JPH08191405A - クランプパルス発生回路 - Google Patents

クランプパルス発生回路

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JPH08191405A
JPH08191405A JP7003029A JP302995A JPH08191405A JP H08191405 A JPH08191405 A JP H08191405A JP 7003029 A JP7003029 A JP 7003029A JP 302995 A JP302995 A JP 302995A JP H08191405 A JPH08191405 A JP H08191405A
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JP
Japan
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pulse
input
sync
clamp
circuit
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JP7003029A
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Seiichi Nishiyama
清一 西山
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部同期パルスに基づいてクランプパルスを
発生する際に、所望のパルス幅のクランプパルスの発生
が可能なクランプパルス発生回路を提供する。 【構成】 外部から制御信号が入力される制御入力端子
18を有するとともに、外部同期パルスの入力の有無を
判別する同期判別回路7と、同期分離回路5,13から
出力される水平同期パルスの前側エッジ及び後側エッジ
に基づいてクランプパルスを発生するパルス発生回路1
4とを備え、この同期判別回路7の判別結果に応じて外
部同期パルスの入力有りのときは前側エッジに基づくク
ランプパルスを、入力無しのときは後側エッジに基づく
クランプパルスを選択スイッチ16によって選択して出
力する一方、制御入力端子18から“L”レベルの制御
信号が入力されたときは同期判別の判別結果に拘らず強
制的に後側エッジに基づくクランプパルスを選択して出
力する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランプパルス発生回
路に関し、特に映像信号における輝度信号のペデスタル
レベルを一定レベルに揃える際に用いられるクランプパ
ルスの発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号の処理回路において、コンデン
サ結合の増幅回路では直流分が失われることによってカ
ラー画像の色が忠実に再現できないことになるので、こ
のコンデンサ結合によって失われた直流分を再生するた
めに、輝度信号のペデスタルレベルをクランプパルスに
よってクランプし、これを一定レベルに揃えるペデスタ
ルクランプが行われる。このペデスタルクランプに用い
られるクランプパルスの発生回路としては、従来、水平
同期パルスに基づいて当該パルスよりも僅かに遅れたタ
イミングで発生する構成のものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成のクランプ
パルス発生回路を用いたペデスタルクランプ回路では、
クランプパルスが水平同期パルスよりもタイミング的に
遅れて発生されることから、図6に示す映像信号の水平
帰線消去期間におけるバックポーチでペデスタルレベル
のクランプが行われていた。しかしながら、コンピュー
タディスプレイ等においては、高解像度化に伴って水平
周波数が高くなる傾向にあり、水平周波数が高くなるに
つれてバックポーチ部分の間隔が狭くなるため、必然的
にクランプパルスのパルス幅を狭くせざるを得ないのが
実情である。
【0004】クランプパルスのパルス幅を狭く設定した
場合には、クランプパルス発生回路において、そのクラ
ンプパルスの波形をなまらせないように出力段の出力イ
ンピーダンスを低くしなければならないため、消費電流
が増大するという問題が発生する。一方、クランプパル
スの波形がなまったままペデスタルクランプ回路に入力
された場合には、正確なペデスタルレベルをホールドで
きない事態が発生したり、最悪の場合にはペデスタルク
