JPH0446358Y2 - - Google Patents

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JPH0446358Y2
JPH0446358Y2 JP1985164275U JP16427585U JPH0446358Y2 JP H0446358 Y2 JPH0446358 Y2 JP H0446358Y2 JP 1985164275 U JP1985164275 U JP 1985164275U JP 16427585 U JP16427585 U JP 16427585U JP H0446358 Y2 JPH0446358 Y2 JP H0446358Y2
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excitation winding
support member
reinforcing frame
winding assembly
movable
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カードブロツクとして両端部に可動
磁石部材を取付けた非磁性体の可動支持部材を有
する電磁継電器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の電磁継電器は、例えば、同一出
願人により特開昭(61−195538号公報)記載のも
のが提案されている。第4図は特開昭(61−
195538号公報)記載の継電器に用いた可動支持部
材に補強フレームをインサートモールドした例を
示す。
可動支持部材90は、りん青銅等の高強度金属
による補強フレーム91を本体内に固定しモール
ド工法で合成樹脂等により成型される。この支持
部材90は前記補強フレーム91の両端部にばね
駆動部92のモールドブロツクを有し、該フレー
ム91の周囲を合成樹脂等で柱体に成型し二本の
平行位置に配置した駆動連結部93がばね駆動部
92を連結する。可動支持部材90のほぼ中心部
には回動軸穴941を備え2本の駆動体連結部9
3を結合する中央連結部94を有する。
合成樹脂等は、通常可動支持部材90の両端部
にあたるばね駆動部92の中央上部および駆動体
連結部93の中央上部の注入穴からモールド型へ
射出される。
ばね駆動部92には、永久磁石(図示せず)と
磁極板(図示せず)とを有する可動磁石部材(図
示せず)が固定され、励磁巻線(図示せず)によ
り励磁された鉄心(図示せず)から磁気力を受け
て軸受穴941を中心にばね駆動部92が回転移
動し、接点部材(図示せず)を切替る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の電磁継電器の可動支持部材90
は合成樹脂等の射出が不十分な場合補強フレーム
91の両板面上の厚さが対称となり成型後のモー
ルド収縮作用が駆動体連結部93の反りを発生さ
せるので組立完成後にカバー等の他部材に接触し
て回転動作を阻害する一方、合成樹脂等の射出が
激しい場合は内部の補強フレーム91をたわませ
て変形しモールドに歪が加わるのでモールドの割
れ、寸法精度不良等を生じるという問題点があつ
た。
本考案の目的は上記問題点を解決した電磁継電
器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
両端部が露出するように励磁巻線を巻装された
鉄心と、この鉄心の長軸方向中央部に対応する位
置に配設された回動支軸とを有する励磁巻線組立
部材と; 直方体形状の永久磁石と、この永久磁石の対向
磁極面に固着されて磁気ギヤツプを形成する2枚
の磁極板とをそれぞれ有する第1および第2の可
動磁石部材と; 中央部に前記回動支軸に係合する回動軸穴を有
し、両端部に前記第1および第2の可動磁石部材
をそれぞれ保持し接点ばねを開閉駆動する第1お
よび第2のばね駆動部を有し、これら第1および
第2のばね駆動部を連結する補強フレームを有
し、前記鉄心の両端部が前記第1および第2の可
動磁石部材の各々の前記磁気ギヤツプ内にそれぞ
れ位置するように前記励磁巻線組立部材上に配設
され、前記磁気ギヤツプ長の方向に回動する可動
支持部材と; 前記第1および第2の可動磁石部材の各々の前
記2枚の磁極板と選択的に接触する対向突出部を
長軸方向両端部にそれぞれ有し、前記励磁巻線組
立部材に沿つて延在するヨークとを備え; 前記可動支持部材は、前記回動軸穴を設ける位
置に対応する前記補強フレームの中央部と前記第
1および第2のばね駆動部との間に前記補強フレ
ームがモールド成型されていないフレーム露出部
と、前記補強フレームの中央部を前記第1および
第2のばね駆動部を含めて一体化成型したインサ
ートモールド部とを有する。
