JP3304392B2 - コロナ放電器の電源部接続構造 - Google Patents
コロナ放電器の電源部接続構造Info
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- JP3304392B2 JP3304392B2 JP11020892A JP11020892A JP3304392B2 JP 3304392 B2 JP3304392 B2 JP 3304392B2 JP 11020892 A JP11020892 A JP 11020892A JP 11020892 A JP11020892 A JP 11020892A JP 3304392 B2 JP3304392 B2 JP 3304392B2
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- Japan
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- power supply
- tension
- spring
- compression spring
- supply unit
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真方式の複写
機,プリンタ等の画像形成装置に用いるコロナ放電器を
装置本体内の電源部に接続するためのコロナ放電器の電
源部接続構造に関する。
機,プリンタ等の画像形成装置に用いるコロナ放電器を
装置本体内の電源部に接続するためのコロナ放電器の電
源部接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコロナ放電器は、感光体表面に
帯電させる帯電チャージャ、感光体表面に形成された可
視像を用紙に転写させる転写チャージャ、転写した用紙
を感光体表面から分離させる分離チャージャ等に用いら
れている。
帯電させる帯電チャージャ、感光体表面に形成された可
視像を用紙に転写させる転写チャージャ、転写した用紙
を感光体表面から分離させる分離チャージャ等に用いら
れている。
【0003】従来から用いられてきたコロナ放電器の電
源部接続構造を図7乃至図9によって簡単に説明する
と、図7の(a),(b)に示すものは、コロナ放電ワ
イヤ1の一端に形成したフック1aをエンドブロック2
aに固着し、他端に形成したフック1bを他方のエンド
ブロック2b内で引張スプリング3の一端のフック3a
に連結している。
源部接続構造を図7乃至図9によって簡単に説明する
と、図7の(a),(b)に示すものは、コロナ放電ワ
イヤ1の一端に形成したフック1aをエンドブロック2
aに固着し、他端に形成したフック1bを他方のエンド
ブロック2b内で引張スプリング3の一端のフック3a
に連結している。
【0004】そして、引張スプリング3の他端のフック
3bを圧縮スプリング4のフック4aに連結し、その他
端側を、画像形成装置本体に設けた電源部(図示しな
い)からリード線5を介して接続されたリセプタクル6
の固定電極7に圧接させ、一対のエンドブロック2a,
2bをケーシング電極8で連結している。なお、スコロ
トロン帯電器の場合にはケーシング電極のほかにグリッ
ド電極(図示しない)が設けてある。
3bを圧縮スプリング4のフック4aに連結し、その他
端側を、画像形成装置本体に設けた電源部(図示しな
い)からリード線5を介して接続されたリセプタクル6
の固定電極7に圧接させ、一対のエンドブロック2a,
2bをケーシング電極8で連結している。なお、スコロ
トロン帯電器の場合にはケーシング電極のほかにグリッ
ド電極(図示しない)が設けてある。
【0005】また、図8に示すものは、コロナ放電器の
エンドブロック2bに固設したピン状の電極9の一端に
設けたフック9aを引張スプリング3のフック3bに連
結し、その他端に形成した円錐部9bを本体側リセプタ
クル6′に一体的に固着された圧縮スプリング4の先端
部に圧接させるようにし、コロナ放電ワイヤ1を引張ス
プリング3、電極9、圧縮スプリング4及びリード線5
を介して本体側電源部に接続している。
エンドブロック2bに固設したピン状の電極9の一端に
設けたフック9aを引張スプリング3のフック3bに連
結し、その他端に形成した円錐部9bを本体側リセプタ
クル6′に一体的に固着された圧縮スプリング4の先端
部に圧接させるようにし、コロナ放電ワイヤ1を引張ス