ランプができない事態が発生するという問題があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、外部同期パルスに基
づいてクランプパルスを発生する際には、所望のパルス
幅のクランプパルスを発生することが可能なクランプパ
ルス発生回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるクランプパ
ルス発生回路は、外部同期パルスが入力される同期入力
端子と、同期パルスを含む映像信号が入力される映像入
力端子と、外部から制御信号が入力される制御入力端子
と、外部同期パルスの入力の有無を判別する同期判別手
段と、この同期判別手段の判別結果が入力有りのときは
外部同期パルスの前側エッジに基づいてクランプパルス
を生成し、入力無しのときは上記映像信号中の同期パル
スの後側エッジに基づいてクランプパルスを生成すると
ともに、上記制御信号が入力されたときには同期判別手
段の判別結果に拘らず同期パルスの後側エッジに基づい
てクランプパルスを生成するパルス生成手段と、このパ
ルス生成手段で生成されたクランプパルスを外部に出力
するクランプパルス出力端子とを備えた構成となってい
る。
【0007】
【作用】上記構成のクランプパルス発生回路において、
同期入力端子に外部同期パルスが入力されると、そのこ
とが同期判別手段によって判別される。この外部同期パ
ルスの入力有りの判別結果により、パルス生成手段は、
外部同期パルスの前側エッジに基づいてクランプパルス
を生成する。一方、映像入力端子に同期信号を含む映像
信号が入力されるときは、同期入力端子に外部同期パル
スが入力されないため、そのことが同期判別手段によっ
て判別される。その判別結果により、パルス生成手段
は、映像信号中の同期パルスの後側エッジに基づいてク
ランプパルスを生成する。特殊な場合として、外部同期
パルスと同期信号を含む映像信号とが共に入力される場
合がある。このような場合には、外部から制御信号を入
力することで、パルス生成手段は、外部同期パルスの入
力の有無に関係なく、同期パルスの後側エッジに基づい
てクランプパルスを生成する。
【0008】
【実施例】以下、例えばコンピュータディスプレイに適
用した本発明の実施例につき、図面を参照しつつ詳細に
説明する。なお、コンピュータディスプレイには、外部
接続端子としてR(赤),G(緑),B(青)の各チャ
ンネルが設けられており、同期パルスの入力のパターン
として、 モード 外部水平同期パルスと同期信号を含むグリー
ン映像信号 モード 外部複合同期パルスと同期信号を含むグリー
ン映像信号 モード 外部水平同期パルス モード 外部複合同期パルス モード 同期信号を含むグリーン映像信号 の5通りがある。ここで、同期信号を含むグリーン映像
信号とは、Gチャンネルにのみ同期信号を含んで入力さ
れる映像信号のことを言うものとする。
【0009】図1は、本発明によるクランプパルス発生
回路の一実施例を示すブロック図である。図1におい
て、同期入力端子1には外部同期パルスとして外部水平
同期パルスH又は水平同期パルス及び垂直同期パルスを
含む外部複合同期パルスCSがAC結合用コンデンサ2
を介して入力される。また、映像入力端子3には水平同
期パルスや垂直同期パルス等の同期パルスを含む複合映
像信号がAC結合用コンデンサ4を介して入力される。
この複合映像信号としては、上述した同期信号を含むグ
リーン映像信号が入力される。同期入力端子1に入力さ
れた外部水平同期パルスH又は外部複合同期パルスCS
は、同期分離回路5に供給される。同期分離回路5は、
所定のスライスレベルを有することによって同期分離を
行う。この同期分離回路5で分離された水平同期パルス
は、極性判別回路6を介して同期判別回路7に供給され
るとともに、切換えスイッチ8の一方の入力となる。
【0010】極性判別回路6には、外部接続端子9を介
してグランドとの間にコンデンサ10が接続されてい
る。この極性判別回路6は、水平同期パルスの極性が正
極性であるか負極性であるかを判別し、負極性のパルス
については正極性のパルスとして出力する。同期判別回
路7には、外部接続端子11を介してグランドとの間に
コンデンサ12が接続されている。この同期判別回路7
は、コンデンサ12によってピークホールド回路を構成
することにより、外部同期パルスの入力の有無を判別
し、外部同期パルスの入力有りの場合には“H”レベ
ル、入力無しの場合には“L”レベルの判別結果を出力
