JPH0226854A - 木質系無機質板の製造方法 - Google Patents

木質系無機質板の製造方法

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JPH0226854A
JPH0226854A JP17698588A JP17698588A JPH0226854A JP H0226854 A JPH0226854 A JP H0226854A JP 17698588 A JP17698588 A JP 17698588A JP 17698588 A JP17698588 A JP 17698588A JP H0226854 A JPH0226854 A JP H0226854A
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Seishiro Suzuki
征四郎 鈴木
Nobuto Akiyama
秋山 宣人
Masayuki Miyake
雅之 三宅
Motonobu Abe
阿部 元信
Shoichiro Irie
入江 昌一郎
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ASUKU KK
SANSHIN SEINETSU KOGYO KK
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ASUKU KK
SANSHIN SEINETSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は竹材を木質原料として利用した木質系無機質板
の製造方法に関する。
[従来の技術・課題] 木質系無機質板は通常木材を木フレーク、木毛、本繊維
等に加工した木質原料と、各種セメントあるいは水硬性
石膏などの無機質水硬性結合材と、水とを混練し、この
混練物を成形し、次いで、無機質水硬性結合材を養生・
硬化させることにより製造されている。
木質原料としては各種の針葉樹や広葉樹が広く利用され
ており、竹材についても木質原料として利用する提案が
なされている。竹材は針葉樹や広葉樹材と比較して成長
速度が速いために木質資源として有望であるが、竹材は
広葉樹材や針葉樹材と比較して弾力性が高く、このため
に竹材を木質原料として使用した場合、混練した原料を
成形する際の成形性が悪く、且つ成形後のスプリングバ
ックを生じ易い、従って、充分な製品強度を得にくいこ
とから木質系無機質板用木質原料としては現在のところ
ほとんど利用されていない。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは木質資源として有望な竹材に木質系無機質
板用原料として適する、即ち、広葉樹材や針葉樹材を原
料とした場合と同程度の成形性を付与し、且つ成形後の
スプリングバックによる強度低下を防ぐべ(、研究に着
手した。その結果、極めて容易に木質系無機質板用木質
原料に適した竹材を得るための処理方法を見出し、本発
明を完成するに至った。
即ち、本発明は木質原料、無機質水硬性結合材、水を混
練し、この混練物を成形し、次いで無機質水硬性結合材
を養生・硬化してなる木質系無機質板の製造方法におい
て、木質原料として竹材に水を吸水させて含水率を10
0%以上とした後、脱水により含水率を50%以上低下
させたものを用いることを特徴とする木質系無機質板の
製造方法に係る。
[作 用] 本発明は竹材を他の原料と混練する前に、前処理として
水を吸水させて竹材の含水率を一旦100%以上とした
後、脱水により含水率を50%以上低下させるところに
特徴を有し、しかる復信の原料との混合、成形、養生・
硬化を経て木質系無機質板を製造するものである。
ここで本明細書に記載する竹材の含水率は以下の式によ
り規定することができる。
含水率(%)= 係る竹材の前処理を施すことにより成形性が良い木質原
料、無機質水硬性結合材及び水よりなる混練物を得るこ
とができ、且つ成形後のスプリングバックも小さくする
ことができ、従って充分な強度を有する木質系無機質板
を製造することができる。
木質系無機質板の1種である木毛セメント板においては
既に木質原料である木毛を河川水、水道水等に2〜10
時間浸漬処理する技術が提案(特開昭58−16405
4号公報)されているが、これは木毛中に含まれている
セメント硬化阻害物質を除去することにより木質セメン
ト板の製造を容易にするものである。
竹材を使用する場合にも、竹材中のセメント硬化阻害物
質の影響が若干認められるので、本発明で使用する竹材
の含水率調整方法は該硬化阻害物質の除去にも有効であ
る。しかし、その影響は小さいので必要に応じて公知の
セメント硬化促進剤(塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム等)を添加すれば充分に無機質水硬性結合材を硬化さ
せることができ、無機質水硬性結合材例えばセメントの
硬化反応への悪影響を防止するためには竹材に特別な前
処理は必要ない。
しかし、竹材を使用する際に最も重要となるのは、成形
工程において充分な成形性を付与し、成形後のスプリン
グバックを小さくすることであり、これに対して非常に
有効な手段が上述の前処理である。
即ち、竹材にまず水を吸水させ、しかる後にこれを脱水
するという2つの処理の複合作用により竹材を改質する
ことができる。竹材の前処理を詳述すると、まず竹材に
水を吸収させて含水率を100%以上に高めることが必
要且つ不可欠である。吸水後の含水率が100%に満た
ない場合には、実用上有効な改質効果を得るには至らな
い。
竹材に吸水させる水は水道水、地下水、雨水、河川水等
の無機質水硬性結合材の硬化反応に著しい悪影響を与え
る物質を含まないものであればいずれも使用できる。
次に、脱水においては竹材の含水率を吸水時より50%
以上低下させることが必要である。即ち、吸水時の竹材
の含水率−脱水後の竹材の含水率≧50%を満足させる
必要がある。この条件を満足しないと実用上有効な改質
効果を得るには至らない。
なお、脱水の方法としてはいずれの方法をも使用するこ
とができるが、加圧脱水を行なうことが望ましい、加圧
脱水に際しての圧力は特に限定されるものではない、加
圧脱水のみで竹材の含水率を吸水時よりも50%以上低
下することができない場合には、乾燥等の他の脱水方法
と組み合わせて脱水を行なうことは何ら問題はなく、適
宜行なうことができる。
