JPH0446962A - 加熱硬化型シリコーンエラストマー組成物 - Google Patents

加熱硬化型シリコーンエラストマー組成物

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JPH0446962A
JPH0446962A JP15434790A JP15434790A JPH0446962A JP H0446962 A JPH0446962 A JP H0446962A JP 15434790 A JP15434790 A JP 15434790A JP 15434790 A JP15434790 A JP 15434790A JP H0446962 A JPH0446962 A JP H0446962A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ヒドロシリル化反応によって硬化する加熱硬
化型シリコーンエラストマー組成物に関するものである
。詳しくは、室温付近で優れた貯蔵安定性を有し、高温
での優れた硬化性を有する、ヒドロシリル化反応によっ
て硬化する加熱硬化型シリコーンエラストマー組成物に
関するものである。さらに詳しくは、組成物中に含有さ
れるヒドロシリル化反応触媒を室温では他の反応性成分
から隔離することによって優れた貯蔵安定性を有し、か
つ、かかる触媒の隔離に必要な成分が硬化したシリコー
ンエラストマーの耐熱性や透明性を損うことがない、加
熱硬化型シリコーンエラストマー組成物に関するもので
ある。
[従来技術とその問題点] ヒドロシリル化反応によって硬化する加熱硬化型シリコ
ーンエラストマー組成物は、反応副生物を生成せず深層
部まで迅速に硬化が進行するという特徴を有しているの
で、例えば、接着剤、ボッティング材、コーテイング材
など輻広い分野にわたって使用されている。
しかしながら、この種の加熱硬化型シリコーンエラスト
マー組成物は貯蔵安定性が極めて悪く、これを1つの容
器に封入して保管することが困難であるという欠点があ
り、そのため、通常はこれを構成する成分を各々別々の
容器に分けて貯蔵しなければならないという問題点があ
った。
従来、この問題点を解決するための方法が種々提案され
ている。その第1の方法は、ヒドロシリル化反応触媒の
触媒活性を抑制する作用のある添加剤、例えば、ベンゾ
トリアゾール、アセチレン系化合物、ハイドロパーオキ
シ化合物などを使用する方法である。しかし、これらの
方法では、長期間の貯蔵安定性を得ようとすると硬化特
性が低下し、硬化に要する時間が長くなるなどの欠点が
あった。
第2の方法は、ヒドロシリル化反応触媒を組成物中で加
熱硬化時まで他の反応性成分から隔離する方法である。
たとえば特公昭53−41707や特開昭58−370
53では、ヒドロシリル化反応触媒と軟化点を持つシリ
コーン樹脂の混合物を粉砕してから反応系に添加混合す
る方法が提案された。これらの方法は、塩化白金酸の2
−エチルヘキサノール溶液やイソプロパツール変性塩化
白金酸などの比較的活性の低い触媒には有効であったが
、高活性触媒を使用すると触媒の活性抑制効果がほとん
どないという問題点があった。さらに、これらの提案は
粉砕によりて粒子を製造していたため、平均粒子径を1
0μl以下にすることが困難であった。そのため、加熱
硬化反応時に微粒子からの触媒の拡散が十分ではなく、
シリコーンエラストマーの硬化反応が完結しないという
問題があった。
この問題点を解消する方法が特開昭64−45468、
特開昭64−47442、特開昭64−51140など
で提案された。その内容は2つに整理できる。第一は、
ヒドロシリル化反応触媒と軟化点を持つ熱可塑性樹脂お
よびそれらと相溶する溶媒からなる溶液を、界面活性剤
水溶液で乳化し、その乳化液から溶媒を乾燥除去した後
に微粒子を回収すること(液中乾燥法)であった。第二
は、ヒドロシリル化反応触媒を含む微粒子を、ヒドロシ
リル化反応触媒は溶解するが樹脂は溶解しない溶媒で洗
浄することによって、微粒子表面および表面近傍に残っ
た触媒を除去する方法であった。
第一の方法によって、平均粒子径が10μm以下の微粒
子が製造でき、これによってシリコーンエラストマーの
架橋反応が完結できるようになった。第二の方法によっ
て、高活性ヒドロシリル化反応触媒でも十分な貯蔵安定
性を付与できるようになった。これらの提案によって、
