JP2575915Y2 - 回転テーブルの駆動機構 - Google Patents

回転テーブルの駆動機構

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JP2575915Y2
JP2575915Y2 JP1993015080U JP1508093U JP2575915Y2 JP 2575915 Y2 JP2575915 Y2 JP 2575915Y2 JP 1993015080 U JP1993015080 U JP 1993015080U JP 1508093 U JP1508093 U JP 1508093U JP 2575915 Y2 JP2575915 Y2 JP 2575915Y2
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JP
Japan
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rotary table
drive shaft
pinion
drive
drive mechanism
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富士男 真田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転テーブルを駆動する
駆動機構に関し、より詳しくは、この駆動機構を支持す
る部分に特徴を有する回転テーブルの駆動機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転テーブルの下部外周に固定したリン
グギヤに駆動ピニオンを噛合わせて、回転テーブル上の
被加工物を加工機に対向位置させるようにしたロータリ
治具にあっては、回転テーブルを駆動するのに大きなト
ルクを必要とする関係上、駆動時にピニオンに大きな反
力が作用して、これをリングギヤの接線方向に離間変位
させ、さらには、駆動軸を介してこの変位をギヤボック
スに伝え、これを固定しているボルトに緩みを生じさせ
て、リングギヤとピニオンとの噛合いに狂いを生じさせ
たり、これらに異常な摩耗を誘発させるといった不都合
を生じさせる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
リングギヤとの正確な噛合いを確保することのできる改
良された回転テーブルの駆動機構を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案はこの
ような課題を達成するための回転テーブルの駆動機構と
して、回転テーブルを支持する支持基台に、ピニオンと
一体の駆動軸を通す凹部を形成し、この凹部に、駆動軸
のピニオン取付け部直下の部分を支える駆動軸支えを、
この両側に張出した薄肉の橋絡部を介して一体的に取付
けるようにしたものである。
【0005】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図1は本考案の一実施例をなす回転テーブルの駆動
機構を示したもので、はじめにこの装置の全容について
説明する。
【0006】図において符号1は、基台2上の芯出しプ
レート3にボルト4を介して位置決め固定した基板で、
この基板1の上には、駆動モータ6、減速機構7及びギ
ヤボックス8が第1の駆動軸5に結合された状態でその
軸線上に配設されている。
【0007】10は、上記したギヤボックス8から垂直
に立上った第2の駆動軸で、この駆動軸10はギヤボッ
クス8内の図示しないベベルギヤを介して第1の駆動軸
5に結合し、その先端に固定した駆動ピニオン11を回
転テーブル13の下端外周に固定したリングギヤ14に
噛合わせてこれを回転駆動させるように構成されてい
る。
【0008】一方、図中符号16は、回転軸17を介し
て回転テーブル13を支持する支持基台で、この支持基
台16の一側には、図2に示したように、第2の駆動軸
10を通すようにした台形状の凹部18が形成されてい
て、ここには、後述する駆動軸支え20を取付け得るよ
うに構成されている。
【0009】上記した駆動軸支え20は、第2駆動軸1
0の駆動ピニオン取付け部直下の部分を支えて、回転テ
ーブル13を回転操作する際に駆動ピニオン11が反力
によりリングギヤ14から離間するのを抑えるようにす
るための部材で、この駆動軸支え20は、支持基台16
の凹部18とほぼ同じ形状をなした台形部分21と、こ
の部分21から左右に張出した比較的肉の薄い翼状の橋
絡部分22、22とからなっていて、台形部分21に固
定したベアリング23によって第2の駆動軸10の駆動
ピニオン取付け部直下の部分を回転自在に支持するとと
もに、橋絡部分22に挿通した位置決めピン24を支持
基台16の凹部18両側に設けた位置決め孔19に嵌合
することによって、駆動軸支え20を位置決めした上、
これを取付けボルト25、25によって支持基台16の
一側に固定するように構成されている。
【0010】このように構成された装置において、い
ま、第2駆動軸10上の駆動ピニオン11によって回転
テーブル13を回転駆動させると、駆動ピニオン11に
は、回転テーブル13とこの上に載置された被加工物と
の重量に比例した反力が作用し、これによって駆動ピニ
オン11は、リングギヤ14の回転方向に対してその接
続方向後方に離間変位しようとするが、駆動軸支え20
は、駆動ピニオン取付け部の直下でこの駆動軸10を支
えて、その変位力が駆動軸10を介してギヤボックス8
に増幅して作用するのを阻止するとともに、リングギヤ
14に偏心等があったような場合、あるいはこれらの系
に生じた共鳴により駆動ピニオン11に大きな応力が作
用したような場合には、台形部分21の両側に張出した
薄肉の橋絡部分22、22が駆動ピニオン11を変位さ
せるように変形して、駆動軸10の折損等の事故を未然
に防止する。
【0011】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、回転
テーブルを支持する基台に駆動軸を通す凹部を設けて、
ここに、駆動軸のピニオン取付け部直下の部分を支える
駆動軸支えを取付けるようにしたので、回転テーブルを
駆動する際の反力によってピニオンが離間する方向に変
位しようとするのを、その取付け部の直下の部分で支え
てギヤボックス等に大きな力が作用するのを抑えるとと
もに、ピニオンに生じる異常な摩耗を未然に防ぐことが
できる。
【0012】しかも、この駆動軸支えを、その両側に張
出した薄肉の橋絡部分を介して回転テーブル支持基台に
取付けるようにしたので、リングギヤに多少の偏心があ
ったり、あるいは回転テーブル系に生じた共鳴によりピ
ニオンに強い応力が作用した場合には、薄肉の橋絡部分
がその弾性変形によりピニオンを変位させて、駆動軸の
折損といった事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す装置の側面図である。
【図2】駆動軸支えの取付け部を示した上面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
6 駆動モータ 8 ギヤボックス 10 第2駆動軸 11 駆動ピニオン 13 回転テーブル 14 リングギヤ 16 回転テーブル支持基台 18 凹部 20 駆動軸支え 21 台形部分 22 薄肉橋絡部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転テーブルに固定したリングギヤと噛
    合うピニオンを介して該回転テーブルに駆動力を伝達す
    る形式の回転テーブル駆動機構において、上記回転テー
    ブルを支持する支持基台に、上記ピニオンと一体の駆動
    軸を通す凹部を形成して、該凹部に、上記駆動軸のピニ
    オン取付け部直下の部分を支える駆動軸支えを、該駆動
    軸支えの両側に張出した薄肉の橋絡部を介して一体的に
    取付けたことを特徴とする回転テーブルの駆動機構。
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