JP3385551B2 - 圧電トランス電源 - Google Patents
圧電トランス電源Info
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Description
形板を用いた圧電トランス素子を電源回路基板に接続す
るための圧電トランス電源に関するものである。
て圧電トランスが知られているが、従来の巻線形の電磁
トランスに比べて単純な構造で、小型・低背化が可能で
あり、近年高電圧発生装置として液晶デスプレイのバッ
クライト点灯装置や複写機のトナー帯電用などに、その
用途が検討されてきた。
ク、ニオブ酸リチウム単結晶を用いることが多く、一般
的な構造としては図5の概略図に示すように圧電セラミ
ック矩形板11の表面又は側面にそれぞれ電力を入力、
出力できる入力電極12a,12bと出力電極13aを
形成して圧電トランスとし、電力の取り出しは、この圧
電トランス素子上に形成された電極にリード線12c,
12d,13dを直接はんだ付け等の手段で行い、図6
のように導体パターンを形成された可撓性絶縁部材17
を介したり、又は回路基板14上の導体パターンに直接
接続し、圧電トランス素子駆動用電源回路部品と電気的
に接続するのが一般的であった。
子とその駆動用電源回路部品との接続は、前記のように
圧電トランス素子の位置合わせを目視で行い、リード線
で中継端子又は導体パターンに、はんだ付け等の方法で
行っていた。周知のように、リード線は圧電トランスの
機械振動を阻害しないように、たとえばリボン状導体、
細径撚線など柔軟な線材を用いることが必要である。ま
た、圧電トランスの固定方法にも注意を払う必要があ
り、動作中に機械振動を伴うために、固定は圧電振動子
の節点近傍で行うのが一般的である。
子の節点と電極位置・固定位置は、圧電トランスの特性
に大きな影響を与える要因となり、位置決めはより正確
であることが望ましい。
阻害しないで、圧電トランス素子の位置決めを容易にで
きる圧電トランス電源を提供することである。
ランス素子と前記圧電トランス素子を駆動するための電
源回路部品を搭載した回路基板との間を電気的に接続す
るために、複数の線状導体を内部に設け、前記圧電トラ
ンス素子の各側面と接触するように各折曲部を形成した
可撓性絶縁部材(FPC)で構成され、前記圧電トラン
ス素子の各入出力電極と前記可撓性絶縁部材の前記各折
曲部の前記線状導体とをそれぞれ電気的に接続した圧電
トランス電源を採用することにより、前記課題を解決す
ることができる。
を用いることなく、圧電トランス素子と可撓性絶縁部材
(FPC)との位置合わせを簡単に行うことができる。
実施例の項で詳細に説明する。
ランス電源の一例を示す斜視図である。圧電セラミック
矩形板11の内部に複数の内部導体を設け、内部電極と
交互にそれぞれ電気的接続を持たせた1組の外部電極1
2a,12bを圧電セラミック矩形板11の両長辺側面
に形成し入力電極とし、さらに出力電極13aを圧電セ
ラミック矩形板11の短辺端面に形成し、圧電トランス
が得られる。ここで圧電セラミック矩形板11の寸法
は、40mm×6mm×1.5mmであり、PZT系セ
ラミックを用い、内部電極はAg−Pbを一体焼結し、
外部電極12a,12bはAgを焼き付けにて形成し
た。
導体16a,16b,16cを有する可撓性絶縁部材
(FPC)17を、打ち抜き等の方法で所定の形状に形
成した。次に、圧電トランス素子(圧電セラミック矩形
板11)が設置できる寸法に、可撓性絶縁部材17に折
曲部17a,17b,17cを加圧成形した。ここで折
曲部の形状は、図1、図2に示した直線状又は帯状の折
曲部17a,17b,17c,17d,17eだけでな
く、図3(a)、(b)に示すように、渦巻状の折曲部
17f、曲線状の折曲部17g等弾力性があって圧電ト
ランス素子の機械振動を阻害しない形状であれば差し支
えない。
a,12b、出力電極13aと可撓性絶縁部材17の折
曲部17a,17b,17cの導体面とをはんだ付け等
の手段で各々一対一に電気的に接続し、その後電源回路
部品を搭載した回路基板14の電極と3つの線状導体1
6a,16b,16cとを電気的に接続した。
ために、圧電セラミック矩形板11と可撓性絶縁部材1
7をフレキシブルなカバー用絶縁シート18で覆い、図
4の圧電トランス電源を得た。
さを圧電トランス素子の厚み以下にすることは、圧電ト
ランス全体の高さ寸法を抑えると共に、はんだ付け等の
作業を、容易に、かつ、確実にするためである。また、
可撓性絶縁部材17の弾力性は、部材の厚みを変えるこ
とにより、容易に確保できるから、圧電トランス素子の
機械振動を阻害することはない。
力電極13a,13b,13cで構成された圧電トラン
スの斜視図である。以下第1実施例と同様に圧電トラン
ス電源を作製した。
スを電源に構成し、評価試験に供した結果の代表例を示
したものである。圧電トランス素子は、一体積層品(1
0層)であり、負荷にはφ2mm×200mmの冷陰極
管を用いた。表1に示すように、従来の絶縁シートを用
いた圧電トランス電源と比較して、本発明の圧電トラン
ス電源は同等以上の特性が得られている。
