JP2591457Y2 - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JP2591457Y2
JP2591457Y2 JP1993029673U JP2967393U JP2591457Y2 JP 2591457 Y2 JP2591457 Y2 JP 2591457Y2 JP 1993029673 U JP1993029673 U JP 1993029673U JP 2967393 U JP2967393 U JP 2967393U JP 2591457 Y2 JP2591457 Y2 JP 2591457Y2
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哲郎 田中
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Daishinku Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チタン酸バリウム、P
ZT磁器、チタン酸鉛磁器等の圧電材料を用いた圧電ト
ランスに関するものであり、特に、圧電トランスの保持
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電トランスの一般的な保持構造
として、実公昭59−30541号公報の従来例に示さ
れるように、圧電トランスの機械的振動の節点において
角状リングで支持し、圧電トランスの入出力電極に入出
力リード線を半田付け、あるいは、導電性ゴムを介して
接合される構成(構成)があった。また別の保持構造
として、実公昭46−4040号公報に示されるよう
に、圧電トランスの駆動部の入力電極と発電部の出力電
極に接するようにバネ片を介して絶縁きょう体に収容
し、そのバネ片の端部を絶縁きょう体より突出させて端
子とした構成(構成)があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記構成
は、回路基板と圧電トランスの角状リングとを接合材に
より機械的な接合を施し、かつ、回路基板の電極パッド
と圧電トランスの入出力電極とをリード線を介して導電
性接合材により電気的な接続を施すため、機械的接合と
電気的接続を別途行う必要があった。そのため、生産性
が悪く、また基板に搭載する精度的にも問題があった。
また通常、圧電トランスの駆動中は、60℃〜80℃ぐ
らいに発熱し、冷却せずその状態が続くと電圧の変換効
率が低下するという問題があるが、上記構成は、絶縁
きょう体で覆われ、放熱性が悪く、電圧の変換効率が低
下するという問題が発生しやすかった。また、上記構成
はスペース面で通常より大型になりやすく、近年、小
型化薄型化の傾向にある中で不向きであった。
【0004】そこで本考案の目的は、外部端子と圧電ト
ランスの入出力電極との接続構造、並びに圧電トランス
の保持構造に関して信頼性の高い圧電トランスを提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数の入出力
電極が形成された圧電トランス素子と、前記入出力電極
と外部端子との電気的結合を成す導体と、前記圧電トラ
ンス素子を支持し、絶縁材料からなる保持リングとを具
備する圧電トランスにおいて、前記保持リングに、外部
端子としてのリード端子を取り付け、前記導体により圧
電トランスの入出力電極と前記リード端子とを電気的に
結合した。
【0006】また、複数の入出力電極が形成された圧電
トランス素子と、前記入出力電極と外部端子との電気的
結合を成す導体と、前記圧電トランス素子を支持し、絶
縁材料からなる保持リングとを具備する圧電トランスに
おいて、前記保持リングに、外部端子としてのリード端
子を取り付け、かつ、前記リード端子が少なくとも前記
保持リングの底面に沿って折り曲げられて表面実装化さ
れており、前記導体により圧電トランスの入出力電極と
前記リード端子とを電気的に結合した。
【0007】
【作用】従来の圧電トランスの保持構造として、前述し
たように、回路基板と圧電トランスの角状リングとを接
合材により機械的な接合を施し、かつ、回路基板の電極
パッドと圧電トランスの入出力電極とをリード線を介し
て導電性接合材により電気的な接続を施すため、機械的
接合と電気的接続を別途行う必要があったが、リード端
子付き角状リングにより圧電トランスを保持したことに
より、他の電子部品と同様に、回路基板上のリード端子
挿入孔にリード端子を挿入し、導電性接合材により接合
することができるため、機械的接合と電気的接合とがリ
ード端子を介して同時に行うことができる。また、圧電
トランスの保持部分(リード端子付き角状リングの装着
部分)以外のほんとんどが露出しているために、放熱性
