JPH0447517Y2 - - Google Patents

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JPH0447517Y2
JPH0447517Y2 JP1986016775U JP1677586U JPH0447517Y2 JP H0447517 Y2 JPH0447517 Y2 JP H0447517Y2 JP 1986016775 U JP1986016775 U JP 1986016775U JP 1677586 U JP1677586 U JP 1677586U JP H0447517 Y2 JPH0447517 Y2 JP H0447517Y2
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plate
steel material
body plate
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support
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、乾式ガスホルダに関し、胴板用鋼
材と支柱部材との接合を良好にして内容物のにじ
み出し等を防止したものである。
〔従来の技術〕
乾式ガスホルダは、第3図に示すように、胴板
用鋼材10を積み重ねて胴板12を構成し、この
胴板12を環状に配して支柱16に取り付けて胴
部2を構成し、これに可動式屋根14を上下動可
能に設置して構成される。支柱16は、乾式ガス
ホルダ1の全体の重量および地震や風荷重による
転倒モーメントを全て支える作用をする。支柱1
6は、面板と呼ばれる板材18にH型鋼20を溶
接して構成されている。
胴板用鋼材10は、第3図のA−A矢視図であ
る第4図や、第5図の斜視図に示すように、鋼板
をプレス加工で略コ字状に折り曲げて構成されて
いる。
ところが、プレス加工では最小曲げ半径に限度
があるため折曲部13に丸みができ、面板18と
の間にすき間15ができ、第3図に示すように、
面板18と胴板12を隅肉溶接する(溶接部a)
場合に、このすき間15の溶接が難しく、内容物
(シール用油)のにじみ等があつた。
そこで、このすき間15にボンドの如くき接着
剤を充填して塞ぐことが例えば実願昭57−49497
号(実開昭58−151786号)で提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、すき間15にボンド等を充填して塞
ぐものでは胴板用鋼材10や支柱16との接着状
態を長期間保つのは難しく、特に内容物(シール
用油等)との接触により劣化が生じ、内容物が外
側ににじみ出るのを長期間にわたつて防ぐことは
できなかつた。
この考案は、前記従来の技術における欠点を解
決して、すき間を完全に塞いで、長期間にわたつ
て内容物のにじみ等を防止した乾式ガスホルダを
提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、折曲部に丸みを持つて断面略々コ
字状に折り曲げられた鋼材の長手方向両端部にお
いて前記折曲部に溶接肉盛して当該折曲部を略々
直角状に形成した胴板用鋼材を有し、この胴板用
鋼材を前記コ字の開口部を外側に向けてかつ周方
向に隣接する方向に相互に間隙を空けて環状に配
しかつこれを積み重ねて胴板を構成し、周方向に
隣接する前記胴板の端部間に内側から支柱を重ね
合わせて前記間隙を塞ぎ、当該重ね合わされた前
記胴板の端部と前記支柱とを前記溶接肉盛の端部
を含み外側から隅肉溶接して胴部を構成してなる
ものである。
〔作用〕
この考案によれば、胴板用鋼材の折曲部の端部
に溶接肉盛にて折曲部を予め略々直角状に形成し
て積み重ねることによりすき間を塞ぎこの状態で
溶接肉盛の端部を含む胴板の端部を支柱に隅肉溶
接するので、すき間が残ることなく胴板と支柱を
接合することができ、内容物のにじみ等を防止す
ることができる。しかも、すき間を塞ぐ溶接肉盛
は隅肉溶接と融合して良好な接合状態を得ること
ができるので、すき間を完全かつ強固に塞ぐこと
ができ、内容物のにじみ等を半永久的に防止する
ことができる。
〔実施例〕
この考案の実施例を以下説明する。第1図は胴
板用鋼材を示したもので、この胴板用鋼材10
は、鋼板をプレス加工で略々コ字状に折り曲げて
構成されている。折曲部13はプレス加工の曲げ
半径の限界から直角度があまく丸みを持つてい
る。そこで、この折曲部13の外側端部に約50mm