〔実施例〕
次に本考案について図面を参照して説明する。
第1図を参照すると、本考案の一実施例におけ
る可動支持部材10は、補強フレーム11とばね
駆動部12と、駆動体連結部13と中央連結部1
4とを有している。可動支持部材10は、りん青
銅等の高強度金属材料による長方形枠の補強フレ
ーム11を骨組みとし両端にばね駆動部12のブ
ロツクをモールド成型し、平行をなして二つのば
ね駆動部12を連結する駆動体連結部13と、中
心部で二つの駆動体連結部13を連結する中央連
結部14とを有する。駆動体連結部13のインサ
ートモールド部131は中央連結部14との接続
部分で中央連結部14のモールド部とH型のモー
ルドブロツクを形成し、インサートモールド部1
31とばね駆動部12との間隙には補強フレーム
11を露出したフレーム露出部132が形成され
る。フレーム露出部132は駆動体連結部13の
30〜40%を占有し可動支持部材10のほぼ中心に
ある回動軸穴141に対しほぼ対象位置にある。
次に、第2図を参照してこの可動支持部材の電
磁継電器における機能について説明する。第2図
において、可動支持部材10については第1図と
同一なので説明を省略する。鉄心20は、巻装す
る励磁巻線31を有する励磁巻線組立部材30の
中心軸上に両端部を露出して配置され励磁巻線3
1の通電により磁化される。可動磁石部材40
は、永久磁石41とこの永久磁石41を挾着して
対向配設される二つの磁極板42とを有し、磁極
板42は鉄心20の両端部に遊嵌合する開口部を
形成して可動支持部材10のばね駆動部12に固
着される。鉄心20は2枚の磁極板42が形成す
るほぼ平行な対向面にほぼ平行な対向面を有し、
この鉄心20の面を含む平面上に可動支持部材1
0、励磁巻線組立部材30、およびヨーク50の
それぞれが長さ方向の中心軸を配されて嵌合によ
り組立てられ、磁気回路が構成される。可動支持
部材10の中心は励磁巻線組立部材30の上部の
ほぼ中心に設けられた回動支軸32に回動可能に
遊嵌合される。励磁巻線31の通電により鉄心2
0の端部とヨーク50の端部に一定の磁極が形成
され、可動磁石部材40の磁極板42の一面が永
久磁石41の磁性により鉄心20の端部に吸引さ
れることにより、可動支持部材10が回動穴14
1に遊嵌合された回動支軸32を中心に回動し、
この動作が図示しない接点回路の開閉動作を行
う。
第3図において第2図に示される構成要素と同
一の構成要素には同一参照符号を付与し説明す
る。第2図で説明したように組立てられた可動支
持部材10、鉄心20、励磁巻線組立部材30、
可動磁石部材40およびヨーク50は、引出端子
を挿着した端子基板60の表面に鉄心20の面を
垂直に装着され、可動支持部材10は端子基板6
0の表面に対する平行面を回動する。接点組立部
材70は、端子基板60の表面で励磁巻線組立部
材30の両側面に並置され、可動支持部材10の
移動により可動磁石部材40が可動接点ばねを移
動させて接点回路の開閉が実現する。端子基板6
0の表面にはカバー80が装着されて電磁継電器
が構成される。
上記実施例では補強フレームを長方形枠とし、
また中央連結部を含むインサートモールドをH字
形と説明したが、この形状は図示されているよう
に励磁巻線を二分した構造を有する励磁巻線組立
部材の形状に適合させて小形化をはかつたもの
で、上記の説明と同一効果を発揮するものであれ
ば形状について限定するものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の電磁継電器は、
可動支持部材の駆動体連結部が補強フレームを露
出させたフレーム露出部を有する構造を採用する
ことにより、成型の際に露出した金属部分を抑え
て補強フレームの平行性、平面性を確保し、駆動
体連結部補強フレームのインサートモールド部分
が少量となりモールド収縮時の反り量が低減し、
従つて可動支持部材がカバー等、他の部材に接触
せず回転運動を円滑にし、またモールド部品の品
質および寸法精度の向上がはかられるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における可動支持部
材の一例を示す斜視図、第2図は本考案の一実施
例の磁気回路構造の一例を示す分解組立斜視図、
第3図は本考案の一実施例の組立状態を示す斜視
図、第4図は従来の電磁継電器における可動支持
部材を示す斜視図である。 10……可動支持部材、11……補強フレー
ム、12……ばね駆動部、13……駆動体連結
部、14……中央連結部、141……回動軸穴、
131……インサートモールド部、132……フ
レーム露出部、20……鉄心、30……励磁巻線
組立部材、31……励磁巻線、32……回動支
軸、40……可動磁石部材、41……永久磁石、
