JPH0447546B2 - - Google Patents

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JPH0447546B2
JPH0447546B2 JP60149917A JP14991785A JPH0447546B2 JP H0447546 B2 JPH0447546 B2 JP H0447546B2 JP 60149917 A JP60149917 A JP 60149917A JP 14991785 A JP14991785 A JP 14991785A JP H0447546 B2 JPH0447546 B2 JP H0447546B2
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Nobuo Eda
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電力系統の母線保護を行なう比率差
動継電装置の点検方式に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は電流比率差動継電器に適用した場合の
従来の点検方式を示す回路図であり、図におい
て、1は母線、2−1〜2−nはCT(変流器)、
3−1〜3−nは入力装置、4はギヤツプ付入力
トランス(以下入力トランスと称す)、4−1は
入力トランス4の2次コイル、4−2は入力トラ
ンス4の3次コイル、4−3は入力トランス4の
点検コイル、6は入力トランス4の1次コイルタ
ーンを変えるタツプ(以下タツプと称する)、8
は全波整流回路、9−1〜9−nは点検指令接点
で、点検時に閉成する接点(以下点検用接点と称
する)、14は比率差導継電器(以下主リレーと
称する)である。
次に第3図の動作について説明する。主リレー
14は母線1の内故障をCT2−1〜2−nで検
出し、母線1に接続される各回線のしや断器を動
作させる目的を有し、前記CT2−1〜2−nの
2次電流を入力する入力装置3−1〜3−n出力
を受けて動作判定するものである。
主リレー14の動作入力は、CT2−1〜2−
nの2次電流を入力装置3−1〜3−nの入力ト
ランス4にて受信し、入力トランス4の2次コイ
ル4−1の出力電圧を全回線分ベクトル合成する
(これを差動電圧と称する)。この差動電圧は母線
内部に故障が発生すると、その故障電流に比例し
た電圧が発生し、また外部故障時は零となる。
一方、前記主リレー14の抑制入力は入力トラ
ンス4の3次コイル4−2の出力を全波整流回路
8で全波整流したもので、各回線のCT2次電流の
内、最大電流に比例したものが抑制入力となる。
上記の如く回路構成した母線保護継電装置の動
作状態を点検するため、主リレー14に入力装置
3−1〜3−nを介して所定の入力を印加し、特
性の確認をしている。
次にその点検動作の方式を説明する。入力トラ
ンス4の2次コイル4−1又は3次コイル4−2
の断線又は短絡等の点検及び主リレー14の動作
特性を点検するため、図示していない点検用電源
トランスを介して点検用接点9−1〜9−nを順
次閉成して、入力トランス4の点検コイル4−3
に模擬入力を印加することにより、主リレー14
の動作確認をする。
尚、入力トランス4の3次コイル4−2及び整
流回路8より成る抑制出力回路の点検及び主リレ
ーの比率特性点検をするためには、例えば入力装
置3−1の点検コイル4−3には電流I1、他の入
力装置3−nの点検コイル4−3には電流I1とは
逆極性の電流I2を印加し、主リレーの動作量とし
てI1−I2、抑制量としてI1に比例した模擬入力を
印加するものであるが、高精度な点検をするため
には負荷電流の影響が無視できる程度の大きな点
検入力を印加しなければならない。
タツプ6は各回線のCT比が異なる場合にCT比
補償をするためのもので、入力トランス4の1次
コイルターンを変更するように構成しているた
め、タツプを変えても2次コイルターンと3次コ
イルターンの比は変化しない。したがつて、タツ
プ変更をして点検入力を点検コイル4−3に印加
しても、2次コイル4−1に導出される点検出力
は変化しない特長がある。
従来のこの種の点検装置としては、図示例の他
に例えば特公昭60−7884号、特公昭52−12378号
がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の母線保護継電装置の点検方式は以上のよ
うに構成されているので、入力トランス4のタツ
プ6を2次コイル4−1側に設けた場合は、入力
装置2台(又は1台は点検専用電源装置)を利用