反応系を一定時刻まで未反応の状態に保持すること、特
に、ヒドロシリル化反応で硬化するシリコーンエラスト
マーを全成分配合後に長期保存することが技術的には可
能となった。しかしながら、これらの方法は目的の微粒
子の製造に非常に手間がかかるため、工業的に実施する
ことは経済的に困難であるという問題が残っていた。も
うひとつの問題点は、このような方法で製造した微粒子
は凝集が激しく、反応系に均一に分散させることが難し
いということであった。さらに、熱硬化性樹脂としてシ
リコーンポリマーよりも耐熱性が劣る樹脂を使用したた
め、硬化したシリコーンエラストマーを高温下で使用す
ると機械的特性が低下したり、変色するという問題点も
あった。
これを改良する方法として、本発明者等は先ニ特開平2
−4833で、軟化点を有するシリコーン樹脂とヒドロ
シリル化反応触媒からなる微粒子を製造した後、ヒドロ
シリル化反応触媒は溶解するがシリコーン樹脂は溶解し
ない溶媒で微粒子を洗浄する方法を提案した。この方法
によって、十分に貴い貯蔵安定性と高温での迅速な硬化
特性を合わせ持ち、かつ、硬化したシリコーンエラスト
マーの耐熱性も低下することがない、加熱硬化性シリコ
ーンエラストマー組成物を製造することができるように
なった。しかし、溶剤で洗浄する前の微粒子製造に大き
な問題が残っていた。特開平2−4833で例示した微
粒子を製造する第1の方法は、ヒドロシリル化反応触媒
と軟化点を持つシリコーン樹脂およびそれらと相溶する
溶媒からなる溶液を、界面活性剤水溶液で乳化し、その
乳化液から溶媒を乾燥除去した後に微粒子を回収する方
法であった。第2の方法は、ヒドロシリル化反応触媒と
軟化点を持つシリコーン樹脂からなる混合物を粉砕する
方法であった。第1の方法は、微粒子の製造に手間がか
かり、工業的に実施するのが経済的に非常に不利であっ
た。第2の方法では平均粒子径が10μm以下の微粒子
を製造することができないため、シリコーンエラストマ
ー組成物を完全に硬化させることが困難であるという問
題点があった。
特開平2−9448では、ヒドロシリル化反応触媒含有
シリコーン樹脂とヒドロシリル化反応阻害性化合物を併
用することによって、室温での長期保存安定性と予期し
ない高温での高い硬化速度を持つ加熱硬化型シリコーン
エラストマー組成物が得られることを提案した。この方
法と特開平2−4833の方法を合わせ使用することに
よって、高温での非常に迅速な硬化が可能になった。
しかし、この方法でも特開平2−4833について述べ
たと同様の粒状物製造時の問題点があった。
今まで提案されたヒドロシリル化反応触媒の微粒子化に
はもうひとつ共通の問題点があった。
微粒子化する樹脂はシリコーンエラストマー組成物のベ
ースポリマーに溶解しない材料から選択する必要があっ
た。例えば、ジメチルポリシロキサンをペースポリマー
とするシリコーンエラストマー組成物の場合には、フェ
ニル基を含有するシリコーン樹脂などを使用する必要が
あった。しかし、そのためにシリコーン樹脂とヒドロシ
リル化反応触媒からなる微粒子を添加すると組成物が白
濁して、シリコーンエラストマーの特徴のひとつである
透明性を損うという問題があった。この透明性低下の問
題を解決しようと検討する中で、本発明者等は、液中乾
燥法で微粒子を製造する場合に必須成分である界面活性
剤が、シリコーンエラストマー組成物の透明性を損う原
因のひとつとなっていることを見出した。液中で微粒子
を製造後、微粒子を何度洗浄してもある程度の竜の界面
活性剤が微粒子表面に残留すること、さらに、粒子径を
小さくするほど界面活性剤の残置が多くなることも合わ
せて確認した。モして、この残留界面活性剤はシリコー
ンエラストマー組成物の透明性を損うばかりか、硬化後
の耐熱性をも損う、すなわち、機械物性が低下したり、
変色する原因ともなることを確認した。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、上記問題点を解消すべく鋭意検討した結
果本発明に到達した。本発明の目的は、経済性に優れ、
室温での十分しこ長しs貯蔵安定性と高温での迅速な硬
化速度と完全硬化性を持ち、かつ、従来のシリコーンエ
ラストマーの耐熱性を損わず、透明性に優れた加熱硬化
型シリコーンエラストマー組成物を提供することにある
