JPH104224A - 圧電トランス電源 - Google Patents
圧電トランス電源Info
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- JPH104224A JPH104224A JP8155825A JP15582596A JPH104224A JP H104224 A JPH104224 A JP H104224A JP 8155825 A JP8155825 A JP 8155825A JP 15582596 A JP15582596 A JP 15582596A JP H104224 A JPH104224 A JP H104224A
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- Combinations Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧電トランス電源の信頼性を向上し、小形
化、低背化及び低コスト化を図り、また、放熱を容易に
行う。 【解決手段】 圧電トランスは、圧電セラミック矩形板
11の内部に複数の内部電極を有し、これとそれぞれ電
気的に接続する1組の外部の入力電極12a,12bと
出力電極13a,13bを前記矩形板の側面に形成す
る。前記圧電トランスと、各々が絶縁された4つの線状
導体16a〜dと開口部16e〜hを有する可撓性絶縁
シート(FPC)17を、樹脂製ケース15の内部に挿
入し、前記圧電トランスの入力電極、出力電極と前記F
PCの線状導体を各々一対一に接続し、前記圧電トラン
スの外部電極を回路基板14と接続する。前記FPCに
は、前記圧電トランスの振動節点近傍以外の開口部18
が設けられているから、放熱に役立ち、また、前記圧電
トランスの振動を妨げない。
化、低背化及び低コスト化を図り、また、放熱を容易に
行う。 【解決手段】 圧電トランスは、圧電セラミック矩形板
11の内部に複数の内部電極を有し、これとそれぞれ電
気的に接続する1組の外部の入力電極12a,12bと
出力電極13a,13bを前記矩形板の側面に形成す
る。前記圧電トランスと、各々が絶縁された4つの線状
導体16a〜dと開口部16e〜hを有する可撓性絶縁
シート(FPC)17を、樹脂製ケース15の内部に挿
入し、前記圧電トランスの入力電極、出力電極と前記F
PCの線状導体を各々一対一に接続し、前記圧電トラン
スの外部電極を回路基板14と接続する。前記FPCに
は、前記圧電トランスの振動節点近傍以外の開口部18
が設けられているから、放熱に役立ち、また、前記圧電
トランスの振動を妨げない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランス電
源、特に電力の取り出しに、線状導体を有する可撓性絶
縁シートを用い、一表面からのみ電力を取り出すことに
より、信頼性が高く、小形、低背化を実現した圧電トラ
ンス電源に関するものである。
源、特に電力の取り出しに、線状導体を有する可撓性絶
縁シートを用い、一表面からのみ電力を取り出すことに
より、信頼性が高く、小形、低背化を実現した圧電トラ
ンス電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電振動子矩形板を応用したデバイスと
して、圧電トランスが知られている。現在、圧電トラン
スに用いる振動子としてセラミックやニオブ酸リチウム
単結晶を用いることが多く、一般的な構造としては、図
4の概略図に示すように、圧電セラミック矩形板(圧電
振動子)11の表面又は側面にそれぞれ電力を入力、出
力できる入力電極12a,12bと出力電極13が形成
されて、かつ、電力の取り出しは、圧電セラミック矩形
板11上に形成された入力電極12a,12b、出力電
極13にリード線12c,12d,13cを直接半田付
けするか、又はバネ状の導体44で取り出す方法が一般
的であった。
して、圧電トランスが知られている。現在、圧電トラン
スに用いる振動子としてセラミックやニオブ酸リチウム
単結晶を用いることが多く、一般的な構造としては、図
4の概略図に示すように、圧電セラミック矩形板(圧電
振動子)11の表面又は側面にそれぞれ電力を入力、出
力できる入力電極12a,12bと出力電極13が形成
されて、かつ、電力の取り出しは、圧電セラミック矩形
板11上に形成された入力電極12a,12b、出力電
極13にリード線12c,12d,13cを直接半田付
けするか、又はバネ状の導体44で取り出す方法が一般
