JPH0445337Y2 - - Google Patents

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JPH0445337Y2
JPH0445337Y2 JP16248586U JP16248586U JPH0445337Y2 JP H0445337 Y2 JPH0445337 Y2 JP H0445337Y2 JP 16248586 U JP16248586 U JP 16248586U JP 16248586 U JP16248586 U JP 16248586U JP H0445337 Y2 JPH0445337 Y2 JP H0445337Y2
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video signal
circuit
signal
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resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、液晶テレビ受像機等に用いられる
A/D変換回路における映像信号のレベルコント
ロール回路に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、液晶テレビ受像機では、映像検波回路よ
り出力される映像信号をA/D変換回路によりデ
ジタル信号に変換し、このデジタル信号により階
調信号を作成して液晶表示パネルを表示駆動する
ようにしている。
しかして、上記A/D変換回路において、A/
D変換を行なう上での基準レベルを設定する場
合、従来では第4図に示すような回路で行なつて
いる。すなわち、映像増幅回路(図示せず)から
送られてくる映像信号は、積分回路1を介して
OPアンブ2の+端子に入力される。このOPアン
プ2は、ボルテージフオロアのバツフアとして用
いられるもので、その出力は自己の−端子に入力
されると共に抵抗3を介してOPアンプ4の−端
子へ入力される。このOPアンプ4の+端子には
1/2Vccの直流電圧が与えられている。そして、
上記OPアンプ4の出力は、抵抗5を介して自己
の−端子へ入力される。上記OPアンプ4は、直
流反転アンプとして用いられるもので、その出力
は抵抗6を介してOPアンプ7の−端子へ入力さ
れると共に、抵抗8を介してOPアンプ9の−端
子へ入力される。また、上記OPアンプ7,9の
+端子には、1/2Vccの電圧が与えられる。さら
に、Vccの電圧を抵抗10、可変抵抗11、抵抗
12の直列回路により分圧しており、抵抗10と
可変抵抗11との間の分圧電圧がOPアンプ9の
−端子へ供給され、可変抵抗11と抵抗12との
間の分圧電圧がOPアンプ7の−端子に供給され
る。また、OPアンプ7,9の出力は、それぞれ
抵抗13,14を介して自己の−端子に入力され
る。そして、OPアンプ7の出力が上限基準電圧
VHとして、OPアンプ9の出力が下限基準電圧VL
として取出される。そして、この基準電圧VH
VLを基にしてA/D変換動作が行なわれる。
しかし、上記基準電圧VH,VLは、同期信号部
を含めた映像信号全体の平均値で出力されること
になり、映像信号だけの平均値で出力されるもの
ではない。また、基準電圧VH,VLは、平均値の
変化に追従し、平均値を中心にして同じ方向に動
くので、A/D変換動作が常に映像信号の平均値
付近で行なわれる。この結果、コントラスト的に
も一定となり、変化の激しい画面に対しては、よ
り自然なコントラストを得ることができない。
[考案の目的] 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、上
限基準電圧VH及び下限基準電圧VLをそれぞれ映
像信号の変化に応じて独立して変化させることが
でき、より自然に近いコントラストを得ることが
できる映像信号のレベルコントロール回路を提供
することを目的とする。
[考案の要点] 本考案は、同期信号部を除去した映像信号の平
均値と、この平均値より高い信号電圧とでピーク
ホールドを行なって上限基準電圧VHを発生させ、
また、同期信号部を除去した映像信号の平均値
と、この平均値より低いペデスタルレベルと信号
電圧とでピークホールドを行なつて下限基準電圧
VLを発生させ、上限基準電圧VHと下限基準電圧
VLがそれぞれ独立して変化するようにしたもの
である。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。まず、第1図のブロツク図により全体の概
略構成について説明する。第1図において21は
ぺデスタルクランプ回路で、映像増幅回路(図示
せず)から映像信号が入力されると共に制御部
(図示せず)からクランプパルスが入力される。
上記ぺデスタルクランプ回路21は、映像増幅回
路から送られてくる映像信号のぺデスタルレベル
を揃え、ぺデスタルレベル検出部22及び同期除
去回路23へ出力する。上記ペデスタルレベル検
出部22は、ぺデスタルクランプ回路21から入
力される映像信号のぺデスタルレベルを検出し、
そのレベル信号を同期部除去回路23に出力す
る。この同期部除去回路23は、ぺデスタルの揃
つた映像信号をぺデスタルレベル検出部22から
与えられるぺデスタルレベル信号でクランプし、
同期信号部を除去する。そして、この同期部除去
回路23で同期信号部の除去された映像信号は、