[課題を解決するための手段とその作用]本発明は、 (a)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有す
るオルガノポリシロキサン、 (b)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素
原子を有するオルガノ7イドロジエンボリシロキサン、 (C) ヒドロシリル化反応触媒と軟化点またはガラス
転移点が40〜200℃のシリコーン樹脂よりなる粒状
物であり、該粒状物は平均粒子径が0.01〜10μm
の範囲内にあり、粒子径f)(10μ道を越える粒子の
含有量が5重量%以下であり、力1つ、界面活性剤を実
質的に含有しなし)、粒状物、 (d)ヒドロシリル化反応阻害性化合物、からなること
を特徴とする加熱硬化型シリコーンエラストマー組成物
によって達成される。
本発明に用いられる(a)成分のオルガノポリシロキサ
ンは、本発明の組成物の主剤となる成分であり、1分子
中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有
することが必要である。アルケニル基としては、ビニル
基、アリル基、ヘキセニル基などが例示される。このオ
ルガノポリシロキサンのケイ素原子に結合したアルケニ
ル基以外の有機基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基のようなア
ルキル基、フェニル基などのアリール基、3,3.3−
トリフルオロプロピル基のような置換炭化水素基で例示
される1価炭化水素基であり、ケイ素原子に結合する有
機基数は平均1.0〜2.3であるのが望ましい。この
オルガノポリシロキサンは一般的には直鎖状であるが、
分岐状のシロキサン骨格を有するものでもよい。またそ
の重合度は特に限定されなシ、、l)(、通常は25℃
における粘度が10〜1 、000 、000センチボ
イスの範囲にあるものが使用される。
本発明に用いられる(b)成分のオルガノ7イドロジエ
ンボリシロキサンは、(a)成分のオルガノポリシロキ
サンの架橋剤であり、本発明の組成物が網状構造を形成
するために(よ1分子中に少なくとも2個のケイ素原子
結合水素原子を有することが必要である。水素原子以外
もこケイ素原子に結合した有機基としては前述した(a
)成分のオルガノポリシロキサンと同様のもの力(例示
される。この有機基は、1分子中むこ1種のみでもよく
、また、2種以上が混在してもよし)。
このオルガノハイドロジエンポリシロキサンの分子構造
は、直鎖構造、網状構造、または3次元構造を含んでい
てもよく、これらの単一重合体または共重合体もしくは
2種以上の重合体の混合物も使用できる。このオルガノ
7\イドロジエンボリシロキサンの重合度は通常、25
℃bこおける粘度が0.5〜so 、 oooセンチボ
イズの範囲であり、好ましくは1〜10,000センチ
ボイスの範囲内のものが使用される。
また、その配合量は本成分中のケイ素原子結合水素原子
と(a)成分中のケイ素原子結合アルケニル基のモル比
が、好ましくは0゜571〜10ノ1の範囲になるよう
な量であり、通常は(A)成分100重量部に対して0
.1〜10重量部の範囲内である。
(C)成分のヒドロシリル化反応触媒とシリコーン樹脂
よりなる粒状物は、(a)成分のケイ素原子結合アルケ
ニル基と(b)成分のケイ素原子結合水素原子とをヒド
ロシリル化反応しこよフ℃架橋させるだめの触媒である
。従来公知のヒドロシリル化触媒活性を示す触媒がすべ
て使用できる。具体的には塩化白金酸、アルコール変性
塩化白金酸、白金とオレフィンとの錯体、白金とケトン
との錯体、白金とビニルシロキサンとの錯体、アルミナ
、シリカ、カーボンブラ・ンクなどに担持された白金、
白金黒なとで例示される白金系触媒、テトラキス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウムなどのパラジウム系触
媒、あるいはロジウム、ニッケル、コバルト系などの錯
体触媒が例示される。これらの中で活性の高さの点から
白金触媒が好ましく、特に、(a)成分と(b)成分へ
の相溶性の点から白金−ビニルシロキサン錯体触媒がよ
り好ましい。
(C)成分に用いられるシリコーン樹脂は、軟化点また
はガラス転移点が40〜200℃であることが必要であ
る。この軟化点は樹脂が自重または自身の表面張力で流
