JP2591850Y2 - オンボード型電源 - Google Patents

オンボード型電源

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JP2591850Y2
JP2591850Y2 JP1993056015U JP5601593U JP2591850Y2 JP 2591850 Y2 JP2591850 Y2 JP 2591850Y2 JP 1993056015 U JP1993056015 U JP 1993056015U JP 5601593 U JP5601593 U JP 5601593U JP 2591850 Y2 JP2591850 Y2 JP 2591850Y2
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圭司 井上
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパソコンの液晶画面のバ
ックライト等に用いられるオンボード型電源に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3には、従来のバックライト用オンボ
ード型電源の要部構成が示されている。図において、回
路基板2には発振、制御、整流等の回路を有する電源回
路が形成され、回路基板2上の圧電トランス1の配置領
域Eには圧電トランス1を保持するためのコ字形状の絶
縁保持嵌合部4A,4Bが圧電トランス1の配置領域E
で向かい合った状態で設けられている。また、図3の
(b)に示されるように、圧電トランス1の一部、図で
は振動の節部5には図3の(c)に示すゴム等の絶縁性
弾性体3が嵌合穴8を利用して嵌合されている。この圧
電トランス1を保持した弾性体3が回路基板2上のコ字
形状の保持嵌合部4A,4B間に嵌め込まれ、圧電トラ
ンス1の駆動側電極15A,15Bは回路基板2の電源回路
の電極に導通接続され、圧電トランス1の出力側電極16
からは直接トランス出力を取り出すようにするか、又
は、同電極16を回路基板に形成した所要の回路に接続し
てオンボード型電源10が形成される。
【0003】前記圧電トランス1は、チタン酸ジルコン
酸鉛等の圧電材料を焼成したセラミック材を図4に示す
ような薄板の帯状構造に形成したものである。この圧電
トランス1の駆動側の表裏両面には蒸着あるいは焼付け
等により電極15A,15Bが形成され、出力側の先端部の
側面にも、同様に電極16が形成され、それぞれの電極に
は引き出しリード17が接続されている。
【0004】この圧電トランス1は、電気信号が図4に
示すような圧電トランス1の駆動部に印加されたときに
その電気信号を機械振動に変換し、機械振動をさらに電
気信号に変換して出力部から取り出すもので、電気→機
械→電気の変換系を通し、機械的な振動時にインピーダ
ンス変換を行って昇圧作用を行わせるものである。
【0005】この圧電トランス1は入力側(駆動側)で
は厚さ方向に分極し、出力側では、水平方向(長さ方
向)に分極するもので、機械振動をインピーダンス変換
によって昇圧するときの出力の大きさは長さに比例し、
厚さに反比例することから、この圧電トランス1はバッ
クライト用の薄型のオンボード型電源に適している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、液晶画面の
バックライト用の高圧電源はライト(放電管)の管径が
3mmのU字管によって形成されており、このU字管に並
設するオンボード型電源10も同等厚が要求されている。
しかしながら、従来のオンボード型電源10は圧電トラン
ス1を回路基板2上に階層状に重ね合わせた状態で配設
するため、このオンボード型電源10の厚さは厚くなり、
薄型のオンボード型電源を作製することは極めて困難で
あった。したがって、圧電トランス1の薄さの特徴を生
かすことができないという問題があった。なお、バック
ライト用電源トランスとして巻線を用いたトランスも考
えられるが、このトランスはどんなに厚さを薄くしても
5mm厚が限度のため、バックライト用電源トランスとし
ては厚さが厚過ぎるという問題がある。
【0007】本考案は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、圧電トランスの薄さを生か
して薄型のオンボード型電源を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次のように構成されている。すなわち、
本考案のオンボード型電源は回路基板に圧電トランスを
除いた部分の電源回路が印刷形成され、前記圧電トラン
スはその一部において弾性保持部材によって保持され、
この弾性保持部材を介して圧電トランスが回路基板に実
装され、圧電トランスと前記電源回路が導通接続されて
いるオンボード型電源において、前記回路基板には圧電
トランスの配置領域にトランス収容開口が形成され、こ
のトランス収容開口内に前記圧電トランスが前記弾性保
持部材に保持されて宙吊り配設されていることを特徴と
して構成されている。
【0009】
【作用】回路基板の圧電トランスの配置領域にトランス
収容開口を設け、トランス収容開口部を除いた部分に電
源回路を印刷形成する。前記トランス収容開口内に圧電
トランスの一部を保持した弾性保持部材を嵌合して、圧
電トランスを回路基板のトランス収容開口内に宙吊り配
設し、圧電トランスと回路基板を導通接続してオンボー
ド型電源を作製する。これにより、オンボード型電源の
薄型化を図る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一の
名称部分には同一の符号を付し、その詳細な重複説明は
省略する。図1には本実施例のオンボード型電源の要部
構成が示されている。本実施例のオンボード型電源は従
来例と同様に、バックライト等の電源に使用されるもの
である。
【0011】本実施例のオンボード型電源の特徴的なこ
とは、回路基板2の圧電トランス1の配置領域にトラン
ス収容開口11を形成し、このトランス収容開口11内に圧
電トランス1を弾性保持部材12によって宙吊り配設した
ことである。
【0012】図1において、回路基板2には、圧電トラ
