JPH0446275Y2 - - Google Patents

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JPH0446275Y2
JPH0446275Y2 JP1986077467U JP7746786U JPH0446275Y2 JP H0446275 Y2 JPH0446275 Y2 JP H0446275Y2 JP 1986077467 U JP1986077467 U JP 1986077467U JP 7746786 U JP7746786 U JP 7746786U JP H0446275 Y2 JPH0446275 Y2 JP H0446275Y2
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arm
suction
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、たとえばプリント回路基板の製作
において、所望の導電パターンを形成する際に光
露光技術が用いられるが、このような光露光工程
で用いられる露光装置に関するもので、特に、基
板の両面に露光を施すように設計された露光装置
における基板の搬送機構に関するものである。
[従来の技術] 基板の両面に露光を施すとき、露光装置として
は、基板の両面を同時に露光するタイプと、片面
ずつ2回に分けて露光するタイプとがある。自動
的に基板を処理できるようにした、自動露光装置
では、原版と基板との位置合わせを自動的に行な
うように構成されているため、片面ずつ露光する
タイプの方が好ましい。したがつて、自動露光装
置においては、基板を搬送する一連の搬送経路に
沿つて、露光用光源および原版等を含む露光装置
が2組設けられ、これら2組の露光装置によつ
て、基板の互いに異なる面を露光するように構成
される。
[背景技術] 本件出願人は、先の出願(たとえば特願昭60−
268018号)において、露光装置の占有面積をでき
るだけ小さくするため、基板および原版を垂直方
向に保持した状態で露光を行なうことを提案して
いる。この場合には、たとえば第3図に示すよう
に、露光ステーシヨン1とコンベアステーシヨン
2とが互いに隣り合うように配置される。そし
て、これら両ステーシヨン1および2の間を往復
するように、基板保持台3が設けられる。基板保
持台3は、基板4を、垂直状態で、たとえば真空
吸着して保持するものである。このような基板保
持台3の往復動作を達成するためには、比較的大
形の機構が必要となり、また、そのような機構の
メインテナンスも問題となつてくる。
第4図は、第3図の左方向から示した図である
と理解すればよい。基板4の両面を片面ずつ露光
するために、前述した露光ステーシヨン1として
は、第4図に示すように、第1および第2の露光
ステーシヨン1aおよび1bを備えることにな
る。そして、前述の基板保持台3は、第1および
第2の露光ステーシヨン1aおよび1bのそれぞ
れに関連して、第1および第2の基板保持台3a
および3bを備えることになる。また、第1およ
び第2の露光ステーシヨン1aおよび1b間の境
界面5の両側には、それぞれ、第1および第2の
露光用光源6aおよび6bが、互いに背面を向け
合つて配置される。
上述したように、各露光ステーシヨン1a,1
bにおける配置を、いわゆる反対勝手とし、基板
保持台3a,3bを境界面5とは逆の端部に配置
したのは、次のような利点があるからである。す
なわち、前述したように、基板保持台3a,3b
を往復動作させるための機構は比較的大形とな
る。したがつて、このような大形の機構を他の機
械要素とあまり干渉し合わない位置に設けるのが
好ましく、それが、各露光ステーシヨン1a,1
bのそれぞれの外側の端部ということになる。そ
して、このように露光ステーシヨン1a,1bの
それぞれの端部に当該機構を設けると、メインテ
ナンスが容易になる。仮に、露光用光源6a,6
bと基板保持台3a,3bとの位置をそれぞれ入
れ換えると、基板保持台3a,3bを駆動するた
めの機構が露光ステーシヨン1a,1bの間の境
界面5付近に位置し、これのメインテナンスのた
めには、第1の露光ステーシヨン1aと第2の露
光ステーシヨン1bとの間に、作業者が入り得
る、たとえば1m程度の空間を設けておかなけれ
ばならず、装置のコンパクト化を阻害することに
なる。
第3図に示すように、コンベアステーシヨン2