動開始する温度であり、定速度で温度を上げながら顕微
鏡で粉砕粒子を観察する方法によって容易に知ることが
できる。
ガラス転移点はDSC(デファレンシャル・スキャンニ
ング・カロリメーター)による測定で知ることができる
。本発明では、軟化点とガラス転移点のどちらかが40
〜200℃の範囲にあれば使用することができる。軟化
点またはガラス転移点が40℃より低いと組成物の貯蔵
安定性が著しく低下し、また、200℃よりも高いと十
分な加熱硬化速度が得られなくなる。、かかるシリコー
ン樹脂の組成に特に制限はなく、シロキサン骨格を主成
分として有する樹脂ならばすべて使用できるが、モノフ
ェニルシロキサン単位(PhSi03/2)、を主成分
とし、他に、ジフェニルシロキサン単位(PhaSiO
)、ジメチルシロキサン単位(MezSiO)、メチル
シロキサン単位(MeSiOa7s+)、メチルビニル
シロキサン単位(MeViSiO)などを含む樹脂が一
般的である。その中で、ビニル基などのアルケニル基を
含むシリコーン樹脂を使用することは、本発明の組成物
の貯蔵安定性と透明性を向上させる点から好ましい。
(c)成分は、かかるヒドロシリル化反応触媒と軟化点
またはガラス転移点が40〜200℃のシリコーン樹脂
よりなる微粒子であるが、その大きさは、平均粒子径が
0.01〜10μmであることが必要である。平均粒子
径が10μlよりも大きいと組成物を加熱しても硬化が
不完全となり、シリコーンエラストマー組成物の耐熱性
などを阻害する。逆に平均粒子径が0.01μmよりも
小さいと組成物の十分な貯蔵安定性を得ることが困難と
なる。粒度分布は遠心沈降法やレーザー散乱法で測定す
ることができるが、これらの方法で測定した10μLを
越える粒子の重責%が5%を越えてはならない。5%を
趨えると、硬化したシリコーンエラストマー組成物の物
性や透明性が低下するからである。また、かかる微粒子
状物の形状は、組成物への分散性と硬化安定性の点から
球状であることが望ましい。
また、かかる(c)成分は、界面活性剤を実質的に含有
してはならない。界面活性剤が含まれていると、(a)
、(b)成分の架橋により生成するシリコーンエラスト
マー組成物の耐熱性と透明性を損うからである。ヒドロ
シリル化反応白金触媒とシリコーン樹脂からなる、平均
粒子径が0.01〜10 tt !lの微粒子状物を製
造するに際し、界面活性剤が必須成分となる製造方法が
数多いが、このような界面活性剤の使用は本発明におい
ては避けることが望ましい。製造中に使用した界面活性
剤の大半は後洗浄で除去することができるが、完全を期
することは不可能だからである。特に本発明のような微
粒子では残る界面活性剤の竜が多くなり、かかる残留界
面活性剤の耐熱性がポリシロキサンよりも低いために組
成物の耐熱性や透明性を損なうからである。もっとも望
ましいのは、界面活性剤を全く使用しないで、上記の条
件を満たす粒状物を製造することである。
軟化点またはガラス転移点が40〜200℃のシリコー
ン樹脂とヒドロシリル化反応触媒からなり、平均粒子径
が0.01〜10μmの粒状物は、気相乾燥法によって
界面活性剤を全く使用しないで製造することかできる。
すなわち、ヒドロシリル化反応触媒とシリコーン樹脂の
両者と相溶する溶媒よりなる混合物を熱気流中に噴霧し
、噴霧状態で乾燥固化する方法である。この方法で製造
した平均粒子径が0.01〜10μlの範囲内にあり、
粒子径が10μIを越える粒子の含有量が5重量%以下
の粒状物は、本発明の組成物の耐熱性を全く損うことが
なく、かつ、シリコーンエラストマーの透明性を維持で
きる点で非常に好ましい。
さらに、液中乾燥法よりも製造に要する時間と労力が著
しく軽減されて、経済的に有利に製造することが可能と
なる。また、シリコーンエラストマー組成物に均一に添
加混合することが容易である点でも、気相乾燥法で製造
することは好ましい。
ヒドロシリル化反応用触媒のシリコーン樹脂に対する比
率は、(C)成分中に占めるヒドロシリル化反応用触媒
の含有率が金属原子として1100PP以上となる比率
にすることが望ましい。これは100ppi+未満にな
ると、本発明組成物に占めるシリコーン樹脂の比率が高
くなり過ぎ、硬化後の物性が損われることがあるためで
ある。このような(c)成分の配合量は、通常、(a)
成分のオルガノポリシロキサンに対して金属原子として
