JP2002027661A - 共通接地電路の漏電検出保護方法と装置 - Google Patents

共通接地電路の漏電検出保護方法と装置

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JP2002027661A
JP2002027661A JP2000209270A JP2000209270A JP2002027661A JP 2002027661 A JP2002027661 A JP 2002027661A JP 2000209270 A JP2000209270 A JP 2000209270A JP 2000209270 A JP2000209270 A JP 2000209270A JP 2002027661 A JP2002027661 A JP 2002027661A
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Masahiko Fujii
正彦 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高層ビルなどの複数の変電室に設置された変
圧器の二次側接地を共通接地方式とした場合、他の変電
室の変圧器の二次側で地絡事故があったとき、別の変電
室の漏電リレーが不必要動作をする場合があり、これを
防止する必要がある。 【解決手段】 中性点と大地間の電圧Voを検出する中
性点−大地間電圧検出手段10と、B種接地抵抗間電圧
Veを検出する手段20と、零相電流Ioを検出する手
段30と、漏電リレー40を備え、漏電リレーで、地絡
事故が発生したときのVoとVeから事故無し時の中性
点・大地間電圧Vnを求め、Io/(|Vo|/|Vn
|)を演算し、その値が設定レベル以下のときは動作さ
せないようにして不必要動作を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧接地電路にお
ける一線接地電路の漏電検出保護技術に関し、特に、複
数変電室の変圧器の二次接地を共通接地とした場合の、
他の変電室での過地絡事故時に不必要な動作を行わない
ようにした漏電検出保護方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高層ビルなどのように、多数の変
電室(変電所)(例えば、各階に)が設けられ、各変電
室の変圧器の二次接地を共通の接地線で接地する共通接
地方式がとられている場合が多い。その際、他の変電室
の変圧器の二次側で地絡事故が生じたとき、別の健全な
変電室の漏電リレーが不必要な動作をする事例が多発し
ている。
【0003】その原因は、共通接地のB種接地の接地抵
抗に事故電流が流れ、B種接地の接地抵抗により電圧が
発生し、その発生した電圧上昇分により充電々流が増加
し、漏電リレーの設定値を超えて不必要な動作をするも
のである。
【0004】この現象を図6および図7によって詳細に
説明する。図6は高層ビルに複数の変電室が設置され、
各変電室に設置されている変圧器の二次側の一線は共通
接地線で接地した場合の模式図で、高層ビル100内に
A変電室〜D変電室の複数の変電室が設けられ、各変電
室の変圧器の二次側の一線は共通接地線101でB種接
地されている。EBはこのB種接地を示している。
【0005】図7は図6中のC変電室内の変圧器の二次
側が△結線され、A変電室内の変圧器の二次側が単相に
より配電され、△結線のv相と単相の一線u相とを共通
接地線101でB種接地した場合の例で、このように共
通接地された場合においてA変電室の電路wのF点で過
地絡事故が発生したとき、C変電室内の漏電リレーが不
必要な動作をする場合がある。
【0006】その理由は、A変電室の配電線の電路wで
過地絡事故が発生すると、地絡電流Igは、地絡点Fか
ら点線で示すように電路W−B種接地EB−共通接地線
101−電路uを通して流れる。
【0007】この地絡電流Igが大きいと(過地絡)、
B種接地EBの接地抵抗RBにより高い電圧が発生する。
例えば、接地抵抗10Ωで地絡電流10Aの場合は、1
00Vが発生する。この電圧はC変電室の接地点の電圧
を上昇させ、その電圧上昇分により、対地静電容量C
w,Cuに流れる電流が増加し、また事故が無い状態で
は流れていなかった接地相(v相)の対地静電容量Cv
にも電流が流れ、零相変流器ZCTはこれらを検出して
