JPH0446284Y2 - - Google Patents

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JPH0446284Y2
JPH0446284Y2 JP18543085U JP18543085U JPH0446284Y2 JP H0446284 Y2 JPH0446284 Y2 JP H0446284Y2 JP 18543085 U JP18543085 U JP 18543085U JP 18543085 U JP18543085 U JP 18543085U JP H0446284 Y2 JPH0446284 Y2 JP H0446284Y2
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grid
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電子写真技術を応用した複写機或い
はプリンタ等に適用されるコロナ帯電器に関する
ものである。
〔従来技術及びその問題点〕
電子写真技術を応用した複写機等の帯電工程に
おいて感光体の表面電位を一定に帯電させるため
にコロナ帯電器が広く用いられている。
コロナ帯電器は、表面電荷を均一に帯電できる
ことと、帯電電荷の制御性に優れることにより一
般に用いられるものである。
感光体表面電位の制御は、細かい網目状のグリ
ツド(格子)を帯電器のコロナワイヤと感光体の
間に配設するとともに前記格子を電位制御系に接
続し、イオン流を制御することにより行う。
本考案は、コロナ帯電器の制御グリツドの取付
け構造に関するものである。
第5図は、従来の一例を示すコロナ帯電器の要
部を示す一部切り欠き図である。同図において、
コロナ帯電器1は、シールドケース2と、該ケー
ス内に張架されたコロナワイヤ3と、シールドケ
ース2の端部に立設された突起4と該突起4に係
止されたバネ5でシールドケース2の開口部に張
力を与えられて配置されたグリツド6等から構成
されている。そして、コロナ帯電器1の端部に
は、図外の装置本体に固定するためのビス穴部7
が穿設されている。ここで、極く薄い金属板でで
きたグリツド6は、バネ5によつて張力が与えら
れ、波打ちやたるみが防止されることにより、コ
ロナワイヤ3との正確な位置が維持される。
しかし、このような構成のコロナ帯電器におい
て、コロナ放電器自体が複写機等の装置内におい
てスペースの制約から小さな装置であり、更に張
力を与えるバネ等は、極く小さなものである。従
つて、組立作業等においてピンセツト等の工具が
必要となり熟練を要すとともに生産効率の悪いも
のであつた。
また、部品点数の多いことは、作業工程及びコ
ストアツプにつながるものでもあつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の欠点に鑑み、部品点数を減
少させるとともに、組立作業の容易なコロナ帯電
器を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、上記目的を達成するために、コロナ
ワイヤと、放電用開口部を有し前記コロナワイヤ
を取囲む細長い筺体状のシールドケースと、前記
放電用開口部に対応する位置にメツシユ部が設け
られ、前記シールドケースの前記放電用開口部側
に装着される平板部を有し、弾性材料からなる制
御グリツドと、前記シールドケースの長手方向両
端部に設けられ前記制御グリツドを固定支持する
一対の支持部材とを備えたコロナ帯電器におい
て、前記一対の支持部材の各々に前記制御グリツ
ド側に突出する突部を設け、前記制御グリツドに
は、前記一対の支持部材に対応する平板部に前記
各々の突部と係合し該突出部よりも大きい穴部を
設け、かつ該穴部のうち少なくとも一方の穴部
に、前記長手方向の外側端から内側端に向つて突
出しその先端と該内側端との間隔を前記突部より
も狭く形成した突出片を設け、前記各々の突部に
前記各々の穴部を係合させた際、前記突出片が前
記突部と当接し変形させられるのに抗してそれ自
身の弾性力により前記制御グリツドを前記外側端
の方向に付勢することで前記一対の支持部材間に
張設することを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を図面を参照しながら説
明する。
第1図は、コロナ帯電器10の全体斜視図、第
2図は、組立図である。同図においてコロナ帯電
器10は、薄いステンレス等の金属板(約100μ)
をフオトエツチングして作られたグリツド11と
樹脂性の保持ブロツクである帯電電極12a,1
2b及び筐体部13から成るハウジング部等から
構成されている。
グリツド11の一端には、取付穴11a,11
aと他端には、固定爪14(突出部)を有した取
付穴15,15がグリツド部のパターンを形成す
ると同時にフオトエツチングで形成されている。