0.01〜11000ppの範囲内であり、好ましくは
0.1〜1100ppの範囲内である。(C)成分その
ものの配合量は、(C)成分中に占めるヒドロシリル化
反応触媒の含有率と、(a)成分に対するヒドロシリル
化反応触媒の添加量によって決まるものであり、−射的
には(a)成分100!量部に対してo、oos〜10
重員部となる。透明性の高いシリコーンエラストマー組
成物を得たい場合には、(c)成分の添加量はできる限
り少なく、(a)成分のオルガノポリシロキサン100
重量部に対して、0.1重量部以下であることが望まし
い。
(d)成分は、本発明の組成物を加熱して硬化させるに
際し、硬化を促進させ、かつ完全硬化を達成するために
必用な成分である。これはヒドロシリル化反応触媒に対
して触媒阻害効果を持つ化合物であり、ヒドロシリル化
反応にょフて硬化するシリコーンエラストマー組成物に
おいて硬化遅延効果や貯蔵安定性向上効果があると従来
知られている化合物はすべて使用することができる。こ
のような化合物としては、トリフェニルホスフィンなど
のリン含有化合物、トリブチルアミンやテトラメチルエ
チレンジアミン、ベンゾトリアソールなどの窒素含有化
合物、硫黄含有化合物、アセチレン系化合物、アルケニ
ル基を2個以上含む化合物、へイドロバーオキシ化合物
、マレイン酸訓導体などが例示される。これらの中でも
、アルケニル基またはアルキニル基を含む化合物が望ま
しい。特に、1分子中にアルキニル基を2個以上含む化
合物、1分子中にアルケニル基とアルキニル基を含む化
合物、1分子中にアルケニル基とアルコール性水酸基を
含む化合物、酸素原子を介して隣接したケイ素原子の両
方にアルケニル基が結合した結合単位を有する有機ケイ
素化合物、マレイン酸ジエステルなどが特に望ましい。
(d)成分による硬化促進効果の度合は、(d)成分の
化学構造によって大さく異なる。従って、(d)成分の
添加量は、使用する(d)成分の個々について最適な量
に調整すべきであるが、一般には、その添加量が少な過
ぎると硬化促進効果が得られず、逆に多過ぎるとがえフ
て硬化が阻害されるので、好ましくは、(a)成分に対
して0.1〜50000ppmの範囲内である。
本発明の組成物は上記(a)〜(d)成分からなるシリ
コーンエラストマー組成物であるが、これには必要に応
じて、フユームドシリ力や湿式シリカなどの微粉状シリ
カ、表面疎水化処理された微粉状シリカ、りし−ブハー
ドニング防止剤、シリコーン以外のポリマー、有機溶媒
、酸化鉄、希土類化合物のような耐熱剤、炭酷マンガン
、煙霧状酸化チタンのような難燃剤、そのほか、けいそ
う土、炭醋カルシウム、ガラス繊維、カーボンブラック
などを配合することは、本発明の目的を損わない限り差
し支えない。
本発明の組成物は、上記(a)〜(d)成分を均一に混
合することによって容易に得られる。この混合順序に特
に制限はないが、(c)成分を少量の(a)成分中に混
合して均一に分散させた後、これを(a)、(b)およ
び(d)の混合物に添加する方法が望ましい。この場合
は、(c)成分の粒状化されたヒドロシリル化反応用触
媒を破壊しない限り、いかなる手段を用いてもよい。ま
た、その温度条件は使用する(c)成分によって異なる
ので一概に規定することはできないが、少なくとも(c
)成分で使用するシリコーン樹脂の軟化点あるし)はガ
ラス転移点以下の温度であることが望ましい。
以上のような本発明の組成物は、室温付近での貯蔵安定
性が優れているので1成分型加熱硬化性シリコーンエラ
ストマー組成物として、長期間の保存が可能であり、か
つ、加熱することによって迅速に完全硬化させることが
可能である。そして、シリコーンポリマーよりも耐熱性
が劣る界面活性剤を含有していないので、硬化したシリ
コーンエラストマーを高温で使用しても機械特性が低下
したり変色することがなく、また、高い透明性のエラス
トマーとすることができる。
[実施例] つぎに、本発明を参考例、実施例、比較例によって説明
する。
参考例1 白金ビニルシロキサン錯体組成物の調製6gの塩化白金
酸水溶液(白金含有量33%)と16gの1.3−ジビ
ニルテトラメチルジシロキサンを35gのイソプロピル
アルコールに溶解した。
この溶液にLogの重炭酸ソーダを加えて懸濁状態で撹
拌しながら70〜80℃で30分反応させた。
イソプロピルアルコールと水を圧力50mmHg、温度