には、基板4を水平方向に置いた状態で搬送する
コンベア7が設けられている。このコンベア7
は、第4図に、想像線で示されている。コンベア
7上の基板4は、第1の露光ステーシヨン1aの
側方を通過するとき、第1の授受機構9aによつ
て、第1の基板保持台3a上に供給され、また、
露光を終えた基板4が第1の基板保持台3aから
コンベア7上に戻される。第1の授受機構9a
は、基板4の上面を吸着部材10aで吸着して、
基板4を保持し、上方へ持ち上げ、次に、水平に
向く回転軸11aのまわりに90度回転させ、第1
の基板保持台3aに対して吸着部材10aを押し
つけるように前進させ、保持していた基板4を第
1の基板保持台3aに吸着させる動作と、この逆
の動作によつて、第1の基板保持台3aに保持さ
れていた露光済みの基板4を吸着部材10aによ
つて取り外し、最終的にコンベア4に置く動作と
を行なうものである。実質的に同様の構成を備え
る第2の授受機構9bが、第2の露光ステーシヨ
ン1bに関連して、コンベアステーシヨン2に設
けられている。すなわち、第2の授受機構9b
は、吸着部材10bおよび回転軸11bを備えて
いる。
[考案が解決しようとする問題点] 第4図に示した第1または第2の授受機構9a
または9bを用いるとき、コンベア7上にある基
板4の、吸着部材10aまたは10bで吸着され
る面は、必ず、これから露光されようとする面で
なければならないことに注目すべきである。なぜ
なら、基板保持台3aまたは3bに基板4が保持
されるとき、これから露光されようとする面を、
基板保持台3aまたは3bとは反対側に向けかつ
露光用光源6aまたは6bに対向するようにしな
ければならないからである。ただし、このこと
は、一般的に通用する条件であり、第4図で示し
たいわゆる反対勝手の配置である場合に限られる
ものではない。すなわち、これから露光されよう
とする面と逆の面を吸着部材10aまたは10b
で吸着したとすると、露光されようとする面が基
板保持台3aまたは3bに接触することになり、
それでは、そのような露光されようとする面に原
版(図示せず)を密着させることが、基板保持台
3aまたは3bの存在により不可能であるからで
ある。
しかしながら、第1および第2の授受機構9a
および9bの双方は、コンベア7上の基板4の上
面を吸着するようになつている。そのため、基板
4の両面をそれぞれ露光したい場合には、コンベ
ア7による搬送経路の途中で、基板4aで示され
るように、これを反転させて、今まで下方に向い
ていた面を上方に向くようにしなければならな
い。
したがつて、第4図に示した授受機構9a,9
bを用いる限り、コンベア7による搬送経路の途
中で、基板4を反転させるための機構が必要とな
り、コンベア7を含む装置が複雑となつたり、ま
た大形化されたりし、さらにコスト高を招くこと
にもなる。
そこで、この考案は、第4図に示したような、
いわゆる反対勝手の配置の利点を維持しながら、
上述の反転機構を設けずに、基板の両面を片面ず
つ露光できる、露光装置を提供しようとするもの
である。
[問題点を解決するための手段] この考案は、まず前提として、次のような構成
を備える露光装置に向けられる。
すなわち、両面に露光が施されるべき基板を水
平方向に置いた状態で搬送するコンベアが位置す
るコンベアステーシヨンと、前記コンベアステー
シヨンの側方に隣接しながら前記コンベアの延び
る方向に並ぶ第1および第2の露光ステーシヨン
とを備える。そして、第1および第2の露光ステ
ーシヨンには、第1および第2の原版が垂直方向
にそれぞれ保持され、かつ、第1および第2の露
光ステーシヨン間の境界面と前記第1および第2
の原版との各間には、第1および第2の露光用光
源が、それぞれ、第1および第2の原版に向かつ
て光を照射するように互いに背面を向け合つて配
置される。さらに、前記第1および第2の露光ス
テーシヨンにおける、前記第1および第2の露光
用光源からの各光を前記第1および第2の原版を
それぞれ通して受ける各位置と、前記コンベアの
搬送面の上方の位置との間を、前記基板を垂直方
向に保持して往復する第1および第2の基板保持
台と、前記コンベアステーシヨンにおいて、前記
コンベアと前記第1および第2の基板保持台との
各間で前記基板の受け渡しを行なうための第1お
よび第2の授受機構とを備えている。
このような露光装置において、上述の問題点を
解決するため、この考案では、次のように構成さ
れる。
