JP3516183B2 - ケース付き圧電トランス - Google Patents
ケース付き圧電トランスInfo
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Description
子矩形板を用いた圧電トランスに関し、詳しくは圧電ト
ランスを容易に支持固定した上で高電圧条件下での絶縁
を確保しながら電極を容易に外部に取り出すためのケー
ス付き圧電トランスに関する。
子矩形板を応用したデバイスとして知られている。現
在、圧電トランスに用いる振動子としてセラミックやニ
オブ酸リチウム単結晶を用いることが多くなっている。
その一般的な基本構造は、例えば図19の斜視図に示す
ように圧電振動子101の両側面における所定の局所に
表面から端面を跨いで裏面に至るようにそれぞれ電気的
信号を入力、出力させるための入力電極102,10
3、出力電極104,105が形成されているものであ
る。
11を支持した上でケース115を用いてケース付き圧
電トランスを作製する手順を説明するために要部を分解
して示した斜視図である。ここでは、圧電振動子111
上の平行な2本の線上であって、各電極上における同一
な線上に存在する線上又は点状の振動節点112,11
3にそれぞれ弾性体114を接着等により装着した後、
矢印で示される方向に全体をケース115に格納するこ
とで支持を行った上、リード線等を用いて外部に電極を
取り出すことにより、ケース付き圧電トランスを作製す
ることを示している。
ィスプレイのバックライト点灯や複写機のトナー帯電用
等、大きな電流値は必要としないが、1kV程度の高電
圧を必要とする機器は数多くある。
場合、小型化,低背化,低コスト化の要求が非常に強い
ものの、図20に示したような従来のケース付き圧電ト
ランスの基本構造では、これらの要求を十分に満足する
ことができないという欠点がある。
ンスにおいては、圧電振動子上の振動節点に接着した弾
性体の接着に要する時間が膨大である上、圧電振動子の
上下面に弾性体が必要となるため、組立の工程が非常に
煩雑となっている。
する弾性体を非常に薄くする必要があり、ハンドリング
や低コスト化を具現する観点からも要求を十分満足させ
ることができないという欠点がある。
半田づけ等によりその都度引き出し用のリード線を形成
した後、ケースに圧電振動子を格納してから外部にリー
ド線を取り出すため、ケース付き圧電トランスを作製す
るための作業時間が膨大であり、信頼性の点でも非常に
問題があった。
基板等にケースを固定した後、リード線を半田付けする
という2重の手間が必要であり、煩雑となっている。
電トランスの場合には、小型化,低背化,低コスト化の
市場要求を十分に満たすことが非常に困難となってい
る。
なされたもので、その技術的課題は、小型化,低背化,
低コスト化を具現でき、高信頼性が得られ、しかも組立
作業が容易なケース付き圧電トランスを提供することに
ある。
状の圧電振動子と、圧電振動子の表面にそれぞれ電気的
信号を入力するための少なくとも1対の入力電極と出力
電気的信号を取り出すための少なくとも1対の出力電極
とを有する圧電トランスと、圧電トランスを収納・支持
すると共に、少なくとも1対の入力電極及び少なくとも
1対の出力電極を外部に取り出すためのケースとを備
え、更に、ケースは、圧電トランスを収納するように上
下に配置されて該圧電トランスを挟み込み支持一体化す
るものであり、上下ケースの外部には、互いに保持・咬
合するように一対一に対応する少なくとも1対の凸部と
凹部とが配設され、下ケースの内部には、圧電トランス
の振動節点に接するように該圧電トランスを支持する凸
部が突設されたケース付き圧電トランスにおいて、下ケ
ース内部における凸部は、ゴム又は樹脂による柔軟な弾
性体で形成されたケース付き圧電トランスが得られる。
子と、圧電振動子の表面にそれぞれ電気的信号を入力す
るための少なくとも1対の入力電極と出力電気的信号を
取り出すための少なくとも1対の出力電極とを有する圧
電トランスと、圧電トランスを収納・支持すると共に、
少なくとも1対の入力電極及び少なくとも1対の出力電
極を外部に取り出すためのケーシングとを備え、更に、
ケーシングは、圧電トランスを収納するように上下に配
置されて該圧電トランスを挟み込み支持一体化する上下
ケースであり、上下ケースの外部には、互いに保持・咬
合するように一対一に対応する少なくとも1対の凸部と
凹部とが配設され、下ケースの内部には、圧電トランス
の振動節点に接するように該圧電トランスを支持する凸
部が突設されたケース付き圧電トランスにおいて、下ケ
ース内部における凸部は線状に配設され、線状の凸部上
には点状のゴム又は樹脂による柔軟な弾性体が少なくと
も1つ形成されたケース付き圧電トランスが得られる。