的であった。
【0003】また、図5に示すように、可撓性絶縁シー
ト51を用いた場合でも、複数の表面から電力を取り出
すため、信頼性に劣り、構造が複雑であった。
ト51を用いた場合でも、複数の表面から電力を取り出
すため、信頼性に劣り、構造が複雑であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に圧電トランス
は、信頼性が高く、小形化、低背化、低コスト化の要求
が非常に強いが、従来の圧電トランスの構成では、これ
らの要求を十分に満足できないという欠点があった。
は、信頼性が高く、小形化、低背化、低コスト化の要求
が非常に強いが、従来の圧電トランスの構成では、これ
らの要求を十分に満足できないという欠点があった。
【0005】すなわち、図4,5に示したように、圧電
トランスにリード線等を接続するため、圧電トランスの
小形、低背化を図っても、実装面積、工数が膨大となっ
た。また、圧電トランスの一表面からのみ、リードを取
り出そうとすると、リード線の引き回しが煩雑となり、
信頼性、小形低背化が困難であった。さらに、従来の圧
電トランスの構造のまま、可撓性絶縁シートを用いた場
合は、複数の表面から電力を取り出すため、構造が複雑
になり、信頼性に欠け、それ以上の低背化が不可能であ
った。また、可撓性絶縁シートが圧電トランスの振動子
を拘束し、特性を劣化させる欠点があった。以上、従来
の圧電トランスには、小形化、低背化、低コスト化の市
場要求を十分に満たすことは非常に困難であるという欠
点があった。
トランスにリード線等を接続するため、圧電トランスの
小形、低背化を図っても、実装面積、工数が膨大となっ
た。また、圧電トランスの一表面からのみ、リードを取
り出そうとすると、リード線の引き回しが煩雑となり、
信頼性、小形低背化が困難であった。さらに、従来の圧
電トランスの構造のまま、可撓性絶縁シートを用いた場
合は、複数の表面から電力を取り出すため、構造が複雑
になり、信頼性に欠け、それ以上の低背化が不可能であ
った。また、可撓性絶縁シートが圧電トランスの振動子
を拘束し、特性を劣化させる欠点があった。以上、従来
の圧電トランスには、小形化、低背化、低コスト化の市
場要求を十分に満たすことは非常に困難であるという欠
点があった。
【0006】そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点
を改良し、圧電トランス電源の信頼性を向上し、また、
小形化、低背化及び低コスト化を図り、さらに、放熱を
容易に行うことを図るものである。
を改良し、圧電トランス電源の信頼性を向上し、また、
小形化、低背化及び低コスト化を図り、さらに、放熱を
容易に行うことを図るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
線状導体を可撓性絶縁シートの一面に設け、電力を入力
するための少なくとも1組の入力用電極と電力を取り出
すための少なくとも1つの出力用電極を有する圧電トラ
ンスをケースに挿入し、前記可撓性絶縁シートを介して
回路基板上に前記圧電トランス及び圧電トランスを挿入
したケースを固定し、電気的接続を可能とした圧電トラ
ンス電源において、前記可撓性絶縁シートは、前記圧電
トランスの線状又は点状の振動節点を支持する構成と
し、該振動節点近傍以外は開口部とした圧電トランス電
源が、得られる。
線状導体を可撓性絶縁シートの一面に設け、電力を入力
するための少なくとも1組の入力用電極と電力を取り出
すための少なくとも1つの出力用電極を有する圧電トラ
ンスをケースに挿入し、前記可撓性絶縁シートを介して
回路基板上に前記圧電トランス及び圧電トランスを挿入
したケースを固定し、電気的接続を可能とした圧電トラ
ンス電源において、前記可撓性絶縁シートは、前記圧電
トランスの線状又は点状の振動節点を支持する構成と
し、該振動節点近傍以外は開口部とした圧電トランス電
源が、得られる。
【0008】また、本発明によれば、前記可撓性絶縁シ
ートの複数の線状導体は、蛇行状等の直線以外の形状に
構成し、前記回路基板上の各々の電極と接続した前記に
記載の圧電トランス電源が得られる。
ートの複数の線状導体は、蛇行状等の直線以外の形状に
構成し、前記回路基板上の各々の電極と接続した前記に
記載の圧電トランス電源が得られる。
【0009】
【作用】本発明の圧電トランス電源を用いれば、ケース
に挿入した圧電トランスを線状導体を有する可撓性絶縁
シートを介し、回路基板と接続することにより、一表面