C変電室内に接地されている漏電リレーの設定値を超え
ると当該漏電リレーは動作し、遮断器を遮断することに
なる。この動作はC変電室内が健全時の動作であるから
不必要動作となる。
【0008】このような不必要動作は、共通接地方式で
あれば、同一変電室内に複数の変圧器が設置されていて
他の変圧器の二次側で過地絡事故が発生した場合にも起
こり得る。
【0009】従来、このような現象に対応した不必要動
作を防止する手段は知られていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本願の発明者は、上記
のような不必要動作を防止するために種々の手段を試み
た。
【0011】Y結線の中性点接地電路の場合も、充電々
流が増加すると不必要動作を起こすおそれがあるが、Y
結線の場合は中性点と大地間の電圧Veと、事故時に流
れる零相電流Ioとの位相比較で負荷側事故か否かを比
較的簡単に判別することができる。
【0012】即ち、他の電路の地絡事故の場合、自回路
の(又は負荷側の)零相電流Ioは充電々流であるから
事故時の中性点と大地間の電圧Veに対して進み90°
位相となり、負荷側の事故の場合は、VeとIoはほぼ
180°逆位相となる。
【0013】従って、中性点と大地間の電圧を検出する
ようにしておき、この電圧と零相変流器に流れる電流と
の位相を比較することで不必要動作を防止することがで
きた。
【0014】しかし、△結線および単相の一線接地電路
ではY結線のように中性点は無く、接地点は、u、v、
w相の何れかとなり、他の電路の過地絡時に接地点と大
地間の電圧と零相電流を位相比較しても充電々流は進み
90°位相とはならず、他の電路の事故をおこした相に
より変化し不定となる。
【0015】また、何等かの方法で中性点を作りその中
性点と大地間の電圧と零相電流とを位相比較する方法も
考えられるが、他の電路の事故相によっては充電々流と
事故電流が同相となる場合があり位相比較だけでは判別
できないことが判明した。
【0016】図8および図9は、作り出した中性点と大
地間の電圧Voと零相電流Ioの位相比較により判別す
る場合の説明図で、図8は三相三線△結線の2つの変圧
器があって、△結線の一方がv相を一線接地した電路A
と、他方がw相を一線接地した電路Bの各接地相を共通
接地線101でB種接地した場合を示し、図9はその位
相比較のベクトル図を示す。
【0017】今、電路Bのu相のF点で過地絡事故が発
生すると、図9に示すように、事故時の大地電位が、事
故無し時の大地電位イからg点に移動し、健全側電路A
では中性点と大地間の電圧Voaの90°進みの充電々
流Ioaが流れる。この充電々流Ioaは健全時の零相
電流Ioに比べて大きくなる。
【0018】このとき、事故側電路Bではw→uの方向
の事故電流Ig(Iobを含む)が流れ、Vobの進み
90°位相に近い事故電流Igが流れる。従って、中性
点と大地間の電圧Voとの位相比較で判断することはで
きない。
【0019】図10、11は、三相三線△結線のv相を
一線接地した電路Aと他の三相三線△結線の一線接地を
u相で接地した電路Bの場合で、今、電路Bのw相で過
地絡が生じたとき大地電位がg点に移動し、電路Aでは
Voaの90°進みの充電々流Ioaが流れ、この電流
はVeに対し180°進みに近い位相で現れかつ健全時
のIoに比べ大きくなる。
【0020】この時、事故側電路Bではu→wの方向の
事故電流Ig(Iobを含む)が流れVeの進み180
°位相に近いIgが流れる。従って、Veとの位相比較
で判断することはできない。
【0021】また、接地線に挿入した零相変流器の信号
を基準にした場合、この零相変流器に流れる電流の位相
はVeと逆相となるだけで同様の信号であるから判別は
不能となる。
【0022】また、電路の中性点と大地間の電圧をVo
として取り出し、この電圧Voと同相分の電流Ioを算
出して抵抗成分電流Igrを求め、この抵抗成分電流I
gr分で漏電リレーを動作させることも試みたが、過地
絡事故でないときは問題はないが、過地絡事故時におい
てはB種接地抵抗により接地相と大地間に電圧Veが発
生するため、正確な値ではなくなる。
【0023】即ち、真の抵抗成分電流Igrの値は、地
絡した相と大地間とに発生した絶縁抵抗分による電流分
であるから、地絡した相と大地間の電圧と同相の電流と