45℃の条件下で揮発除去し、固形分を濾過することに
よって白金含有量8.5wtXのビニルシロキサン配位
白金錯体触媒の1.3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン溶液を調製した。
参考例2 熱可塑性シリコーン樹脂の調!!!1 332gのフェニルトリクロロシラン、53gのジメチ
ルジクロロシランおよび110gのジフェニルジクロロ
シランを150gのトルエンで希釈した溶液を、430
gのトルエンと142gのメチルエチルケトンと114
gの水からなる液中に滴下して加水分解した。この反応
混合物を水洗して塩化水素を除去してから有機相を分離
し、さらに加熱してメチルエチルケトンを除去した。次
いで0.2gの水酸化カリウムを加えて加熱し、発生す
る水を留去した後、酢酸で中和して水洗を繰返した。し
かる後、溶媒を乾固して熱可塑性シリコーン樹脂を得た
。この熱可塑性シリコーン樹脂のガラス転移点は65℃
、軟化点は85℃であった。
参考例3 熱可塑性シリコーン樹脂の調製2 クロロシラン類のトルエン溶液の配合を、459gのフ
ェニルトリクロロシラン、31gのジメチルジクロロシ
ラン、150gのトルエンに変えた他は参考例2と同様
にして、ガラス転移点95℃、軟化点140℃の熱可塑
性シリコーン樹脂を得た。
参考例4 熱可塑性シリコーン樹脂の調製3 クロロシラン類のトルエン溶液の配合を、459gのフ
ェニルトリクロロシラン、34gのメチルビニルジクロ
ロシラン、150gのトルエンに変えた他は参考例2と
同様にして、ガラス転移点90℃、軟化点140℃の熱
可塑性シリコーン樹脂を得た。
参考例5 白金触媒含有微粒子の調製1 ガラス製の撹拌機付容蕃に参考例2で得られた熱可塑性
シリコーン樹脂900 gとトルエン5o。
gとジクロロメタン4600 gを投入し均一に混合し
た。次いで参考例1で得られた白金ビニルシロキサン錯
体組成物44.4gを投入し、混合することにより白金
ビニルシロキサン錯体組成物と熱可塑性シリコーン樹脂
の均一溶液を得た。次いでこの溶液を2流体ノズルを使
フて、窒素ガスを熱気流にしたスプレードライヤー槽(
アシザワ・ニトロ・アトマイザ−株式会社製)内に連続
して噴霧した。ここで、窒素ガスの熱気流温度はスプレ
ードライヤーの入口で95℃であり、スプレードライヤ
ーの出口で45℃であり、熱気流速度は1.3m3/w
inであった。1時間の運転後でバッグフィルターによ
って450 gの白金ビニルシロキサン錯体組成物含有
シリコーン樹脂微粒子を捕集した。この微粒子の平均粒
子径は1.1μlであり、5μm以上の微粒子の含有量
は0.5重量%であった。白金含有量は0.40重量%
であった。またこの微粒子の形状を走査型電子顕微鏡に
より観察したところ、この微粒子は球状体であることが
確認された。
参考例6 白金触媒含有微粒子の調製2 参考例2で得られた熱可塑性シリコーン樹脂の代りに、
参考例3で得られた熱可塑性シリコーン樹脂900gを
用いた他は参考例5と同様にして、1時間で425gの
白金ビニルシロキサン錯体組成物含有シリコーン樹脂微
粒子を捕集した。
この微粒子の平均粒子径は1.0μlであり、5g1以
上の微粒子の含有量は0.5M量%であった。白金含有
量は0.39重量%であった。この微粒子は球状である
ことが走査型電子顕微鏡で確認された。
参考例7 白金触媒含有微粒子の調製3 参考例2で得られた熱可塑性シリコーン樹脂の代りに、
参考例4で得られた熱可塑性シリコーン樹脂900gを
用いた他は参考例5と同様にして、1時間で460gの
白金ビニルシロキサン錯体組成物含有シリコーン樹脂徽
粒子を捕集した。
この微粒子の平均粒子径は1.1μmであり、5μm以
上の微粒子の含有量は0.5重量%であった。白金含有
量は0.40重量%であフた。この微粒子は球状である
ことが走査型電子顕微鏡で確認された。
参考例8 白金触媒含有微粒子の調製4 参考例2で得られた熱可塑性シリコーン樹脂の使用量を
9081参考例1で得られた白金ビニルシロキサン錯体
組成物の使用量を4.44gに変えた他は参考例5と同
様にして、1時間で28gの白金ビニルシロキサン錯体
組成物含有シリコーン樹脂微粒子を捕集した。この微粒
子の平均粒子径は0,6μIであり、5μl以上の微粒
子の含有量は0.1重量%であった。白金含有量は0.
