトで緊締し、前記上部
ランナを前記上下各座金で挟着するとともに、前
記下部合成樹脂製座板の中央透孔に、前記上部合
成樹脂製座板の中央円筒状部を嵌合してなること
を特徴とする間仕切壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3091783A JPS59158855A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 間仕切壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3091783A JPS59158855A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 間仕切壁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59158855A JPS59158855A (ja) | 1984-09-08 |
| JPH0447742B2 true JPH0447742B2 (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=12317048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3091783A Granted JPS59158855A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 間仕切壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59158855A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0339526Y2 (ja) * | 1985-06-04 | 1991-08-20 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5754517B2 (ja) * | 1980-11-27 | 1982-11-18 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6132010Y2 (ja) * | 1980-09-18 | 1986-09-18 |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP3091783A patent/JPS59158855A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5754517B2 (ja) * | 1980-11-27 | 1982-11-18 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59158855A (ja) | 1984-09-08 |
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