動子と、圧電振動子の側面と該側面近傍の上下面とにそ
れぞれ入力電気信号を入力するための少なくとも1対の
入力電極と出力電気信号を取り出すための少なくとも1
対の出力電極とを有する圧電トランスと、圧電トランス
を収納・支持すると共に、少なくとも1対の入力電極及
び少なくとも1対の出力電極を外部に取り出すためのケ
ースとを備え、更に、ケースの内部では、圧電トランス
の振動節点に接し、且つ少なくとも1対の入力電極及び
少なくとも1対の出力電極と一対一に対応して各々の電
極と導通する導電部材が配設され、ケースの外部に少な
くとも1対の入力電極及び少なくとも1対の出力電極に
対応する導電部材の局部をそれぞれ引き出した構造を有
するケース付き圧電トランスにおいて、ケースの内部の
局所では導電部材がそれぞれ同一な線上で対向して配置
されており、ケースの内部にあっての導電部材と該ケー
スとの間には、同一な線方向に沿って延在するゴム又は
樹脂による柔軟な弾性体が介在されたケース付き圧電ト
ランスが得られる。
振動子と、圧電振動子の側面と該側面近傍の上下面とに
それぞれ入力電気信号を入力するための少なくとも1対
の入力電極と出力電気信号を取り出すための少なくとも
1対の出力電極とを有する圧電トランスと、圧電トラン
スを収納・支持すると共に、少なくとも1対の入力電極
及び少なくとも1対の出力電極を外部に取り出すための
ケースとを備え、更に、ケースの内部では、圧電トラン
スの振動節点に接し、且つ少なくとも1対の入力電極及
び少なくとも1対の出力電極と一対一に対応して各々の
電極と導通する導電部材が配設され、ケースの外部に少
なくとも1対の入力電 極及び少なくとも1対の出力電極
に対応する導電部材の局部をそれぞれ引き出した構造を
有するケース付き圧電トランスにおいて、ケースの内部
の局所では導電部材がそれぞれ同一な線上で対向して配
置されており、ケースの内部にあっての導電部材の対向
する箇所には、同一な線方向に沿うように該導電部材と
同一の厚み以上で1つ以上の点状又は線状のゴム又は樹
脂による柔軟な弾性体が設けられたケース付き圧電トラ
ンスが得られる。
発明の圧電トランス用ケースについて、図面を参照して
詳細に説明する。
ス付き圧電トランス10を作製する手順を説明するため
に要部を分解して示した斜視図である。又、図2は、こ
のケース付き圧電トランスの組み立て作製後の外観を示
した斜視図であり、図3は、このケース付き圧電トラン
スに備えられる上ケース14の III − III ′方向におけ
る断面図であり、図4は、このケース付き圧電トランス
に備えられる下ケース15の IV − IV ′方向における断面
図であり、図5は、このケース付き圧電トランスに備え
られる下ケース15の V − V ′方向における断面図であ
り、図6は、このケース付き圧電トランスに備えられる
圧電振動子11の変位分布41を示した側面図である。
セラミック矩形板による圧電振動子11を備え、圧電振
動子11の両側面における所定の局所には、それぞれ電
気的信号を入力、出力させるための1対の入力電極12
a,12bと1対の出力電極13a,13bとが表面か
ら端面を跨いで裏面に至るように形成されている。
10mm×厚さ1.5mmであり、PZT系セラミック
(ジルコン、チタン酸鉛系のセラミック)を用い、外部
電極(入出力電極)はAgを焼き付けて形成するが、こ
のときに図6に示されるように、概ね振動接点を含む線
で2等分され、且つ振動接点を含む線と変位分布41と
の交点が変位分布41上で対称性を持って中心に位置さ
れるようにする。ケース付き圧電トランス10を作製す
る場合、圧電振動子11を介在させるように上下に配置
した上ケース14,下ケース15で圧電振動子11を挟
み込んで支持し、一体化構造とする。上ケース14、下
ケース15は、それぞれ外部に各々一対一に対応する各
々3つのケース外部凸部14a、ケース外部凹部15a
を有し、且つ内部には圧電トランス10(圧電振動子1
1)の振動節点と接するようにケース内部凸部14b、
ケース内部凸部15bが形成されており、更に各電極に
接続されたリード線16がケース付き圧電トランス10
の組み立て作製後には、図2に示されるように外部に引
き出されるようになっている。
ける下ケース15を変形してR加工を施した場合の一形
態に係る下ケース51内部に形成したケース内部凸部5
2を示したもので、鋭角に加工を施した場合の他形態に
係る下ケース61内部に形成したケース内部凸部62を
示したものであるが、下ケース15については、このよ
うな変形した形態のものに代替することも可能である。
10における昇圧特性を示し、表2はQmの特性を示し
たものであるが、ここでは負荷抵抗を冷陰極管とほぼ同
等の50kΩとし、入力電圧を上げることで口径φ2.