からのみ回路基板と接続することで、信頼性を十分確保
し、部品点数、実装面積を抑えた、小形化・低背化、低
コスト化が図れた圧電トランス電源を提供することがで
きる。
に挿入した圧電トランスを線状導体を有する可撓性絶縁
シートを介し、回路基板と接続することにより、一表面
からのみ回路基板と接続することで、信頼性を十分確保
し、部品点数、実装面積を抑えた、小形化・低背化、低
コスト化が図れた圧電トランス電源を提供することがで
きる。
【0010】また、本発明によれば、可撓性絶縁シート
に圧電トランスの振動節点近傍以外の開口部を設けるこ
とにより、放熱作用を営み、また、圧電振動子の振動を
妨げない圧電トランス電源を提供することができる。
に圧電トランスの振動節点近傍以外の開口部を設けるこ
とにより、放熱作用を営み、また、圧電振動子の振動を
妨げない圧電トランス電源を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態については、
実施例の項で説明する。
実施例の項で説明する。
【0012】
【実施例】以下に本発明の圧電トランスの実施例につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1(a)と(b)は、本発明の第1実施
例に係る圧電トランスの構成を示す斜視図と断面図であ
る。図1に示すように、圧電トランスは、圧電セラミッ
ク矩形板11の内部に複数の内部電極を有し、この内部
電極とそれぞれ電気的接続を持たせた1組の外部の入力
電極12a,12bを圧電セラミック矩形板11の両側
面に形成した。さらに、外部の出力電極13a,13b
も圧電セラミック矩形板11の側面に形成した。ここ
で、圧電セラミック矩形板11の寸法は、40mm×6
mm×1.5mmであり、PZT系セラミックを用い、
内部電極は、Ag/Pbを一体焼結し、外部電極は、A
gを焼き付けにて形成した。次に、前記圧電トランスを
挿入され、かつ、振動節点で支持、固定する形状のケー
ス15を樹脂の射出成形により形成した。ここで、15
a〜dは、ケース15の外部凸部である。さらに、ケー
ス15の内部に、各々が絶縁された4つの線状導体16
a〜dと開口部16e〜hを有する可撓性絶縁シート
(FPC)17を形成し、前記圧電トランスの入力電極
12a,12b、出力電極13a,13bと前記可撓性
絶縁シート17の線状導体16a〜dを各々一対一に電
気的に接続し、前記圧電トランスの外部電極を回路基板
14と接続した。さらに、ケース15の外部凸部15a
〜dを開口部16e〜hに挿入した後、回路基板14の
開口部14e〜hに挿入固定した。ここで用いた可撓性
絶縁シート17には、圧電トランスの振動節点近傍以外
の開口部18が設けられている。可撓性絶縁シート17
に圧電トランスの振動節点近傍以外の開口部18を設け
ると、放熱対策に有利であり、また、圧電セラミック矩
形板11の振動を妨げない。ここで、19は、回路部品
である。
例に係る圧電トランスの構成を示す斜視図と断面図であ
る。図1に示すように、圧電トランスは、圧電セラミッ
ク矩形板11の内部に複数の内部電極を有し、この内部
電極とそれぞれ電気的接続を持たせた1組の外部の入力
電極12a,12bを圧電セラミック矩形板11の両側
面に形成した。さらに、外部の出力電極13a,13b
も圧電セラミック矩形板11の側面に形成した。ここ
で、圧電セラミック矩形板11の寸法は、40mm×6
mm×1.5mmであり、PZT系セラミックを用い、
内部電極は、Ag/Pbを一体焼結し、外部電極は、A
gを焼き付けにて形成した。次に、前記圧電トランスを
挿入され、かつ、振動節点で支持、固定する形状のケー
ス15を樹脂の射出成形により形成した。ここで、15
a〜dは、ケース15の外部凸部である。さらに、ケー
ス15の内部に、各々が絶縁された4つの線状導体16
a〜dと開口部16e〜hを有する可撓性絶縁シート
(FPC)17を形成し、前記圧電トランスの入力電極
12a,12b、出力電極13a,13bと前記可撓性
絶縁シート17の線状導体16a〜dを各々一対一に電
気的に接続し、前記圧電トランスの外部電極を回路基板
14と接続した。さらに、ケース15の外部凸部15a
〜dを開口部16e〜hに挿入した後、回路基板14の
開口部14e〜hに挿入固定した。ここで用いた可撓性
絶縁シート17には、圧電トランスの振動節点近傍以外
の開口部18が設けられている。可撓性絶縁シート17
に圧電トランスの振動節点近傍以外の開口部18を設け
ると、放熱対策に有利であり、また、圧電セラミック矩