40重量%であった。この微粒子は球状であることが走
査型電子顕微鏡で確認された。
実施例1 α、ω−ジビニルジメチルポリシロキサン(25℃での
粘度1500cs) 1000 gと、表面をヘキサメ
チルジシラザンで疎水化処理したフユームドシリカ20
0gを室温で十分に混合してベース組成物を調製した。
参考例5〜8で得られた白金触媒含有微粒子それぞれ1
0gとこのベース組成物90gを室温で混合した後、3
本ロールを1回通すことによって白金触媒含有シリコー
ン組成物を得た。
白金触媒含有微粒子が均一に分散していることは、20
0メツシユフイルターを通してほとんど残分がないこと
によって確認した。
ベース組成物120gに、平均分子式がHe3SiO(
)le2siO)3(河eHsiO)6siMe3で示
されるシロキサン2.8gとフェニルブチノール0.0
1 gを添加して均一に混合し、さらに上で調製した白
金触媒含有シリコーン組成物を、それぞれ組成物中の白
金含有量が5ppmとなるように添加して室温で混合す
ることによって加熱硬化型シリコーンエラストマー組成
物を得た。これらの組成物の加熱硬化特性をキュラスト
メータ3型[東洋ボルドウィン■製]により、第1表に
示す温度で測定した。ここで、加熱硬化特性は硬化開始
時間(1t)とトルクが最大の90%に達するまでの時
間(T、。)で求めた。また、この組成物を25℃で1
年間貯蔵後に再度加熱硬化特性を測定した。また、貯蔵
安定性を定量化するため、50℃の雰囲気下にこれらの
組成物を貯蔵して粘度が初期値の2倍になるまでの日数
を調べた。
これらの測定結果は第1表に示す通りであった。
これらの測定結果から、本発明の加熱硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物は、いずれも長期間室温で貯蔵でき
、高温では数分で硬化が完了することが確認された。さ
らに、ビニル基を含む熱可塑性シリコーン樹脂による白
金触媒含有微粒子を使った場合の際立フた高い貯蔵安定
性もi!認された。
第1表 比較例1 40gの参考例1で得られた白金ビニルシロキサン錯体
組成物と、320gの参考例2で得られた熱可塑性シリ
コーン樹脂および6600 gのジクロロメタンを混合
した溶液を調製した。この溶液を15gのポリビニルア
ルコールを含む水溶液もこ加えて、高剪断を加えること
によってエマルジシンを調製した。室温で48時間かけ
て窒素ガスを流しながら徐々にジクロロメタンを揮発さ
せた後、遠心分離によって固形の微粒子を得た。
これを水で2rj:!i洗浄し、さらにメタノールで2
回、ヘキサメチルジシロキサンで2回洗浄の後、40℃
で2日間乾燥することにより305 gの微粒子を得た
。この微粒子の平均粒子径は1.Ouw、であり、5μ
m以上の微粒子の含有量は0.5重量%であった。白金
含有量は0.38重量%であった。この微粒子を走査電
子顕微鏡で観察したところ、この微粒子は球状体である
ことが確認された。
この微粒子を製造するに要した時間は、エマルジシンの
調製から乾燥終了までの合計時間として実質4日であフ
た。
この白金触媒含有微粒子を用いて、実施例1と同じ配合
量で白金触媒含有シリコーン組成物を調製した。実施例
1で示したのと異なり、200メツシユのフィルターで
残分がほとんどなくなるまで均一に混合するには3本ロ
ールを8回通す必要があった。この白金触媒含有シリコ
ーン組成物を用いて、実施例1と同様に加熱硬化型シリ
コーンエラストマー組成物を調製し、評(iした結果は
以下の通りであ)た。
調製直後  It   30.2秒 T3゜36.7秒 1年後   It   28.7秒 T9゜34.5秒 実施例1と比べると、微粒子の調製から白金触媒含有組
成物を調製するまでの時間と手数が著しく多くなること
が確認された。
実施例2 ジメチルシロキサン単位99.8モル%とメチルビニル
シロキサン単位0.2モル%からなるオルガノポリシロ
キサン生ゴム(重合度5000) 100部、両末端シ
ラノール基封鎖ジメチルシロキサン(25℃における粘
度60cs)8.0部および比表面積200I+2/g
のヒユームドシリカ40部をニーダ−ミキサーに投入し
て加熱下で均一になるまで混練した。このゴムベース1
00部に対して、平均分子式が、HeaSiO(Me2
SiO)a (MeHSiO)ssiMeaで示される
シロキサン0.40部と1−エチニル−1−ジシクロヘ
キサノール0.001部を混合してから、実ン組成物を
口金原子で0.85ppmとなるように添加混合するこ
とによって加熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物を
調製した。比較のために、比較例1で得た白金触媒含有
シリコーン組成物を用いて同様の方法で組成物を調製し
た。さらに比較のため、白金触媒含有シリコーン組成物
の代りに参考例1で得た白金ビニルシロキサン錯体組成
物を用いる他は同様にして組成物を調製した。これらの
組成物を170℃で10分間加圧下で硬化させて2■厚
のシートを得た。JISに6301に準拠した方法でこ
れらのシートの機械的特性を測定した。可視吸収スペク
トルを測定して、波長600nnでの透過率を測定する
ことによって透明性を評価した。また、180℃で1力
月間エージングして外観の変化を観察した。さらに、硬
化前の各組成物を室温で3力月貯蔵後に初期と同じ方法
でシートを作成して機械的特性を測定した。これらの結
果を第2表に示す。
第2表 実施例3 フェニルブチノールの代りに、 次に示す化合 物を用いて他は実施例1 と同様にして加熱硬化 型シリコーンエラストマー組成物を調製し、調製直後と
室温で3力月貯蔵後の硬化性を評価した。これらの結果
を以下に示した。
メチルブチノール(添加量1.1g) 調製直後: It = 28.3秒 T9゜= 33.