する。この判別出力は、切換えスイッチ8の切換え制御
信号となる。
【0011】一方、映像入力端子3に入力された同期信
号を含むグリーン映像信号は、同期分離回路13に供給
される。同期分離回路13は、所定のスライスレベルを
有することによって同期分離を行う。この同期分離回路
13で分離された水平同期パルスは、切換えスイッチ8
の他方の入力となる。切換えスイッチ8は、同期判別回
路7からの判別出力によって切換え制御され、同期判別
回路7が“外部同期パルスの入力有り”と判別したとき
には同期分離回路5から出力される水平同期パルスを、
“外部同期パルスの入力無し”と判別したときには同期
分離回路13から出力される水平同期パルスをそれぞれ
選択し、パルス発生回路14及びHD発生回路15に供
給する。
【0012】パルス発生回路14は、水平同期パルスが
入力されると、その前側エッジに基づく所定のパルス幅
のクランプパルスと、後側エッジに基づく所定のパルス
幅のクランプパルスを発生するものであり、その具体的
な回路構成については後述する。この2つのクランプパ
ルスは、切換えスイッチ16の2入力となる。切換えス
イッチ16は、抵抗Rを介して供給される同期判別回路
7の判別出力に応じていずれか一方のクランプパルスを
選択し、また例えば外部スイッチ17がオンすることに
よって“L”レベルの制御信号が制御入力端子18を介
して入力されたときは、同期判別回路7の判別出力に拘
らず強制的に後側エッジに基づくクランプパルスを選択
する。この選択されたクランプパルスは、バッファ19
を経てCLP出力端子20から外部に導出される。一
方、HD発生回路15は、入力される水平同期パルスに
基づいてHDパルスを発生する。このHDパルスは、H
D出力端子21から外部に導出される。
【0013】次に、上記構成の回路動作について、図2
の波形図を参照しつつ説明する。先ず、同期入力とし
て、同期入力端子1に外部水平同期パルスH又は外部複
合同期パルスCSが入力されるモードの場合について説
明する。このモードは、コンピュータディスプレイにお
いて、先述した同期入力のモード,に相当する。こ
のモード,の場合には、同期判別回路7によって
“外部同期パルスの入力有り”と判別され、“H”レベ
ルの判別出力が切換えスイッチ8に供給される。これに
より、切換えスイッチ8は同期分離回路5から出力され
る水平同期パルスを選択してパルス発生回路14に供給
する。
【0014】すると、パルス発生回路14は、入力され
る水平同期パルス(a)の前側エッジ(立上がりエッ
ジ)に基づいてパルス幅t1のクランプパルス(b)を
発生するとともに、その後側エッジ(立下がりエッジ)
に基づいてパルス幅t2のクランプパルス(c)を発生
する。一方、通常、外部スイッチ17がオフしているた
め、制御入力端子18はオープン状態にある。したがっ
て、“外部同期パルスの入力有り”の場合は、同期判別
回路7による“H”レベルの判別出力が抵抗Rを介して
切換えスイッチ16に供給される。これにより、切換え
スイッチ16は前側エッジに基づくパルス幅t1のクラ
ンプパルス(b)を選択し、バッファ19及びCLP出
力端子20を介して外部に出力する。
【0015】このモード,の場合のように、外部同
期パルスの入力の際には、水平同期パルス(a)の前側
エッジに基づいてクランプパルス(b)を発生すること
により、このクランプパルス(b)でカラー映像信号の
ペデスタルレベルをクランプする際に、クランプパルス
(b)の発生タイミングから映像区間までには十分に余
裕があるために、クランプパルス(b)のパルス幅t1
を十分に広く設定できることになる。このように、クラ
ンプパルス(b)のパルス幅t1を広く設定すること
で、ペデスタルクランプの際に正確なペデスタルレベル
をホールドできることになる。
【0016】次に、同期入力として映像入力端子3に同
期パルスを含むグリーン映像信号が入力されるモード
の場合について説明する。このモードの場合には、同
期入力端子1には外部同期パルスが入力されないことか
ら、同期判別回路7によって“外部同期パルスの入力無
し”と判別され、“L”レベルの判別出力が切換えスイ
ッチ8に供給される。これにより、切換えスイッチ8は
同期分離回路13から出力される水平同期パルスを選択
してパルス発生回路14に供給する。すると、パルス発
生回路14は、モード,の場合と同様に、水平同期
パルス(a)の前側、後側エッジに基づいてクランプパ
ルス(b),(c)を発生する。
【0017】このとき、同期判別回路7の判別出力が