すなわち、前述の第1および第2の授受機構に
特徴を有するもので、まず、第1の授受機構は、 (1) 水平かつ前記コンベアの幅方向に向く第1の
回転軸と、 (2) 前記第1の回転軸のまわりに90度の範囲で往
復回動される第1のアームと、 (3) 前記第1のアームの端部に保持され、かつ前
記コンベアの搬送面の上方から前記コンベア上
の前記基板の上面を吸着し得る方向に向いた第
1の吸着面を有する第1の吸着部材と、 (4) 当該第1の吸着部材を前記第1の吸着面と直
交する方向に往復動作させる機構と、 を備えている。他方、第2の授受機構は、 (1) 水平かつ前記コンベアの幅方向に向く第2の
回転軸と、 (2) 前記第2の回転軸のまわりに90度の範囲で往
復回動される第2のアームと、 (3) 前記第2のアームの端部に保持され、かつ前
記コンベアの搬送面の下方から前記コンベア上
の前記基板の下面を吸着し得る方向に向いた第
2の吸着面を有する第2の吸着部材と、 (4) 当該第2の吸着部材を前記第2の吸着面と直
交する方向に往復動作させる機構と、 を備えている。
[考案の作用効果] この考案の露光装置に含まれる第1の授受機構
は、次のように作用する。まず、コンベア上にあ
る、両面とも露光していない基板の上面を第1の
吸着部材で吸着する。次に、第1の吸着部材が第
1の吸着面と直交する方向に変位し、基板を上方
へ持ち上げる。次に、第1のアームが第1の回転
軸のまわりに90度回転され、基板が第1の基板保
持台と対向する位置にもたらされる。ここで、第
1の吸着部材が第1の吸着面と直交する方向に変
位し、基板を第1の基板保持台に押しつけ、ここ
で、第1の基板保持台が基板を保持する状態とな
る。また、この動作の逆を行なつて、第1の基板
保持台に保持された、一方面が露光済みの基板を
第1の吸着部材によつて取外し、これを最終的に
コンベア上に置く。
上述のように第1段階の露光を終えた基板は、
露光済みの面を上方に向けてコンベア上に戻され
る。そして、この基板は、コンベアによつて、何
ら反転されずに、第2の露光ステーシヨンに隣接
する位置まで運ばれる。この第2の露光ステーシ
ヨンに隣接する位置において、第2の授受機構が
次のように作用する。
第2の授受機構は、まず、基板の下面、すなわ
ちこれから露光されようとする面を、第2の吸着
部材によつて吸着し、基板を保持する。次に、第
2の吸着部材が、第2の吸着面と直交する方向に
変位し、コンベアから上方へ基板を持ち上げる。
次に、第2のアームが、第2の回転軸のまわりに
90度回転され、基板を第2の基板保持台と対向す
る位置にもたらす。ここで、第2の吸着部材が第
2の吸着面と直交する方向に変位し、保持してい
た基板を第2の基板保持台に押しつけ、基板を第
2の基板保持台に保持させる。また、上述した動
作の逆によつて、第2の基板保持台に保持され
た、両面とも露光済みの基板を第2の吸着部材に
よつて取り外し、最終的に、コンベア上に置く。
以上述べたように、この考案では、コンベア上
にある基板に対して、第1の授受機構はその上面
を吸着し、他方、第2の授受機構はその下面を吸
着するように構成されている。すなわち、前述し
たように、コンベア上にある基板の、吸着される
面は、必ず、これから露光されようとする面でな
ければならない、という条件に注目したとき、こ
の考案では、吸着される面は第1の授受機構と第
2の授受機構とで入れ替わつているので、基板が
単純に水平方向にコンベアによつて搬送されて
も、その両面に支障なく露光を施すことができ
る。したがつて、コンベアに関連して反転機構の
ような複雑な機構を設ける必要がなくなる。した
がつて、特にコンベアに関連する機構が簡単とな
り、かつそれに応じて小形化され、さらに、露光
装置を安価に提供することができる。
[実施例] 以下、この考案を、図面に示された実施例に基
づいて説明する。
第1図は、この考案の一実施例の全体の概要を
示す上面図であり、第2図は、第1図に示した露
光装置の全体の概要を示す正面図である。ここに
示した露光装置は、基板21を水平方向に置いた
状態で搬送するコンベア22が位置するコンベア
ステーシヨン23と、コンベアステーシヨン23
の側方に隣接しながらコンベア22の延びる方向
に並ぶ第1および第2の露光ステーシヨン24お
よび25とを備えている。そして、基板21の一
方面の露光は第1の露光ステーシヨン24で達成
され、他方面の露光は第2の露光ステーシヨン2
5で達成される。なお、コンベア22は、この実