6×長さ220mmの冷陰極管を点灯することができ
た。表1、表2からは圧電振動子11と下ケース15,
51,61のケース内部凸部15b,52,62との接
地面積が小さい方が特性が向上することが判る。
き圧電トランスの下ケース71を示した断面図である。
ここでは、下ケース71の内部に圧電トランスの振動節
点に接するように圧電トランスを支持するために突設さ
れたケース内部凸部72がシリコン樹脂により柔軟な弾
性体として構成されている。又、図10は、本発明の実
施例2に係るケース付き圧電トランスの下ケース81を
示した断面図である。ここでは、下ケース81内部に圧
電トランスの振動節点に接するように圧電トランスを支
持するために突設されたケース内部凸部82(線状に配
設されている)上に点状に3つのシリコン樹脂83によ
る柔軟な弾性体が形成されている。これらのケース内部
凸部72のシリコン樹脂及びケース内部凸部82上のシ
リコン樹脂83は、シリコンゴムやその他の柔軟な樹脂
に代えてもほぼ同一な特性を得ることができる。表3に
は図1のケース付き圧電トランス,その下ケース15を
図9に示した下ケース71に代えた場合の実施例1に係
るケース付き圧電トランス,同様に下ケース15を図1
0に示した下ケース81に代えた場合の実施例2に係る
ケース付き圧電トランスについての昇圧特性を示し、表
4にはそれらのQmの特性を示す。表3、表4からはケ
ース内部凸部72をシリコン樹脂した実施例1に係るケ
ース付き圧電トランスやケース内部凸部82上にシリコ
ン樹脂83を形成した実施例2に係るケース付き圧電ト
ランスの場合には、図1に示した構造の場合よりも特性
が向上することが判る。
のケース付き圧電トランスを作製する手順を説明するた
めに要部を分解して示した斜視図である。又、図12
は、このケース付き圧電トランスの XII − XII ′方向に
おける組み立て状態での断面図である。
圧電セラミック矩形板による圧電振動子11の両側面に
おける所定の局所には、それぞれ電気的信号を入力、出
力させるための1対の入力電極12a,12bと1対の
出力電極13a,13bとが表面から端面を跨いで裏面
に至るように形成されている。圧電振動子11の寸法は
横40mm×縦10mm×厚さ1.5mmであり、PZ
T系セラミックを用いて外部電極(入出力電極)をAg
により焼き付けで形成する。圧電振動子11を収納・支
持するケース14の内部には、圧電トランスの振動節点
に接し、且つ1対の入力電極12a,12b及び1対の
出力電極13a,13bと一対一に対応して各々の電極
と導通する導電部材215が配設されており、ケース1
4の外部に1対の入力電極12a,12b及び1対の出
力電極13a,13bに対応する導電部材215の局部
をそれぞれ引き出した構造を有するケース付き圧電トラ
ンスを作製可能となっており、ケース14の内部の局所
では導電部材215がそれぞれ同一な線上で対向して配
置されている。
き圧電トランスを作製する手順を説明するために要部を
分解して示した斜視図である。又、図14は、このケー
ス付き圧電トランスに備えられる下ケース45の XIV −
XIV ′方向における断面図である。このケース付き圧電
トランスの場合、圧電セラミック矩形板による圧電振動
子11を収納するように上下に上ケース44、下ケース
45が配置され、圧電振動子11を挟み込んで支持する
一体化構造となっている。これらの上ケース44,下ケ
ース45の外部には各々一対一に対応するケース外部凸
部44aとケース外部凹部45aとがそれぞれ形成され
ている。下ケース45の内部には圧電トランスの振動節
点に接し、且つ1対の入力電極12a,12b及び1対
の出力電極13a,13bと一対一に対応して各々の電
極と導通する導電部材46が配設されており、下ケース
45の外部に1対の入力電極12a,12b及び1対の
出力電極13a,13bに対応する導電部材46の局部
をそれぞれ引き出した構造を有するケース付き圧電トラ
ンスを作製可能となっており、下ケース14の内部の局
所では導電部材46がそれぞれ同一な線上で対向して配
置されている。
付き圧電トランスに備えられるケース14の内部構造を
透視して示した斜視図である。又、図16は、このケー
ス付き圧電トランスの組み立て作製後の基本構造を示し
た XVI − XVI ′方向における断面図である。ここでは、
