JPH0445430Y2 - - Google Patents

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JPH0445430Y2
JPH0445430Y2 JP1987097459U JP9745987U JPH0445430Y2 JP H0445430 Y2 JPH0445430 Y2 JP H0445430Y2 JP 1987097459 U JP1987097459 U JP 1987097459U JP 9745987 U JP9745987 U JP 9745987U JP H0445430 Y2 JPH0445430 Y2 JP H0445430Y2
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rail
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coil
fitting
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は可動コイル型リニアモータのレール
構造に関する。
[従来の技術] 一般に、磁力の作用で推力を得る手段として可
動コイル型リニアモータが知られている。可動コ
イル型リニアモータの概要は、レール側にS極と
N極が交互に極性が異なるように永久磁石を連続
配置すると共に、給電用の一対の架線をレールに
沿つて配設してある。一方、ランナ側にはこの架
線に接触する集電ブラシと集電ブラシにより集電
されるコイルとを設けてあり、コイルに流れる電
流と永久磁石の磁束とによりフレミングの左手の
法則に従いランナがレール上を移動する構造とな
つている。
このような可動コイル型リニアモータにおい
て、集電ブラシが接触する給電用の架線は、例え
ば実開昭59−179482号公報に記載の如くレールの
内側に設けられている。架線が設けられたレール
は一体構造の溝形断面を呈しており、その溝内面
底部に、ランナ側の集電ブラシが摺接する架線が
レールの延長方向に敷設されている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した如く従来の可動コイル型リニアモータ
のレールは、溝形断面の一体構造であり、その溝
内面側に架線を敷設するには敷設作業空間が狭す
ぎ、組付作業性は極めて悪いものであつた。
この考案は上記のような問題点を着目してなさ
れたもので、組付作業性を向上させた可動コイル
型リニアモータのレール構造の提供を目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためにこの考案は、一方
の側面にコイルを、他方の側面にコイルに接続さ
れる集電ブラシをそれぞれ備えたランナをスライ
ド自在に支持するレールを、前記集電ブラシと接
触し合う給電用の架線を長手方向に沿つて設けた
架線支持体と、前記コイルに対向して永久磁石が
長手方向に沿つて配置されるレール本体とに別体
に形成し、前記架線支持体とレール本体とを上部
に設けた嵌合部にて嵌合して一体に組付けるとと
もに、この嵌合部に架線支持体及びレール本体相
互の位置決め部を設ける構造とした。
[作用] このような構造において、コイル及び集電ブラ
シを備えたランナを支持するレールが、集電ブラ
シに接触する架線を備えた架線支持体と、コイル
に対向して配置される永久磁石を備えたレール本
体とに別体に形成されているので、これら両者を
組付ける前に、架線を架線支持体に敷設すれば、
敷設作業空間は広くとれる。また、レール本体と
架線支持体とは、嵌合部にて嵌合することで、嵌
合部に設けた位置決め部にて位置決めされ、レー
ル本体に支持されるランナの集電ブラシと架線支
持体の架線とが適正に位置決めされる。
[実施例] 以下、図面に基づきこの考案の実施例を説明す
る。
第1図乃至第8図はこの考案の一実施例を示す
もので、第5図に示すワンボツクスカーのリヤウ
インドウ1のカーテン3にこの考案を適用したも
のである。カーテン3はリヤウインドウ1内の上
下に水平方向に延長されたレール5,7に案内さ
れて開閉するが、上部側のレール5に可動コイル
型リニアモータ(以下単にリニアモータと呼ぶ)
を採用している。このリニアモータにおけるレー
ル5は永久磁石9を収納したレール本体11と、
レール5の延長方向に敷設した一対の架線13を
有する架線支持体15とが別体構造となつてい
る。
レール本体11の上端部には、レール5の延長
方向両側縁部から互いに対向する方向に突出する
抜け止め突起17を有する嵌合凹部19がレール
5の延長方向に形成されている。一方、架線支持
体15の上部側には架線13が敷設された側に水
平方向に突出する突出部21が形成され、この突
出部21の下面には前記レール本体側の抜け止め
突起17が嵌合する頸部23と嵌合凹部19が嵌
合する嵌合凸部25とが形成されている。この嵌
