JPH03271377A - 暗青色調装飾材 - Google Patents

暗青色調装飾材

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JPH03271377A
JPH03271377A JP7009190A JP7009190A JPH03271377A JP H03271377 A JPH03271377 A JP H03271377A JP 7009190 A JP7009190 A JP 7009190A JP 7009190 A JP7009190 A JP 7009190A JP H03271377 A JPH03271377 A JP H03271377A
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JP
Japan
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dark blue
paint
decorative material
chemical conversion
dark
Prior art date
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Pending
Application number
JP7009190A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Matsuda
健 松田
Kayo Shimizu
清水 香世
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は暗青色に着色された装飾材に関するものであり
、より詳しくは暗青色に着色された鏡面を有する複合材
からなる装飾材に関するものである。かかる装飾材は建
築物の壁、天井或いは柱等の装飾または装飾材に使用で
きるものである。
(従来の技術) 従来より、各種の着色された装飾材や鏡面製品が知られ
ているが、ガラス鏡は破損し易く重量的にも重いという
欠点を有している。ステンレス鏡は重くまた機械的研磨
により鏡面仕上げをするので、手間がかかり高価なもの
になる。そして、樹脂績は軽量ではあるものの、破損し
易くかつ平面性が悪く像の歪みが大きいと言う欠点があ
る。
これらの欠点を改良した鏡面製品として樹脂シートの両
面に金属シートを接合した複合材に電気メツキを施した
ものが知られており、軽量で破損しにくく平面性および
加工性にも優れている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の複合材に電気メツキを施したもの
は、いずれもニッケルメッキの上に単一金属メツキある
いは数種の合金メツキを行ったものであり、得られる色
調が金属色、例えばクロムメツキの銀白色、銅−亜鉛系
合金メツキの全色調等に限られるという問題点があった
(課題を解決するための手段) そこで、本発明者等はかかる問題点を解決すべく鋭意検
討した結果、樹脂シートの両面に金属シートを接合した
複合材に特定の処理を施すことにより、電解メツキ法で
は得られなかった暗く青味を有する色調(暗青色)を呈
する鏡面となることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は暗青色を呈する鏡面を有する
装飾材を提供しようとするものである。
そして、その目的は合成樹脂製シートの両面にアルミニ
ウム製シートを接合してなる複合板の少なくとも何れか
一方の面に順次ニッケルメッキ処理、化成処理および常
温硬化型塗料によるクリヤーコート処理を施してなる暗
青色調装飾材であって、当該化成処理の浴がチオ硫酸塩
、鉛の水溶性塩および有機酸またはその塩を主成分とす
る浴組成であり、かつ当該色調がCIE1976 (L
” a”b”)色空間表示でL” =35〜60.a”
 =−5〜10.b” =−25〜−5であることを特
徴とする暗青色調装飾材により容易に達成される。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の装飾材は、合成樹脂製シートの両面にアルミニ
ウム製シートを接合してなる複合板を素材として使用す
る。合成樹脂製シートとしてはポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン等のポリオレフィン樹脂が一般的に
使用され、その厚みは通常1〜10mm程度である。ア
ルミニウム製シートとしては、特に限定されるものでは
なく、通常のアルミニウムを用いればよく、その厚みは