なり、過地絡事故時は、中性点と大地間の電圧Voとの
同相分を求めてもそれは真の抵抗成分電流Igrの値で
はなく、実際のIgr分より小さくなり、検出できない
場合がある。
【0024】以上の点に鑑み本発明は、△結線および単
相の一線接地電路の共通接地でも不必要動作の無い漏電
検出保護方法と装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、低圧電路の三
相三線△結線の一線および/又は単相の一線を共通接地
した電路で、自回路以外で地絡事故(特に過地絡事故)
が発生したときに不必要動作を起こすことのない漏電検
出保護方法と装置を供給するものである。
【0026】即ち、本発明は共通接地の電路で、自回路
以外で地絡事故が発生した場合、事故が発生していない
状態での中性点・大地間電圧Vnと事故発生時の中性点
・大地間電圧Voの比率(|Vo|/|Vn|)が、事
故時の充電々流Ioと事故無し時の充電々流Inの変化
の比率|Io|/|In|に等しく、充電々流Ioにこ
の比率の逆数を乗じたものが地絡事故により生じたB種
接地抵抗間電圧Veによる充電々流の変化を含まない充
電々流であり、この値は事故無し時の充電々流より増加
することのないことに着目してなされたもので、具体的
手段としての方法は、低圧電路の共通接地電路における
三相三線△結線の一線接地、単相の一線接地電路の漏電
検出保護方法であって、事故無し時の中性点・大地間電
圧をVn、零相電流をInとし、地絡事故により変化し
た中性点・大地間電圧をVo、地絡事故により生じたB
種接地抵抗間電圧をVe、地絡事故により変化した零相
電流をIoとしたとき、地絡事故が発生したときのVo
とVeとのベクトル差から事故無し時の中性点・大地間
電圧Vnを求め、これら|Vo|と|Vn|の比率|V
o|/|Vn|の逆数をIoに乗じて電流Inを求め、
この電流Inの値が、漏電リレーに設定された検出レベ
ル以下のときは動作させないようにして不必要動作を防
止するものである。
【0027】また、漏電検出保護装置としては、低圧電
路の共通接地電路における三相三線△結線の一線接地、
単相の一線接地電路の漏電検出保護装置であって、漏電
を検出する電路の中性点を取り出し、この中性点と大地
間の電圧を検出する中性点−大地間電圧検出手段と、接
地点とB種接地の接地抵抗に生じる電圧を検出するB種
接地抵抗間電圧検出手段と、零相電流を検出する零相電
流検出手段と、前記の各検出手段で検出した検出信号を
入力して自回路の事故か否かを判別する漏電リレーを備
え、該漏電リレーは、地絡事故が発生したときの中性点
−大地間電圧検出手段で検出した電圧をVoとし、B種
接地抵抗間電圧検出手段で検出した電圧をVeとして、
これらVoとVeのベクトル差から事故無し時の中性点
・大地間電圧Vnを求め、この|Vo|と|Vn|の比
率の逆数を、検出した零相電流に乗じ、得られた値があ
らかじめ設定した検出レベル以下のときは動作させない
ようにして不必要動作を防止するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
【0029】図1は本発明の実施の形態の概念図で、変
圧器Trの二次側△結線における一線(v相)を共通接
地した場合を示す。
【0030】図1において10は漏電を検出する電路の
中性点と大地間の電圧を検出する中性点−大地間電圧検
出手段で、該中性点−大地間電圧検出手段10は、三相
のu、v、w相の各相にコンデンサCu,Cv,Cw
(抵抗又は零相電圧検出器でもよい。)を接続してこれ
をY結線(単相の場合は直列接続)して中性点Nを形成
し、この中性点Nと大地(アース)E間にコンデンサC
oを挿入し、該コンデンサCoの両端から中性点・大地
間電圧Voを取り出す。
【0031】20は接地点とB種接地抵抗間の電圧を検
出するB種接地抵抗間電圧検出手段で、接地相vと接地
点E間の電圧(B種接地抵抗間電圧)Veをコンデンサ
20C1,20C2により分圧して取り出す。
【0032】30は零相電流検出手段としての零相変流
器で、電路の零相電流Ioを検出する。
【0033】40は漏電リレーで、該漏電リレー40
は、上記の零相電流Ioを入力する端子Z1・Z2と、中
性点・大地間電圧Voを入力する端子N・Eと、B種接
地抵抗間電圧Veを入力する端子Le・Eとを有し、こ