程度溶接肉盛17をし、グラインダ仕上にてコ字
の各面と略々連続した平面を形成するように切削
して直角度を出す。
このようにして作られた胴板用鋼材10を用い
て従来どおり乾式ガスホルダを構成する。すなわ
ち、前記第3図に示すように、胴板用鋼材10を
積み重ねて胴板12を構成し、この胴板12を環
状に配して支柱16に取り付けて胴部2を構成
し、これに可動式屋根14を上下動可能に設置し
て構成される。
この場合、胴板12と支柱16との接合は、前
記第5図に示すように周方向に隣接する胴板1
2,12を胴板用板材10のコ字の開口部30を
外側に向けてかつ相互に間隙32を開けて配し、
胴板12,12の端部間に内側から支柱16の面
板18を重ね合わせて間隙32を塞ぐ。そして、
重ね合わされた胴板12,12の端部と面板18
とを外側から図2に示すように隅肉溶接a′をする
ことにより胴板12,12と支柱16とが接合さ
れる。
これによれば、胴板用鋼材10は折曲部13が
溶接肉盛17にて直角度を出されているので、こ
れらを積み重ねたとき、前記第4図に示すような
すき間15は生じない。したがつて、胴板用鋼材
10を積み重ねて構成される胴板12を面板18
に溶接する場合、隅肉溶接a′が胴板用鋼材10の
折曲部13で途切れることなく連続的に溶接でき
る。したがつて、溶接内盛17と隅肉溶接a′が融
合して強固な溶接状態が得られ、内容物のにじみ
等を半永久的に防止することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、胴板
用鋼材の折曲部の端部に溶接肉盛にて折曲部を予
め略々直角状に形成して積み重ねることによりす
き間を塞ぎこの状態で溶接肉盛の端部を含む胴板
の端部を支柱に隅肉溶接するので、すき間が残る
ことなく胴板と支柱を接合することができ、内容
物のにじみ等を防止することができる。しかも、
すき間を塞ぐ溶接肉盛は隅肉溶接と融合して良好
な接合状態を得ることができるので、すき間を完
全かつ強固に塞ぐことができ、内容物のにじみ等
を半永久的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は第1図の胴板用鋼材10を積み重ねて面板
18に溶接する状態を示す側面図、第3図は乾式
ガスホルダの全体図および胴板12と支柱16と
の連結部分を示す水平拡大断面図、第4図は第3
図の胴板12と面板18との溶接状態を示す側面
図、第5図は第3図の胴板12と支柱16との連
結部分の構造を示す斜視図である。 1……乾式ガスホルダ、2……胴部、10……
胴板用鋼材(鋼材)、12……胴板、13……折
曲部、16……支柱、17……溶接肉盛、30…
…間隙、32……開口部、a,a′……隅肉溶接。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 折曲部に丸みを持つて断面略々コ字状に折り曲
    げられた鋼材の長手方向両端部において前記折曲
    部に溶接肉盛して当該折曲部を略々直角状に形成
    した胴板用鋼材を有し、 この胴板用鋼材を前記コ字の開口部を外側に向
    けてかつ周方向に隣接する方向に相互に間隙を空
    けて環状に配しかつこれを積み重ねて胴板を構成
    し、 周方向に隣接する前記胴板の端部間に内側から
    支柱を重ね合わせて前記間隙を塞ぎ、当該重ね合
    わされた前記胴板の端部と前記支柱とを前記溶接
    肉盛の端部を含み外側から隅肉溶接して胴部を構
    成してなる乾式ガスホルダ。
JP1986016775U 1986-02-07 1986-02-07 Expired JPH0447517Y2 (ja)

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JPS62130300U JPS62130300U (ja) 1987-08-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58151786U (ja) * 1982-04-06 1983-10-11 三菱重工業株式会社 ガスホルダの側壁及びピストン構造

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JPS62130300U (ja) 1987-08-17

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