JP2603106Y2 - オンボード型電源 - Google Patents

オンボード型電源

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JP2603106Y2
JP2603106Y2 JP1993056016U JP5601693U JP2603106Y2 JP 2603106 Y2 JP2603106 Y2 JP 2603106Y2 JP 1993056016 U JP1993056016 U JP 1993056016U JP 5601693 U JP5601693 U JP 5601693U JP 2603106 Y2 JP2603106 Y2 JP 2603106Y2
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piezoelectric transformer
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圭司 井上
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パソコン等の液晶画面
のバックライト等に用いられるオンボード型電源に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4には、従来のバックライト用電源の
組み込み分解斜視図の要部構成が示されている。図にお
いて、保持ケース8は熱可塑性の絶縁性樹脂を成型によ
り作製したもので、この保持ケース8には、発振、制
御、整流等の回路を有する電源回路を形成した図示しな
い回路基板が収容されている。この保持ケース8の底面
11には突起部9が設けられており、この突起部9の先端
には金属片5と熱融着するための突起先端部9aが設け
られている。この突起部9上には導電性ゴム4を保持す
るための金属片5が配設され、この金属片5には前記突
起先端部9aが挿入する挿入穴5bが形成され、この挿
入穴5bに突起先端部9aが挿入され、突起先端部9a
が熱溶融されて金属片5は突起部9に熱融着され、突起
部9によって支持されている。この金属片5の一端側に
は圧電トランス1を保持するための導電性ゴム4の先端
部4aが配設され、金属片5の先端部5aを折り曲げて
導電性ゴム4の先端部4aを挟み込むことにより、導電
性ゴム4と金属片5が接続される。
【0003】また、金属片5の他端側には接続リード18
が接続され、この接続リード18を介してトランス出力が
取り出される。
【0004】前記導電性ゴム4には、圧電トランス1を
挿入する嵌合穴12が設けられ、この嵌合穴12に圧電トラ
ンス1が挿入されて圧電トランス1に導電性ゴム4が嵌
合装着され、圧電トランス1は回路基板に形成されてい
る電源回路の所定の位置に導通接続されてバックライト
用電源が形成される。
【0005】前記圧電トランス1は、チタン酸ジルコン
酸鉛等の圧電材料を焼成したセラミック材を図5に示す
ような薄板の帯状構造に形成したものである。この圧電
トランス1の駆動側の表裏両面には蒸着あるいは焼付け
等により電極3A,3Bが形成され、出力側の先端部の
側面にも同様に電極6が形成され、それぞれの電極には
引き出しリード7が接続されている。
【0006】この圧電トランス1の駆動部に電気信号が
印加されたときに、圧電トランス1は、その電気信号を
機械振動に変換し、機械振動をさらに電気信号に変換し
て出力部から取り出すもので、電気→機械→電気の変換
系を通し、機械的な振動時にインピーダンス変換を行っ
て昇圧作用を行わせるものである。
【0007】この圧電トランス1は入力側(駆動側)で
は厚さ方向に分極し、出力側では水平方向(長さ方向)
に分極するもので、機械振動をインピーダンス変換によ
って昇圧するときの出力の大きさは長さに比例し、厚さ
に反比例することから、この圧電トランス1はバックラ
イト用の薄型のオンボード型電源に適している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バックライト用電源は、保持ケース8の底面11に設けた
突起部9を金属片5に熱融着する作業や導電性ゴム4を
金属片5で挟む作業等、極めて作業が煩雑で、組み込み
作業に多くの時間を要するという問題があった。
【0009】また、保持ケース8内に金属片5や導電性
ゴム4や圧電トランス1等を収容する必要から、このバ
ックライト用電源は、どうしても大型になるという問題
があった。
【0010】さらに、液晶画面のバックライト用高圧電
源はライト(放電管)の管径が3mmのU字管によって形
成されており、このU字管に並設するバックライト用電
源も同等厚が要求されている。しかしながら、従来のバ
ックライト用電源は圧電トランス1を保持ケース8内に
収容するために大型となり、ライトの管径並みに薄くし
たバックライト用電源を作製することは極めて困難であ
った。したがって、圧電トランス1の薄さの特徴を活か
すことができないという問題があった。なお、バックラ
イト用電源トランスとして巻線を用いたトランスも考え