プリング3、電極9、圧縮スプリング4及びリード線5
を介して本体側電源部に接続している。
【0006】さらに、図9の(a),(b)に示すもの
は、エンドブロック2bに板ばね材からなる電極9′を
固設し、その立上り部9a′にコロナ放電ワイヤ1の一
端に設けたフック1bを係着して張力を与えると共に、
立下り部9b′を本体側リセプタクル6″に取着した固
定電極7′に圧接させ、リード線5を介して本体側電源
部に接続している。
は、エンドブロック2bに板ばね材からなる電極9′を
固設し、その立上り部9a′にコロナ放電ワイヤ1の一
端に設けたフック1bを係着して張力を与えると共に、
立下り部9b′を本体側リセプタクル6″に取着した固
定電極7′に圧接させ、リード線5を介して本体側電源
部に接続している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコロナ放電器にあっては、前二者は取扱いに
細心の注意を必要とする大きさの小さい引張、圧縮の両
スプリングを使用しなければならないので、部品取扱い
性や組立作業性に問題があるばかりでなく、引張スプリ
ングをコロナ放電ワイヤ及び圧縮スプリングに接続する
ための2つのフック連結部分がコロナ放電器の小形化を
阻害するものであった。
うな従来のコロナ放電器にあっては、前二者は取扱いに
細心の注意を必要とする大きさの小さい引張、圧縮の両
スプリングを使用しなければならないので、部品取扱い
性や組立作業性に問題があるばかりでなく、引張スプリ
ングをコロナ放電ワイヤ及び圧縮スプリングに接続する
ための2つのフック連結部分がコロナ放電器の小形化を
阻害するものであった。
【0008】また、後者はコロナ放電ワイヤの張架に板
ばねを用いているので、コロナ放電ワイヤにかけるテン
ションを微細に調整することが難しく、テンション管理
面に問題点があった。この発明は上記の点に鑑みてなさ
れたものであり、コロナ放電器の電源部接続部の組付
性、部品取扱い性を向上させると共に、電源接続部を小
形化することを目的とする。
ばねを用いているので、コロナ放電ワイヤにかけるテン
ションを微細に調整することが難しく、テンション管理
面に問題点があった。この発明は上記の点に鑑みてなさ
れたものであり、コロナ放電器の電源部接続部の組付
性、部品取扱い性を向上させると共に、電源接続部を小
形化することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、引張スプリングにより張力を与えて一対
のエンドブロック間に張架したコロナ放電ワイヤを、圧
縮スプリングを介して電源部に接続するようにしたコロ
ナ放電器の電源部接続構造において、上記引張スプリン
グが、上記一対のエンドブロックの電源部接続側に係止
し得る複数巻きの座巻部を有し、この座巻部に上記圧縮
スプリングを圧接させるようにしたコロナ放電器の電源
部接続構造を提供するものである。
達成するため、引張スプリングにより張力を与えて一対
のエンドブロック間に張架したコロナ放電ワイヤを、圧
縮スプリングを介して電源部に接続するようにしたコロ
ナ放電器の電源部接続構造において、上記引張スプリン
グが、上記一対のエンドブロックの電源部接続側に係止
し得る複数巻きの座巻部を有し、この座巻部に上記圧縮
スプリングを圧接させるようにしたコロナ放電器の電源
部接続構造を提供するものである。
【0010】また、上記と同様のコロナ放電器の電源部
接続構造において、上記引張スプリングと上記圧縮スプ
リングを一体に形成し、その中間に一対のエンドブロッ
クの電源部接続側に係止し得る複数巻きの座巻部を形成
したコロナ放電器の電源部接続構造も提供する。
接続構造において、上記引張スプリングと上記圧縮スプ
リングを一体に形成し、その中間に一対のエンドブロッ
クの電源部接続側に係止し得る複数巻きの座巻部を形成
したコロナ放電器の電源部接続構造も提供する。
【0011】
【0012】
【作用】この発明によるコロナ放電器の電源部接続構造
は上記のように構成することにより、引張スプリングに
座巻部を設けたものは、引張力の管理が容易になると同
時に、電源部接続側のフックが不要になって小形化が可
能になる。
は上記のように構成することにより、引張スプリングに
座巻部を設けたものは、引張力の管理が容易になると同
時に、電源部接続側のフックが不要になって小形化が可
能になる。
【0013】また、引張スプリングと圧縮スプリングを