施例では、複数個の送りロール26をもつて構成
されている。
第1および第2の露光ステーシヨン24および
25の構成には、共通の要素が含まれている。し
たがつて、それらを同時に説明すると、第1およ
び第2の露光ステーシヨン24および25には、
第1および第2の原版27および28が垂直方向
にそれぞれ第1および第2の原版保持台29およ
び30によつて保持されている。また、第1およ
び第2の露光ステーシヨン24および25間の境
界面31と第1および第2の原版27および28
との各間には、第1および第2の露光用光源32
および33がそれぞれ配置されている。これら第
1および第2の露光用光源32および33は、そ
れぞれ、第1および第2の原版27および28に
向かつて光を照射するように互いに背面を向け合
つて配置される。
また、第1および第2の露光ステーシヨン24
および25における、第1および第2の露光用光
源32および33からの各光を第1および第2の
原版27および28をそれぞれ通して受ける各位
置と、コンベアステーシヨン23におけるコンベ
ア22の搬送面の上方の位置との間を、基板21
を垂直方向に保持して往復する第1および第2の
基板保持台34a,34bおよび35a,35b
を備えている。この実施例では、第1および第2
の基板保持台は、それぞれ、右側の基板保持台3
4a,35aと左側の基板保持台34b,35b
との2個ずつ備えている。これによつて、第1の
基板保持台34a,34bについていえば、たと
えば、右側の基板保持台34aがコンベアステー
シヨン23にあるとき、左側の基板保持台34b
が第1の露光ステーシヨン24に位置して、その
往復動作が交互に行なわれるように構成されてい
る。なお、基板保持台は、各露光ステーシヨン2
4,25につき、1個ずつでもよい。
次に、コンベアステーシヨン23に着目する
と、そこには、コンベア22と第1および第2の
基板保持台34a,34bおよび35a,35b
との各間で基板21の受け渡しを行なうための第
1および第2の授受機構36および37がそれぞ
れ設けられている。
第1の授受機構36は、まず、水平かつコンベ
ア22の幅方向に向く第1の回転軸38を備え
る。この第1の回転軸38に支持されて第1のア
ーム39が設けられる。第1のアーム39は、矢
印40で示すように、第1の回転軸38のまわり
に90度の範囲で往復回動される。第1のアーム3
9の端部には、第1の吸着部材41が保持され
る。第1の吸着部材41は、コンベア22の搬送
面の上方からコンベア22上の基板21の上面を
吸着し得る方向に向いた第1の吸着面42を有し
ている。この吸着面42には、複数個の細孔(図
示せず)が形成されていて、基板21をたとえば
真空吸着するように構成されている。また、第1
のアーム39には、図示を省略するが、たとえば
複数のロツドとシリンダとによつて構成された機
構が付加され、それによつて、第1の吸着部材4
1は、矢印43で示すように、第1の吸着面42
と直交する方向に変位するように往復動作される
ように構成される。
次に、第2の授受機構37は、まず、水平かつ
コンベア22の幅方向に向く第2の回転軸44を
備える。この第2の回転軸44によつて、第2の
アーム45が支持される。第2のアーム45は、
第2の回転軸44のまわりに、矢印46で示すよ
うに90度の範囲で往復回動される。また、第2の
アーム45の端部には、第2の吸着部材47が保
持される。この第2の吸着部材47は、コンベア
22の搬送面の下方からコンベア22上の基板2
1の下面を吸着し得る方向に向いた第2の吸着面
48を有する。この吸着面48にも、基板21を
真空吸着するための細孔が形成されている。そし
て、第2のアーム45には、図示を省略するが、
たとえば複数のロツドとシリンダとによつて構成
された機構が付加され、それによつて、第2の吸
着部材47は、矢印49で示すように、第2の吸
着面48と直交する方向に変位するように往復動
作されるように構成される。
以上述べた構成に基づき、次に、この露光装置
の動作について説明する。
まず、コンベア22は、第2図に示した矢印5
0の方向に基板21を搬送するように作動され
る。コンベア22によつて水平方向に置かれた状
態で搬送された基板21は、まず、第1の露光ス
テーシヨン24に隣接する位置にもたらされる。
ここで、第1の授受機構36が次のように動作す
る。まず、第1の吸着部材41を想像線で示すよ
うに基板21の上面に対向する状態にもたらす。
