JPH0446887Y2 - - Google Patents

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JPH0446887Y2
JPH0446887Y2 JP1987061857U JP6185787U JPH0446887Y2 JP H0446887 Y2 JPH0446887 Y2 JP H0446887Y2 JP 1987061857 U JP1987061857 U JP 1987061857U JP 6185787 U JP6185787 U JP 6185787U JP H0446887 Y2 JPH0446887 Y2 JP H0446887Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− この考案は、コンクリート型枠の締結具に関す
るもので、側板、妻板などの部材相互をその連接
端部において締結するためのワンタツチ式の締結
具に関するものである。
−従来の技術− コンクリート型枠の締結具は、その性質上、開
閉操作が容易で締結力が大きいことが要求され
る。開閉操作を容易にするために、レバーを押動
又は引動する一操作のみで部材相互の締結又はそ
の解除を行うことができるようにした締結具とし
て、第4図に示す締結具が公知である(実開昭59
−107207号)。この実開昭59−107207号の装置は、
締結される部材の一方Aに操作レバー1を枢着
し、該レバーの中間部と他方の部材Bとに係合部
材2とバネ部材3とからなる一対の係合対を設け
たもので、レバー1はバネ4で開方向に付勢さ
れ、且つその開角度を所定の角度に規制するスト
ツパ5が設けられている。
またこの種の締結具の他の公知例として、第5
図に示す締結具が公知である(実開昭59−107208
号)。この実開昭59−107208号の装置は、第4図
と同様な構造のレバー1に枢着したカム6と他方
の部材Bに設けた受具7とを係合させるもので、
カム6の回動により生ずるトグル作用により、大
きな締結力が発生するようにしたものである。カ
ム6は、バネ8で斜立方向に付勢され、且つその
斜立角度を所定の角度に規制するストツパ9が設
けられている。
−考案が解決しようとする問題点− ところが、上記実開昭59−107207号の装置で
は、締結力がバネ部材3のバネ力に依存するた
め、強力な締結力を発揮させることが難しく、コ
ンクリート打設時に型枠に作用する内圧によりバ
ネ部材3か撓み、締結した部材A,B相互間に隙
間が生ずる欠点がある。
また実開昭59−107208号の装置は、カム6と受
具7との位置関係を正確に出す必要があるが、現
実には部材A,B自体に相当の寸法誤差があるた
め、往々にしてカム6と受具7との位置関係に狂
いを生じ、所期の締結力が発現されない場合が多
いのが実情である。
−問題点を解決するための手段− そこでこの考案は、相互に締結される部材の一
方Aに操作レバー1を、他方の部材Bに受具11
をそれぞれ互いに平行なピン22,26まわりに
回転自在に軸着し、両者1も11をその開方向に
バネ4,12で付勢し、かつその開角度をストツ
パ5,13で所定の角度に規制して設けている。
受具11の閉方向の回動端は、その凹部14が前
記ピン22と26との延長線上からわずかに閉方
向に偏倚した位置とする。
そしてレバー1を閉方向に回動させたときに、
受具11の先端に形成した凹部14とレバー1の
中間部に装着した軸部材15とが係合し、レバー
1の回動に追従して受具11が閉方向に回動し、
受具11の閉方向に回動端の両部材A,Bが締結
される構造を採用している。
ここで軸部材15は、レバー1の中間部に設け
た長孔16(第3図)に挿通して現物合わせて定
まる位置でレバー1に固定する構造としている。
−作用− 上記構造によれば、軸部材15を受具11の位
置に合わせて簡単に且つ正確に位置に装着するこ
とができる。即ち、レバー1と受具11とを部材
A,Bのそれぞれに装着した後、軸部材15を受
具11の凹所14に当接させた状態でレバー1に
固定することにより、軸部材15と受具の凹所1
4との位置関係を現物合わせで正確に設定でき
る。
そしてこの考案の構成では、受具11がいわゆ
るトグルリンクとして作用し、受具11の回動に
より生ずる倍力作用によつて締結力が生じるた
め、大きな締結力を発生させることができる。
−実施例− 第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
す図で、A及びBは相互に締結される部材、21
は部材の一方Aに固着されたブラケツト、1は該
ブラケツトにピン22で枢着された操作レバー、
4はレバー1を開方向に付勢している板バネであ
り、レバー1は、所定の開角度(約30度)で基端
5がブラケツト21に衝突してその開角度が規制
されている。
レバー1の中間部には長孔16が設けられてお
り、この長孔16の先端側にナツト23を設けて
いる。長孔16はレバー1の長手方向に長く、ナ
ツト23はレバー1の仕切板24に固着して設け
られている。
部材の他方Bには、ブラケツト25が固着さ
れ、このブラケツト25にピン26で受具11が
枢着されている。受具11は、先端に凹部14が
形成されており、ぜんまいバネ12で開方向に付
勢されている。受具11は、基端13がブラケツ
ト25に衝突する開角度と、背面28がブラケツ
ト25に衝突する閉角度との間で揺動可能であ
る。上記閉角度は、凹所14がピン22と26を
結んだ線上から僅かに閉方向に偏倚した位置とな
る角度に設定される。
レバー1の長孔16には、軸29が挿通され、
この軸29にローラ15が遊嵌しており、このロ
ーラ15が受具の凹所14と係合する軸部材とな
つている。
軸29は、レバー1に溶接して固定されるが、