また、竹材に以上に示す条件を満たす処理を施せば、木
質系無機質板の木質原料として必要とされる水分量が竹
材中に残存し、他の原料と混練する際に水を更に添加し
なくても良いように脱水することができ、また、竹材中
に残存する水が原料として必要な水分量を下回るまで脱
水し、他の原料と混練する際に不足分を再添加してもよ
い。
本発明に使用する竹材の前処理は竹材を繊維化あるいは
フレーク化する前に実施してもよく、繊維化あるいはフ
レーク化した後に実施しても良い。
なお、木質原料としての竹材はいずれの稚類の竹も使用
することができる。また、無機質水硬性結合材としては
種々の結合材を使用することができるが、このうち特に
各種セメント、水硬性石膏の使用が望ましい。
更に、本発明方法においては上述の木質原料、無機質水
硬性結合材及び水よりなる必須原料に。
必要に応じて下記の物質を木質系無機質板の物性や前記
混練物の成形性に影響を及ぼさない範囲で添加すること
ができる。
■広葉樹や針葉樹からなる木質原料 竹材と併用して広葉樹や針葉樹等を木質原料として使用
する場合、予め竹材と他の木質原料を混合し、竹材と他
の木質原料を同時に前処理して使用することもできる。
この場合、竹材と他の木質原料の比率は特に限定される
ものではないが、木質原料として竹材を使用する本発明
の趣旨からすれば、竹材の比率は多いほど良い。
■マイカ等の板状結晶 ■つオラストナイト等の針状結晶 ■シリカヒユーム、珪藻土、フライアッシュ等の無機質
微粉末 ■炭酸カルシウム、パーライト等の無機質増量材■ベン
トナイト、カオリン、バーミキュライト等の粘土鉱物 ■パリゴルスカイト、セビオライト等の繊維質鉱物 ■ゼオライト等の多孔質鉱物粉末 ■合成樹脂エマルジョン [相]着色剤、防水剤、硬化促進剤、硬化遅延剤等の添
加物 ■〜■の成分については、それらの合計量が水を除く原
料全体の35重量%以内の範囲内で使用することができ
る。また、■の成分については、水を除く原料全体の1
0重量%以内であることが望ましい、更に、[株]の成
分のうち、着色剤及び防水剤はそれぞれ水を除く原料全
体の5重量%以内で、また、硬化促進剤及び硬化遅延剤
は必要に応じて無機質水硬性結合材に対して5重量%以
内で添加することができる。
[実 施 例] 以下に実施例を挙げて本発明方法による木質系無機質板
の製造方法を更に説明する。
火1九り 含水率50%の竹材を平均長さ15IIII11に繊維
化した。繊維化後の竹材の含水率は20%であった。
この竹繊維に水道水を吸水させ、含水率を300%とし
、更に圧力5kg/am”で加圧脱水して含水率を10
0%低下させて200%としたものを木質原料として使
用した。上記木質原料を絶乾状態換算量で30%、普通
ポルトランドセメントを70%として混練して混練物を
得な、この時、混練物に必要な水は全て竹繊維に吸水さ
れており、水以外の原料/水=100/60(重量比)
であった。
得られた混練物を次に鉄板上で幅50cmX長さ250
cmの均一なマット状とした。更に、厚さ15mmのス
ペーサーを用い、圧力20kg/am2でプレス圧縮し
、ターンバックルで鉄板を固定した後、プレス機から取
り外し、圧縮したままの状態で24時間養生を行なった
0次に、ターンバックルを取り外し、鉄板を親板した後
2週間養生を行なった。養生終了後、105℃で乾燥し
て供試体としな、供試体はスペーサーで設定した通り、
厚さ15m−で成形することができ、スプリングバック
は観察されなかった。
なお、該供試体の嵩比重は1.1、曲げ強度は110k
g/am2であった。
K1九1 実施例1で用いた前処理済竹繊維(含水率200%のも
の)を絶乾状態乾燥で30%、普通ポルトランドセメン
ト50%、ウオラストナイト20%を混練し、更に、実
施例1と同じ成形方法及び養生方法により供試体を作成
した。供試体の厚さは15mn+に成形されており、ス
プリングバックは観察されなかった。
なお、該供試体の嵩比重は1.08、曲げ強度は105
 kg/ am2であった。
雌性丼 実施例1で用いた竹繊維で前処理を実施していないもの
を絶乾状態換算量で30%、普通ポルトランドセメント
70%の合計量100%に対して水54%を加え、竹材
中に含まれる水分と合わせて水以外の原料/水=100
/60(重量比)とした、これを実施例1と同一の成形
及び養生を行なって供試体とした。供試体は親板後のス
プリングバックにより厚さ18mmと設定値よりも厚く
なり、また、嵩比重は0.9、曲げ強度は40 kg/
 am2であった。
因する従来の問題のない木質系無機質板を好適に製造す
ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、木質原料、無機質水硬性結合材、水を混練し、この
    混練物を成形し、次いで無機質水硬性結合材を養生・硬
    化してなる木質系無機質板の製造方法において、木質原
    料として竹材に水を吸水させて含水率を100%以上と
    した後、脱水により含水率を50%以上低下させたもの
    を用いることを特徴とする木質系無機質板の製造方法。 2、竹材の脱水に加圧脱水を用いる請求項1記載の木質
    系無機質板の製造方法。
JP17698588A 1988-07-18 1988-07-18 木質系無機質板の製造方法 Granted JPH0226854A (ja)

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JPH0226854A true JPH0226854A (ja) 1990-01-29
JPH0585493B2 JPH0585493B2 (ja) 1993-12-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030083268A (ko) * 2002-04-20 2003-10-30 여봉회 경량벽돌의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030083268A (ko) * 2002-04-20 2003-10-30 여봉회 경량벽돌의 제조방법

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JPH0585493B2 (ja) 1993-12-07

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