次に、第1の吸着部材41が矢印43方向に相当
する方向の往復動作を行ない、その吸着面42に
基板21の上面を吸着して、そのまま基板21を
持ち上げる。次に、矢印40方向における上方向
に第1のアーム39が90度回動し、保持している
基板21を右側の第1の基板保持台34aに対向
する位置にもたらす。ここで、第1の吸着部材4
1が矢印43方向の往復動作を行ない、その往動
作の終端において、基板21を右側の第1の基板
保持台34aに渡す。基板保持台34aは、基板
21をたとえば真空吸着するように構成されてい
る。なおこの段階では、第1の吸着部材41に与
えられている真空吸着作用は一旦遮断される。
これから露光されようとする基板21を保持し
た右側の第1の基板保持台34aは、矢印51に
従つて、第1の露光ステーシヨン24内に運ば
れ、ここで、第1の原版27を通して、第1の露
光用光源32によつて露光される。他方、既に一
方面が露光された基板21を保持している左側の
第1の基板保持台34bは、矢印52に従つて、
コンベアステーシヨン23に運ばれる。
コンベアステーシヨン23においては、第1の
吸着部材41が再び矢印43方向に往復動作し
て、片面露光済みの基板21を吸着保持する。そ
して、第1のアーム39が、矢印40の方向にお
ける下方向へ向かつて90度回動し、第1の吸着部
材41をコンベア22と対向する位置にもたら
し、ここで、第1の吸着部材41が矢印43方向
に相当する方向の往復動作を行なつて、基板21
をコンベア22上に置く。今、コンベア22上に
置かれた基板21は、その上面に露光が施された
ものである。
このように上面に露光が施された基板21は、
コンベア22の作用で、矢印50方向に送られ、
第2の露光ステーシヨン25に隣接する位置にも
たらされる。なお、この位置にある第2の授受機
構37は、基板21が搬送される前に、想像線で
示すように、第2の吸着部材47をコンベア22
の搬送面より下方に位置させている。
上述のように第2の露光ステーシヨン25に隣
接する位置にもたらされた基板21に対して、第
2の授受機構37は、次のように作動する。ま
ず、第2図の想像線で示す位置から、第2の吸着
部材47が矢印49方向に相当する方向における
上方向への変位を行ない、基板21の下面に第2
の吸着面48が接した状態とし、これを吸着した
まま、基板21をコンベア22より上方へ持ち上
げる。次に、第2のアーム45が、第2の回転軸
44のまわりに、矢印46で示す方向における上
方向へ90度回転し、次いで、基板21を保持した
第2の吸着部材47を、矢印49で示すように、
往復動作させる。これに応じて、第2の吸着部材
47に保持されていた基板21は、左側の第2の
基板保持台35bに渡す。
この左側の第2の基板保持台35bは、次に、
第1図に示した矢印53に従つて、第2の露光ス
テーシヨン25へ移動し、ここで、基板21のも
う一方の面が露光される。また、左側の第2の基
板保持台35bと入替わつて、右側の第2の基板
保持台35aが、矢印54に従つて、コンベアス
テーシヨン23に移動する。この基板保持台35
aには、両面が露光された基板21が保持されて
いる。
第2の授受機構37は、また、上述の両面が露
光された基板21に対して、次のように作用す
る。まず、第2図の実線で示す状態において、第
2の吸着部材47は、矢印49で示すように、往
復動作し、基板保持台35aに保持されていた基
板21を吸着し、これを基板保持台35aから取
り外す。そして、第2の吸着部材47が基板21
を保持した状態で、第2のアーム45が、矢印4
6で示す方向における下方向へ回動し、基板21
をコンベア22上に置く。そして、第2の吸着部
材47は、コンベア22によつて運ばれてくる次
の基板21と干渉し合わないように、その吸着部
材47を、想像線で示すように、コンベア22の
搬送面より下方の位置にもたらす。
上述した動作は、1個の基板21に対しては、
順次進行するものであるが、複数個の基板21を
処理する場合には、第1の露光ステーシヨン24
と第2の露光ステーシヨン25とにおいて、同時
に進行している。
なお、コンベア22は、矢印50(第2図)方
向に基板21を搬送するのではなく、その逆の方
向に搬送してもよい。
また、第1および第2の回転軸38および44
は、固定位置に設けられるように図示されたが、
たとえばコンベア22がさらに低く位置される場
合には、上下方向に移動するように設けられても