ンス1の配置領域を除いた部分に電源回路が印刷形成さ
れ、圧電トランス1の配置領域にトランス収容開口11が
形成されている。このトランス収容開口11には図1の
(c)に示されるゴム弾性の絶縁性を有する弾性保持部
材12が嵌まる嵌合凹部9が設けられている。前記、弾性
保持部材12にはトランス収容開口11の嵌合凹部9と嵌ま
り合う嵌合溝13と、圧電トランス1を挿入して圧電トラ
ンスを保持する挿入保持穴14が設けられている。
【0013】圧電トランス1は従来例と同様に駆動部の
表裏両面に電極15A,15Bが、出力部の先端側には電極
16が形成されており、各電極には引き出しリード17がそ
れぞれ直接はんだ接続されている。
【0014】次に、本実施例のオンボード型電源の作製
方法を図1に基づいて説明する。まず、回路基板2の圧
電トランス1の配置領域にトランス収容開口11を形成す
る。このトランス収容開口11を除いた回路基板2上には
電源回路を印刷形成する。また、図1の(c)に示され
る弾性保持部材12に図1の(b)に示される圧電トラン
ス1を挿入し、この圧電トランス1の振動の節部5で弾
性保持部材12によって保持する。次いで、この弾性保持
部材12によって保持した圧電トランス1を前記回路基板
2のトランス収容開口11にトランス収容開口11の嵌合凹
部9と弾性保持部材12の嵌合溝13によって嵌合し、圧電
トランス1を弾性保持部材12で保持して回路基板2の厚
さのほぼセンター位置に宙吊り配設する。次いで、圧電
トランス1の駆動部の電極15A,15Bにはんだ接続され
ている引き出しリード17を回路基板2に形成されている
電源回路に接続し、圧電トランス1の出力部の電極16に
はんだ接続されている引き出しリード17からトランス出
力を直接取り出すようにするか、又は、該引き出しリー
ド17を回路基板2に形成した回路に接続してオンボード
型電源を作製する。
【0015】本実施例によれば、圧電トランス1を回路
基板2の厚さのほぼセンター位置に宙吊り配設する構成
としたので、回路基板2をそのまま、弾性保持部材12を
介して圧電トランス1の支持に用いるため、従来のよう
に、回路基板2上の保持嵌合部4で圧電トランス1を保
持する必要がなく、回路基板2上に圧電トランス1が階
層状に重ね合わさる状態にならないため、オンボード型
電源の厚さを従来例に比べて大幅に薄くすることができ
る。
【0016】また、本実施例では、圧電トランス1の保
持にゴム弾性の弾性保持部材12を用いるので、オンボー
ド型電源10に外部から振動等が加わっても、ゴム弾性に
よって圧電トランス1に加わる振動を緩和することがで
き、弾性保持部材12に圧電トランス1を挿入して圧電ト
ランスを保持する際にも、ゴム弾性により圧電トランス
1の欠けや亀裂の発生を防ぐことができる。
【0017】さらに、回路基板2をそのまま弾性保持部
材12の支持に用いるため、従来のようなコ字形状の保持
嵌合部4A,4Bが不要となり、部品コストの低減が図
れる。
【0018】さらにまた、圧電トランス1の振動の節部
5を保持するので、その振動を妨げることがない。
【0019】なお、本考案は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、圧電トランス1の駆動部および出力部の電
極にリード線を直接はんだ接続したが、弾性保持部材12
と電極間に導電体を介在させて、この導電体にリード線
を接続してもよく、あるいは、図2に示すように弾性保
持部材12を3層構造とし、絶縁層7を導電層6でサンド
イッチし、導電層6を直接電極とし、この導電層6にリ
ード線を接続してもよい。
【0020】また、上記実施例では、圧電トランス1の
振動の節部5を1つとしたが、2つ以上としてもよく、
その数は問わない。また、振動の節部5をわずかに外れ
た位置を保持する構成としてもよい。
【0021】さらに、上記実施例では、圧電トランス1
を回路基板2の厚さのほぼセンター位置に宙吊り配設し
たが、センター位置から若干ずれた位置でもよい。この
場合も、オンボード型電源10の厚さは、従来例に比較し
て十分に薄くすることができる。
【0022】
【考案の効果】本考案は、圧電トランスを回路基板のト
ランス収容開口内に宙吊り配設する構成としたので、回
路基板をそのまま、弾性保持部材を介して圧電トランス
の支持に用いるため、従来のように、回路基板の上側に
圧電トランスが階層状に重ね合わさる状態にならないた
め、オンボード型電源の厚さを従来例と比べて大幅に薄
くすることができる。
【0023】また、回路基板をそのまま弾性保持部材の
支持に用いるため、従来のようなコ字形状の保持嵌合部
が不要となり、部品コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のオンボード型電源の要部構成の説明
図である。
【図2】本実施例のオンボード型電源の他構成の電極接
続方式の説明図である。
【図3】従来のオンボード型電源の要部構成の説明図で
ある。
【図4】圧電トランスの説明図である。
【符号の説明】
1 圧電トランス 2 回路基板 5 振動の節部 9 嵌合凹部 10 オンボード型電源 11 トランス収容開口 12 弾性保持部材 13 嵌合溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板に圧電トランスを除いた部分の
    電源回路が印刷形成され、前記圧電トランスはその一部
    において弾性保持部材によって保持され、この弾性保持
    部材を介して圧電トランスが回路基板に実装され、圧電
    トランスと前記電源回路が導通接続されているオンボー
    ド型電源において、前記回路基板には圧電トランスの配
    置領域にトランス収容開口が形成され、このトランス収
    容開口内に前記圧電トランスが前記弾性保持部材に保持
    されて宙吊り配設されていることを特徴とするオンボー
    ド型電源。
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JP5668898B2 (ja) * 2012-12-19 2015-02-12 株式会社村田製作所 圧電トランス装置

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