一体に形成したものは、小形化が可能になるほかに部品
点数及び組付工数を低減させることができる。そして、
これらの接続構造において座巻部を複数巻きにすると、
コロナ放電ワイヤの張力の調整が容易になる。
一体に形成したものは、小形化が可能になるほかに部品
点数及び組付工数を低減させることができる。そして、
これらの接続構造において座巻部を複数巻きにすると、
コロナ放電ワイヤの張力の調整が容易になる。
【0014】
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明するが、図7乃至図9に対応する部分には同
一の符号を付して示しその説明は省略する。図1はこの
発明の第1実施例を示す斜視図、図2はその側断面図で
ある。
体的に説明するが、図7乃至図9に対応する部分には同
一の符号を付して示しその説明は省略する。図1はこの
発明の第1実施例を示す斜視図、図2はその側断面図で
ある。
【0016】この第1実施例では、引張スプリング3の
一端に、コロナ放電ワイヤ1のフック1bに連結する座
巻部3aを設け、その他端に座巻部3cを設けてこの座
巻部3cをエンドブロック2bの電源部接続側の隔壁2
cに形成した凹溝2dを挿通してその外側に導き、隔壁
2cの外側で円筒部2eの上部開口部から断面L字状の
係止片10を図1の矢示方向に挿入し、下端部に形成し
た凹溝10aを座巻部3c内に圧入して座巻部3cを隔
壁2cに係止する。
一端に、コロナ放電ワイヤ1のフック1bに連結する座
巻部3aを設け、その他端に座巻部3cを設けてこの座
巻部3cをエンドブロック2bの電源部接続側の隔壁2
cに形成した凹溝2dを挿通してその外側に導き、隔壁
2cの外側で円筒部2eの上部開口部から断面L字状の
係止片10を図1の矢示方向に挿入し、下端部に形成し
た凹溝10aを座巻部3c内に圧入して座巻部3cを隔
壁2cに係止する。
【0017】なお、この状態では引張スプリング3の張
力により係止片10が隔壁2cに圧接されていて容易に
移動することはなく、引張スプリング3の座巻部3cは
密巻状態にあるので、この部分を押し拡げて装着された
係止片10と引張スプリング3との係合が脱せられるお
それもない。
力により係止片10が隔壁2cに圧接されていて容易に
移動することはなく、引張スプリング3の座巻部3cは
密巻状態にあるので、この部分を押し拡げて装着された
係止片10と引張スプリング3との係合が脱せられるお
それもない。
【0018】一方、図示しない電源部にリード線5によ
り連結されたリセプタクル6は、先端部にリード線5に
導通する固定電極7及び圧縮スプリング4が一体に設け
てあり、リセプタクル6をエンドブロック2bの円筒部
2eに装着した状態では、圧縮スプリング4が収縮して
その先端部が引張スプリング3の座巻部3cに押圧さ
れ、圧縮スプリング4、引張スプリング3を介してコロ
ナ放電ワイヤ1に電源部からの電圧が印加されるように
してある。
り連結されたリセプタクル6は、先端部にリード線5に
導通する固定電極7及び圧縮スプリング4が一体に設け
てあり、リセプタクル6をエンドブロック2bの円筒部
2eに装着した状態では、圧縮スプリング4が収縮して
その先端部が引張スプリング3の座巻部3cに押圧さ
れ、圧縮スプリング4、引張スプリング3を介してコロ
ナ放電ワイヤ1に電源部からの電圧が印加されるように
してある。
【0019】上記の第1実施例によれば、引張スプリン
グ3の電源部接続側にフックを設ける必要がなく、これ
に対応して圧縮スプリング4の引張スプリング側にもフ
ックが不要となるので、引張、圧縮両スプリング3,4
の接続部の長さが短くてすみ、電源接続部の小形化が可
能になる。
グ3の電源部接続側にフックを設ける必要がなく、これ
に対応して圧縮スプリング4の引張スプリング側にもフ
ックが不要となるので、引張、圧縮両スプリング3,4
の接続部の長さが短くてすみ、電源接続部の小形化が可
能になる。
【0020】同時に、座巻部3cと圧縮ばね4とはフッ
クによる結合より大きな面で圧接されているので、導通
性が向上すると共に、リセプタクル6を円筒部2eに装
着するだけで電源部に自動的に接続されるので組付作業
性が向上し、さらに圧縮スプリング4により電源接続部
を構成する各部材の寸法誤差を吸収することが可能にな
る。なお、この実施例において、係止片10を設ける代
りにエンドブロック2bあるいは引張スプリング3の形