よい。すなわち、コンベア22に対して基板21
の授受を行なうときには、第1および第2の回転
軸38および44が下方へ移動する。
また、基板保持台が図示のように各露光ステー
シヨン24,25に関連して2個ずつ設けられる
場合には、2個の基板保持台の位置の相違に対応
するようにするため、矢印43または49方向の
往復動作を、たとえば2個の直列のシリンダを用
いるなどして2段階で行なえるようにしてもよ
い。すなわち、より近い基板保持台34bまたは
35aに対しては、1段階の動作を行ない、より
遠い基板保持台34aまたは35bに対しては、
2段階の動作を行なうようにするのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例の全体の概略を
示す上面図である。第2図は、第1図に示した露
光装置の全体の概略を示す正面図である。第3図
は、この考案の背景技術を説明するための露光装
置の概略的な側面図である。第4図は、第3図に
示した露光装置における基板4の搬送態様を説明
するための、第3図の左方向から示した図であ
る。 図において、21は基板、22はコンベア、2
3はコンベアステーシヨン、24は第1の露光ス
テーシヨン、25は第2の露光ステーシヨン、2
7は第1の原版、28は第2の原版、29は第1
の原版保持台、30は第2の原版保持台、31は
境界面、32は第1の露光用光源、33は第2の
露光用光源、34a,34bは第1の基板保持
台、35a,35bは第2の基板保持台、36は
第1の授受機構、37は第2の授受機構、38は
第1の回転軸、39は第1のアーム、41は第1
の吸着部材、42は第1の吸着面、44は第2の
回転軸、45は第2のアーム、47は第2の吸着
部材、48は第2の吸着面である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両面に露光が施されるべき基板を水平方向に置
    いた状態で搬送するコンベアが位置するコンベア
    ステーシヨンと、 前記コンベアステーシヨンの側方に隣接しなが
    ら前記コンベアの延びる方向に並ぶ第1および第
    2の露光ステーシヨンと、 を備え、 前記第1および第2の露光ステーシヨンには、
    第1および第2の原版が垂直方向にそれぞれ保持
    され、かつ、第1および第2の露光ステーシヨン
    間の境界面と前記第1および第2の原版との各間
    には、第1および第2の露光用光源が、それぞ
    れ、第1および第2の原版に向かつて光を照射す
    るように互いに背面を向け合つて配置され、さら
    に 前記第1および第2の露光ステーシヨンにおけ
    る、前記第1および第2の露光用光源からの各光
    を前記第1および第2の原版をそれぞれ通して受
    ける各位置と、前記コンベアの搬送面の上方の位
    置との間を、前記基板を垂直方向に保持して往復
    する第1および第2の基板保持台と、 前記コンベアステーシヨンにおいて、前記コン
    ベアと前記第1および第2の基板保持台との各間
    で前記基板の受け渡しを行なうための第1および
    第2の授受機構と、 を備える、露光装置であつて、 前記第1の授受機構は、水平かつ前記コンベア
    の幅方向に向く第1の回転軸と、前記第1の回転
    軸のまわりに90度の範囲で往復回動される第1の
    アームと、前記第1のアームの端部に保持され、
    かつ前記コンベアの搬送面の上方から前記コンベ
    ア上の前記基板の上面を吸着し得る方向に向いた
    第1の吸着面を有する第1の吸着部材と、当該第
    1の吸着部材を前記第1の吸着面と直交する方向
    に往復動作させる機構とを備え、 前記第2の授受機構は、水平かつ前記コンベア
    の幅方向に向く第2の回転軸と、前記第2の回転
    軸のまわりに90度の範囲で往復回動される第2の
    アームと、前記第2のアームの端部に保持され、
    かつ前記コンベアの搬送面の下方から前記コンベ
    ア上の前記基板の下面を吸着し得る方向に向いた
    第2の吸着面を有する第2の吸着部材と、当該第
    2の吸着部材を前記第2の吸着面と直交する方向
    に往復動作させる機構とを備える、 ことを特徴とする、露光装置。
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