れらの電流、電圧を入力して演算処理し、事故が自回路
(負荷側)か否かを判別し、自回路以外のときは動作し
ないようにする。
【0034】今、事故無し時の中性点・大地間電圧をV
n、零相変流器に流れる電流(充電々流)をInとし、
他回路での過地絡事故時の中性点・大地間電圧をVoと
して、図7に示したC変電所(三相三線△結線)の一線
とA変電所(単相)の一線を共通接地し、A変電所側で
地絡事故が発生した場合の動作について説明すると、地
絡事故の無い場合の両変電所の各電流、電圧のベクトル
関係は、図2のようにInは充電々流であるからVnに
対し90°進み位相になっている。
【0035】次に、A変電所のF点で地絡事故が発生し
た場合のA変電所側およびC変電所側のベクトル関係は
図3のようになる。
【0036】地絡事故の発生していないC変電所に設置
されている漏電リレーでみたとき、A変電所側で地絡事
故が発生すると、中性点・大地間電圧VoとB種接地抵
抗間電圧Veは、図3のようになる。従って、このVo
とVeのベクトル差を求めることにより地絡事故が発生
していない状態での中性点・大地間電圧Vnが求められ
る。
【0037】この|Vo|と|Vn|の比率(|Vo|
/|Vn|)が事故による充電々流の変化の比率|Io
|/|In|に等しい。従って、地絡事故時の零相電流
Io(自回路の事故でないため、この場合は充電々流)
に、この比率の逆数を乗じたIo/(|Vo|/|Vn
|)を演算することにより、地絡事故により生じるB種
接地抵抗間電圧Veによる充電々流の変化を含まない充
電々流となり、この値は、事故無し時の充電々流より増
加することはない。
【0038】通常、漏電リレーの感度設定は、充電々流
を考慮し、その充電々流で動作しない値に設定されるた
め、上記の演算で求めた電流値は、漏電リレーの感度設
定値を超えることは無く、従って他変電所での地絡事故
による不必要動作を起こすことは無い。
【0039】このとき、地絡事故を生じた電路側(A変
電所側)では図3に示すように、大電流の零相電流Io
が流れているため、設置されている漏電リレーは、上記
の比率(|Vo|/|Vn|)の逆数を乗じても設定感
度を下まわることはなく、確実に動作する。
【0040】図4は2つの変電所の三相変圧器の二次△
結線の一相の中間タップを共通接地とした電路におい
て、一方の電路(A)側で地絡事故があった場合のベク
トル図で、他方の事故無し側のベクトル図は同図(B)
のようになる。この場合も、前述同様、事故無し側で
は、零相電流Ioは充電々流でありIo/(|Vo|/
|Vn|)は漏電リレーの感度設定値を超えることがな
いので、動作せず、また事故側では、零相電流Ioの値
は漏電リレーの動作設定値より相当大きくなり、確実に
動作する。
【0041】図5は漏電リレー40の演算処理の説明図
を示す。同図において、41,42,43は増巾部で夫
々零相電源Io、地絡事故時の中性点・大地間電圧V
o、B種接地抵抗間電圧Veを増巾する。
【0042】44,45は位相調整部で、増巾部42,
43で増巾された中性点・大地間電圧Vo、B種接地抵
抗間電圧Veの位相調整を行う。46は波形合成部で位
相調整部44と45からの信号を入力して合成し(Vo
とVeのベクトル差を求める)事故無し時の中性点・大
地間電圧電圧Vnを求める。
【0043】47は比率演算部で、地絡事故時の中性点
・大地間電圧Voと事故無し時の中性点・大地間電圧V
nの比率|Vo|/|Vn|を求める。48は事故電流
演算部で、増巾部41からの増巾された零相電流Ioと
比率演算部47からの信号を入力し、Io/(|Vo|
/|Vn|)を演算する。49はレベル比較部で、事故
電流演算部48の算出値を入力してあらかじめ設定した
設定レベルと比較し、設定レベル以下のときは出力を出
さず、設定レベル以上のときは時限部50に出力を出
し、時限部で設定された時限後に出力リレー51を動作
し、所定の保護動作を行わせる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のように、地絡事故が発生
したときの中性点・大地間電圧Vo、B種接地抵抗間電
圧Ve、零相電流Ioとし、事故無し時の中性点・大地
間電圧Vnを求めて、このVoとVnの比率(|Vo|
/|Vn|)の逆数にIoを乗じた値は、事故無し時の
充電々流より増加することが無いので、漏電リレーの動
