JPH0445792Y2 - - Google Patents

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JPH0445792Y2
JPH0445792Y2 JP3829987U JP3829987U JPH0445792Y2 JP H0445792 Y2 JPH0445792 Y2 JP H0445792Y2 JP 3829987 U JP3829987 U JP 3829987U JP 3829987 U JP3829987 U JP 3829987U JP H0445792 Y2 JPH0445792 Y2 JP H0445792Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
key
tool
main body
tapered surface
mounting groove
Prior art date
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JP3829987U
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JPS63147239U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案は、マシニングセンタ等の工作機械の回
転工具主軸に適用するに好適な、工具主軸におけ
るキーの取付構造に関する。
(b) 従来の技術 従来、この種の工具主軸におけるキーの取付構
造としては、平行に形成されたキー取付溝にキー
を単にボルトで装着する構造と、主軸とキーを一
体的に形成した構造が知られている。
(c) 考案が解決しようとする問題点 しかし、前者は、工具主軸が高速で回転する
と、キーに作用する遠心力によりボルトがせん断
されて吹き飛ばされる危険性が有り、安全上極め
て問題が有る。特に、最近のように、工具主軸が
高速(例えば、15000〜20000RPM)で回転する
と、こうした危険性が強くなる。また、後者の場
合は、主軸の加工が難しく、万一、キーが破損し
た場合等は、キーを交換するために主軸全体を交
換する必要が生じ、不経済であるばかりか、キー
の交換に多大の手間と時間を必要とする欠点が有
る。
本考案は、前述の欠点を解消すべく、高速回転
に伴う遠心力にもボルトがせん断される危険性が
無く、キー交換も容易に行うことが出来る工具主
軸におけるキーの取付構造を提供することを目的
とするものである。
(d) 問題点を解決するための手段 即ち、本考案は、本体2の工具装着面2bにキ
ー取付溝2cを、該本体2の回転中心CT1を離
れるに従つて、次第にその幅W1が狭くなるテー
パ状に形成されたテーパ面2eを設ける形で形成
し、該キー取付溝2cに同様にテーパ状に形成さ
れたテーパ面5aを有するキー5を、前記キー取
付溝2cのテーパ面2eとキー5のテーパ面5a
を当接係合させる形で設け、前記キー5と本体2
を接続手段6で接続して構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応す
る要素を示す、便宜的なものであり、従つて、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の「(e)作用」の欄についても同様であ
る。
(e) 作用 上記した構成により、本考案は、工具主軸1の
回転に伴つてキー5に生じる遠心力は、テーパ面
2e,5aを介して本体2に支持されるように作
用する。
(f) 実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本考案によるキーの取付構造の一実施
例が適用された工具主軸の一例を示す正面図、第
2図は第1図の側断面図である。
マニシングセンタ等の工具主軸1は、第1図及
び第2図に示すように、円筒形に形成された本体
2を有しており、本体には、主軸軸心CT1を中
心に回転駆動自在に支持されている。本体2には
テーパ状に形成された工具保持穴3が穿設されて
おり、工具保持穴3の、第2図右方に連続する空
間2aには、コレツト、ドローバー等の公知の工
具保持機構が設けられている(図示せず)。本体
2の、第2図左側面、即ち工具装着面2bには、
キー取付溝2cが工具保持穴3の一部を切り欠く
形で上下方向に穿設形成されており、該キー取付
溝2cは、第1図に示すように、工具主軸1の回
転中心である主軸軸心CT1に対して、テーパ状
に、即ち、該主軸軸心CT1から離れるに従つて
その幅W1が狭くなる形状に形成されたテーパ面
2e,2eを有している。
キー取付溝2cには、ネジ穴2dが螺設されて
おり、更にキー取付溝2cにはキー5が、ボルト
6をネジ穴2dに螺合させた形で装着されてい
る。キー5は、第1図に示すように、キー取付溝
2cのテーパ面2eと当接する装着部位5cが、
該テーパ面2eと同様のテーパ面5aで楔形に形
成されており、更にキー5にはボルト6が装着さ
れるボルト穴5bが、第2図左右方向に、該キー
5を貫通する形で設けられている。なお、キー5
の、第2図左方部、従つて工具保持穴3に装着さ
れる工具7の工具ホルダ7aに形成されたキー溝
7bと係合する係合部位5dは、主軸軸心CT1
の放射状方向に対して一定の幅W2に形成されて
いる。
工具主軸1等は以上のような構成を有するの
で、工具主軸1にキー5を装着する場合には、キ
ー5を、工具主軸1のキー取付溝2cの、第1図
上方の幅W1が広い方向から、テーパ面2e,5
aを互いに整合させた形で、矢印A方向に嵌入係
合させる。キー5がキー取付溝2cに嵌入して、
更にキー5を矢印A方向に移動させると、キー取
付溝2cとキー5のテーパ面2e,5aが当接す
る。そこで、更にA方向に、キー5を押圧してテ
ーパ面2e,5aを密着させたところで、ボルト
6をボルト穴5bを介してネジ穴2dに螺合さ