42……磁極板、50……ヨーク、60……端子
基板、70……接点組立部材、80……カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両端部が露出するように励磁巻線を巻装された
    鉄心と、この鉄心の長軸方向中央部に対応する位
    置に配設された回動支軸とを有する励磁巻線組立
    部材と; 直方体形状の永久磁石と、この永久磁石の対向
    磁極面に固着されて磁気ギヤツプを形成する2枚
    の磁極板とをそれぞれ有する第1および第2の可
    動磁石部材と; 中央部に前記回動支軸に係合する回動軸穴を有
    し、両端部に前記第1および第2の可動磁石部材
    をそれぞれ保持し接点ばねを開閉駆動する第1お
    よび第2のばね駆動部を有し、これら第1および
    第2のばね駆動部を連結する補強フレームを有
    し、前記鉄心の両端部が前記第1および第2の可
    動磁石部材の各々の前記磁気ギヤツプ内にそれぞ
    れ位置するように前記励磁巻線組立部材上に配設
    され、前記磁気ギヤツプ長の方向に回動する可動
    支持部材と; 前記第1および第2の可動磁石部材の各々の前
    記2枚の磁極板と選択的に接触する対向突出部を
    長軸方向両端部にそれぞれ有し、前記励磁巻線組
    立部材に沿つて延在するヨークとを備え; 前記可動支持部材は、前記回動軸穴を設ける位
    置に対応する前記補強フレームの中央部と前記第
    1および第2のばね駆動部との間に前記補強フレ
    ームがモールド成型されていないフレーム露出部
    と、前記補強フレームの中央部を前記第1および
    第2のばね駆動部を含めて一体化成型したインサ
    ートモールド部とを有することを特徴とする電磁
    継電器。
JP1985164275U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH0446358Y2 (ja)

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JP1985164275U JPH0446358Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25
CA000521309A CA1253182A (en) 1985-10-25 1986-10-24 Polarized electromagnetic relay
DE8686308273T DE3686808T2 (de) 1985-10-25 1986-10-24 Polarisiertes elektromagnetisches relais.
US06/923,087 US4713638A (en) 1985-10-25 1986-10-24 Polarized electromagnetic relay
EP86308273A EP0225038B1 (en) 1985-10-25 1986-10-24 Polarized electromagnetic relay

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JP1985164275U JPH0446358Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JPS6271852U JPS6271852U (ja) 1987-05-08
JPH0446358Y2 true JPH0446358Y2 (ja) 1992-10-30

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ID=31093241

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589313A (ja) * 1981-07-08 1983-01-19 Omron Tateisi Electronics Co 複数の磁性体個片を含む一体化部品の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5377324U (ja) * 1976-11-30 1978-06-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589313A (ja) * 1981-07-08 1983-01-19 Omron Tateisi Electronics Co 複数の磁性体個片を含む一体化部品の製造方法

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