形板11の振動を妨げない。ここで、19は、回路部品
である。
【0014】下記の表1に一般的構成のリード線を用い
た場合とFPC(全面、振動節点近傍以外開口部)を用
いた場合との圧電トランス電源の特性比較を示す。この
とき、圧電トランスは、一体積層品(10層)であり、
負荷にはφ2mm×200mmの冷陰極管を用いた。表
1に示すように、FPCの場合でも、従来のリード取り
出しと同等の特性が得られている。
た場合とFPC(全面、振動節点近傍以外開口部)を用
いた場合との圧電トランス電源の特性比較を示す。この
とき、圧電トランスは、一体積層品(10層)であり、
負荷にはφ2mm×200mmの冷陰極管を用いた。表
1に示すように、FPCの場合でも、従来のリード取り
出しと同等の特性が得られている。
【0015】
【表1】
【0016】また、下記の表2に圧電トランス電源のエ
ージング結果を示すが、1000時間後に特性の劣化は
確認できない。
ージング結果を示すが、1000時間後に特性の劣化は
確認できない。
【0017】
【表2】
【0018】図2(a)と(b)は、本発明の第2実施
例に係る圧電トランスの構成を示す斜視図と断面図であ
る。図2に示すように、圧電トランスは、圧電セラミッ
ク矩形板11の内部に複数の内部電極を有し、この内部
電極と交互にそれぞれ電気的接続を持たせた1組の外部
の入力電極12a,12bを圧電セラミック矩形板11
の両側面に形成した。さらに、出力電極13a,13b
も圧電セラミック矩形板11の側面に形成した。ここ
で、圧電セラミック矩形板11の寸法は、40mm×6
mm×1.5mmであり、PZT系セラミックを用い、
内部電極は、Ag/Pbを一体焼結し、外部電極は、A
gを焼き付けにて形成した。次に、前記圧電トランスを
挿入され、かつ、振動節点で支持、固定する形状のケー
ス15を樹脂の射出成形により形成した。ここで、15
a〜dは、ケース15の外部凸部である。さらに、ケー
ス15の内部に、各々が絶縁された4つの蛇行状の線状
導体36a〜dと開口部16e〜hを有する可撓性絶縁
シート(FPC)17を形成し、前記圧電トランスの入
力電極12a,12b、出力電極13a,13bと前記
可撓性絶縁シート17の蛇行状の線状導体36a〜dを
各々一対一に電気的に接続し、前記圧電トランスの外部
電極を回路基板14と接続した。蛇行状の線状導体は、
直線状のそれより振動を伝え易い。さらに、ケース15
の外部凸部15a〜dを開口部16e〜hに挿入した
後、回路基板14の開口部14e〜hに挿入固定した。
ここで19は、回路部品である。
例に係る圧電トランスの構成を示す斜視図と断面図であ
る。図2に示すように、圧電トランスは、圧電セラミッ
ク矩形板11の内部に複数の内部電極を有し、この内部
電極と交互にそれぞれ電気的接続を持たせた1組の外部
の入力電極12a,12bを圧電セラミック矩形板11
の両側面に形成した。さらに、出力電極13a,13b
も圧電セラミック矩形板11の側面に形成した。ここ
で、圧電セラミック矩形板11の寸法は、40mm×6
mm×1.5mmであり、PZT系セラミックを用い、
内部電極は、Ag/Pbを一体焼結し、外部電極は、A
gを焼き付けにて形成した。次に、前記圧電トランスを
挿入され、かつ、振動節点で支持、固定する形状のケー
ス15を樹脂の射出成形により形成した。ここで、15
a〜dは、ケース15の外部凸部である。さらに、ケー
ス15の内部に、各々が絶縁された4つの蛇行状の線状
導体36a〜dと開口部16e〜hを有する可撓性絶縁
シート(FPC)17を形成し、前記圧電トランスの入
力電極12a,12b、出力電極13a,13bと前記
可撓性絶縁シート17の蛇行状の線状導体36a〜dを
各々一対一に電気的に接続し、前記圧電トランスの外部
電極を回路基板14と接続した。蛇行状の線状導体は、
直線状のそれより振動を伝え易い。さらに、ケース15
の外部凸部15a〜dを開口部16e〜hに挿入した
後、回路基板14の開口部14e〜hに挿入固定した。
ここで19は、回路部品である。
【0019】下記の表3に一般的構成のリード線を用い
た場合とFPC(全面、振動節点近傍以外開口部)を用
いた場合との圧電トランス電源の特性比較を示す。この
とき、圧電トランスは、一体積層品(10層)である。
た場合とFPC(全面、振動節点近傍以外開口部)を用
いた場合との圧電トランス電源の特性比較を示す。この
とき、圧電トランスは、一体積層品(10層)である。
【0020】
【表3】
【0021】図3(a)と(b)は、本発明の第3実施