が非常によい。
【0008】また、前記角状リングに、外部端子として
のリード端子を取り付け、かつ、前記リード端子が少な
くとも前記角状リングの底面に沿って折り曲げたことに
より、表面実装化がはかれる。そして、他の電子部品と
同様に、回路基板上の電極パッドにリード端子を導電性
接合材により接合することができるため、機械的接合と
電気的接合とがリード端子を介して同時に行うことがで
きる。また、圧電トランスの保持部分(リード端子付き
角状リングの装着部分)以外のほんとんどが露出してい
るために、放熱性が非常によい。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例について、図を参照に
して説明する。図1は本考案の第一の実施例を示す圧電
トランスの斜視図であり、図2は図1のZ方向からみた
正面図である。図3は第二の他の実施例を示す角状リン
グの斜視図である。圧電セラミック板1はセラミックを
焼成して形成された矩形状の圧電セラミック板である。
その圧電セラミック板1の右半分は駆動部1Aでありそ
の両面に入力電極2、3が形成されている。前記圧電セ
ラミック板1の左半分は発電部1Bでありその左端部側
面に出力電極4が形成されている。これらの電極は、例
えば銀ペーストを用いた厚膜で形成されている。そし
て、電歪効果によりトランスとしての機能をもたせるた
め、入力電極2、3を短絡して、これら電極と出力電極
4との間に直流電界をかけて発電部1Bを長さ方向に分
極した後、入力電極2、3を開放してその間に直流電界
を印加し駆動部1Aを厚み方向に分極することにより得
られる。支持構体である角状リング5、6はゴム製弾性
体より成り、圧電セラミック板1が挿入可能な開口を有
している。この角状リングの長手方向両端部に高さ方向
に貫通する貫通孔を設け(図示せず)、この貫通孔に一
端が釘頭形状を成したリード端子7、8、9、10が取
り付けられている。これは釘頭形状のリード端子を用い
ることにより、角状リングからの抜け落ち等がなくなり
より強固な取付が行えるからである。そして、リード端
子7と圧電セラミック板1の電極3とを導体としてのリ
ード線37により、リード端子8の釘頭部と圧電セラミ
ック板1の電極2とを導体としてのリード線28によ
り、かつリード端子9の釘頭部と圧電セラミック板1の
電極4とを導体としてのリード線49により、それぞれ
電気的接続が施されている。以上のように構成された圧
電トランスを、そのリード端子7、8、9、10を回路
基板11のリード端子孔にそれぞれ挿入固着して搭載す
る。また、角状リング5には、リード端子7の突出部に
凹部53が設けられており、回路基板11に角状リング
5を搭載した場合、この凹部53が回路基板11と角状
リングとの間にスペースを形成し、リード線37をリー
ド端子7の前記凹部付近で接合することにより、前記接
合箇所の盛り上がりによって圧電トランスが傾いて搭載
されることがなくなる。
【0010】尚、本考案の実施例では釘頭形状のリード
端子を用いたが、一般的に使用されるリード端子であっ
ても特に問題はない。また、導体としてリード線に限ら
ず、図3に示すように、例えば絶縁樹脂からなる角状リ
ング55に、銀メッキ等を施して、あらかじめ引き回し
電極551、552を形成しておき、圧電セラミック板
とリード端子との電気的接続を施してもよい。これによ
り導通工程の簡易化がはかれる。
【0011】次に、本考案の第三の実施例について、図
を参照にして説明する。図4は本考案の第三の実施例を
示す圧電トランスの斜視図であり、図5は図4のZ方向
からみた正面図である。圧電セラミック板1はセラミッ
クを焼成して形成された矩形状の圧電セラミック板であ
る。その圧電セラミック板1の右半分は駆動部1Aであ
りその両面に入力電極2、3が形成されている。前記圧
電セラミック板1の左半分は発電部1Bでありその左端
部側面に出力電極4が形成されている。これらの電極
は、例えば銀ペーストを用いた厚膜で形成されている。
そして、電歪効果によりトランスとしての機能をもたせ
るため、入力電極2、3を短絡して、これら電極と出力
電極4との間に直流電界をかけて発電部1Bを長さ方向
に分極した後、入力電極2、3を開放してその間に直流
電界を印加し駆動部1Aを厚み方向に分極することによ
り得られる。支持構体である角状リング51、61はゴ
ム製弾性体より成り、圧電セラミック板1が挿入可能な
開口を有している。この角状リングの長手方向両端部に
高さ方向に貫通する貫通孔を設け(図示せず)、この貫
通孔に平板状のリード端子71、81、91、101が
取り付けられ、角状リング51、61に沿って断面コ字
形状に折り曲げれている。そして、平板状端子71と圧