合凸部25及び前記嵌合凹部19により、嵌合部
を構成している。また、レール本体11の嵌合凹
部19の幅方向中央部位には係合孔27が形成さ
れる一方、架線支持体15の嵌合凸部25下面に
は係合孔27に係合する係合突起29が形成さ
れ、この両者の係合によりレール本体11と架線
支持体15とが互いに嵌合した後の抜け止め及び
位置決めとなり、これら両者で位置決め部を構成
している。
レール本体11は上部にランナ支持部31が形
成され、ランナ33はランナ支持部31の摺動面
35に屈曲部37が接触して摺動支持される。レ
ール本体11のランナ支持部31下方にはランナ
33側に開口する磁石支持部39が形成され、磁
石支持部39にはその底部41側に磁気回路の一
部を構成するヨーク42を配して永久磁石9が設
けられる。
ランナ33は、主体部45と頭部47とから主
に成り、主体部45にはレール5の延長方向に対
応するよう一対の偏平なコイル49,51がレー
ル5の永久磁石9に対向して配設されている。更
に、ランナ33の永久磁石9と反対側には、コイ
ル49,51に接続される集電ブラシ53が取付
けられている。また、第3図に示すように、ラン
ナ33の下部両端にはカーテン取付部54が設け
られている。
架線支持体15のランナ33を境にして永久磁
石9と反対側には、レール5の延長方向に延長さ
れた互いに平行な一対の架線13が敷設されてい
る。そして、この架線13に前記ランナ33側の
集電ブラシ53が摺接する。
このようなリニアモータのレール構造におい
て、一対の架線13の敷設は、レール本体11と
架線支持体15との相互の組付け前に行う。組付
け前の架線支持体15は、架線支持部前方が開放
されているので、作業空間が広くとれ敷設作業が
極めて容易となる。また、レール本体11と架線
支持体15とは単に嵌合部にて嵌合するだけで、
係合孔27に係合突起29が入り込み位置決めさ
れるので、レール本体11に支持されるランナ3
3の集電ブラシ53と、架線支持体15の架線1
3との相互の適正な位置決めも容易となる。
第6図に示すようにランナ33にはヨーク43
が設けられ、ヨーク43は、コイル49の直線部
49aおよびコイル51の直線部51aに沿つた
端片部43a,43bとコイル49の直線部49
bおよびコイル51の直線部51bに沿つた中間
突出部43cと、それらの接続部43d,43e
とにより略E形をしており、前記ヨーク42と永
久磁石9の磁束が通る磁気回路を構成する。
コイル49の中央部に第1のホール素子55
が、コイル51の中央部に第2のホール素子57
が配置されている。第1のホール素子55,第2
のホール素子57は周知のように、それに作用す
る磁束の方向により極性を反転する性質を有して
いる。
第8図に示すように、コイル49,51および
第1のホール素子55,第2のホール素子57を
含んでドライブ回路59が形成されており、ドラ
イブ回路59はランナ33の主体部45に一体モ
ールドされ、あるいはハウジングに内装された状
態で主体部45に装着されている。
ドライブ回路59は電源端子61,63とダイ
オード65より成る電流振り分け部67と、前記
第1のホール素子55,第2のホール素子57
と、イクスクルーシブノアゲート69と、駆動用
IC71とを備えて構成され、駆動用IC71に前
記コイル49,51が接続されている。上記電源
端子61,63はランナ33の架線支持体15側
に取付けられた一対の平行配置された架線13に
摺接する集電ブラシ53に接続され、架線13か
ら集電ブラシ53を介してコイル49,51に給
電される電流は、上記ドライブ回路59により極
性が反転される。
次にリニアモータの動作について説明する。
ドライブ回路59の電源端子61,63に電流
を流すと、ランナ33の位置により、第1のホー
ル素子55および第2のホール素子57は、その
ときの永久磁石9の磁極との位置関係による極性
に従つて極性を反転して出力する。
コイル49,51に電流が流れると、コイル4
9,51の直線部49a,49b,51a,51
bに流れる電流と永久磁石9の磁束との相互作用
によりフレミングの左手の法則に従いコイル4
9,51を移動させる力が発生し、それによりラ
ンナ33が対象物たるカーテン3を開閉するよう
直線駆動される。
例えばこの動作時において、第2のホール素子
57がそのときの永久磁石9の磁極との位置関係
による極性に従つてコイル51に通電するよう動
作すると、第1のホール素子55は永久磁石9の
間の磁束のない位置にきているので、出力信号は
出さずコイル49には電流は流れない。以下ラン
ナ33の移動に従い上記状態が交互に繰り返され
る。
ランナ33が略永久磁石9の半ピツチ移動して
コイル49,51と永久磁石9,9との相互位置
関係が変化すると、その変化に応じて今度は第1
のホール素子55が永久磁石9の磁束を検出して
コイル49に電流を流し、コイル49の直線部4
9a,49bに流れる電流と永久磁石9の磁束と