せ、キー5をキー取付溝2cに確実に固着する。
なお、ボルト穴5b、ボルト6のねじ部が通過す
る部分の穴径D1は、ネジ穴2dに対して余裕を
もつて大径に穿設形成されているので、キー5の
位置が、テーパ面2e,5aの加工誤差等により
多少矢印A,B方向にズレたとしても、ボルト6
によるボルト穴5b及びネジ穴2d間の接続は円
滑に行われる。
こうしてキー5がキー取付溝2cに装着された
ところで、工具7を工具ホルダ7aのテーパシヤ
ンク部7cを工具保持穴3に挿入する形で工具主
軸1に装着するが、この際、当該工具7の工具ホ
ルダ7aに設けられたキー溝7bにキー取付溝2
cに装着されたキー5が嵌入係合する。この状態
で工具7を本体2内に設けられた工具保持機構に
より保持すると共に、本体2を主軸軸心CT1を
中心にして回転させる。すると、本体2の回転は
キー5を介して工具7の工具ホルダ7aに伝達さ
れ、工具7は所定の加工を行うことが出来る。
この際、キー5には、本体2の回転に伴う遠心
力が矢印A方向に作用するが、キー取付溝2c及
びキー5は互いにテーパ状に形成されたテーパ面
2e,5aを介して係合しているので、キー5に
作用する遠心力は該キー5のテーパ面5aとキー
取付溝2cのテーパ面2eによつて本体2に支持
され、ボルト6を介しては伝達されず、従つてボ
ルト6には該遠心力に起因するせん断力は作用し
ない。
なお、キー5を交換する場合等において、本体
2に装着されたキー5を取り外す際には、ボルト
6を外して、キー5と本体2との接続を解除し、
その状態でキー5を、キー取付溝2cに沿つて矢
印B方向に移動させることにより、容易に取り外
すことが出来る。
(g) 考案の効果 以上、説明したように、本考案によれば、本体
2の工具装着面2bにキー取付溝2cを、該本体
2の回転中心である主軸軸心CT1を離れるに従
つて、次第にその幅W1が狭くなるテーパ状に形
成されたテーパ面2eを設ける形で形成し、該キ
ー取付溝2cに同様にテーパ状に形成されたテー
パ面5aを有するキー5を、前記キー取付溝2c
のテーパ面2eとキー5のテーパ面5aを当接係
合させる形で設け、前記キー5と本体2をボルト
6等の接続手段で接続して構成したので、本体2
の回転に伴つてキー5に生じる遠心力は前記テー
パ面2e,5aを介して本体2に支持されるの
で、接続手段に有害なせん断力が作用することが
無く、工具主軸1の高速回転にも容易に対処する
ことが出来る。また、キー5の交換も、接続手段
を解除することにより容易に行うことが出来るの
で極めて便利である。
なお、キー5の重心を、キー5がキー取付溝2
cと接触する装着部位5c部分に位置させると、
キー5の装着部位中の重心に作用する遠心力は、
ボルト6に引つ張り力を生じさせる有害な矢印E
方向の回転モーメントを作用させること無く、テ
ーパ面2eを介して本体2に直接支持されるの
で、ボルト6等の接続手段の長寿命化、安全性の
より一層の向上に寄与することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるキーの取付構造の一実施
例が適用された工具主軸の一例を示す正面図、第
2図は第1図の側断面図である。 1……工具主軸、2……本体、2b……工具装
着面、2c……キー取付溝、2e……テーパ面、
3……工具保持穴、5……キー、5a……テーパ
面、6……接続手段(ボルト)、7……工具、W
1……幅、CT1……回転中心(主軸軸心)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転自在に支持された本体を有し、該本体には
    工具を装着する工具保持穴の設けられた工具主軸
    において、 前記本体の工具装着面にキー取付溝を、該本体
    の回転中心を離れるに従つて、次第にその幅が狭
    くなるテーパ状に形成されたテーパ面を設ける形
    で形成し、 該キー取付溝に同様にテーパ状に形成されたテ
    ーパ面を有するキーを、前記キー取付溝のテーパ
    面とキーのテーパ面を当接係合させる形で設け、 前記キーと本体を接続手段で接続して構成した
    工具主軸におけるキーの取付構造。
JP3829987U 1987-03-16 1987-03-16 Expired JPH0445792Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3829987U JPH0445792Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3829987U JPH0445792Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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Publication Number Publication Date
JPS63147239U JPS63147239U (ja) 1988-09-28
JPH0445792Y2 true JPH0445792Y2 (ja) 1992-10-28

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ID=30850411

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JP3829987U Expired JPH0445792Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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JPS63147239U (ja) 1988-09-28

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