上側ピークホールド回路24、積分回路25、下
側ピークホールド回路26へ送られる。上記積分
回路25は、映像信号の平均値を求め、上側ピー
クホールド回路24及び下側ピークホールド回路
26へ出力すると共に、映像信号バイアス回路2
7へ出力する。この映像信号バイアス回路27
は、ぺデスタルクランプ回路21から出力される
映像信号を積分回路25の出力信号でバイアス
し、A/D変換部(図示せず)へ出力する。一
方、上記上側ピークホールド回路24は、同期信
号部の除去された映像信号と、積分回路25から
与えられる映像信号の平均値により上限基準電圧
VHを作成し、A/D変換部へ出力する。また、
上記下側ピークホールド回路26は、同期信号部
の除去された映像信号と、積分回路から与えられ
る映像信号の平均値により下限基準電圧VLを作
成し、A/D変換部へ出力する。
次に第2図により上記実施例の具体的な回路構
成について説明する。ぺデスタルクランプ回路2
1及びぺデスタルレベル検出部22は、例えば
NPN型のトランジスタTr1,Tr2を主体として
構成される。トランジスタTr1は、ぺデスタル
クランプ回路21を構成しており、映像増幅回路
から送られてくる映像信号が入力端子Aよりコン
デンサC1を介してベースに入力される。また、
このトランジスタTr1のベースは、抵抗R1を
介してVccの電源ライン31に接続されると共
に、抵抗R2を介して接地ライン32に接続され
る。更に、トランジスタTr1は、コレクタが電
源ライン31に接続され、エミツタが抵抗R3を
介して接地される。そして、トランジスタTr1
のエミツタに生じる信号がぺデスタルクランプ回
路21の出力信号CとしてコンデンサC3を介し
て取出され、トランジスタTr2のコレクタに入
力されると共に同期部除去回路23へ送られる。
上記トランジスタTr2は、ぺデスタルクランプ
回路21及びぺデスタルレベル検出部22の両方
を兼ねており、コレクタが抵抗R4を介して電源
ライン31に接続され、また、ベースに制御部
(図示せず)から送られてくるクランプパルスが
入力端子Bより抵抗R0及びコンデンサC2を介
して入力される。更にトランジスタTr2は、エ
ミツタがコンデンサC4及び抵抗R5の並列回路
を介して接地される。
上記同期部除去回路23は、ダイオードD1及
び抵抗R6からなり、ダイオードD1のアノード
側にぺデスタルクランプ回路21の出力信号Cが
入力され、カソード側は抵抗 6を介してトランジスタTr2のエミツタに接続
される。そして、上記ダイオードD1のカソード
出力Dが同期部除去回路23の出力となり、コン
デンサC6を介してNPN型トランジスタTr3の
ベースに入力される。
上記トランジスタTr3は、インピーダンス変
換回路を構成するもので、ベースが抵抗R7を介
して電源ライン31に接続されると共に抵抗R8
を介して接地ライン32に接続される。また、ト
ランジスタTr3は、コレクタが電源ライン31
に接続されると共に、エミツタが抵抗R10を介
して接地ライン32に接続される。そして、トラ
ンジスタTr3のエミツタから取出される信号E
が上側ピークホールド回路24、積分回路25、
下側ピークホールド回路26へ送られる。
積分回路25は、抵抗R9及びコンデンサC7
からなり、抵抗R9の一端がトランジスタTr3
のエミツタに接続され、他端がコンデンサC7を
介して接地ライン32に接続される。そして、抵
抗R9とコンデンサC7の接続点から出力される
信号が積分回路25の出力Fとなり、映像信号バ
イアス回路27へ送られる。
また、上側ピークホールド回路24は、ダイオ
ードD2、抵抗R11、コンデンサ8からなり、
ダイオードD2のアノード側がトランジスタTr
3のエミツタに接続され、カソード側が抵抗R1
1及びコンデンサC8の並列回路を介して積分回
路25の出力端に接続される。そして、上記ダイ
オードD2のカソード出力Gが上限基準電圧VH
としてA/D変換部へ送られる。
下側ピークホールド回路26は、ダイオードD
3、抵抗R12、コンデンサ9からなり、ダイオ
ードD2のカソード側がトランジスタTr3のエ
ミツタに接続され、アノード側が抵抗R12及び
コンデンサC9の並列回路を介して積分回路25
の出力端に接続される。そして、上記ダイオード
D3のアノード側出力Iが下限基準電圧VLとし
てA/D変換部へ送られる。
しかして、上記積分回路25から出力される信
号AFが映像信号バイアス回路27へ送られる。
この映像信号バイアス回路27は、抵抗R13及
びコンデンサC5からなり、抵抗R13の一端が
積分回路25の出力端に接続され、他端がコンデ
ンサC5を介してぺデスタルクランプ回路21の
出力端Cに接続される。そして、抵抗R13とコ
ンデンサC5との接続点から取出される映像信号
HがA/D変換部へ送られる。
次に上記実施例の動作を第3図にタイミングチ
ヤートを参照して説明する。第3図に示すように
ぺデスタルクランプ回路21の入力端子Aにぺデ
スタルレベルの不揃いの映像信号が入力される
と、この映像信号はトランジスタTr1により増
幅されてぺデスタルクランプ回路21の出力信号
Cとなる。このとき入力端子Bに、映像信号のぺ
デスタルレベル入力タンミングに一致させてクラ
ンプパルスが与えられ、このクランプパルスに同
期してトランジスタTr2がオン動作し、上記出
力信号Cのレベルをぺデスタルレベルにクランプ
する。この結果、ぺデスタルクランプ回路21か
