JPH0446046A - 竹繊維補強無機質成形体 - Google Patents

竹繊維補強無機質成形体

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JPH0446046A
JPH0446046A JP2153987A JP15398790A JPH0446046A JP H0446046 A JPH0446046 A JP H0446046A JP 2153987 A JP2153987 A JP 2153987A JP 15398790 A JP15398790 A JP 15398790A JP H0446046 A JPH0446046 A JP H0446046A
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秋山 宣人
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康明 内田
Motonobu Abe
阿部 元信
Shoichiro Irie
入江 昌一郎
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    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/18Waste materials; Refuse organic
    • C04B18/24Vegetable refuse, e.g. rice husks, maize-ear refuse; Cellulosic materials, e.g. paper, cork
    • C04B18/26Wood, e.g. sawdust, wood shavings
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野] 本発明は木質系無機質成形体に関し、更に詳しくは木質
原料として竹繊維を使用する竹繊維補強無機質成形体に
関する。
[従来の技術 課B1 木質系無機質成形体は通常木材をフレーク、木毛、木繊
維等に加工した木質原料と5各種セメントあるいは水硬
性石膏などの無機質水硬性結合材と水とを混練し、この
混M物を成形し1次いで得られた成形体を養生、硬化さ
せることにより製造されている。
木質「料としては各種の針葉樹や広葉樹が広く利用され
ており、竹材についても木質原料として利用する提案が
なされている。竹材は針葉樹や広葉樹と比較して成長速
度が早いため資源として有望である。また、竹材は強靭
で弾力性に富むことから木質原料として有望であるが、
従来は単に木繊維あるいは木フレークの代わりに竹繊維
などを使用するというもので具体性を欠くと共に竹材の
もつ強靭で弾力性に富む性能を充分に生かすものではな
かった。
本発明者らは既に竹材を木質系無機質成形体の木質原料
として使用する技術を提案(特開平2−26854号公
報、特開平2−48446号公報)したが、これらの技
術は竹繊維を原料として使用した場合の無機質板の製造
における成形性の改良とスプリングバックの防止を目的
としたものであり、竹材の強靭で弾力性に富むという特
性を生かすものではなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは資源として有望な竹材を、木質系無機質成
形体用の木質原料としてその特徴である強靭性と弾力性
を充分に生かすべく研究に着手した結果、係る課題を容
易に解決できる手段を見出し本発明を完成するに至った
即ち、本発明は木質原料、無機質水硬性結合材及び水を
混練し、この混練物を成形し、次いで養生、硬化するこ
とにより得られる木質系無機質成形体において、木質原
料として竹材を縦方向に解繊した繊維で、その平均長が
20c−以上で且つ平均径が31以下である繊維を用い
ることを特徴とする竹繊維補強無機質成形体に係る。
更に、本発明は木質原料、無機質水硬性結合材及び水を
混練し、この混練物を成形I7、次いで養生、硬化する
ことにより得られる木質系無機質成形体において、木質
原料として竹材を縦方向に解繊した繊維で、その繊維長
が20cm以上で且つ平均径が31以下である長繊維成
分を乾燥重量比で60%以上と繊維長が1cm以下で且
つ平均径が2am以下の短繊維成分を5%以上含む繊維
を用いることを特徴とする竹繊維補強無機質成形体に係
る。
[作  用] 本発明の第一発明は木質系無機質成形体の主たる木質原
料として竹材を縦方向に解繊した繊維で、その平均繊維
