JPH0446918Y2 - - Google Patents

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JPH0446918Y2
JPH0446918Y2 JP8853287U JP8853287U JPH0446918Y2 JP H0446918 Y2 JPH0446918 Y2 JP H0446918Y2 JP 8853287 U JP8853287 U JP 8853287U JP 8853287 U JP8853287 U JP 8853287U JP H0446918 Y2 JPH0446918 Y2 JP H0446918Y2
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layer
film
mirror
polyethylene
chromium
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  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鏡面(光輝)仕上げした形材、特に
ステンレス光輝調アルミニウム形材に関する。
〔従来の技術〕
従来、形材、特にアルミニウム形材表面に化粧
用複合フイルムを貼着することはよく知られてお
り、また種々のものが提案されている。
例えば、実開昭58−50834号公報には、天然木
薄板の裏面に布を接着した化粧材を構成し、アル
ミニウム押出形材の外面に化粧材の布面側を接着
した天然木化粧形材が記載されており、また実開
昭58−105983号公報にはアルミ又はスチール等金
属製の建築建具材の外表面に塩化ビニル樹脂等の
熱可塑性樹脂からなる表皮又は杢板を接着してな
る複合建築建具材が記載されている。さらに、実
開昭60−109935号公報には、一面側に木目模様等
の印刷が施され他面側が接着剤を介してアルミ製
サツシ表面に貼着される厚み0.08〜0.15mmの軟質
ポリ塩化ビニル系フイルムと、該フイルムの印刷
表面側をフイルムコーテイングしている厚み0.05
mm以下のアクリル系樹脂層とからなるアルミ製サ
ツシ化粧用複合フイルムが記載されている。
近年、特にフロント材等の建材にステンレス調
光輝仕上げの要望が高まつているが、前記した従
来技術は、いずれも天然木模様等を施すことを目
的としたものであり、このような複合フイルム貼
着の技術をステンレス光輝調の仕上げに応用する
ことは困難である。
そのため、一般に、ステンレス調光輝仕上げの
手法としてはメツキ方が採用されており、例えば
研磨→半光沢ニツケルメツキ→光沢ニツケルメツ
キ→クロムメツキ→フツ素塗装の工程で鏡面(光
輝)仕上げした建材が生産され販売されている。
また、研磨→代用金メツキ→クリヤー電着塗装、
あるいは研磨→光沢ニツケルメツキ→カラー電着
塗装の工程からなる方法も知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ステンレス調光輝仕上げを行なう前記各メツキ
方法において、前記第1の方法の場合、クロムメ
ツキの付廻り性の点と研磨工程上から形材の形状
が限定されるという難点があり、また数多くのメ
ツキ工程を含むことからコスト的にも高くなり、
店舗等の建材として容易に使用できないという欠
点がある。一方、後者の代用金メツキあるいは光
沢ニツケルメツキ後に電着塗装を行なう方法の場
合、いずれも性能面(付着性、耐キズ性、耐食性
等)で劣り、問題があつた。
従つて、本考案の目的は、前記したような従来
の方法の問題点を改善し、複合フイルム貼着方法
により容易にかつ安価に鏡面仕上げを施した光輝
調形材を提供することにある。さらに本考案の目
的は、耐候性、耐食性に優れしかもキズの付き難
い鏡面仕上げした光輝調形材を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案の光輝調形材は、形材表面に、順次ポリ
塩化ビニル層、クロム蒸着層及びポリエチレン層
を有してなることを特徴とするものである。
本考案によれば、形材の鏡面仕上げ層として上
記のような層構成を採用したことにより、複合フ
イルム貼着方式により容易かつ安価に鏡面(光
輝)仕上げを施すことができる。一般に合成樹脂
フイルムにクロムを蒸着した場合、その密着強度
において問題がある。クロム蒸着のためにはフイ
ルムにタルミのない事、可塑剤、水分等の蒸発成
分がない事が必要であり、また蒸着層はわずかの
伸びにより蒸着層のヒビ割れが生じ易い。このよ
うな意味において、クロム蒸着適性の点において
はポリエチレンが最も適している。本考案では、
クロ蒸着層の支持フイルムとして最も適したポレ
エチレンを用い、接着性等に優れ形材表面のベー
ス樹脂として最適な柔らかいポリ塩化ビニル層と
の間に、上記ポリエチレンフイルムに蒸着された
クロム蒸着層をサンドイツチ状に積層し、仕上げ
フイルム層を構成するものであり、該クロム蒸着
層によりステンレス調光輝外観を付与し、また上
記のような層構成とすることによつて複合フイル
ム貼着方式可能とするものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ、本
考案について詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示し、常法に従つ
て塗装下地処理が施されたアルミニウム押出形材
1の表面には、本考案に従つて鏡面仕上げフイル
ム層2が貼着されており、該鏡面仕上げフイルム
層2の層構成は第2図に詳細に示されている。
被処理体としてのアルミニウム押出形材の処理
は、脱脂のみ、あるいは研磨後脱脂又は脱脂後エ
ツチングとしてもよいが、より接着安定性を向上
させるために脱脂後必要に応じてエツチング等の
処理を行なつた後に化成皮膜処理し、あるいは同
様に脱脂後必要に応じてエツチング等の処理を行
なつた後に陽極酸化皮膜処理を施すことが好まし
く、これにより耐食性、耐候性等の向上も図れ
る。その方法は特別なものではなく、従来公知の