状を変更することにより両者を直接取り付けるようにし
てもよい。
クによる結合より大きな面で圧接されているので、導通
性が向上すると共に、リセプタクル6を円筒部2eに装
着するだけで電源部に自動的に接続されるので組付作業
性が向上し、さらに圧縮スプリング4により電源接続部
を構成する各部材の寸法誤差を吸収することが可能にな
る。なお、この実施例において、係止片10を設ける代
りにエンドブロック2bあるいは引張スプリング3の形
状を変更することにより両者を直接取り付けるようにし
てもよい。
【0021】次に、図3はこの発明の第2実施例を示す
側断面図であり、引張スプリング13の座巻部13cの
先端に圧縮スプリング14を形成することにより引張,
圧縮両スプリング13,14を一体とし、それに対応し
てリセプタクル16側にリード線15を介して電源部に
接続する固定電極17を設け、リセプタクル16をエン
ドブロック2bの円筒部2eに装着することにより、圧
縮スプリング14の一端が固定電極17に圧接されるよ
うにしたものである。
側断面図であり、引張スプリング13の座巻部13cの
先端に圧縮スプリング14を形成することにより引張,
圧縮両スプリング13,14を一体とし、それに対応し
てリセプタクル16側にリード線15を介して電源部に
接続する固定電極17を設け、リセプタクル16をエン
ドブロック2bの円筒部2eに装着することにより、圧
縮スプリング14の一端が固定電極17に圧接されるよ
うにしたものである。
【0022】この第2実施例によれば、引張スプリング
と別個に圧縮スプリングを設ける必要がないので、部品
点数が減少すると共に組立工数も削減されて生産性を向
上させることが可能になる。
と別個に圧縮スプリングを設ける必要がないので、部品
点数が減少すると共に組立工数も削減されて生産性を向
上させることが可能になる。
【0023】なお、上記の第2実施例では引張,圧縮両
スプリング13,14が同一線径になるので、両者の特
性をそれぞれ予め定めた基準値に合わせようとすると面
倒である。しかし、この実施例においてその弾性力を精
密に管理する必要があるのはコロナ放電ワイヤに張力を
与える引張スプリング13のみであり、圧縮スプリング
14の方はコロナ放電器と電源部とを接続させる際の各
部の機構的な寸法誤差の集積を吸収するためのものであ
って、特にその特性を管理する必要はない。したがっ
て、スプリングの線径や巻径の設定は引張スプリング側
についてのみ行えばよいことになる。
スプリング13,14が同一線径になるので、両者の特
性をそれぞれ予め定めた基準値に合わせようとすると面
倒である。しかし、この実施例においてその弾性力を精
密に管理する必要があるのはコロナ放電ワイヤに張力を
与える引張スプリング13のみであり、圧縮スプリング
14の方はコロナ放電器と電源部とを接続させる際の各
部の機構的な寸法誤差の集積を吸収するためのものであ
って、特にその特性を管理する必要はない。したがっ
て、スプリングの線径や巻径の設定は引張スプリング側
についてのみ行えばよいことになる。
【0024】図4は、上記第2実施例の一部を変更した
変形例を示す側断面図であり、圧縮スプリング14′の
形状をコイルスプリング状に代えて弾性変形可能なJ字
状に形成して生産コストを削減させるようにしたもので
あり、その先端鉤状部14a′が固定電極17に当接
し、その直線部が図に仮想線で示すようにその弾性範囲
内で傾斜することにより、圧縮スプリング14′を固定
電極17に圧接させるようにしたものであり、圧縮スプ
リング14′の弾性がやや低いほかは、その作用効果は
図3に示した第2実施例とほぼ同様である。
変形例を示す側断面図であり、圧縮スプリング14′の
形状をコイルスプリング状に代えて弾性変形可能なJ字
状に形成して生産コストを削減させるようにしたもので
あり、その先端鉤状部14a′が固定電極17に当接
し、その直線部が図に仮想線で示すようにその弾性範囲
内で傾斜することにより、圧縮スプリング14′を固定
電極17に圧接させるようにしたものであり、圧縮スプ
リング14′の弾性がやや低いほかは、その作用効果は
図3に示した第2実施例とほぼ同様である。
【0025】また、図5は上記第2実施例において一体
化された引張圧縮両スプリング間に形成した座巻部の巻
数を変更したこの発明の第3実施例を示す側断面図であ
り、引張スプリング13と圧縮スプリング14との間に
形成した座巻部13c′を複数巻きとし、係止片10を