られるが、このトランスはどんなに厚さを薄くしても5
mm厚が限度のため、バックライト用電源トランスとして
は厚さが厚過ぎるという問題がある。
【0011】本考案は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、組み込み作業を短時間
で、かつ、簡単にでき、薄型のオンボード型電源を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次のように構成されている。すなわち、
本考案のオンボード型電源は、圧電トランスを回路基板
に配置したオンボード型電源において、回路基板には圧
電トランスを収容するトランス収容開口が設けられてお
り、圧電トランスの出力側に導電性部材装着され
この導電性部材には一体的にリード片が突出され、この
リード片の突出先端側に保持接続金具が装着され、この
保持接続金具が前記回路基板に取り付け固定されて圧電
トランスは回路基板に一端支持の宙吊り状態で前記トラ
ンス収容開口に収容されていることを特徴として構成さ
れている。
【0013】
【作用】回路基板に圧電トランスを収容するトランス収
容開口を設ける。圧電トランスの出力側に導電性部材を
装着し、導電性部材に一体的に形成されたリード片に保
持接続金具を装着し、この保持装着金具を回路基板に装
着して圧電トランスを回路基板の前記トランス収容開口
に一端支持の宙吊り状態で収容する。次いで、圧電トラ
ンスを例えば回路基板に形成されている電源回路の所定
の位置に導通接続してオンボード型電源を作製する。こ
れにより、オンボード型電源の薄型化および組み込み作
業時間の短縮を図る。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一の
名称部分には同一の符号を付し、その詳細な重複説明は
省略する。図1には本実施例のオンボード型電源の要部
構成が示されている。本実施例のオンボード型電源10は
従来例と同様に、バックライト等の電源に使用されるも
のである。
【0015】本実施例のオンボード型電源10の特徴的な
ことは、回路基板2の圧電トランス1の配置領域にトラ
ンス収容開口14を形成し、このトランス収容開口14内
に、圧電トランス10を導電性部材20のリード片21に装着
した保持接続金具22によって回路基板2に一端支持の宙
吊り状態で配設したことである。
【0016】図1において、回路基板2には、圧電トラ
ンス1の配置領域を除いた部分に発振、制御、整流等の
回路を有する電源回路が形成され、圧電トランス1の配
置領域にはトランス収容開口14が形成されている。この
トランス収容開口14の一端側の基板2には取り付け穴16
が形成されている。また、圧電トランス1に装着される
ゴム弾性の導電性部材20は図1の(c)に示されるよう
に四角形状を呈しており、この導電性部材20には圧電ト
ランス1を挿入する嵌合穴12が設けられ、この導電性部
材20の上面側には圧電トランス1と略平行方向に突出し
たリード片21が一体的に設けられている。このリード片
21の突出先端側には保持接続金具22が装着され、この保
持接続金具22の接続突起部23が回路基板2の取り付け穴
16に取り付け固定される。
【0017】前記保持接続金具22の作製には、図2に示
されるように金属板17の中央側に互いに向かい合った馬
蹄形の切り込み26を入れ、図2の(b)に示すように馬
蹄形の切り込み26の馬蹄形の基部側27を支点24として矢
印の方向に90°折り曲げて作製するもので、図2の
(c)のような接続突起部23と、導電性部材20のリード
片21を係止する係止鍔25とを有する保持接続金具22が形
成される。
【0018】圧電トランス1は図1の(b)に示すよう
に駆動部の表裏両面に電極3A,3Bが形成されてお
り、各電極には引き出しリード7がそれぞれはんだ接続
されている。また、出力部の表裏両面にも導電性部材20
と導通する部分に電極が形成されている。
【0019】次に、本実施例のオンボード型電源の作製
方法を図1に基づいて説明する。まず、回路基板2の圧
電トランス1の配置領域にトランス収容開口14を形成
し、このトランス収容開口14の一端側の基板2に取り付
け穴16を形成する。前記トランス収容開口14を除いた回
路基板2上には電源回路を形成する。また、図1の
(c)に示されるゴム弾性の導電性部材20の嵌合穴12に
圧電トランス1を嵌合装着し、導電性部材20のリード片
21の突出先端側を保持接続金具22に係止鍔25間の凹部に
挿入し、係止鍔25を折り曲げて導電性部材20と保持接続
金具22とを装着する。次いで、保持接続金具22の接続突
起部23を回路基板2の取り付け穴16に挿入し、接続突起
部23を裏側で折り曲げて保持接続金具22を回路基板2に
取り付け、圧電トランス1を保持接続金具22を介して回
路基板2の厚さのほぼセンタ位置に一端支持の宙吊り状
態で配設し、圧電トランス1の出力はリード片21と保持
接続金具22を介して直接取り出すようにするか、あるい
は回路基板2に形成した所要の回路に導通接続し、駆動
部側の引き出しリード7は回路基板2に形成した電源回