して、流入−流出特性(比率特性)点検を実施す
る時にタツプ変更で点検入力が変わるため、正常
な点検が実施できないことになる。又、差動出力
は常時潮流があつても零であるが、抑制出力には
常時潮流分が印加さあれているため、点検入力に
重畳され、誤差を生じるなど高精度の点検ができ
ない。
従つて点検時には、誤判定を避けるために、潮
流の変化分を無視できる程度の大入力点検とする
必要があり、点検電源容量か増大するという問題
点があつた。
この発明は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、入力装置3−1〜
3−nの入力トランス4のタツプ6を2次コイル
4−1側に設けた場合にも対応でき、又常時潮流
の影響を受けないで、入力装置の高精度点検が可
能な点検方式を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る点検方式は、点検専用の抑制出
力レベル検出器と差動出力レベル検出器と各入力
装置の入力トランス点検コイルに模擬入力を印加
する回路とを具備したものである。
〔作用〕
この発明における点検方式は、入力装置の各相
入力トランスの点検コイル同位相、同一大きさの
模擬入力を同時に印加し、2次コイル側に発生す
る差動出力を各相間で比較することにより、その
出力差が規定以上あれば差動出力レベル検出器が
動作し異常と検出する。又同時に抑制出力レベル
が規定値以上発生していることを抑制出力レベル
検出器で確認する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を前記第3図と同一
部分に同一符号を付した第1図について説明す
る。第1図において、入力装置3−1〜3−nは
各相毎の入力トランス4、この入力トランスの2
次コイル4−1に設けたタツプ6とトランス5、
トランス5の2次側に設けた全波整流器8、各相
の入力トランス4に設けられ順次直列に接続され
た点検コイル4−3を有し、主リレー14との接
続は第3図と同じである。10は、差動出力レベ
ル検出器(以下差動検出器と称する)、11は抑
制出力レベル検出器(以下抑制検出器と称する)、
12は点検電源、13は点検電源用トランスであ
る。
次にこの発明の動作について説明する。入力装
置3−1〜3nは全部同一構成で、変流器2−1
〜2−nの2次電流を入力トランス4で受け、2
次コイル4−1の出力電圧を分圧抵抗と切換器で
構成したタツプ6で選択する。このタツプ6の出
力を差動出力とし、かつ、このタツプ6の出力を
トランス5で受け、その2次出力を整流回路8で
全波整流して抑制出力とする。この入力装置3−
1〜3−nの差動出力を全回線直列接続し、これ
を主リレー14の動作量とし、入力装置3−1〜
3−n抑制出力を全部並列接続し、これを主リレ
ー14の抑制量とする。
入力装置3−1を点検する場合は接点9−1を
閉成し、トランス13より入力トランス4の点検
コイル4−3に点検入力を印加し、入力装置3−
1が正常であれば、抑制検出器11は動作し、差
動検出器10は不動作となる。したがつて点検判
定は抑制検出器11が動作差動検出器10が不動
作のAND条件とすれば良い。
抑制検出器11は点検入力と常時潮流の重畳値
に比例した抑制出力レベルを検出するので、点検
精度は従来と同程度に悪くなるが、トランス5及
び整流回路8の断線検出と点検電源印加回路が正
常であることを確認することができる。すなわち
精度点検は差動検出器10によるものであるが、
差動検出器10が不動作の時、点検正常と判定す
るため、例えばトランス13又は接点9−1〜9
−nが異常で点検入力が印加されない状態であつ
ても差動検出器10は点検正常と誤判定する恐れ
があるため、抑制検出器11で点検入力印加の確
認を行なうものである。
差動検出器10は入力装置3−1〜3−nの差
動出力の各相間のアンバランス電圧を検出するも
のであるが、差動出力は常時潮流の影響を受けな
い(差動原理により常時潮流による差動電圧は零
となる)ため、非常に高感度検出とすることがで
きる。すなわち、入力装置3−1を点検する場
合、トランス13より発生した模擬入力を入力装
置3−1の入力トランス4の点検コイル4−3に
3相直列印加しているため、入力トランス4及び
タツプ6等の各部分が正常である限り、点検時に
差動検出器10に印加される差動出力は各相共、
同一位相、同一大きさで点検電源電圧に比例した
ものとなる。
第2図は差動検出器及び抑制検出器の回路図を
示すものであり、第2図において、15−1〜1
5−3はトランス、16−1〜16−3は減算
器、17−1〜17−3は整流回路、18,18