“L”レベルであることから、切換えスイッチ16は後
側エッジに基づくパルス幅t2のクランプパルス(c)
を選択し、バッファ19及びCLP出力端子20を介し
て外部に出力する。このクランプパルス(c)は、図3
に示すように、映像信号のバックポーチ部分において発
生されることになる。ここで、このバックポーチ部分の
区間が狭いことから、図に破線で示すようにクランプパ
ルス(c)のパルス幅t2を広く設定し過ぎると(t
2′)、ペデスタルクランプのときに映像信号部分のレ
ベルをもホールドしてしまうことになるため、クランプ
パルス(c)のパルス幅t2は制限されることになる。
【0018】上述したモード,,が一般的なモー
ドであるのに対し、特殊なモードとして、外部同期パル
スと同期信号を含むグリーン映像信号とが共に入力され
るモード,がある。この特殊モード,の場合
は、同期入力端子1に外部水平同期パルスH又は外部複
合同期パルスCSが入力されることから、同期判別回路
7によって“外部同期パルスの入力有り”と判別され、
“H”レベルの判別出力が切換えスイッチ8に供給され
る。これにより、切換えスイッチ8は同期分離回路5か
ら出力される水平同期パルスを選択してパルス発生回路
14に供給する。これはモード,の場合と同じであ
り、パルス発生回路14からは水平同期パルス(a)の
前側、後側の両エッジに基づくクランプパルス(b),
(c)が発生される。
【0019】ここで、この特殊モード,のときに、
モード,の場合と同様に、水平同期パルス(a)の
前側エッジに基づくクランプパルス(b)を選択した場
合を考える。特殊モード,の場合には、コンピュー
タディスプレイにおいて、映像信号のGチャンネルだけ
には同期信号を含むグリーン映像信号が入力されるた
め、水平同期パルス(a)の前側エッジで発生されたク
ランプパルス(b)を用いると、水平同期パルスの区間
でペデスタルクランプが行われる。すると、R,G,B
のうちGチャンネルだけ異常に輝度が高くなり、映像が
グリーンの強いものとなってしまう。
【0020】したがって、この特殊モード,を設定
する場合には、ユーザが外部スイッチ17をオンし、制
御入力端子18に“L”レベルの制御信号を与えること
になる。この“L”レベルの制御信号が入力されること
により、同期判別回路7の判別出力がいずれの判別結果
の基づく場合であっても、切換えスイッチ16は水平同
期パルス(a)の後側エッジに基づくクランプパルス
(c)を選択する。すなわち、この特殊モード,の
場合には、外部同期パルスが入力されていても、強制的
に水平同期パルス(a)の後側エッジに基づくクランプ
パルス(c)を発生することになる。これにより、同期
信号を含むグリーン映像信号の入力時に、水平同期パル
スの区間でペデスタルクランプが行われることはなく、
上述した不具合は回避できることになる。
【0021】上述したように、同期入力として外部同期
パルスのみが入力されるモード,の場合には、水平
同期パルス(a)の前側エッジに基づいてクランプパル
ス(b)を発生するように構成したことにより、その発
生タイミングから映像区間までには十分に余裕があるた
め、クランプパルス(b)のパルス幅として所望のパル
ス幅を設定できることになる。したがって、コンピュー
タディスプレイ等において、高解像度化に伴って水平周
波数が高くなり、バックポーチ部分の間隔が狭くなって
も、同期入力モードとしてモード,を採用すること
で、クランプパルス(b)のパルス幅を十分に広く設定
できるので、高解像度化に対応できることになる。
【0022】図2は、図1のパルス発生回路14の具体
的な回路構成の一例を示す回路図である。図2におい
て、エミッタが共通接続されたトランジスタQ1,Q2
及びそのエミッタ共通接続点とグランド間に接続された
電流源I1によってコンパレータ31が構成されてい
る。このコンパレータ31において、トランジスタQ1
のコレクタが抵抗R1を介して電源に、トランジスタQ
2のコレクタが直接電源にそれぞれ接続されており、ト
ランジスタQ2のベースに印加される水平同期パルス
が、トランジスタQ1のベースに印加された基準電圧V
1と比較される。トランジスタQ1のコレクタは、コン
デンサCを介してエミッタフォロワのトランジスタQ3
のベースに接続されている。抵抗R1及びコンデンサC
によって微分回路32が構成されている。トランジスタ
Q3のエミッタは、電流源I2を介して接地されてい
る。
【0023】エミッタが共通接続されたトランジスタQ