0゜1〜1關である。そして、かかる合成樹脂製シート
の両面にアルミニウム製シートを接合するが、その接合
方法は常法により行われるが、例えば合成樹脂を溶融し
圧着する方法、エポキシ系接着剤等による接着法等の方
法で接合される。尚、この複合材に機械的あるいは化学
的方法により柄付け、模様付けしたものの使用も可能で
ある。
本発明では、かかる複合材の少なくとも何れか一方のア
ルミニウム製シート表面に順次ニッケルメッキ処理、化
成処理およびクリヤーコート処理を施すが、ニッケルメ
ッキ処理としては、公知の光沢電気ニッケルメッキ法に
より行われる。例えば市販の光沢剤を添加したニッケル
メッキ浴(硫酸ニッケル220〜300 g/l、塩化
ニッケル30〜60g/l、ホウ酸30〜60g/jり
を用い電流密度1〜8A/dm”、2〜60分程度等の
条件により処理される。この処理は次工程である着色処
理の下地処理として必須であるばかりではなくメツキの
光沢およびレベリング作用による鏡面性の向上という効
果もある。尚、かかるメツキ処理に先立って半光沢ニッ
ケルメッキ処理等を施し、多層ニッケルメッキとしても
よい。
次に、かかるメツキ処理を施した表面に着色処理として
化成処理を行う。本発明での化成処理は特定の浴組成に
メツキ処理を施した複合材を浸漬し、下地と浴成分との
反応によりある種の皮膜を形成して着色を行うものであ
る。そして、使用する浴組成としてはチオ硫酸塩、鉛の
水溶性塩および有機酸またはその塩を主成分とするもの
であることが重要である。チオ硫酸塩としてはチオ硫酸
ナトリウム、チオ硫酸カリウム等が挙げられ、好ましく
はチオ硫酸ナトリウムを用いるのがよい。
鉛の水溶性塩としては鉛の有機酸塩あるいは無機酸塩で
あって具体的には酢酸鉛、硝酸鉛等が挙げられ、好まし
くは酢酸鉛を用いるのがよい。そして有機酸またはその
塩としては2価もしくは3価の有機酸またはその塩が好
ましく、またその塩としてはアルカリ金属、アルカリ土
類金属の塩であり、具体的にはクエン酸あるいはクエン
酸ナトリウム、酒石酸あるいは酒石酸ナトリウム等が挙
げられ、好ましくはクエン酸あるいはクエン酸ナトリウ
ムを用いるのがよい。かかる各成分の使用割合は、通常
、チオ硫酸塩:鉛の水溶性塩:有機酸またはその塩が0
.5〜1.5:0.03〜0.2:0.05〜0.3(
モル/り、好ましくは0.8〜1.2二0.05〜0.
15 : 0.1〜0.2(モル/l)の範囲とするの
がよい。そして浴のpHとしては、4〜6の範囲とする
のがよい。pHが低すぎると浴組成の分解が激しくなり
、また高すぎると着色速度が低下するので好ましくない
この処理は浴温度と浸漬時間により色調が変化し、通常
、黄色−赤紫色一暗青色一明るい灰色の順で変化する。
この為好ましい暗青色を得るための着色条件としては、
浴温度20〜50°C1浸漬時間10〜180分、好ま
しくは浴温度25〜40°C1浸漬時間30〜120分
の範囲で選定することが重要である。例えば、浴温度が
低い場合は浸漬時間を長くし、高い場合には短くするこ
とにより調整すればよい。浴温度がかかる範囲より低い
場合は着色速度が低下し生産性で不利となり、また高い
場合は着色速度が大き過ぎて色調管理が困難となり、か
つ、浴組成の分解を促進するという問題を生じるので好
ましくない。
以上の処理により得られた着色皮膜は耐久性の点で多少
劣るので保護膜としてクリヤーコート処理をすることが
必要である。本発明でのクリヤーコート処理は常温硬化
型塗料で処理することが重要である。というのは、高温
においては内部の合成樹脂シートが変形するおそれがあ
る。常温硬化型塗料としては性能バランスから二液反応
型のウレタン塗料が好ましいが、耐候性を重視する場合
には水酸基、カルボキシル基またはアミノ基を有する、
フッ素樹脂塗料もしくはシリコン樹脂塗料等を用いるの
がよい。具体的には、二液反応型のウレタン塗料として
はイソシアネートを硬化剤とするアクリルウレタン、ポ
リエステルウレタン等が挙げられる。また、かかるフッ
素樹脂塗料としては、フルオロエチレンと上述した官能
基を有する炭化水素系ビニルエーテルとの共重合体等が
挙げられ、硬化剤としてはイソシアネート、酸無水物、
酸、塩基、有機金属化合物、ポリオール等が上述した官
能基の種類に応じて適宜選択して用いられる。また、か
かるシリコン樹脂塗料としては、アクリル主鎖に加水分
解性アルコキシシリル基を有するアクリルシリコン等が
挙げられ、硬化剤としては酸、塩基、有機金属化合物等
が用いられる。
クリヤーコート処理法はエアーおよびエアレススプレー
、フローコーター、ロールコータ−等で塗布することが