5秒3力月後: It = 28.1秒 T9゜= 3
2.0秒3.5ジメチル−1−ヘキシン−3−オール(
添加It : 0.01 g ) 調製直後: It = 27.6秒 T9o ” 32
.0秒3力月後: It = 28.0秒 T9゜= 
33.2秒1.3,5.7−チトラビニルテトラメチル
テトラシクロシロキサン(添加1:O,1g) 調製直後: It = 30.5秒 T9゜= 35.
0秒3力月後: It = 31.2秒 T9゜= 3
5.7秒t−ブチルへイドロバーオキシド(添加量: 
o、olg )調製直後: It = 35.8秒 T
9゜= 40.7秒3力月後: It = 37.1秒
 T9゜= 45.2秒マレイン酸ジエチル(添加量:
 0.01 g )調製直後: It = 28.3秒
 T9゜=34.1秒3力月後: It = 29.4
秒 T9゜= 34.9秒メチルトリス(メチルブチノ
ール)シラン(添加1 : 0.0001 g ) 調製直後: It = 31.2秒 丁g。= 36.
0秒3力月後: It = 33.4秒 Too ” 
37.4秒テトラメチルエチレンジアミン (添加量: 0.0005 g ) 調製直後: Et = 40.3秒 T9゜= 47.
2秒3力月後: It = 44.2秒 T9゜= 5
0.0秒ベンゾトリアゾール(添加1 : 0.01 
g )調製直後’ It ” 35.2秒 T9゜= 
50.1秒3力月後: It = 38.1秒 T9゜
= 54.3秒トリフェニルホスフィン(″/A加量:
 0.0005 g )調製直後: It = 41.
5秒 Tea ” 56.1秒3力月後: It = 
44.4秒 T8゜= 59.8秒[発明の効果] 本発明の加熱硬化型シリコーンエラストマー組成物は、
(a)〜(d)成分からなり、特に(c)成分と(d)
成分を含有しているので、経済性に優れ、室温での十分
に長い貯蔵安定性と高温での迅速な硬化速度と完全硬化
性を持ち、かつ、従来のシリコーンエラストマーの耐熱
性を損ねず、 透明性に優れるという特徴を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を
    有するオルガノポリシロキサン、(b)1分子中に少な
    くとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノ
    ハイドロジェンポリシロキサン、 (c)ヒドロシリル化反応触媒と軟化点またはガラス転
    移点が40〜200℃のシリコーン樹脂よりなる粒状物
    であり、該粒状物は平均粒子径が0.01〜10μmの
    範囲内にあり、粒子径が10μmを越える粒子の含有量
    が5重量%以下であり、かつ、界面活性剤を実質的に含
    有しない、粒状物、 (d)ヒドロシリル化反応阻害性化合物、 からなることを特徴とする加熱硬化型シリコーンエラス
    トマー組成物。 2、(c)成分が球形粒状物である、特許請求の範囲第
    1項に記載の加熱硬化型シリコーンエラストマー組成物
    。 3、(c)成分が界面活性剤を使用しないで製造された
    粒状物であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    に記載の加熱硬化型シリコーンエラストマー組成物。 4、(c)成分が、軟化点またはガラス転移点が40〜
    200℃のシリコーン樹脂とヒドロシリル化反応触媒お
    よび両者と相溶する溶媒よりなる混合物を熱気流中に噴
    霧し、噴霧状態で乾燥固化して得られたものである、特
    許請求の範囲第1項に記載の加熱硬化型シリコーンエラ
    ストマー組成物。 5、(d)成分がアルケニル基またはアルキニル基を有
    するヒドロシリル化反応阻害性化合物である特許請求の
    範囲第1項に記載の加熱硬化型シリコーンエラストマー
    組成物。 6、ヒドロシリル化反応触媒が白金触媒である、特許請
    求の範囲第1項に記載の加熱硬化型シリコーンエラスト
    マー組成物。 7、白金触媒が白金アルケニルシロキサン触媒である、
    特許請求の範囲第1項に記載の加熱硬化型シリコーンエ
    ラストマー組成物。 8、シリコーン樹脂がアルケニル基を含むことを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項に記載の加熱硬化型シリコ
    ーンエラストマー組成物。
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