例に係る圧電トランスを示す斜視図と断面図である。図
3に示すように、出力電極13aを圧電セラミック矩形
板11の端面に形成し、出力電極13bを圧電セラミッ
ク矩形板11の中央を取り巻くように形成した。可撓性
絶縁シート17の端部から、蛇行状の線状導体37aを
外側に伸長して出力電極13aに接続し、蛇行状の線状
導体37cを内側に伸長して出力電極13bに接続し、
円形状の線状導体37b,37dを、それぞれ入力電極
12a,12bに接続する。第3実施例は、第2実施例
と同様の効果を奏する。
例に係る圧電トランスを示す斜視図と断面図である。図
3に示すように、出力電極13aを圧電セラミック矩形
板11の端面に形成し、出力電極13bを圧電セラミッ
ク矩形板11の中央を取り巻くように形成した。可撓性
絶縁シート17の端部から、蛇行状の線状導体37aを
外側に伸長して出力電極13aに接続し、蛇行状の線状
導体37cを内側に伸長して出力電極13bに接続し、
円形状の線状導体37b,37dを、それぞれ入力電極
12a,12bに接続する。第3実施例は、第2実施例
と同様の効果を奏する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧電トラ
ンス電源を用いれば、リード線等を引き回すことなく、
複数の接続導体を一面に有する可撓性絶縁シートによ
り、圧電振動子の一表面から容易に電気信号を外部の回
路基板と接続できるため、作業時間を大幅に短縮し、さ
らに、容易にケース、圧電トランス、可撓性絶縁シート
及び回路基板が一体化できるため、信頼性を十分高め、
かつ、小形化、低背化及び低コスト化を大幅に向上でき
ることから、実用的効果は非常に大きい。
ンス電源を用いれば、リード線等を引き回すことなく、
複数の接続導体を一面に有する可撓性絶縁シートによ
り、圧電振動子の一表面から容易に電気信号を外部の回
路基板と接続できるため、作業時間を大幅に短縮し、さ
らに、容易にケース、圧電トランス、可撓性絶縁シート
及び回路基板が一体化できるため、信頼性を十分高め、
かつ、小形化、低背化及び低コスト化を大幅に向上でき
ることから、実用的効果は非常に大きい。
【0023】また、本発明によれば、可撓性絶縁シート
に圧電トランスの振動節点近傍以外の開口部を設けたか
ら、放熱作用を営み、さらに、圧電振動子の振動を妨げ
る支障を生じないので、圧電トランス電源として利点を
有する。
に圧電トランスの振動節点近傍以外の開口部を設けたか
ら、放熱作用を営み、さらに、圧電振動子の振動を妨げ
る支障を生じないので、圧電トランス電源として利点を
有する。
【図1】本発明の第1実施例に係る圧電トランスを示
し、(a)は分解斜視図、(b)は(a)におけるA−
A′線による断面図である。
し、(a)は分解斜視図、(b)は(a)におけるA−
A′線による断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る圧電トランス電源を
示し、(a)は分解斜視図、(b)は(a)におけるB
−B′線による断面図である。
示し、(a)は分解斜視図、(b)は(a)におけるB
−B′線による断面図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る圧電トランス電源を
示し、(a)は分解斜視図、(b)は(a)におけるC
−C′線による断面図である。
示し、(a)は分解斜視図、(b)は(a)におけるC
−C′線による断面図である。
【図4】従来の第1と第2の圧電トランスの斜視図であ
り、それぞれ(a)と(b)に示す。
り、それぞれ(a)と(b)に示す。
【図5】可撓性絶縁シートを用いた従来の第3の圧電ト
ランスを示す斜視図である。
ランスを示す斜視図である。
11 圧電セラミック矩形板(圧電振動子) 12a,12b 入力電極 13a,13b 出力電極 14 回路基板 14e〜h 開口部 15 ケース 15a〜d 外部凸部 16a〜d 線状導体 16e〜h 開口部 17 可撓性絶縁シート(FPC) 18 振動節点近傍以外の開口部 19 回路部品 36a〜d 蛇行状の線状導体 37a,37c 蛇行状の線状導体 37b,37d 円形状の線状導体
フロントページの続き (72)発明者 布田 良明 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の線状導体を可撓性絶縁シートの一
面に設け、電力を入力するための少なくとも1組の入力
用電極と電力を取り出すための少なくとも1つの出力用