その溶接作業は次のように行う。ローラ15を遊
嵌した軸29を長孔16に挿通し、レバー1を閉
方向に押動して受具11をローラ15で押動して
閉方向に揺動させる。そしてナツト23に、第3
図に示すように、ボルト30をネジ込み、該ボル
トの先端でローラ15を受具の凹所14に押接さ
せる。ボルト30を充分に締め込んだ状態で、即
ち部材AとBとが該ボルトにより締結された状態
にして、軸29を長孔の部分Wにおいてレバー1
に溶接するのである。そしてナツト23からボル
ト30を外して締結具の組み付けを完了する。
組み付けられた締結具のレバー1と受具11と
は、バネ4,12により開方向に付勢されてお
り、且つそのそれぞれの開角度もストツパとなる
レバーの基端5と受具の基端13とで規制されて
いる(第2図)。この状態からレバー1を押動さ
せると、ローラ15が受具の凹所14に当接して
受具11をレバー1の回動に従つて閉方向に回動
し、この受具11の回動により受具の凹所14が
ローラ15に向けて相対的に進出し、該凹所14
とローラ15とが強固に押接されて締結力が生
じ、更に凹所14がピン22と26との延長線上
を越えた位置で受具11の回動が阻止されてセル
フロツクされ、部材A,B相互が締結される。型
開き時には、レバー1を引くことにより上記と逆
の動作が起こり、部材AとBの締結が解除され
る。
−考案の効果− 以上説明したようにこの考案の締結具は、レバ
ーの押動及び引動操作だけで部材相互の締結およ
び開放を行うことができ、受具の回動操作に伴う
トグル作用により、強固な締結力を発現させるこ
とができる。そしてこの考案の構造によれば、互
いに係合する受具の凹所と軸部材との位置関係を
現物合わせで簡単に且つ正確に設定できるので、
寸法誤差などにより所期の締結力が発現されない
事態が回避され、製造及び組み付けが容易で安定
な締結力を得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
す図で、第1図は締結状態を示す断面図、第2図
は開放状態を示す断面図、第3図は軸部材固定時
の状態を示す一部断面側面図である。第4図及び
第5図は従来の締結具を締結状態a及び開放状態
bで示す断面図である。 図中,A、B……相互に締結される型枠の部
材、1……操作レバー、4……板バネ、5……ス
トツパ、11……受具、12……せんまいバネ、
13……ストツパ、14……受具の凹部、15…
…ローラ(軸部材)、16……長孔、29……軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中間部に軸部材15を設けた操作レバー1が
    相互に締結される部材A,Bの一方Aに軸着さ
    れ、先端に凹部14を有する受具11が他方の
    部材Bに軸着されており、操作レバー1と受具
    11とは同一方向とした開方向にそれぞれ付勢
    し且つその開角度を所定の角度に規制して設け
    られ、受具11はその凹部14が操作レバー1
    を軸着するピン22と受具11を軸着するピン
    26とを結んだ線上からわずかに閉方向に偏倚
    した位置でその閉方向の角度が規制されてお
    り、レバー1を閉方向に揺動させることにより
    受具の上記凹部14とレバー1の中間部に装着
    した軸部材15とを係合させて受具11を閉方
    向の回動端まで回動させることにより両部材
    A,Bを締結することを特徴とする、コンクリ
    ート型枠の締結具。 (2) 軸部材15がレバー1の中間部に設けた長孔
    16に挿通して設けられ、現物合わせで定まる
    位置でレバー1に固定されている、実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の締結具。
JP1987061857U 1987-04-23 1987-04-23 Expired JPH0446887Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987061857U JPH0446887Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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JP1987061857U JPH0446887Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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Publication Number Publication Date
JPS63170111U JPS63170111U (ja) 1988-11-07
JPH0446887Y2 true JPH0446887Y2 (ja) 1992-11-05

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ID=30895579

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JP1987061857U Expired JPH0446887Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6347444Y2 (ja) * 1985-04-25 1988-12-07

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JPS63170111U (ja) 1988-11-07

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