ケース14の内部の局所では導電部材216がそれぞれ
同一な線上で対向して配置されており、ケース14の内
部にあっての導電部材216とケース14(下面)との
間には、同一な線方向に沿って延在するシリコンゴム6
1´による柔軟な弾性体が介在された構造となってい
る。
付き圧電トランスに備えられるケースの内部構造を透視
して示した斜視図である。又、図18は、このケース付
き圧電トランスの組み立て作製後の基本構造を示した XV
III − XVIII ′方向における断面図である。ここでは、
ケース14の内部の局所では導電部材216a,216
cと導電部材216b,216dとがそれぞれ同一な線
上で対向して配置されており、ケース14の内部にあっ
ての導電部材216a,216cと導電部材216b,
216dとにおける対向する箇所には、同一な線方向に
沿うように導電部材216a,216b,216c,2
16dと同一の厚み以上で3つの点状シリコンゴム8
1′による柔軟な弾性体が設けられた構造となってい
る。
係る他のケース付き圧電トランス、本発明の比較例に係
るケース付き圧電トランス、本発明の実施例3に係るケ
ース付き圧電トランスにおける昇圧特性を示し、表6は
Qmの特性を示したものであるが、ここでは負荷抵抗を
冷陰極管とほぼ同等の50kΩとし、入力電圧を上げる
ことで口径φ2.6×長さ220mmの冷陰極管を点灯
することができた。表5、表6からは特に本発明の実施
例3に係るケース付き圧電トランスの特性が向上してい
ることが判る。因みに、本発明の実施例4に係るケース
付き圧電トランスについても、実施例3の場合とほぼ同
等な結果が得られることが判った。
例で説明した構造のケース付き圧電トランスを用いれ
ば、圧電振動子の特性を低下することなく、非常に短時
間で圧電トランスを格納して一体化構造として作製する
ことができる他、リード線を用いることなく電極に接続
された導電部材をケースの外部に容易に取り出す構造と
しており、表面実装にも容易に対応し得るため、従来の
圧電トランス用ケースと比べて大いに小型化,低背化,
低コスト化を図ることが可能となり、しかも特性や信頼
性等の劣化が非常に少ないため、実用的効果が非常に大
きく、1kV程度の高電圧を必要とする機器への適用が
有効となる。
ランスを作製する手順を説明するために要部を分解して
示した斜視図である。
作製後の外観を示した斜視図である。
る上ケースの III − III ′方向における断面図である。
る下ケースの IV − IV ′方向における断面図である。
る下ケースの V − V ′方向における断面図である。
る圧電振動子の変位分布を示した側面図である。
を変形した場合の一形態を示した断面図である。
の変形した場合の他形態を示した断面図である。
スの下ケースを示した断面図である。
ンスの下ケースを示した断面図である。
圧電トランスを作製する手順を説明するために要部を分
解して示した斜視図である。
− XII ′方向における組み立て状態での断 面図である。
スを作製する手順を説明するために要部を分解して示し
た斜視図である。
られる下ケースの XIV − XIV ′方向における断面図であ
る。
ンスに備えられるケースの内部構造を透視して示した斜
視図である。
立て作製後の基本構造を示した XVI − XVI ′方向におけ
る断面図である。
ンスに備えられるケースの内部構造を透視して示した斜
視図である。
立て作製後の基本構造を示した XVIII − XVIII ′方向に
おける断面図である。
の基本構造を例示した斜視図である。
スを用いてケース付き圧電トランスを作製する手順を説
明するために要部を分解して示した斜視図である。
ース 14a ケース外部凸部 14b,15b,52,62,72,82 ケース内部
凸部 15a ケース外部凹部 16 リード線 41 変位分布曲線 61´,81´,83 シリコン樹脂 215,216,216a,216b,216c,21
6d 導電部材
Claims (4)
- 【請求項1】 矩形形状の圧電振動子と、前記圧電振動
子の表面にそれぞれ電気的信号を入力するための少なく
とも1対の入力電極と出力電気的信号を取り出すための
少なくとも1対の出力電極とを有する圧電トランスと、
前記圧電トランスを収納・支持すると共に、前記少なく
とも1対の入力電極及び前記少なくとも1対の出力電極
を外部に取り出すためのケースとを備え、更に、前記ケ