路の所定の位置に導通接続して、オンボード型電源10を
作製する。
【0020】本実施例によれば、圧電トランス1を回路
基板2の厚さのほぼセンタ位置に一端支持の宙吊り状態
で配設する構成としたので、回路基板2をそのまま、導
電性部材20を介して圧電トランス1の支持に用いるた
め、従来のように導電性ゴム4を介して圧電性トランス
1を収容する大型の保持ケース8が不要となり、オンボ
ード型電源10の厚さを従来例のバックライト用電源に比
べて大幅に薄くすることができ、かつ、小型にすること
ができる。
【0021】また、従来のように、金属片5に導電性ゴ
ム4を取り付けたり、金属片5を突起部に熱融着するよ
うな面倒な組み込み作業が不要となり、保持接続金具22
を回路基板2の取り付け穴16に取り付けるだけの簡単な
作業のため、組み込み時間の大幅な短縮が図れる。
【0022】さらに、圧電トランス1の出力側をゴム弾
性の導電性部材20で保持するので、圧電トランスの振動
を妨げることがなく、かつ、出力側の高圧部の支持も可
能となり、その振動のずれも吸収できる。
【0023】なお、本考案は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、圧電トランス1を回路基板2の厚さのほぼ
センタ位置に一端支持の宙吊り状態で配設したが、セン
タ位置から若干ずれた位置でもよい。この場合も、オン
ボード型電源10の厚さは、従来例のバックライト用電源
に比較して十分に薄くすることができる。
【0024】また、導電性部材20のリード片21と保持接
続金具22の接続を保持接続金具22の係止鍔25を折り曲げ
ることにより行っているが、係止鍔25をかしめ圧着によ
り接続してもよい。
【0025】さらに、上記実施例では、保持接続金具22
を組み込み作業の際にリード片21に接続する構成とした
が、予め、導電性部材20のリード片21に保持接続金具22
をインサート成型して一体的に形成してもよい。
【0026】さらにまた、保持接続金具22を回路基板2
に取り付ける際に、接続突起部23を折り曲げて取り付け
ているが、はんだ付けやビス止めでもよく、さらには、
図3の(a)に示すように金属製の鳩目用ピン28を用
い、導電性部材20のリード片21には穴31を設け、回路基
板2には穴32を設けて、前記鳩目用ピン28を導電性部材
20のリード片21の穴31と回路基板2の穴32に挿入して先
端部分29を基板2から突出させ、図3の(b)に示すよ
うに、この先端部分29を叩くことによって鳩目接続して
もよく、導電性部材20を回路基板2に係止固定できれ
ば、その係止方式は問わない。
【0027】
【考案の効果】本考案は、保持接続金具を回路基板に取
り付けるだけで、圧電トランスを回路基板に一端支持の
宙吊り状態で配設する構成としたので、従来のような金
属片に導電性ゴムを取り付ける作業や金属片を突起部に
より熱融着する等の面倒な作業も不要となって、組み込
み時間の大幅な短縮が図れる。
【0028】 また、従来のような保持ケースや金属片等
が不要のため、組み立て部品の削減が図れ、コストダウ
ンが可能となる。
【0029】 さらに、圧電トランスを回路基板に一端支
持の宙吊り状態で配設するので、従来のような大型の保
持ケースが不要となり、従来のバックライト用電源に比
べて薄型のオンボード型電源を形成することができ、し
かも、圧電トランスを回路基板のトランス収容開口に収
容するので、オンボード型電源の厚みをほぼ圧電トラン
スの厚みに薄型にすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のオンボード型電源の要部構成の説明
図である。
【図2】本実施例のオンボード型電源に用いる保持接続
金具の説明図である。
【図3】本実施例に係わるオンボード型電源の他構成の
接続方法の説明図である。
【図4】従来のバックライト用電源の要部構成の説明図
である。
【図5】圧電トランスの説明図である。
【符号の説明】
1 圧電トランス 2 回路基板 10 オンボード型電源 14 トランス収容開口 16 取り付け穴 20 導電性部材 21 リード片 22 保持接続金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランスを回路基板に配置したオン
    ボード型電源において、回路基板には圧電トランスを収
    容するトランス収容開口が設けられており、圧電トラン
    スの出力側に導電性部材装着され、この導電性部材
    には一体的にリード片が突出され、このリード片の突出
    先端側に保持接続金具が装着され、この保持接続金具が
    前記回路基板に取り付け固定されて圧電トランスは回路
    基板に一端支持の宙吊り状態で前記トランス収容開口に
    収容されているオンボード型電源。
JP1993056016U 1993-09-22 1993-09-22 オンボード型電源 Expired - Lifetime JP2603106Y2 (ja)

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