4,Q5及びそのエミッタ共通接続点とグランド間に接
続された電流源I3によって差動アンプ33が構成され
ている。この差動アンプ33において、トランジスタQ
4のベースには基準電圧V2が印加され、トランジスタ
Q5のベースにはトランジスタQ3のエミッタ出力が供
給される。トランジスタQ4のコレクタと電源との間に
はダイオード接続のトランジスタQ6が接続され、トラ
ンジスタQ5のコレクタと電源との間にはトランジスタ
Q6とベースが共通接続されたトランジスタQ7が接続
されており、このトランジスタQ6,Q7によって電流
ミラー回路34が構成されている。
【0024】エミッタが共通接続されたトランジスタQ
8,Q9とトランジスタQ10,Q11によって2つの
コンパレータ35,36が構成されており、トランジス
タQ8,Q11の各コレクタが共通の抵抗R2を介して
電源に接続され、トランジスタQ9,Q10の各コレク
タが共通の抵抗R3を介して電源に接続されるととも
に、回路出力端子37に接続されている。一方のコンパ
レータ35において、トランジスタQ8のベースにはト
ランジスタQ3のエミッタ出力が供給され、トランジス
タQ9のベースには基準電圧Ve+ΔVが印加されてい
る。他方のコンパレータ36において、トランジスタQ
10のベースにはトランジスタQ3のエミッタ出力が供
給され、トランジスタQ11のベースには基準電圧Ve
が印加されている。
【0025】トランジスタQ8,Q9のエミッタ共通接
続点にはトランジスタQ12のコレクタが、トランジス
タQ10,Q11のエミッタ共通接続点にはトランジス
タQ13のコレクタがそれぞれ接続されている。トラン
ジスタQ12,Q13は、各エミッタが共通接続され、
かつ電流源I4を介して接地されている。そして、トラ
ンジスタQ12のベースに印加される切換え制御信号の
信号レベルが、トランジスタQ13のベースに印加され
ている基準電圧V3よりも大なるときコンパレータ35
側を活性化し、小なるときコンパレータ36側を活性化
するスイッチ回路38を構成している。このスイッチ回
路38は、図1における切換えスイッチ16に相当する
ものである。したがって、図1における同期判別回路7
の判別出力又は制御入力端子18を介して入力される制
御信号が、トランジスタQ12のベースに印加される切
換え制御信号となる。
【0026】次に、上記構成のパルス発生回路14の回
路動作につき、図5の波形図を参照しつつ説明する。入
力段のコンパレータ31におけるトランジスタQ2のベ
ースに水平同期パルス(a)が印加されると、微分回路
32の作用によってトランジスタQ3のエミッタには微
分波形(b)が得られる。この微分波形(b)は、トラ
ンジスタQ4のベースに印加されている基準電圧V2を
基準レベルとする波形である。この微分波形(b)は、
コンパレータ35,36において基準電圧Ve+ΔV,
Veと比較される。
【0027】ここで、同期入力として外部同期パルスの
みが入力されるモード,の場合には、図1の同期判
別回路7から“H”レベルの判別出力が切換え制御信号
としてスイッチ回路38のトランジスタQ12のベース
に印加される。これにより、トランジスタQ12がオン
状態となるため、コンパレータ35が活性化される。こ
のコンパレータ35では、微分波形(b)と基準電圧V
e+ΔVとの比較が行われるため、トランジスタQ9の
コレクタ出力として水平同期パルス(a)の前側エッジ
に基づくクランプパルス(c)が導出される。
【0028】一方、同期入力として同期信号を含むグリ
ーン映像信号のみが入力されるモードの場合には、図
1の同期判別回路7から“L”レベルの判別出力が切換
え制御信号としてスイッチ回路38のトランジスタQ1
2のベースに印加される。これにより、トランジスタQ
13がオン状態となるため、コンパレータ36が活性化
される。このコンパレータ36では、微分波形(b)と
基準電圧Veとの比較が行われるため、トランジスタQ
10のコレクタ出力として水平同期パルス(a)の後側
エッジに基づくクランプパルス(d)が導出される。ま
た、特殊モード,の場合には、図1の外部スイッチ
17がオンされることで、“L”レベルの制御信号が切
換え制御信号としてトランジスタQ12のベースに印加
されるため、モードの場合と同様に、水平同期パルス
(a)の後側エッジに基づいてクランプパルス(d)が
発生される。
【0029】なお、上述したパルス発生回路14の回路
構成は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
