JPH0445597Y2 - - Google Patents

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JPH0445597Y2
JPH0445597Y2 JP1985194701U JP19470185U JPH0445597Y2 JP H0445597 Y2 JPH0445597 Y2 JP H0445597Y2 JP 1985194701 U JP1985194701 U JP 1985194701U JP 19470185 U JP19470185 U JP 19470185U JP H0445597 Y2 JPH0445597 Y2 JP H0445597Y2
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storage tank
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として病人、老人、幼児等が室内等
で使用したり、キヤンプ等で使用したりする携帯
用便器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来からこの種の携帯用便器には水タンクを備
えて水洗式とし、貯蔵タンクの落し穴を弁にて遮
蔽する形式のものが用いられている(特公昭49−
23031号、実公昭53−18828号、特公昭58−58499
号、特開昭56−41939号、特開昭56−46038号)。
第7図にその概略を示す。図に示す携帯用便器
1において、2は上面に落し穴21を有する貯蔵
タンクであり、3は該貯蔵タンク2上に積重ねら
れる座席部分であり中央部に落し穴31Aを有す
るボウル31が形成され該ボウル31の上縁には
座席32が囲設され内部には水タンク4が形成さ
れ、該水タンク4にはボウル31内に開口するノ
ズル41Aを付した導水管41とポンプ42とが
挿着されている。そして座席部分3のボウル31
の落し穴31Aと貯蔵タンク2の落し穴21とは
重合せられ、貯蔵タンク2側にはスライド弁51
を有する弁機構5が取付けられている。更に座席
部分3の上面には座席32に適合する形状の便座
6が螺着せられ、便座6の上には蓋7が螺着され
ている。
上記構成においては弁機構5のスライド弁51
を開いて使用し、糞尿はボウル31の落し穴31
Aから貯蔵タンク2の落し穴21を介して貯蔵タ
ンク2内に落下する。使用後ポンプ42を手で作
動させて水タンク4内の水8を導水管41を介し
てノズル41Aからボウル31内へ噴射して付着
した糞尿を貯蔵タンク2へ洗い落してから弁機構
5のスライド弁51を閉める。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来技術では水タンク4およ
び弁機構5が座席部分3に一体的に組込まれてお
り、水タンク4の内部に付着した水あか等を洗浄
する際や弁機構5を補修したり洗浄したりする際
には座席部分3全体を取扱わねばならず、座席部
分3には絶えず糞尿に接しているボウル31が形
成されているからこれが水タンク4を洗浄する際
や弁機構5を補修したり洗浄したりする際、作業
者の手や体に接触し易く、またボウル31や貯蔵
タンク2内から悪臭も発生して、洗浄作業や補修
作業が困難でかつ不快感を与え、また座席部分3
を洗浄したり弁機構5を洗浄あるいは補修する際
には水タンク4内に水が入つていると重くて洗浄
作業が困難になるから水タンク4内の水を抜かね
ばならないと言う面倒が生ずる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記従来の問題点を解決する手段とし
て、上面に落し穴21を有する貯蔵タンク2と、
該貯蔵タンク2上に着脱可能に乗架せられ貯蔵タ
ンクの落し穴21部分には間隙45を有する水タ
ンク4と、該水タンク4を覆つて該貯蔵タンク2
に着脱可能に被着せられ底部に該貯蔵タンク2の
落し穴21に連絡する落し穴31Aを有するボウ
ル31と該ボウル31上縁に囲設される座部とか
らなる座席部分3と、該水タンク4と該座席部分
3のボウル31内とを連絡する手段と、該座席部
分3のボウル31の落し穴31Aと該貯蔵タンク
2の落し穴21との間に着脱可能に介在する弁機
構5とからなる携帯用便器を提供するものであ
る。
〔作用〕
本考案の作用は下記の通りである。
弁機構5を開いて使用者は座席部分3の座部3
2に腰をおろして使用する。糞尿は座席部分3の
ボウル31の落し穴31Aから弁機構5を通り抜
けて落し穴21を介して貯蔵タンク2内に落下す
る。使用後は水タンク4内の水を連絡手段によつ
てボウル31内に導きボウル31内を洗浄し、洗
浄汚水はボウル31の落し穴31Aから弁機構5
を通り抜けて落し穴21を介して貯蔵タンク2内
に落下する。洗浄後は弁機構5を閉じる。