電極を有する圧電トランスをケースに挿入し、前記可撓
性絶縁シートを介して回路基板上に前記圧電トランス及
び圧電トランスを挿入したケースを固定し、電気的接続
を可能とした圧電トランス電源において、前記可撓性絶
縁シートは、前記圧電トランスの線状又は点状の振動節
点を支持する構成とし、該振動節点近傍以外は開口部と
したことを特徴とする圧電トランス電源。 - 【請求項2】 前記可撓性絶縁シートの複数の線状導体
は、直線以外の形状に構成し、前記回路基板上の各々の
電極と接続したことを特徴とする請求項1記載の圧電ト
ランス電源。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8155825A JPH104224A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 圧電トランス電源 |
PCT/JP1997/001638 WO1997043791A1 (en) | 1996-05-15 | 1997-05-15 | Piezoelectric transformer |
EP97922062A EP0839392B1 (en) | 1996-05-15 | 1997-05-15 | Piezoelectric transformer |
DE69710670T DE69710670T2 (de) | 1996-05-15 | 1997-05-15 | Piezoelektrischer transformator |
US09/011,177 US5998909A (en) | 1996-05-15 | 1997-05-15 | Piezoelectric transformer |
TW090205359U TW500259U (en) | 1996-05-15 | 1997-05-15 | Piezoelectric transformer |
CNB971908958A CN1149688C (zh) | 1996-05-15 | 1997-05-15 | 压电变压器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8155825A JPH104224A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 圧電トランス電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH104224A true JPH104224A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15614321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8155825A Pending JPH104224A (ja) | 1996-05-15 | 1996-06-17 | 圧電トランス電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH104224A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2216131B (en) * | 1988-02-17 | 1992-08-05 | Stephen Norman Humberstone | Wallpaper adhesive |
JPH1079534A (ja) * | 1996-09-03 | 1998-03-24 | Tokin Corp | 圧電トランス及び圧電トランス電源 |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP8155825A patent/JPH104224A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2216131B (en) * | 1988-02-17 | 1992-08-05 | Stephen Norman Humberstone | Wallpaper adhesive |
JPH1079534A (ja) * | 1996-09-03 | 1998-03-24 | Tokin Corp | 圧電トランス及び圧電トランス電源 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061115 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070307 |