すなわち、上記の例では、水平同期パルス(a)の前側
エッジに基づくクランプパルス(c)と後側エッジに基
づくクランプパルス(d)とのパルス幅を等しく設定す
る回路構成のものを示したが、先述した理由により、前
側エッジに基づくクランプパルス(c)のパルス幅を十
分に長く設定する回路構成とすることも可能である。こ
れは、図4における微分回路32の時定数を切り換える
回路構成や、基準電圧Ve+ΔVのΔVを変える回路構
成などによって実現することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部から制御信号が入力される制御入力端子を有すると
ともに、外部同期パルスの入力の有無を判別する機能を
備え、外部同期パルスの入力有りのときはこの外部同期
パルスの前側エッジに基づいてクランプパルスを発生
し、入力無しのときは映像信号中の同期パルスの後側エ
ッジに基づいてクランプパルスを発生する一方、外部か
ら制御信号が入力されたときは同期判別の判別結果に拘
らず同期パルスの後側エッジに基づいてクランプパルス
を発生する構成としたことにより、同期入力として外部
同期パルスのみが入力されるモードの場合には、クラン
プパルスの発生タイミングから映像区間までには十分に
余裕があるために、クランプパルスのパルス幅として所
望のパルス幅を設定できることになる。また、制御入力
端子を設けたことにより、外部から強制的にクランプパ
ルスの発生タイミングをコントロールできるので、同期
入力として外部同期パルスと同期信号を含むグリーン映
像信号が共に入力される特殊モードにも対応できること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の動作説明のための波形図である。
【図3】モードの動作説明のための波形図である。
【図4】パルス発生回路の具体的な回路構成の一例を示
す回路図である。
【図5】図4の動作説明のための波形図である。
【図6】グリーン映像信号の波形図である。
【符号の説明】
1 同期入力端子 3 映像入力端子 5,13 同期分離回路 7 同期判別回路 8,16 切換えスイッチ 14 パルス発生回路 18 制御入力端子 20 CLP出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部同期パルスが入力される同期入力端
    子と、 同期パルスを含む映像信号が入力される映像入力端子
    と、 外部から制御信号が入力される制御入力端子と、 前記外部同期パルスの入力の有無を判別する同期判別手
    段と、 前記同期判別手段の判別結果が入力有りのときは前記外
    部同期パルスの前側エッジに基づいてクランプパルスを
    生成し、入力無しのときは前記映像信号中の同期パルス
    の後側エッジに基づいてクランプパルスを生成するとと
    もに、前記制御信号が入力されたときは前記同期判別手
    段の判別結果に拘らず同期パルスの後側エッジに基づい
    てクランプパルスを生成するパルス生成手段と、 前記パルス生成手段で生成されたクランプパルスを外部
    に出力するクランプパルス出力端子とを備えたことを特
    徴とするクランプパルス発生回路。
JP7003029A 1995-01-12 1995-01-12 クランプパルス発生回路 Pending JPH08191405A (ja)

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WO1999030487A1 (en) * 1997-12-08 1999-06-17 Thomson Licensing S.A. Clamp pulse generator control
JP2006251795A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Au Optronics Corp タイミング信号の出力方法及びタイミングコントローラ
JP2007267148A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 New Japan Radio Co Ltd 映像回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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