座席部分3を洗浄する時は貯蔵タンク2および
水タンク4から座席部分3のみを取はずす。水タ
ンク4を洗浄する時には更に貯蔵タンク2から水
タンク4を取はずす。更に弁機構5を洗浄または
補修する際には弁機構5のみを取はずす。貯蔵タ
ンク2内に貯蔵されている糞尿はかくして座席部
分3、水タンク4を貯蔵タンク2から取除き、貯
蔵タンク2のみを便所等の所定の廃棄場所に運ん
で廃棄する。
〔考案の効果〕
したがつて本考案においては使用後ボウルが水
洗出来かつ弁機構で貯蔵タンクの落し穴を閉じる
ので清潔でありかつ悪臭も外へ漏れないし、また
座席部分、水タンク、貯蔵タンクはコンパクトに
積重ねられて場所をとらず、また座席部分、水タ
ンク、弁機構は個々に取はずして洗浄、補修が出
来るから細部にわたる洗浄補修作業が容易であり
かつ水タンクは全く糞尿に接しないから洗浄作業
が快適に行えかつ水タンクのみの持ち運びが出
来、水場の不便な場所等でも水タンクへの注水が
支障なく行え、更に弁機構も独立して洗浄、補修
を行えば貯蔵タンクからの悪臭や汚染もなく作業
が快適になる。更に貯蔵タンクも座席部分、水タ
ンクから取はずすことが出来、貯蔵タンクのみを
廃棄場所に持ち運んで貯蔵タンク内の糞尿を廃棄
することが出来る。
〔実施例〕
本考案を第1図〜第6図に示す一実施例によつ
て説明すれば、図に示す携帯用便器1において2
は貯蔵タンクであり上面後寄りに落し穴21が設
けられ、該落し穴21の上縁にはパツキン22が
嵌着され側壁の後面左端部には排出穴23が設け
られ、該排出穴23には蓋24が嵌着され、更に
側壁の後面中央には把手25が設けられている。
該貯蔵タンク2の上面には更に位置合わせのため
の凹部50が四隅に設けられており水タンク4が
乗架する。該水タンク4は馬蹄形をなし貯蔵タン
ク2の落し穴21部分を避けるために間隙45が
形成され上面には蓋47が嵌着される注水口46
が設けられ更に先端にノズル41Aを有する導水
管41が内挿される導水管43と、ポンプ42が
挿着されるポンプ穴44とが設けられ、更に上面
には貯蔵タンク2の落し穴21の蓋27を収納す
る収納凹部48が形成され下面には上記貯蔵タン
ク2の凹部50に対応する位置合わせのための凸
部49が四隅に設けられており(第3図参照)、
貯蔵タンク2に水タンク4を乗架させた状態で該
水タンク4の凸部49は貯蔵タンク2の凹部50
と係合する。貯蔵タンクに凸部を設け水タンク側
に凹部を設けてもよい。3は座席部分であり水タ
ンク4を覆つて貯蔵タンク2に被着せられる。該
座席部分3の中央部には底部に落し穴31Aを有
するボウル31が形成され、該ボウル31の上縁
には座部32が囲設され、更に上面後部左右には
水タンク4の注水口46の蓋47の臨出孔33お
よび導水管41とポンプ42の導通孔34、更に
導水管41をボウル31内部に導く導通溝35が
形成されている。そして該導水管41は先端にノ
ズル41Aが設けられ水タンク4に取付孔43を
介して取付けられ、座席部分3の導通孔34およ
び導通溝35を介してボウル31内に該ノズル4
1Aを差出し、ポンプ42は水タンク4に取付孔
43を介して取付けられ頭部は座席部分3の導通
孔34から上部に臨出する。
貯蔵タンク2に座席部分3を固定するために貯
蔵タンク2の両側面には下溝26Aを形成した係
止片26が形成され、座席部分3の両側面には上
溝36Aを形成した係止片36が形成され、該係
止片26の下溝26Aと該係止片36の上溝36
Aとに係止具9の上下縁に形成された鍵の手部9
1,92を摺動嵌着する。該係止具9の外面には
把手部93が形成され携帯用便器1を持運ぶ際の
把手となす(第6図参照)。
このようにして貯蔵タンク2と座席部分3とを
組合わせた時、座席部分3のボウル31の落し穴
31Aと貯蔵タンク2の落し穴21とが相対す
る。そして落し穴31Aと落し穴21との間には
弁機構5が着脱可能に介在する。該弁機構5は基
枠52と上枠53と、該基枠52と上枠53との
間に摺動自在に取付けられている弁体51とから
なり、基枠52と上枠53とは夫々座席部分3の
ボウル31の落し穴31Aと貯蔵タンク2の落し
穴21とに対応する位置に連通孔52A,53A
が設けられ、該連通孔52Aの上周縁には弁体5
1に接するパツキン54が嵌着せられ、下周縁は
落し穴21のパツキン22と接し、該連通孔53
Aの周縁には弁体51および落し穴31Aに接す
るパツキン55が嵌着されている。弁体51には
先端に把手51Bに取付けた把手杆51Aが接続
する(第4図参照)。該弁機構5は基枠52と上
枠53の周縁に設けられているボルト孔52B,
53Bを介してタツピンネジ5Aを介して座席部
分3の取付ボス37に着脱可能に取付けられてい
る。
なお座席部分3の上面には螺着部61を介して
便座6が螺着され、該便座6は座席部分3に適合