化成皮膜処理法、陽極酸化皮膜処理法で充分であ
る。また、各種複合皮膜処理(例えば陽極酸化皮
膜+塗装)や塗装仕様(例えば化成皮膜+塗装処
理)などを施した形材であつても、該形材表面に
鏡面仕上げフイルム層2を貼着する際に用いる接
着剤を適当に選定することにより適用できる。ま
た、形材としては前記アルミニウム押出形材に限
らず、鉄材なども例えば研磨後脱脂したり、ある
いはさらにリン酸亜鉛処理、リン酸鉄処理等の通
常の塗装下地処理を行なつた形材が使用でき、ま
た塗装を施した形材に対しても前記アルミニウム
形材の場合と同様にして適用できる。
第2図において、1はアルミニウム押出形材、
3はポリ塩化ビニル層、4はクロム蒸着層、5は
ポリエチレン層である。鏡面仕上げフイルム層2
をアルミニウム押出形材1に施す方法としては、
まずポリエチレンフイルムにクロムを蒸着して得
られたものと、軟質のポリ塩化ビニルフイルムと
を熱融着又は接着剤を介してドライラミネート
し、このようにして得られた鏡面仕上げフイルム
層2のポリ塩化ビニル層3側を接着剤又は粘着材
を用いてアルミニウム押出形材1の表面に貼着す
る。上記鏡面仕上げフイルム層2中にクロム蒸着
層が存在することにより、ステンレス調の鏡面
(光輝)外観が得られる。なお、ポリエチレン層
5の厚みが薄すぎる場合、クロム蒸着の際の熱損
傷の問題が無視し得なくなる。逆に厚すぎるとラ
ツピング適性(例えば複合フイルムのコシの強
さ、表面が鏡面であるが故の接着不均一によるノ
リダク等)の問題があるので、25〜50μの厚みと
することが望ましい。一方、ポリ塩化ビニル層3
の厚みは製品形材の使用箇所等に応じて広範囲の
厚みに選定可能であるが、通常は50〜150μの範
囲に設定すればよい。
また、一般にポリエチレンフイルは耐候性、耐
久性に劣るので、使用目的に応じて耐候性に優れ
たトツプコート、耐擦傷性に優れたシロキサン、
UV硬化樹脂等によるハードコートをポリエチレ
ン層の表面に被覆することもできる。このような
層構成の一例を第3図に示す。第3図において
は、前記したようにして形成された複合フイルム
のポリエチレン層5の表面に、さらに熱融着又は
ドライラミ等によつて耐候性、耐久性、ラツピン
グ適性等に優れたアクリル樹脂フイルムの表面層
6が被覆され、このようにして形成された鏡面仕
上げフイルム層2′がアルミニウム押出形材1の
表面に接着剤を介して貼着されている。あるいは
上記鏡面仕上げフイルム層2′のポリ塩化ビニル
層3下面に粘着材を塗工した複合フイルムとし、
これを貼着してもよい。表面層6としては上記ア
クリル樹脂の他、耐候性、耐久性等に優れるフツ
素樹脂(PVDF)、ポリ塩化ビニル、あるいは耐
候グレードのポリエチレン等を用いることもでき
る。表面層6の厚みは使用する樹脂の種類、使用
目的等に応じて広範囲に変えることができるが、
通常は25〜50μの範囲に設定すればよい。また、
表面層にストリツプペイント又は透明フイルム
(養生フイルム)を貼つた複合フイルムとし、ア
ルミニウム形材にラミネートした後に上記養生フ
イルムを剥離して、ラミネート時のキズの発生を
防止することもできる。
さらに、鏡面仕上げフイルム層をクロム蒸着層
のシルバー色のみでなく、それをベースとしてさ
らに表面層に着色透明フイルムを使用するか、あ
るいはクロム蒸着するポリエチレンフイルム層自
体を着色するか、または印刷層を中にはさむこと
により、着色したり、模様を付与することができ
る。また、表面層またはポリエチレン層をヘヤー
ライン調模様を有するフイルムとしてもよい。
〔考案の効果〕 以上のように、本考案の光輝調形材は、金属蒸
着に適したポリエチレンフイルムにクロムを蒸着
し、該クロム蒸着層をポリ塩化ビニルフイルムと
の間にサンドイツチ状に積層して鏡面仕上げフイ
ルム層を構成したことにより、貼着方式によつて
形材表面に適用することができ、容易にしかも安
価に鏡面仕上げを施した光輝調形材を製造するこ
とができる。また、適当な表面層を設けることに
より、耐候性、耐食性に優れ、キズの付き難い鏡
面仕上げした光輝調形材が得られ、しかも任意の
着色あるいは模様を付与することもできる。さら
に、従来のメツキ方式のように大規模な装置も必
要でなく、鏡面仕上げ工程が比較的簡単である。
なお、ポリエチレンフイルム層とクロム蒸着層間
の密着強度が必ずしも完全とはいえないが、接着
強さを要求される部位以外の使用においては、従
来のラミネート品と同等水準迄の耐用年数を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の光輝調形材の一実施例を示す
部分斜視図、第2図は本考案による鏡面仕上げフ
イルム層の基本層構成を示す断面図、第3図は他
の層構成の例を示す断面図である。 1はアルミニウム押出形材、2は鏡面仕上げフ
イルム層、3はポリ塩化ビニル層、4はクロム蒸
着層、5はポリエチレン層、6は表面層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 形材表面に、順次ポリ塩化ビニル層、クロム蒸
    着層及びポリエチレン層を有してなる光輝調形
    材。
JP8853287U 1987-06-10 1987-06-10 Expired JPH0446918Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8853287U JPH0446918Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JP8853287U JPH0446918Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JPS63197125U JPS63197125U (ja) 1988-12-19
JPH0446918Y2 true JPH0446918Y2 (ja) 1992-11-05

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