作設定値を低く設定することが可能となり、不必要動作
も完全に防止できる。
【0045】従って、△結線及び/又は単相の一線接地
電路の共通接地でも不必要動作の無い漏電検出保護動作
を行うことができ、また△結線の一相の中間タップを接
地する方式の電路にも適用できる、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概念図。
【図2】△結線の一線と単相電路の一線との共通接地で
地絡事故無しのベクトル図。
【図3】図2の共通接地で単相電路側で事故が発生した
場合のベクトル図。
【図4】△結線の一相の中間タップを共通接地とした電
路で、一方に地絡事故が生じた場合のベクトル図。
【図5】本発明の継電リレーでの演算処理の説明図。
【図6】高層ビルにおける共通接地方式の説明図。
【図7】共通接地方式の説明図。
【図8】三相三線△結線時の共通接地方式の説明図。
【図9】図8のベクトル説明図。
【図10】三相三線△結線時の共通接地方式の他の例に
おける説明図。
【図11】図10のベクトル説明図。
【符号の説明】
10…中性点−大地間電圧検出手段 20…B種接地抵抗間電圧検出手段 30…零相変流器 40…漏電リレー 41,42,43…増巾部 44,45…位相調整部 46…波形合成部 47…比率演算部 48…事故電流演算部 49…レベル比較部 50…時限設定部 51…出力リレー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧電路の共通接地電路における三相三
    線△結線の一線接地、単相の一線接地電路の漏電検出保
    護方法であって、事故無し時の中性点・大地間電圧をV
    n、零相電流をInとし、地絡事故により変化した中性
    点・大地間電圧をVo、地絡事故により生じたB種接地
    抵抗間電圧をVe、地絡事故により変化した零相電流を
    Ioとしたとき、地絡事故が発生したときのVoとVe
    とのベクトル差から事故無し時の中性点・大地間電圧V
    nを求め、これら|Vo|と|Vn|の比率|Vo|/
    |Vn|の逆数をIoに乗じて電流Inを求め、この電
    流Inの値が、漏電リレーに設定された検出レベル以下
    のときは動作させないようにして不必要動作を防止する
    ことを特徴とする共通接地電路の漏電検出保護方法。
  2. 【請求項2】 低圧電路の共通接地電路における三相三
    線△結線の一線接地、単相の一線接地電路の漏電検出保
    護装置であって、漏電を検出する電路の中性点を取り出
    し、この中性点と大地間の電圧を検出する中性点−大地
    間電圧検出手段と、接地点とB種接地の接地抵抗に生じ
    る電圧を検出するB種接地抵抗間電圧検出手段と、零相
    電流を検出する零相電流検出手段と、前記の各検出手段
    で検出した検出信号を入力して自回路の事故か否かを判
    別する漏電リレーを備え、該漏電リレーは、地絡事故が
    発生したときの中性点−大地間電圧検出手段で検出した
    電圧をVoとし、B種接地抵抗間電圧検出手段で検出し
    た電圧をVeとして、これらVoとVeのベクトル差か
    ら事故無し時の中性点・大地間電圧Vnを求め、この|
    Vo|と|Vn|の比率の逆数を、検出した零相電流に
    乗じ、得られた値があらかじめ設定した検出レベル以下
    のときは動作させないようにして不必要動作を防止する
    ことを特徴とする共通接地電路の漏電検出保護装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200448842Y1 (ko) * 2008-07-10 2010-05-26 박형민 변압기의 누설전류 통합 감시장치
JP2018004596A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 東北電力株式会社 地絡検出装置

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KR200448842Y1 (ko) * 2008-07-10 2010-05-26 박형민 변압기의 누설전류 통합 감시장치
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