する形状を有し、更に便座6上には螺着部71を
介して蓋7が螺着されている。
上記構成において、使用時には蓋7を開き弁機
構5の把手51Bを前方に引いて弁体51を前方
に摺動させて連通孔52A,53Aを開き、使用
者は便座6上に腰をおろして使用する。糞尿は座
席部分3のボウル31から落し穴31A、連通孔
52A,53Aを通過して落し穴21を介して貯
蔵タンク2内に落下する。使用後はポンプ42を
手で作動させて水タンク4内の水8を導水管41
を介してノズル41Aからボウル31内に噴射し
てボウル31内を洗浄し、洗浄汚水は糞尿と同様
にして貯蔵タンク2内に流下する。この際水タン
ク4はボウル31の外壁を取囲んでいるような状
態であるから糞尿や洗浄汚水はボウル31により
完全に隔離され水タンク4に接触することはな
い。洗浄後は弁機構5の把手51Bを押して弁体
51を後方に摺動させて連通孔52A,53Aを
閉じて悪臭が貯蔵タンク2から漏洩することを防
止する。ボウル31やその周囲を洗う際には係止
具9を摺動させてし取はずし、座席部分3のみを
貯蔵タンク2および水タンク4から分離する。更
に弁機構5の洗浄または補修を行う時にはタツピ
ンネジ5Aを取はずせば弁機構5が座席部分3か
ら取はずせる。また水タンク4を洗浄する場合に
は水タンク4のみを貯蔵タンク2から分離する。
更に貯蔵タンク2内に溜まつている糞尿を廃棄す
るため貯蔵タンク2から上記のようにして座席部
分3および水タンク4を分離し、貯蔵タンク2の
みを便所等の廃棄場所へ持ち運びする際には落し
穴21を水タンク4の収納凹部48から蓋27を
取出して嵌着密閉する。このようにすると貯蔵タ
ンク2内から外部に臭気が漏洩することがなく、
また他人には便器とわからず通常のタンクと同様
な外観として持ち運び出来るので、持ち運びする
人が不快感を抱くことがない。
本実施例以外、例えば弁機構5は水タンク4や
貯蔵タンク2側に取付けられてもよいし、水タン
ク4とボウル31内の連絡手段は水タンク4に水
取出し口を設け該水取出し口から水をバケツにと
りボウル31内に流すと言う人為的手段までも含
むものである。また該連絡手段に用いられるポン
プは電動式にしてもよい。更に水タンク4の形状
は必ずしも馬蹄形とは限らずボウルを避ける穴を
中央部に設けたドーナツツ状であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
であり、第1図は側断面図、第2図は分解斜視
図、第3図は水タンク裏面からの斜視図、第4図
は弁機構分解斜視図、第5図は座席部分裏面から
の斜視図、第6図は組立て斜視図、第7図は従来
例の説明図である。 図中、1……携帯用便器、2……貯蔵タンク、
3……座席部分、4……水タンク、5……弁機
構、21……貯蔵タンクの落し穴、31……ボウ
ル、31A……ボウルの落し穴、45……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に落し穴を有する貯蔵タンクと、該貯蔵タ
    ンク上に着脱可能に乗架せられ貯蔵タンクの落し
    穴部分には間隙を有する水タンクと、該水タンク
    を覆つて該貯蔵タンクに着脱可能に被着せられ底
    部に該貯蔵タンクの落し穴に連絡する落し穴を有
    するボウルと該ボウル上縁に囲設される座部とか
    らなる座席部分と、該水タンクと該座席部分のボ
    ウル内とを連絡する手段と、該座席部分のボウル
    の落し穴と該貯蔵タンクの落し穴との間に着脱可
    能に介在する弁機構とからなることを特徴とする
    携帯用便器。
JP1985194701U 1985-12-18 1985-12-18 Expired JPH0445597Y2 (ja)

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JP1985194701U JPH0445597Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

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JPS62102496U JPS62102496U (ja) 1987-06-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050010194A (ko) * 2003-07-18 2005-01-27 임경도 휴대형 수세식 좌변장치
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JPS4923031A (ja) * 1972-06-13 1974-03-01
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