第3図は、取付穴15部の要部拡大図である。
取付穴15の穴部に突出した突出部である固定
爪14は、取付穴15の中央部に設けられてい
る。
一方、ハウジング部である筐体部13内には、
帯電ワイヤ16が張架されるとともに、左右の帯
電電極12a,12bの前記グリツド11の装着
される面には、突部である固定突起17,17が
それぞれ立設されている。
以上のように構成されたコロナ帯電器10を組
立てる場合について第2図、第4図に従つて説明
する。まず帯電電極12bに立設された固定突起
17,17にグリツド11の取付穴部11a,1
1aを挿着した後、帯電電極12aに立設された
固定突起17,17に取付穴15,15をそれぞ
れ押し込む。すると、第4図a,bに示すように
固定爪14はたわんで湾曲する。湾曲した固定爪
14は、固定突起17に喰い込む様にして固定さ
れ、その反力としてグリツド11にX及びY方向
の弾発力を与える。ここで、X方向の力は、グリ
ツド11を長手方向に引つ張る張力を与えるとと
もに、Y方向の力は、グリツド11を帯電電極1
2aに押しつける作用をする。
従つて、グリツド11は、長手方向の張力によ
り、たわみや、反りが生じることがないととも
に、帯電器のシールドケースである筐体13に密
着される。つまり、グリツド11の平面性が保持
されるとともに帯電ワイヤ16との距離が一定に
保たれる。
また、帯電電極12a,12bの端部には、コ
ロナ帯電器10を複写機又はプリンタ等の所定位
置に固定する為のビス穴18が穿設されている。
尚、以上の説明では、取付穴15の形状を長方
形である場合を図示したが、この形状に限ること
なく円形或いは、長円形の取付穴であつてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように本考案のコロナ帯電
器によれば、部品点数の削減を図ることができる
ともに、組立てが簡単で特別に工具を必要とする
こともない。
また、グリツドに対し常に張力及びシールドケ
ース(筐体部)へ押し付ける力が加わるので、グ
リツドの平面性とシールドケースとの密着性の向
上を図ることが出来る。
更に、製造においても、グリツドのパターンを
フオトエツチングする際に同時に取付穴及び固定
爪を形成することができるので工程を簡略化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のコロナ帯電器を示す全体斜
視図、第2図は、本考案のコロナ帯電器の組立斜
視図、第3図は、取付穴部の要部拡大図、第4図
aは、組立状態を示す要部平面図、第4図bは、
そのA−A線断面図、第5図は、従来のコロナ帯
電器を示す要部構成図である。 1……コロナ帯電器、2……シールドケース、
3……コロナワイヤ、4……突起、5……バネ、
6……グリツド、7……ビス穴部、10……コロ
ナ帯電器、11……グリツド、11a……取付
穴、12a,12b……帯電電極、13……筐体
部、14……固定爪、15……取付穴、16……
帯電ワイヤ、17……固定突起、18……ビス
穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コロナワイヤと、 放電用開口部を有し前記コロナワイヤを取囲む
    細長い筺体状のシールドケースと、 前記放電用開口部に対応する位置にメツシユ部
    が設けられ、前記シールドケースの前記放電用開
    口部側に装着される平板部を有し、弾性材料から
    なる制御グリツドと、 前記シールドケースの長手方向両端部に設けら
    れ前記制御グリツドを固定支持する一対の支持部
    材とを備えたコロナ帯電器において、 前記一対の支持部材の各々に前記制御グリツド
    側に突出する突部を設け、 前記制御グリツドには、前記一対の支持部材に
    対応する平板部に前記各々の突部と係合し該突出
    部よりも大きい穴部を設け、かつ該穴部のうち少
    なくとも一方の穴部に、前記長手方向の外側端か
    ら内側端に向つて突出しその先端と該内側端との
    間隔を前記突部よりも狭く形成した突出片を設
    け、 前記各々の突部に前記各々の穴部を係合させた
    際、前記突出片が前記突部と当接し変形させられ
    るのに抗してそれ自身の弾性力により前記制御グ
    リツドを前記外側端の方向に付勢することで前記
    一対の支持部材間に張設することを特徴とするコ
    ロナ帯電器。
JP18543085U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0446284Y2 (ja)

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JPS6294343U JPS6294343U (ja) 1987-06-16
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