ースは、前記圧電トランスを収納するように上下に配置
されて該圧電トランスを挟み込み支持一体化するもので
あり、前記上下ケースの外部には、互いに保持・咬合す
るように一対一に対応する少なくとも1対の凸部と凹部
とが配設され、前記下ケースの内部には、前記圧電トラ
ンスの振動節点に接するように該圧電トランスを支持す
る凸部が突設されたケース付き圧電トランスにおいて、
前記下ケース内部における前記凸部は、ゴム又は樹脂に
よる柔軟な弾性体で形成されたことを特徴とするケース
付き圧電トランス。 - 【請求項2】 矩形形状の圧電振動子と、前記圧電振動
子の表面にそれぞれ電気的信号を入力するための少なく
とも1対の入力電極と出力電気的信号を取り出すための
少なくとも1対の出力電極とを有する圧電トランスと、
前記圧電トランスを収納・支持すると共に、前記少なく
とも1対の入力電極及び前記少なくとも1対の出力電極
を外部に取り出すためのケーシングとを備え、更に、前
記ケーシングは、前記圧電トランスを収納するように上
下に配置されて該圧電トランスを挟み込み支持一体化す
る上下ケースであり、前記上下ケースの外部には、互い
に保持・咬合するように一対一に対応する少なくとも1
対の凸部と凹部とが配設され、前記下ケースの内部に
は、前記圧電トランスの振動節点に接するように該圧電
トランスを支持する凸部が突設されたケース付き圧電ト
ランスにおいて、前記下ケース内部における前記凸部は
線状に配設され、前記線状の凸部上には点状のゴム又は
樹脂による柔軟な弾性体が少なくとも1つ形成されたこ
とを特徴とするケース付き圧電トランス。 - 【請求項3】 矩形形状の圧電振動子と、前記圧電振動
子の側面と該側面近傍の上下面とにそれぞれ入力電気信
号を入力するための少なくとも1対の入力電極と出力電
気信号を取り出すための少なくとも1対の出力電極とを
有する圧電トランスと、前記圧電トランスを収納・支持
すると共に、前記少なくとも1対の入力電極及び前記少
なくとも1対の出力電極を外部に取り出すためのケース
とを備え、更に、前記ケースの内部では、前記圧電トラ
ンスの振動節点に接し、且つ前記少なくとも1対の入力
電極及び前記少なくとも1対の出力電極と一対一に対応
して各々の電極と導通する導電部材が配設され、前記ケ
ースの外部に前記少なくとも1対の入力電極及び前記少
なくとも1対の出力電極に対応する前記導電部材の局部
をそれぞれ引き出した構造を有するケース付き圧電トラ
ンスにおいて、前記ケースの内部の局所では前記導電部
材がそれぞれ同一な線上で対向して配置されており、前
記ケースの内部にあっての前記導電部材と該ケースとの
間には、前記同一な線方向に沿って延在するゴム又は樹
脂による柔軟な弾性体が介在されたことを特徴とするケ
ース付き圧電トランス。 - 【請求項4】 矩形形状の圧電振動子と、前記圧電振動
子の側面と該側面近傍の上下面とにそれぞれ入力電気信
号を入力するための少なくとも1対の入力電極と出力電
気信号を取り出すための少なくとも1対の出力電極とを
有する圧電トランスと、前記圧電トランスを収納・支持
すると共に、前記少なくとも1対の入力電極及び前記少
なくとも1対の出力電極を外部に取り出すためのケース
とを備え、更に、前記ケースの内部では、前記圧電トラ
ンスの振動節点に接し、且つ前記少なくとも1対の入力
電極及び前記少なくとも1対の出力電極と一対一に対応
して各々の電極と導通する導電部材が配設され、前記ケ
ースの外部に前記少なくとも1対の入力電極及び前記少
なくとも1対の出力電極に対応する前記導電部材の局部
をそれぞれ引き出した構造を有するケース付き圧電トラ
ンスにおいて、前記ケースの内部の局所では前記導電部
材がそれぞれ同一な線上で対向して配置されており、前
記ケースの内部にあっての前記導電部材の対向する箇所
には、前記同一な線方向に沿 うように該導電部材と同一
の厚み以上で1つ以上の点状又は線状のゴム又は樹脂に
よる柔軟な弾性体が設けられたことを特徴とするケース
付き圧電トランス。
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JPH0936453A JPH0936453A (ja) | 1997-02-07 |
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