電セラミック板1の電極3とを導体としてのリード線3
71により、平板状端子81と圧電セラミック板1の電
極2とを導体としてのリード線281により、かつ平板
状端子91と圧電セラミック板1の電極4とを導体とし
てのリード線491により、それぞれ電気的接続が施さ
れている。以上のように構成された圧電トランスは、そ
の平板状端子71、81、91、101を回路基板12
の電極パッドにそれぞれ導電性接合材により電気的機械
的接合して搭載した。尚、本考案の実施例では、平板状
のリード端子を例にして説明したが、通常の円柱のリー
ド端子を折り曲げて表面実装化をはかっても特に問題は
ない。
【0012】
【考案の効果】リード端子付き角状リングにより圧電ト
ランスを保持したことにより、他の電子部品と同様に、
回路基板上のリード端子挿入孔にリード端子を挿入し、
導電性接合材により接合することができるため、機械的
接合と電気的接合とがリード端子を介して同時に行うこ
とができる。そのため、生産性が良く、また基板に搭載
する精度的にも向上した。また、圧電トランスの保持部
分(リード端子付き保持リングの装着部分)以外のほん
とんどが露出しているために、放熱性が良く、蓄熱によ
る電圧の変換効率が低下するという電気的特性の劣化が
ない。このようにより信頼性の高い圧電トランスを提供
できるようになった。
【0013】また、前記角状リングに、外部端子として
のリード端子を取り付け、かつ、前記リード端子が少な
くとも前記角状リングの底面に沿って折り曲げたことに
より、表面実装化がはかれる。そして、他の電子部品と
同様に、回路基板上の電極パッドにリード端子を導電性
接合材により接合することができるため、機械的接合と
電気的接合とがリード端子を介して同時に行うことがで
きる。そのため、基板搭載の自動化にも対応でき、生産
性が良く、また基板に搭載する精度的にも向上した。ま
た、圧電トランスの保持部分(リード端子付き角状リン
グの装着部分)以外のほんとんどが露出しているため
に、放熱性がよく、蓄熱による電圧の変換効率が低下す
るという電気的特性の劣化がない。このようにより信頼
性の高い圧電トランスを提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例を示す圧電トランスの斜
視図である。
【図2】図1のZ方向からみた正面図である。
【図3】本考案の第二の実施例を示す角状リングの斜視
図である。
【図4】本考案の第三の実施例を示す圧電トランスの斜
視図である。
【図5】図4のZ方向からみた正面図である。
【符号の説明】
1・・・圧電セラミック板 1A・・・駆動部 1B・・・発電部 2,3・・・入力電極 4・・・出力電極 5,6・・・角状リング 7,8,9,10・・・リード端子 11,12・・・回路基板 27,38,49・・・リード線 51,61・・・角状リング 53・・・凹部 55・・・角状リング 551、552・・・引き回し電極 71,81,91,101・・・平板状端子 281,371,491・・・リード線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力電極が形成された圧電トラ
    ンス素子と、前記入出力電極と外部端子との電気的結合
    を成す導体と、前記圧電トランス素子を支持し、絶縁材
    料からなる保持リングとを具備する圧電トランスにおい
    て、前記保持リングに、外部端子としてのリード端子を
    取り付け、前記導体により圧電トランスの入出力電極と
    前記リード端子とを電気的に結合したことを特徴とする
    圧電トランス。
  2. 【請求項2】 複数の入出力電極が形成された圧電トラ
    ンス素子と、前記入出力電極と外部端子との電気的結合
    を成す導体と、前記圧電トランス素子を支持し、絶縁材
    料からなる保持リングとを具備する圧電トランスにおい
    て、前記保持リングに、外部端子としてのリード端子を
    取り付け、かつ、前記リード端子が少なくとも前記保持
    リングの底面に沿って折り曲げられて表面実装化されて
    おり、前記導体により圧電トランスの入出力電極と前記
    リード端子とを電気的に結合したことを特徴とする圧電
    トランス。
JP1993029673U 1993-05-10 1993-05-10 圧電トランス Expired - Lifetime JP2591457Y2 (ja)

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JPH0682869U JPH0682869U (ja) 1994-11-25
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