挿入する位置を変更することにより、この座巻部13
c′のエンドブロック2bへの固定位置を任意に選び得
るようにした。
化された引張圧縮両スプリング間に形成した座巻部の巻
数を変更したこの発明の第3実施例を示す側断面図であ
り、引張スプリング13と圧縮スプリング14との間に
形成した座巻部13c′を複数巻きとし、係止片10を
挿入する位置を変更することにより、この座巻部13
c′のエンドブロック2bへの固定位置を任意に選び得
るようにした。
【0026】このようにすることにより、コロナ放電ワ
イヤの張力を微調整することができると同時に、電源部
側のリセプタクルの位置が大きく離隔している場合で
も、引張,圧縮両スプリングの剛性を保つことが可能に
なる。なお、図1,2に示した第1実施例の場合にも、
座巻部3cを複数巻きにすることにより、座巻部3cの
固定位置を任意に選んでコロナ放電ワイヤの張力を微調
整することが可能である。
イヤの張力を微調整することができると同時に、電源部
側のリセプタクルの位置が大きく離隔している場合で
も、引張,圧縮両スプリングの剛性を保つことが可能に
なる。なお、図1,2に示した第1実施例の場合にも、
座巻部3cを複数巻きにすることにより、座巻部3cの
固定位置を任意に選んでコロナ放電ワイヤの張力を微調
整することが可能である。
【0027】さらに、図6はこの発明の第4実施例を示
す側断面図であり、一体に形成した引張,圧縮両スプリ
ング23,24の中間に座巻部23cを形成し引張スプ
リング23の径を圧縮スプリング24及び座巻部23c
の径よりも小さくし、エンドブロック2bの隔壁2cに
引張スプリング23のみが挿通し得る透孔2fを設けた
ものである。
す側断面図であり、一体に形成した引張,圧縮両スプリ
ング23,24の中間に座巻部23cを形成し引張スプ
リング23の径を圧縮スプリング24及び座巻部23c
の径よりも小さくし、エンドブロック2bの隔壁2cに
引張スプリング23のみが挿通し得る透孔2fを設けた
ものである。
【0028】このような構成で、引張スプリング23を
円筒部2e側からエンドブロック2b内に挿入すると、
座巻部23cが隔壁2cに当接した位置でその挿入が停
止される。この状態で引張スプリング23のフック23
aをコロナ放電ワイヤ1のフック1bに連結させれば引
張,圧縮両スプリング23,24はエンドブロック2b
に固定されるので係止片は不要になり、組立作業性が向
上してコストダウンを図ることができる。
円筒部2e側からエンドブロック2b内に挿入すると、
座巻部23cが隔壁2cに当接した位置でその挿入が停
止される。この状態で引張スプリング23のフック23
aをコロナ放電ワイヤ1のフック1bに連結させれば引
張,圧縮両スプリング23,24はエンドブロック2b
に固定されるので係止片は不要になり、組立作業性が向
上してコストダウンを図ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によるコロ
ナ放電器の電源部接続構造は次に記載する効果を奏す
る。
ナ放電器の電源部接続構造は次に記載する効果を奏す
る。
【0030】引張スプリングに複数巻きの座巻部を設け
てエンドブロック電源部接続側に係止すると共に、その
座巻部に圧縮スプリングを圧接させるようにしたもの
は、座巻部のエンドブロックへの固定位置を適当に選ぶ
ことにより放電ワイヤの張力を微調整することができる
と共に、圧縮スプリングとの接触面が増大して導通性が
向上する。同時に、引張スプリングの電源部接続側にフ
ックが不要になって電源接続部の小形化が可能になる。
てエンドブロック電源部接続側に係止すると共に、その
座巻部に圧縮スプリングを圧接させるようにしたもの
は、座巻部のエンドブロックへの固定位置を適当に選ぶ
ことにより放電ワイヤの張力を微調整することができる
と共に、圧縮スプリングとの接触面が増大して導通性が
向上する。同時に、引張スプリングの電源部接続側にフ
ックが不要になって電源接続部の小形化が可能になる。
【0031】また、引張スプリングと圧縮スプリングを
一体に形成しその中間に複数巻きの座巻部を形成したも
のは、上記と同様の理由によりコロナ放電ワイヤの張力
調整が容易になると共に、電源接続部の小形化が可能に
なるほかに、部品点数及び組付工数を低減させてコスト
ダウンを図ることができる。
一体に形成しその中間に複数巻きの座巻部を形成したも
