JP2789695B2 - 装飾材 - Google Patents
装飾材Info
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- aluminum sheet
- sheet
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Description
ものである。
いられることがあったが、その際ガラス鏡では破損し易
く重量的にも重くなり、また結露し易いという欠点があ
った。またアルミニウムシートにメッキ処理を施し鏡面
として使用することもされているが、ある程度の強度と
鏡面性能を得るためにシートの厚みを少なくとも2〜3m
m程度にする必要があり、経済的に不利である。さらに
これらの問題を解決するために合成樹脂シートの両面に
アルミニウムシートを接合してなる複合板の表面にメッ
キ処理を施すことにより、軽量性、平面性、加工性の優
れた鏡も見出されているが(特公昭57−60601)、この
方法によるとメッキ処理に要するコストが嵩み経済的に
不利であるうえ、表面がクロムメッキであるため鏡面の
反射率があまり高くなく、やや黒ずんだ色調になるとい
う問題が残されていた。
クリヤーコーティングを施すことにより鏡面性、軽量
性、加工性及び経済的に優れ、装飾材として屋内用とし
ても屋外用としても適した複合板を提供するものであ
る。
ウムシートを接合してなる複合板において、該アルミニ
ウムシートの少なくとも一方の非接合面が、反射率80%
以上のアルミニウムの表面に下地処理及び樹脂系クリヤ
ーコーティングを施して成る鏡面であり、該鏡面は反射
率75%以上、表面粗さ0.12μm以下、歪み率1.5%以下
であることを特徴とする装飾材に存する。
般的にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等
のポリオレフィン樹脂シートが使用される。合成樹脂シ
ートの厚みは、通常1〜10mm程度である。
るが、そのためには予め高光輝性のアルミニウムシート
を用いる必要がある。従って合成樹脂シートに接合する
少なくとも一方のアルミニウムシートは未処理の状態で
反射率が80%以上、好ましくは85%以上である必要があ
る。このようなアルミニウムシートは従来知られている
公知の方法、例えば冷間圧延する際、表面粗さが次第に
細かくなる圧延ロールに順次通しアルミニウム摩耗粉を
減少させる(特開昭59−178104号)等の方法で得られる
が、市販の高光輝性アルミニウムシートを用いてもよ
い。
る。
ムシートを接合して得られるが、接合方法は従来公知の
方法に従って製造される。例えば溶融状態の合成樹脂シ
ートとアルミニウムシートとを加熱圧着ローラ間に連続
的に供給して貼合せを行う方法、あるいは、固体状の合
成樹脂シートに接着層を有するアルミニウムシートを圧
着する方法等を採用することができる。
ト表面に光輝性を損なわず、かつ密着性、耐久性、耐食
性の優れた樹脂系クリヤーコーティングを施すことを要
件とする。具体的には、まず下地処理としてアルミニウ
ムシート表面をノンエッチングタイプの弱アルカリ脱
脂、または溶剤脱脂等で脱脂した後、化成皮膜処理をす
る。化成皮膜処理としては表面を粗さずかつ無色透明な
皮膜を形成することが必要であり、シランカップリング
剤等の塗布型で非反応型化成処理剤が用いられる。しか
る後にクリヤーコーティングを施すが、この際使用され
る塗料としては透明度が高い、耐候性に優れる、
下地との密着性が良い、傷付きにくい、等が要求特性
として挙げられるが、具体的にはフッ素共重合体樹脂を
用いたフッ素系塗料、アクリル系シロキサン架橋型樹脂
を用いたアクリルシリコン系塗料等が挙げられる。また
コーティング剤としてアクリルシリコン系塗料を用いる
場合は、化成皮膜処理を省略することができる。以上の
ようなアルミニウムシートの表面処理は複合板にする前
に行なっても良いし、複合板としてから行なっても良
い。
トを用いて上述のようなクリヤーコーティングを施して
も良いが、通常は片面に高光輝性アルミニウムシートを
用いてクリヤーコーティングを施し、他の面(裏面)は
通常のアルミニウムシートに塗膜被覆して用いられる。
良い。
露性、非破損性に優れるため壁材、天井材、店舗のディ
スプレイ用等、建材として広く用いられる他、電球やネ
オン管と組み合わせることにより看板としても使用でき
る。さらには自動車や電気機器のトリム材、またはネー
ムプレート等、比較的小さい面積の使用にも適してい
る。これらのうち、特に屋外で使用するものについては
耐食性、耐候性に優れるものが要求されるため、コーテ
ィング剤としてはフッ素系塗料が好ましい。
属社製;XL)に、脱脂用洗浄剤(日本パーカライジング
社製;FC−359)を20g/l含有する洗浄液を60℃で120秒ス
プレーして脱脂した後、水洗する。その後、シランカッ
プリング剤(日本パーカライジング社製、LN−4525A)
を50g/l含有する処理液に、室温で浸漬し化成皮膜処理
を施した後、ロール絞りにかけ、その後乾燥する。この
下地処理されたアルミニウムシートに熱硬化性フッ素系
クリヤー塗料(ACR社製;ボンフロンクリヤー)をロー
ルコーターにより塗布し、240℃で90秒焼き付ける。次
にポリエチレンシートの片面に上記のように処理したア
ルミニウムシートを、他の面に通常のアルミニウムシー
トを貼り合わせて厚さ3mmの複合板を得た。この複合板
の鏡面特性を以下の方法により測定した。その結果、表
面粗さは圧延方向と直角方向で0.08μm、平行方向で0.
06μm、反射率81%、歪み率1%であった。
曲線を求め、基準長さ0.25mmの最大高さを小坂研究所SE
−3型測定機により測定した。
射率を測定した。
チレンシートからなる複合板の表面にニッケルメッキと
クロムメッキを順次施した鏡面板の反射率を測定したと
ころ67%であり、本発明に係るものに比べて黒ずんだ色
調であった。
装飾性が高いうえ、軽量性、加工性、非破損性、経済性
にも優れているため装飾材として屋内用としても屋外用
としても好適に使用される。特に装飾を目的とする看
板、壁板、天井、トリム板、ネームプレート、ドア等の
全部または一部分の材料として有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂シートの両面にアルミニウムシー
トを接合してなる複合板において、該アルミニウムシー
トの少なくとも一方の非接合面が、反射率80%以上のア
ルミニウムの表面に下地処理及び樹脂系クリヤーコーテ
ィングを施して成る鏡面であり、該鏡面は反射率75%以
上、表面粗さ0.12μm以下、歪み率1.5%以下であるこ
とを特徴とする装飾材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19481289A JP2789695B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 装飾材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19481289A JP2789695B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 装飾材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0358833A JPH0358833A (ja) | 1991-03-14 |
JP2789695B2 true JP2789695B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=16330668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19481289A Expired - Fee Related JP2789695B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 装飾材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789695B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008033459A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Ssc:Kk | 防犯用鏡付看板 |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP19481289A patent/JP2789695B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0358833A (ja) | 1991-03-14 |
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