でき、塗布後の硬化のための後処理は特に必要はなく、
常温(例えば20°C)の場合、完全硬化には数日〜1
週間程度を要する。また、作業性、生産性の点から80
〜100°Cで30〜180分の強制乾燥をして硬化を
促進することができる。これらの保護膜の膜厚は5〜3
0μmとするのがよい。またかかる保護膜が薄すぎると
保護効果が低下し、厚すぎると鏡面性が低下するので好
ましくない。当該クリヤーコート膜は、形成された所定
の厚さにおいて、JIS  K−7105で規定された
全光線透過率(ヘーズメーターで測定)が40〜100
%であるものを意味する。尚、本発明では、かかる上記
の3つの処理を複合材の両面に施してもよい。
(効 果) 本発明によれば、従来の樹脂シートの両面に金属シート
を接合した複合材からなる鏡面を有する装飾材では得ら
れなかった特異な色調を有し、かつ軽量性、加工性、非
破壊性にも優れた装飾材が簡便に得られる。そして、か
かる暗青色調装飾付は店舗内装用途等の各種装飾材に適
したものである。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明の要旨を越えない限り下記の実施例に限定されるもの
ではない。
実施例1 厚さ1.5mmのポリエチレンシートの両面に厚さ0、
25 +nmの光輝仕上げを行ったアルミニウムシート
を接合してなる複合板(7X10cm)の一方のアルミ
ニウムシート表面をエポキシ系塗料で塗装し、他方のア
ルミニウムシート面に下記の要領で表面の処理を施した
先ず、その表面を脱脂、酸洗し、市販の処理液(カニン
グ社製ボンダルデイツプ)を用い25°C11分の浸漬
処理により亜鉛合金置換を行い、市販の光沢剤(カニン
グ社製ナイゾール80)を添加したニッケルメッキ浴(
硫酸ニッケル250 g/l、塩化ニッケル45g/l
、ホウ酸30g/42)により浴温55°C1電流密度
4A/dm”で15分間の条件で光沢ニッケルメッキ処
理を行った。
次いで、第1表の浴組成の化成処理浴で30゛C560
分の浸漬条件で化成処理を行ない着色皮膜を形成させた
後、水洗、乾燥した。浴のpHは4.5であった。
次いで、市販のアクリルウレタン系のウレタン塗料(オ
リジン電気社製プラネッ)RU)を用いてスプレー法に
て膜厚20μmのクリヤーコート処理を行った。次いで
、80℃で60分間加熱して、硬化を完全なものにした
。得られた装飾材は、均一で暗く青味を有する特異な色
調をもつ鏡面性の優れたものであった。化成処理条件お
よび色空間表示L′″ た。
alおよびb9の値を第2表に示し 比較例1 実施例1において、化成処理を60℃、10分の浸漬条
件で行った以外は同様にして処理をした。
得られた装飾材は明るい灰色の色調をもつものであり、
化成処理の浴中で反応が進み過ぎたものであった。化成
処理条件およびL” amおよびb“の値を第2表に示
した。
比較例2 実施例1において、化成処理を10″C260分の浸漬
条件で行った以外は同様にして処理をした。
得られた装飾材は淡い黄色の色調をもつものであり、化
成処理の浴中で充分に着色されていないものであった。
化成処理条件およびLl blの値を第2表に示した。
第2表 alおよび

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂製シートの両面にアルミニウム製シート
    を接合してなる複合板の少なくとも何れか一方の面に順
    次ニッケルメッキ処理、化成処理および常温硬化型塗料
    によるクリヤーコート処理を施してなる暗青色調装飾材
    であって、当該化成処理の浴がチオ硫酸塩、鉛の水溶性
    塩および有機酸またはその塩を主成分とする浴組成であ
    り、かつ当該色調がCIE1976(L^*a^*b^
    *)色空間表示でL^*=35〜60,a^*=−5〜
    10,b^*=−25〜−5であることを特徴とする暗
    青色調装飾材。
  2. (2)化成処理を20〜50℃、浸漬時間10〜180
    分の条件で処理するものである特許請求の範囲第1項記
    載の暗青色調装飾材。
  3. (3)常温硬化型塗料が、二液反応型のウレタン塗料で
    ある特許請求の範囲第1項記載の暗青色調装飾材。
  4. (4)常温硬化型塗料が、水酸基、カルボキシル基また
    はアミノ基を有する、フッ素樹脂塗料もしくはシリコン
    樹脂塗料である特許請求の範囲第1項記載の暗青色調装
    飾材。
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