の相互作用によりランナ33を前後いずれかの同
一方向に移動させる。更にランナ33が移動する
と、コイル49,51に流れる電流の向きが逆に
なつて、常にランナ33を同一方向に移動させる
ように制御している。
すなわち、ランナ33の位置により状況が異な
つてくるが、例えば、永久磁石9のN極の磁束は
ヨーク43の中間突出部43cに集まり、この磁
束が磁路となる接続部43d,43eを通つて端
片部43a,43bに分かれ、永久磁石9のS極
を通つてヨーク42を通り、磁気回路が閉じる。
そのとき、空気間隙を通る際、永久磁石9の表
面よりヨーク43の端片部43a,43bの表面
積が小さいので、磁路が狭くなり、駆動力を発生
させる部分の磁束密度が高くなつて、コイル4
9,51の磁気作用により大きな駆動力を発生す
る。
ランナ33の移動に従いコイル49,51と永
久磁石9,9との相互位置関係が変化しても、そ
の変化による永久磁石9の磁束の反転に応じて第
1のホール素子55および第2のホール素子57
の出力によりコイル49,51への通電が制御さ
れ、同一方向への駆動力が発生し続ける。
通電を止めればその位置でカーテン3は停止
し、通電を逆にすればランナ33はカーテン3を
閉じる方向に直線駆動される。
ドライブ回路59は前記ランナ33に同一方向
への駆動力を発生し続けるよう動作する。
なお、上記実施例では、車輌用カーテンのこの
考案を適用したが、これに限ることはなく、直線
的に移動する様々なものに適用できる。
[考案の効果] 以上のようにこの考案によれば、架線はレール
本体とは別体の架線支持体に敷設するようにし、
この敷設は架線支持体のレール本体への組付け前
に、架線支持部前方が開放された状態でできるの
で、敷設作業空間が広くとれ作業は容易なものと
なる。また、レール本体と架線支持体とは嵌合部
にて嵌合するだけで、嵌合部に設けた位置決め部
にて位置決めされるので、レール本体に支持され
るランナの集電ブラシと、架線支持体の架線との
相互の適正な位置決めも容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図はこの考案の第1の実施例に
係り、第1図は第3図の拡大された−断面
図、第2図はレールの分解斜視図、第3図はリニ
アモータの正面図、第4図は架線の配列を示す説
明図、第5図はこの考案を実施したカーテンが取
付けられたワンボツクス車の斜視図、第6図はラ
ンナの背面図、第7図は第3図の−断面図、
第8図は回路図である。 5……レール、9……永久磁石、11……レー
ル本体、13……架線、15……架線支持体、1
9……嵌合凹部(嵌合部)、25……嵌合凸部
(嵌合部)、27……係合孔(位置決め部)、29
……係合突起(位置決め部)、33……ランナ、
49,51……コイル、53……集電ブラシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の側面にコイルを、他方の側面にコイルに
    接続される集電ブラシをそれぞれ備えたランナを
    スライド自在に支持するレールを、前記集電ブラ
    シと接触し合う給電用の架線を長手方向に沿つて
    設けた架線支持体と、前記コイルに対向して永久
    磁石が長手方向に沿つて配置されるレール本体と
    に別体に形成し、前記架線支持体とレール本体と
    を上部に設けた嵌合部にて嵌合して一体に組付け
    るとともに、この嵌合部に架線支持体及びレール
    本体相互の位置決め部を設けたことを特徴とする
    可動コイル型リニアモータのレール構造。
JP1987097459U 1987-06-26 1987-06-26 Expired JPH0445430Y2 (ja)

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JP1987097459U JPH0445430Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26

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JPS646782U JPS646782U (ja) 1989-01-13
JPH0445430Y2 true JPH0445430Y2 (ja) 1992-10-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117685U (ja) * 1984-01-16 1985-08-08 トヨタ車体株式会社 可動コイル型リニヤモ−タ

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JPS646782U (ja) 1989-01-13

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