らは、ぺデスタルレベルの揃つた映像信号Cが取
出され、次段の同期部除去回路23へ送られる。
また、上記トランジスタTr2がオンした際、そ
のエミツタ電流によりコンデンサC4がぺデスタ
ルレベルに充電される。そして、コンデンサC4
に充電されたぺデスタルレベルの電圧が同期部除
去回路23にバイアスを与える。
上記のように同期部除去回路23は、トランジ
スタTr2のエミツタからぺデスタルレベルの電
圧が抵抗R6を介して与えられるので、ぺデスタ
ルクランプ回路21から送られてくる映像信号を
ぺデスタルレベルでクランプし、出力端より第3
図に示すように同期部を除去した映像信号Dを出
力する。この同期部除去回路23から出力される
映像信号DはトランジスタTr3により構成され
るインピーダンス変換回路を介して上側ピークホ
ールド、回路24、積分回路25、下側ピークホ
ールド回路26へ送られる。
積分回路25は、トランジスタTr3を介して
送られてくる映像信号Dを積分してその平均値F
を求め、映像信号バイアス回路27へ出力すると
共に、上側ピークホールド回路24及び下側ピー
クホールド回路26へ与える。上記映像信号バイ
アス回路27は、ぺデスタルクランプ回路21か
らコンデンサC5を介して送られている映像信号
Cと積分回路25から出力される平均値Fを重畳
し、ぺデスタルクランプされた映像信号Cを平均
値Fでバイアスした映像信号Hを作成し、A/D
変換部へ出力する。
一方、上記上側ピークホールド回路24は、ト
ランジスタTr3のエミツタより与えられる映像
信号Eに対し、積分回路25から出力される映像
信号の平均値Fより高い信号部分をクリツプして
取出し、コンデンサC8によりホールドする。こ
のコンデンサC8にホールドされた電圧Gが上限
基準電圧VHとしてA/D変換部へ送られる。ま
た、下側ピークホールド回路26は、トランジス
タTr3のエミツタより与えられる映像信号Eに
対し、積分回路25から出力される映像信号の平
均値Fより低い信号部分からクリツプして取出
し、コンデンサC9によりホールドする。このコ
ンデンサC9にホールドされた電圧Hが下限基準
電圧VLとしてA/D変換部へ送られる。
以上のようにして、白レベルから黒レベルまで
の広範囲に亘る映像信号の変化に対応して上限基
準電圧VH及び下限基準電圧VLを得ることができ
る。そして、上限基準電圧VH,VLを用いて映像
信号に対するA/D変換を行なうことにより、高
画質なコントラストのよい画面が得られる。
なお、映像増幅回路から送られてくる映像信号
のぺデスタルレベルが揃つている場合には、ぺデ
スタルクランプ回路21及びぺデスタルレベル検
出部22は不要で、同期部除去回路23に対し、
ダイオードD1のアノード側に直接映像信号を入
力し、カソード側に抵抗R6を介してぺデスタル
レベルの電圧を入力することにより、上記実施例
と同様の作用効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、同期信号
部を除去した映像信号の平均値と、この平均値よ
り高い信号電圧とでピークホールドを行なつて上
限基準電圧VHを発生させ、また、同期信号部を
除去した映像信号の平均値と、この平均値より低
いぺデスタルレベルと信号電圧とでピークホール
ドを行なつて下限基準電圧VLを発生させるよう
にしたので、上限基準電圧VHと下限基準電圧VL
を映像信号の変化に応じてそれぞれ独立して変化
させることができ、変化の激しい画面に対して
も、より自然に近いコントラストが得られるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は全体の概略構成を示すブロツク
図、第2図は第1図の具体的な構成を示す回路
図、第3図は動作を説明するためのタイミングチ
ヤート、第4図は従来における映像信号のレベル
コントロール回路の構成を示す図である。 21……ぺデスタルクランプ回路、22……ぺ
デスタルレベル検出部、23……同期部除去回
路、24……上側ピークホールド回路、25……
積分回路、26……下側ピークホールド回路、2
7……映像信号バイアス回路、31……電源ライ
ン、32……接地ライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上限基準電圧及び下限基準電圧により映像信号
    のA/D変換レベルをコントロールする映像信号
    のレベルコントロール回路において、映像信号中
    に含まれる同期信号部を除去する手段と、この手
    段により同期信号部を除去した映像信号の平均値
    を得る手段と、上記同期信号部を除去した映像信
    号の平均値とこの平均値より高いレベルの映像信
    号電圧とでピークホールドを行なつて上限基準電
    圧を発生させる手段と、同期信号部を除去した映
    像信号の平均値とこの平均値より低いレベルの映
    像信号電圧とでピークホールドを行なつて下限基
    準電圧を発生させる手段とを具備し、上記上限基
    準電圧と下限基準電圧がそれぞれ独立して変化す
    るようにしたことを特徴とする映像信号のレベル
    コントロール回路。
JP16248586U 1986-10-23 1986-10-23 Expired JPH0445337Y2 (ja)

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