−1〜18−3はレベル検出器、19はNOT回
路、20,21はAND回路である。
次に、第2図の動作について説明する。まず、
トランス15−1にA相差動入力VDA、トランス
15−2にB相差動入力VDB,トランス15−3
にC相差動入力VDCを受けると、減算器16−1
ではVDA−VDB=V1の演算をし、減算器16−2
ではVDB−VDC=V2、減算器16−3ではVDC
VDA=V3を演算する。
次に各々の減算器16−1,16−2,16−
3の各出力V1,V2,V3を各々整流回路17−1
〜17−3を介し、絶対値|V1|,|V2|,|V3
|を導出して、その合成出力電圧が一定値以上あ
ればレベル検出器18が動作し、NOT回路19
をロツクする。したがつて、差動入力VDA〜VDC
が同一位相、同一大きさであれば、減算器16−
1〜16−3の出力V1〜V3は零となり、レベル
検出器18は不動作(Lレベル出力)、MOT回
路19の出力レベルはHレベル出力となる。
尚第2図の例えばレベル検出器18を1個とし
て合成出力電圧を検出するようにしているが整流
回路17−1〜17−3の各出力を個別に検出す
るようにレベル検出器を3個設け、この出力を
OR接続してNOT回路19の入力としても同じ効
果が得られる。すなわち差動検出器10は各相の
差動出力の内2相分毎を組合せて2相分の差動出
力差絶対値を導出し、各組合せ毎の差動出力差絶
対値がいずれも一定値以下である事を検出する事
を目的としており、これを各相毎に検出しても、
第2図例の如く合成出力電圧で検出しても効果は
同じとなるものである。
一方、抑制レベル検出器11は、抑制入力VRA
〜VRCを各々ベル検出器18−1〜18−3で検
出し、各相共に動作の時、AND回路20の出力
はHレベルとなり、判定手段としてのAND回路
21で最終判定出力(Hレベル)を出すようにし
ている。
また、上記実施例は単母線保護継電装置に適用
した場合について説明したが、複母線保護継電装
置の場合においても複数の差動回路、抑制回路毎
に各々差動検出器、抑制検出器を追加するのみで
適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、各入力装置
毎に各相差動出力アンバランスを検出するように
構成したので、タツプ変更による影響、潮流によ
る影響および点検電源電圧変動による影響等が全
くなくなり、非常に高精度な点検が可能となる。
又、点検入力も従来のように大きなものを印加す
る必要がなく点検電源容量を小さくできる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による母線保護継
電装置の点検装置の回路構成図、第2図はこの発
明の点検装置に使用する判定要素の回路構成図、
第3図は従来の母線保護継電装置の点検装置を示
す回路構成図である。 1……母線、2−1〜2−n……CT、3−1
〜3−n……入力装置、4……入力トランス、1
4……比率差動継電器、10……差動検出器、1
1……抑制検出器、12……点検電源、21……
判定手段(AND回路)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電力系統に接続される複数回線に夫々設置さ
    れた変流器と、この変流器の2次電流に比例した
    差動出力と抑制出力とを導出するように該変流器
    毎に設けられた入力装置と、この各入力装置の前
    記差動出力をベクトル合成して比率差動継電器の
    動作量とし前記抑制出力を合成して該比率差動継
    電器の抑制量とする比率差動継電装置において、
    前記各入力装置の各相毎の入力トランスに夫々設
    けた点検巻線と、点検時は前記各入力装置毎に三
    相分同時に単相交流入力を前記点検巻線に供給す
    る点検電源と、差動出力の内2相分毎組合せて2
    相分の差動出力差絶対値を導出し、各組合せ毎の
    差動出力差絶対値がいずれも一定値以下であるこ
    とを検出する差動検出器と、各相毎の抑制出力が
    いずれも一定値以上であることを検出する抑制検
    出器とを備え、点検時に前記差動検出器が不動
    作、前記抑制検出器が動作となる条件時に点検正
    常と判定する判定手段とを有することを特徴とす
    る比率差動継電装置の点検方式。
JP60149917A 1985-07-10 1985-07-10 比率差動継電装置の点検方式 Granted JPS6212328A (ja)

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