長が20cm以上且つ平均繊維径が3−輪以下である繊
維を用いることからなる。これにより従来の木質繊維を
使用した木質系無機質成形体と比較して高強度で靭性の
優れた竹繊維補強無機質成形体を得ることが可能となる
。即ち、木質系$Fs、π成形体が係る諸特性を得るた
めには木質原料の形態として繊維状が望ましく、且つ繊
維として強度が高く、靭性の高い長繊維分を主体とした
繊維構成とすることが必要であるが、従来の木質繊維の
場合、高強度の長繊維を得ることは困難であった0例2
−ば、木質系の長繊維としては木毛セメント板等に使用
されている木毛があるが、これは木材シ削って木毛とし
たものであり、それ自体の強度は余り強くはないために
高強度は得にくい。
また、強度を高めるため、高圧成形した場合、木毛どう
しが重なりあった部分が破壊され易くなり、このため比
重3高めても余り強度が上昇しないなどの問題もある。
この点、竹材を解繊すれば高強度の長繊維を容易に得ら
れるため従来の木繊維の欠点を改善することが可能とな
る。また、高強度で耐衝撃性に優れた竹繊維補強無機質
成形体を得るためには竹繊維の平均繊維長を20cm以
上とし且つ平均繊維径を31以下とする必要がある。
平均繊維長が20cm未満であると、強度及び耐衝撃性
が共に低下する。また、平均繊維径が31を超えると、
成形性が低下し、成形体の表面精度が悪くなると共に性
能が低下するたぬに好ましくない。
次に、本発明の第二発明は木質系無機質成形体の主たる
木質原料として竹材を縦方向に解繊した繊維で、繊維長
が20c彌以上で且つ平均繊維径が3mm以下である繊
維とw!維長がコc−以下で且つ平均m維径が2輪−以
下である繊維を併用することにある。
本発明の第一発明により低原料費で且つ性能の優れた竹
繊維補強無機質成形体を得ることができるが、成形性が
必ずしも良いとは言えない、そこで、本発明の第一発明
によって得られた低原料費で高性能を維持しつつ、更に
成形性を高めたものが本発明の第二発明である。すなわ
ち、繊維長20cm以上という長繊維成分(ただし、平
均繊維径は31以下)が乾燥重量比で60%以上と、繊
維長がlc+a以下という短繊維成分(5ただし、平均
繊維径は2mm以下)を乾燥重量比で5%以上とを含む
繊維を木質原料として使用することにより、長繊維成分
の補強効果と短繊維成分の充填効果により高強度で耐衝
撃性に優れた成形体を得ると共に短繊維成分の充填効果
により均一性の高い成形体を容易に成形し得る。
本発明の第二発明において、長繊維成分を60%以上と
、短繊維成分を5%以上含むという条件を満足すれば繊
維長が1cmを超え、且つ20clI+未満の範囲にあ
る繊維成分を含んでいても問題はない。ただし、平均繊
維径は31以下である必要がある。一方、木質原料中の
長繊維成分の割合が60%未満であると強度及び耐衝撃
性が低下し、長繊維成分の平均繊維径が31を超えると
成形性が低下し、成形体の表面精度が悪くなると共に性
能が低下するために好ましくない、また、木質原f(中
の短繊維成分が5%未満であったり、平均繊維径が2輪
−を超えると充分な充填効果が得られず、成形性の改善
にはつながらない。
本発明に使用する竹材はいずれの種類のものも使用でき
る。
竹材を縦方向に解繊し、繊維化する方法についても打撃
解繊、圧延解繊、重装解繊、切削解繊などの公知のいず
れの方法も使用することができる。
本発明に使用する無機質水硬性結合材としては種々の無
機質水硬性結合材が使用されるが、このうち特に各種セ
メント、水硬性石膏を用いることが好ましい、竹繊維と
無機質水硬性結合材の配合比率は重量比で1/20〜1
/1の範囲まで適用可能である。
また、本発明者らが既に提案している竹材に水を吸収さ
せて含水率を100%以上として後、脱水により含水率
を50%以上低下させるという竹材処理技術(特開平2
−26854号公報)を併用すれば成形体のスプリング
バックを防止することができ有効である。
本発明による竹繊維補強無機質成形体の成形方法は特に
問わないが、プレス成形法が最も適している。
更に、本発明においては、上述の竹繊維、無機質水硬性
結合材及び水よりなる必須成分に、必要に応じて下記の
物質を竹繊維補強無機質成形体の物性や前記混練物の成
形性に影響を及ぼさない範囲で添加することができる。
■広葉樹や針葉樹からなる木質原料 竹繊維と他の木質原料の比率は特に限定されるものては
ないが、木質原料としては竹材を使用する本発明の趣旨
からすれば、竹繊維の比率は多いほど良い。
■マイカ等の板状結晶 ■つオラストナイト等の針状結晶 ■シリカヒユーム、珪藻土、フライアッシュ等の無機質