果でも特性の劣化は認められない。
圧電トランスを用いた場合でも同等以上の効果が得られ
ている。
圧電トランス電源では、圧電トランスと駆動用回路基板
とを電気的に接続するために、複数の線状導体を一面に
設け、圧電トランス素子側面の各電極と接触するように
折曲部を形成された可撓性絶縁部材を用いることによ
り、冶工具などを用いることなく、圧電トランスの位置
決めを容易にできる。また、折曲部に弾力性を持たせる
ことにより、機械振動を阻害することなく、しかも、強
度の改善効果がみられ、信頼性も優れる。
の構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
形状を示す斜視図であり、(a)は渦巻状の折曲部、
(b)は曲線状の折曲部を、それぞれ示す。
示す概略的斜視図である。
斜視図である。
る。
7g 折曲部 18 カバー用絶縁シート
Claims (4)
- 【請求項1】 圧電トランス素子と前記圧電トランス素
子を駆動するための電源回路部品を搭載した回路基板と
の間を電気的に接続するために、複数の線状導体を内部
に設け、かつ、前記圧電トランス素子の各側面と接触す
るように各折曲部を形成した可撓性絶縁部材で構成さ
れ、前記圧電トランス素子の各入出力電極と前記可撓性
絶縁部材の前記各折曲部の前記線状導体とをそれぞれ電
気的に接続したことを特徴とする圧電トランス電源。 - 【請求項2】 前記可撓性絶縁部材は、前記圧電トラン
ス素子の前記入出力電極に位置的に対応させて前記各折
曲部を形成し電気的に接続することを特徴とする請求項
1記載の圧電トランス電源。 - 【請求項3】 前記可撓性絶縁部材の前記各折曲部の高
さが、前記圧電トランス素子の厚み寸法以下であること
を特徴とする請求項1記載の圧電トランス電源。 - 【請求項4】 前記可撓性絶縁部材の前記各折曲部が、
弾力性を有する構造で構成されたことを特徴とする請求
項3記載の圧電トランス電源。
Priority Applications (7)
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EP98115637A EP0898314B1 (en) | 1997-08-19 | 1998-08-19 | Piezoelectric transformer and power supply including the same |
KR1019980033572A KR19990023691A (ko) | 1997-08-19 | 1998-08-19 | 압전 트랜스포머 및 이를 포함하는 전원 공급 장치 |
CNB981179436A CN1175440C (zh) | 1997-08-19 | 1998-08-19 | 压电变压器 |
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TW087113650A TW437112B (en) | 1997-08-19 | 1998-08-19 | Piezoelectric transformer and power supply including the same |
Applications Claiming Priority (1)
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JP28561697A JP3385551B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 圧電トランス電源 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11121826A JPH11121826A (ja) | 1999-04-30 |
JP3385551B2 true JP3385551B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28561697A Expired - Fee Related JP3385551B2 (ja) | 1997-08-19 | 1997-10-17 | 圧電トランス電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3385551B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2017043223A1 (ja) | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 株式会社村田製作所 | 圧電振動デバイス |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP28561697A patent/JP3385551B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11121826A (ja) | 1999-04-30 |
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