のは、上記と同様の理由によりコロナ放電ワイヤの張力
調整が容易になると共に、電源接続部の小形化が可能に
なるほかに、部品点数及び組付工数を低減させてコスト
ダウンを図ることができる。
【0032】
【0033】
【図1】この発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】同じくその側断面図である。
【図3】この発明の第2実施例を示す側断面図である。
【図4】第2実施例の変形例を示す側断面図である。
【図5】この発明の第3実施例を示す側断面図である。
【図6】この発明の第4実施例を示す側断面図である。
【図7】従来のコロナ放電器の電源部接続構造の一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図8】同じく他の例を示す説明図である。
【図9】同じくさらに他の例を示す説明図である。
1 コロナ放電ワイヤ 2a,2b エ
ンドブロック 3,13,23 引張スプリング 3c,13c,
23c 座巻部 4,14,14′,24 圧縮スプリング 6,16 リセプタクル 7,17 固定
電極 10 係止片
ンドブロック 3,13,23 引張スプリング 3c,13c,
23c 座巻部 4,14,14′,24 圧縮スプリング 6,16 リセプタクル 7,17 固定
電極 10 係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−94864(JP,A) 特開 昭62−196680(JP,A) 特開 昭64−21233(JP,A) 特開 平1−193414(JP,A) 実開 平1−92659(JP,U) 実開 平2−120099(JP,U) 実開 昭58−5047(JP,U) 実開 昭61−161696(JP,U) 実開 昭61−164833(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 H01T 19/00
Claims (2)
- 【請求項1】 引張スプリングにより張力を与えて一対
のエンドブロック間に張架したコロナ放電ワイヤを、圧
縮スプリングを介して電源部に接続するようにしたコロ
ナ放電器の電源部接続構造において、 前記引張スプリングが、前記一対のエンドブロックの電
源部接続側に係止し得る複数巻きの座巻部を有し、該座
巻部に前記圧縮スプリングを圧接させるようにしたこと
を特徴とするコロナ放電器の電源部接続構造。 - 【請求項2】 引張スプリングにより張力を与えて一対
のエンドブロック間に張架したコロナ放電ワイヤを、圧
縮スプリングを介して電源部に接続するようにしたコロ
ナ放電器の電源部接続構造において、 前記引張スプリングと前記圧縮スプリングを一体に形成
し、その中間に前記一対のエンドブロックの電源部接続
側に係止し得る複数巻きの座巻部を形成したことを特徴
とするコロナ放電器の電源部接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11020892A JP3304392B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | コロナ放電器の電源部接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11020892A JP3304392B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | コロナ放電器の電源部接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05303262A JPH05303262A (ja) | 1993-11-16 |
JP3304392B2 true JP3304392B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=14529802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11020892A Expired - Lifetime JP3304392B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | コロナ放電器の電源部接続構造 |
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