微粉末 ■炭酸カルシウム、パーライト等の無機質増量材0ベン
トナイト、カオリン、バーミキュライト等の粘土鉱物 ■パリゴルスカイト、セビオライト等の繊維質鉱物 [F]ゼオライト等の多孔質鉱物粉末 ■合成樹脂エマルジョン [株]着色剤、防水剤、硬化促進剤、硬化遅延剤等の添
加物 ■〜■の成分については、それらの合計量が水を除く原
料全体の35重量9aLJ内の範囲内で使用することが
できる。また、0の成分については、水を除く原料全体
の10重量5′<以内であることが望ましい、更に、(
0の成分のうち、着色剖及び防水剤はそれぞれ水を除く
原jl全体の51A量%L゛l内で、また、硬化促進剤
及び硬化遅延剤は必要に応じて無機質水硬性結合材に対
して5重量?< L:J、内で添加することができる。
[実 施 例] 実施例1 竹材を打撃解繊し、平均繊維長25cIIで、平均繊維
径2.5−一の竹繊維を得た。この竹繊維に水道水を吸
水させて含水率を300%とし、更に圧力5に++/e
m’で加圧脱水して含水率を100%低下させて200
%としたものをII&維原粗原料て使用した。
この繊維原料を絶乾状態で30%、背通ポルトランドセ
メントを70%として混練して混練物を得た。次に、得
られた混練物を鉄板上で幅50cm×長さ250cmの
均一なマット状とした。更に、厚さ151のスペーサー
を用い、圧力20kg/el112でプレス圧縮し、タ
ーンバックルで鉄板を固定した後、プレス機から取り外
し、鉄板を膜板した後、2週間養生を行った。養生終了
後105℃で乾燥して供試体とし、物性を測定した。
結果は嵩比重1.1、曲げ強度145 kg/ c+e
2、シャルピー衝撃値8 、2 kl?・c*/ ca
b’であった。
実施例2 竹材を打撃解繊し、繊維長25cm以上で、平均繊維径
2.5mmの長繊維成分が乾燥重量比で75%と、繊維
長1c輪以下で、平均繊維径1.5+a+aの繊維分が
乾燥重量比で25%からなる竹繊維を作成した。この竹
繊維を実施例1と同様に吸水、脱水処理し、更に、実施
例1と同様の原料配合及び成形、養生、乾燥を行って供
試体を得、その物性を測定した。
結果は嵩比重11、曲げ強度150 kg/ Cm2、
シャルピー衝撃値8 、0 kg  cm/ 0m2で
あった。
実施例3 実施例1で用いた吸水、脱水処理後の竹繊維を乾燥状態
重量で30%、普通ポルトランドセメント50%、ウオ
ラストナイト20%を混練し、実施例1と同様の成形、
養生、乾燥により供試体を得、その物性を測定した。
結果は嵩比重1.1、曲げ強度142 kg/ 0m2
、シャルピー衝撃値8.3kg・am/c輪’であった
比較例 竹材を打撃解繊し、平均繊維長15−情、平均繊維径2
.5輪−の竹繊維を得た。
この竹繊維を実施例1と同様に吸水、脱水処理し、更に
、実施例1と同様の原料配合及び成形、養生、乾燥を行
い供試体を得、その物性を測定した。
結果は嵩比重1.1、曲げ強度110 kg/ cm’
、シャルピー衝撃値6 、5 kg ・am/ Cm2
であった。
[発明の効果] 本発明の竹繊維補強無機質成形体は木質資源として有望
な竹材を使用して竹材の有する強靭で弾力性に富む性質
を充分に生かした高強度で耐衝撃性に優れたしのである

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、木質原料、無機質水硬性結合材及び水を混練し、こ
    の混練物を成形し、次いで養生、硬化することにより得
    られる木質系無機質成形体において、木質原料として竹
    材を縦方向に解繊した繊維で、その平均長が20cm以
    上で且つ平均径が3mm以下である繊維を用いることを
    特徴とする竹繊維補強無機質成形体。 2、木質原料、無機質水硬性結合材及び水を混練し、こ
    の混練物を成形し、次いで養生、硬化することにより得
    られる木質系無機質成形体において、木質原料として竹
    材を縦方向に解繊した繊維で、その繊維長が20cm以
    上で且つ平均径が3mm以下である長繊維成分を乾燥重
    量比で60%以上と繊維長が1cm以下で且つ平均径が
    2mm以下の短繊維成分を5%以上含む繊維を用いるこ
    とを特徴とする竹繊維補強無機質成形体。
JP15398790A 1990-06-14 1990-06-14 竹繊維補強無機質成形体 Expired - Lifetime JPH06102563B2 (ja)

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